JP2890126B2 - 毛髪着色料組成物 - Google Patents

毛髪着色料組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、毛髪着色料組成物に関する。
従来技術及びその課題 従来、着色料を毛髪などに塗布する場合には、先ず、
容器に収納された着色料をブラシなどの塗布具に湿潤さ
せ、その塗布具を容器から引き抜いた後に、塗布する必
要があった。従って、塗布作業が極めて煩わしい上に、
塗布具を容器から引き抜く際に、塗布具の縁部の容器口
壁への接触を避けることができないために着色料が容器
の外壁に付着し容器が汚れ、さらには着色料が飛び散る
などの問題があった。
最近になって作業の容易性を図るために、バルブ装置
を内蔵した着色料収納容器の先端部にブラシなどを取付
けてノック操作により弁口を開口して上記先端部に着色
料を供給するよう構成された塗布具が考え出されてい
る。しかし、なおノック操作という煩わしさが残り、し
かも過剰ノック操作により先端部に着色料が過剰量供給
されて滴り落ちたり、飛散するなどの危険性がある。
そこで、上記問題点を解消する目的で、着色料収納容
器の先端部に繊維束芯を設けて、該繊維束芯の一端を容
器内の着色料に浸漬し、毛細管現象により繊維束芯の外
突端部(塗布部)に着色料を誘導して塗布する容器が考
案されている(実開平1−154830号公報、実開平1−15
4831号公報)。この繊維束芯容器を使用することによ
り、塗布作業は容易となり、塗布部からの着色料の飛散
も効果的に抑制され得るようになるが、同時に新たな問
題も生じる。すなわち、従来の毛髪着色料は、揮発性の
溶剤を使用し速乾性であるために、上記容器を用いた場
合に、キャップを外し塗布部の繊維束芯に空気が触れる
状態で放置すると、着色料中の溶剤の蒸発により着色料
の他の成分である色素や樹脂の乾燥固化が進む。依っ
て、塗布部での内溶液の流れを阻害し、塗膜のカスレや
流出不能を起こすという問題が生じる。
上記問題を解決するために、蒸気圧の低い着色料に遅
乾性の溶剤を用いる方法があるが、塗膜の乾燥性の低下
や粘度の上昇など着色料の性能を著るしく劣化させるた
めに思わしくなく、適した毛髪着色料が開発されていな
いのが現状である。
課題を解決するための手段 本発明は、上記課題を解決し、着色部の乾燥性及び色
素分散の安定性の低下を抑え、しかも優れた風合を有
し、特に繊維束芯式容器に用いた場合に、塗布部での乾
燥固化を効果的に抑える毛髪着色料組成物を提供するこ
とを目的とする。
即ち、本発明は、色素、樹脂及び有機溶剤を含む毛髪
着色料組成物であって、該組成物中に (a)一般式 [式中、R1及びR2は同一又は相異なって、水素又はステ
アロイル基を示す。但し、共に水素である場合を除
く。] で表わされるモノグリセリンステアリン酸エステル、 (b)一般式 [式中、R1〜R5は同一又は相異なって、水素又はステア
ロイル基を示す。但し、R1〜R5の全てが水素である場合
を除く。aは0又は1〜13の整数を示す。] で表わされるポリグリセリルステアリン酸エステル、 (c)一般式 [式中、R1〜R3は前記に同じ。但し、R1〜R3の全てが水
素である場合を除く。] で表わされるソルビタンステアリン酸エステル、 (d)一般式 [式中、R6はステアロイル基を示す。b,c及びdはそれ
ぞれ0又は1〜10の整数を表わし、かつb+c+dが1
〜10の整数となるものである。] 又は一般式 [式中、R1〜R3は前記に同じ。但し、R1〜R3の全てが水
素である場合を除く。eは1〜10の整数を示す。] で表わされるポリオキシエチレンソルビタンステアリン
酸エステル、 (e)一般式 [式中、R1〜R3は前記に同じ。但し、R1〜R3の全てが水
素である場合を除く。b,c及びdはそれぞれ0又は1〜1
0の整数を表わし、かつb+4c+dが1〜10の整数とな
るものである。] で表わされるポリオキシエチレンソルビットステアリン
酸エステル、 (f)一般式 [式中、R6は前記に同じ。f及びgはそれぞれ0又は1
〜10の整数を表わし、かつf+gが1〜10の整数となる
ものである。] で表わされるポリオキシエチレングリセリンステアリン
酸エステル、及び (g)一般式 [式中、R6は前記に同じ。] で表わされるプロピレングリコールステアリン酸エステ
ル よりなる群から選ばれる少なくとも一種を配合してなる
