JP2893011B1 - ターントラクタ - Google Patents

ターントラクタ

Info

Publication number
JP2893011B1
JP2893011B1 JP5891398A JP5891398A JP2893011B1 JP 2893011 B1 JP2893011 B1 JP 2893011B1 JP 5891398 A JP5891398 A JP 5891398A JP 5891398 A JP5891398 A JP 5891398A JP 2893011 B1 JP2893011 B1 JP 2893011B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
boom
turn
bucket
chassis frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5891398A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11241373A (ja
Inventor
一雄 諸岡
Original Assignee
株式会社諸岡
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社諸岡 filed Critical 株式会社諸岡
Priority to JP5891398A priority Critical patent/JP2893011B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2893011B1 publication Critical patent/JP2893011B1/ja
Publication of JPH11241373A publication Critical patent/JPH11241373A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shovels (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 ブーム取付部、運転部及びエンジン
台を含むフレームを、前後の車輪を懸架するシャーシフ
レーム対して旋回可能とするターントラクタを提供す
る。 【解決手段】 旋回フレーム3は、ブーム取付部、
運転部及びエンジン台から一体に構成され、エンジン台
は、エンジン及びオイルポンプを載置し、運転部より上
方に位置するとともに、旋回フレーム3が旋回しても、
シャーシフレーム2の前後の車輪4、5に衝接しないよ
うに前後の車輪4、5の上端より上方に位置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農業資材の運搬、
耕作、農薬の散布、施肥、収穫等の農作業、海浜での貝
取り、土木・建築作業等各種の作業に利用可能な汎用作
業用のターントラクターに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、田畑での耕作、農業資材・肥料等
の運搬、農薬散布、施肥、蓮根や米その他の農作物の収
穫等の農作業、貝の収穫等の漁業業関連作業、土木・建
築分野での諸作業等は、トラクター等各種の機械により
機械化されている。しかしながら、これらの諸作業で
は、その作業環境が悪い場合十分な作業ができない。
【0003】例えば、畑、蓮田、水田、海岸、工事現場
等の作業フィールドで凹凸面、傾斜面、アップダウンを
乗り越えたりして車体が地面に衝接して動きがとれなく
なったり、また地面にこすり付けでが部品を破壊したり
するような問題も生じていた。又、作業フィールドでは
足場の悪い場所での作業を強いられ、操舵の自由が効き
にくいという問題がある。
【0004】そこで、このような問題の解決手段とし
て、走行用の車輪を大きくすることが考えられるが、車
輪を大きくすると、運転席は地上面からかなり高くな
り、日常の農作業に従事する作業者にとっては目線の位
置が高くなり恐怖感が生じるとともに、車体全体の重心
が高くなり安定性の点からも好ましくない。又車輪が大
きくなっても操舵性能の点では依然として問題は解決さ
れない。
【0005】又、足場が悪いために畑内ではトラクタの
旋回などは難しく、その解決手段として運転席とブー
ム、アーム及びバケット等を含む作業部分を旋回しよう
とする考えもあるが、その場合作業部分の重さが重いた
めに旋回部分の前後のバランスが取れないとともに、ト
ラクタの機械的な強度という点でも好ましくないという
問題が生じていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
のような従来の問題点を解決し、作業フィールドにおけ
る凹凸面、傾斜面、アップダウンに対応して走行できる
ようにするとともに、足場の劣悪な環境でも効率的に作
業ができるようにすることである。そのためにブーム取
付部、運転部及びエンジン台を含むフレームを、車輪を
懸架するシャーシフレーム(車体の基本構造体)対して
旋回可能な旋回フレームとし、シャーシフレームの走行
方向に対して、旋回フレーム上の運転席の作業者の方向
を360度旋回できるするトラクタ(本明細書通じて、
これを「ターントラクタ」という。)を実現しようとす
ることである。さらに具体的な課題は次の通りである。
【0007】(1)作業フィールドの凹凸面、傾斜面、
アップダウン等に対応でできるように、車輪を大車輪と
しても、運転席の位置が高くならいでに作業者に恐怖感
を与えず、車体全体の重心を低くして、安定性を保持す
る。
【0008】(2)作業フィールドの足場が悪くてシャ
ーシフレームの操舵が困難な状況でも、シャーシフレー
ムに対して運転席、作業部分を共に、大きな車輪に邪魔
されることなく、全方向に旋回可能とし、劣悪な作業環
境においても、作業者が安心して効率的、機敏な作業を
行なえるようにする。
【0009】(3)前輪をシャーシフレームに対して垂
