JP2899186B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2899186B2
JP2899186B2 JP4261913A JP26191392A JP2899186B2 JP 2899186 B2 JP2899186 B2 JP 2899186B2 JP 4261913 A JP4261913 A JP 4261913A JP 26191392 A JP26191392 A JP 26191392A JP 2899186 B2 JP2899186 B2 JP 2899186B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording material
image
transfer
toner
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4261913A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06110339A (ja
Inventor
雅博 井上
栗林  郁夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP4261913A priority Critical patent/JP2899186B2/ja
Publication of JPH06110339A publication Critical patent/JPH06110339A/ja
Priority to US08/709,628 priority patent/US5640658A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2899186B2 publication Critical patent/JP2899186B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般には画像形成装置
に関するものであり、特に、電子写真方式或いは静電記
録方式などにより形成された像担持体上のトナー像を、
記録材支持体上に支持された記録材に転写することによ
り画像を得る画像形成装置に関するものである。斯る画
像形成装置としては、白黒、モノカラー或いはフルカラ
ーの電子写真複写機、プリンター、その他種々の記録機
器などがある。
【0002】
【従来の技術】カラー画像形成装置としては、像担持体
である感光ドラム上のトナー像を記録材支持体としての
転写ドラムに支持された記録材に転写した後、オフセッ
ト防止のために離型剤が塗布された定着手段により記録
材にトナーを定着することが知られている。
【0003】このように離型剤が塗布されている定着手
段を用いた場合、一度記録材の表面にトナーを転写し、
定着手段によって画像定着を行った後、同一の記録材の
裏面に再度トナーを転写し、定着することによって両面
画像を形成すると本発明者らの実験により、以下の不都
合が発生することがわかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、最初の画像
形成動作が終了し、一回目の記録材表面の加熱定着を行
うことによりトナー上や記録材上へ離型剤たるオイルが
付着するが、この記録材が両面コピーのために再給紙さ
れると一回目で定着を行ったトナー面(すなわちオイル
が付着した面)が転写ドラム表面側に向くことになる。
したがって、記録材が転写ドラムに巻き付くことにより
トナー上や記録材上に付着しているオイルが記録材担持
シート上に転着し、その後記録材が転写ドラムより分離
された後の該転写ドラムの回転により転写ドラム上のオ
イルが感光ドラムへ転移する。
【0005】このようにオイルが感光ドラムに転移する
と、感光ドラム上のクリーニング装置によってもオイル
を十分にクリーニングできないのでトナーをクリーニン
グすることができなくなったり、所望の潜像形成部以外
のところでオイル上にトナーが付着するため、最終的
に、それ以後のコピーにおいては余分なトナーが付着し
た汚い画像となってしまう問題点を有していた。
【0006】本発明の目的は、定着時に記録材に付着し
た離型剤が記録材支持体を介して像担持体へ転着するこ
とによる画像劣化を防止する画像形成装置を提供するこ
とである。
【0007】本発明の他の目的は記録材の両面に良好な
画像を形成できる画像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明により
達成される。本発明によれば、トナー像を担持する像担
持体と、記録材を支持する記録材支持体と、前記像担持
体上のトナー像を前記記録材支持体に支持された記録材
に転写するとき、前記記録材支持体を前記像担持体へ向
けて押圧する押圧手段と、離型剤が塗布され、記録材上
のトナー像を記録材に定着する定着手段と、を有する画
像形成装置において、前記定着手段により記録材の第1
面のトナー像を定着後、前記像担持体から前記記録材支
持体に支持された記録材の前記第1面とは反対側の第2
面にトナー像を転写可能であり、記録材の前記第2面へ
の像転写終了以後、前記押圧手段による押圧作動は解除
され、前記記録材支持体は前記像担持体から離間される
ことを特徴とするものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図6に画像形成装置として、所謂回転式現
像装置と称される現像装置を具備した多色電子写真複写
装置が図示される。
【0011】図6を参照し簡単に説明すると、多色電子
写真複写装置は、回転自在に軸支され矢印方向に回転す
る像担持体、即ち、感光ドラム3が配置され、その外周
部に画像形成手段が配置される。画像形成手段は任意の
手段とし得るが、本例では、感光ドラム3を均一に帯電