ことを特徴とする毛髪着色料組成物に係るものである。
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた
結果、色素、樹脂及び有機溶剤に上記(a)〜(f)か
ら選ばれる少なくとも一種の特定の化合物を乾燥抑制剤
として添加することにより得られる毛髪着色料が、上記
繊維束芯式容器に用いられる時に、容器のキャップを外
した状態で長時間放置しても、着色料の乾燥固化を生じ
ることなく、その後の使用において初期の性能を失わ
ず、再使用できるものであることを見出した。本発明
は、これら知見に基づき完成されたものである。
本発明組成物では、乾燥抑制剤として、上記(a)一
般式(I)で表わされるモノグリセリンステアリン酸エ
ステル、(b)一般式(II)で表わされるポリグリセリ
ンステアリン酸エステル、(c)一般式(III)で表わ
されるソルビタンステアリン酸エステル、(d)一般式
(IV)又は(IV′)で表わされるポリオキシエチレンソ
ルビタンステアリン酸エステル、(e)一般式(V)で
表わされるポリオキシエチレンソルビットステアリン酸
エステル、(f)一般式(VI)で表わされるポリオキシ
エチレングリセリンステアリン酸エステル、及び(g)
一般式(VII)で表わされるプロピレングリコールステ
アリン酸エステルから選ばれた少なくとも一種を用いる
ことを必須とする。尚、これら乾燥抑制剤であるエステ
ル類の純度は、特に重要ではなく、例えば、該エステル
中の脂肪酸組成において、ステアリン酸以外にパルミチ
ン酸、ミリスチン酸等が含まれるものであっても、その
混合割合が50%程度以下のものであれば、本発明の乾燥
抑制剤として包含され得る。上記乾燥抑制剤の使用量と
しては、組成物中0.05〜3.0重量%程度、好ましくは0.1
5〜1.0重量%の範囲とするのがよい。使用量を上記範囲
内とすることで毛髪着色料として本来有する耐摩擦性、
毛髪の仕上がりなどの優れた性能を損なうことなく、着
色料組成物の乾燥を効果的に抑制することができる。こ
の乾燥抑制効果は、着色料組成物を空気中に放置した場
合に、該着色料組成物中に含まれる上記乾燥抑制剤が空
気中より吸収した水分と着色料組成物中の溶剤との相互
作用により、着色料組成物の表面上に柔らかく薄いゲル
状の安定な層を形成するためと考えられる。このゲル層
が、溶剤の蒸発を効果的に抑制して着色料組成物の組成
を一定に保持する。また、乾燥抑制剤の配合比が小さい
為に塗布した後の塗膜の乾燥速度を低下させることはな
い。
本発明では、上記乾燥抑制剤以外に、色素(顔料)、
樹脂及び有機溶剤を原料として使用する。これら顔料、
樹脂及び有機溶剤は、毛髪着色料の原料として用いられ
る公知の物質をそのまま用いることができる。
上記の色素の具体例としては 黄色403号の(1)、205号、404号、5号、406号、4
号、402号、203号 赤色404号、405号、102号、201号、227号、106号、40
1号、218号、213号、226号 だいだい色205号、204号 緑色401号、3号、201号、202号 黒色401号 青色1号、202号、205号、2号、204号、404号 紫色401号 等の法定色素; β−カロチン、メラニン、クロロフィル、カカオ色
素、リボフラビン等の天然色素; 酸化チタン、黒酸化鉄、カーボンブラック、ベンガ
ラ、黒酸化チタン、グンジョウ等の無機顔料; ピロガロール、カミツレ、ヘンナ、ヘマティン、ニト
ロパラフェニレンジアミン、1,4−ジアミノアントラキ
ノン等が挙げられる。
これら色素は単独で用いてもよいし、2種以上を混合
し併用しても構わない。配合量については特に制限はな
く色素の溶解度や分散力に応じた量又は所望の色相や濃
度に適した量であれば広範囲に使用できるが、通常組成
物に対して0.3〜25重量%程度の範囲で用いるのがよ
い。
樹脂としては、アクリル樹脂アルカノールアミン液、
アクリル酸・スチレン共重合体、アクリル酸ヒドロキシ
プロピルメタクリル酸ブチルアミノエチルアクリル酸・
オクチルアミド共重合体等のアクリル系ポリマー;酢酸
ビニル、酢酸ビニル・スチレン共重合体、ビニルピロリ
ドン等のビニル系ポリマー;ロジン、ロジン変性マレイ
ン酸系アルキッド樹脂、エステルガム等のロジン誘導
体;N−メタクリロイルエチル−N,N−ジメチルアンモニ