直面内で捩れるようにすることにより作業フィールドの
凹凸面、傾斜面、アップダウン等に対応できるようにす
る。
【0010】(4)旋回フレームの前方作業部分(ブー
ム、アーム、作業用バケット等作業を行なう部分)に重
量のあるものを取付けても、アンバランスが生じないで
トラクタ全体の安定性、機械強度を損なわない構造とす
る。
【0011】(5)車輪を、劣悪な作業フィールドでも
耐久性のある、しかも地盤への食い込み力があり、しか
も蓮田等の水田においても効果的な推進力を発揮する構
造とする。
【0012】(6)アームの先端には、農薬散布用、蓮
根収穫用、籾収穫用、貝収穫用、運搬作業用、土木・建
築用等各種の作業に適した作業用機器、作業用バケット
(これを作業装置という。)が取付けられるが、各種の
作業装置を簡単に着脱可能に取付けられるように、アー
ムの先端に取付フォークを設け汎用性に富んだトラクタ
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、四輪駆動される前後の車輪の車軸ケース
を懸架するシャーシフレームと、上記シャーシフレーム
の略中央部に配設された軸受を介して360度水平旋回
可能な旋回フレームと、上記旋回フレームに取付けられ
たブーム及びアームとを有するターントラクタにおい
て、上記旋回フレームは、ブーム取付部、運転部及びエ
ンジン台から一体に構成され、上記ブーム取付部は上記
ブームを枢着する取付部材を有し、上記運転部は、運転
席、操作装置及び操舵用ハンドルを有し、上記エンジン
台は、エンジン及び該エンジンで駆動されるオイルポン
プを載置し、該エンジン台は、運転部より上方に位置す
るとともに、上記旋回フレームが旋回しても、上記前後
の車輪に衝接しないように上記前後の車輪の上端より上
方に位置していることを特徴とするターントラクタを提
供する。
【0014】そして、上記シャーシフレームの下面に、
水平方向に回転する水平支持板を設け、該水平支持板の
下面に、ゴム枠を介して結合された外枠及び内枠から成
る懸架板を固着し、上記内枠にデフ装置の前後を固定す
ることにより、上記前方の車輪の車軸ケースを、上記シ
ャーシフレームに対して水平面内で旋回可能とするとと
もに、垂直面内で傾動可能にする。
【0015】そして、シャーシフレームの略中央部下面
に、上記前後の車輪を駆動する走行用オイルモータを配
設し、上記エンジン台に載置された走行用オイルポンプ
から上記軸受の中心中空部を通して配設される走行用油
圧管を、上記走行用オイルモータに連通させている。
【0016】そして、上記シャーシフレームと、上記前
方の車軸ケースの左右略両端部との間に、左右の操舵用
油圧シリンダを夫々配設し、上記エンジン台に載置され
た操舵用オイルポンプから上記軸受の中心中空部を通し
て配設される操舵用油圧管を連通させる。
【0017】そして、エンジン台に載置されたオイルポ
ンプから上記ブーム及びアームの夫々に送られる油圧用
の油圧管は、旋回フレームの一方の側に沿って配設され
ている。
【0018】そして、上記アームの先端には、取付けフ
ォークが配設されており、この取付フォークは、作業の
目的に応じて構成された作業装置が着脱自在に取り付け
られるように構成されている。そして、上記運転部は、
キャビンで覆われた運転室が形成されている。そして、
上記前後の車輪は、車輪フレームに剛性のあるゴム輪を
焼き付けて固着し、該ゴム輪の周面にパドル部を形成し
て成るものである。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例に基
づいて図面を参照して説明する。 全体構造:図1は、本発明のターントラクタ1の全体構
成を示している。ターントラクタ1は、シャーシフレー
ム2、旋回フレーム3、前方車輪4、後方車輪5、ブー
ム6、及びアーム7を主要構成部として有している。
【0020】シャーシフレーム2は、その前後端におい
て前後方の車輪4、5を懸架し、上面に旋回フレーム3
を旋回可能に配設し、さらに下面に走行用オイルモータ
8及び減速歯車装置9から成る走行駆動装置10が取付
けられている。
【0021】図1、2、4において、シャーシフレーム
2は、金属杆で形成された、前部フレーム11、後部フ
レーム12及び両側フレーム13、13間にかけ渡され
た中央フレーム14、14とから構成され、全体的に
は、前方の幅が小さい台形状をしている。シャーシフレ
ーム2の前後部上面に鋼鈑を敷設してプラットフォーム
としてもよいが、これは必ずしも必要な構成ではない。
【0022】図3、5において、シャーシフレーム2の
中央フレーム14、14上面に、旋回フレーム3を回転
可能に支持する旋回用フレーム軸受15が取付けられて
いる。旋回フレーム3の下面に設けられた円筒軸16
が、旋回用フレーム軸受15により回転可能に支持され
ている。
【0023】旋回フレーム3は、前方からブーム取付部
17、中央の運転部18及び後方のエンジン台19とか
ら構成される。エンジン台19は、運転部18に垂直壁
20を介して連成され、運転部18より上方位置にあ
り、後方に向けて水平に配設されている。旋回フレーム
3がシャーシフレーム2上で旋回した際に、前後の車輪
4、5が邪魔にならないように、エンジン台19は車輪
4、5より上方に位置し、又垂直壁20は車輪4、5に
接触しないように前後の車輪4、5の間で回転するよう
に、旋回フレーム3と車輪4、5の寸法及び関係的配置
が設計される。
【0024】ブーム取付部17は、ブーム6の基端部が
枢着される取付支持部材21が起立して設けられてい
る。
【0025】運転部18には、運転席22、操舵ハンド
ル23及び操作装置24が配設されている。運転部18
は、その全体を囲うようにキャビン25が配設され、運
転部18に、旋回フレーム3を旋回させる正逆回転可能
な旋回用オイルモータ26が配設されている。旋回用オ
イルモータ26の出力軸27は、円筒軸16内を垂下し
て伸び、その出力歯車28は旋回フレーム用軸受15の
