JP2892779B2 - 被覆物品 - Google Patents

被覆物品

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JP2892779B2
JP2892779B2 JP15943290A JP15943290A JP2892779B2 JP 2892779 B2 JP2892779 B2 JP 2892779B2 JP 15943290 A JP15943290 A JP 15943290A JP 15943290 A JP15943290 A JP 15943290A JP 2892779 B2 JP2892779 B2 JP 2892779B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、基体の表面に、下地の被膜を介して、表面
硬度、耐摩耗性、耐擦傷性、耐候性及び透明性に優れた
硬化被膜が形成され、かつ下地の被膜に対して硬化被膜
が強固に密着した被覆物品に関する。
〔従来の技術〕
車輌、自動車、機械部品等にコーティングされている
被膜には、耐衝撃性、耐振動性、耐寒性等が要求される
ため、比較的ガラス転移温度(Tg)の低い被膜形成能を
有する材料の使用を余儀なくされている。これらの被膜
上には、映像鮮明性、耐久性、耐擦傷性等を向上させる
目的で更にクリアコートが設けられるのが普通である。
クリアコートは、一般にアクリル系のポリマー及び/ま
たはモノマーを溶液としてTgの低い被膜上にコートした
後、加熱硬化させて設けられている。
しかし、この方法は、加熱硬化の際に、最低でも70℃
以上の高温で加熱しないと、クリアコートの特性、例え
ば耐擦傷性、硬度、耐薬品性が得られないという欠点が
ある。また、この方法は、Tgが70℃以下の被膜上に、ア
クリル系のポリマー及び/またはモノマーをクリアコー
トする場合、例えばクリアコートの加熱硬化を80℃で30
分間行なうと、Tgが70℃以下の被膜の熱軟化もクリアコ
ート硬化時に同時に起り、これに基因して冷却と共にク
リアコートにクラックを生じるという問題がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、従来のクリアコート方法の欠点を解決し、
基材表面に、比較的Tgの低い下地の被膜を介して、表面
硬度、耐擦傷性、耐摩耗性、耐候性等に優れ、かつクラ
ックの発生もない硬化被膜が形成され、下地の被膜と硬
化被膜が強固に密着した被覆物品を提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記の目的を達成するため、鋭意検討
を重ねた結果、特定の(メタ)アクリル官能性を有する
ラダー型ポリオルガノシルセスキオキサン、特定の多官
能性ポリ(メタ)アクリレート及び光重合開始剤からな
る紫外線硬化性組成物をクリアコート剤とし、これを下
地の被膜上に塗布し、紫外線照射して硬化せしめること
で目的とする被覆物品が得られることを見出した。
すなわち、本発明は、基体の表面に、ガラス転移温度
が70℃以下の被膜及び少なくとも下記(A)、(B)及
び(c)成分からなる紫外線硬化性組成物の硬化被膜が
順次に形成されていることを特徴とする被覆物品に関す
る。
(A)下記一般式(I) (式中、R1、R2は炭素数が1〜3のアルキル基または
下記一般式(II)で示される(メタ)アクリロキシ結合
を含む基である。mは重合度を示す。) (式中、R3は水素原子またはメチル基、R4は炭素数が
1〜12の非置換または置換二価炭化水素基を示す。) で示される(メタ)アクリル官能性ラダー型ポリオル
ガノシルセスキオキサンであって、かつ側鎖であるR1
びR2は同一である構造単位と異なる構造単位の両者を含
む(メタ)アクリル官能性ポリオルガノシルセスキオキ
サン (B)下記一般式(III) (式中、R5は水素原子またはメチル基であり、R6は異
なる炭素原子に結合した多価炭化水素残基または多価ア
ルコールと多塩基酸とで構成されるエステルの残基を示
し、lは2以上の数である。) で示されるポリ(メタ)アクリレート (c)光重合開始剤 本発明の被覆物品は、基材の表面に、Tgが70℃以下の
下地の被膜を形成しうる樹脂を主たる成分とする下塗り
剤を塗布し硬化させた後、少なくとも(メタ)アクリル
