JP2884826B2 - 感熱磁気複合記録材料 - Google Patents

感熱磁気複合記録材料

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JP2884826B2
JP2884826B2 JP3142069A JP14206991A JP2884826B2 JP 2884826 B2 JP2884826 B2 JP 2884826B2 JP 3142069 A JP3142069 A JP 3142069A JP 14206991 A JP14206991 A JP 14206991A JP 2884826 B2 JP2884826 B2 JP 2884826B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱磁気複合記録材料
に関するものである。更に詳しく述べるならば、本発明
は、回数券、商品券カード、ハイウエイカードその他の
各種自動システム用カードに使用される磁気記録情報の
一部を熱印字することにより可視化することのできる感
熱磁気複合記録材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレホンカードやオレンジカードの急速
な普及によって、プリペイドカードがにわかに注目を集
めており、交通機関をはじめ、各種流通サービス業の分
野における実用化が急速に普及している。このような感
熱磁気記録材料の普及は、磁気記録層の情報記憶容量が
大きいこと、書き込み情報の読み取りが簡便であり、か
つ正確であること、自動改札装置、或は販売装置により
容易に処理することができること、および端数金額処理
が可能であり、かつ省力化に有効であることなどの効用
によるものと思われる。
【0003】プリペイドカードの残高表示方式として、
従来、パンチ孔方式が採用されているが、この方式に
は、正確な残高がカードのみでは把握できないため、利
用履歴が明確でなく、かつ、リーダー/ライター内にパ
ンチ屑がたまるなどの欠点がある。そこで正確な残高表
示を可能にするため、感熱記録方式が採用されてきた。
【0004】従来、原紙の1面上に磁気記録層を設け、
その反対面上に感熱記録層を設けた感熱磁気複合記録紙
が、乗車切符、および乗車定期券等に利用されており、
又、各種カード類にも使用されるようになってきた。
【0005】しかし、このような従来の記録材料の、磁
気記録層は、その主要構成分として用いられる磁性粉末
によって着色されており、その上に印刷や印字をするこ
とについては、何等考慮されていないものであった。そ
こで、このような問題点を解決する方法として、磁気記
録層を形成する際に、磁性塗料中に着色顔料を添加して
磁気記録層に所望の着色を施す方法や、また特開昭62−
204991号に開示されているように白色顔料塗料を磁気記
録層上に塗布することが提案されている。
【0006】一方、感熱記録材料は、一般に紙、合成
紙、又はプラスチックフィルムなどからなる支持体の一
面上に、電子供与性ロイコ染料のような実質的に無色の
発色性染料前駆体と、電子受容性のフェノール性化合物
などのような有機酸性顕色剤と、結着剤とを主成分とし
て含む感熱発色層を設けたものであって、これら発色性
染料と顕色剤とを熱エネルギーによって反応させて発色
記録画像を得ることができる。
【0007】このような感熱記録材料は、記録装置がコ
ンパクトで、しかも安価であり、かつ保守が容易である
ことなどの利点を有し、このため電子計算機のアウトプ
ット、ファクシミリ、自動券売機、科学計測機のプリン
ター、或いはCRT医療計測用のプリンター等の用途に
広く使用されている。
【0008】しかし、支持体上に、染料前駆体、顕色性
物質および結着剤を有効成分として含む感熱発色層が塗
工されているだけの従来の感熱記録材料は、光、水、加
熱、可塑剤および油などに対して不安定であって、この
ために保存間における品質の経時変化が常に問題となっ
ていた。
【0009】上記のような保存安定性を改良するため、
感熱発色層上に表面保護層を設け、これを被覆すること
が提案されている。例えば、特開昭56−146794号公報等
