JP2889724B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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JP2889724B2
JP2889724B2 JP3088591A JP8859191A JP2889724B2 JP 2889724 B2 JP2889724 B2 JP 2889724B2 JP 3088591 A JP3088591 A JP 3088591A JP 8859191 A JP8859191 A JP 8859191A JP 2889724 B2 JP2889724 B2 JP 2889724B2
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drying
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drying drum
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達哉 廣田
義明 青木
清和 藤川
浩一 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の衣類乾燥機は、特開昭50−4
3555号公報に開示されている。このものは、ドラム
を回転するモータを周期的に逆転して、ドラムの回転方
向を変え、ドラム内の衣類のもつれをほぐすものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例において、
ドラムを正逆転するのに同じ回転数で回転させると、図
5のグラフで示されるように、正転させたときの乾燥効
率が逆転させたときの乾燥効率より悪くなり、その乾燥
効率の悪い分だけ乾燥時間が長くなってしまう欠点があ
る。
【0004】これは、機枠を小さくすることにより省ス
ペース化を実現する一方で、ドラムを大きくすることに
より乾燥量を確保するために、機枠とドラムとの隙間に
ドラムを回転するモータや乾燥風の供給ダクト等の部品
を配置する必要があり、必然的にドラムの中心からの鉛
直線上からドラム内周に沿って偏った位置、例えば図6
に示したように機枠1のコーナー部分にドラム13内へ
乾燥風を供給する乾燥風入口17が設けられ、ドラム1
3が正回転すれば乾燥風入口17付近に衣類47が集ま
て乾燥風が良く当り、またドラム13が逆回転すれば乾
燥風入口17から離れた所に衣類47が集まるので乾燥
風が余り当らず、その分衣類47が乾燥しないからであ
る。
【0005】本発明は、斯る課題を解決するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための本
発明の手段は、乾燥ドラムと、該乾燥ドラムを正転また
は逆転して回転させる回転駆動装置と、前記乾燥ドラム
の前面下部で且つ前記乾燥ドラムの底部から内周に沿っ
て正転方向に偏って設けた吸気口と、該吸気口に乾燥風
を供給するファンと、前記乾燥ドラム内の乾燥風を排気
する排気口と、前記乾燥ドラムの正転時より逆転時の回
転数を増やすよう前記回転駆動装置を制御する回転数制
御装置とを備えた構成である。
【0007】
【作用】乾燥ドラムの正転時、該ドラム底部の衣類は吸
気口付近に乾燥ドラムの回転とともに移動して集まるの
で、吸気口から送風される乾燥風は衣類によく当り、乾
燥効率がよい。
【0008】また逆転時は、正転時より回転数が増した
分、乾燥ドラム内の衣類がドラムの回転とともに吸気口
の反対側から吸気口付近に頻繁に投げ出されて撹拌され
るので、全体にまんべんなく乾燥風が当るようになり、
乾燥効率が向上する。
【0009】
【実施例】図1乃至図3において、1は衣類乾燥機2の
機枠、3はこの機枠1の前面中央に設けられた衣類の投
入口、4は前記機枠1の後面に取り付けられた後面板、
5は前記後面板4の中央に設けられた多数の空気の導入
孔、6は前記後面板4の下部に設けられた導出口であ
る。7は前記投入口3を開閉するドア、8は前記機枠1
内において、前記投入口4を囲むように取り付けられた
環状のドラム支持板、9は前記機枠1の後部に、前記後
面板5と間隔をあけて横方向に取り付けられた支持板、
10は前記支持板9に固定されたファンケーシングであ
