JP2897572B2 - シール構造 - Google Patents

シール構造

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JP2897572B2
JP2897572B2 JP603793A JP603793A JP2897572B2 JP 2897572 B2 JP2897572 B2 JP 2897572B2 JP 603793 A JP603793 A JP 603793A JP 603793 A JP603793 A JP 603793A JP 2897572 B2 JP2897572 B2 JP 2897572B2
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欣哉 三輪
理 古川
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォークリフト等の産
業車両等に設けられる部材間のシール構造に係り、特
に、シートを支持するトップパネル等の可動部材の周縁
部と、その周縁部に当接する他方の部材の当接面との間
隙を密閉するシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】産業車両,例えばフォークリフトにおけ
るトップパネルは、その下方に位置するエンジンルーム
内の整備等のために、後部を中心に開閉可能となってい
る。そして、車体フレームとの当接部であるその開口部
周縁部にシールを装着することで、トップパネルとフレ
ームとの当接部を密閉して、エンジンルームからの騒音
の漏れを低減したり、該エンジンルーム内への塵の侵入
を防止している。
【0003】このような一方の部材が可動可能な部材間
における,従来のシール構造としては、例えば実開平6
1−38280号公報に記載されているものがある。こ
のシール構造は、箱型のトップパネル2下端開口周縁部
に沿って、図10に示すように、ほぼU字形状の断面を
した取付け部9が取付けられ、さらに、その取付け部9
外面に円筒形状のシール部10が固定されることで構成
されて、トップパネル2を閉じると、上記円筒形状のシ
ール部10が車体フレーム1上部に潰れるように当接
し、トップパネル2の下端開口周縁部と車体フレーム1
との当接部の間隙が密閉されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のシール構造にあっては、シール部10が他
方の部材の当接面に押し付けられて密封することを前提
としたものであり、当接部の一部がシール部10に対し
て摺動するように当接したりすると、シール部10の一
部に捩じれが発生して、密封されない部分が発生する恐
れがあるという問題ある。
【0005】例えば、図11に示すように、トップパネ
ル2の前面パネル7をトップパネル2本体とは別体にす
ると、図11中Aの部分では図12に示すようにシール
部10を潰すように部材2,7間が当接するが、図10
中B部分では図13に示すようにシール部10を転がす
方向に摺動しながら当接するので、上記従来のシール構
造ではシール部10の一部に捩じれが生じてしまう。
【0006】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、部材の当接面がシール部に対して当接
部位によって異なる方向から当接しても、部材の周縁部
を一つのシールで密封可能なシール構造を目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のシール構造は、少なくとも片方が移動可能
な部材からなり、一方の部材の周縁部へ他方の部材の当
接面を相対的に当接した際における当該当接部の間隙を
密封するシール構造において、一方の部材の周縁部に沿
って取付けられる取付け部と、上記当接状態で上記取付
け部から他方の部材の当接面に向けて突設し撓み可能な
基部と、裏面に上記基部の先端を被着し且つ表面を他方
の部材の当接面へ接触可能なシール部と、上記当接状態
で、表面が、上記シール部の表面に対して他方の部材の
当接面が相対的に摺動しながら当接する場合における当
該当接面の侵入側へ、上記当接面から離れる方向で且つ
シール部の表面から所定だけ傾いた方向に上記シール部
から延びるガイド部と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0008】
【作用】他方の部材の当接面がシール部の表面を押し潰
す方向から接近する当接部分では、該当接面がシール部
の表面に直接衝突してそのままシール部を押し、基部が
それに追従して撓むことによる反力で、シール部と上記
当接面が密着する。また、他方の部材の当接面が、シー
