JP2897841B2 - 高密度布帛の製造方法 - Google Patents

高密度布帛の製造方法

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JP2897841B2 JP2252936A JP25293690A JP2897841B2 JP 2897841 B2 JP2897841 B2 JP 2897841B2 JP 2252936 A JP2252936 A JP 2252936A JP 25293690 A JP25293690 A JP 25293690A JP 2897841 B2 JP2897841 B2 JP 2897841B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、優れたハリや腰を有し、且つその表面に主
としてナイロン6フィラメント糸が顕現している、風合
及び外観等の良好な高密度布帛の製造方法に関するもの
である。
【従来の技術】
従来より、紡糸時の引取速度が3500m/分以上の、いわ
ゆる一工程方式の高速紡糸法で得られるナイロン6フィ
ラメント糸からなるマルチフィラメント糸条を用いて、
編織物が製編織されている。しかし、ナイロン6フィラ
メント糸は、沸水収縮率が10%以下であり、また最大熱
熱応力値が0.1g/d以下であるため、編織物を熱処理する
際に収縮量が少なく、ハリや腰のある高密度布帛を製造
することが困難であった。 このため、ナイロン6フィラメント糸と高収縮性糸と
をエアー交絡した混合糸条を用いて編織物を製編織し、
この編織物に熱水処理を施して収縮させる方法が提案さ
れている(特公昭61−40778号公報)。この方法を採用
すれば、理論的には高収縮性糸が大きく収縮し布帛にハ
リや腰を与え、一方収縮量の少ないナイロン6フィラメ
ント糸が布帛の表面に顕現してくると考えられる。しか
しながら現実的には、高収縮性糸として一般的に市販さ
れているポリエステルフィラメント糸を使用すると、得
られる編織物の表面にはナイロン6フィラメント糸とポ
リエステルフィラメント糸が混在して顕現するという傾
向があった。従って、この編織物に染色加工を行うと、
ナイロン6フィラメント糸とポリエステルフィラメント
糸との染色性の差による、イラツキ等が生じるという欠
点があった。また、得られる布帛が、必ずしも高密度に
ならないという欠点もあった。
【発明が解決しようとする課題】
本発明者等は、ナイロン6フィラメント糸とポリエス
テルフィラメント糸が混在して編織物表面に顕現する理
由、及び得られる布帛がかならずしも高密度にならない
理由を検討した結果、一般的に市販されているポリエス
テルフィラメント糸の最大熱応力値が低いためであるこ
とを見出した。 この知見に基づき、ポリエステルフィラメント糸とし
て最大熱応力値の高いものを、ナイロン6フィラメント
糸と混合使用して編織物を製編織し、この編織物に熱水
処理を施して収縮させ、高密度布帛を製造することを試
みた。しかしながら、本発明の目的とするようなハリや
腰を有し、且つ風合及び外観等の良好な高密度布帛を製
造することはできなかった。即ち、一般的な熱水処理
で、つまり100℃以下での常圧処理又は100℃以上での加
圧処理によっては、所望の高密度布帛を得ることができ
なかったのである。具体的には、100℃以下での常圧処
理で熱水処理を行うと、編織物が十分に収縮せず高密度
とならず、またその表面に主としてナイロン6フィラメ
ント糸を顕現させることができなかった。また、100℃
以上での加圧処理で熱水処理を行うと、ナイロン6フィ
ラメント糸が脆化して風合が堅くなると共に、急激な収
縮によって不均一で鬼シボ調の大きな凹凸が布帛表面に
生じるということがあった。 そこで、本発明は最大熱応力等が一定の条件を満足す
るポリエステル系フィラメント糸とナイロン6フィラメ
ント糸との混合糸条を用い、且つある特定の条件で収縮
処理することにより、ハリや腰を有し、且つ風合及び外
観等の良好な高密度布帛を得ることに成功したのであ
る。
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明は、複屈折率が0.035〜0.045であるこ
と、沸水収縮率が10%以下であること、最大熱応力値が
0.1g/d以下であることの三条件を満足する低収縮性ナイ
ロン6フィラメント糸と、沸水収縮率が20%以上である
こと、ピーク温度が100℃以上であること、最大熱応力
値が0.4g/d以上であることの三条件を満足する高収縮性
ポリエステル系フィラメント糸とを混合してなる混合糸
条が少なくとも35重量%以上含有されてなる編織物を、
130〜220℃の過熱蒸気にて収縮処理を行った後、染色仕