る。前記ファンケーシング10は、前記機枠1内を乾燥
室11とファン室12に区画する。13は前記乾燥室1
1内に配設された横軸型のドラムであり、前面開口を前
記投入口4に対向させて、前記ドラム支持板8にフェル
ト等を介して支持されているとともに、後面側は軸14
に回転自在に支持されている。15は前記ドラム13の
後面中央に設けられた乾燥風出口、16は前記出口15
を覆うリントフィルタ、17は前記ドラム支持板8の下
部で正面から見て機枠1の右コーナ部に近い位置、即ち
図1中の点線で示された位置に設けられた乾燥風入口、
18は前記支持板9に設けられ、前記乾燥室11とファ
ン室12とを連通する連通口、19は前記乾燥風出口1
5からの風を確実に前記連通口18に送るためのシール
部材である。20は前記ファン室12内において、前記
軸14に固定された円板状の合成樹脂製両面ファンであ
り、前記乾燥室11側に位置する循環ファン21と前記
後面板4側に位置する冷却ファン22とを夫々放射状に
表裏一体に形成されている。23は前記両面ファン20
の冷却ファン22側中央部に設けられたプーリ、24は
ファンケーシング10に、前記両面ファン20を囲むよ
うに設けられた合成樹脂製仕切板である。この仕切板2
4の中央の円形開口内には前記両面ファン20が収納さ
れ、前記仕切板24と前記両面ファン20とで前記ファ
ン室10内を乾燥風路25と冷却風路26とに区画して
いる。
【0010】27は前記両面ファン20の内周に一体形
成された、前記乾燥風路25へ向けて開口する同心状の
回転溝群、28は前記仕切板24の内周縁に一体形成さ
れた、前記冷却風路26へ向けて開口する同心状の固定
溝群である。前記回転溝群27は、前記固定溝郡28に
非接触状態で遊嵌されている。この結合はラビリンス結
合と呼ばれている。
【0011】29は前記乾燥風路25の下部と前記乾燥
風入口17とを接続する乾燥ダクトで、前記機枠1の右
コーナ部に設けられている。30は前記乾燥ダクト29
内部に配置された乾燥用ヒータ、31は乾燥ダクト29
の最下部に設けられ、乾燥ダクト29内で凝縮した除湿
水を機外に排出するための排出口、32は駆動モータ、
33は駆動モータ32に装着され、前記両面ファン20
に設けられたプーリ23とベルト34を介して接続され
た小プーリ、35は駆動モータ32に装着され、ドラム
13にベルト36を介して接続されるプーリ、37と3
8はアイドラーである。前記アイドラー37と38はベ
ルト36を引っ張って、プーリ35及びドラム13とベ
ルト36とのスリップを防止するものである。39は乾
燥風路25内でかつ乾燥風出口15付近に配置されたサ
ーミスタ、40は乾燥ダクト29内でかつ乾燥用ヒータ
30付近に配置されたサーミスタである。
【0012】尚、前記両面ファン20とドラム13を駆
動モータ32の1つで回転駆動しているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、両面ファン20とドラム
13を別々のモータで駆動するようにしてもよい。
【0013】41はスタートキー、コース変更キー等を
備えるキー入力部、42は乾燥運転状況を表示する表示
部、43は駆動モータ32を回転駆動するモータ駆動
部、44は衣類乾燥機2の乾燥動作の制御を行う制御部
である。該制御部44はドラム13の正転時と逆転時の
回転数を制御する回転数制御部45を備えている。
【0014】図4に基づいて動作を説明する。
【0015】電源が入れられた後、キー入力部41で乾
燥コースを選択してスタートキーを押すと、その信号を
受けて制御部44は乾燥用ヒータ30をオンし、さらに
回転数制御部45でドラム13の回転数を44rpmに
保つように駆動モータ32を回転させ、乾燥動作を開始
する。
【0016】この時、ドラム13内の衣類47は、図6
のように乾燥風入口17付近、即ちドラム13の右側に
集まって乾燥風がよく当り、衣類の乾燥効率が向上す
る。
【0017】その後、ドラム13の回転を開始してから
10秒経過するとサーミスタ39、40により温度を検
知する。それから5秒経過後、制御部44は駆動モータ
駆動部43に駆動モータ32を1秒間停止するよう送信
し、ドラム13を1秒間停止させる。
【0018】ドラム13の1秒間停止後、駆動モータ3
2を逆転させ、回転数制御部45で回転数を51rpm
に保つようにモータ駆動部43に送信し、ドラム13を