には疎水性高分子化合物エマルジョン等を用いて表面保
護層を形成することが開示されており、また特開昭58−
199189号公報には感熱発色層上に水溶性高分子化合物ま
たは疎水性高分子化合物エマルジョンを中間層として設
け、その上に疎水性高分子化合物を樹脂成分とする油性
塗料を用いて表面保護層を設けることが開示されてい
る。
【0010】しかし、上記のような表面保護層を設けた
場合においても、感熱発色層には、通常、水溶性高分子
物質また疎水性高分子化合物のエマルジョンが結着剤と
して、用いられており、このような水系塗料により、形
成された従来の感熱発色層は、耐水性において満足でき
るものではないという問題点を有している。特に上記の
ような長期間にわたり使用されるカードに利用する場合
には、記録材料に実用上十分な耐水性を付与するように
記録材料の構造を設計することが重要である。さらに、
感熱記録材料としては、サーマルヘッドに対するスティ
ッキング防止が十分であるように、その品質、および構
成を設計することが必要である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の感熱
磁気複合記録材料の上述のような問題点を解決し、発色
画像が耐水性、耐可塑剤性、および耐油性等にすぐれて
いて長期保存安定性を有し、かつ感熱記録操作において
サーマルヘッドへのスティッキング現象を起こすことの
ない、優れた記録適性を備えたプリペイドカードを提供
しようとするものである。
【0012】本発明は、感熱磁気複合記録材料におい
て、その支持体の1面上に形成した磁気記録層上にアル
ミニウム塗布層を設け、また、支持体の他面上に形成し
た感熱発色層上に、保護層とオーバーコート層とを設
け、かつ、感熱発色層中の染料前駆体および顕色剤の少
なくとも一方として、トルエンに対し、低、又は不溶性
を示す化合物を用い、その結着剤として、トルエン可溶
性高分子物質を用いることにより上記課題の解決に成功
したものである。
【0013】すなわち、本発明に係る感熱磁気複合記録
材料は、支持体と、この支持体の1面上に形成され、か
つ実質的に無色の染料前駆体、この染料前駆体と加熱下
に反応してこれを発色させる顕色剤、および結着剤の混
合物を主成分として含む感熱発色層と、この感熱発色層
上に形成され、かつ水溶性高分子物質および疎水性高分
子物質から選ばれた少なくとも1種、顔料、および架橋
剤を主成分として含む保護層と、この保護層上に形成さ
れ、かつ紫外線硬化樹脂を主成分として含むオーバーコ
ート層と、前記支持体の他面上に、形成され、かつ磁性
粉末と結着剤とを主成分として含む磁気記録層と、この
磁気記録層上に形成され、かつアルミニウム粉末と結着
剤を主成分として含むアルミニウム塗布層とを有し、前
記感熱発色層が、(a)前記染料前駆体および顕色剤の
少なくとも一方が、常温において、トルエンに対し1重
量%以下の溶解度を有する少なくとも1種の化合物を含
み、かつ(b)前記結着剤が常温において、トルエンに
可溶性の少なくとも1種の高分子物質を含む、ことを特
徴とするものである。
【0014】
【作用】本発明の感熱磁気複合記録材料において、その
感熱発色層を、溶剤可溶性結着剤を含む溶剤系塗料(溶
媒:トルエン)を用いて、形成することにより、これに
優れた耐水性を付与することができる。更に溶剤系塗料
を用いる場合、優れた白色度を保持させるためには、染
料前駆体および顕色剤の溶剤に対する溶解度が1重量%
以下の化合物を用いることが重要である。
【0015】また、本発明の感熱磁気複合記録材料にお
いて、支持体の少なくとも1面上に形成された磁気記録
層の磁性粉末による茶褐色、暗黒色の色調をアルミニウ
ム粉末を含む塗布層によって隠蔽することができる。ま
た前記の溶剤系塗料を用いて形成された感熱発色層の上
に保護層を設けることによって発色画像の長期保存安定
性を保持させ、更にその上に紫外線硬化樹脂からなるオ
ーバーコート層を設けることによってサーマルヘッドに
おけるスティッキングを防止し、感熱記録適性を向上さ
せることが可能になり、しかもこれらによって磁気記録
