JP2883829B2 - シート給送装置および画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置および画像形成装置

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JP2883829B2
JP2883829B2 JP7030504A JP3050495A JP2883829B2 JP 2883829 B2 JP2883829 B2 JP 2883829B2 JP 7030504 A JP7030504 A JP 7030504A JP 3050495 A JP3050495 A JP 3050495A JP 2883829 B2 JP2883829 B2 JP 2883829B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機,プリンター,フ
ァクシミリ等の画像形成装置のシート給送カセット,マ
ルチトレイ等のシート収容部からシートを一枚ずつ送り
出すシート給送装置において、ピックアップ回転体等に
回転力を間欠的に伝達する歯車回転伝達装置を備えたシ
ート給送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機,プリンタ,ファクシミリ等の画
像形成装置には、積載されたシートを一枚ずつ分離して
画像形成部へ給送するためのシート給送装置が備えられ
ている。
【0003】従来のシート給送装置を図9〜図12を用い
て説明する。図9は従来のバネクラッチ機構を用いたマ
ルチ給紙ローラの一回転制御の回転駆動伝達機構を示す
斜視図、図10は図9の正面断面図、図11,図12は図9の
側面から見た動作経過図である。図において、半月給紙
ローラ1には駆動ギア17の駆動力がバネクラッチギア5
により一回転間欠駆動の回転動力として伝達されるよう
になっている。
【0004】給紙軸11には半月給紙ローラ1および偏心
カム6が固定されており、給紙開始前の状態では、バネ
止め環8は半月給紙ローラ1が分離パッド4に接してい
ない状態で、しかも偏心カム6が給紙中板3を最下位に
押し下げている状態で、制御環7の切欠部7aにソレノ
イド18のアーマチュア18aが引っ掛かるように位置調整
され、セットビス9で給紙軸11に固定されている。
【0005】この時、制御環7とバネ止め環8およびバ
ネクラッチギア5との間に設けられたクラッチバネ10が
緩んだ状態となっており、バネクラッチギア5は給紙軸
11に対して回転フリーの状態となっている。
【0006】給紙中板3は中板アーム19に固定され回転
軸22を中心に揺動可能に設けられており、中板アーム19
に設けられたコロ20は偏心カム6に中板加圧バネ21によ
り押し付けられている。
【0007】偏心カム6は図11に示すように給紙軸11を
中心とした半径rの部分6aが設けられこの6a部にコ
ロ20がある時に給紙中板3は最下位に押し下げられた状
態にあり、中板加圧バネ21による押圧力は給紙軸11の中
心方向に働いているので給紙軸11は回転することなくバ
ランスを保っている。
【0008】今、図11の給紙開始待機状態よりソレノイ
ド18に通電してアーマチュア18aを引くと制御環7の切
欠部7aが外れ、制御環7の中にあるクラッチバネ10が
給紙軸11回転方向に若干回転してバネクラッチギア5お
よびバネ止め環8を締め付ける。
【0009】これにより、バネクラッチギア5偏心カム
6,制御環7,クラッチバネ10,バネ止め環8,給紙軸
11,半月給紙ローラ1は一体となって一回転し、一回転
した後は制御環7の切欠部7aが再びソレノイド18のア
ーマチュア18aに引っ掛かり制御環7の回転が止まって
クラッチバネ10が緩むのでバネクラッチギア5は再び回
転フリーとなる。
【0010】ここで、図11の給紙開始待機状態より偏心
カム6が回転して、コロ20が偏心カム6の6a部分から
脱すると、給紙中板3は中板加圧バネ21の押圧力により
給紙中板3上に積載された記録紙Pの最上紙面がサイド
コロ13,14、或いは半月給紙ローラ1の円形部分に突き
当たる迄跳ね上げられる。
【0011】この時、半月給紙ローラ1,給紙軸11,バ
ネ止め環8と一体となって回転する偏心カム6は駆動伝
達方向に回転フリーなので、コロ20を介して働く中板加
