JP2894233B2 - 波形データの時間位置をノートコードに割振る機能を備えた電子楽器 - Google Patents

波形データの時間位置をノートコードに割振る機能を備えた電子楽器

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JP2894233B2
JP2894233B2 JP7043438A JP4343895A JP2894233B2 JP 2894233 B2 JP2894233 B2 JP 2894233B2 JP 7043438 A JP7043438 A JP 7043438A JP 4343895 A JP4343895 A JP 4343895A JP 2894233 B2 JP2894233 B2 JP 2894233B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、波形データの時間位
置を鍵盤にアサインする(割振る)ことのできる電子楽
器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、いわゆる波形メモリ方式の音
源が知られている。これは既に存在する音をサンプリン
グすることにより波形データを取得し、それを再生する
ものである。波形メモリ方式の音源を有する電子鍵盤楽
器では、鍵盤の位置は、基本的に、ある音色の所定の音
高に対応せられている。そして、再生時には、押鍵され
た鍵の位置に応じたピッチ(周波数ナンバ)で波形デー
タを読み出し楽音を再生する。この場合、用いる波形デ
ータの種類により音色が規定され、その波形データを読
み出すピッチにより音高が規定される。
【0003】一方、既に存在する音楽あるいは生演奏を
サンプリングしてその波形データを取得し、その波形を
編集して別の音楽を作るという手法が、特にポピュラー
音楽の中で確立されている。例えば、サンプル音の波形
をより短い部分に分割し、それらを並べ替えたり、繰り
返すといったいわゆるカットアップやループ手法が挙げ
られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の波形メモリ方式
の音源では、サンプリングにより得た波形データはその
まま用いるようになっており、波形データを分割するよ
うなことは行なわれていない。一方、新たな音楽表現方
式を望む要求は高く、波形メモリ方式においても新たな
音楽表現のための工夫が望まれている。
【0005】上述したカットアップやループ、あるいは
スクラッチといった音楽表現手法によれば、既にある波
形データを加工して用いることにより、いままでになか
った楽音を生成できる。これらの手法では、比較的長い
持続時間を持つ音の素材からある一部分を取り出す作業
が重要となる。このことは、音楽表現の多様化の観点か
らばかりでなく、録音データの編集作業を効率よく行な
う観点からも重要である。しかし、従来の電子鍵盤楽器
では、このような作業を鍵盤を用いて効率よく行なうの
は困難であった。
【0006】この発明は、波形メモリ方式において波形
データの読み出し方式に工夫を加え新たな音楽表現を行
なうことができるようにするとともに、波形データの編
集(エディット)などに際して比較的長い持続時間を持
つ音の素材からある一部分を容易に取り出すことができ
る電子楽器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子楽器
は、時間的に連続する一連のディジタル波形データを記
憶した記憶手段と、上記ディジタル波形データ内の複数
の位置を表す複数のアドレスと音高を表すノートコード
とを、昇順に並べたアドレスが昇順または降順に並べた
ノートコードに順次対応するように、あらかじめ割振る
割振り手段と、ノートコードを指定して楽音開始指示を
行なう演奏コードを発生する演奏コード発生手段と、上
記演奏コード発生手段が発生した演奏コードを受けて、
該演奏コードが含むノートコードに割振られている上記
ディジタル波形データ内のアドレスを取得し、該アドレ
スから上記ディジタル波形データを順次読み出して再生
する読み出し再生手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】割振りの方式は、例えば、均等なアドレス
間隔または均等な時間間隔になるようにする方式を用い
る。
【0009】さらに、本発明に係る電子楽器は、ディジ
タル波形データを記憶した記憶手段と、該ディジタル波
形データを読み出して再生する再生手段と、タップスイ
ッチと、上記記憶手段に記憶したディジタル波形データ
を上記再生手段により再生し、該再生中に上記タップス
イッチが操作された場合に、その時点で上記再生手段が
読み出して再生している上記ディジタル波形データのア
ドレスをタップ位置としてすべて記憶する手段と、上記
タップ位置と音高を表すノートコードとを、昇順に並べ
たタップ位置が昇順または降順に並べたノートコードに
順次対応するように、あらかじめ割振る割振り手段と、
ノートコードを指定して楽音開始指示を行なう演奏コー