内周面に形成された内歯車29とかみ合い、旋回用オイ
ルモータ26により旋回フレーム3が、シャーシフレー
ム2に対して減速して旋回するように構成されている。
【0026】エンジン台19には、エンジン30、操舵
/旋回用オイルポンプ31、走行用オイルポンプ32、
ブーム/作業用オイルポンプ33、及びアーム/バケッ
ト用オイルポンプ34が配設され、これらのポンプは、
エンジン30により同軸的に駆動される。さらに、エン
ジン台19には、これらのオイルポンプからの油圧の流
れを切換、制御する油圧制御装置36が配設されてい
る。なお、本発明では、後で説明するようにエンジン3
0の排気を作業に使用可能としているが、排気に加え
て、あるいは排気に代えて圧搾空気を作業に使用する場
合は、エンジン台19にエアコンプレッサを載置し、エ
ンジン30により駆動するようにする。
【0027】オイルポンプからの油圧の流れは、油圧制
御装置36において、操舵用、旋回用、走行用、ブーム
用、作業用、アーム用、バケット用の夫々の油圧の流れ
として、切換えられ、制御されて、油圧制御装置36か
ら夫々の油圧管により、オイルモータ、油圧シリンダ等
の油圧装置に送り出される。
【0028】懸架・操舵構造:図2、4において、シャ
ーシフレーム2の前部フレーム11及び後部フレーム1
2には夫々車軸ケース37、38が取り付けられ、前輪
4び後輪5が取り付けられている。前方の車軸ケース3
7は、水平面内で回転可能であり、かつ垂直面内で傾動
可能である。この具体的な構造について以下説明する。
【0029】図3及び図6〜図10において、シャーシ
フレーム2の前部フレーム11の下面にブッシュ39を
介して矩形の水平支持板40が設けられている。水平支
持板40から上方に垂直支持軸41が突設されており、
垂直支持軸41は、ブッシュ42を介して前部フレーム
11及び板ばね43を貫通し、その上端はねじ部44が
形成され、上端でナット45によりねじ止めされ、これ
により、水平支持板40は前部フレーム11に水平面内
で回転可能に取り付けられている。
【0030】この水平支持板40の前端及び後端の夫々
には、懸架板46が垂直方向に固着されている。この懸
架板46は、矩形の外枠47及び内枠48を有し、内外
48の枠の間にはゴム50が加硫し固定されている。
【0031】前後の懸架板46、46の間には前方車軸
ケース37の中央部に位置するデフ装置49が配設され
ている。デフ装置49の前後端から夫々突出した断面正
方形の前後部50、50が前後の懸架板46、46の内
枠内に嵌合し回転不可能に装着される。これにより、デ
フ装置49及び前方車軸ケース37は、前後端の懸架板
46によりシャーシフレーム2の下方に、シャシーフレ
ーム2の底面に平行な面内で回転可能(図中、水平方向
に回転可能)に懸架される。
【0032】前方車軸ケース37より若干短い長さの板
ばね43の中央部がシャーシフレーム2の前部フレーム
11に載置され、垂直支持軸41が貫通されて、垂直支
持軸41を中心にして図中水平方向回転可能に取り付け
られている。
【0033】前方車軸ケース37の両端部には、板ばね
装着部材52、52が固着されており、板ばね43の両
端部が板ばね装着部材52、52の取り付け孔53、5
3に摺動可能に挿通されている。これにより、前方車軸
ケース37は、懸架板46、46に加えてシャーシフレ
ーム2に板ばね43により弾力的に懸架されている。
【0034】このような前方車軸ケース37の懸架構造
により、前方車軸ケース37及び左右の前輪4、4は、
シャーシフレーム2の底面に平行な水平面内で回転可能
に支持されている。さらに、デフ装置49の前後部5
0、50が懸架板46、46によりシャーシフレーム2
に対して、ゴム50が捻れるようにしてデフ装置49及
び前方車軸ケース37、37が傾動可能である。これに
より、前輪4、4はプロペラシャフト53の軸芯を中心
にして垂直面内で傾動可能である。
【0035】図2、図11において後輪5の車軸ケース
38は、シャーシフレーム2の後部フレーム12の下面
に取付けれた左右の懸架部材54、54の取付孔55に
挿入されて懸架されている。
【0036】図4、図5において前方車軸ケース37の
左右の両端部分とシャーシフレーム2の両側フレーム1
3、13との間には、左右の操舵用油圧シリンダ56、
57が配設されており、操舵ハンドル23を操作して、
この操舵用油圧シリンダ56、57により、シャーシフ
レーム2に対して車軸が左右へ操舵される。
【0037】走行駆動装置:図3において上記旋回フレ
ーム3を旋回可能に取付けた旋回フレーム用軸受15の
直下におけるシャーシフレーム2の下面には、走行駆動
装置10が配設されている。走行駆動装置10は、走行
用オイルモータ8と、走行用オイルモータ8の回転出力
を減速してプロペラシャフト53に伝動する減速歯車装
置9とから構成されている。
【0038】図1及び図3において、減速歯車装置9の
出力軸58の前後には、ユニバーサルジョイント59を
介して、前方及び後方のプロペラシャフト53、53に
連結されている。さらに、前方及び後方プロペラシャフ
ト53、53には、ユニバーサルジョイント59、59
を介して前方デフ装置49及び後方デフ装置60が連結
されている。これにより、走行用オイルモータ8の回転
駆動力が、前輪4及び後輪5に伝達され、四輪駆動が行
われる。
【0039】車輪:図12において車輪4、5は、フレ
ーム輪61にゴム輪62が焼き付け固着されて構成され
る。ゴム輪62は、フレーム輪61に焼き付けで固着さ
れる剛性の基部63と、基部から外方に突出した複数の
剛性パドル部64から構成される。パドル部64は、
畑、水田、蓮田内等を移動するときに地面に対して食い
込み作用を行い、摩擦力を生じるとともに、水田、蓮田
等の水中での水掻きとして推進力を生じ、水陸両用の車
輪としての効果的な機能を発揮する。
【0040】作業部分:図1において、取付支持部材2
1にはブーム6の基端が枢着され、取付支持部材21と