性に何等支障を生ずることがないのである。
【0016】図1に例示されているように本発明の感熱
磁気複合記録材料1は、支持体2、その1面上に順次形
成された、感熱発色層3、保護層4、およびオーバーコ
ート層5並びに、支持体2の他面上に順次に形成された
磁気記録層6およびアルミニウム塗布層7により構成さ
れるのものである。
【0017】本発明に用いられる支持体は、合成樹脂フ
ィルムまたは原紙により構成されるものである。支持体
に用いられる合成樹脂フィルムとしては、例えばポリエ
チレンテレフタレート、およびポリブチレンテレフタレ
ート等のポリエステル樹脂材料からなるフィルム、三酢
酸セルロースフィルム等のセルロース誘導体材料からな
るフィルム、ポリプロピレンフィルムおよびポリエチレ
ン等のポリオレフィン樹脂からなるフィルム、および、
これらの複合積層フィルム等を用いることができる。ま
た、支持体用原紙としては、上質紙、加工原紙および合
成紙等を使用することができるが、その種類に特に限定
はない。一般に支持体として50〜 200μmの厚さを有す
るものを用いることが好ましい。
【0018】支持体の1面上に、染料前駆体、顕色剤お
よび結着剤を含む感熱発色層が、従来から知られている
被覆方法によって形成されている。この感熱発色層の重
量は、一般に3〜10g/m2であることが好ましい。
【0019】本発明に用いられる染料前駆体とは、顕色
剤と、加熱下に反応して発色することのできる実質的に
無色の電子供与性化合物である。このような発色性染料
前駆体の中で、前記の如く、トルエンに対する溶解度が
常温において1重量%以下であるものとしては例えば、
2,2−ビス{4−(6′−(N−シクロヘキシル−N
−メチルアミノ)−3′−メチルスピロ〔フタリド−
3,9′−キサンテン〕−2′−イルアミノ〕フェニ
ル}プロパン、2−(2−フルオロフェニルアミノ)−
6−ジエチルアミノフルオラン等のフルオラン系化合物
から選ばれた少なくとも一員からなるものを用いること
ができる。これらの染料前駆体は、例えばサンドグライ
ンダー、アトライターなどの分散機を用いて、平均粒径
が1μm以下になるように微細化されることが好まし
い。
【0020】本発明に用いられる顕色剤は、発色性染料
と加熱下に反応してこれを発色させることのできる電子
受容性有機酸性物質からなるものである。このような顕
色剤は、常温以上、好ましくは70℃以上で液化または気
化して、前記発色性染料と反応してこれを発色させるこ
とができる。本発明に用いられる顕色剤としては、前記
の如く、トルエンに対する溶解度が常温において1重量
%以下であるものが用いられ、例えば、3,4−ジヒド
ロキシフェニル−P−トリルスルホン、ビス−(3−ア
リル−4−ヒドロキシフェニル)−スルフォン、没食子
酸ステアリル、メチル−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)アセテート、n−ブチル−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)アセテート、4−ヒドロキシ−4−イソプロポ
キシジフェニルスルフォン、および1,1,−ビス−
(4−ヒドロキシ−フェニル)−シクロヘキサンなどか
ら選ばれた少なくとも1員からなるものを用いることが
できる。
【0021】本発明において、染料前駆体1重量部に対
し、顕色剤が通常1〜5重量部、好ましくは1.5〜3重
量部の割合で混合・使用される。
【0022】本発明において、感熱発色層に含まれる結
着剤としては、前記の如く、常温においてトルエン可溶
性の高分子物質を使用する。しかし前記染料前駆体およ
び顕色剤の各分散液と混合した時に、混合液が発色した
り、凝集したり、或いは高粘度となったりすることのな
いものであることが好ましく、また形成される感熱記録
層皮膜が強靱であること、減感作用がないこと、更には
サーマルヘッドに対しスティッキングを生じないことな
どの要件を満たすものであることが好ましい。
【0023】このため、本発明において、上記要件を満
たす結着剤として、メチルメタクリレート共重合体樹脂
を用いることが好ましい。このようなメチルメタクリレ