ドを発生する演奏コード発生手段と、上記演奏コード発
生手段が発生した演奏コードを受けて、該演奏コードが
含むノートコードに割振られている上記ディジタル波形
データ内のタップ位置を取得し、該タップ位置のアドレ
スから上記ディジタル波形データを順次読み出して上記
再生手段により再生する読み出し制御手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0010】
【作用】波形データの時間軸上の位置をノートコードに
順次割振り、演奏時にはノートコードを指定して割振っ
た位置から波形データを再生できる。これにより、従来
なかった新たな音楽表現を行なうことができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を用いてこの発明の実施例を説明
する。
【0012】図1は、この実施例の電子楽器における波
形データの時間軸上の位置(すなわち、データのアドレ
ス)と鍵盤の鍵の位置との対応関係を示す図である。1
01はあらかじめサンプリングにより取得した波形デー
タを示す。横軸は時間、縦軸は振幅を示す。102は鍵
盤のイメージを示す。この実施例の電子楽器は、図3で
後述するように鍵盤を備えておらず、MIDI(Musica
l Instrument DigitalInterface)よりノートオンを受
信して発音を開始するようになっている。図1の鍵盤1
02は、そのようなMIDI入力でノートオンが指示さ
れた場合も含む仮想的なものである。
【0013】本実施例では、波形データ101の時間軸
上の位置と鍵盤102の鍵の位置(ノートコード)とを
あらかじめ順に対応させる。このように対応付けること
を、ノートコードを波形データに割振る、と呼ぶものと
する。割振りの実行は波形割振り処理で行なうが、この
処理の詳細は図8を参照して後述する。
【0014】図1のt0,t1,…,t6は波形データ
101の時間軸上の位置を示す。そして、t0は鍵盤1
02のC3に、t1は鍵盤102のC#3に、t2は鍵
盤102のD3に、…というようにあらかじめ順に対応
させる。波形データの時間軸上の位置t0,t1,…,
t6は、その波形データが時間軸に沿って連続的に格納
されている記憶装置上のアドレスa0,a1,…,a6
と一対一に対応するから、波形データのアドレスと鍵盤
の各鍵のノートコードとを順に対応させていることにな
る。
【0015】図2は、本実施例における再生時の方式を
説明するための図である。201は図1の鍵盤102の
C3キーのノートオンが指示されている時間区間、20
2はD3キーのノートオンが指示されている時間区間を
示す。C3キーのノートオンの少し後にD3キーがノー
トオンしている。C3キーのノートオンにより、C3に
対応するアドレスa0から波形データ203が読み出さ
れ割り当てられたチャンネル1にて出力される。同様
に、D3キーのノートオンにより、D3に対応するアド
レスa2から波形データ204が読み出され、割り当て
られたチャンネル2にて出力される。これらの波形デー
タは、加算(205)されて出力され楽音として再生さ
れる。
【0016】図3は、この実施例の電子楽器のブロック
構成を示す。この電子楽器は、MIDI用入出力インタ
ーフェース301、録音回路302、波形メモリ30
3、アクセス制御部304、音源305、ディジタルア
ナログ変換器(DAC)306、サウンドシステム30
7、ハードディスク308、パネル表示器309、パネ
ルスイッチ310、中央処理装置(CPU)311、リ
ードオンリメモリ(ROM)312、およびランダムア
クセスメモリ(RAM)313を備えている。
【0017】これら各部(DAC306とサウンドシス
テム307を除く)は、バス315により相互に接続さ
れている。
【0018】MIDI用入出力インターフェース301
には、各種のMIDI演奏機器314が接続されてい
る。MIDI演奏機器314は、例えば、鍵盤、シーケ
ンサ、電子ギターあるいは電子管楽器などであり、MI
DI規格にしたがってノートオンやノートオフなどを出
力するものである。
【0019】波形メモリ303は、波形データを記憶す
るためのRAMである。録音時には、録音回路302に
より外部からディジタル波形データを入力し、アクセス
制御部304を介して波形メモリ303に波形データを
書き込むことができる。音源305は、CPU311か
らの指示に基づいて、波形メモリ303からアクセス制
御部304を介して波形データを読み出す。読み出され
た波形データは、音源305からDAC306に出力さ
れアナログ信号に変換されて、サウンドシステム307
により放音される。
【0020】ハードディスク308は、各種の情報を記
憶するための記憶装置である。特に、録音回路302に
より入力した波形データをハードディスク308に記憶
しておき、必要なときにCPU311からの指示でハー
ドディスク308から波形データを読み出して波形メモ
リ303にセットし、再生することができるようになっ
ている。
【0021】パネル表示器309は、CPU311の指
示により各種の情報を表示するためのパネル上に設けら