ブーム6の間にブーム用油圧シリンダ65が設けられて
いる。このブーム用油圧シリンダ65を伸縮動作させる
ことにより、ブーム6を垂直面内で上下方向に回動可能
に動作させることができる。
【0041】ブーム6の先端にはアーム7の基端が枢着
され、ブーム6とアーム7の間にアーム用油圧シリンダ
66が設けられ、これによりアーム7は垂直面内で上下
方向に回動可能に動作させることができる。
【0042】さらにアーム7の先端部には、各種の作業
用バケット67を装着するための取付フォーク68の基
端部が枢着されている。アーム7には作業用油圧シリン
ダ69の基端が枢着されており、作業用油圧シリンダ6
9の先端は、アーム7の先端に枢着されたリンク片70
及びリンク片71を介して取付フォーク68に枢着され
ている。
【0043】取付フォーク68は、左右一対の装着杆7
2が突設して、全体的に側面L型形状をしており、装着
杆72を作業用バケット67に装着してボルト等により
固定して取付ける。本発明のターントラクタ1は、農作
業、運搬作業その他の色々な用途に応じた各種作業用バ
ケット67が取付フォーク68に取付けられ、汎用的に
利用できる点が特徴である。
【0044】油圧、エア作業部分等:図13〜図15に
おいて、エンジン台19に設けられたオイルポンプ31
〜34の油圧の流れは、油圧制御装置36において、操
舵用、旋回用、走行用、ブーム用、作業用、アーム用、
バケット用の夫々の油圧の流れとして、切換えられ、流
れの方向、油量等が制御されて、油圧制御装置36から
夫々の油圧管により、夫々の油圧装置に送り出される。
【0045】このうち、操舵/旋回用油圧管束73、走
行用油圧管74は、油圧制御装置36から、旋回フレー
ム3の下面に沿って円筒軸16内に伸設される。又、ブ
ーム/作業用油圧管束75、アーム/バケット用油圧管
束76は、旋回フレーム3の側面に沿って前方に伸設さ
れる。
【0046】円筒軸16内において、走行用の油圧管7
4は走行用オイルモータ8へ連通される。走行用オイル
モータ8への油圧は、操作装置24により制御される油
圧制御装置36によりその油圧量及び走行用オイルモー
タ8内での送油方向が制御され、走行用オイルモータ8
の発停、増減速又は正転、逆転が行われ、これにより、
ターントラクタ1の所望の走行運転が行われる。
【0047】操舵油圧管は、操舵ハンドル23の基端部
に設けられ、操舵方向を左右に切換る操舵用切換弁装置
76に連通され、左右二本の油圧管77、78に分岐さ
れ、円筒軸16からシャーシフレーム2の先端部に伸び
て、左右の操舵シリンダ56、57に連通される。
【0048】ブーム/作業用油圧管束75、アーム/バ
ケット用油圧管束76は、旋回フレーム3の側面に沿っ
て前方に伸設され、さらに、ブーム用シリンダ65、ア
ーム用シリンダ66、バケット用シリンダ69及び作業
用の油圧栓79に夫々連通されている。なお、取付支持
部、ブーム6、アーム7及び取付フォーク68の夫々は
互いに可動であるが、その間には各油圧管は可動エルボ
80を介して可動に接続されている。
【0049】図14(a)において、エンンジン30か
らの排気管82は、排気切換弁83により選択的に給気
管84に連通可能とし、この給気管84は、旋回フレー
ム3の他方の側面に沿って前方に伸び、さらにブーム6
及びアーム7の同じ側の側面に沿って伸設され、取付フ
ォーク68に設けられた気体供給栓81に連通される。
給気管84は、各油圧管とはブーム及びアームの反対側
の側面に隔離して配設すれば、排気熱による不測の引火
は防止される。
【0050】なお、エンジン台19上にエアコンプレッ
サを設けた場合には、エアコンプレッサからの配管35
は、図14(b)で示されるように、合流部85におい
て給気管84に合流させる構造とする。この構造とすれ
ば、エンジン排気と圧搾空気の両方を同時に利用でき
る、又はいずれか一方だけを利用できる。なお、排気切
換弁83を設けず、給気管に連通する構成としないで、
排気は排気管から排出するだけの構成として、エアコン
プレッサにより圧搾空気のみを作業に使用する構成とし
てもよい。
【0051】この発明の特徴は、各オイルモータから油
圧装置への油圧管、給気管84等の配管系統が、旋回フ
レーム3から円筒軸16、旋回フレーム用軸受15の中
心中空部を通して配設されるか、又は旋回フレーム3の
側面に沿って配設されることにより、旋回フレーム3が
旋回動作をしても、これらの配管類が邪魔になることは
ない。
【0052】以上の構成のターントラクタ1の作用を以
下説明する。作業者は、エンジン30を始動し、各オイ
ルポンプを作動開始する。そして、操作装置24の操作
により油圧制御装置36を制御して、走行用オイルモー
タ8を回転駆動しプロペラシャフト53、デフ装置49
を介して前後の車輪4、5を回転し走行を行なう。又、
操舵ハンドル23を操作して、操舵用切換弁装置76を
制御して、左右の操舵用油圧シリンダ56、57を選択
的に伸縮させて、前方車軸37を水平方向に回動して操
舵を行う。これにより、道路、蓮田、水田、畑、海岸等
の作業フィールドを移動することができる。
【0053】本発明のターントラクタ1は、前後端の懸
架板46に対してデフ装置49の前後部がゴム50を介
して装着されているので、デフ装置49は、懸架板46
に対して、ゴム50が捻れるようにして傾動可能であ
る。これにより、左右の前輪4、4はプロペラシャフト
53を中心にして垂直面内で傾動可能である。
【0054】これにより、ターントラクタ1が、その横
幅方向に傾斜している地上面を移動する場合、前方車輪
4の車軸37は、その傾斜面に沿って傾くが、シャーシ
フレーム2は傾くことがない。従って、水田や蓮田等の
畔道等、足場の悪い作業環境においても、前輪4が傾斜
面等に沿って滑らかに接触し、ターントラクタ1全体が
安定して進行できるとともに、横方向への転覆等の危険
も防止される。
【0055】そして、操作装置24の旋回フレーム3の
旋回操作を行なうレバーを操作することにより、旋回用