する一次帯電器4と、色分解された光像又はこれに相当
する光像を照射し、感光ドラム3上に静電潜像を形成す
る、例えばレーザービーム露光装置などから成る露光手
段8と、感光ドラム3上の静電潜像を可視画像とする回
転式現像装置1とを具備する。
【0012】回転式現像装置1は、マゼンタ色現像剤、
シアン色現像剤、イエロー色現像剤、ブラック色現像剤
の4色の現像剤を各別に収納する4個の現像器1M、1
C、1Y、1Bkと、これら4個の現像器1M、1C、
1Y、1Bkを保持し且つ回転自在に軸支された略円柱
形状の筺体とから成っている。前記回転式現像装置1
は、筺体の回転によって所望の現像器を感光ドラム3の
外周面と対向する位置に搬送し、感光ドラム上の静電潜
像の現像を行い4色分のフルカラー現像が可能に構成さ
れている。
【0013】感光ドラム3上の可視画像、即ち、トナー
像は、転写装置9に担持されて搬送される転写材Pに転
写される。本例において転写装置9は回転自在に軸支さ
れた転写ドラムとされ、該転写ドラム9は、図7をも参
照すると理解されるように、両端に配置されたシリンダ
9a、9bと、該両シリンダ9a、9bを連結する連結
部9cとを有し、シリンダ9a、9bの外周面開口域に
は、記録材を保持する記録材担持部材93が張設され
る。該記録材担持部材93は通常は、例えば、ポリエチ
レンテレフタレートやポリフッ化ビニリデン樹脂フィル
ムなどのフィルム状の誘電体シートが使用される。又、
前記連結部9cには、給紙装置から送給された記録材P
を把持する記録材グリッパ7を有する。更に転写ドラム
9の内側及び外側には転写用放電器10、及び除電手段
を構成する内側除電用放電器13及び外側除電用放電器
11、14が配置される。
【0014】さらに、転写効率を上げ鮮明な転写像を得
るために、図8に示すように、転写用放電器10の、転
写ドラム9の回転方向から見て上流側に設けられ、転写
ドラム9の上流側で支持部材に支持されて下流方向に向
けて伸びて誘電体シート93に接触し、そして誘電体シ
ート93を感光ドラムへ向けて押圧する押圧手段として
の押圧部材、即ち、弾性シート18を設け、転写性を向
上させるようにしている。
【0015】上述したごとき構成の多色電子写真複写装
置によるフルカラー画像の形成工程を簡単に説明する
と、以下のようである。
【0016】感光ドラム3に一次帯電器4により均一な
帯電を行い露光手段8にて画像情報に応じた光像Eを照
射し、感光ドラム3上に静電潜像が形成される。該静電
潜像は、回転式現像装置1により感光ドラム3上に樹脂
を基材とした平均粒径8μmのトナーによりトナー像を
して可視化される。
【0017】一方、記録材Pはレジストローラ6により
画像と同期して転写ドラム9へと送られ、グリッパ7等
によりその先端部を把持され、そして、該転写ドラム9
にて図中矢印方向に搬送される。
【0018】次いで、感光ドラム3と当接する領域にお
いて転写ドラム9の記録材担持部材、即ち、誘電体シー
ト93の背面から転写用放電器10によってトナーと逆
極性のコロナ放電を受けることにより感光ドラム3上の
トナー像が記録材P上に転写される。
【0019】記録材Pは必要回数の転写が行われ転写工
程が終了した後除電用放電器11、13、14により除
電を受けつつ分離爪15の作用により転写ドラム9から
剥離された搬送ベルト16により定着器17に搬送され
る。定着器17にて熱による定着を受けた後機外に排出
される。
【0020】他方、感光ドラム3は、表面の残留トナー
をクリーニング装置12で清掃された後再度画像形成プ
ロセスに供せられる。
【0021】又、転写ドラム9の誘電体シート表面も転
写工程が終了して転写位置から記録材後端が通過した後
でファーブラシなどより成るクリーニング装置5及びク
リーニング補助手段8の作用により清掃されそのあと再
度、画像形成プロセスに供せられる。
【0022】このとき、定着装置17での定着動作速度
は、本体のプロセススピード160mm/secより遅
い90mm/secで行われる。これは、後述するよう
にトナーが二層から四層積載された未定着画像を溶融混
色させる場合、十分な加熱量をトナーに与えなければな
らないのためで、本体速度より遅い速度で定着を行うこ
とによりトナーに対する加熱量を多くしているのであ
る。
【0023】以上のように、カラー画像は多色のトナー
が二層〜四層の層を形成しているために、カラー画像形
成用電子写真装置においては以下に述べる二つの点で白
黒用の装置と異なった特徴を有している。
【0024】先ず第一の特徴は、使用されるトナーに関
するものである。
【0025】このトナーには、熱を与えた際の溶融性、
混色性が良いことが要求されるため、軟化点が低く、か
つ溶融粘度の低いシャープメルト性のトナーが使用され
る。こうしたシャープメルトトナーを使用することによ
り、複写物の色再現範囲を広め、原稿の多色またはフル
カラー像に忠実なカラーコピーを得ることができるから
である。
【0026】このようなシャープメルトトナーは、例え
ばポリエステル樹脂またはスチレン−アクリルエステル
樹脂のごとき結着樹脂、着色剤(染料、昇華性染料)、
荷電制御剤等のトナー形成用材料を溶融混練、粉砕、分
級することにより製造される。必要とあらば、トナーに
各種外添剤(例えば、疎水性コロイダルシリカ)を添加
する外添工程を付加してもよい。このようなカラートナ
ーとしては定着性、シャープメルト性を考慮すると結着
樹脂としてポリエステル樹脂を使用したものが特に好ま
しい。シャープメルト性ポリエステル樹脂としてはジオ
ール化合物とジカルボン酸とから合成される分子の主鎖
にエステル結合を有する高分子化合物が例示される。
【0027】特に、次式
【0028】
【外1】 (式中Rはエチレンまたはプロピレン基であり、x,y
はぞれぞれ1以上の正の整数であり、かつx+yの平均