ート共重合体樹脂としては、そのガラス転移点(TG)
が75℃〜105℃の範囲内にあるもの、例えばメチルメタ
クリレートと、アクリル酸エステルおよび/またはメタ
アクリル酸エステル(例えばブチルメタアクリレート)
またはスチレンとの共重合体から選ばれることが好まし
い。結着剤は、一般に感熱発色層中の全乾燥重量に対し
15〜30重量%の添加量で用いられることが好ましい。
【0024】本発明の感熱磁気複合記録材料において、
その感熱発色層は、必要に応じ、顔料、特に白色顔料を
含んでいてもよい。このような顔料としては、例えば炭
酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カオリン、クレー、
タルク、焼成クレー、シリカ、ケイソウ土、合成ケイ酸
アルミニウム、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミニ
ウム、硫酸バリウム、表面処理された炭酸カルシウムや
シリカなどの無機系微粉末、並びに、尿素−ホルマリン
樹脂、スチレン/メタクリル酸共重合体、ポリスチレン
樹脂等の有機系樹脂微粉末を挙げることができる。
【0025】また感熱発色層には、必要に応じ、従来の
感熱記録材料に慣用されている補助添加成分、例えば、
填料、界面活性剤、熱可融性物質(または滑剤)等を少
量(感熱発色層重量に対し10%以下)添加してもよい。
【0026】熱可融性物質としては、例えば、ステアリ
ン酸アミド、ステアリン酸エチレンビスアミド、オレイ
ン酸アミド、パルミチル酸アミド、ヤシ脂肪酸アミド、
ベヘニン酸アミド等の脂肪酸アミド類;ステアリン酸亜
鉛、ステアリン酸カルシウム、ポリエチレンワックス、
カルナバロウ、パラフィンワックス、エステルワックス
等のワックス類;テレフタル酸ジメチルエステル、テレ
フタル酸ジブチルエステル、テレフタル酸ジベンジルエ
ステル、イソフタル酸ジブチルエステル、1−ヒドロキ
シナフトエ酸フェニルエステル、1,2−ジ(3−メチ
ルフェノキシ)エタン、1,2−ジフェノキシエタン、
1−フェノキシ−2−(4−メチルフェノキシ)エタ
ン、炭酸ジフェニル、p−ベンジルビフェニル、2,
2′−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェ
ノール)、4,4′−ブチリデンビス(6−t−ブチル
−3−メチルフェノール)、1,1,3−トリス(2−
メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブ
タン、2,2′−メチレンビス(4−エチル−6−t−
ブチルフェノール)、2,4−ジ−t−ブチル−3−メ
チルフェノール、4,4′−チオビス(3−メチル−6
−t−ブチルフェノール)等のヒンダードフェノール
類;並びに2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェ
ニル)−ベンゾトリアゾール、および2−ヒドロキシ−
4−ベンジルオキシベンゾフェノン等の増感剤、滑剤、
酸化防止剤、並びに紫外線防止剤等を用いることができ
る。
【0027】これらの添加剤は、いづれも従来慣用の添
加量で用いられるが、熱可融性物質は、一般に顕色剤1
重量部に対して4重量部以下の割合で感熱発色層に含ま
れていることが好ましい。
【0028】感熱発色層を形成するには、上記成分およ
び溶剤(例えばトルエン)を含む塗布液を調製し、これ
を支持体上に既知の塗布方法、例えば、ローラーコート
法、グラビヤコート法、或はワイヤーコート法などによ
って塗布し、これを乾燥すればよい。
【0029】本発明の感熱磁気複合記録材料において、
感熱発色層上に保護層が形成される。この保護層、通常
水溶性高分子物質、又は疎水性高分子物質を主成分とし
て含むもので、これに顔料および架橋剤が添加されてい
る。本発明において、保護層は感熱記録材料、特に感熱
発色層の耐水性、耐可塑剤性、および耐油性を向上させ
るために有効なものである。保護層により上記性質を改
善することにより、発色画像に対する、水、可塑剤およ
び油等による悪影響、例えば発色画像の退色などを、確
