JP2885918B2 - 熱複写機 - Google Patents

熱複写機

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JP2885918B2 JP24350090A JP24350090A JP2885918B2 JP 2885918 B2 JP2885918 B2 JP 2885918B2 JP 24350090 A JP24350090 A JP 24350090A JP 24350090 A JP24350090 A JP 24350090A JP 2885918 B2 JP2885918 B2 JP 2885918B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感熱発色材を用いて複写を行う熱複写機に関
し、特にその感熱発色材の発色ムラを防止することがで
きる熱複写機に関する。
〔従来の技術〕
従来、感熱発色材である複写紙を原稿に重ねてその複
写紙の上から赤外線を照射し、原画の温度上昇の差によ
ってこの複写紙を発色させ、複写を行うようにした熱複
写機が知られている。
この熱複写機は、原画の文字等の部分がランプ(例え
ばハロゲンランプ)からの赤外線を吸収して温度上昇す
ることにより、この部分に接している複写機の感熱層が
発色反応を起こして可視像となるものであり、複写画像
の画質を安定させるためには複写機の感熱量を適正に保
つ必要がある。そこで、例えば米国特許第2,891,165
号、米国特許第3,636,350号又は米国特許第2,740,895号
の明細書又は図面に記載されるように、赤外線を放射す
るランプの出力や原稿に重ねた複写紙の搬送速度を可変
するようにして感熱記録状態を調整可能にしたものがあ
る。
さらに、原稿及び複写紙の挿入によって熱複写機を動
作させるため、露光部より手前側の通路(以下、挿入通
路ともいう)のほぼ中間部に、例えば第4図に示すよう
な挿入検知手段を設けたものがある。このものでは、原
稿と感熱発色材を重ねてテーブル1にセットし矢印方向
にこれを差し込むと、検知レバー2と原稿及び感熱発色
材の重合体とが当接してレバー2が回動し、検知レバー
2の回動支軸2aの端部に取り付けられたレバー3が所定
位置のマイクロスイッチ4を押下するようになってお
り、このマイクロスイッチ4がONとなることにより光源
ランプが点灯され、搬送系の駆動が開始される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の熱複写機にあって
は、挿入検知手段を挿入通路のほぼ中間部に設置するこ
とによって、原稿及び感熱発色材が挿入通路内に確実に
挿入されてから光源を点灯させ、搬送を開始させる構成
であった。このため、例えば熱複写機が小型又は比較的
高速である場合、光源が点灯後充分に立上がらない状態
で感熱発色材及び原稿の先端部が赤外線照射位置(以
下、露光位置ともいう)まで搬送され、感光材の先端部
に発色ムラがてきてしまうという問題があった。
これに対し、光源に常時少ない電流を流して光源を予
熱することが考えられるが、このようにすると、熱複写
機の使用頻度が低いときには電力の無駄使いになってし
まい、不経済である。
〔発明の目的〕
そこで、本発明は、原稿及び感熱発色材の挿入検知位
置から露光位置までの搬送時間が光源の立上げ時間以上
になるよう挿入検知手段を設置することにより、光源が
充分に立上がった状態で複写を開始するようにして、発
色ムラのない経済的な熱複写機を提供することを目的と
している。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するために、原稿と感熱発
色材を重ね合わせた重合体が挿入通路に挿入されたと
き、該挿入通路に設けた挿入検知手段により重合体の挿
入通路への挿入を検知して露光部の光源を点灯させると
ともに、重合体を該露光部側に搬送開始する熱複写機で
あって、前記挿入検知手段の検知位置から前記露光位置
までの重合体の搬送時間が、前記光源の所定出力レベル
までの立上り時間と一致する、又はそれ以上の時間とな
るようにしたことを特徴とするものである。
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