値は2〜10である。)で代表されるビスフェノール誘
導体もしくはその置換体をジオール成分とし、2価以上
のカルボン酸又はその酸無水物又はその低級アルキルエ
ステルとからなるカルボン酸成分(例えばフマル酸、マ
レイン酸、無水マレイン酸、フタル酸、テレフタル酸、
トリメリット酸、ピロメリット酸等)とを少なくとも共
縮重合したポリエステル樹脂がシャープな溶融特性を有
するのでより好ましい。
【0029】ポリエステル樹脂の軟化点は、75〜15
0℃、好ましくは80〜120℃が良い。
【0030】このポリエステル樹脂を結着樹脂として含
有するシャープメルトトナーの軟化特性の例を図9に示
す。測定条件は以下の通りである。
【0031】フローテスターCFT−500A型(島津
製作所製)を使用し、ダイ(ノズル)の直径0.2m
m、厚み1.0mmとして20kgの押出荷重を加え初
期設定温度70℃で、予熱時間300秒の後、6℃/分
の速度で等速昇温したとき描かれるトナーのプランジャ
ー降下量−温度曲線(以下軟化S字曲線という)を求め
た。試料となるトナーは1〜3g精秤した微粉末を用
い、プランジャー断面積は1.0cm2 とする。軟化S
字曲線は図2のようなカーブとなる。等速昇温するに従
い、トナーは徐々に加熱され流出が開始される(プラン
ジャー降下A→B)。さらに昇温すると溶融状態となっ
たトナーは大きく流出し(B→C→D)プランジャー降
下が停止し終了する(D→E)。
【0032】S字曲線の高さHは全流出量を示し、H/
2のC点に対応する温度T0はトナーの軟化点を示す。
【0033】トナー及び結着樹脂がシャープメルト性を
有するか否かは、トナーまたは結着樹脂の見掛けの溶融
粘度を測定することにより判定できる。
【0034】このようなシャープメルト性を有するトナ
ーまたは結着樹脂とは、見掛けの溶融粘度が103 ポイ
ズを示すときの温度をT1、5×102 ポイズを示すと
きの温度をT2としたとき、 T1=90〜150℃ |△T|=|T1−T2|=5〜20℃ の条件を満たすものをいう。
【0035】これらの温度−溶融粘度特性を有するシャ
ープメルト性樹脂は加熱されることにより極めてシャー
プに粘度低下を起こすことが特徴である。このような粘
度低下が最上部トナー層と最下部トナー層との適度な混
合を生じせしめ、さらにトナー層自体の透明性を急激に
増加させ、良好な減色混合を起こすものである。
【0036】このようなシャープメルト性のカラートナ
ーは、親和力が大きく、定着ローラにオフセットし易い
という性質も有している。
【0037】したがって、以上のようなカラートナーを
用いる画像形成装置の定着装置においては、長期間に亘
って高い離型性を示すことが必要となる。以下に、カラ
ー画像形成用電子写真装置における第二の特徴である定
着装置17について図10を用いて説明する。
【0038】図10において、定着手段たる定着ローラ
29はアルミ製の芯金31上にHTV(高温加硫型)シ
リコーンゴム層32、この外側にRTV(室温加硫型)
シリコーンゴム層33を有し、厚さ3mm、直径40m
mに形成されている。
【0039】一方、加圧手段たる加圧ローラ30はアル
ミ芯金34の上に1mm厚のHTVと、さらにその表面
にRTVシリコーンゴム層35を設け、直径が40mm
となっている。
【0040】上記定着ローラ29には発熱手段であるハ
ロゲンヒータ36が配設され、加圧ローラ30には同じ
くヒータ37が芯金内に配設されて両面からの加熱を行
っている。加圧ローラ30に当接されたサーミスタ38
により加圧ローラの温度が検知され、この検知温度に基
づき制御装置39によりハロゲンヒータ36、37が制
御され、定着ローラ29の温度及び加圧ローラ30の温
度が共に約170℃の一定に保つように制御される。な
お、上記定着ローラ29と加圧ローラ30は加圧機構
(図示せず)によって総圧約40kgで加圧されてい
る。
【0041】また、図10においてOは離型剤塗布手段
たるオイル塗布装置、Cはクリーニング装置、C1は加
圧ローラのオイル、汚れを除去するクリーニングブレー
ドである。オイル塗布装置Oはオイルパン40内のジメ
チルシリコーンオイル41(信越化学製KF96 30
0cs)をオイル汲み上げローラ42及びオイル塗布ロ
ーラ43を経由させオイル塗布量調整ブレード44でオ
イル塗布量を規制して定着ローラ29上に塗布させる。
図10に示す装置では塗布量として後述する測定方法に
より0.08g/A4の量を塗布している。
【0042】上記オイル塗布装置Oによるシリコーンオ
イルの塗布量は、次のようにして求める。
【0043】先ず、A4サイズの白紙50枚の重量をA
1(g)とし、この白紙上への画像の転写もせず、定着
ローラのゴム層へのシリコーンオイルの塗布もせずに、
定着ローラと加圧ローラとの間を通紙した後の白紙50
枚の重量をB(g)とする。次に、同様に別のA4サイ
ズの白紙50枚の重量をA2(g)とし、この白紙上へ
の画像の転写をしないが、定着ローラのゴム層へのシリ
コーンオイルの塗布は行って、定着ローラと加圧ローラ
との間を通紙した後の白紙50枚の重量をC(g)とす
る。以上のA1、B、A2、Cを用いるとA4サイズの
白紙1枚当たりのシリコーンオイルの塗布量X(g)
は、次式のように求められる。
【0044】X=(C+A1−B−A2)/50 一方、クリーニング装置Cはノーメックス(商品名)よ
り成る不織布ウェブ46を押圧ローラ45にて定着ロー
ラ29に押し当ててクリーニングしている。また、該ウ
ェブ46は巻き取り装置(図示せず)により適宜巻き取
られ、当接部にトナー等が堆積しないようにされてい
る。
【0045】本装置は一度記録材上にトナーを転写し、
定着装置によってその画像を定着した後、再度同一の記
録材がカラー画像形成用電子写真装置に送給し、画像形
成された記録材のトナー像面を転写ドラム表面側に保持