実に避けることができる。
【0030】上記保護層に使用される水溶性高分子物質
としては、ポリビニルアルコール系樹脂、およびカゼイ
ンのように、バリヤー効果を有するものが好ましい。ポ
リビニルアルコール系樹脂としては、任意の重合度、ケ
ン化度を有するポリビニルアルコールが使用できる。更
に、水溶性高分子物質として不飽和カルボン酸またはそ
の部分または完全エステル、塩、無水物、ニトリル、ア
ミド、不飽和スルホン酸またはその塩、炭素数2〜30の
α−オレフィン、ビニルエーテル、飽和分岐脂肪酸ビニ
ルなどで共重合変性されたポリビニルアルコール、ウレ
タン化、アセタール化、エーテル化、グラフト化、燐酸
エステル化、硫酸エステル化、又はアセト酢酸エステル
化などを施された変性ポリビニルアルコールなども使用
することができる。このような高分子物質の重合度は、
300〜1,700 の範囲にあることが好ましく、特に 500〜
1,000 のものが塗料粘度、塗工性の面から望ましい。
【0031】保護層に用いられる疎水性高分子物質とし
ては、アクリル酸エステルおよび/またはメタアクリル
酸エステルの共重合体スチレン、ブタジエン、アクリル
酸エステルおよび/またはメタアクリル酸エステルの共
重合体などがあり、これらは、水性エマルジョン又はラ
テックスとして使用される。保護層組成中、水溶性高分
子物質の量、または、水溶性高分子物質と、疎水性高分
子物質との合計量は、保護層全重量に対し、50重量%以
上であることが好ましい。これ以下になると得られる感
熱記録材料の耐可塑剤性、耐油性、および耐溶剤性が不
十分になることがある。
【0032】保護層に用いられる水溶性の架橋剤として
は、グリオキザール、ポリアルデヒド等のジアルデヒド
系化合物、ポリエチレンイミン等のポリアミン系化合
物、エポキシ系ポリアミド樹脂、グリセリンジグリシジ
ルエーテル等のジグリシジル系化合物、ジメチロール尿
素、並びに、過硫酸アンモニウムや塩化第二鉄、塩化マ
グネシウム等の金属塩、キトサン、塩化アンモニウム、
ホウ酸等の無機化合物等を挙げることができる。架橋剤
の添加量に格別の限定はないが、一般に水溶性高分子物
質重量に対し、3〜30%であることが好ましい。
【0033】保護層に添加される顔料は、得られる記録
材料の印刷適性、および白色度を高め、かつ、その平滑
度を向上させるために有効である。このような顔料とし
ては、カオリン、クレー、タルク、炭酸カルシウム、焼
成クレー、酸化チタン、ケイソウ土、シリカ、合成ケイ
酸アルミニウム、合成ケイ酸マグネシウム、酸化アルミ
ニウム、ポリスチレン微粒子、尿素−ホルマリン樹脂微
粒子などの少なくとも1種からなるものを用いることが
できる。保護層中における顔料の含有量は、保護層全重
量に対し50%以下であることが好ましい。
【0034】保護層の塗布量は、サーマルヘッドから発
色層への熱伝導特性および磁気特性が阻害されない程度
の量に適宜調節されるが、通常1〜5g/m2が好まし
く、1〜3g/m2とすることがより好ましい。このよう
にすると感熱発色層の熱感度および磁気特性を低下させ
ることなく所望の効果を得ることができる。
【0035】保護層を塗工により形成した後、これにス
ーパーカレンダーなどで表面平滑化処理を施すことが望
ましい。保護層のベック平滑度が 1,000秒以下の場合に
は、保護層上に紫外線硬化樹脂のオーバーコート層を設
けても、光沢のある良好な表面が得られないことがある
ので、通常、 1,000〜10,000秒、好ましくは 3,000〜5,
000秒のベック平滑度に調整されることが好ましい。
【0036】本発明の感熱複合記録材料において、保護
層上に、紫外線で硬化せしめた樹脂材料からなるオーバ
ーコート層が形成される。このオーバーコート層は無溶
剤タイプの紫外線硬化樹脂を用いて形成され、耐水性、
および耐溶剤性にすぐれているのみならず、紫外線で硬
化させるのであるから、感熱発色層や磁気記録層に悪影
響を与えることはない。また、十分に架橋硬化せしめる
ことができるので本発明の記録材料を磁気カードとして
使用したとき十分な膜強度を有し、かつ表面に良好な光
沢が得られる。