上を行うことを特徴とする高密度布帛の製造方法に関す
るものである。 本発明において使用する低収縮性ナイロン6フィラメ
ント糸は、次の三条件を満足するものである。即ち、複
屈折率が0.035〜0.045であること、沸水収縮率が10%以
下であること、最大熱応力値が0.1g/d以下であることで
ある。 低収縮性ナイロン6フィラメント糸の複屈折率が0.03
5未満であると、糸質が経時変化を起こしやすく、風合
の優れた布帛を得ることができないので、好ましくな
い。また、複屈折率が0.045を超えるものは、一工程方
式の高速紡糸法で製造しにくく合理的でない。 低収縮性ナイロン6フィラメント糸の沸水収縮率が10
%を超えると、本発明で使用する高収縮性ポリエステル
系フィラメント糸との収縮差が少なくなって、布帛の表
面に主としてナイロン6フィラメント糸を顕現させるこ
とが困難になる。ここで、沸水収縮率とは、以下の如き
方法で測定されるものである。即ち、綛上機で糸条を一
定長だけ捲上げ、その初荷重1g/d下での長さがl0であ
り、次に無拘束の状態で沸騰する熱水中で15分間処理
し、その後自然乾燥してその初加重1g/d下での長さがl1
であったとき、次式によって算定される値である。沸水
収縮率(%)=〔(l0−l1)/l0〕×100である。 低収縮性ナイロン6フィラメント糸の最大熱応力値が
0.1g/dを超えると、本発明で使用する高収縮性ポリエス
テル系フィラメント糸の収縮挙動に悪影響を与える恐れ
があるので、好ましくない。ここで、最大熱応力値と
は、以下の如き方法で測定されるものである。即ち、市
販の乾熱収縮応力測定器を用いて、試料を15cm径の輪と
しその初張力を60mg/dに設定し、昇温速度300℃/60sec
のもとで測定を行い、その発現された最大の応力値を測
定するのである。 以上の如きナイロン6フィラメント糸は、溶融紡糸時
の引取速度が3500m/分以上の、いわゆる一工程方式の高
速紡糸法で容易に製造することができる。また、このよ
うなナイロン6フィラメント糸の切断伸度は、40〜70%
程度である。 本発明において使用する高収縮性ポリエステル系フィ
ラメント糸は、次の三条件を満足するものである。即
ち、沸水収縮率が20%以上であること、ピーク温度が10
0℃以上であること、最大熱応力値が0.4g/d以上である
ことである。 高収縮性ポリエステル系フィラメントの沸水収縮率
は、20%以上であることが必要であり、特に22〜60%で
あるのが好ましい。沸水収縮率が20%未満になると、本
発明で使用する低収縮性ナイロン6フィラメント糸との
収縮差が少なくなって、布帛の表面に主としてナイロン
6フィラメント糸を顕現させることが困難になる。な
お、沸水収縮率の測定方法は、前記したとおりである。 高収縮性ポリエステル系フィラメント糸のピーク温度
は、100℃以上であることが必要である。ピーク温度が1
00℃未満であると、低温で収縮する恐れがあり、収縮工
程以外の工程、例えば製編織工程等で収縮し、ポリエス
テル系フィラメント糸の特性が収縮工程に至るまでに低
下したり、染色加工時等において編織物にシワを発生さ
せる恐れがあるので、好ましくない。ここで、ピーク温
度とは、乾熱収縮率の最大値を示す時の温度である。測
定方法としては、前述の節水収縮率測定と同じ要領で、
処理温度を種々変更して最大収縮率を示す時の温度を検
出するのである。 高収縮性ホリエステル系フィラメント糸の最大熱応力
値は、0.4g/dであることが必要であり、好ましくは0.4
〜0.7g/d、最も好ましくは0.45〜0.65g/dであるのが良
い。最大熱応力値が0.4g/d未満になると、編織物に十分
な収縮を与えることができず、その表面に主としてナイ
ロン6フィラメント糸を顕現させにくくなるので、好ま
しくない。なお、最大熱応力値の測定方法は、前記した
とおりである。 本発明において使用するポリエステル系フィラメント
糸は、前述した三条件を満足することが必要である。例
えば、沸水収縮率が40%あっても最大熱応力値が0.4g/d
未満であると、編織物に十分な収縮を与えることがでな
い。また、最大熱応力値が0.4g/d以上であっても沸水収
縮率が20%未満であると、編織物に十分な収縮を与える
ことができないのである。即ち、本発明の目的とする収
縮を編織物に与えるには、従来の目安であった沸水収縮
率だけでは不十分であり、沸水収縮率と最大熱応力値と
の両者が特定範囲であることが必要なのである。 以上の如き高収縮性ポリエステル系フィラメント糸
は、ある特定のポリエステル重合体を溶融紡糸して得る
ことができる。即ち、エチレングリコールとテレフタル
酸の合計が85モル%以上であり、イソフタル酸等が15モ
ル%以下よりなる三元共重合体ポリエステルを使用して