オイルモータ26が回転し、歯車28が内歯車29とか
み合っているので、旋回フレーム用軸受15に対して旋
回フレーム3が旋回する。旋回フレーム3のエンジン台
19は車輪4、5の上端より上方に配設されているの
で、旋回フレーム3は車輪4、5に衝突することなく旋
回フレーム3は、シャーシフレーム2に対して360度
全方向に旋回することができる。従って、作業者は、操
舵ハンドル23を操作してターントラクタ1自体を方向
転換することなく、シャーシフレーム2を旋回させて、
旋回フレーム3及びブーム6、アーム7等の作業を行な
う装置とともに、360度全方向の必要な方向に向くこ
とができる。
【0056】作業者は、操作装置24を操作して、ブー
ム用シリンダ、アーム用シリンダ及びバケット用シリン
ダを伸縮動作させて、取付フォーク68にボルト、ナッ
ト等により着脱自在に装着した作業用バケット67を操
作することができる。
【0057】作業用バケット67は、作業目的に応じて
用意されるバケット、例えば、蓮根堀用バケット、籾収
穫用バケット、資材運搬用バケット等があり、これらを
取付フォーク68に装着して取付ける。本発明のターン
トラクタ1は、このように用途に応じて各種のバケット
をアーム7の先端に取り付けることが可能な汎用のター
ントラクタ1である点を一つの特徴としている。
【0058】本発明では、排気管82からの排気を作業
用バケットに送って作業に使用する場合は、排気切換弁
83により給気管84に連通させる。そして、エアコン
プレッサを設けた場合は、図14(b)において、エア
コンプレッサからの配管35から送られてくる圧搾空気
は、合流部85において給気管85に加えてられ排気と
ともに送られる。あるいは排気切換弁83で排気を給気
管84に送らない場合は圧搾空気のみが送られる。又、
排気切換弁83を設けず、給気管に連通する構成としな
いで、排気は排気管82から排出するだけの構成とした
場合は、エアコンプレッサにより圧搾空気のみが給気管
85に送られる。このようにして、エンジン排気及び圧
搾空気の両方又は一方が、気体供給栓81に送気され
る。
【0059】気体供給栓81に送気された上記気体は、
取付フォーク68に装着される作業機器、作業用バケッ
ト等の作業装置による作業に供せられる。例えば、取付
フォーク68に蓮根堀用バケットを装着した場合は、蓮
根堀用バケットの噴射ノズルを気体供給栓81に連通装
着させることにより、排気及び圧搾空気の両方又は一方
を噴射ノズルから噴射させて蓮根をエアリフトの原理に
より、蓮田内の泥田から浮き上がらせて、蓮根を掘り起
こして収穫することができる。
【0060】さらに、本発明の取付フォーク68には、
油圧供給栓79を設けており、この油圧供給栓79に作
業用バケット67の作業用油圧モータ等の油圧装置を連
通装着する。例えば、取付フォーク68に籾収穫用バケ
ットを装着した場合は、籾のしごき取りコンベア及び振
動スクリーン等を駆動するオイルモータを油圧供給栓7
9に連通装着させる。
【0061】以上本発明のターントラクタ1について説
明したが、このターントラクタ1の取付フォーク68
に、蓮根堀用バケット及び籾収穫用バケットの夫々を装
着した具体的な適用例について説明する。
【0062】蓮根収穫用バケット:図16〜21におい
て、蓮根収穫用バケット86は、背部87、底部88及
び両側壁部89、89とから一体に構成された全体的に
底の浅いバケット本体90を有しており、ターントラク
タ1の取付フォーク68に着脱自在に取り付けられて使
用される。
【0063】背部87は、取付フォーク68に当接して
取り付けられるように取付フォーク68に合う全体形状
をしており、板材、格子部材あるいは網部材等から形成
されている。背部87の上部両側に取付フォーク68に
取り付けるためのボルト等の固着具の挿通孔91が形成
されている。
【0064】底部88は、基端部92、両側の装着部9
3、93及び両側の装着部の間の鋤部94から一体に構
成されている。鋤部94は、基端部92から突設された
複数の鋤杆95から構成され、蓮根を堀上げ、土砂を落
とす機能を有する。装着部には、その後方から取付フォ
ーク68の装着杆72が挿入される装着孔96が形成さ
れている。
【0065】基端部92は、その内部に、ターントラク
タ1からの排気及び圧搾空気の両方又はそのいずれか一
方のみが、その流入孔97から取り入れられるマニホー
ルド98が形成されている。空気取入口97は、気体供
給栓81にパイプ102等を介して連通している。
【0066】複数の鋤杆95の夫々は、排気及び圧搾空
気の両方又はそのいずれか一方を流す通気孔99が軸心
に沿って形成されており、その基端部はマニホールド9
8に連通しており、その先端には噴出孔100が形成さ
れている。即ち、各鋤杆95は噴射ノズルとして形成さ
れている。鋤杆95の先端部は、蓮田内に突込み易いよ
うに、又蓮根を傷つけないように若干、湾曲形状に形成
されており、その先端面は蓮根を傷つけないように曲面
に形成されている。互いに隣接する鋤杆の間は補強部材
で結合して、全体として簀の子あるいは格子状に形成し
てもよい。
【0067】両側壁部89は、装着部93及び鋤部94
を形成する底部88の補強を行うとともに、すくい上げ
た蓮根が横からもれ落ちないようにするものであり、略
三角形の全体形状をしており、板状、格子状又は網状等
に形成される。
【0068】上記構成の蓮根収穫用バケットを利用した
ターントラクタ1の作用を説明する。蓮田内での蓮根堀
り作業においては、ターントラクタ1は、蓮田の水中で
耕盤上を走行する。作業者は、操舵ハンドル23により
左右の操舵シリンダー56、57を伸縮動作させて、タ
ーントラクタ1全体を左右に方向転換することが可能と
なる。
【0069】ターントラクタ1は、大車輪を有する四輪
駆動車として構成されているので、蓮田内が30〜50
cmの泥土の層があっても、四輪駆動車としての機動性
を発揮するとともに、前後の車輪4、5がそのパドル部
