JP2888661B2 - 注型用樹脂組成物 - Google Patents

注型用樹脂組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、注型用樹脂組成物に関
するもので、さらに、詳しくは、電気機器や部品の絶縁
材料あるいは構造材料として好適な注型用樹脂組成物に
関する。
【0003】
【従来の技術】電気機器や部品の絶縁材料あるいは構造
材料として用いられている樹脂の中で、エポキシ樹脂
は、他の熱硬化性樹脂あるいは熱可塑性樹脂に比べて、
優れた絶縁特性、機械的特性を有しており、各種電気絶
縁材料として幅広く用いられている。
【0004】特に、平均エポキシ当量350〜550の
ビスフェノールAジグリシジルエーテル(DGEBA)
型のエポキシ樹脂(以後固形エポキシ樹脂と称する)は
強靭で絶縁特性が優れていることから、大型の電気部品
や構造物用の注型樹脂として長期の実績がある。しか
し、これらのエポキシ樹脂は、室温で固形であることか
ら、硬化剤や充填剤を配合するために加熱混合する必要
があり、混合温度におけるポットライフが短いため、作
業性に問題がある。さらに、分子量が大きいため、耐熱
性の高い硬化剤を用いても硬化物の物理的耐熱性(ガラ
ス転移温度Tg)が低く、近年の機器の縮小化、高エネ
ルギー密度化による注型品の耐熱性アップの要求に応え
ることができない。
【0005】また、硬化物の耐熱性を向上させるために
は、室温で液状の低分子量のエポキシ樹脂(以後液状エ
ポキシ樹脂と称する)を用いればよいが、液状エポキシ
樹脂は発熱と硬化収縮が大きいため、大型の注型物を欠
陥なく作製することは困難である。このため、固形エポ
キシ樹脂をベースとして、これに、脂環式エポキシ樹
脂、多官能エポキシ樹脂、クレゾールノボラック樹脂な
どを耐熱付与剤としてブレンドし、硬化収縮を抑えて、
耐熱性を向上させる方法が一般的に用いられている。
(参照文献:「エポキシ樹脂」、垣内弘編著、昭晃堂)
一方、下記の一般式(I)で表されるエポキシ樹脂は、
耐熱性に優れ、低弾性率を有することが知られており、
特開平2−102217号公報に開示されているよう
に、半導体封止用成形材料における改質剤として検討さ
れている例があるが、前記の注型用固形エポキシ樹脂に
対する耐熱付与剤としての検討は行われていない。
【0006】
【化2】
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に、固形エポキシ樹脂に対して耐熱付与剤をブレンド
し、硬化物の耐熱性を向上させる方法を採用する場合、
固形エポキシ樹脂に対する相溶性に優れ、硬化物におい
て良好な機械的特性を得られるような耐熱付与剤として
好適な材料の種類は非常に少ない。しかも、このように
耐熱付与剤として好適な特性を有する材料の多くが、樹
脂の反応性を大きくし、ポットライフを短くするため、
作業性が悪化する場合が多い。
【0008】また、一般に、エポキシ樹脂は耐熱性の上
昇に伴って脆性が大きくなっていくが、特に、固形エポ
キシ樹脂に耐熱付与剤をブレンドする方法は、低分子量
のエポキシ樹脂を用いて耐熱性を向上させる方法に比べ
て、硬化物における脆性の増加の割合が大きい。すなわ
ち、固形エポキシ樹脂ベースの耐熱樹脂組成において
は、硬化物の耐熱性、靭性、及び機械的特性に優れ、特
に、硬化物の耐熱性及び靭性に関して高いレベルの特性
を両立できるような優れた組成物は、従来実現されてい
ない。
【0009】このように、従来の方法、すなわち、固形
エポキシ樹脂をベースとして、これに、脂環式エポキシ
樹脂、多官能エポキシ樹脂、クレゾールノボラック樹脂
などを耐熱付与剤としてブレンドし、耐熱性を向上させ
る方法においては、樹脂の反応性が大きくなり、ポット
ライフが短くなるため、作業性が悪化する場合が多かっ
た。また、低分子量のエポキシ樹脂を用いて耐熱性を向
上させる方法に比べて、硬化物の脆性の増加の割合が大
きく、特に、硬化物の耐熱性及び靭性に関して高レベル
の特性を両立することができないという問題が存在して
いた。
【0010】本発明は、以上のような従来技術の課題を
解決するために提案されたものであり、その目的は、硬
化収縮が小さく、大型の注型品製造に好適であり、且
つ、硬化物の耐熱性、靭性、及び機械的特性に優れ、特
に、耐熱性及び靭性に関して高レベルの特性の両立を実
現することができ、しかも、ポットライフが長く、作業
性の良好な、優れた固形エポキシ樹脂ベースの注型用樹
脂組成物を提供することである。
【0011】[発明の構成]
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による注型用樹脂