ル部に摺動するように接近する部分では、該当接面が、
ガイド部に誘導されながらシール部に接触し、基部の撓
みによってシール部と当接面が密着する。
【0009】このとき、ガイド部が当接面から離れる方
向にシール部から延びているので、当接面の摺動位置が
多少ぶれても、該当接面は、必ずガイド部表面に当接し
該ガイド部に誘導されてシール部に向かう。このとき、
基部が撓むことによってガイド部及びシール部が受ける
押圧力が吸収され、且つ、該基部からの反力によって、
ガイド部及びシール部と当接面とが、摺動及び当接の際
に接触した状態を保つようになる。
【0010】このように、他方の部材の当接面が同時に
上記2方向からシールに当接しようとしても、シール部
に捩じれ等が発生せずに該シールが追従し、両部材間の
当接部全周を密封状態にすることができる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本実施例では、フォークリフトのトップパネルに対する
シール構造を例として説明しているが、他の部材間のシ
ール構造に適用しても構わない。まず構成を説明する
と、図4に示すように、車体本体のフレーム1上にトッ
プパネル2が設置されている。そのトップパネル2の後
部は、車体本体から立設する支持部材3にヒンジ4を介
して開閉可能に取付けられている。そのトップパネル2
の前側には、フロアパネル5が配置されていると共に、
該トップパネル2の上にシート6が取付けられている。
【0012】上記トップパネル2は、図3及び図6に示
すように、上方に凸の箱型形状をしていると共に前面が
開口されている。そして、そのトップパネル2前面を覆
い可能なフロントパネル7が、フロアパネル5から一体
的に突設している。上記トップパネル2の下端開口部及
び後端部には、周縁部となる内向きのフランジ2aが形
成されていて、そのフランジ2aに対して、図7に示す
ように第1シール8が取付けられている。
【0013】その第1シール8は、上記フランジ2aに
対する取付け部9と、フレーム1に当接するシール部1
0とから構成されている。取付け部9は、ソリッドゴム
によって断面U字形状に形成された嵌着部9aの内面か
ら複数の舌片9cが突設してなり、上記嵌着部9aの内
部にU字形のバネ部材9bが埋設されて上記嵌着部9a
に充分な硬さが備えられている。
【0014】また、上記シール部10はスポンジ系のゴ
ムからなる断面円筒形状のチューブからなって、よって
フランジ2aに沿って配置されている。そして、上記取
付け部9は、その嵌着部9aで上記内向きフランジ2a
に嵌着させるようにして該フランジ2aに沿って取り付
けられている。なお、図6中C部分は、フランジ2aが
形成されないので、図8に示すような第2シールが取付
けられている。
【0015】また、上記フロントパネル7の外周縁部に
は、図5に示すように、外向きのフランジ7aが形成さ
れていて、該フランジ7aに沿って本願発明に基づく第
3シール12が取付けられている。その第3シール12
は、図1に示すように、フランジ7aに対する取付け部
13と、トップパネル2に当接するシール部14と、そ
の両者を連結する基部15とから構成されている。
【0016】取付け部13は、ソリッドゴムによって断
面U字形状に形成された嵌着部13aの内面から複数の
舌片13cが突設してなり、上記嵌着部13aの内部に
U字形のバネ部材13bが埋設されて上記嵌着部13a
に充分な硬さを持たせている。その嵌着部13aの外面
から、スポンジ系ゴムからなる基部15がトップパネル
2の内向きフランジ2aからなる当接面18に向けて突
設されていて、その先端部にシール部14の裏面が一体
に被着している。
【0017】そのシール部14は、スポンジ系ゴムを材
料として略帯形状に形成されて、その表面は、上記トッ
プパネル2の当接面18に接触可能に該当接面18に沿
って延びている。そのシール部14の幅方向外方,即ち
上記当接面18の侵入側に向けて帯状のガイド部17が
延設されている。そのガイド部17は、上記当接面18
から離れる方向に該シール部14の表面から所定の傾斜
角度をもって該シール部14から延びている。
【0018】さらに、シール部14の幅方向内方から、
当接面18側にやや向かうように帯状のストッパ部16
が延設されている。上記のようなシール構造にあって
は、開いた状態からトップパネル2を閉じると、トップ
パネル2に下端部外周に沿って被着したシール8,11
は、図7及び図8に示すように、シール部10,11a
がフレーム1及び支持部材3に向けて押し付けれるよう
に当接して、該トップパネル2の下端部周縁部全周及び
後端周縁部が該シール8,11を介して密封された状態
となる。