れた表示装置である。パネルスイッチ310は、パネル
上に設けられたスイッチ類である。このパネルスイッチ
310を操作して、波形メモリ303上の波形データを
編集することができる。CPU311は、この電子楽器
全体の動作を制御する。ROM312は、CPU311
が実行するプログラムや各種の定数データなどを記憶す
る。RAM313は、ワークエリアなどに用いられる。
【0022】図4は、音源305の詳細なブロック構成
を示す。音源305は、アドレス発生器401、エンベ
ロープ発生器402、乗算器403、およびチャンネル
累算器404を備えている。この音源305は、16チ
ャンネル(以下、chと略す)時分割で動作する。その
うち、0ch〜3chを図1および図2で説明した連続
波形の発音用に使用し、4ch〜15chを通常演奏用
に使用する。chの割り当てかたは、固定的でもよい
し、ダイナミックに使用してもよい。
【0023】アドレス発生器401は、波形メモリ30
3から波形データを読み出す際の読み出しアドレスを発
生する。そのために、アドレス発生器401は、CPU
311から出力されるノートオン、スタートアドレス、
エンドアドレス、およびノートコードを入力する。ノー
トオンは発音開始を指示する信号、スタートアドレスは
読み出しを開始する位置を示す波形メモリ303内のア
ドレス、エンドアドレスは読み出しを終了する位置を示
す波形メモリ303内のアドレスである。ノートコード
は、スタートアドレスからどれだけのピッチでエンドア
ドレスまで読み出していくかを示す周波数ナンバを規定
するコードである。
【0024】この実施例では、図1および図2で説明し
たように、あるノートコードに波形メモリ上のアドレス
を割振り当該ノートコードのノートオンが入力したとき
には当該アドレスから波形データを読み出して再生する
ことを特徴としている。具体的には、そのような態様で
発音を行なうノートコードの範囲はあらかじめ定めてお
き、それ以外のノートコードでは通常の波形メモリ方式
にて発音を行なうようにしている。
【0025】そのため、CPU311は、アドレス発生
器401に与えるノートコードを以下のようにして定め
るようにしている。
【0026】MIDIにより入力したノートオンのノ
ートコードが、通常の波形メモリ方式で発音を行なう範
囲のノートコードであるときは、そのノートコードをア
ドレス発生器401に与える。アドレス発生器401
は、そのノートコードに応じた周波数ナンバをピッチと
して読み出しアドレスを順次出力し、これにより当該ノ
ートコードに応じた音高の楽音が発生される。
【0027】MIDIにより入力したノートオンのノ
ートコードが、波形メモリ上のアドレスに(図1で説明
したように)割振ったノートコードであるときは、アド
レス発生器401に所定の固定値のノートコード(入力
したノートオンのノートコードではない)を与える。そ
の固定値のノートコードは、当該波形データを波形メモ
リ303に録音したときのサンプリングレートと同じ速
さで再生するような値である。
【0028】エンベロープ発生器402は、波形メモリ
303から読み出した波形データに付与するエンベロー
プ波形を発生する。そのために、エンベロープ発生器4
02は、CPU311から出力されるノートオン、ノー
トオフ、ダンプ、および各種EG(エンベロープジェネ
レータ)パラメータを入力する。
【0029】ノートオンは発音開始を指示する信号、ノ
ートオフは発音終了を指示する信号である。ダンプは、
発音のために割り当てたchをトランケート(全ch使
用中で新たな発音指示がきたとき、例えば一番古く割り
当てたチャンネルを強制的に消音し、新たな発音に割り
当てる)のために強制的に消音する場合のダンプ指示信
号である。各種EGパラメータは、エンベロープ波形を
発生するためのパラメータ群である。
【0030】エンベロープ発生器402が発生するエン
ベロープ波形は、通常演奏用(4ch〜15ch)にお
いては従来より知られているものを用いるが、連続波形
用(0ch〜3ch)においては、図12に示す2種類
のエンベロープ波形の何れかを用いる。何れのエンベロ
ープ波形も最大値maxを保持する区間を有する。これ
は、このエンベロープを付与すべき波形データが、録音
したものをそのまま読み出す波形データだからである。
【0031】図12(a)は、ノートオンのタイミング
で最大値maxまで立ち上がり、最大値maxを保持
し、ノートオフのタイミングからなだらかに減衰するエ
ンベロープ波形である。図12(b)は、ノートオンの
タイミングからなだらかに立ち上がって最大値maxに
至り、最大値maxを保持し、ノートオフのタイミング
からなだらかに減衰するエンベロープ波形である。どち
らのエンベロープ波形を発生するかは、エンベロープモ
ードによって定められる。エンベロープモードは、CP
U311が発生しエンベロープ発生器402に与える。
エンベロープモードは、各種EGパラメータに含まれて
いるものとする。
【0032】エンベロープ発生器402は、CPU31
1からのノートオフ信号を受けるとともに、アドレス発