組成物は、少なくとも1分子中に2つ以上のエポキシ基
を有するエポキシ当量350〜550の第1のエポキシ
樹脂と、下記の一般式(I)で表される第2のエポキシ
樹脂と、エポキシ樹脂用硬化剤とを配合してなることを
特徴としている。
【0013】
【化3】
【0014】また、以上の構成に加えて、粒子状または
繊維状の充填剤を、単独または複合で、組成物全体に対
して50容量%以下で配合することも可能である。
【0015】さらに、本発明においては、具体的に、以
下に示すような各種成分を使用することが可能である。
【0016】まず、本発明に使用する第1のエポキシ樹
脂としては、少なくとも1分子中に2つ以上のエポキシ
基を有するエポキシ樹脂であれば、適宜使用可能であ
り、その種類は限定されるものではないが、例えば、ビ
スフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エ
ポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、水添ビスフェノール
A型エポキシ樹脂、トリグリシジルイソシアネートやヒ
ダントインエポキシのような複素環式エポキシ樹脂など
が挙げられ、これらの樹脂は、単独または2種以上の混
合物として使用される。
【0017】次に、本発明に使用する第2のエポキシ樹
脂としては、平均エポキシ当量が約180〜400のも
のが好ましく、特に、第1のエポキシ樹脂に混合する割
合としては、第1のエポキシ樹脂1モルに対して、第2
のエポキシ樹脂を0.02〜0.5モル混合すること
が、硬化物の耐熱性、靭性、及び機械的特性のバランス
上好ましい。
【0018】さらに、本発明に使用するエポキシ樹脂用
硬化剤としては、一般的に、エポキシ樹脂用として使用
されている脂肪族あるいは芳香族の酸無水物、カルボン
酸、アミン、フェノール化合物、ノボラック樹脂を単独
もしくは2種類以上の混合物の形で使用することができ
る。特に、ポットライフが長く、硬化時の発熱の少ない
無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチル酸ヘ
キサヒドロ無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、
メチルテトラヒドロ無水フタル酸、無水ナジック酸、メ
チル無水ナジック酸などの酸無水物類が望ましく、中で
も、無水フタル酸とメチル無水ナジック酸は、ポットラ
イフが長く、且つ硬化が速いため、作業性の面から有利
であり、また、その硬化物特性も、他の硬化剤を使用し
た場合よりも優れている。これらのエポキシ樹脂用硬化
剤の配合量は、エポキシ1当量に対して、0.7〜1.
1当量の範囲であることが好ましく、この範囲より少な
い場合には、硬化物の耐熱性を向上させる効果を十分に
得ることはできない。また、配合量が、この範囲よりも
多い場合には、硬化物の化学的耐熱性や、電気的特性が
低下してしまう。
【0019】一方、本発明の樹脂組成物においては、作
業性に支障のない限り、いかなる種類の充填剤をも配合
可能である。例えば、粒子状充填剤として、シリカ、ア
ルミナ、タルク、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウ
ム、カオリン、クレー、ドロマイト、雲母粉、炭化ケイ
素、ガラス粉、カーボン、グラファイト、硫酸バリウ
ム、二酸化チタン、ボロンナイトライド、窒化ケイ素な
どが使用可能である。また、繊維状充填剤としては、ウ
ォーラストナイト、チタン酸カリウムウィスカー、ガラ
ス繊維、アルミナ繊維、炭化ケイ素繊維、ボロン繊維、
カーボン繊維、アラミッド繊維、フェノール繊維、金属
ウィスカーなどが使用可能である。これらの充填剤は、
単独または2種以上の混合物として使用される。中で
も、アルミナは本発明に使用するエポキシ樹脂との接着
性に優れており、特に、平均粒径1.0〜20μmのア
ルミナを充填剤に用いることにより、耐酸性、熱伝導
性、及び機械的強度に優れた耐熱樹脂が得られる。この
充填剤の総配合量は、組成物全体に対して、35容量%
以上で必要に応じて配合することが望ましく、35容量
%以下になると、構造物として必要な弾性率を得ること
ができなくなる。また、充填剤の総配合量が、55容量
%を越えた場合には、粘度上昇が著しくなり、注型作業
が困難になる。
【0020】なお、本発明の樹脂組成物においては、必
要に応じて各種の添加剤を配合することも可能である。
例えば、難燃剤、酸化防止剤、顔料、染料などの添加剤
を配合することが可能である。
【0021】
【作用】以上のような構成を有する本発明の樹脂組成物