64により耕盤を十分把持し、かつ水掻き作用をするか
ら、十分な推進力を生じ、車輪4、5が泥土の層にのめ
り込んで動きがとれなくなるようなことが防止され、蓮
田内でも比較的スムースに移動が可能である。
【0070】蓮根の収穫作業をするときには、蓮根堀バ
ケット86は、その両側の装着部93、93の挿入孔に
取付フォーク68の両側の装着杆72、72が挿入さ
れ、取付フォーク68の前面に当接してボルト101に
より固定される。蓮根収穫用バケットの空気取入口97
と気体供給栓81は、パイプ102により連結される。
【0071】作業者が、生育した蓮根の列の手前の位置
にターントラクタ11を移動する。そして、排気及び圧
搾空気の両方又はいずれか一方のみを、空気取入口9
7、マニホールド98を介して鋤杆95の先端の噴射孔
100へと送気するようにする。そして、ブーム6、ア
ーム7、蓮根収穫用バケット86を操作して、蓮根の手
前より蓮根の下方の泥土内に蓮根収穫用バケットを突っ
込んで、噴射孔100より排気及び圧搾空気の両方又は
いずれか一方を泥土中に噴射する。
【0072】すると、排気及び圧搾空気の両方又はいず
れか一方により、蓮根の周囲の土砂は削除され、しかも
噴射後の排気及び圧搾空気の両方又はいずれか一方は、
泡となって水中を上昇し、そのエアリフトの力により土
砂を吹き上げながら蓮根を次々と浮き上がらせていく。
この状態で、蓮根収穫用バケット86を操作して蓮根収
穫用バケット86の櫛部94上に蓮根をすくい取るよう
に収穫していくことができる。このようにして、噴射孔
100から排気及び圧搾空気の両方又はいずれか一方を
噴射し、蓮根収穫用バケット86の操作をしながらター
ントラクタ1を前進し、蓮根を蓮根収穫用バケット86
内に収穫する。
【0073】作業者は、旋回シャーシを旋回させて、ブ
ーム6、アーム7、蓮根収穫用バケット86を操作し
て、蓮根収穫用バケット86内に収穫した蓮根を、ター
ントラクタ1の脇に浮かべた収穫フロート内に入れるこ
とができる。
【0074】籾収穫用バケット:次に、図22〜25に
おいて本発明のターントラクタ1の取付フォーク68に
取り付けられ、稲刈りを行う際に籾だけを収穫する籾収
穫用バケット103について説明する。籾収穫用バケッ
ト103は、取付フォーク68に、蓮根収穫用バケット
同様に着脱可能に取付けられる。籾収穫用バケット10
3は、その開口部に対応させた位置に、振動装置104
を設けたスクリーン部材105を配置し、スクリーン部
材105の上側に平行して籾収穫装置106が配設され
ている。これらの振動装置104及び籾収穫装置106
は、いずれもターントラクタ1に装備された作業用の油
圧ポンプからの油圧により作動するオイルモータ107
により駆動される。
【0075】籾収穫装置103は、バケット本体108
を有し、作業用オイルモータ107により回転される駆
動ホイール109と、テンション付与手段を設けた従動
ホイール110に掛け渡したチェーン111に、所定の
間隔で刃部材112が配設されて構成されている。刃部
材112は、両側に配置するチェーン111の間隔に対
応させて、所定のサイズに形成した鉄板を、その先端部
を櫛歯状に加工して櫛歯部113を形成している。
【0076】刃部材112は、櫛歯部113の櫛状の歯
の間に稲の穂を案内して、穂から籾をしごき取つて、籾
のみを収穫するような動作を行わせる。櫛歯部113の
基部の鉄板部材は、円弧状に曲げ加工した受部114と
基部115とから成り、基部115をチェーン111に
対してボルト等を用いて固定するように構成している。
チェーン111を反時計方向にエンドレスに回転させる
動作により、刃部材112が稲の穂から籾のみをしごき
取り、藁成分をできるだけ少なくした状態で、収穫作業
を行い得るようにする。
【0077】スクリーン部材110は、振動スクリーン
装置として横成されるもので、稲の穂から籾をしごいて
取った際に、籾に混じって藁の部分が混入するのである
から、スクリーン部材を振動装置により振動させて、藁
の成分と籾とを分離し、籾の成分のみをバケット内に収
容させるようにする。なお、前記振動装置としては、任
意の振動発生装置を使用することができるが、本実施例
においては、油圧モータ107によりアンバランス回転
体を駆動して、スクリーン部材を振動する構成とする。
【0078】このような構成の籾収穫バケット103
を、ターントラクタにより使用するに際しては、作業者
は、ブーム6、アーム7及びバケット本体108を操作
して、バケット本体108の位置を適宜調整し、従動ホ
イールの高さを略稲の穂の位置や向きに合わせ、刃部材
112のスリットの間に稲の穂を確実に食え込む位置
で、装置を稼働させ得るようにする。
【0079】この状態で駆動ホイル109、チェーン1
11を回動させて、刃部材112の受部114に収容し
た籾を駆動ホイールの上部の位置から放出し、スクリー
ン部材110により藁等を分離してバケット本体108
内に収容させる。このように収穫した籾はバケット本体
108の先端部付近に堆積するが、収穫作業の途中で作
業用油圧シリンダ69を作動させ、バケット本体108
の先端部を持ち上げるよぅにして、籾をバケット本体1
08内の後側に移動させ、より多くの量をバケット本体
108内に収容することができる。 籾がバッケト本体
108内に適宜の量蓄積されたときに、ブーム6、アー
ム7及びバケット本体108を操作して、畑の側に停車
しているトラックの荷台に籾を排出する。
【0080】なお、籾収穫用バケット103は、振動ス
クリーン装置及び籾収穫装置をはずすことにより、通常
のバケットとして土砂、農作業資材、肥料等の運搬等の
諸目的に使用可能である。
【0081】
【発明の効果】
(1)作業フィールドの凹凸面、傾斜面、アップダウン
に対応できるように車輪を大車輪としても、エンジン台
の位置は高いが、運転席の位置が高くならないような旋
回フレームの構造としたので、作業者に恐怖感を与え
ず、車体全体の重心を低くして安定性を保持できる。