生器401から発生するノートオフ信号も受ける。これ
は、スタートアドレスから波形データを読み出してエン
ドアドレスまで至ったときアドレス発生器401からノ
ートオフを発生して消音するためである。このように強
制的な消音を行なうのは、ノートオンが続いている間は
ずっと波形データの読み出しを続けるのではなく、ある
程度のところで発音を停止するようにするためである。
【0033】エンベロープ発生器402は、エンベロー
プ波形のレベルが0に至ったとき、レベル0信号をアド
レス発生器401に出力する。アドレス発生器401
は、読み出しアドレスが未だエンドアドレスに至ってい
ない場合であっても、レベル0信号を受けたときは、ノ
ートオフしたものとしてアドレス発生の動作を停止す
る。
【0034】アドレス発生器401から発生した読み出
しアドレスで波形メモリ303から読み出した波形デー
タは、乗算器403に入力し、エンベロープ発生器40
2からのエンベロープ波形と乗算される。乗算結果(エ
ンベロープが付与された波形データ)はチャンネル累算
器404に入力し、ここで16ch時分割の各chの波
形データが累算される。累算結果は楽音データとして出
力され、図1のDAC306およびサウンドシステム3
07により放音される。
【0035】図5は、この実施例の電子楽器のメインル
ーチンのフローチャートを示す。電子楽器の電源がオン
すると、CPU311は、ステップS1で各種の初期設
定を行なう。
【0036】次に、ステップS2でMIDI処理を行な
う。MIDI処理とは、図1のMIDI演奏機器314
から発生したMIDI信号を入力し、そのMIDI信号
に応じた処理を行なうものである。次に、ステップS3
でモード選択スイッチ処理を行ない、ステップS4で選
択されたモードに応じて分岐する。波形準備処理モード
が選択されたときはステップS5で波形準備処理を行な
う。波形割振り処理モードが選択されたときはステップ
S6で波形割振り処理を行なう。その他の場合は、ステ
ップS7でその他の処理を行なう。ステップS5、S
6、S7の後はステップS2に戻る。
【0037】波形準備処理および波形割振り処理につい
て詳細に説明する前に、波形メモリ303の構造につい
て説明する。図6は、波形メモリ303のメモリマップ
である。波形メモリ303の先頭部分にはヘッダ601
が設けられている。ヘッダ601には、このヘッダ60
1以降の領域に格納されている各波形データのアドレス
および各オプションデータのアドレスがセットされてい
る。602は録音された波形データの本体を示す。波形
データ602の次に、その波形データ602に関するオ
プションデータ603がセットされている。
【0038】オプションデータ603は、ノートコード
範囲611、エンベロープモード612、ノートオフモ
ード613、アドレスデータ614、およびその他デー
タ615からなる。
【0039】ノートコード範囲611は、図1で説明し
たように波形データに割振ったノートコードの範囲を示
す。エンベロープモード612は、図12で説明した2
種類のエンベロープ波形の何れを用いるかを示す。ノー
トオフモード613は、ノートオンが連続した場合の動
作を決定するモードである。図13を参照してノートオ
フモードについて説明する。ノートオフモードが「0」
のときは、先のノートオンが継続している状態で後にノ
ートオンを受信しても先のノートオンによる発音は継続
し、そのノートオンに対応するノートオフで消音する。
ノートオフモードが「1」のときは、先のノートオンが
継続している状態で後にノートオンを受信すると、後の
ノートオンのタイミングで先のノートオンによる発音を
強制的に消音する。
【0040】再び図6を参照して、波形メモリ303の
構造について説明する。アドレスデータ614は、各ノ
ートコードに割振った波形データのスタートアドレスと
エンドアドレスを示す。アドレスデータ614の領域
は、全ノートコード(0〜127)に対応して設けてあ
る。すなわち、ノートコード「0」に割振ったスタート
アドレスがSA(0)でエンドアドレスがEA(0)、
ノートコード「1」に割振ったスタートアドレスがSA
(1)でエンドアドレスがEA(1)、…というように
なっている。もちろん、ノートコード範囲611により
割振るノートコードの範囲が指定されているから、その
範囲のアドレスデータのみが有効な情報で、それ以外の
範囲のアドレスデータは無効である。
【0041】図7は、図5のステップS5の波形準備処
理のフローチャートである。波形準備処理では、まずス
テップS11で波形データソースから供給される波形デ
ータを波形メモリ303に書き込む(例えば、図6の波
形データ602)。波形データソースとは、波形データ
の供給源であり、図3の録音回路302を介して外部か
ら入力した波形データを用いてもよいし、ハードディス
ク308に格納されている波形データを用いてもよい。
【0042】次に、ステップS12で、波形メモリ30
3のヘッダ(図6の601)に、ステップS11で書込
んだ波形データのアドレスを登録して、処理を終了す
る。