得ることができる。 以上説明した低収縮性ナイロン6フィラメント糸と高
収縮性ポリエステル系フィラメント糸とを混合して混合
糸条を作成する。混合糸条の作成方法としては、低収縮
性ナイロン6フィラメント糸よりなるマルチフィラメン
ト糸条と、高収縮性ポリエステル系フィラメント糸より
なるマルチフィラメント糸条とを、混繊或いは合撚等す
ればよい。マルチフィラメント糸条としては、溶融紡糸
されたままのものを使用してもよいし、仮撚加工された
ものを使用してもよい。特に、低収縮性ナイロン6フィ
ラメント糸条として仮撚加工糸条を用い、高収縮性ポリ
エステル系マルチフィラメント糸条として仮撚加工され
ていないものを使用して混繊又は合撚すると、低収縮性
ナイロン6フィラメント糸が混合糸条の表面に現れる傾
向となり、これを用いて本発明を適用すると、風合の良
好な布帛が得られるので、好ましい。 低収縮性ナイロン6フィラメント糸及び高収縮性ポリ
エステル系フィラメント糸の単糸繊度は、1.0〜5.0デニ
ール(d)程度が好ましい。特に、布帛の表面に顕現す
る低収縮性ナイロン6フィラメント糸の単糸繊度を、高
収縮性ポリエステル系フィラメント糸より小さくする方
が、布帛の感触がソフトになって好ましい。また、混合
糸条中の低収縮性ナイロン6フィラメント糸と高収縮性
ポリエステル系フィラメント糸の混合割合は、前者の総
繊度を100とした場合、後者の総繊度を60以下とするの
が好ましい。高収縮性ポリエステル系フィラメント糸の
混合割合が、総繊度で60を超えると、得られる布帛の表
面に高収縮性ポリエステル系フィラメント糸が多く顕現
する恐れが生じる。 この混合糸条は、編織物中に少なくとも35重量%以上
含有されている必要がある。混合糸条の量が35重量%未
満になると、編織物に十分な収縮を与えることができな
いので、好ましくない。また、編織物の編織組織は従来
公知の種々のものを任意に採用することができる。な
お、製編織後において、高温度で乾燥したり、サイジン
グを施したりしない方が好ましい。これは、高収縮性ポ
リエステル系フィラメント糸の収縮性を阻害する恐れが
あるためである。 この編織物に、130〜220℃の過熱蒸気を用いて収縮処
理を施す。この収縮処理の際には、なるべく編織物に張
力を加えないで、即ち編織物をフリーの状態にしておく
のが好ましい。過熱蒸気の温度が130℃未満になると、
編織物に十分な収縮を与えることができないので、好ま
しくない。過熱蒸気の温度が220℃を超えると、急激な
収縮が起こり、布帛表面に凹凸が生じやすくなるので、
好ましくない。また、過熱蒸気を用いずに熱水を用いる
と、良好な収縮を編織物に与えることができない。即
ち、温度が90℃程度未満の熱水を用いると、編織物に十
分な収縮を与えることができず、温度が100℃程度以上
の熱水を用いると、低収縮性ナイロン6フィラメント糸
が脆化して、得られる布帛の風合が低下し、或いは編織
物が急激に収縮して、不均一で鬼シボ調の大きな凹凸が
布帛表面に現れるのである。 編織物を収縮させた後、分散染料や酸性染料等を用い
て、従来公知の方法で染色を行ったり、或いは従来公知
の仕上加工を行って、高密度布帛を得るのである。
【実施例】
実施例 複屈折率が0.045、沸水収縮率が9.2%、最大熱応力値
が0.07g/dの低収縮性ナイロン6フィラメント糸よりな
る70デニール/34フィラメントのナイロン6フィラメン
ト糸条を準備した。このナイロン6フィラメント糸条
は、紡糸引取速度を4500m/分に設定して、一工程方式の
高速紡糸法で製造した。なお、低収縮性ナイロン6フィ
ラメント糸の切断伸度は58%であった。 一方、エチレングリコール成分とテレフタル酸成分以
外にイソフタル酸成分を12モル%添加したポリエステル
を溶融紡糸して、高収縮性ポリエステル系フィラメント
糸を得た。この高収縮性ポリエステル系フィラメント糸
の沸水収縮率は、25%であり、ピーク温度は132℃であ
り、最大熱応力値は0.5g/dであった。そして、この高収
縮性ポリエステル系フィラメント糸で構成された30デニ
ール/12フィラメントのポリエステル系マルチフィラメ
ント糸条を準備した。 上記のナイロン6フィラメント糸条とポリエステル系
マルチフィラメント糸条とを、引き揃えてインターレー
ス処理し、混合糸条を得た。この混合糸条を経糸及び緯
糸に用いて、経密度120本/吋、緯密度85本/吋の平織
物を製織した。この平織物を、温度180℃,時間1分間
の条件で、H・T・Sスチーマー(連続過熱蒸熱法)に
よって収縮処理した。この結果、平織物は経方向に38
%,緯方向に28%収縮し、経密度154本/吋,緯密度117
本/吋となった。 このように収縮させた平織物に、(株)日阪製作所製