【0037】本発明のオーバーコート層中には、サーマ
ルヘッドとの適合性、特にスティッキング防止のため、
顔料、および/又は滑剤(離型剤)を含有させることが
できる。オーバーコート層の塗布量は、1〜5g/m2
あることが好ましく、1〜3g/m2であることがより好
ましい。
【0038】本発明の感熱磁気複合記録材料において、
支持体の反対面上に磁気記録層が形成される。この磁気
記録層は、磁性粉末と接着剤とを主成分として含むもの
である。磁性粉末としてはγ−酸化鉄、コバルト変性γ
−酸化鉄、バリウムフェライト、酸化クローム等を使用
することができる。また接着剤としては、ポリビニルア
ルコール、カゼイン等のような水溶性重合体や、スチレ
ン−ブタジエン共重合体、アクリル系樹脂、酢酸ビニル
系樹脂等の水不溶性樹脂のラテックス、又はエマルジョ
ン、あるいはポリウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂、塩ビ
−酢ビ共重合体、ポリエステル樹脂などの水不溶性樹脂
を使用することができる。そしてこれら磁性粉末と接着
剤とを主成分として含有する磁性粉末塗料は、水性溶剤
あるいは有機溶剤のいずれかを用いて調製される。有機
溶剤としてはトルエン、キシレン、メチルエチルケトン
等を使用することができる。調製される磁性塗料は、エ
アーナイフコーター、ロールコーター、バーコーター等
で原紙に塗被され磁気記録層が設けられる。一般に磁性
記録層の重量は、25〜35g/m2であることが好ましい。
【0039】上記磁気記録層の上に配置されるアルミニ
ウム塗布層は、アルミニウム粉末と接着剤とを主成分と
に含むもので、これらを含む水性あるいは有機溶剤系塗
料によって形成される。このアルミニウム塗布層に含ま
れるアルミニウム粉末は、酸化されやすく、従ってその
金属光沢を消失し易いため、予じめペースト状に加工さ
れたアルミニウムペースト顔料が使用される。アルミニ
ウム塗布層形成用塗料は、このようなアルミペースト顔
料と接着剤とを主成分として含み、更に所望により添加
剤、あるいは塗料調整剤等を配合して調製され、その接
着剤および溶剤としては前記の磁気記録層に用いられる
ものと同様の接着剤および溶剤を使用することができ
る。上記のようなアルミニウム塗布層形成用塗料は、ロ
ールコーター、ブレードコーター、又はグラビヤコータ
ー等を用いて磁気記録層上に塗布され、乾燥され、それ
によってアルミニウム塗布層が形成される。アルミニウ
ム塗布層の塗工量は1〜5g/m2であることが好まし
く、この層を設けることによる磁気特性の低下は殆ど認
められない。アルミニウム塗布層は、暗褐色、又は黒褐
色の磁気記録層を隠蔽し、所要の印字記録を可能にする
ものである。
【0040】本発明の感熱磁気複合記録材料において、
支持体の感熱発色層塗布面に、その利用目的に応じて、
写真又は、図柄などを印刷してもよい。更に支持体の磁
気記録層上にアルミニウム塗布層(隠蔽層)が設けてあ
るので、従来品の磁気記録層の着色による不明瞭で美感
を損なうことなく、これに図柄、カード使用上の注意等
を、印刷が可能であり、それによって記録情報量を増加
させることができる。
【0041】
【実施例】以下に本発明を実施例によって更に具体的に
説明するが、勿論本発明の範囲は、これらによって限定
されるものではない。各実施例中、「部」は特に断らな
い限り「重量部」を示すものである。
【0042】実施例1 下記工程により感熱磁気複合記録シートを製造した。(1)磁気記録層の形成 先ず下記組成の磁気記録層用塗布液を調製した。 バリウムフェライト(保磁力:3000 Oe 、 100部 平均粒径:0.6μm) 塩ビ−酢ビ共重合体 15部 ポリウレタン 25部 レシチン 2部 トルエン/MEK(1:1) 330部 次にこの塗布液を、厚さ 188μmの乳白色のポリエチレ
ンテレフタレートフィルム(PET)からなる支持体の
1面上に乾燥重量が30g/m2になるように塗工し、乾燥
して磁気記録層を形成した。
【0043】(2)アルミニウム塗布層の形成 下記組成のアルミニウム塗布層用塗布液を調製した。 アルミニウムペースト 25部 ポリウレタン 10部 トルエン/エタノール(1:1) 100部 この塗布液を上記磁気記録層上に乾燥重量が2g/m2