【0043】図8は、図5のステップS6の波形割振り
処理のフローチャートである。波形割振り処理では、ま
ずステップS21で割振り方法を指定する。本実施例で
は、割振り方法として3つの方法が用意されており、こ
こではそのうちから1つを選択指定する。3つの方法と
は、均等割、単位時間割、タッピング割である。
各方法の詳細は後述する。
【0044】次にステップS22でノートコードの範囲
を入力する。これは、波形データを割振るノートコード
の範囲を指定するものである。範囲の指定は、範囲の先
頭のノートコードSNCおよび範囲の最後のノートコー
ドENCを指定することにより行なう。指定されたSN
CとENCは、図6の波形メモリのオプションデータ6
03のノートコード範囲611に記憶しておく。さら
に、指定された範囲に含まれる全ノートコード数nを n=ENC−SNC+1 で算出し、記憶しておく。
【0045】次に、ステップS23で、割振りのスター
トポイントSPを指定する。スタートポイントSPと
は、波形データ中でノートコードを割振る先頭のアドレ
スのことである。ステップS24では、ステップS21
で指定された割振り方法に応じて分岐する。すなわち、
均等割のときはステップS25に、単位時間割のときは
ステップS27に、タッピング割のときはステップS2
9に、それぞれ分岐する。
【0046】均等割の場合は、ステップS25で割振り
のエンドポイントEPを指定する。エンドポイントEP
とは、波形データ中でノートコードを割振る最終のアド
レスのことである。次に、ステップS26でスタートポ
イントSPとエンドポイントEPとの間をn等分して各
ノートコードに割振る。
【0047】図9(a)に、均等割の例を示す。この例
では、割振るノートコードの範囲はSNC=20、EN
C=27で分割数nは8である。そこで、波形メモリ上
の波形データのうちスタートポイントSPからエンドポ
イントEPまでの間を均等に8等分し、各スタートアド
レスSA(i)は、i=20〜27として SA(i)=SP+{(EP−SP)/n}×(i−S
NC) で算出する。各エンドアドレスEA(i)は、それぞ
れ、各スタートアドレスSA(i)から一定値だけ進ん
だ位置としてもよいし、次のスタートアドレスと一致
(すなわち、EA(i)=SA(i+1)とする)させ
てもよい。以上のようにして求めたスタートアドレスS
A(i)とエンドアドレスEA(i)は図6のアドレス
データ614にセットする。
【0048】単位時間割の場合は、ステップS27で割
振りの間隔Wを指定し、ステップS28でスタートポイ
ントSP以降を等間隔Wで順次分割し各ノートコードに
割振る。
【0049】図9(b)に、単位時間割の例を示す。こ
の例では、割振るノートコードの範囲は、SNC=2
0、ENC=26で分割数nは7である。そこで、波形
メモリ上の波形データのスタートポイントSPから均一
の間隔Wおきに波形データを分割し、各スタートアドレ
スSA(i)は、i=20〜26として SA(i)=SP+W×(i−SNC) で算出する。なお、割振り間隔Wは、時間長で指定して
もよいし、サンプル数で指定してもよい。各エンドアド
レスEA(i)は、均等割と同様にして求めればよい。
求めたスタートアドレスSA(i)とエンドアドレスE
A(i)は図6のアドレスデータ614にセットする。
【0050】タッピング割は、スタートポイントSPを
含む波形データを実際に再生しながら、演奏者にパネル
スイッチ310内のタップスイッチを操作させ、その操
作時点の波形データ再生アドレスをタップ位置TP
(j)(jはタップスイッチの操作の順番を示す整数)
として順次記憶し、スタートポイントSP以降の位置T
P(j)を各ノートコードに順次割振る方法である。
【0051】そのために、まずステップS29で、波形
データを実際に再生し演奏者がタップスイッチを操作し
た時点の波形データの再生アドレスをタップ位置TP
(j)に順次記憶する(j=1,2,3,…)。そし
て、ステップS30でスタートポイントSP以降のTP
(j)の位置で波形データを分割し、各ノートコードに
割振る。
【0052】図9(c)に、タッピング割の例を示す。
この例では、割振るノートコードの範囲はSNC=2
0、ENC=26で分割数nは7である。スタートポイ
ントSP以降で演奏者がタップスイッチを操作したタイ
ミングが、TP(M)、TP(M+1)、…、TP(M
+7)の位置である。タップスイッチを操作したタイミ
ングにおける波形データの再生アドレスは、順にTP
(1)、TP(2)、TP(3)、…と格納されていく
が、スタートポイントSP以降で初めてタップスイッチ
操作が為されたのがM回目のタップスイッチ操作であっ
たので、TP(M)、TP(M+1)、…の位置が取り
出されている。これらの位置TP(M)、TP(M+
1)、…、TP(M+7)を、各ノートコードに割振
る。各スタートアドレスSA(i)は、i=20〜26
として SA(i)=TP(i+M−SNC) で算出する。各エンドアドレスEA(i)は、均等割と
同様にして求めればよい。求めたスタートアドレスSA