は、前記の各成分を、通常の方法で、混合、攪拌するこ
とにより、容易に製造することができる。また、本発明
の樹脂組成物は、100〜120℃の温度で、従来の固
形エポキシ樹脂ベースの樹脂組成物に比べて長いポット
ライフを有し、且つ従来の樹脂組成物と同等以上の速度
で硬化するため、作業性が非常に良好である。さらに、
硬化物の耐熱性に対する機械的強度、絶縁特性、耐クラ
ック性のレベルは、全ての面で従来の固形エポキシ樹脂
のレベルを上回っている。加えて、本発明の樹脂組成物
は、クリア樹脂の粘度が小さく、充填剤の高充填が可能
なため、硬化収縮率を極めて小さくすることができ、大
型注型物や半導体の封止材料として有用である。
【0022】
【実施例】以下には、本発明による注型用樹脂組成物の
実施例及び従来技術による比較例を示し、これらの実施
例及び比較例の対照評価により、本発明の作用効果につ
いてさらに詳細に説明する。なお、全ての実施例及び比
較例において、ベースとなる第1のエポキシ樹脂(固形
エポキシ樹脂)としては、ビスフェノールA型エポキシ
樹脂(チバガイギー社製:CT200、エポキシ当量3
90)を用いた。また、耐熱付与剤としての第2のエポ
キシ樹脂、及びエポキシ樹脂用硬化剤としては、以下の
実施例及び比較例の各欄に個別に記載したものを用い
た。そして、これらの材料を、基本的には、100℃〜
120℃で真空混合し、試験片金型に注型後、再び真空
脱泡し、所定の条件にて金型中で一次硬化させ、離型後
二次硬化させて試験片を得た。
【0023】(実施例1)固形エポキシ樹脂(CT20
0)100重量部に対して、第2のエポキシ樹脂として
は、一般式(I)でn=0の構造のエポキシ樹脂(商品
名:YX4000、油化シェルエポキシ社製)を25重
量部用い、硬化剤としては、メチルヘキサヒドロ無水フ
タル酸(商品名:HN−5500、日立化成社製)を、
エポキシ樹脂全体に対して0.9当量用いた。また、硬
化促進剤として、トリス−2,4,6−ジメチルアミノ
メチルフェノール(商品名:K−54、油化シェル社
製)を0.005モル用いた。一次硬化を110℃で1
5時間行い、二次硬化を150℃で15時間行って、試
験片を作製した。
【0024】(実施例2)固形エポキシ樹脂(CT20
0)100重量部に対して、第2のエポキシ樹脂として
は、一般式(I)でn=0の構造のエポキシ樹脂(商品
名:YX4000、油化シェルエポキシ社製)を25重
量部用い、硬化剤としては、無水フタル酸(チバガイギ
ー社製:HT901)を、エポキシ樹脂全体に対して
0.8当量用いた。一次硬化を120℃で15時間行
い、二次硬化を150℃で15時間行って、試験片を作
製した。
【0025】(実施例3)固形エポキシ樹脂(CT20
0)100重量部に対して、第2のエポキシ樹脂として
は、一般式(I)でn=1の構造のエポキシ樹脂(平均
エポキシ当量:340)を15重量部用い、硬化剤とし
ては、無水フタル酸(チバガイギー社製:HT901)
を、エポキシ樹脂全体に対して0.9当量用いた。一次
硬化を120℃で15時間行い、二次硬化を150℃で
15時間行って、試験片を作製した。
【0026】(実施例4)実施例1記載の樹脂組成物
に、充填剤として、粒子状アルミナ(昭和電工社製:平
均粒径12μm)350重量部を配合し、実施例1と同
じ硬化条件で試験片を作製した。
【0027】(実施例5)実施例2記載の樹脂組成物
に、充填剤として、粒子状アルミナ(太平洋ランダム社
製:平均粒径10μm)320重量部を配合し、実施例
2と同じ硬化条件で試験片を作製した。
【0028】(実施例6)実施例3記載の樹脂組成物
に、充填剤として、粒子状アルミナ(太平洋ランダム社
製:平均粒径10μm)250重量部を配合し、実施例
3と同じ硬化条件で試験片を作製した。
【0029】一方、上記のような本発明に従う実施例に
対し、一般的に大型の注型絶縁物用樹脂として用いられ
ている組成物を、従来技術による比較例として採用し、
以下の各条件で試験片を作製した。
【0030】(比較例1)エポキシ樹脂として、ビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂(チバガイギー社製:CT2
00、エポキシ当量390)85重量部、及び、脂環式
エポキシ樹脂(チバガイギー社製:CY175)15重
量部を用い、硬化剤として、無水フタル酸(チバガイギ
ー社製:HT901)30重量部を用いた。一次硬化を
120℃で15時間行い、二次硬化を150℃で15時
間行って、試験片を作製した。
【0031】(比較例2)エポキシ樹脂として、ビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂(チバガイギー社製:CT2