官能性ポリオルガノシルセスキオキサン、ポリ(メタ)
アクリレート及び光重合開始剤からなる紫外線硬化性組
成物を塗布し、次いで紫外線を照射して硬化させること
によって製造することができる。
本発明の被覆物品を製造するのに使用できる適当な基
体としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、金属を問わ
ず各種成形品、たとえばポリメチルメタクリレート、ポ
リカーボネート、ポリアリルジグリコールカーボネー
ト、アクリロニトリル−スチレン共重合体、ポリスチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ABS樹脂、ポリエステル、銅、
鉄、スチール、アルミニウム等から製造される物品、た
とえば車輌、自動車、機械等の部品があげられる。
これらの基体にTgが70℃以下の被膜を形成させるため
に使用される下塗り剤としては、アルキッド樹脂、アル
キッドメラミン樹脂、アクリル樹脂、アクリルメラミン
樹脂、エポキシエステル樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂を
主成分とする塗剤があげられる。
この下塗り剤を浸漬法、スプレー法、フローコート
法、スピンコート法、手塗り法などによって基体の表面
に塗布し、50〜180℃において、10〜60分間加熱するこ
とにより、基体の表面にTgが70℃以下の被膜が形成され
る。被膜の厚みは一概には決められないが、一般には10
〜40ミクロンである。
基体に、Tgが70℃を超える被膜を形成させた場合は、
先ず耐衝撃性が劣るようになり、その結果、たとえば車
輌、自動車などでは、走行中に小石が当ったりすると、
被膜にクラックが生じやすくなる。また、耐振動性が劣
るようになり、このことは機械部品、自動車、車輌など
では、振動によって被膜にクラックが発生しやすくな
る。さらに、耐寒性も劣るようになるため、たとえば自
動車の被膜では、寒冷時の被膜のクラックに結びつくと
いう問題がある。
次に、下地の被膜の上に、上塗り剤として紫外線硬化
性組成物が塗布される。
紫外線硬化性組成物を調整するために、(A)成分と
して使用される(メタ)アクリル官能性ポリオルガノシ
ルセスキオキサンは、上述したように下記一般式(I)
で示されるシルセスキオキサン単位から構成されるもの
である。
ここで(I)式中、R1、R2がアルキル基である場合に
は、メチル、エチル、プロピル基のいずれかであり、炭
素数4以上のアルキル基やフェニル基では紫外線硬化後
の硬化被膜の硬度、耐表面損傷性が不充分となり、本発
明の目的には不適である。
また、R1及びR2の一部は下記一般式(II)に示される
(メタ)アクリロキシ結合を含む基を含むものである。
一般式(II)中、R3は水素原子またはメチル基であ
り、R4は炭素数1〜12の非置換または置換二価炭化水素
基である。R4は非置換炭化水素基の例としては、メチレ
ン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン等のアル
キレン基があげられ、またR4の置換基の例としてはアル
キル基、アルケニル基、アリール基、シクロアルキル基
またはこれらの基の炭素原子に結合した水素原子の一部
をハロゲン原子、シアノ基等で置換した基等があげられ
る。
この(A)成分の置換基R1及びR2において、(メタ)
アクリロキシ結合を含む基とアルキル基のモル比は10〜
70:90〜30が好ましい。(メタ)アクリロキシ結合を含
む基のモル比が10未満だと紫外線硬化性が遅く、またモ
ル比が70を超えるものは紫外線硬化性は良好になるが、
可撓性、耐水性、硬度等に欠けるようになる。
(A)成分の数平均分子量はGPC等の測定方法により
容易に測定されるが、1,000〜100,000の範囲が好まし
い。分子量が1,000未満では紫外線硬化後の硬化被膜の
耐表面損傷性及び耐水性等が不充分となる他、硬化収縮
が大きくなる欠点がある。逆に分子量が100,000を超え
る場合は紫外線硬化性組成物とした時の液の保存安定性
に問題が生じる他、粘性が高くなりすぎて薄膜にしづら
くなる等の欠点を有する。
(A)成分として使用される(メタ)アクリル官能性
ラダー型ポリオルガノシルセスキオキサンは、一般式