【0082】(2)作業フィールド等の足場が悪くて
も、作業を効率的に行えるように、車体の操舵を行なう
ことなくシャーシフレームに対して運転席、作業部分を
共に、大きな車輪に邪魔されることなく、360度全方
向に旋回可能としたので、蓮田や海岸等の足場の劣悪な
作業環境においても、作業者は、操舵を行なうことなく
作業をするための必要な方向に向くことができ、作業者
に安心してしかも機敏な作業が行なえる。
【0083】(3)前輪をシャーシフレームに対して垂
直面内で捩れるようにしたので、畑の凹凸に対して対応
できる。
【0084】(4)旋回フレームは、中央の運転席を挟
んで、前部にブーム、アーム、作業装置等の作業部分を
取付け、後部にエンジン台を設けることにより、旋回フ
レームの前後の重量バランスをとり、トラクタ全体の安
定性を増すのみでなく、トラクタの機械強度も向上させ
る。又、作業装置も、かなりの重量を有するものを備え
ることができる。
【0085】(5)車輪フレームに剛性のあるゴムを焼
き付けて固着し、しかも周辺にパドル部を形成すること
により、劣悪な作業フィールドでも耐久性のある、しか
も基盤への食い込みのがあり、しかも蓮田等の水田にお
いても効果的な推進力を発揮する耐久力のある車輪を提
供する。
【0086】(6)アームの先端に取付フォークを設
け、この取付けフォークに耕作用、農薬散布用、蓮根収
穫用、籾収穫用、貝収穫用、運搬作業用、土木・建築用
等各種の作業に適した、作業装置を簡単に着脱可能と
し、いろいろな作業を行なうことができ、きわめて汎用
性に富んだトラクタが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のターントラクタの全体側面図である。
【図2】本発明のターントラクタのシャーシフレーム全
体平面図である。
【図3】本発明のターントラクタの要部を説明する図で
ある。
【図4】本発明のシャーシフレームと運転部を示す図で
ある。
【図5】本発明の旋回フレームを説明する平面図であ
る。
【図6】本発明の懸架装置の要部を説明する図である。
【図7】本発明の懸架板を示す図である。
【図8】本発明の懸架装置を説明する図である。
【図9】本発明の懸架装置を説明する図である。
【図10】本発明の懸架装置を説明する図である。
【図11】本発明の後部車輪軸の懸架装置を示す図であ
る。
【図12】本発明の車輪の構造を示す斜視図である。
【図13】本発明の油圧系統を説明する図である。
【図14】本発明の圧搾空気及び排気の系統を説明する
図である。
【図15】本発明の油圧、空気圧、排気の系統を説明す
る図である。
【図16】本発明の取付フォークに蓮根収穫用バケット
を取り付けた状態を示す断面図である。
【図17】蓮根収穫用バケットの斜視図である。
【図18】蓮根収穫用バケットの鋤杆の要部拡大図であ
る。
【図19】蓮根収穫用バケットの両側部の断面図であ
る。
【図20】蓮根収穫用バケットの底部の断面図である。
【図21】取付フォークに蓮根収穫用バケットを取り付
けた状態の鋤杆を示す断面図である。
【図22】籾収穫用バケットの構造を示す断面図であ
る。
【図23】籾収穫用バケットの籾収穫装置の構造を示す
平面図である。
【図24】籾収穫装置の刃部材の構造を示す斜視図であ
る。
【図25】籾収穫装置の要部を示す図である。
【符号の説明】
1 ターントラクタ 2 シャーシフレーム 3 旋回フレーム 4 前方車輪 5 後方車輪 6 ブーム 7 アーム 8 走行用オイルモータ 15 旋回フレーム用軸受 17 ブーム取付部 18 運転部 19 エンジン台 22 運転席 23 操舵ハンドル 25 キャビン 24 操作装置 26 旋回用オイルモータ 30 エンジン 36 油圧制御装置 37 前方車軸ケース 38 後方車軸ケース 43 板ばね 46 懸架板 49 デフ装置 50 ゴム 53 プロペラシャフト 67 作業用バケット 68 取付フォーク 84 給気管 86 蓮根収穫用バケット 95 鋤杆 100 噴出孔 103 籾収穫用バケット 105 振動スクリーン部材 106 籾収穫装置 111 チェーン 112 刃部材

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四輪駆動される前後の車輪の車軸ケー
    スを懸架するシャーシフレームと、 上記シャーシフレームの略中央部に配設された軸受を介
    して360度水平旋回可能な旋回フレームと、 上記旋回フレームに取付けられたブーム及びアームとを
    有するターントラクタにおいて、 上記旋回フレームは、ブーム取付部、運転部及びエンジ
    ン台から一体に構成され、 上記ブーム取付部は上記ブームを枢着する取付部材を有
    し、 上記運転部は、運転席、操作装置及び操舵用ハンドルを
    有し、 上記エンジン台は、エンジン及び該エンジンで駆動され
    るオイルポンプを載置し、該エンジン台は、運転部より
    上方に位置するとともに、上記旋回フレームが旋回して
    も、上記前後の車輪に衝接しないように上記前後の車輪
    の上端より上方に位置していることを特徴とするターン
    トラクタ。
  2. 【請求項2】 上記シャーシフレームの下面に、水平
    方向に回転する水平支持板を設け、該水平支持板の下面
    に、ゴム枠を介して結合された外枠及び内枠から成る懸
    架板を固着し、上記内枠にデフ装置の前後を固定するこ
    とにより、上記前方の車輪の車軸ケースを、上記シャー
    シフレームに対して水平面内で旋回可能とするととも
    に、垂直面内で傾動可能にすることを特徴とする請求項
    1記載のターントラクタ。
  3. 【請求項3】 上記シャーシフレームの略中央部下面
    に、上記前後の車輪を駆動する走行用オイルモータを配
    設し、上記エンジン台に載置された走行用オイルポンプ
    から上記軸受の中心中空部を通して配設される走行用油
    圧管を、上記走行用オイルモータに連通させたことを特