のサーキュラー染色機を用いて、苛性ソーダ1g/l,サン
モールFL(日華化学(株)製、界面活性剤)1g/lを使用
して、温度80℃,時間20分間の条件で精練を行った。次
いで、前記染色機を用いて、温度90℃,時間30分間の条
件で、且つ酸性染料で染色を行った。得られた布帛は、
適度のハリや腰を持ち、表面にイラツキやシボが少な
く、風合及び外観等の良好なものであった。 比較例1 平織物の収縮処理の条件として、温度90℃,時間1分
間で熱水によって収縮処理する以外は、実施例と同様の
方法で布帛を得た。 その結果、平織物の収縮が不足し、即ち経方向に15
%,緯方向に10%しか収縮しなかった、従って、収縮後
の平織物は、経密度132本/吋,緯密度98本/吋であっ
た。 また、得られた布帛は、ハリや腰に欠けるものであ
り、その表面に収縮ムラに起因するシボ立ちが見られ
た。 比較例2 平織物の収縮処理の条件として、温度110℃,時間10
分間で熱水によって、且つ液流染色機を用いて収縮処理
する以外は、実施例と同様の方法で布帛を得た。 その結果、平織物は十分に収縮し、即ち経方向に40
%,緯方向に30%収縮した。従って、収縮後の平織物
は、経密度156本/吋,緯密度120本/吋であった。 しかし、得られた布帛の風合は硬く、また急激な収縮
に起因する不均一で鬼シボ調の大きな凹凸が、布帛表面
に見られた。 比較例3 高収縮性ポリエステル系フィラメント糸として、沸水
収縮率が40%であり、且つ最大熱応力値が0.3g/dのもの
を用いる以外は、実施例と同様の方法で布帛を得た。 その結果、平織物の収縮が不足し、即ち経方向に17
%,緯方向に10%しか収縮しなかった。従って、収縮後
の平織物は、経密度132本/吋,緯密度100本/吋であっ
た。 また、得られた布帛は、ハリや腰に欠けるものであ
り、その表面にはイラツキが見られた。
【作用及び発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る高密度布帛の製造
方法は、ある特定の物性を有する低収縮性ナイロン6フ
ィラメント糸と、ある特定の物性を有する高収縮性ポリ
エステル系フィラメント糸とを混合してなる混合糸条を
一定量使用した編織物を、130〜220℃の過熱蒸気にて収
縮処理を行うというものである。 従って、高収縮性ポリエステル系フィラメント糸は大
きな変位量を伴って収縮し、一方低収縮性ナイロン6フ
ィラメント糸は相対的に殆ど変位しない。依って、前者
と後者のフィラメント糸間に糸長差が生じ、後者のフィ
ラメント糸が前者のフィラメント糸を被覆する状態とな
り、編織物の表面にナイロン6フィラメント糸が顕現す
ることになる。この結果、収縮後の編織物には、外観上
ナイロン6フィラメント糸の特性が発現され、また染色
仕上等においてもその表面はナイロン6フィラメント糸
の特性か発揮される。 また、高収縮性ポリエステルフィラメント糸の大きな
収縮によって、編織物の組成は高密度となり、得られる
布帛にハリや腰を付与しうる。 以上の結果、本発明に係る方法により得られた布帛
は、ハリや腰を有し、且つ表面の感触に優れ、イラツキ
やシボ立ちが少なく、衣料用等に使用して有益なもので
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D03D 15/00 D03D 15/00 A D06P 5/00 101 D06P 5/00 101 (56)参考文献 特開 昭54−112266(JP,A) 特開 昭62−289647(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06C 29/00 D02G 1/18 D02G 3/04 D01F 6/60 D01F 6/62 D03D 15/00 D06P 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複屈折率が0.035〜0.045であること、沸水
    収縮率が10%以下であること、最大熱応力値が0.1g/d以
    下であることの三条件を満足する低収縮性ナイロン6フ
    ィラメント糸と、沸水収縮率が20%以上であること、ピ
    ーク温度が100℃以上であること、最大熱応力値が0.4g/
    d以上であることの三条件を満足する高収縮性ポリエス
    テル系フィラメント糸とを混合してなる混合糸条が少な
    くとも35重量%以上含有されてなる編織物を、130〜220
    ℃の過熱蒸気にて収縮処理を行った後、染色仕上を行う
    ことを特徴とする高密度布帛の製造方法。
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