(IV) (式中、R7は水素原子またはメチル基、R8は炭素数が1
〜12の非置換または置換二価炭化水素基、R9は炭素数が
1〜3のアルキル基を表わす。) で表わされる(メタ)アクリロキシ結合を含む基を有
するトリアルコキシシランと一般式(V) R10Si(OR113 (V) (式中、R10及びR11は炭素数が1〜3のアルキル基を
表わす。) で表わされるトリアルコキシシランとを、(IV)と
(V)のモル比が10〜70:90〜30の範囲で、(IV)と
(V)の総モル量に対して1.5〜8倍モル量の水と5×1
0-6〜5×10-3モル量の酸または塩基の共存下に縮合さ
せた後、共存する水を除去することにより製造すること
ができる。
一般式(IV)で表わされる(メタ)アクリロキシ結合
を含む基を有するトリアルコキシシランの例としては、
アクリロキシメチルトリメトキシシラン、アクリロキシ
メチルトリエトキシシラン、メタクリロキシメチルトリ
メトキシシラン、メタクリロキシメチルトリプロポキシ
シラン、β−アクリロキシエチルトリメトキシシラン、
β−アクリロキシエチルトリイソプロポキシシラン、β
−メタクリロキシエチルトリメトキシシラン、γ−アク
リロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アクリロキ
シプロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピ
ルトリエトキシシラン、δ−アクリロキシブチルトリメ
トキシシラン、δ−アクリロキシブチルトリエトキシシ
ラン、δ−メタクリロキシブチルトリメトキシシラン、
δ−メタクリロキシブチルトリエトキシシラン、ε−ア
クリロキシペンチルトリメトキシシラン、ε−アクリロ
キシペンチルトリエトキシシラン、ε−メタクリロキシ
ペンチルトリメトキシシラン、ε−メタクリロキシペン
チルトリエトキシシラン、ε−メタクリロキシペンチル
トリプロポキシシラン等が挙げられる。
一般式(V)で表わされるトリアルコキシシランとし
ては、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシ
シラン、メチルトリプロポキシシラン、メチルトリイソ
プロポキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチル
トリエトキシシラン、エチルトリプロポキシシラン、エ
チルトリイソプロポキシシラン、プロピルトリメトキシ
シラン、プロピルトリエトキシシラン、プロピルトリプ
ロポキシシラン、プロピルトリイソプロポキシシラン等
があげられる。
一般式(IV)で表わされる(メタ)アクリロキシ結合
を含む基を有するトリアルコキシシランと一般式(V)
で表わされるトリアルコキシシランの使用量は、(IV)
と(V)のモル比が10〜70:90〜30の範囲である。一般
式(IV)で表わされる(メタ)アクリロキシ結合を含む
基を有するトリアルコキシシランのモル比が10未満で
は、紫外線硬化性が遅く、70を超えると紫外線硬化性は
良好になるが、硬化被膜の可撓性、耐水性、硬度等に欠
けるようになる。
水の使用量は、一般式(IV)で表わされる(メタ)ア
クリロキシ結合を含む基を有するトリアルコキシシラン
と一般式(V)で表わされるトリアルコキシシランの総
モル量に対して1.5〜8倍モルである。水の使用量が1.5
倍モル未満では、加水分解が十分に進行せず、また水の
使用量が8倍モルを超えると、縮合反応が急速に起り、
ゲル化が生じ易くなる。
酸または塩基の使用量は、一般式(IV)で表わされる
(メタ)アクリロキシ結合を含む基を有するトリアルコ
キシシランと一般式(V)で表わされるトリアルコキシ
シランの総モル量に対して5×10-6〜5×10-3モル量で
ある。酸または塩基の使用量が5×10-6モル量未満で
は、加水分解が極めて遅くなって効率的でない。また、
酸または塩基の使用量が5×10-3モルを超える場合は、
不規則な三次元的縮合反応が起ってラダー型の骨格を有
する(メタ)アクリル官能性ラダー型ポリオルガノシル
セスキオキサンが得られないばかりでなく、ゲル化が生
じる。
本発明において使用される酸の例としては、塩酸、硫
酸、酢酸、蟻酸等があげられ、また塩基としてはn−ブ
チルアミン、トリエチルアミン、エチレンジアミン、ジ
エチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、トリエ
タノールアミン、N−メチルジエタノールアミン等があ
げられる。これらの酸及び塩基は併用してもよい。
本発明において、数平均分子量が、1,000〜2,000の
(メタ)アクリル官能性ラダー型ポリオルガノシルセス
キオキサンを製造するには、触媒として酸のみを使用す
ることが好ましく、また数平均分子量が2,000を超える
(メタ)アクリル官能性ラダー型ポリオルガノシルセス
キオキサンを製造するには、最初に触媒として酸を用い
て、低分子量重合体を製造し、続いて触媒としてn−ブ
チルアミン等の塩基を添加し高分子量化することにより
製造することが好ましい。
反応温度は、通常20℃〜120℃であり、反応時間は1
〜24時間である。反応を効率よく行うためには、最初の
加水分解反応を20〜60℃の低温で0.5〜1時間行ってか
ら、引き続き昇温し、60℃〜120℃、好ましくは70℃〜9
0℃で1〜23.5時間反応させるとよい。
重合反応の停止は、反応溶液を中和することにより行
い、その際に生じる塩は、過あるいは水洗等により除
去する。塩を除去した後には、次に無水硫酸ナトリウム
等の脱水剤を用いて水を除去することが必要である。水
を除去しない場合には、後で行う副生成物であるアルコ
ールの除去のための加熱あるいは減圧処理の際にゲル化
を起こすことになる。
反応の副生成物であるアルコールの除去は、加熱ある
いは減圧蒸留等により簡単に行うことができる。また必
要である場合は更にカラムクロマト、抽出等の後処理操
作を行い、反応物の精製を行ってもよい。
このようにして、側鎖に(メタ)アクリロキシ結合を
含む基と低級アルキル基とを有する(メタ)アクリル官
能性ラダー型ポリオルガノシルセスキオキサンをゲル化
することなく安定に製造することができる。
このようにして得られる(メタ)アクリル官能性ラダ
ー型ポリオルガノシルセスキオキサンは、前述したよう
に一般式(I)で示されるシルセスキオキサン単位から
構成されるものである。
この一般式(I)で示される(メタ)アクリル官能性
ラダー型ポリオルガノシルセスキオキサンは、下記(V
I)、(VII)及び(VIII)で示される構造単位 (式中、R12は炭素数が1〜3のアルキル基、R13は炭素
数が1〜12の非置換または置換二価炭化水素基、R14
水素原子またはメチル基を表わす。) を必須成分として含有してなり、前記(VI)、(VII)
及び(VIII)の構造単位がランダムに結合しており、前
記(VI):(VII):(VIII)のモル比は10〜90:5〜85:
1〜70の範囲から選ばれる割合であることが好ましく、
(VI)+(VII)+(VIII)=100である。
(メタ)アクリル官能性ラダー型ポリオルガノシルセ
スキオキサンにおいては、前記(VI)、(VII)及び(V
III)の構造単位に加えて、他の構造単位を該(メタ)
アクリル官能性ラダー型ポリオルガノシルセスキオキサ
ン総量の10モル%未満、好ましくは5モル%未満の範囲
で含有していてもよい。
(メタ)アクリル官能性ラダー型ポリオルガノシルセ
スキオキサンの分子量分布は、酸、塩基、水の配合量や
反応時間を調節することによって任意に調整することが
できる。
本発明において使用される(メタ)アクリル官能性ラ
ダー型ポリオルガノシルセスキオキサンは、メタノー
ル、ブタノール等のアルコール類、テトラヒドロフラ
ン、ジエチルエーテルのようなエーテル類、メチルエチ
ルケトン、アセトン、メチルイソブチルケトンのような
ケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチルのようなエステル
類、メチルセロソルブ、エチルセロソルブのようなエー
テルアルコール類等の有機溶媒に可溶である。
本発明において、紫外線硬化性組成物を調整するため
に使用される(B)成分は、下記一般式(III)で示さ
れる(メタ)アクリレートであり、 (III)式中、R5は水素原子またはメチル基であり、R
6は異なる炭素原子に結合した多価炭化水素残基または
多価アルコールと多塩基酸とで構成されるエステルの残
基を示し、1は2以上の数である。
この場合、R6として異なる炭素原子に結合した多価炭
化水素残基を有するポリ(メタ)アクリレートは、有機