第1〜3図は本発明の一実施例を示す図である。
まず、構成を説明する。
第1、2図において、11は原稿、12は原稿11とほぼ同
一サイズのシート状感熱発色材であり、これらの原稿11
及び感熱発色材12を重ね合わせた重合体13は、テーブル
14にセットされ、第1図の矢印A方向に差し込まれる。
テーブル14の前方側(A方向側)には互いに平行な複数
のドラム15A、15B、15Cが設けられており、これらのド
ラム15A〜15Cには図示の通り可撓性の搬送シート20が捲
回されている。また、例えばドラム15Cは、図示しない
駆動モータにより回転駆動されるようになっており、こ
のドラム15Cの回転によって搬送シート20がドラム15A、
15Bを回転させながら移動する。さらに、テーブル14の
上側及び下側には、ガイドフレーム19A、19Bが設けられ
ており、ガイドフレーム19A、19Bとテーブル14との間に
挿入通路17及び排出通路18が形成されている。この挿入
通路17は後方からA方向に挿入された重合体13をドラム
15Bと搬送シート20の間に案内するものであり、排出通
路18はドラム15Bと搬送シート20の間から排紙される重
合体13を後方に排出させる。
21はドラム15A〜15Cに沿って配置されたハロゲンラン
プ等の光源、22は反射部材であり、光源21から放射され
た赤外線はドラム15B上に位置する反射部材22の集光ラ
インに集められ、ドラム15B上の搬送シート20及び重合
体13に照射される。そして、重合体13の原稿11がその書
画像部分(例えば黒色部)で熱を吸収し、この部分に近
接する感熱発色材12が熱伝導によって発色温度(例え
ば、65度以上)に達すると、感熱発色材12が発色する。
一方、第2図に示すように、挿入通路17及び排出通路
18には、重合体13の挿入を検知する挿入検知ユニット30
(挿入検知手段)が設けられている。この挿入検知ユニ
ット30は、例えばテーブル14に第1図の矢印B、C方向
に回動可能に取り付けられた検知レバー31と、この検知
レバー31を常時C方向に付勢する復帰ばね32と、検知レ
バー31が第1図の実線位置にあるとき、検知レバー31に
設けられた突片部31aにより遮光されてOFFとなるセンサ
33と、検知レバー31の支持軸34と、これらを支持するフ
レーム35とからなり、フレーム35が図示しないねじ部材
によりテーブル14に締結されている。検知レバー31は、
重合体13が挿入通路17に挿入されたとき、この重合体13
に当接して矢印B方向に回動し、この検知レバー31の回
動によりセンサ33がONとなる。
また、本実施例においては、センサ33がONとなってか
ら(原稿挿入が検知されてから)被検知重合体13の先端
部が反射部材22の開口する搬送シート20及びドラム15B
の露光域(露光位置)に到達するまでの重合体13の搬送
時間は、センサ33がONとなってから(光源21が点灯され
てから)光源21が所定の安定出力レベルに達するまでの
立上げ時間と一致するか又はそれ以上の時間になるよう
に、検知レバー31の設置位置が決定されている。
センサ33のON信号(検知信号)は、図示しないCPU、R
OM、RAM等を含んでなるコントローラ40に出力される。
このコントローラ40は、内部メモリに予め格納された所
定の制御プログラムに従い、センサ33をはじめとする図
示しない各種センサの情報に基づいて後述する処理を実
行し、光源21の点灯回路41と前記ドラム駆動モータの駆
動回路42とに制御信号を出力し、感熱発色材12に好適な
熱量が加えられるよう重合体13の搬送速度と光源21の出
力を制御する。
次に、作用を説明する。
第3図は、コントローラ40によって所定時間毎に実行
される処理を示している。
まず、電源が投入されると、同図のステップP11でセ
ンサ33のON信号の有無から検知レバー31が回動したか否
か、すなわち原稿11及び感熱発色材12からなる重合体13
が挿入通路17内に挿入されたか否かが判別され、重合体
13の挿入があった場合、その判別結果がYESとなる。こ
の場合、ステップP12に進んで他の処理に必要な紙有信
号が出力されるとともに、ステップP13で光源点灯回路4
2に点灯信号が出力され、ステップP14で搬送シート20を