し、記録材の反対側に再度トナー像を転写、定着するこ
とにより両面画像が形成できる。
【0046】両面画像を形成するときには図6に示すよ
うにトレイTの上に記録材がのせられ、転写、定着後記
録材が排出された後、次に記録材の像形成面と逆側の面
に像が形成されるように再度トレイTの上に記録材がの
せられ転写、定着後排出される。
【0047】次に、図1を参照して、転写装置における
押圧部材18、及び押圧部材18を転写ドラムに対して
接離動作させるための駆動手段について、具体的に説明
する。
【0048】上述したように、感光ドラム3と転写ドラ
ム9とが接近する転写位置において転写帯電器10の放
電幅内に、記録材支持体であるポリフッ化ビニリデン樹
脂(PVdF)等よりなる誘電体シート93の導入側か
ら、その移動方向下流側に向けて(転写ドラムの移動方
向に対して順方向)延びる弾性を有した押圧部材18が
設けられる。この押圧部材18は、例えばポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレンテレ
フタレート等の合成樹脂フィルムで構成した押圧シート
とされ、転写部の全域に渡って配設する。これら樹脂フ
ィルムの体積抵抗率は1014Ω・cm以上である。本実
施例においては、ポリエチレンテレフタレート樹脂を用
いた。
【0049】又、前記押圧シート18は、それ自身の持
つ弾性力により誘電体シート93を押圧し、押圧シート
18の誘電体シート側の先端部は転写材Pが感光ドラム
に接触し終えた位置、若しくは接触を開始する位置、又
は極力このような位置に接近した位置に位置決めされ
る。
【0050】誘電体シート93を単に押圧するだけなら
ば、上記誘電体シート93の導入側とは反対側から移動
方向上流側に向けて(転写ドラム移動方向に対してカウ
ンタ方向)、バックアップ部材18を設けてもよいが、
このような構成では感光ドラムと記録材が接触する前に
転写が開始されることにより生ずる画像飛び散りを抑制
する効果が得られないため、押圧部材18は、本実施例
で示すように、誘電体シート93の導入側から、その移
動方向下流側に向けて設けることが好ましい。
【0051】本実施例では更に、前記押圧部材18を接
離動作させるための駆動手段が設けられる。
【0052】駆動手段は、押圧部材18を支持する3つ
のリンク部材181、182、183と、リンク部材1
83を軸183aの回りに移動させるカム185と、カ
ム185を回転駆動するモータ186と、ブラケット2
4とリンク部材181の間に張設され押圧部材18を記
録材支持体93から離反する方向に弾性力を働かせる弾
持手段である引張スプリング184とにより構成され
る。モータ186は、本体コントローラ部(図示せず)
からの信号により、転写ドラム9の回転とは非同期にて
駆動される。
【0053】このような構成において、画像形成を行う
際の上記転写ドラム9の回転を基準とした1次帯電、露
光、現像、転写帯電及びモータ186の駆動による押圧
部材の接離動作について、図2を参照しながら説明す
る。
【0054】図2は、転写ドラム9上の記録材Pのサイ
ズが、例えば、A4サイズの紙の場合の、タイミングチ
ャートの一例である。
【0055】1色目のマゼンタ(M)像を形成するため
に、1次帯電器4により、コロナ放電を行い、感光ドラ
ム3表面を一様に帯電する。そして画像情報に応じて、
レーザ光が照射され、M像の潜像が感光ドラム3上に形
成される。
【0056】現像位置には、前もって移動が完了したマ
ゼンタ現像器1Mが待機しており、現像駆動を開始し、
M像を顕像化する。現像駆動は、現像器内の現像剤を感
光ドラムの方へと担持し搬送する現像剤担持体、即ち、
現像スリーブが一定回転数に立上る時間tを見込んで、
現像位置における画像先端よりも時間tだけ早く、駆動
を開始している。
【0057】転写位置では、転写ドラム9上に保持され
た記録材の移動タイミング及び転写ドラム9の連結部材
9cの移動にあわせて記録材が転写位置に到達するのと
ほぼ同時に転写帯電器10が作動し、転写帯電を行う。
一方、この転写帯電にわずかに先立って、或は、ほぼ同
時に押圧部材18が、誘電体シート93に対して圧接す
る。これにより誘電体シート93は感光ドラム3へ圧接
してこの状態で、転写ドラムが、略1回転して、M像が
記録材に転写される。なお記録材が転写位置にあるとき
に対応して転写帯電器は作動する。
【0058】押圧部材18が誘電体シート93に対して
圧接されるとき、図2を見るとより良くわかるように、
感光ドラム3上に、露光を行い潜像を形成中であるので
圧接のとき生ずる振動が大きいと、潜像に多大な影響を
与え、ピッチムラ等の画像不良を発生してしまう。従っ
て本実施例で示したような、モータとカムを組み合わせ
て、スムーズに押圧シート18を誘電体シート93に当
接させ、できるだけ振動が生じないように構成すること
が好ましい。又、機構を簡素するために引っ張りバネと
ソレノイドを用いたような圧接機構を使用する場合は、
記録材を連結部材9c上に設けられたグリッパにて、連
結部材上から転写ドラム上に担持するか、連結部材9c
の近傍から、吸着コロナ放電器等の静電気力を利用し
て、転写ドラム上に担持し、押圧部材のドラムに対する
当接タイミングが連結部材9cに対する時に行われるの
が好ましい。また、連結部材9cの押圧部材18側に例
えばスポンジ等の緩衝部材を設けて押圧部材18が転写
ドラムに当接するときの振動ができるだけ少なくなるよ
うな構成とすることが好ましい。
【0059】そして、同じ転写ドラムの2回転目に、回
転現像装置1が回転し、シアン(C)像の現像に備えて
シアン現像器1Cを現像位置に移動させる。この後、転
写ドラムが3回転目に入ると前記のプロセスを繰り返し
C像を記録材に転写する。
【0060】以上の工程をイエロー像、ブラック像につ