圧バネ21の押圧力(図11の矢印a方向)により図12の状
態まで瞬時に回転する。尚、この時、バネクラッチギア
5は駆動伝達方向と逆方向に回転フリーとなっている。
【0012】その後、給紙中板3上に積載された記録紙
Pは半月給紙ローラ1の円形部分に対して中板加圧バネ
21により押し付けられ、半月給紙ローラ1の回転と共に
搬送される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来のシート給
送装置では、半月給紙ローラ1の回転および半月給紙ロ
ーラ1と同軸上の偏心カム6による給紙中板3の揺動を
間欠駆動するためにバネクラッチギア5,制御環7,バ
ネ止め環8,クラッチバネ10,ソレノイド18から構成さ
れるバネクラッチ機構を用いていた。
【0014】しかしながら、前記バネクラッチ機構は駆
動伝達方向の逆方向へは回転フリーであり、半月給紙ロ
ーラ1とそれに同軸の偏心カム6は外力により駆動伝達
方向へ回転してしまうといった問題があった。
【0015】即ち、偏心カム6にコロ20を介して中板加
圧バネ21の押圧力が作用した場合、偏心カム6は給紙中
板3の跳ね上がる動きを制御することなく回転してしま
い、勢いよく跳ね上がった給紙中板3はサイドコロ13,
14或いは半月給紙ローラ1に当ってリバウンドし、適切
な給紙圧がかからずに給紙不良を起こしたり、衝突の衝
撃によるブレで画像ピッチムラ等の画像不良を起こす原
因となったり、給紙時に騒音が発生するという問題があ
った。
【0016】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、給送軸が駆動伝達方向に回転
フリーとならないようにすることでシート載置板の跳ね
上がりを制御して衝突の衝撃によるブレや騒音の発生を
防止すると共に、シートの給送不良を防止することを可
能にするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、シート載置板が上昇し
た際に該シート載置板上のシートが給送回転体に対して
押圧されてシートに給送圧を付加するようにしたシート
給送装置において、前記給送回転体を軸支すると共に駆
動力を伝達する給送軸と、前記シート載置板を上下動さ
せるために前記給送軸に固定して軸支される偏心カム
と、前記給送軸の回転を制御するバネクラッチ機構と、
前記給送軸と前記バネクラッチとの間に該給送軸が駆動
伝達方向に回転フリーとならないようにワンウェイクラ
ッチを設けて構成した回転制御手段とを有することを特
徴とする。
【0022】また、本発明に係る画像形成装置は、前記
シート給送装置と、前記シート給送装置から給送された
シートに画像情報に応じて画像を形成する記録手段とを
有することを特徴とする。
【0023】
【作用】本発明に係るシート給送装置は、上述の如く構
成したので、給送回転体と偏心カムが固定された給送軸
が駆動伝達方向に回転フリーとならないように回転制御
手段として、給送軸とバネクラッチギアとの間にワンウ
ェイクラッチを設けたために、このワンウェイクラッチ
が給送軸の回転を制御する。
【0025】また、本発明に係るシート給送装置を備え
た画像形成装置は、前記シート給送装置が有する作用を
発揮して、シート載置板の跳ね上がりを制御して衝突の
衝撃によるブレや騒音を防止すると共に、良好に給送さ
れたシートに画像を記録することが出来る。
【0026】
【実施例】図により本発明に係るシート給送装置および
画像形成装置の一例としてデュプロ方式のマルチ給紙装
置と、爪分離方式のカセット給紙装置を備えたレーザー
ビームプリンタを示すと共に、そのシート給送装置とし
てバネクラッチ方式を用いたマルチ給紙ローラの一回転
制御の回転駆動伝達機構を示す。
【0027】尚、本発明は給紙ローラと、偏心カムが固
定された給送軸が駆動伝達方向に回転フリーとならない
ように回転制御手段を設けことを特徴とするが、ここで
は前記回転制御手段として、まず参考例として欠歯ギア
を用いた例を図1〜図6を参照して説明し、次に本発明
の実施例としてワンウェイクラッチを用いた例を図7及
び図8を参照して説明する。図1は本発明に係るシート
給送装置を備えたレーザービームプリンタの断面説明
図、図2はシート給送装置の参考例でバネクラッチ機構
を用いたデュプロ式マルチ給紙ローラの一回転間欠駆動