多価アルコールとアクリル酸またはメタクリル酸とのエ
ステル化反応を公知の条件下に反応させることにより製
造することができる。
なお、有機多価アルコールとしては、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、2,2,4−トリメチル−1,3
−ペンタンジオール、ジプロピレングリコール、プロピ
レングリコール、平均分子量約150〜約600を有するポリ
プロピレングリコール、トリエチレングリコール、1,4
−シクロヘキサンジメタノール、ネオペンチルグリコー
ル、2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピル、2,2−ジ
メチル−3−ヒドロキシプロパナート、平均分子量約15
0〜約600を有するポリエチレングリコール、2,2−ビス
〔4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル〕プロパ
ン、2,2−ビス〔4−(2−ヒドロキシプロポキシ)フ
ェニル〕プロパン、トリエタノールアミン、2,3−ブタ
ンジオール、テトラエチレングリコール、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、グリセリン、ト
リメチロールプロパン、1,4−ブタンジオール、約1.5当
量のカプロラクトンを含むトリメチロールプロパンのポ
リカプロラクトンエステル、約3.6当量のカプロラクト
ンを含むトリメチロールプロパンのポリカプロラクトン
エステル、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、1,5−
ペンタンジオール、トリプロピレングリコール、2,2−
ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパン、1,2,
6−ヘキサントリオール、1,3−プロパンジオール、1,6
−ヘキサンジオール等があげられ、これらの一種または
二種以上が使用し得る。
このようなポリ(メタ)アクリレートとしては、特に
限定されるものではないが、ジエチレングリコールジメ
タクリレート、テトラエチレグリコールジメタクリレー
ト、テトラエチレングリコールジアクリレート、ジエチ
レングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパ
ントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリ
レート及びトメチロールプロパントリメタクリレート等
があげられる。
また、R6として多価アルコールと多塩基酸とで構成さ
れるエステルの残基を有するポリ(メタ)アクリレート
を得る場合、多価アルコールとしては、例えばエチレン
グリコール、1,2−プロピレングリコール、1,6−ヘキサ
ンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン、1,
2,6−ヘキサントリオール、ソルビトール、ペンタエリ
スリトール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリ
コール、ジプロピレングリコール等があげられる。
一方、多塩基酸としては、例えばフタル酸、テトラヒ
ドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、イソフタル酸、
テレフタル酸、ハイミック酸、コハク酸、アジピン酸、
ドデカン酸、セバチン酸、マレイン酸、イタコン酸、フ
マール酸、ピロメリット酸、トリメリット酸等の多塩基
酸またはその無水物等がある。なお、エステル残基R6
一種の多価アルコールと一種の多塩基酸であることを必
要とせず、それぞれ二種以上の多塩基酸から構成されて
いてもよい。
このようなポリエステルアクリレートの具体例として
は、 等があげられる。
紫外線硬化性組成物中における(A)成分及び(B)
成分の配合量(合計で100重量部)は、(A)成分20〜9
0重量部、好ましくは30〜80重量部に対して(B)成分8
0〜10重量部、好ましくは70〜20重量部である。
この(B)成分が80重量部を超えると、紫外線硬化後
の硬化被膜の耐熱性、耐水性、耐候性が劣り、また硬化
収縮が大きいことによる弊害も生じる。(B)成分が10