移動させるためのモータ駆動信号が駆動回路42に出力さ
れる。すなわち、原稿挿入検知とほとんど同時に光源21
が点灯され、搬送シート20の移動が開始される。
次いで、ドラム15Cの回転により搬送シート20が図中
時計方向に移動されるのに伴い、挿入通路17内に挿入さ
れた重合体13が搬送シート20とドラム15Bとの間に進入
する。
一方、点灯された光源21は、例えば約2秒の立上げ時
間で一定の安定出力レベルに達するが、このとき、ドラ
ム15Bと搬送シート20の間に進入した重合体13はまだ露
光域には達しておらず、搬送シート20の移動により、重
合体13が露光域に到達するときには、光源21が完全に立
上げ完了した状態になっている。したがって、この状態
で安定した露光出力で露光が開始され、光源21からの赤
外線を吸収した原稿11先端部の画像から感熱発色材12に
熱伝導され、感熱発色材12の発色温度(例えば65℃以
上)に達した部分に発色による画像が形成され、複写が
行われて行く。
搬送シート20が更に移動し、重合体13が先端から後端
へと順次露光されて行くと、露光済み部分に原画に対応
する感熱発色の画像が精度良く形成される。
次いで、重合体13の先端部が排出通路18に到達し、更
に搬送シート20の移動によって下流側に排出されると、
ついには、重合体13の後端が検知レバー31の下端から離
隔する。このとき、検知レバー31が仮想線位置に復帰
し、センサ33の信号出力が停止され、光源21が消灯され
るとともに、搬送シート20の移動(前記駆動モータ)が
停止され、一連の複写作業が1回終了する。
このように、本実施例においては、センサ33がONとな
ってからその重合体13の先端部が露光部に達するまでの
搬送時間が、センサ33がONとなってから光源21が所定出
力レベルに立上がるまでの時間と一致するか又はそれ以
上の時間になるように、挿入検知手段30の検知レバー31
の設置位置が決定されている。したがって、光源21の予
熱等を行わなくとも、光源21の露光出力が不十分な状態
で露光されることがなく、重合体13の先端部から充分な
露光出力(赤外線)が得られるとともに、画質の良好な
複写作業が可能になる。
〔効果〕
本発明によれば、挿入検知手段の検知位置から露光位
置までの原稿搬送時間が、露光光源の所定出力レベルま
での立上り時間と一致する、又はそれ以上の時間となる
ように、挿入検知手段の検知位置を設定しているので、
露光部の光源出力が不十分な状態で露光することを防止
して、重合体の先端部から充分に露光することができ
る。この結果、感熱発色材の先端部において従来のよう
な発色ムラが生ずるのを防止することができ、予熱不要
の経済的な熱複写機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本発明に係る熱複写機の一実施例を示す図
であり、 第1図はその概略構成を示す側面断面図、 第2図はその要部斜視図、 第3図はその重合体挿入時の光源点灯等の処理を示すフ
ローチャートである。 第4図は従来例を示すその挿入検知手段の斜視図であ
る。 11……原稿、 12……感熱発色材、 13……重合体、 15A、15B、15C……ドラム(搬送手段)、 17……挿入通路、 18……排出通路、 20……搬送シート(搬送手段)、 21……光源、 22……反射部材、 30……挿入検知ユニット(挿入検知手段)、 31……検知レバー、 33……センサ、 40……コントローラ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿と感熱発色材を重ね合わせた重合体が
    挿入通路に挿入されたとき、該挿入通路に設けた挿入検
    知手段により重合体の挿入通路への挿入を検知して、露
    光部の光源を点灯させるとともに、重合体を該露光部側
    に搬送開始する熱複写機であって、 前記挿入検知手段の検知位置から前記露光位置までの重
    合体の搬送時間が、前記光源の所定出力レベルまでの立
    上り時間と一致する、又はそれ以上の時間となるように
    したことを特徴とする熱複写機。
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