伝達機構を示す斜視図、図3は図2の正面断面図、図4
〜図6は図2の側面から見た動作経過図である。尚、以
下の説明ではシートとして記録紙Pを用いているが、他
に合成樹脂等で構成された各種シートに適用可能である
ことはいうまでもない。
【0028】図1において、マルチトレイ400 に積載さ
れている記録紙Pは、給送回転体となる半月給紙ローラ
1によりピックアップされ搬送された記録紙Pは分離パ
ッド4により一枚ずつに分離され、最上位の記録紙Pの
みがレジ前ガイド51に沿ってレジストローラ対52に搬送
される。
【0029】また、同様にカセット500 に積載されてい
る記録紙Pは、給送回転体となる半月給紙ローラ2によ
りピックアップされ搬送された記録紙Pは分離爪12によ
り一枚ずつに分離され、最上位の記録紙Pのみがレジ前
ガイド51に沿ってレジストローラ対52に搬送される。
【0030】そして、記録手段となるプロセスカートリ
ッジ300 内に配置された電子写真感光体としての感光体
ドラム53の回転に合わせてレジストローラ対52により記
録紙Pは搬送され、転写ローラ54により記録紙P上に感
光体ドラム53上のトナー像が転写される。
【0031】その後、記録紙Pは分離ガイド55,搬送ガ
イド56,入口ガイド57にガイドされ定着ローラ58および
加圧ローラ59のローラ対により加熱,加圧されて記録紙
P上のトナー像が永久像として定着する。
【0032】この時、記録紙Pは定着ローラ58に巻き付
くので分離爪60により強制的に分離され定着排紙ローラ
61,62により搬送され、搬送ガイドリブ64に沿って搬送
される。更に記録紙Pは搬送ローラ対65により搬送ガイ
ド66,67に沿って搬送されカール取りを兼ねた排出装置
68を経てフェースダウントレイT上に排出積載される。
【0033】次に半月給紙ローラ1と、偏心カム6が固
定された給紙軸11が駆動伝達方向に回転フリーとならな
いように回転制御手段として欠歯ギアを設けた参考例に
ついて具体的に説明する。図2および図3において、半
月給紙ローラ1には駆動ギア17の駆動力がバネクラッチ
ギア5により一回転間欠駆動の回転動力として伝達され
るようになっている。給送軸となる給紙軸11には半月給
紙ローラ1および偏心カム6,給紙欠歯ギア16が固定さ
れている。
【0034】図4に示すように、給紙開始前の状態にお
いては、バネ止め環8は半月給紙ローラ1が分離パッド
4に接していない状態で、しかも偏心カム6がシート載
置板となる給紙中板3を最下位に押し下げている状態
で、制御環7の切欠部7aにソレノイド18のアーマチュ
ア18aが引っ掛かるように位置調整され、セットビス9
で給紙軸11に固定されている。
【0035】この時、制御環7とバネ止め環8およびバ
ネクラッチギア5との間に設けられたクラッチバネ10が
緩んだ状態となっており、バネクラッチギア5は給紙軸
11に対して回転フリーの状態となっている。また、給紙
欠歯ギア16はその欠歯部分16a部が駆動ギア17と対向し
た位置で給紙軸11に固定されているので、駆動ギア17の
回転駆動力は給紙軸11に伝達されない。
【0036】給紙中板3は中板アーム19に固定され回転
軸22を中心に揺動可能に設けられており、中板アーム19
に設けられたコロ20は中板加圧バネ21により偏心カム6
に押し付けられている。
【0037】偏心カム6は図4に示すように給紙軸11を
中心とした半径rの部分6aが設けられ、この6a部に
コロ20がある時に給紙中板3は最下位に押し下げられた
状態にあり、中板加圧バネ21による押圧力は給紙軸11の
中心方向に働いているので給紙軸11は回転することなく
バランスを保っている。
【0038】また給紙軸11にはサイドコロ13,14が回転
自在の状態で半月給紙ローラ1の両サイドに設けられ、
分離パッド4は回転軸23を中心に揺動可能に取り付けら
れ、分離パッド加圧バネ15によりサイドコロ13,14に押
し付けられている。ここで、サイドコロ13,14の直径は
半月給紙ローラ1の円形部分の直径よりも幾分小さめに
なっている。
【0039】今、図4に示す給紙開始待機状態よりソレ
ノイド18に通電してアーマチュア18aを引くと制御環7
の切欠部7aが外れ、制御環7の中にあるクラッチバネ
10が給紙軸回転方向に若干回転してバネクラッチギア5
およびバネ止め環8を締め付ける。
【0040】これにより、バネクラッチギア5,偏心カ