重量部未満であると紫外線を照射しても硬化速度が遅
く、好ましくない。
本発明において、(A)、(B)成分の他に、重合性
の単官能性の不飽和基を有する化合物を併用し、稀釈に
よる粘度調整、基材に対する密着性、帯電防止性、その
他の性質を改良することも可能である。
この種の重合性の単官能性の不飽和基を有する化合物
としては幅広い選択が可能であるが、メチルメタクリレ
ート、2−エチルヘキシルメタクリレート、シクロヘキ
シアクリレート、イソボルニルメタクリレート、グリシ
ジルメタクリレート、2−メタクリロイルオキシエチル
−アシッドホスフェート、メタクリル酸、N−ビニル−
2−ピロリドン、スチレン等が例示し得る。
紫外線硬化性組成物を調整するために使用される
(c)成分である光重合開始剤としては、従来公知とさ
れている種々のものを使用することができ、具体的には
アセトフェノン、プロピオフェノン、ベンゾフェノン、
キサントール、フルオレノン、ベンズアルデヒド、フル
オレン、アンスラキノン、3−メチルアセトフェノン、
4−クロロベンゾフェノン、4,4′−ジメトキシベンゾ
フェノン等が例示される。
これらの光重合開始剤は一種類を単独でもしくは二種
類以上を混合して使用することができる。
また、本発明においては上記の光重合開始剤と共に3
級アミン等のいわゆる増感助剤を用いて紫外線硬化性を
一層高めることも可能である。3級アミンとしては脂肪
族、芳香族の各種3級アミンが使用可能であり、N−ジ
メタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチル
ジエタノールアミン、トリエチルアミン、P−ジメチル
アミノ安息香酸エチル等が例示される。
本発明においてこれらの光重合開始剤及び増感助剤は
(A)、(B)両成分の合計量100重量部に対して0.1〜
10重量部が好ましく、更に好ましくは1〜4重量部の範
囲である。
なお、本発明の紫外線硬化性組成物には硬化物の物性
の改質を目的として、あるいは硬化物の用途等に応じ
て、種々の物質や化合物を配合して硬化させることがで
きる。これらの添加物としては熱重合防止剤としてハイ
ドロキノン、P−メトキシフェノール等、着色顔料とし
てフタロシアニンブルー−、フタロシアニングリーン、
チタンホワイト等、増粘剤としてシリカ、炭酸カルシウ
ム、カオリン、クレー、コロイダルシリカ等、各種の紫
外線吸収剤、酸化防止剤等、更に本発明の組成物の特徴
を損なわない範囲で、使用目的に応じ通常のジオルガノ
ポリシロキサン等を添加してもよい。上記のように調整
された本発明の紫外線硬化性組成物を上塗り剤として使
用するに際しては、作業性を良好ならしめるため、また
は膜厚をコントロールするために溶剤で稀釈して使用し
てもよい。また、溶剤の代りにいわゆる反応性稀釈剤を
用いることもできる。使用される溶剤としては、プロパ
ノール、ブタノール等のアルコール類、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトンのようなケトン類、セロ
ソルブアセテート、メチルセロソルブのようなエーテル
類、酢酸エチル、酢酸ブチルのようなエステル類、トル
エン、キシレンのような芳香族炭化水素類があげられ
る。これらの溶剤は、2種以上を混合して使用してもよ
い。また、使用される反応性稀釈剤としては、N−ビニ
ルピロリドン、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシ
ルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、シクロヘ
キシルアクリレート、イソボルニルアクリレート、ジシ
クロペンテニロキシエチルアクリレート、フェノキシエ
チルアクリレートのような単官能化合物があげられる。
これらの反応性稀釈剤は、2種以上を混合して使用して
もよい。溶剤と反応性稀釈剤は、混合して使用してもよ
い。
紫外線硬化性組成物中の溶剤及び/または反応性稀釈
剤の比率は、0.1〜80重量%、好ましくは10〜60重量%
である。
本発明において用いられる紫外線硬化性組成物には、
下地の被膜との密着性を更に向上させるためにシランカ
ップリング剤を配合して使用してもよい。
本発明において紫外線硬化性組成物をTgが70℃以下で