いても同様に行うことによって転写ドラムに担持された
記録材に4色の重畳転写画像が得られる。4色分の一連
の転写工程が終了して転写位置から記録材の後端が離脱
するのとほぼ同時に前述した機構により押圧部材18
は、誘電体シート93より離れて待機状態とされる。こ
の待機状態において押圧部材18は誘電体シート93に
当接せず、誘電体シート93に対して押圧力が働かない
ので、この状態において誘電体シート93と感光ドラム
3は略100μmの空隙を保つよう構成されている。
【0061】又、4色目のブラック像の転写が開始され
るとほぼ同時に誘電体シート93の除電用帯電器11、
13が動作させられ、転写ドラムの6、7回転目におい
て誘電体シート93が除電される。
【0062】従来のカラー画像形成装置において両面コ
ピーを行うと、定着時、記録材表面に付着したオイルが
誘電体シートに転着し、トナー像の転写が終了した転写
ドラムの回転中いわゆる後多回転中、或は記録材の裏面
の画像形成に入る直前の回転中、いわゆる前多回転中
に、オイルの付着した誘電体シートが押圧部材により感
光ドラムに直接、圧接付着させられることにより、誘電
体シート上のオイルが感光ドラムに再転着して、画像不
良を発生していた。しかしながら、上記のように誘電体
シートとドラムとを離間させる構成とすることで、後多
回転中、或は前多回転中の、誘電体シートが感光ドラム
に直接、接触するときに、押圧部材を待機状態として誘
電体シートが感光ドラムに極力接触しないようにしたの
で、従来発生していた感光ドラムにオイルが付着するこ
とにより生ずる画像不良を防止できるようになった。
【0063】本実施例においては、押圧部材18の接離
は図2に示したようなタイミングで行うこととしたが、
図3に示されるように、転写帯電と同期して接離を行う
ことにより、記録材がその表面に存在しない誘電体シー
ト表面部分を感光ドラムに全く触れさせないようにすれ
ば、更に好ましい結果が得られることは言うまでもな
い。ただし、この場合は接離の回数が増え、前述したよ
うに圧接時の振動による潜像への影響で、ピッチムラ等
の画像不良が発生する恐れがあるので、押圧部材の誘電
体シートへの当接時、モータの駆動を例えば当接直前
で、低速回転になるよう構成し、できるだけ当接時の振
動が生じないようにすることが好ましい。
【0064】更に、本実施例においては転写手段とし
て、コロナ放電により、転写電界を形成可能な転写帯電
器と押圧部材よりなる構成としたが図4、図5に示すよ
うな電極20を介して電圧印加可能に構成された体積抵
抗率100 〜108 Ω・cmの繊維をたばねて構成した
ブラシ19あるいは同等の抵抗率を有するブレード19
を用いても良いし、電極22を介して電圧印加可能な、
やはり同等の抵抗率を有するゴムローラ21を使用した
系についても、接離機構を設け接離させることにより上
述実施例と同様の効果が得られる。
【0065】次に記録材担持部材と感光ドラムとを離間
させる別の実施例を示す。
【0066】本実施例においては、図11を参照すると
より良くわかるように前述実施例に示した画像形成装置
において、転写ドラム9全体が感光ドラム3に対して接
離可能な構成とされる。
【0067】転写ドラム9を感光ドラム3に接離可能
(押圧・離間)ならしめる押圧手段としては、図11に
示すように、固定軸190と、転写ドラム9の中心軸に
固定された支持部材187と、支持部材187を軸19
0の回りに移動させるカム188と、カム188を回転
駆動するモータ189とにより構成される。
【0068】このような構成において、画像形成を行う
際の上記転写ドラム9の回転を基準とした1次帯電、露
光、現像、転写帯電及びモータ189の駆動による転写
ドラムの接離動作について、図12を参照しながら説明
する。
【0069】図12は、転写ドラム9上の記録材Pのサ
イズが、例えばA4サイズの紙の場合のタイミングチャ
ートの一例である。
【0070】1色目のマゼンタ(M)像を形成するため
に、1次帯電器4により、コロナ放電を行い、感光ドラ
ム3表面に一様に帯電する。そして画像情報に応じて、
レーザ光が照射され、M像の潜像が感光ドラム3上に形
成される。
【0071】現像位置には、前もって移動が完了したマ
ゼンタ現像器1Mが待機しており、現像駆動を開始し、
M像を顕像化する。現像駆動は、現像器内の現像剤を感
光ドラムの方へと担持し搬送する現像剤担持体、即ち、
現像スリーブが一定回転数に立上る時間tを見込んで、
現像位置における画像先端よりも時間tだけ早く、駆動
を開始している。
【0072】転写位置では、転写ドラム9上に保持され
た記録材の移動タイミング及び転写ドラム9の連結部材
9cの移動にあわせて記録材が転写位置に到達するのと
ほぼ同時に転写帯電器10が作動し、転写帯電を行う。
一方、この転写帯電に先立って、或は、ほぼ同時に転写
ドラム9か感光ドラム3に対して圧接する。この状態
で、転写ドラムが、略1回転して、M像が記録材に転写
される。なお記録材が転写位置にあるときに対応して転
写帯電器は作動する。そして、同じ転写ドラムの2回転
目に、回転現像装置1が回転し、シアン(C)像の現像
に備えてシアン現像器1Cを現像位置に移動させる。こ
の後、転写ドラムが3回転目に入ると、前記のプロセス
を繰り返しC像を記録材に転写する。
【0073】以上の工程をイエロー像、ブラック像につ
いても同様に行うことによって4色の転写画像が得られ
る。4色分の転写帯電が終了して転写位置から記録材後
端が離脱するのとほぼ同時に転写ドラム9は、感光ドラ
ム3より離れて、待機状態とされる。この待機状態にお
いて転写ドラム9は感光ドラム3に当接せず、両者間は
略100μmの空隙を保つよう構成されている。
【0074】このような構成とすることで、前述実施例
と同様オイルの付着した記録材担持シートが感光ドラム
に直接接触するのを極力減らすようにしたので、従来発