(i)とエンドアドレスEA(i)は図6のアドレスデ
ータ614にセットする。
【0053】なお、タップ位置TPに所定量の負のオフ
セットをつけて各タップ位置TP(j)を前側にずら
し、タップスイッチの操作時点より前の時点で波形デー
タを分割すれば、タップ時点の波形の頭が切れることな
く分割できる。また、タップスイッチを操作するタイミ
ングは任意であって、拍毎、音符毎、あるいはフレーズ
毎に操作するようにしてもよい。
【0054】また、各スタートアドレスSA(i)を、
各タップ位置TPにそのまま設定するのではなく、2つ
おきのタップ位置にしたり、各タップ位置TPに基づい
て拍を抽出し、抽出された拍位置に各スタートアドレス
SA(i)を設定するようにしても良い。本実施例でタ
ップを用いる目的は、録音された波形データを人間の聴
感に基づいて分割できるようにする事である。
【0055】上述の3つの方法の何れかで割振りを行な
った後、ステップS31で、演奏者の指定に応じて図1
2で説明したエンベロープモード(図6の612)を設
定する。さらに、ステップS32で、演奏者の指定に応
じて図13で説明したノートオフモード(図6の61
3)を設定し、波形割振り処理を終了する。
【0056】以上のようにして、波形データの割振りを
行なった後、演奏を行なう。演奏は、図3のMIDI演
奏機器314からノートオンおよびノートオフを入力す
ることにより行なう。MIDI演奏機器314からのノ
ートオンを受信したとき、CPU311は、図5のステ
ップS2でそのノートオンに応じた処理を行なうが、図
10にその処理の詳細を示す。また、MIDI演奏機器
314からノートオフを受信したとき、CPU311
は、図5のステップS2でそのノートオフに応じた処理
を行なうが、図11にその処理の詳細を示す。
【0057】まず図10を参照して、ノートオン受信時
の処理を説明する。ステップS41で、受信したノート
オンのノートコードをレジスタNCDに、ベロシティを
レジスタVELに、それぞれセットする。次にステップ
S42で、ノートコードNCDがオプションデータ60
3のノートコード範囲611(図6)の範囲内であるか
否かを判別する。なお、図6で説明したように、波形メ
モリ303には、波形データとそれに対応するオプショ
ンデータが複数格納されているが、あらかじめ用いる波
形データとオプションデータを選択してあるものとす
る。
【0058】ステップS42でノートコードNCDがノ
ートコード範囲611の範囲外であるときは、通常演奏
であるから、ステップS43で4ch〜15chの範囲
で発音ch割当てを行ない、ステップS44で通常の発
音処理を行なう。通常の発音処理とは、ノートコードN
CDの音高でベロシティVELに対応した強度の音を発
生するということである。具体的には、図4で説明した
音源305にノートコードNCDなどのパラメータを与
えてノートオンを送り、通常の波形データ読み出し方式
で発音する。
【0059】ステップS42でノートコードNCDがノ
ートコード範囲611の範囲内であったときは、図1お
よび図2で説明した連続波形を用いた発音を行なうため
にステップS45に分岐する。
【0060】ステップS45では、0ch〜3chの間
で発音chを割当てる。ステップS46でオプションデ
ータ603のノートオフモード613が「0」か「1」
かを判別する。ノートオフモード613が「0」のとき
は、そのままステップS48に進む。ノートオフモード
613が「1」のときは、ステップS47で0ch〜3
chのうちのステップS45で割当てたch以外のch
を消音するためにそれらのchにノートオフを送出し
て、ステップS48に進む。
【0061】ステップS48では、オプションデータ6
03のアドレスデータ614からノートコードNCDに
割振ったスタートアドレスSA(NCD)とエンドアド
レスEA(NCD)を割当てたchにセットし、ステッ
プ49で、ノートオンを送出する。これにより、図4で
説明したように、スタートアドレスSA(NCD)とエ
ンドアドレスEA(NCD)が音源305のアドレス発
生器401に入力し、スタートアドレスSA(NCD)
から波形データが再生され、放音されることになる。
【0062】次に、図11を参照して、ノートオフ受信
時の処理を説明する。まず、ステップS51で、受信し
たノートオフのノートコードをレジスタNCDにセット
する。次に、ステップS52で、ノートコードNCDが
オプションデータ603のノートコード範囲611(図
6)の範囲内であるか否かを判別する。ノートコード範
囲611の範囲外であるときは、ステップS53で通常
演奏の消音処理を行なう。これにより、ノートコードN
CDの音高の発音中の楽音が消音する。
【0063】ステップS52でノートコードNCDがノ
ートコード範囲611の範囲内であるときは、ステップ
S54で0ch〜3chのうちノートコードNCDで発
音がなされているchをサーチする。ステップS55で
該当するchがあったら、ステップS56で該当chに
ノートオフを送出して消音を行なう。
【0064】上記実施例によれば、例えばMIDI演奏