ム6,給紙欠歯ギア16,制御環7,クラッチバネ10,バ
ネ止め環8,給紙軸11,半月給紙ローラ1は一体となっ
て一回転し、一回転した後は制御環7の切欠部7aが再
びソレノイド18のアーマチュア18aに引っ掛かり、制御
環7の回転が止まってクラッチバネ10が緩むので、バネ
クラッチギア5は再び回転フリーとなり、給紙欠歯ギア
16はその欠歯部分16a部が再び駆動ギア17に対向する位
置に来て最初の状態に戻る。
【0041】図4の給紙開始待機状態より偏心カム6が
回転してコロ20が偏心カム6の6a部分から脱すると、
図5に示すように偏心カム6には中板加圧バネ21の押圧
力によりコロ20を介して図5の矢印b方向に回転力が働
く。
【0042】しかし、前述した従来例と異なり偏心カム
6と同時に給紙欠歯ギア16も回転して給紙欠歯ギア16の
有歯部分16bが駆動ギア17と噛み合いを開始しているの
で偏心カム6,給紙軸11,半月給紙ローラ1は駆動伝達
方向に回転フリーの状態とはならず、駆動ギア17に従動
するのでコロ20は偏心カム6の外径に沿って移動する。
【0043】従って、給紙中板3は中板加圧バネ21によ
り勢いよく跳ね上げられることもなく給紙のタイミング
に合わせて緩やかに上昇し、給紙中板3上の記録紙Pが
サイドコロ13,14或いは半月給紙ローラ1の円形部分に
押し当てられる。
【0044】その後、給紙中板3上に積載された記録紙
Pは半月給紙ローラ1の円形部分に中板加圧バネ21によ
り押し付けられ、半月給紙ローラ1の回転と共に搬送さ
れる。そして半月給紙ローラ1により搬送された記録紙
Pは図6に示すように分離パッド4により一枚ずつ分離
され、最上位の記録紙Pのみがレジ前ガイド51に沿って
レジストローラ対52に搬送される。
【0045】次に本発明に係るシート給送装置として、
回転制御手段にワンウェイクラッチを用いた実施例につ
いて図7および図8を用いて説明する。尚、前記参考例
と同じ部材で構成したものは同一の符号を付して説明を
省略する。図7は本発明に係るシート給送装置の実施例
でバネクラッチ機構を用いたデュプロ式マルチ給紙ロー
ラの一回転間欠駆動伝達機構を示す斜視図、図8は図7
の正面断面図である。
【0046】図7において、バネクラッチギア5と給紙
軸11の間にワンウェイクラッチ24を設け、給紙軸11が駆
動伝達方向に回転フリーとならないようにしたものであ
る。図7の給紙開始前の状態において、バネクラッチギ
ア5は給紙軸11に対し駆動伝達方向にのみ回転フリーで
ある。
【0047】この状態よりソレノイド18に通電してアー
マチュア18aを引くと制御環7の切欠部7aが外れ、制
御環7の中にあるクラッチバネ10が給紙軸11回転方向に
若干回転してバネクラッチギア5およびバネ止め環8を
締め付ける。
【0048】これによりバネクラッチギア5,偏心カム
6,制御環7,クラッチバネ10,バネ止め環8,給紙軸
11,半月給紙ローラ1は一体となって一回転し、一回転
した後は、制御環7の切欠部7aが再びソレノイド18の
アーマチュア18aに引っ掛かり制御環7の回転が止まり
クラッチバネ10が緩むのでバネクラッチギア5は再び駆
動伝達方向にのみ回転フリーとなる。
【0049】また、給紙軸11はワンウェイクラッチ24の
働きでバネクラッチギア5に対して駆動伝達方向にロッ
ク状態なので偏心カム6も駆動伝達方向にロック状態と
なっているため、偏心カム6,給紙軸11,半月給紙ロー
ラ1は駆動伝達方向に回転フリーの状態とはならず、バ
ネクラッチギア5を介して駆動ギア17に従動するのでコ
ロ20は偏心カム6の外径に沿って移動する。
【0050】従って、前述と同様に給紙中板3は中板加
圧バネ21により勢いよく跳ね上げられることもなく給紙
のタイミングに合わせて緩やかに上昇し、給紙中板3上
の記録紙Pがサイドコロ13,14或いは半月給紙ローラ1
の円形部分に押し当てられる。
【0051】尚、前記実施例では本発明に係るシート給
送装置を半月給紙ローラ1に関連するデュプロ方式のマ
ルチ給紙装置に適用した場合について説明したが、同様
に図1に示す半月給紙ローラ2に関連するカセット給紙
装置に対して適用することも可能である。
【0052】
【発明の効果】本発明に係るシート給送装置は、上述の
如き構成と作用とを有するので、給送回転体と偏心カム