    徴とする請求項1又は2記載のターントラクタ。
  4. 【請求項4】 上記シャーシフレームと、上記前方の
    車軸ケースの左右略両端部との間に、左右の操舵用油圧
    シリンダを夫々配設し、上記エンジン台に載置された操
    舵用オイルポンプから上記軸受の中心中空部を通して配
    設される操舵用油圧管を連通させたことを特徴とする請
    求項1、2又は3記載のターントラクタ。
  5. 【請求項5】 上記エンジン台に載置されたオイルポ
    ンプから上記ブーム及びアームの夫々に送られる油圧用
    の油圧管は、旋回フレームの一方の側に沿って配設した
    ことを特徴とする請求項1、2、3又は4は記載のター
    ントラクタ。
  6. 【請求項6】 上記アームの先端には、取付けフォー
    クが配設されており、この取付フォークは、作業装置が
    着脱自在に取り付けられるように構成されていることを
    特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載のターント
    ラクタ。
  7. 【請求項7】 上記運転部は、キャビンで覆われた運
    転室が形成されていることを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5又は6記載のターントラクタ。
  8. 【請求項8】 上記前後の車輪は、車輪フレームに剛性
    のあるゴム輪を焼き付けて固着し、該ゴム輪の周面にパ
    ドル部を形成して成るものであることを特徴とする請求
    項1、2、3、4、5、6又は7記載のターントラク
    タ。
JP5891398A 1998-02-23 1998-02-23 ターントラクタ Expired - Lifetime JP2893011B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5891398A JP2893011B1 (ja) 1998-02-23 1998-02-23 ターントラクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5891398A JP2893011B1 (ja) 1998-02-23 1998-02-23 ターントラクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2893011B1 true JP2893011B1 (ja) 1999-05-17
JPH11241373A JPH11241373A (ja) 1999-09-07

Family

ID=13098068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5891398A Expired - Lifetime JP2893011B1 (ja) 1998-02-23 1998-02-23 ターントラクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2893011B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3737985B2 (ja) * 2002-03-28 2006-01-25 株式会社クボタ ホイール式作業機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11241373A (ja) 1999-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5171124A (en) Backhoe attachment for skid steer loader
US6997667B2 (en) Material handling apparatus and method for operating
WO1999002789A1 (fr) Machine a usiner
CN212041993U (zh) 一种土壤修复装置
US4833797A (en) Trencher attachment
JP2873228B1 (ja) ターントラクタ
KR102077090B1 (ko) 패류 채취장치
US5970634A (en) Semi-submersible machine for remediation of constructed drainage areas
CN202077355U (zh) 多功能作业机
US9739033B2 (en) Rotary ditcher attachment for an excavator
JP2893011B1 (ja) ターントラクタ
US4908967A (en) Heavy duty rock trencher
JP2928768B2 (ja) 蓮根掘り機
US7975787B2 (en) Low mount three point engine and pump mounting
US4478289A (en) Side mounted soil ripping mechanism
JP2529685Y2 (ja) い草掘取機の土落し装置
JP3716640B2 (ja) 水田除草装置
CN105494040A (zh) 一种自走式多功能农用机械
US2845725A (en) Traction vehicle
JPH09209676A (ja) 穴掘り作業車
KR100934588B1 (ko) 트랙터용 굴삭기
US3466771A (en) Earth mover vehicle separable into plural units
US20030037984A1 (en) Front end loader multiple implement attachment apparatus
CN206658395U (zh) 手扶式农耕整地机
JPS6230906Y2 (ja)