機器314として鍵盤を用いて、ある鍵域に波形データ
を割振り、その鍵域の鍵を押下することにより、いつで
も演奏者の所望の位置から波形データを再生できる。こ
れは、今までにない新たな音楽表現の手法である。ま
た、割振りの方法は、均等割、単位時間割、タッ
ピング割から選ぶことができ、何れの方法でも簡単に割
振りを行なうことができる。
【0065】なお、上記実施例において、MIDI用イ
ンターフェース301に接続するMIDI演奏機器31
4としてシーケンサを用いた場合には、録音した長時間
波形の時間軸方向の圧縮および伸張を行なうことができ
る。以下、その変形例を説明する。
【0066】まず、波形メモリ303に長時間波形デー
タを録音する。次に、その波形データに対してノートコ
ードの割振りを行なう。割振りは、上述のどの方法でも
よいが、本変形例では均等割が好適である。割振るノー
トコードの範囲は、なるべく広い方がよい。場合によっ
ては、ノートコードをMIDIの規格より長いビット数
で表すようにしてもよい。
【0067】いま、C1からC7(ノートコードの値と
しては24〜96)の全73ノートコードに割振り(均
等割)を行なったとする。そして、シーケンサ(図3の
MIDI演奏314)に、図14(a)に示すシーケン
スを準備する。シーケンサがこのシーケンスにしたがっ
てノートオンを順次出力すれば、波形メモリ303の波
形データが順次出力され再生される。
【0068】ここで、図14(b)や図14(c)に示
すように、シーケンサからのノートオンの出力のテンポ
を遅くしたり速くしたとする。すると、波形データの各
ノートコードに割振った位置からの再生の時間がそのテ
ンポにしたがって長くなったり短くなったりするので、
結果的に長時間波形を時間軸方向に伸張あるいは圧縮し
て再生できるという効果が得られる。
【0069】各ノートコードのノートオンに対し、次の
ノートコードのノートオンの直前にノートオフを出力す
るようにしてもよいが、次のノートオンがきたとき前の
ノートオンを強制的に消音するように、ノートオフモー
ドを「1」にしておいてもよい。エンベロープの形状は
クロスフェードするようにしておけば、ノイズも出な
い。
【0070】また、ある波形データの一部分をリピート
したいときや、波形データのある位置まで至ったら前に
戻る、というような再生を行ないたいときも、ノートコ
ードで波形データ内の位置を指定できるので、所定の音
符に戻るというようにすれば容易に設定できる。
【0071】上記実施例では、ノートコードに波形デー
タの読み出し位置を割振り、そのノートコードのノート
オンを受信したら割振った位置から波形データを再生す
るようにしたが、補助手段として回転する入力装置など
を設け、これによって隣合うノートコードの間の波形読
み出し位置を指定できるようにしてもよい。
【0072】例えば、MIDI鍵盤楽器では、図15に
示すように、鍵盤1501の隣にベンドホイール150
2やモジュレーションホイール1503などの回転入力
装置を備えたものが多い。これらの入力装置の構造は、
図16(図15のホイール部分を横からみた断面図)に
あるように、回転型のポテンショメータ1601の軸に
扇型のつまみであるホイール1602を取付けたもの
で、ベンドホイール1502の場合は常に中点に復帰す
るようにバネが取付けられている。このような入力装置
の角度情報はMIDI信号に変換されて、図3のCPU
311で受け取ることができる。
【0073】そこで、連続波形の再生のためのノートオ
ンの途中でこのような角度情報を受信したときには、例
えばその直前のノートオンのノートコードに割振られて
いるスタートアドレスとの間で角度情報の割合に応じた
位置を算出し、その位置から波形メモリの読み出しをス
タートするようにしてもよい。
【0074】さらに、上記実施例では、割振りののちそ
の波形データを再生する例を中心に説明したが、本発明
は波形データの編集加工に適用することもできる。すな
わち、長時間の波形データ内の途中のアドレスを例えば
鍵盤の複数の鍵に割振れば、ユーザは、鍵盤の鍵の位置
によってその波形データのだいたいどのあたりのデータ
か認識し易くなる。そして、長時間の波形データの一部
分を指定することが容易になるから、その部分的なデー
タを切出して音の素材として用い加工編集できることに
なる。
【0075】なお、上記実施例では、ノートコードを波
形データ内のアドレスに割振るときに、両者が昇順に順
次対応するように割振っている。すなわち、例えば鍵盤
を例にとると、鍵盤の音高の低い側(左側)の鍵に波形
データの先頭部分のアドレスを割振り、その鍵から徐々
に右にいくと波形データのアドレスが徐々に進み、音高
の高い側(右側)の鍵に波形データの終了部分のアドレ
スを割振る、というようにしている。これに対し、逆方
向に(昇順に並べたアドレスが降順に並べたノートコー
ドに順次対応するように)割振りを行なってもよい。す
なわち、鍵盤の例では、鍵盤の音高の高い側(右側)の
鍵に波形データの先頭部分のアドレスを割振られ、その
鍵から徐々に左にいくと波形データのアドレスが徐々に