生していた感光ドラムにオイルが付着することにより発
生していた画像不良を防止できるようになった。
【0075】なお以上の実施例において転写ドラムに記
録材のオイルが付着するのは記録材の裏面に画像を形成
するときであるので少なくともこの後で感光ドラムと転
写ドラムとを離間させて転写ドラムから感光ドラムへの
オイルの転着を防止するのが望ましい。即ち少なくとも
記録材の裏面への画像形成を終了した後の後回転で転写
ドラムの記録材担持部材と感光ドラムを離間させるのが
望ましい。図2、図3のシーケンスによれば4色目の転
写が終了して少なくとも記録材後端が転写位置を通過し
た後で離間を行うのが望ましい。この後回転中に転写ド
ラムに付着したオイルをクリーニング部材でクリーニン
グすれば次の画像形成時の前回転で転写ドラムにはオイ
ルがかなり少ない状態となるので転写ドラムと感光ドラ
ムは接触しても良い。
【0076】又、本発明は、図13に図示するように4
つの画像形成ユニットI〜IVを有した多色電子写真複
写装置にも具現化し得る。
【0077】本実施例で、各画像形成ユニットI〜IV
は感光ドラム3a〜3dを有し、その回りに1次帯電器
4a〜4d、露光手段8a〜8d、現像器1a〜1d、
転写帯電器10a〜10d、除電放電器11a〜11d
及び13a〜13d、クリーナ12a〜12dが配置さ
れ、更に各画像形成ユニットを貫通する態様にて感光ド
ラムの下方に無端ベルト状の搬送手段23が配置され
る。
【0078】一方、転写用放電器10a〜10dのそれ
ぞれの放電幅内にて無端ベルト状搬送手段23をそれぞ
れの感光ドラム側へ付勢する付勢手段としての押圧部材
18a〜18dが設けられ、又、該押圧部材を搬送手段
23に圧接及び離間させる接離機構180a〜180d
が設けられている。
【0079】本実施例においては、各画像形成ステーシ
ョン毎に記録材が転写位置を通過するのにタイミングを
合わせて記録材先端が転写位置に到達するのとほぼ同時
に転写帯電の開始ならびに押圧部材の当接を行い、記録
材が各転写位置を通過し終えるのとほぼ同時に転写帯電
の停止ならびに押圧部材の離間を行うよう構成した。な
お、押圧部材の離間時は感光ドラムと転写ベルトは離間
している。
【0080】このような構成とすることで、本実施例に
おいても前述実施例と同様、両面コピー後、ベルト状搬
送手段表面に付着したオイルが感光ドラムに再付着し
て、画像不良を発生することを防止できるようになっ
た。
【0081】本実施例においては、図14を参照すると
より良くわかるように、前述実施例に示した画像形成装
置において、押圧部材の離間によって感光ドラムと搬送
ベルトとを離間させる代わりに記録材搬送ベルトユニッ
ト全体が感光ドラム3a〜3dに対して接離可能な構成
とされる。
【0082】記録材支持体ユニットとしての搬送ベルト
ユニット全体を感光ドラム3a〜3dに接離可能(押圧
・離間)ならしめる押圧手段としては、図14に示すよ
うに、搬送ベルトを支持するローラ25を固定軸とし、
もう1つの搬送ベルト支持ローラ26に固定された支持
部材261と、支持部材261を上下に移動させるカム
262と、カム262を回転駆動するモータ263とに
より構成される。
【0083】このような構成において、搬送ベルト上に
記録材が給紙部より送給され、第1ステーションの転写
位置へ到達するのと同時あるいは到達する直前に、搬送
ベルトユニットは、前述の搬送ベルトの駆動手段の働き
により、感光ドラム3a〜3dに当接される。そして、
転写帯電が行われ、マゼンタ像が転写される。更に、記
録材にそれぞれの画像形成ステーションで次々に転写が
行われて、記録材が第4ステーションを過ぎるのとほぼ
同時に搬送ベルト駆動手段の作用により搬送ベルトユニ
ットを感光ドラムより離間されるよう構成した。
【0084】このような構成とすることで、本実施例に
おいても前述実施例と同様、両面コピー後、ベルト状搬
送手段表面に付着したオイルが感光ドラムに再付着し
て、画像不良を発生することを防止できるようになっ
た。
【0085】なお、図13、図14に示す実施例におい
て搬送ベルトに記録材のオイルが付着するのは記録材の
裏面に画像を形成するときであるので少なくともこの後
で搬送ベルトと感光ドラムとを離間させて搬送ベルトか
ら感光ドラムへのオイルの転着を防止するのが望まし
い。即ち少なくとも記録材の裏面への画像形成を終了し
た後の後回転で搬送ベルトと感光ドラムを離間させるの
が望ましい。この後回転中に搬送ベルトに付着したオイ
ルをクリーニングすれば次の画像形成時の前回転では搬
送ベルトにはオイルがほとんどない状態となるので搬送
ベルトと感光ドラムは接触しても良い。
【0086】図15に本発明の他の実施例が図示され
る。本発明者らは、更に研究実験を続けた結果、図15
に示されるごとく、転写ドラム9近傍にセンサのような
転写ドラム9上に支持されている転写材の位置を検出す
る部材28を設け、この位置検出部材28からの信号を
もとに押圧部材18を、誘電体シート93に対して接離
する構成とすることにより、より一層の効果が得られる
ことが判明した。以下に詳しく説明する。
【0087】図15にて理解されるように、本実施例に
よると、円筒状の部材9a、9bを同心的に配して両者
を連結部材9cによって一体的に結合して構成した転写
ドラム9の近傍で、記録材搬送系の一部であるガイド板
27と、転写位置の間に転写材位置検出部材28が設け
られる。
【0088】ガイド板27を通過して、転写ドラム9に
供給された記録材は、静電的手段(図示せず)により誘
電体シート93に吸着される。吸着された記録材は、転
写ドラム9の移動に従い移動し、記録材の先端が転写位
置検出部材28を通過したとき、記録材の先端位置が本
体側の記憶装置に取り込まれる。引き続き記録材は移動
し、その後端が記録材位置検出部材28を通過したと