15秒間逆回転させる。
【0019】この時、ドラム13内の衣類47の固まり
は、ドラム13の回転に伴って乾燥風入口17と反対
側、即ち図7のように左側に衣類47が移動する。さら
に、ドラム13内の衣類47に遠心力が働き、ドラム1
3の内面に沿って細長く広がり、その一端が乾燥風入口
17付近まで達し、ドラム13の回転とともにドラム1
3の左上部にある衣類47は乾燥風入口17付近に投げ
出され、衣類47は順に乾燥風が当るようになる。
【0020】前記ドラム13の正転反転動作を15分間
継続した後、ドラム13の正転中に測定していたサーミ
スタ39と40の温度差から制御部44は乾燥終了温度
差を演算する。その後、サーミスタ39と40の温度差
が演算により求めた乾燥終了温度差に達するまで、制御
部44は上述の前記ドラム13の正転反転動作を継続す
る。
【0021】サーミスタ39と40の温度差が乾燥終了
温度差に達すれば、ドラム13の回転動作はそのまま継
続して乾燥用ヒータ30のみをオフするクールダウン工
程に移行し、所定時間経過すれば乾燥動作を終了する。
【0022】尚、本実施例においてドラム13の逆回転
時、即ち右回転時の回転数は高ければ高いほどよいとい
うわけでなく、図5で示されるようにある回転数(図5
では約52rpm)を越えると乾燥効率は減少する。
【0023】これは、ドラム13の回転数が早すぎる
と、ドラム13内の衣類は、遠心力によりドラム13の
内面に張りついてドラム13と一緒に回転しはじめ、衣
類が投げ出されなくなるので、乾燥風入口17から導入
される乾燥風が衣類にまんべんに当らなくなるからであ
る。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、乾燥ドラムの正転時と
逆転時の乾燥効率の差を無くすことにより、総合的な乾
燥効率を向上でき、乾燥時間を短縮できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の衣類乾燥機の正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】衣類乾燥機の制御ブロック図である。
【図4】本発明の衣類乾燥機の動作フローチャートを示
す図である。
【図5】ドラム回転数と乾燥効率の関係を示す図であ
る。
【図6】ドラムを左回転したときのドラム内の状態を示
す図である。
【図7】ドラムを右回転したときのドラム内の状態を示
す図である。
【符号の説明】
13 ドラム(乾燥ドラム) 15 乾燥風出口(排気口) 17 乾燥風入口(吸気口) 20 両面ファン(ファン) 32 駆動モータ(回転駆動装置) 46 回転数制御部(回転数制御装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 浩一 守口市京阪本通2丁目18番地 三洋電機 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−268300(JP,A) 特開 平4−241898(JP,A) 特開 平3−143499(JP,A) 特開 昭58−149796(JP,A) 特開 昭58−141196(JP,A) 実開 昭58−91398(JP,U) 実開 昭59−98896(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06F 58/02,58/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥ドラムと、該乾燥ドラムを正転また
    は逆転して回転させる回転駆動装置と、前記乾燥ドラム
    の前面下部で且つ前記乾燥ドラムの底部から内周に沿っ
    て正転方向に偏らせて設けた吸気口と、該吸気口に乾燥
    風を供給するファンと、前記乾燥ドラム内の乾燥風を排
    気する排気口と、前記乾燥ドラムの正転時より逆転時の
    回転数を増やすよう前記回転駆動装置を制御する回転数
    制御装置とを備えたことを特徴とする衣類乾燥機。
JP3088591A 1991-04-19 1991-04-19 衣類乾燥機 Expired - Fee Related JP2889724B2 (ja)

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