進み、音高の低い側(左側)の鍵に波形データの終了部
分のアドレスを割振る、というようにしてもよい。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、録音などによって用意された波形データの時間軸上
の位置をノートコードに順次割振るようにしているの
で、そのような割振りを行なった位置から再生するよう
にすれば、従来にない音楽的表現が可能となる。また、
波形データの一部を指定することが容易になるので、波
形データから音の素材を取り出して編集加工する場合に
適用すれば、ユーザが素早く必要な部分を取り出すこと
ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】波形データの時間軸上の位置と鍵盤との対応を
示す図
【図2】再生時の方式の説明図
【図3】実施例の電子楽器のブロック構成図
【図4】音源のブロック構成図
【図5】メインルーチンのフローチャート図
【図6】波形メモリのメモリマップ図
【図7】波形データ準備処理のフローチャート図
【図8】波形割振り処理のフローチャート図
【図9】割振り方法を説明するための波形メモリアドレ
ス図
【図10】ノートオン受信ルーチンのフローチャート図
【図11】ノートオフ受信ルーチンのフローチャート図
【図12】エンベロープ波形の形状の説明
【図13】ノートオフモード説明図
【図14】本発明の応用例の説明図
【図15】ベンダーおよびモジュレーションホイールの
外観図
【図16】ホイールの断面図
【符号の説明】
301…MIDI用入出力インターフェース、302…
録音回路、303…波形メモリ、304…アクセス制御
部、305…音源、306…ディジタルアナログ変換器
(DAC)、307…サウンドシステム、308…ハー
ドディスク、309…パネル表示器、310…パネルス
イッチ、311…中央処理装置(CPU)、312…リ
ードオンリメモリ(ROM)、313…ランダムアクセ
スメモリ(RAM)、315…バス。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】時間的に連続する一連のディジタル波形デ
    ータを記憶した記憶手段と、 上記ディジタル波形データ内の複数の位置を表す複数の
    アドレスとノートコードとを、昇順に並べたアドレスが
    昇順または降順に並べたノートコードに順次対応するよ
    うに、あらかじめ割振る割振り手段と、 ノートコードを指定して楽音開始指示を行なう演奏コー
    ドを発生する演奏コード発生手段と、 上記演奏コード発生手段が発生した演奏コードを受け
    て、該演奏コードが含むノートコードに割振られている
    上記ディジタル波形データ内のアドレスを取得し、該ア
    ドレスから上記ディジタル波形データを順次読み出して
    再生する読み出し再生手段とを備えたことを特徴とする
    電子楽器。
  2. 【請求項2】時間的に連続する一連のディジタル波形デ
    ータを記憶した記憶手段と、 上記ディジタル波形データ内の複数の位置を表す複数の
    アドレスとノートコードとを、昇順に並べたアドレスが
    昇順または降順に並べたノートコードに順次対応するよ
    うに、かつ、均等なアドレス間隔または均等な時間間隔
    になるように、あらかじめ割振る割振り手段と、 ノートコードを指定して楽音開始指示を行なう演奏コー
    ドを発生する演奏コード発生手段と、 上記演奏コード発生手段が発生した演奏コードを受け
    て、該演奏コードが含むノートコードに割振られている
    上記ディジタル波形データ内のアドレスを取得し、該ア
    ドレスから上記ディジタル波形データを順次読み出して
    再生する読み出し再生手段とを備えたことを特徴とする
    電子楽器。
  3. 【請求項3】ディジタル波形データを記憶した記憶手段
    と、 該ディジタル波形データを読み出して再生する再生手段
    と、 タップスイッチと、 上記記憶手段に記憶したディジタル波形データを上記再
    生手段により再生し、該再生中に上記タップスイッチが
    操作された場合に、その時点で上記再生手段が読み出し
    て再生している上記ディジタル波形データのアドレスを
    タップ位置として記憶する手段と、 上記タップ位置とノートコードとを、昇順に並べたタッ
    プ位置が昇順または降順に並べたノートコードに順次対
    応するように、あらかじめ割振る割振り手段と、 ノートコードを指定して楽音開始指示を行なう演奏コー
    ドを発生する演奏コード発生手段と、 上記演奏コード発生手段が発生した演奏コードを受け
    て、該演奏コードが含むノートコードに割振られている
    上記ディジタル波形データ内のタップ位置を取得し、該
    タップ位置のアドレスから上記ディジタル波形データを
    順次読み出して再生する読み出し再生手段とを備えたこ
    とを特徴とする電子楽器。
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