JP2891821B2 - バーコードの識別方法 - Google Patents
バーコードの識別方法Info
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- JP2891821B2 JP2891821B2 JP4151446A JP15144692A JP2891821B2 JP 2891821 B2 JP2891821 B2 JP 2891821B2 JP 4151446 A JP4151446 A JP 4151446A JP 15144692 A JP15144692 A JP 15144692A JP 2891821 B2 JP2891821 B2 JP 2891821B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バーコードシンボル
を含む領域を撮影した画像において不要な背景やノイズ
を除去して必要なバーコードシンボルのみを識別・抽出
することができるバーコードの識別方法に関するもので
ある。
を含む領域を撮影した画像において不要な背景やノイズ
を除去して必要なバーコードシンボルのみを識別・抽出
することができるバーコードの識別方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】バーコードラベル上に記録されたバーコ
ードシンボルを読取るために、各種の読取り方法が提案
され開発されている。例えばこのバーコードシンボルを
読取る一般的な方法としては、バーコードシンボルの存
在するエリア内に光源からの光を順次投光・走査しなが
ら読取っていくものや、バーコードシンボルの存在する
エリアを含む部分をCCDカメラ(エリアセンサ)等で
撮像し、この撮像した画像からバーコードシンボルの部
分を識別して読取っていくもの等が知られている。
ードシンボルを読取るために、各種の読取り方法が提案
され開発されている。例えばこのバーコードシンボルを
読取る一般的な方法としては、バーコードシンボルの存
在するエリア内に光源からの光を順次投光・走査しなが
ら読取っていくものや、バーコードシンボルの存在する
エリアを含む部分をCCDカメラ(エリアセンサ)等で
撮像し、この撮像した画像からバーコードシンボルの部
分を識別して読取っていくもの等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、先の読取方
法のうち前者の場合には特にそれ程問題はないが、後者
の場合には撮像した画像中に背景やノイズが多数含まれ
ていると、バーコードシンボルを誤って認識し、読取り
不能となったり、読取り誤差を生じることがあり、問題
となっている。そこで、この発明は、上記した従来の欠
点に鑑み、バーコードシンボルの周辺に背景やノイズ等
があっても、バーコードシンボルのみを正確に認識する
ことができるバーコードの認識方法を提供することを目
的とするものである。
法のうち前者の場合には特にそれ程問題はないが、後者
の場合には撮像した画像中に背景やノイズが多数含まれ
ていると、バーコードシンボルを誤って認識し、読取り
不能となったり、読取り誤差を生じることがあり、問題
となっている。そこで、この発明は、上記した従来の欠
点に鑑み、バーコードシンボルの周辺に背景やノイズ等
があっても、バーコードシンボルのみを正確に認識する
ことができるバーコードの認識方法を提供することを目
的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明のバーコ
ードの識別方法は、画像内の連続する黒画素について隣
接する白画素を黒画素に変更する太め処理を行い、この
太め処理された処理画像中の連結する各黒画素領域の面
積を求め、これらの黒画素領域のうち最大面積のものを
バーコードシンボル領域として認識し、前記処理画像内
のバーコードシンボル領域と前記原画像とについて各画
素の論理積をとり、得られた黒画素からバーコードを識
別するものである。
ードの識別方法は、画像内の連続する黒画素について隣
接する白画素を黒画素に変更する太め処理を行い、この
太め処理された処理画像中の連結する各黒画素領域の面
積を求め、これらの黒画素領域のうち最大面積のものを
バーコードシンボル領域として認識し、前記処理画像内
のバーコードシンボル領域と前記原画像とについて各画
素の論理積をとり、得られた黒画素からバーコードを識
別するものである。
【0005】
【作用】この発明では、太め処理によって得られた各黒
画素領域の面積を求め、これらの黒画素領域のうち最大
のものをバーコードシンボルが含まれるバーコードシン
ボル領域として認識する。次に、このバーコードシンボ
ル領域と原画像とにおける各対応した画素での論理積を
求め、これによってバーコードシンボルの形状を正確に
認識する。
画素領域の面積を求め、これらの黒画素領域のうち最大
のものをバーコードシンボルが含まれるバーコードシン
ボル領域として認識する。次に、このバーコードシンボ
ル領域と原画像とにおける各対応した画素での論理積を
求め、これによってバーコードシンボルの形状を正確に
認識する。
【0006】
【実施例】以下この発明の一実施例について添付図面を
参照しながら説明する。図1はこの発明に係るバーコー
ドの識別方法を示すものであり、第1ステップ1〜第5
ステップ5から構成されている。第1ステップ1では、
CCDカメラ(エリアセンサ)等の撮像手段を用い、図
2に示すようにバーコードシンボル1全体が完全に含ま
れているような状態でバーコードを撮影する。そして、
この撮影された原画像αについて次に説明する太め処理
を行う。この太め処理とは、例えば図3において各黒画
素(例えば点P(10,11))の周囲、つまり上下左右の
8画素A〜Hについて白画素を全て黒画素に交換するこ
とをいう(図4参照)。なお、この黒画素へ交換する画
素としては、特にこの8画素に限定されるものではな
く、例えば図3において上下左右の隣合った4画素(A
CEG)でもよい。なお、この図2において、各罫線は
便宜上縦横2画素ずつの領域を区切るように付されてい
るものであり、従って実際にはこの枡目の4倍に相当す
る画素が存在するものとする。
参照しながら説明する。図1はこの発明に係るバーコー
ドの識別方法を示すものであり、第1ステップ1〜第5
ステップ5から構成されている。第1ステップ1では、
CCDカメラ(エリアセンサ)等の撮像手段を用い、図
2に示すようにバーコードシンボル1全体が完全に含ま
れているような状態でバーコードを撮影する。そして、
この撮影された原画像αについて次に説明する太め処理
を行う。この太め処理とは、例えば図3において各黒画
素(例えば点P(10,11))の周囲、つまり上下左右の
8画素A〜Hについて白画素を全て黒画素に交換するこ
とをいう(図4参照)。なお、この黒画素へ交換する画