ウム−α−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸ア
ルキルエステル重合体等のポリメタクリル酸エステル;
メチル又はエチルセルロース、ヒドロキシアルキルセル
ロース誘導体等一般に化粧料に用いられる樹脂が例示で
き、使用の際には溶解状態はもちろんエマルジョン状態
でも構わない。配合量は、特に制限はなく、通常組成物
中1〜30重量%程度の範囲で用いるのがよい。
有機溶剤としては、一般に化粧料に用いられるエタノ
ール、イソプロパノール等の低級脂肪アルコール、酢酸
エチル、酢酸ブチル等のエステル類;シクロヘキサン、
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;ジエチルエー
テル等のアルキルエーテル、グリコールのモノ又はジア
ルキルエーテル等のエーテル類;アセトン、メチルエチ
ルケトン等のケトン類等の有機溶剤が例示でき、単独で
用いてもよいし、2種以上を混合し併用しても構わな
い。配合料は組成物中の20〜98重量%程度の範囲で用い
るのがよい。
また、本発明では、必要に応じて、水、香料、酸、ア
ルカリ、粘度調整剤、可塑剤、分散剤などの従来から毛
髪着色料に用いられている公知の添加剤を使用すること
もできる。
本発明組成物を製造するにおいても、従来の原料に前
記乾燥抑制剤を加える他は毛髪着色料を製造する際に用
いる従来法と何ら変わりなく、例えば、室温下全原料を
撹拌して十分に混合して着色料組成物を調整すればよ
い。
次に、本発明組成物を実際に製品化するに際して、本
発明組成物を収納するのに用いられる容器(塗布具)と
しては、例えば実開平1−154830号公報、実開平1−15
4831号公報等に記載のものを挙げることができる。以下
にその一例を第1図〜第4図を参照しつつ説明する。
軸筒(1)は、把持可能な外径を有し、その前端及び
後端は開口され、その外壁の前端部は段階的に段部(2
a)及び(2b)の2段に縮径され、内部は先端部よりや
や広径の狭部(3)を経て広部(4)に拡径されてい
る。軸筒(1)の内部の広部(4)には、内部に毛髪着
色料組成物を吸蔵した毛髪着色料組成物供給体(9)が
僅かな隙間(11)を有し収納されている。上記狭部
(3)の後端部の円周上には、該円周を4等分するよう
に空気溝(5a)が設けられ、狭部(3)と広部(4)の
境界の段部は毛髪着色料組成物供給体(9)の前端を支
持する受部(6)になっている。狭部(3)の先端部に
は、台座(7)が圧入固着されている。上記台座(7)
と内壁面との間には、軸線方向の空気溝(5b)が2つ対
称の位置に設けられている。台座(7)を、その前端面
から後端面へ貫通して固定された10本の繊維束芯(8)
が、その後端部を前記毛髪着色料組成物供給体(9)に
差し込み接続されている。勿論繊維束芯(8)の先端部
は、軸筒(1)の先端より前方へ突出する。繊維束芯
(8)は、その先端部へ毛細管現象を利用して毛髪着色
料組成物供給体(9)内部の毛髪着色料組成物を誘導す
る。軸筒(1)の後端部には尾栓(10)が圧入固着さ
れ、毛髪着色料供給体(9)は尾栓(10)の先端と前記
受部(6)に挾まれるように当接されて固定されてい
る。尾栓(10)の前端面には、その中心を通り、前記隙
間(11)に該前端面の両端部を連通させる空気溝(5c)
が設けられている。一方、軸筒(1)の先端部の一段目
の段部(2a)には、クシキャップ(12)が着脱自在に嵌
着されている。クシキャップ(12)の前端面の一側端部
には、外突出した繊維束芯(8)の前端部に隣接した5
本のクシ歯(13)が一体的に設けられている。クシ歯
(13)の長さは、その前端が繊維束芯(8)の前端より
前方へ突出するように設定されている。繊維束芯(8)
及びクシ歯(13)を覆うようにキャップ(14)は、軸筒
(1)の前端部の二段目の段部(2b)に着脱自在に設け
られている。このようにしてなる塗布具は、使用時の塗
布作業が簡易なうえ、塗布部からの着色料の飛散も生じ
ないことを特徴とするものである。
以上、本発明組成物を適用するに際し使用される塗布
具の一例を示したが、塗布具は、これに限られることな
く、容器の形状、繊維束芯及びクシ歯の数と配置などの
設定は任意である。
発明の効果 本発明の毛髪着色料組成物は、長時間空気中に放置さ
れても組成の変化、即ち品質の劣化を生じないものであ