なるように塗工、乾燥してアルミニウム塗布層を形成し
た。
【0044】(3)感熱発色層の形成 下記組成の感熱発色層用塗布液を調製した。 2−(2−フルオロフェニルアミノ)− 20部 6−ジエテルアミノフルオラン のトルエン分散液(固型分20%) 4−ヒドロキシ−4−イソプロポキシ 60部 ジフェニルスルフオン のトルエン分散液(固型分20%) 30%メチルメタアクリレートを主成分とする 22部 共重合体のトルエン溶液(商標:BR−83、三菱レーヨン製) トルエン 5部 この塗布液を上記支持体の反対面上に乾燥重量が6.0g
/m2になるように塗工し、乾燥して感熱発色層を形成し
た。
【0045】(4)保護層の形成 下記組成の保護層用塗布液を調製した。 10%カルボキシ変性ポリビニルアルコール水溶液 100部 30%ポリアミド樹脂 3部 60%カオリン水分散液 13部 水 20部 この塗布液を上記感熱発色層上に乾燥重量が1.5g/m2
になるように塗工し、乾燥して保護層を形成した。
【0046】(5)紫外線硬化樹脂オーバーコート層の形成 更に上記保護層上に紫外線硬化性ビヒクル(大日精化工
業(株)製、商標:セイカビーム PPC-D-9(改))をオフ
セット印刷機により、2g/m 2 の乾燥塗布量で、2μ
mの厚さとなる様に塗布した後、この塗布層に、1.2kw
水銀ランプ1灯を有する紫外線硬化装置を用い、ランプ
からの距離10cm、搬送速度15m/分の条件で紫外線を照
射することによりオーバーコート層を形成した。
【0047】上記操作により、支持体の1面上に、順次
に磁気記録層および、アルミニウム塗布層、が形成さ
れ、支持他の他面上に順次に感熱発色層、保護層および
紫外線硬化樹脂オーバーコート層が形成されている感熱
磁気複合記録材料が得られた。
【0048】上記感熱磁気複合記録材料を所定寸法のカ
ードの形状に断裁し、ラインドット型厚膜型ヘッドを有
するカードプリンター試験機、(0.66mJ/dot,14V, 1m
secON) により、ベタ黒記録を施し、この記録に操作に
おけるスティッキング適性を評価し、得られた発色濃度
をマクベス反射濃度計(RD−914 型) により測定した。
【0049】別に、上記、感熱磁気複合記録材料から所
定の供試片を作成し、その耐水性、耐可塑剤性、耐薬品
性および走行耐久性を下記の試験方法により測定した。
【0050】(1)耐水性試験: 供試片を洗濯機にて標準サイクル1回洗濯を行い、記録
面の傷の具合、塗膜の溶出状態、および乾燥後の残存濃
度を観察・測定し、評価した。
【0051】(2)耐可塑剤性 供試片の記録面側に、プラスチック消しゴム(トンボ−
モノ)を 200g/m2の圧力で48時間圧着させた後、発色
画像の残存濃度を測定し、評価した。
【0052】(3)耐薬品性 供試片の記録面側に70%のアルコール溶液を滴下し、2
分間放置後、上記溶液を拭き取り、発色画像の残存濃度
を測定し、評価した。
【0053】(4)耐温湿性 供試片を55℃,90%RHの雰囲気に24時間放置後発色画像
の残存濃度を測定するとともに、非記録部分の反射濃度
を測定し、評価した。
【0054】(5)走行耐久性 供試片の記録面側を摩耗試験機でラビングテスト(荷重
500gにて 500回) に供し、この記録面の損傷の程度お
よび発色画像の残存濃度を測定し、評価した。各テスト
結果を表1に示す。
【0055】実施例2 実施例1と同じ操作を行った。但し、感熱発色層塗布液
中の2(2−フルオロフェニルアミノ)−6−ジエチル
アミノフルオランの代りに、2,2−ビス{4−〔6′
−(N−シクロヘキシル−N−メチルアミノ)−3′−
メチルスピロ〔フタリド−3,9′−キサンテン〕−
2′−イルアミノ〕フェニル}プロパンを使用した。テ
スト結果を表1に示す。
【0056】実施例3 実施例1と同じ操作を行った。但し、感熱発色層塗布液
中の4−ヒドロキシ−4−イソプロポキシジフェニルス
ルフォンの代りに、ビス−(3アリル−4−ヒドロキシ
フェニル)−スルフォンを使用した。テスト結果を表1
に示す。