き、その後端位置が再び本体側の記憶装置に取り込まれ
る。
【0089】これらの記憶装置に取り込まれた記録材の
先後端位置と、記録材位置検出部材28から転写位置ま
での距離等を演算処理して、記録材の先端が転写位置に
到達したとき、押圧部材18を誘電体シート93に当接
させ、転写材の後端が転写位置を通過すると速やかに押
圧部材18は離間し、待機状態になるように構成され
る。
【0090】斯る構成により、どのようなサイズの記録
材に対しても、又、記録材の位置が記録材支持体上で多
少ズレたとしても、前述実施例同様、画像不良の発生を
防止することが可能とされる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トナー像を担持する像担持体と、記録材を支持する記録
材支持体と、像担持体上のトナー像を記録材支持体に支
持された記録材に転写するとき、記録材支持体を像担持
体へ向けて押圧する押圧手段と、離型剤が塗布され、記
録材上のトナー像を記録材に定着する定着手段と、を有
する画像形成装置において、定着手段により記録材の第
1面のトナー像を定着後、像担持体から記録材支持体に
支持された記録材の第1面とは反対側の第2面にトナー
像を転写可能であり、記録材の第2面への像転写終了以
後、押圧手段による押圧作動は解除され、記録材支持体
は像担持体から離間されるので、記録材支持体に付着し
た離型剤が像担持体に転着することによる画像不良の発
生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の押圧部材の付勢機構を
示す断面図である。
【図2】本発明の画像形成装置の作動シーケンスであ
る。
【図3】本発明の画像形成装置の作動シーケンスであ
る。
【図4】本発明の画像形成装置の押圧部材の変形例の断
面図である。
【図5】本発明の画像形成装置の押圧部材の変形例の断
面図である。
【図6】本発明の画像形成装置の一実施例を示す断面図
である。
【図7】転写装置の斜視図である。
【図8】転写部近傍の拡大断面図である。
【図9】本装置に用いられるシャープメルトトナーの軟
化特性を示すグラフである。
【図10】本装置に用いられる定着装置の断面図であ
る。
【図11】本発明の画像形成装置の記録材担持体の解除
機構を示す要部断面図である。
【図12】図11の装置における作動シーケンスであ
る。
【図13】本発明の画像形成装置の他の実施例を示す断
面図である。
【図14】本発明の画像形成装置の他の実施例を示す断
面図である。
【図15】本発明の画像形成装置の他の実施例を示す要
部断面図である。
【符号の説明】
3、3a、3b、3c、3d 感光体ドラム 9 転写装置(転写ドラム) 93 誘電体シート 10 転写用コロナ放電器 18 押圧部材 19 転写帯電用ブラシ 21 転写帯電用ローラ 23 記録材搬送ベルト 28 記録材位置検出部材 29、30 定着用トーラ 181〜186、180a〜180b 押圧部材駆動手
段 187〜190 転写ドラム接離駆動手段 261〜263 記録材搬送ベルト駆動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/16 G03G 15/00 106

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像を担持する像担持体と、記録材
    を支持する記録材支持体と、前記像担持体上のトナー像
    を前記記録材支持体に支持された記録材に転写すると
    き、前記記録材支持体を前記像担持体へ向けて押圧する
    押圧手段と、離型剤が塗布され、記録材上のトナー像を
    記録材に定着する定着手段と、を有する画像形成装置に
    おいて、 前記定着手段により記録材の第1面のトナー像を定着
    後、前記像担持体から前記記録材支持体に支持された記
    録材の前記第1面とは反対側の第2面にトナー像を転写
    可能であり、 記録材の前記第2面への像転写終了以後、前記押圧手段
    による押圧作動は解除され、前記記録材支持体は前記像
    担持体から離間されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記押圧手段は、前記記録材支持体を介
    して前記像担持体とは逆側に設けられることを特徴とす
    る請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記押圧手段は、前記像担持体上のトナ
    ー像を前記記録材支持体に支持された記録材に静電的に
    転写することを特徴とする請求項1又は2の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記記録材支持体を備える記録材支持体
    ユニットを有し、前記押圧手段は前記像担持体に向けて
    前記記録材支持体ユニットを押圧することを特徴とする
    請求項1の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記記録材支持体に支持された記録材の
    後端の位置を検知する検知手段と、前記検知手段による
    検知結果に応じて前記押圧手段の押圧作動を解除するタ
    イミングを制御する制御手段と、を有することを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれかの画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記像担持体上のトナー像を前記記録材
    支持体に支持された記録材に転写する工程を繰り返し
    て、記録材上に複数色のトナー像を形成することを特徴
    とする請求項1乃至5のいずれかの画像形成装置。