が固定された給送軸が駆動伝達方向に回転フリーとなら
ないように回転制御手段として、給送軸とバネクラッチ
ギアとの間にワンウェイクラッチを設けることでワンウ
ェイクラッチが給送軸の回転を制御し、偏心カムが駆動
ギアの回転に従って回転することでシート載置板は偏心
カムの回転に従って上昇動作する。
【0055】上記の回転制御手段を備えたシート給送装
置によって以下の効果が得られる。
【0056】1.サイドコロ或いは給送回転体への衝突
によるシート載置板のリバウンドがなく、給送圧が安定
して作用するので給送不良を軽減できる。
【0057】2.前記衝突によるブレがないので、給送
時のショックによる画像ピッチムラ等の画像不良を起こ
すことがない。
【0058】3.前記衝突がないので給送時の騒音がな
く静かである。
【0059】また、前記シート給送装置を備えた画像形
成装置は、前記シート給送装置が有する作用を発揮して
給送されたシートに画像を記録することが出来る。従っ
て、騒音の発生が少なく、給送不良が少なく、画像不良
が少ない画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デュプロ方式のシート給送装置を備えたレーザ
ービームプリンタの断面説明図である。
【図2】本発明に係るシート給送装置の参考例でバネク
ラッチ機構を用いたデュプロ式マルチ給紙ローラの一回
転間欠駆動伝達機構を示す斜視図である。
【図3】図2の正面断面図である。
【図4】図2の側面から見た動作経過図である。
【図5】図2の側面から見た動作経過図である。
【図6】図2の側面から見た動作経過図である。
【図7】本発明に係るシート給送装置の実施例でバネク
ラッチ機構を用いたデュプロ式マルチ給紙ローラの一回
転間欠駆動伝達機構を示す斜視図である。
【図8】図7の正面断面図である。
【図9】従来例を説明する図である。
【図10】従来例を説明する図である。
【図11】従来例を説明する図である。
【図12】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
1,2…半月給紙ローラ、3…給紙中板、4…分離パッ
ド、5…バネクラッチギア、6…偏心カム、7…制御
環、7a…切欠部、8…バネ止め環、9…セットビス、
10…クラッチバネ、11…給紙軸、12…分離爪、13,14…
サイドコロ、15…分離パッド加圧バネ、16…給紙欠歯ギ
ア、16a…欠歯部分、16b…有歯部分、17…駆動ギア、
18…ソレノイド、18a…アーマチュア、19…中板アー
ム、20…コロ、21…中板加圧バネ、22,23…回転軸、24
…ワンウェイクラッチ、51…レジ前ガイド、52…レジス
トローラ対、53…感光体ドラム、54…転写ローラ、55…
分離ガイド、56…搬送ガイド、57…入口ガイド、58…定
着ローラ、59…加圧ローラ、60…分離爪、61,62…定着
排紙ローラ、64…搬送ガイドリブ、65…搬送ローラ対、
66,67…搬送ガイド、68…排出装置、300 …プロセスカ
ートリッジ、400 …マルチトレイ、500 …カセット、T
…フェースダウントレイ、P…記録紙

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート載置板が上昇した際に該シート載
    置板上のシートが給送回転体に対して押圧されてシート
    に給送圧を付加するようにしたシート給送装置におい
    て、 前記給送回転体を軸支すると共に駆動力を伝達する給送
    軸と、 前記シート載置板を上下動させるために前記給送軸に固
    定して軸支される偏心カムと、 前記給送軸の回転を制御するバネクラッチ機構と、 前記給送軸と前記バネクラッチとの間に該給送軸が駆動
    伝達方向に回転フリーとならないようにワンウェイクラ
    ッチを設けて構成した回転制御手段と、 を有することを特徴としたシート給送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシート給送装置と、 前記シート給送装置から給送されたシートに画像情報に
    応じて画像を形成する記録手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
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