ある下地の被膜表面に塗布する方法としては、浸漬法、
スプレー法、フローコート法、スピンコート法、電着塗
装法、ロールコート法、刷毛塗り等公知の各種の方法を
採用することができる。
紫外線硬化性組成物から形成される硬化被膜厚の厚さ
は、目的によって選定されるが、一般には0.5〜20ミク
ロンである。
紫外線硬化性組成物を硬化させるに際して使用される
紫外線源としては、紫外線蛍光灯、水銀灯、キヤノン
灯、炭素アーク灯、メタルハライド灯などがあり、その
照射量は適宜選定しうる。
〔作用〕
本発明においては、対象とする被膜のTgが70℃以下と
低いものであっても、特定のラダー型ポリオルガノシル
セスキオキサン及び特定の多官能(メタ)アクリレート
を組合せることにより、両者の優れた特長を有する効果
被膜を加熱硬化を必要とせず、紫外線硬化によって得る
ことができる。
そして、得られた硬化被膜は、特定のラダー型ポリオ
ルガノシルセスキオキサン及び特定の多官能(メタ)ア
クリレートのそれぞれの特長と発現し、表面硬度、耐摩
耗性、耐擦傷性、耐候性、透明性に優れ、かつ硬化被膜
が下地の被膜に対して密着性の性能を示すものである。
〔実施例〕
以下、実施例と比較を示し、本発明を具体的に説明す
る。
実施例及び比較例中の「部」は特に断りのないかぎ
り、「重量部」を示す。
なお、実施例及び比較例中の各物性値は下記の方法に
従って測定した。
〔耐摩耗性〕
#0000のスチールウールの束を荷重500gをかけながら
硬化被膜を15往復こすり、その後被膜に付いた傷の程度
を調べ、下記のように4ランクに分けて評価した。
A:全く傷がつかない B:10本以内の傷がつく C:10本以上の傷がつくが、なお光沢を保持している D:無数の傷で光沢を失う 〔表面硬度〕 塗料用鉛筆引かき試験機を用いて、JIS K5401に準じ
て測定した。
〔耐水性〕
60℃の温水中に浸漬し、硬化被膜にクラック等の異常
の発生する時間を測定した。
〔(A)成分の合成例1〕 1の四ツ口フラスコに、γ−メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン149g(0.6モル)、メチルトリエ
トキシシラン428g(2.4モル)、塩酸0.05重量%の水溶
液108g及びP−メトキシフェノール0.01gを仕込み、フ
ラスコ内の温度を60℃まで昇温し、撹拌しながら30分間
保持した。続いて70℃に昇温し、1時間反応後、n−ブ
チルアミン0.9gを滴下し、更に1時間反応させた後ギ酸
0.5gを滴下し70℃で30分間保持した。次に無水硫酸ナト
リウムで脱水後、エバポレータと用いて脱溶媒したとこ
ろ、n=32,000、w=95,000の(A−1)成分が39
2g得られた。
この(A−1)成分は、下記式で示される構造単位
(IX)、(X)及び(XI)を有し、(A−1)成分中の
メタクリロキシ結合を含む基 とメチル基(−CH3)とのモル比は25:75であった。
〔(A)成分の合成例2〕 1の四ツ口フラスコに、γ−メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン298g(1.2モル)、メチルトリエ
トキシシラン214g(1.2モル)、塩酸0.10重量%の水溶
液108g、P−メトキシフェノール0.02gを仕込んだ後、
フラスコ内の温度を60℃で昇温し、撹拌しながら60℃で
30分間保持した。
続いて80℃に昇温し、2時間反応せしめた。
次に無水硫酸ナトリウムで脱水後、エバポレータを用
いて脱溶媒したところ、n=1,860、w−4.500の
(A−2)成分が415g得られた。
(A−2)成分は、合成例1と同様に構造単位(I
X)、(X)及び(XI)からなり、(A−2)成分中の
メタクリロキシ結合を含む基とメチル基とのモル比は5
0:50であった。
実施例1 合成例1の(A−1)成分25部、ジペンタエリスリト
ールヘキサアクリレート10部、トリメチロールプロパン
トリアクリレート7部、N−ビニル−2−ピロリドン5
部、ベンゾフェノン1.5部、P−ジメチルアミノ安息香
酸エチル1.5部、メチルイソブチルケトン45部、メチル
エチルケトン3部及びセロソルブアセテート2部を混合
して紫外線硬化性組成物を得た。
一方、スチール板に、アルキッドメラミン塗料に30ミ
クロンにコーティングし、150℃で30分間加熱硬化し