素としては、特にこの8画素に限定されるものではな
く、例えば図3において上下左右の隣合った4画素(A
CEG)でもよい。なお、この図2において、各罫線は
便宜上縦横2画素ずつの領域を区切るように付されてい
るものであり、従って実際にはこの枡目の4倍に相当す
る画素が存在するものとする。
【0007】第2ステップ2では、第1ステップ1にお
いて全黒画素について太め処理を行い、これによって得
られた図5に示す処理画像βにおいて、各黒画素領域S
1 〜S8 の面積(或は黒画素数)を求める。なお、この
図5でも、各罫線は便宜上縦横2画素ずつの単位領域を
示すために付されているものとする。第3ステップ3で
は、図5に示す処理画像βにおいて得られた各黒画素領
域S1 〜S8 のうち、最大面積のものS3 をバーコード
シンボル領域として認識する。第4ステップ4では、処
理画像βにおけるバーコードシンボル領域S3 として認
識されたエリア内の各画素と、原画像αにおける各画素
との間で、つまり対応する同一位置の画素どうしで論理
積をとる。例えば、黒画素を1、白画素を0として次表
のような演算を行う。これによって論理積が1となるも
ののみを黒画素として判別し、これがバーコードシンボ
ルの真正な形状の一部を示す画素として判別される。
いて全黒画素について太め処理を行い、これによって得
られた図5に示す処理画像βにおいて、各黒画素領域S
1 〜S8 の面積(或は黒画素数)を求める。なお、この
図5でも、各罫線は便宜上縦横2画素ずつの単位領域を
示すために付されているものとする。第3ステップ3で
は、図5に示す処理画像βにおいて得られた各黒画素領
域S1 〜S8 のうち、最大面積のものS3 をバーコード
シンボル領域として認識する。第4ステップ4では、処
理画像βにおけるバーコードシンボル領域S3 として認
識されたエリア内の各画素と、原画像αにおける各画素
との間で、つまり対応する同一位置の画素どうしで論理
積をとる。例えば、黒画素を1、白画素を0として次表
のような演算を行う。これによって論理積が1となるも
ののみを黒画素として判別し、これがバーコードシンボ
ルの真正な形状の一部を示す画素として判別される。
【0008】
【表1】
【0009】第5ステップ5では、第4ステップ4で得
られた論理積が1となる画素のみを黒画素と判別し、こ
れによって与えられる形状をバーコードシンボルの形状
として識別する。
られた論理積が1となる画素のみを黒画素と判別し、こ
れによって与えられる形状をバーコードシンボルの形状
として識別する。
【0010】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明に係
るバーコードの判別方法によれば、太め処理によって得
られた各黒画素領域の面積を求め、これらの黒画素領域
のうち最大のものをバーコードシンボルが含まれるバー
コードシンボル領域として認識し、このバーコードシン
ボル領域と原画像とにおいて各対応位置の画素について
論理積の演算を行い、黒画素として判別されたもののみ
からバーコードシンボルの形状を認識するようになって
いるので、不要な背景やノイズを除去することができ、
正確にバーコードシンボルの読取りが行える。
るバーコードの判別方法によれば、太め処理によって得
られた各黒画素領域の面積を求め、これらの黒画素領域
のうち最大のものをバーコードシンボルが含まれるバー
コードシンボル領域として認識し、このバーコードシン
ボル領域と原画像とにおいて各対応位置の画素について
論理積の演算を行い、黒画素として判別されたもののみ
からバーコードシンボルの形状を認識するようになって
いるので、不要な背景やノイズを除去することができ、
正確にバーコードシンボルの読取りが行える。
【図1】この発明に係るバーコードの識別方法を示すフ
ローチャート。
ローチャート。
【図2】この発明の識別方法に使用する原画像を示す説
明図。
明図。
【図3】この発明の識別方法に使用する太め処理の方法
を示す説明図。
を示す説明図。
【図4】この発明の識別方法に使用する太め処理の方法
を示す説明図。
を示す説明図。
【図5】この発明の識別方法において太め処理を行った
のちの処理画像を示す説明図。
のちの処理画像を示す説明図。
Claims (1)
- 【請求項1】 画像内の各画素について隣接する白画素
を黒画素に変更する太め処理を行い、 この太め処理された処理画像中の連結する各黒画素領域
の面積を求め、 これらの黒画素領域のうち最大面積のものをバーコード
シンボル領域として認識し、 前記処理画像内のバーコードシンボル領域と前記原画像
とについて各画素の論理積をとり、 得られた黒画素からバーコードシンボルの領域を識別す
ることを特徴とするバーコードの識別方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4151446A JP2891821B2 (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | バーコードの識別方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4151446A JP2891821B2 (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | バーコードの識別方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05324896A JPH05324896A (ja) | 1993-12-10 |
JP2891821B2 true JP2891821B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=15518780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4151446A Expired - Fee Related JP2891821B2 (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | バーコードの識別方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2891821B2 (ja) |
-
1992
- 1992-05-19 JP JP4151446A patent/JP2891821B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05324896A (ja) | 1993-12-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
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