00、エポキシ当量390)90重量部、及び、脂環式
エポキシ樹脂(チバガイギー社製:CY179)10重
量部を用い、硬化剤として、無水フタル酸(チバガイギ
ー社製:HT901)30重量部を用いた。一次硬化を
120℃で15時間行い、二次硬化を140℃で15時
間行って、試験片を作製した。
【0032】(比較例3)比較例1記載の樹脂組成物
に、充填剤として、粒子状アルミナ(太平洋ランダム社
製:平均粒径10μm)320重量部を配合し、万能混
合機にて110〜120℃で真空混合した樹脂組成物
を、120℃に余熱した金型中に注型し、一次硬化を1
20℃で15時間行い、二次硬化を150℃で15時間
行って、試験片を作製した。
【0033】(比較例4)比較例2記載の樹脂組成物
に、充填剤として、粒子状アルミナ(太平洋ランダム社
製:平均粒径10μm)250重量部を配合し、万能混
合機にて110〜120℃で真空混合した樹脂組成物
を、120℃に余熱した金型中に注型し、一次硬化を1
20℃で15時間行い、二次硬化を140℃で15時間
行って、試験片を作製した。
【0034】前記実施例1〜6及び比較例1〜4にて作
製した樹脂組成物の試験片の評価結果を、表1乃至表3
に示す。これらの表に示す各種特性のうち、ガラス転移
温度は、示差走査熱量計(DSC)を用いて測定した。
また、耐熱衝撃性は、M20平ワッシャー法により測定
した。さらに、機械的特性は、JIS−K−6911に
準じて測定し、また、破壊靭性値は、ASTM E 3
99−83に準じて求めた。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】以上の表から明らかなように、本発明の実
施例においては、従来技術による比較例に比べて、耐熱
性、靭性、及び機械的特性について、いずれも優れてお
り、特に、従来なし得なかった耐熱性及び靭性における
高レベルの特性の両立を実現することができ、しかもポ
ットライフが長く、作業性の良好な、優れた注型用樹脂
組成物を得ることができる。
【0039】なお、本発明による樹脂組成物は、前記実
施例に限定されるものではなく、課題を解決するための
手段の欄に記載した通り、多種多様な材料を選択的に使
用可能であり、その場合にも、前記実施例と同様に優れ
た作用効果を得られるものである。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、
耐熱付与剤用のエポキシ樹脂として、前記一般式(I)
で表されるような一定のエポキシ樹脂を使用することに
より、従来に比べて、硬化収縮が小さく、大型の注型品
製造に好適であり、且つ、硬化物の耐熱性、靭性、及び
機械的特性に優れ、特に、耐熱性及び靭性に関して高レ
ベルの特性の両立を実現することができ、しかも、ポッ
トライフが長く、作業性の良好な、優れた固形エポキシ
樹脂ベースの注型用樹脂組成物を提供することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武井 雅文 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株式会社東芝 浜川崎工場内 (72)発明者 市川 以知郎 神奈川県横浜市鶴見区寛政町21−4 東 芝ケミカル株式会社 入舟事業所内 (72)発明者 金指 康寿 神奈川県横浜市鶴見区寛政町21−4 東 芝ケミカル株式会社 入舟事業所内 (56)参考文献 特開 平2−103220(JP,A) 特開 平2−255828(JP,A) 特開 昭61−47725(JP,A) 特開 平2−91118(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08G 59/20 - 59/38 C08L 63/00 - 63/10 B29C 39/00 - 39/44

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1分子中に2つ以上のエポキ
    シ基を有するエポキシ当量350〜550の第1のエポ
    キシ樹脂と、下記の一般式(I)で表される第2のエポ
    キシ樹脂と、エポキシ樹脂用硬化剤とを配合してなるこ
    とを特徴とする注型用樹脂組成物。 【化1】
  2. 【請求項2】 粒子状または繊維状の充填剤を、単独ま
    たは複合で、組成物全体に対して50容量%以下で配合
    してなることを特徴とする請求項1に記載の注型用樹脂
    組成物。
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