た。得られた被膜のTgは55℃であった。
この被膜上に、前記の紫外線硬化性組成物をスプレー
コーティングし、2kw高圧水銀灯を用いて距離10cmから
3秒間照射し組成物を硬化させた。硬化被膜はクラック
は全く無く、光沢、透明性に優れたものであった。硬化
被膜その他の性能を第1表に示す。
実施例2 合成例2の(A−2)成分45部、トリメチロールプロ
パンアクリル酸安息香酸エステル22部、アセトフェノン
1.5部、P−ジメチルアミノ安息香酸エチル1.5部及びメ
チルセロソルブ30部を混合し、紫外線硬化性組成物を得
た。
一方、スチール板に、アクリルメラミン塗料を20ミク
ロンの厚さにコーティングし、150℃で30分間加熱硬化
した。得られた被膜のTgは65℃であった。
この被膜上に、上記の紫外線硬化性組成物をスプレー
コーティングし、実施例1と同じ条件で紫外線硬化させ
た。硬化被膜にはクラックは全く無く、光沢、透明性に
優れたものであった。硬化被膜のその他の性能を第1表
に示す。
比較例1 ペンタエリスリトールテトラアクリレート40部、N−
ビニル−2−ピロリドン12部、トリメチロールプロパン
アクリル酸安息香酸エステル15部、アセトフェノン1.5
部、P−ジメチルアミノ安息香酸エチル1.5部及びメチ
ルセロソルブ30部を混合して紫外線硬化アクリル系組成
物を調整した。
次に、実施例2に用いたものと同じアクリルメラミン
樹脂塗料をコーティングしたスチール板上に、この組成
物をスプレーコーティングし、実施例1と同じ条件で紫
外線硬化させた。硬化被膜の外観は良好であるが、その
他の性能は第1表に示すように実施例1〜2のものと比
較すると劣ることが明らかである。
〔発明の効果〕 本発明によれば、Tgを70℃以下と低くせざるを得ない
下地の被膜においても、紫外線照射により、下地の被膜
上に密着性、表面硬度、耐摩耗性、耐擦傷性、耐候性及
び透明性に優れた硬化被膜を形成することができる。従
って、本発明の被覆物品は、車輌、自動車、機械部品等
に広く利用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 83/07 C08L 83/07 C09D 5/00 C09D 5/00 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08J 7/04 - 7/06 B32B 15/08 B05D 7/24 - 7/24 302 C08L 83/07 C08F 299/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基体の表面に、ガラス転移温度が70℃以下
    の被膜及び少なくとも下記(A)、(B)及び(c)成
    分からなる紫外線硬化性組成物の硬化被膜が順次に形成
    されていることを特徴とする被覆物品。 (A)下記一般式(I) (式中、R1、R2は炭素数が1〜3のアルキル基または下
    記一般式(II)で示される(メタ)アクリロキシ結合を
    含む基である。mは重合度を示す。) (式中、R3は水素原子またはメチル基、R4は炭素数が1
    〜12の非置換または置換二価炭化水素基を示す。) で示される(メタ)アクリル官能性ラダー型ポリオルガ
    ノシルセスキオキサンであって、かつ側鎖であるR1及び
    R2は同一である構造単位と異なる構造単位の両者を含む
    (メタ)アクリル官能性ポリオルガノシルセスキオキサ
    ン (B)下記一般式(III) (式中、R5は水素原子またはメチル基であり、R6は異な
    る炭素原子に結合した多価炭化水素残基または多価アル
    コールと多塩基酸とで構成されるエステルの残基を示
    し、lは2以上の数である。) で示されるポリ(メタ)アクリレート (c)光重合開始剤
  2. 【請求項2】(A)成分のR1及びR2において、(メタ)
    アクリロキシ結合を含む基とアルキル基とのモル比が10
    〜70:90〜30である請求項(1)記載の被覆物品。
  3. 【請求項3】(A)成分の数平均分子量が1,000〜100,0
    00である請求項(1)または(2)記載の被覆物品。
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