る。
また、本発明では、乾燥抑制剤が非常に少量で上記効
果を示すために、着色料の本来有する顔料分散安定性、
塗膜の風合いなどの優れた性能を劣化させることがな
い。
更に、本発明組成物を前述した繊維束芯式塗布具に用
いた場合には、上記効果により、長時間キャップを外し
たまま放置した場合にも、その後の再使用時に前述した
ゲル状層を着色部などに接触させることで容易に崩壊す
ることができ塗布部の流出不能を生じることなく、初期
と同様に塗布することができる。しかも、塗布時のノッ
ク操作の必要がなく必要勝手がよく、また塗布部からの
着色料の濡れや飛散を生じることもなく、より製品価値
が高いものとなる。
実 施 例 以下、実施例を示すことにより、本発明を更に詳細に
説明する。
尚、実施例で使用した(1)ユカフォーマー・AM−75
ブラック、(2)ユカフォーマー・AM−75ブラウン、
(3)ユカフォーマー・AM−75R、(4)プラスサイズ
L−53ブラックCA、(5)プラスサイズL−53アンバー
A、(6)プラスサイズL−53D・A(上記(1))〜
(6)は全て商標名)は、各々次の組成を有する混合物
である。
(1)三菱油化ファイン(株)製 チャンネルブラック 10.0重量% ユカフォーマー・AM−75R 70.7重量% 変性アルコール 20.0重量% (2)三菱油化ファイン(株)製 チャンネルブラック 1.0重量% 黄色205号 3.0重量% 赤色404号 6.0重量% ユカフォーマー・AM−75R 70.7重量% 変性アルコール 20.0重量% (3)三菱油化ファイン(株)製 N−メタクリロイルエチルN,N−ジメチルアンモニウ
ムα−N−メチルカルボキシベタイン−メタクリル酸ア
ルキルエステル重合体(平均分子量70000) 30重量% ブルシン変性無水エタノール 70重量% (4)互応化学工業(株)製 チャンネルブラック 8.0重量% プラスサイズL−53D・A 44.0重量% ブルシン変性無水エタノール 48.0重量% (5)互応化学工業(株)製 チャンネルブラック 8.0重量% 赤色404号 3.0重量% 黄色205号 6.0重量% プラスサイズL−53D・A 42.0重量% ブルシン変性無水エタノール 48.0重量% (6)互応化学工業(株)製 アクリル樹脂アルカノールアミン 50重量% ブルシン変性無水エタノール 50重量% 実施例1〜21及び比較例1〜13 第1表(実施例)及び第2表(比較例)に示す配合比
で、次のように調整して毛髪着色料組成物を得た。但
し、第1表及び第2表中の数値は、重量%で表わしてい
る。
有機溶剤中に乾燥抑制剤を溶解させた後に、顔料、樹
脂及び溶剤の混合物であるユカフォーマー・AM−75ブラ
ックを添加して撹拌混合して調整する。
[性能試験] 実施例1〜21及び比較例1〜13で得られた毛髪着色料
組成物をそれぞれ前述した第1図に示す繊維束芯式塗布
具(中綿を使用)を用いて下記の性能試験に供した。そ
の結果は、第1表及び第2表に併記した。
乾燥抑制性 塗布具のキャップをはずして室内(温度20〜25℃、湿
度50±5%)に放置して、羊毛毛束(2g、10cm)に塗布
し、着色できる放置時間、即ち、再使用可能な放置時間
を測定した。
◎:3時間以上使用可能 ○:2時間後使用可能 △:1時間後使用可能 ×:1時間後使用不可能 毛髪の仕上がり 健常な日本女性毛髪3g(長さ12cm)を束ね、この毛束
に10ストローク塗布し、10分後、しなやかさ、くし通り
を官能評価した。
○:しなやかでくし通りがよい △:しなやかさ、くし通りが劣る ×:しなやかさがなく、くし通りも劣る 耐摩擦性 健常な日本女性毛髪3g(長さ12cm)を束ね、この毛束
に10ストローク塗布し、10分後、約200g/cm2の力で白布
にて直接着色部上を横切って擦過し、白布の汚れを評価
した。
○:白布に汚れを認めない △:白布にやや汚れを認める ×:白布にはっきりとした汚れを認める 実施例22 実施例1と同様の方法及び性能試験と同様の塗布具を
用いて、次の組成の毛髪着色料組成物を得て、その性能
を調べた。
ユカフォーマー・AM−75ブラック 4.80重量% ユカフォーマー・AM−75ブラック 5.00重量% 橙色205号 0.18重量% メチルフェニルポリシロキサン 0.10重量% ポリオキシエチレン(6)ソルビタンモノステアレー