【0057】比較例1 実施例1と同じ操作を行った。但し、感熱発色層塗布液
中の2(2−フルオロフェニルアミノ)−6−ジエチル
アミノフルオランの代りに、常温で、トルエンに対して
4.8重量%の溶解度を示す6−(n−エチル−n−イソ
ペンチル)アミノ−3メチル−2−アニリノ−フルオラ
ンを使用した。テスト結果を表1に示す
【0058】比較例2 実施例1と同じ操作を行った。但し、感熱発色層塗布液
調製における染料前駆体および顕色剤の分散に当り、ト
ルエンの代りに水を使用し、またメチルメタアクリレー
トを主成分とする共重合体の代りに水性ポリエステル−
ウレタン樹脂(トルエン不溶性)を結着剤として使用し
た。テスト結果を表1に示す。
【表1】
【0059】〔表1の註〕 *1 ◎:サーマルヘッドへの貼り付きが全くなく、ま
た貼り付き音の発生も全くなかった。 ○:サーマルヘッドへの貼り付きはないが、貼り付き音
が若干発生した。 △:サーマルヘッドへの貼り付きが若干認められ、画像
が歪んだ。 ×:サーマルヘッドにしばしば貼り付き、記録材料の走
行不良を起した。 *2 ◎−極めて良好 ○−良好 △−やゝ不良 ×−極めて不良 *3 サイバネ規格の基準券の読取出力に対する%表示
の値
【0060】表1から明かなように、本発明に係る各実
施例の感熱磁気複合記録材料は、それぞれ満足すべき結
果を得たが、各比較例の記録材料は、何らかの性質にお
いて不満足なものであった。
【0061】本発明の感熱磁気複合記録材料は磁気記録
層側においてもすぐれた白色度を有し、また溶剤系塗料
によって形成された感熱発色層を使用しているにもかか
わらず白色度低下がなく、しかも耐水性および耐温湿性
を向上させることが可能となり、かつ磁気特性の低下も
なく、従ってカードの一面に磁気情報および可視情報の
両者を記録することができ、きわめて多量の情報を記録
することが可能であり、記録の長期保存性も十分であっ
て、極めて高い実用性を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感熱磁気複合記録材料の構成を示す断
面説明図である。
【符号の説明】
1…感熱磁気複合記録材料 2…支持体 3…感熱発色層 4…保護層 5…オーバーコート層 6…磁気記録層 7…アルミニウム塗布層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−293190(JP,A) 特開 昭63−271719(JP,A) 特開 昭63−315290(JP,A) 特開 昭63−168386(JP,A) 特開 昭58−199189(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41M 5/28 - 5/34

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体と、 この支持体の1面上に形成され、かつ実質的に無色の染
    料前駆体、この染料前駆体と加熱下に反応してこれを発
    色させる顕色剤、および結着剤の混合物を主成分として
    含む感熱発色層と、 この感熱発色層上に形成され、かつ水溶性高分子物質お
    よび疎水性高分子物質から選ばれた少なくとも1種、顔
    料、および架橋剤を主成分として含む保護層と、 この保護層上に形成され、かつ紫外線硬化樹脂を主成分
    として含むオーバーコート層と、 前記支持体の他面上に形成され、かつ、磁性粉末と結着
    剤とを主成分として含む磁気記録層と、 この磁気記録層上に形成され、かつアルミニウム粉末と
    結着剤を主成分として含むアルミニウム塗布層とを有
    し、 前記感熱発色層が、 (a)前記染料前駆体および顕色剤の少なくとも一方
    が、常温において、トルエンに対し1重量%以下の溶解
    度を有する少なくとも1種の化合物を含み、かつ (b)前記結着剤が常温において、トルエンに可溶性の
    少なくとも1種の高分子物質を含む、 ことを特徴とする感熱磁気複合記録材料。
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