【0019】また、フロントパネル7の外縁に接近した
トップパネル2の前面開口部は、図3中A部分にあって
は、図2に示すように、シール部14の表面にトップパ
ネル2の当接部が上方から衝突するように当接し、該シ
ール部14を下方に押し込む。そして、その押し込みに
対して基部15が撓むことで追従して、上記A部分の当
接部を密封する。
【0020】また、図3中B部分にあっては、図1に示
すように、トップパネル2の当接面18は、シール部1
4に対して車体前後方向前方から摺動するように接触し
て、上記B部分の当接部を密封する。このとき、トップ
パネル2は、車幅方向等にがたついて上記当接面18の
位置にばらつきが生じる恐れがあるが、ガイド部17が
当接面18から離れる方向に傾斜して配置されているの
で、該当接面18は、ガイド部17表面を摺動するよう
にシール部14まで誘導されてシール部14に接触す
る。
【0021】このとき、当接部によるガイド部17及び
シール部14への押圧は、基部15が撓むことで吸収さ
れ、その反力によって、該ガイド部17及びシール部1
4が当接面18に向けて押し付けられるようになってい
る。さらに、当接面18の先端がストップ部まで摺動す
ると、該ストップ部が有する傾斜によって当接面18に
対するする摺動抵抗が大きくなって、それ以上、当接面
18がシール部14表面を摺動しないように抑えられ
る。
【0022】このように、第3シール12に対しては、
同時に、A部分とB部分とで異なる方向からトップパネ
ル2の当接面2aがシール部14に当接するが、シール
部14に捩じれ等が発生することなく、所望の周縁部全
周に渡って密封可能となる。なお、上記第3シール12
は、図9に示すような形状をしていても構わない。この
シールのシール部14とガイド部17の表面が、連続し
て外方に凸のなだらから曲面を形成してなり、上記A部
分においては、図9中矢印Dからシール部14に当接
し、また、B部分に対しては矢印Eからガイド部17に
誘導されてシール部14と接触可能になっている。
【0023】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のシー
ル構造では、当接面が2方向からシール部に当接するよ
うにしてもシール部に捩じれ等の不都合が発生すること
なく追従して一つのシールによって所望の部材間の当接
部を密封可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例の第3シールのB部分での
当接を示す図である。
【図2】本発明に係る実施例の第3シールのA部分での
当接を示す図である。
【図3】本発明に係る実施例のトップパネル及びフロン
トパネルを示す斜視図である。
【図4】本発明に係る実施例のトップパネル及びフロン
トパネルを示す側面図である。
【図5】本発明に係る実施例のフロントパネルへのシー
ル取付け位置を示す図である。
【図6】本発明に係る実施例のトップパネルへのシール
取付け位置を示す図である。
【図7】本発明に係る実施例の第1シールを示す断面図
である。
【図8】本発明に係る実施例の第2シールを示す断面図
である。
【図9】本発明に係る第2実施例の第3シールを示す断
面図である。
【図10】従来のシール構造を示す断面図である。
【図11】従来のシール構造での問題部位を示す斜視図
である。
【図12】図11におけるA部分での当接を示す図であ
る。
【図13】図11におけるB部分での当接を示す図であ
る。
【符号の説明】
2 トップパネル 7 フロントパネル 12 第3シール 13 取付け部 14 シール部 15 基部 16 ガイド部 17 ストッパ部 18 当接面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも片方が移動可能な部材からな
    り、一方の部材の周縁部へ他方の部材の当接面を相対的
    に当接した際における当該当接部の間隙を密封するシー
    ル構造において、一方の部材の周縁部に沿って取付けら
    れる取付け部と、上記当接状態で上記取付け部から他方
    の部材の当接面に向けて突設し撓み可能な基部と、裏面
    に上記基部の先端を被着し且つ表面を他方の部材の当接
    面へ接触可能なシール部と、上記当接状態で、表面が、
    上記シール部の表面に対して他方の部材の当接面が相対
    的に摺動しながら当接する場合における当該当接面の侵
    入側へ、上記当接面から離れる方向で且つシール部の表
    面から所定だけ傾いた方向に上記シール部から延びるガ
    イド部と、を備えたことを特徴とするシール構造。
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