ト 0.30重量% 精製水 6.00重量% 香料(シトラル) 0.02重量% ブルシン変性95%エタノール 83.60重量% (但し、上記組成物は、pHをクエン酸で6.0に調整し
てある。) 得られた組成物は、1時間以上の乾燥抑制効果があ
り、且つ耐摩擦性、毛髪仕上がりの劣化を認めない良好
な繊維束芯用着色料であった。
実施例23 実施例22と同様にして、次の組成の毛髪着色料組成物
を得た。
ユカフォーマー・AM−75ブラウン 15.00重量% プロピレングリコールモノステアレート 0.10重量% ソルビタンステアレート 0.20重量% イソプロパノール 5.50重量% ブルシン変性無水エタノール 79.20重量% 得られた組成物は、1時間以上の乾燥抑制効果があ
り、且つ耐摩擦性、毛髪仕上がりの劣化を認めない良好
な繊維束使用着色料であった。
実施例24 実施例22と同様にして、次の組成の毛髪着色料組成物
を得た。
プラスサイズL−53アンバーA 17.00重量% プラスサイズL−53ブラックCA 3.00重量% プラスサイズL53D・A 2.35重量% ポリオキシエチレン(6)ソルビットヘキサステアレ
ート 0.20重量% ブルシン変性無水エタノール 77.45重量% 得られた組成物は、1時間以上の乾燥抑制効果があ
り、且つ耐摩擦性、毛髪仕上がりの劣化を認めない良好
な繊維束芯用着色料であった。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、本発明組成物を毛髪に塗布するため
の塗布具の一例に係るもので、第1図は全体の縦断正面
図、第2図は第1図を90゜回転させた時の先端部の縦断
平面図、第3図は第1図の前端側面図、第4図は第1図
のA−A線に沿う断面図である。 (1)……軸筒、(2a)、(2b)……段部、 (3)……狭部、(4)……広部、 (5a)、(5b)……空気溝、(6)……受部、 (7)……台座、(8)……繊維束芯、 (9)……毛髪着色料組成物供給体、 (10)……尾栓、(11)……隙間、 (12)……クシキャップ、(13)……クシ歯、 (14)……キャップ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】色素、樹脂及び有機溶剤を含む毛髪着色料
    組成物であって、該組成物中に (a)一般式 [式中、R1及びR2は同一又は相異なって、水素又はステ
    アロイル基を示す。但し、共に水素である場合を除
    く。] で表わされるモノグリセリンステアリン酸エステル、 (b)一般式 [式中、R1〜R5は同一又は相異なって、水素又はステア
    ロイル基を示す。但し、R1〜R5の全てが水素である場合
    を除く。aは0又は1〜13の整数を示す。] で表わされるポリグリセリルステアリン酸エステル、 (c)一般式 [式中、R1〜R3は前記に同じ。但し、R1〜R3の全てが水
    素である場合を除く。] で表わされるソルビタンステアリン酸エステル、 (d)一般式 [式中、R6はステアロイル基を示す。b,c及びdはそれ
    ぞれ0又は1〜10の整数を表わし、かつb+c+dが1
    〜10の整数となるものである。] 又は一般式 [式中、R1〜R3は前記に同じ。但し、R1〜R3の全てが水
    素である場合を除く。eは1〜10の整数を示す。] で表わされるポリオキシエチレンソルビタンステアリン
    酸エステル、 (e)一般式 [式中、R1〜R3は前記に同じ。但し、R1〜R3の全てが水
    素である場合を除く。b,c及びdはそれぞれ0又は1〜1
    0の整数を表わし、かつb+4c+dが1〜10の整数とな
    るものである。] で表わされるポリオキシエチレンソルビットステアリン
    酸エステル、 (f)一般式 [式中、R6は前記に同じ。f及びgはそれぞれ0又は1
    〜10の整数を表わし、かつf+gが1〜10の整数となる
    ものである。] で表わされるポリオキシエチレングリセリンステアリン
    酸エステル、及び (g)一般式 [式中、R6は前記に同じ。] で表わされるプロピレングリコールステアリン酸エステ
    ル よりなる群から選ばれる少なくとも一種を配合してなる
    ことを特徴とする毛髪着色料組成物。
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