  7. 【請求項7】 記録材の前記第2面への第1の色のトナ
    ー像の転写終了以後、前記第1の色の次色の第2の色の
    トナー像が転写開始される前までの間、前記押圧手段に
    よる押圧作動は解除され、前記記録材支持体は前記像担
    持体から離間されることを特徴とする請求項6の画像形
    成装置。
  8. 【請求項8】 記録材の前記第2面への最初の色のトナ
    ー像の転写が開始されてから最終色のトナー像の転写が
    終了するまでの間、前記押圧手段により前記記録材支持
    体は前記像担持体に押圧され、前記最終色のトナー像転
    写終了以後、前記押圧手段による押圧作動は解除され、
    前記記録材支持体は前記像担持体から離間されることを
    特徴とする請求項6の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記像担持体は、前記複数色のトナー像
    をそれぞれ担持するために複数設けられることを特徴と
    する請求項6乃至8のいずれかの画像形成装置。
JP4261913A 1992-09-30 1992-09-30 画像形成装置 Expired - Fee Related JP2899186B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4261913A JP2899186B2 (ja) 1992-09-30 1992-09-30 画像形成装置
US08/709,628 US5640658A (en) 1992-09-30 1996-09-09 Image forming apparatus capable of forming image on both surfaces of recording material

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4261913A JP2899186B2 (ja) 1992-09-30 1992-09-30 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06110339A JPH06110339A (ja) 1994-04-22
JP2899186B2 true JP2899186B2 (ja) 1999-06-02

Family

ID=17368480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4261913A Expired - Fee Related JP2899186B2 (ja) 1992-09-30 1992-09-30 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2899186B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6525575B2 (ja) * 2014-12-12 2019-06-05 キヤノン株式会社 転写ユニットおよび画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06110339A (ja) 1994-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2651248B2 (ja) 画像形成装置
JP3118096B2 (ja) 画像形成装置
JP2915510B2 (ja) 画像形成装置
JP3320156B2 (ja) 画像形成装置
JP3109698B2 (ja) 画像形成装置
JPH0812525B2 (ja) 画像形成装置
JP2899186B2 (ja) 画像形成装置
JP2001192136A (ja) 画像形成装置
US5640658A (en) Image forming apparatus capable of forming image on both surfaces of recording material
JP2851216B2 (ja) 画像形成装置
EP0811889B1 (en) An image forming apparatus
JP3182004B2 (ja) 画像形成装置
JP2847005B2 (ja) 画像形成装置
JP3049677B2 (ja) 定着装置
JP2851215B2 (ja) 画像形成装置
JPH05265344A (ja) 混色定着装置
JPH10301405A (ja) 画像形成装置
JPH08305218A (ja) 画像形成装置
JPH03282579A (ja) 定着装置
JPH1195577A (ja) 画像形成装置
JPH056119A (ja) 画像形成方法及びその装置
JPH07271134A (ja) 画像形成装置
JP2003098842A (ja) 画像形成装置
JPH07219378A (ja) 定着装置
JPH07248637A (ja) カラー画像用ohpフィルム

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080312

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090312

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100312

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100312

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110312

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees