JP3363831B2 - 給紙装置及びこれを備えた画像形成装置並びに画像読取装置 - Google Patents

給紙装置及びこれを備えた画像形成装置並びに画像読取装置

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JP3363831B2
JP3363831B2 JP13239799A JP13239799A JP3363831B2 JP 3363831 B2 JP3363831 B2 JP 3363831B2 JP 13239799 A JP13239799 A JP 13239799A JP 13239799 A JP13239799 A JP 13239799A JP 3363831 B2 JP3363831 B2 JP 3363831B2
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roller
sheet feeding
paper feed
feeding device
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崇史 矢野
毅 菅
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
等の画像形成装置や画像読取装置における給紙装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のリタード分離方式を用いた連続給
紙可能な手差し給紙装置の概略断面図を図10、該装置の
駆動展開図を図11に示す。給紙モータM1は給紙ローラ1
03及びピックアップローラ102に駆動を伝達する伝達経
路と、分離ローラ104に駆動を伝達する伝達経路をそれ
ぞれ有している。
【0003】給紙ローラ軸113には搬送方向と逆方向の
回転を規制するワンウェイクラッチ111が設けられてい
る。
【0004】ピックアップローラ102と給紙ローラ103は
シート搬送方向に回転するが分離ローラ104はシート搬
送方向とは逆方向に回転する分離ローラ軸114にトルク
リミッタ112を介して軸支されている。
【0005】ピックアップローラ102によってシートが
1枚のみ送り出され、給紙ローラ103と分離ローラ104の
ニップに挟持された場合は、分離ローラ104は給紙ロー
ラ103のシート搬送方向の回転に連れ回るが、給紙ロー
ラ103と分離ローラ104のニップに複数枚のシートが搬送
された場合には、トルクリミッタ112が作用して分離ロ
ーラ104がシート搬送方向とは逆転方向に回転し、最上
位の1枚だけを残してその他のシートを積載板101に戻
すように構成されている。
【0006】ピックアップローラ102は積載板101に積載
されたシートを1枚ずつ給紙ローラ103方向に送り出
し、送り出したシートが給紙ローラ103と分離ローラ104
のニップに達した後、ピックアップソレノイド106の動
作によりシート表面から退避する。
【0007】これは、前述したように、複数枚のシート
がニップに送り出された際に、分離ローラ104によって
シートが積載板方向に戻す動作を阻害しないためであ
る。
【0008】本従来技術では、ピックアップローラ102
はピックアップ支持板115により給紙ローラ軸113の周囲
に回転可能に支持されており、ピックアップソレノイド
106に連動するピックアップレバー108がピックアップ支
持板115を押し上げているか否かで、ピックアップロー
ラ102をシートS表面に対する圧接及び退避が切り換わ
る。
【0009】また、使用者がシート束を本給紙装置にセ
ットする際、ピックアップローラ102がそのセット操作
を阻害しないよう、本体非動作時にはピックアップソレ
ノイド106によりピックアップローラ102が退避するよう
に構成されている。
【0010】給紙動作により送り出され、分離ローラ10
4によって1枚に分離されたシートがシート搬送方向下
流側の引抜きローラ105のニップに引き渡されると、シ
ートの後端が給紙ローラ103と分離ローラ104のニップを
抜けるまでに給紙モータM1の駆動を図示しない制御手
段が停止させる。給紙モータM1は駆動が停止した状態
では駆動方向と逆方向には回転しないステッピングモー
タ等が用いられている。
【0011】給紙モータM1の駆動を停止させるのは、
後続しているシートの先端が給紙ローラ103と分離ロー
ラ104のニップの直前まで搬送されている場合、先行し
ているシートにつられて後続しているシートが搬送され
るのを防止するためである。給紙モータM1の駆動停止
後も、シート後端がニップを抜けるまで給紙ローラ103
がシートに連れ回ることができるようにワンウェイクラ
ッチ111が設けられている。
【0012】その他、使用者がシート束をセットする際
に、使用者の誤操作によってシート束がニップにまで到
達することがないよう、そして使用者のセットミスによ
るピックアップ不良が発生しないよう、使用者にセット
感を与えるためのシャッター110が設けられており、シ
ャッター110はシャッターソレノイド107によって装置が
非動作時にシート束を突き当てるよう位置し、給紙動作
時には退避できるように構成されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の手差し給紙装置において、リタード分離給紙方式を採
用するにあたっては、シート束からシートを1枚ずつ送
り出すためのピックアップローラ102が必要であり、さ
らに、該ピックアップローラ102を退避させるためのピ
ックアップソレノイド106などからなる退避機構が必要
であった。
【0014】さらに、シャッター110やシャッターソレ
ノイド107などの機構が必要となるため、それらを設置
するためのスペースが必要となり、装置全体が大型化す
要因となっていた。さらに部品点数が多く、構成も複雑
のため、製造コストが高くなるという課題が生じてい
た。
【0015】一方、ジャム処理の観点からの課題では、
給紙ローラ103にシート搬送方向と逆方向への回転を規
制するワンウェイクラッチ111が設けられているため、
給紙ローラ103と分離ローラ104とのニップでジャムを起
こしたシートは搬送方向側にしか引抜くことができな
い。そのため、ジャム処理をするには装置を取り外すな
どの作業が必要となり、使用者に負担が掛かることにな
る。さらに、使用者が搬送方向と逆方向に無理に引抜こ
うとしてシートが破れ、装置内に残ったシートがさらな
るトラブルの要因となる恐れがあった。
【0016】本発明は、以上の課題に鑑みなされたもの
であり、その目的は、構成の簡略化によるコストの低減
及び装置の小型化と給紙及び分離動作の安定性を両立さ
せ、さらに、ジャム処理を容易に行うことができる給紙
装置及びこれを備えた画像形成装置並びに画像読取装置
を提供するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、シートを支持するため
の変位可能なシート支持手段と、前記シート支持手段に
支持されたシートと圧接し、シートの搬送方向に回転し
てシートを送り出す給紙ローラと、前記給紙ローラから
送り出されたシートを分離するために前記シートを戻す
方向へ回転する分離ローラと、前記給紙ローラのシート
搬送方向下流側に設けられ、前記給紙ローラから送り出
されたシートを搬送するための搬送手段と、前記給紙ロ
ーラをシートの搬送方向及びその逆方向に自在に回動さ
せるために前記給紙ローラを軸支する給紙ローラ軸に回
転力を伝達する伝達手段と、前記給紙ローラを回転させ
るために前記伝達手段によって伝達された回転力を前記
分離ローラに伝達するため、前記給紙ローラ軸と前記分
離ローラを軸支する分離ローラ軸とを機械的に連結する
連結手段と、前記シート支持手段に支持されているシー
トを前記給紙ローラに圧接または圧接解除させるよう、
前記シート支持手段を変位させる加圧離間手段と、を有
し、前記加圧離間手段による前記給紙ローラに対する前
記シート支持手段に支持されているシートの圧接は、前
記給紙ローラから送り出されたシートが前記搬送手段に
到達する前に前記加圧離間手段により解除されることを
特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を用いた給紙装置
について詳細に説明する。
【0019】最初に、本発明の給紙装置を備えた画像形
成装置の概要について説明を行う。
【0020】図1は画像形成装置である複写機の概略断
面図である。同図において、1は複写機本体であり、複
写機本体1の上部には固定して設けられた透明ガラス板
からなる原稿台2が設けられている。3は原稿圧着板で
あり、原稿台2の所定の位置に画像面を下向きにして載
置された原稿Oを押圧固定する。
【0021】原稿台2の下側には原稿Oを照明するラン
プ4と、照明した原稿Oの光像を感光ドラム12に導くた
めの反射ミラー5,6,7,8,9,10及び結像レンズ
11とからなる光学系が設けられている。なお、ランプ4
及び反射ミラー5,6,7は矢印a方向に所定の速度で
移動して原稿Oを走査する。
【0022】給紙部は、複写機本体1に内蔵されたシー
トカセット30,31,32,33に積載されたシートを、画像
形成部に給送するカセット給紙部34,35,36,37と、給
紙トレイ74から連続して種々の材質、種々のサイズのシ
ートを画像形成部に給送する給紙部(以下、マルチ給紙
部と称する)51,53,55,70が設けられている。
【0023】画像形成部は、感光ドラム12と、感光ドラ
ム12の表面に均一な帯電を施すための帯電器13と、帯電
器13により帯電された感光ドラム12の表面に前記光学系
から照射される光像により形成された静電潜像を現像し
て、シートSに転写すべきトナー像を形成するための現
像器14と、感光ドラム12の表面に現像されたトナー像を
シートSに転写するための転写帯電器19と、感光ドラム
12からトナー像が転写されたシートSを分離するための
分離帯電器20と、トナー像を転写した後、感光ドラム12
に残留したトナーを除去するためのクリーナ26とを備え
ている。
【0024】画像形成部の下流側にはトナー像が転写さ
れたシートSを搬送するための搬送部21と、搬送部21に
より搬送されるシートS上の像を永久画像として定着す
るための定着器22が設けられている。また、定着器22で
像が定着されたシートSを複写機本体1から排出するた
めの排出ローラ24が設けられており、さらに、複写機本
体1の外側には排出ローラ24で排出されたシートSを受
け取るための排出トレイ25が設けられている。
【0025】続いて、上記画像形成装置のマルチ給紙部
について詳細に説明を行う。
【0026】図2はマルチ給紙部及びドラム部の断面
図、図3はマルチ給紙部の駆動展開図(平面図)であ
る。複写機本体1にはシート束Sを積載支持するマルチ
給紙トレイ74が設けられている。マルチ給紙トレイ74に
は、トレイ74上のシートSの有無を検知するフォトイン
タラプタ等から構成されるシート検知センサ82が設けら
れている。
【0027】またシート支持手段である中板70は前後側
板63,64に対して、支点部70a,70bを支点として揺動
自在に設けられており、加圧離間手段である揺動バネ72
a,72b(72)によって図2の時計回り方向(給紙ロー
ラ51に加圧する方向)のモーメントが付勢されている
が、後で詳細に説明する加圧離間部によって適宜、給紙
手段である給紙ローラ51に対して支持しているシートを
圧接(図2破線の状態)及び、圧接解除(図2実線の状
態)させるようになっている。
【0028】また、中板70の先端部の給紙ローラ51との
当接部にはシートSの重送を防止するとともに、中板70
の給紙ローラ51への圧接時の衝撃を緩衝するためのフェ
ルト71が設けられている。給紙ローラ51は給紙ローラ軸
52に固定されており、給紙ローラ軸52は回転自在に前側
板63、及び後側板64に軸支されている。
【0029】さらに、給紙ローラ軸52の奥側端部には給
紙駆動ギア65及び連結手段としてのプーリ57が固定され
ている。給紙ローラ軸52のプーリ57とベルト61で駆動が
接続される相手側のプーリ58は、分離ローラ軸54に固定
されているため、分離ローラ軸54は給紙ローラ軸52の回
転に同期して給紙ローラ軸52とは逆方向に回転する。ま
た、給紙駆動ギア65の対向噛合位置には、給紙駆動ギア
65と噛合可能であり、非噛合部である2箇所の切欠部80
a,80b(図4参照)を有する伝達手段である制御ギア
80が設けられている。
【0030】また、制御ギア80には中板70に支持されて
いるシートを給紙ローラ51へ圧接または圧接解除させる
ための加圧離間手段であるカム80cが一体に設けられて
いる。
【0031】カム80cには中板70の奥側に一体に設けら
れ後側板64に設けられた孔64aを貫通してカム80cの対
向当接位置まで延出させるようにした、加圧離間手段で
あるカムフォロア70cが当接するようになっており、こ
れによって中板70の図2における時計回り方向の回転が
規制されている。また、制御ギア80は、定量回転手段で
あるバネクラッチ68が設けられた駆動軸90に固定されて
いる。そしてバネクラッチ68はバネクラッチ68の制御用
ソレノイド69をT1(Sec)ONすることによって1回転
制御するようになっており、通常は給紙駆動ギア65の対
向位置には制御ギア80の切欠部80aが位置するようにバ
ネクラッチ68及び切欠部80aの位相角が選択されてい
る。
【0032】これによって、初期状態においては給紙駆
動ギア65、給紙ローラ軸52、給紙ローラ51はトルクリミ
ッタ62の回転負荷が作用するものの、いずれの方向へも
自由に回転できるようになっている。
【0033】給紙ローラ51のシート搬送方向下流側に
は、搬送手段である引抜きローラ対55が設けられてい
る。引抜き駆動ローラ55aの駆動軸は図示せぬ軸受けに
よって前後側板63,64にそれぞれ回転自在に軸支されて
おり、その端部には電磁クラッチで構成した引抜きクラ
ッチ60が設けられており、ギア59,60aを介して引抜き
モータM2からの駆動を接断できるように構成されてい
る。
【0034】また、引抜き駆動ローラ55aに対向して、
引抜き従動ローラ55bが図示せぬ軸受け部材を介し、バ
ネ56a,56b(56)によって引抜き駆動ローラ55aに加
圧されている。
【0035】分離ローラ軸54には、所定のトルクを発生
するトルクリミッタ62を介在させて分離ローラ53が回動
自在に設けられている。分離ローラ53は給紙ローラ51に
対向するように設けられ、図示しない軸受けを介在させ
たバネ73a,73b(73)によって給紙ローラ51に所定の
リタード圧で圧接するように構成されている。
【0036】なお、トルクリミッタ62のトルク値、及び
分離ローラ53の揺動バネ73a,73bは給紙ローラ51と分
離ローラ53によって形成されるニップ内にシートが1枚
のみ存在する状態、またはシートが無い状態では分離ロ
ーラ53が摩擦力により給紙ローラ51に追従するように
(給紙ローラ51が停止している時は停止するように)、
ニップ内にシートが2枚以上存在する場合のみ、分離ロ
ーラ53が逆転し、戻し力を発生するようにそれぞれトル
ク値、リタード圧が選択されている。
【0037】また、分離ローラ53と中板70の間には使用
者がシートを給紙トレイにセットする際の突き当て部と
なる突き当て板78が固定されている。また、突き当て板
78の先端にはシートの先端を給紙ローラ51と分離ローラ
53によって形成されるニップへ案内するためのポリエチ
レンシートやSUS材等の薄板で形成した案内ガイド75
が設けられている。これにより、シートの先端が分離ロ
ーラ53に突き当たって、シートの先端が捲れたり折れた
りすることを防止している。
【0038】次に給紙ローラ51及び中板70における伝達
手段及び加圧離間手段の構成について、詳細な説明を行
う。
【0039】先に述べたように、給紙駆動ギア65の対向
噛合位置には、給紙駆動ギア65と噛合可能な第1ギア部
80d 、第2ギア部80e、2箇所の切欠部80a,80b
と、中板70が給紙ローラ51に対して圧接及び圧接解除を
行うためのカム80cが一体に構成された制御ギア80が設
けられている。制御ギア80は先に述べた通り、バネクラ
ッチ68とソレノイド69によって1回転制御が可能な構成
となっている。なお、バネクラッチ68の構成は本発明の
本質に関わらないので、詳細な説明は省略する。
【0040】制御ギア80は初期状態においては、第1切
欠部80aが給紙駆動ギア65に対向するようにバネクラッ
チ68の位相角や第1切欠部80aの形状及び位置が選択さ
れているため、給紙ローラ軸52は搬送方向及びその逆方
向のいずれにも回転自在である。
【0041】また、カム80cは中板70の端部に設けられ
たカムフォロア70cに当接し、初期状態においては中板
70を揺動バネ72に抗して離間するように、カム形状、及
び切欠部80aとの位相角が選択されている。このため、
使用者がシート束をセットする際には、中板70は給紙ロ
ーラ51への押圧を解除され離間しており、容易に突き当
て板78に当接するまでシート束をセットすることが可能
となっている。
【0042】続いて、以上の伝達手段、及び加圧離間手
段による給紙及び分離の動作について説明を行なう。
【0043】ソレノイド69をT1(Sec)だけONすると
バネクラッチ68の作用により、制御ギア80が回転を開始
する。制御ギア80が図4の反時計回り方向に回転を開始
し、まずカム80cが中板離間位置から中板加圧位置θ1
へと回転する。それにしたがってカム80cとカムフォロ
ア70cが離間して、中板70が給紙ローラ51に押圧するよ
うに変位する。これによって、給紙トレイ74に積載され
たシート束の最上部のシートSが給紙ローラ51に圧接さ
れる(図4(b)及び図6(b)の状態)。
【0044】さらに制御ギア80の回転が進行しθ2まで
回転すると、次に制御ギア80に設けられた第1ギア部80
dが給紙駆動ギア65に噛合し、給紙駆動ギア65は所定角
度A°だけ回転する。この回転に従って、給紙ローラ51
はA°回転し、シート束の最上部のシートSは所定量L
1だけ送り出される(以降、ここまでの給紙動作をプレ
給紙動作と称する)(図4(c)(d)及び図6(c)(d)の状
態)。
【0045】なおこのプレ給紙動作による送り量L1
は、給紙ローラ51の外径をDとすると、 L1=A°×π×D/360°………(式A) で与えられる。
【0046】なお、このプレ給紙時のシート送り量L1
はシート突き当て部78から給紙ローラ51と分離ローラ53
によって形成されるニップまでの距離Laよりも多く搬
送し、かつニップ位置から引抜きローラ対55までの距離
Lbよりも小さい送り量となるように第1ギア80dの歯
数が選択されている。また、この時の給紙駆動ギア65の
回転速度は給紙ローラ51によるシート送り速度が引抜き
ローラ対55や、レジストローラ対81による送り速度と同
等になるように、給紙モータM1の回転速度や駆動を伝
達する伝達ギア68a等の各ギアの歯数、ローラ径等が選
択されている。
【0047】制御ギア80がθ3まで回転を続けて、給紙
駆動ギア65の対向噛合位置に第2切欠部80bが到達する
と(図4(d)及び図6(d)の状態)、給紙駆動ギア65には
駆動が伝達されなくなり、給紙ローラ51は一旦、回転を
停止する。なお、上記の通り、第1ギア80dの歯数が選
択されているので、シートSの給紙開始時の位置がどこ
であろうとプレ給紙動作によってL1だけ給紙されたシ
ートSの先端をニップから引抜きローラ対55の間で確実
に一旦停止させる事ができる。
【0048】その後、さらに制御ギア80がθ4まで回転
し、カム80cが中板離間位置へ戻ると、カム80cとカム
フォロア70cが当接して、中板70は給紙ローラ51に対す
る押圧を解除される(図5(e)及び図7(e)の状態)。な
お、プレ給紙後の給紙ローラ51の回転停止時間は、プレ
給紙で送られた送り量L1の重送シートSを中板70上に
確実に戻すための分離動作時間として設定している。
【0049】そして、さらに制御ギア80がθ5まで回転
し、次に制御ギア80の第2ギア部80eと給紙駆動ギア65
が噛合する事によって(図5(f)及び図7(f)の状態)、
給紙駆動ギア65の回転が再開され、所定角度B°だけ回
転し、この回転に伴って給紙ローラ51によるシート搬送
が再開される(以降、このプレ給紙後の給紙動作を再給
紙と称する)。
【0050】なお、この時の給紙ローラ51による送り量
L2は L2=B°×π×D/360°………(式B) となる。
【0051】なお、再給紙による送り量L2はプレ給紙
動作によって引抜きローラ対55の手前まで搬送されたシ
ートSの先端を、少なくとも引抜きローラ対55に確実に
受け渡す分であり、かつレジストローラ対81には到達し
ない量になるように、第2ギア部80eの歯数が選択され
ている。
【0052】そしてさらに、制御ギア80の回転が進行
し、給紙駆動ギア65の対向位置に第1切欠部80aがきた
時に、給紙駆動ギア65は駆動力を受けなくなり、給紙ロ
ーラ51は駆動を伝達されなくなる。そして、制御ギア80
は回転を終了し、初期位置で停止する(図5(g)及び図
7(g)の状態)。
【0053】以下に、プレ給紙されたシートSを引抜き
ローラ対55に到達する前に一旦停止させる理由を述べ
る。
【0054】給紙ローラ51は制御ギア80と給紙駆動ギア
65が噛合していないため、回転を停止している。そのた
めに、送り量L1だけ送られたシートSはその状態を保
って、停止している。この間に、カム80cがカムフォロ
ア70cに当接することで中板70を押し下げる。上記のプ
レ給紙動作によって重送したシートSが給紙ローラ51と
分離ローラ53のニップ間にある場合、分離ローラ53が分
離動作を行った後、所定時間回転を停止していた給紙ロ
ーラ51は再給紙動作を開始し、引抜きローラ対55までシ
ートSを搬送する。
【0055】シートSを一旦停止させることにより、プ
レ給紙から再給紙にかけての一連の動作タイミングを常
時一定とすることができる。それにより、シート搬送の
安定性を高めることができる。また、中板70に支持され
ているシートの圧接解除時にシートSは停止しているた
め、シートSの先端位置を高精度で制御できるので、給
紙ローラ51と分離ローラ53のニップ位置から引抜きロー
ラ対55までの距離を短縮できる。このことにより、装置
の小型化が実現できる。さらに、シートSを一旦停止さ
せることで、シートを分離するための時間を確保するこ
とができる。給紙ローラ51に押圧していた中板70を離間
させた後に、分離動作を行えるため、確実かつ安定した
シート分離を実現する。
【0056】次に図8に示すフローチャート、図9に示
すタイミングチャートを用いて、マルチ給紙部からの給
紙動作の説明を行う。
【0057】給紙トレイ74上にシート束が積載された状
態で、不図示のスタートボタンが押されると、引抜きモ
ータM2、給紙モータM1がそれぞれ回転を開始し(step
1)、CPU40(図1参照)からは引抜きクラッチ60の
ONの信号が発信される(step2)。
【0058】次に所定時間経過後、CPU40からの信号
でソレノイド69をT1(Sec)ONさせ(step3)、制御
ギア80の1回転制御を開始させる。この動作によって、
先ほど詳細に説明したように、まず、中板70に支持され
ているシートが給紙ローラ51に圧接する。次に給紙ロー
ラ51が所定角A°だけ回転し、トレイ74に積載された最
上部のシートSが中板70の加圧力、及び給紙ローラ51の
表面の摩擦力によって、所定量L1だけ送り出される
(プレ給紙動作)。
【0059】なお、この給紙ローラ51の回転によって、
分離ローラ53は給紙方向に連れ回りする。ところで、上
記のプレ給紙動作において、シートが2枚以上重なって
給紙されてしまった場合(いわゆる重送)は、分離ロー
ラ53が重送したシートを戻すように作用はするが、この
時、中板70が揺動バネ72によって給紙ローラ51を押圧し
ているため、分離ローラ53による分離動作を阻害し、重
送したシートを戻すことができない可能性がある。
【0060】しかし、制御ギア80がさらに回転すること
により給紙駆動ギア65と制御ギア80の第2切欠部80bが
対向し、給紙ローラ51の回転が停止した後にカム80cと
カムフォロア70cが当接することで給紙ローラ51に圧接
していた中板70に支持されているシートを離間させるこ
とができる。
【0061】制御ギア80の回転が更に進行すると、給紙
ローラ51が再給紙動作を始めるため、一旦停止していた
シートSの搬送が再開され、シートSの先端が引抜きロ
ーラ対55に受け渡される。そして、再給紙動作によって
給紙ローラ51による所定量L2の搬送がなされた後、制
御ギア80が1回転を終了し給紙ローラ51への駆動伝達は
停止するが、引抜きローラ対55の回転が継続しているた
め、シートSはレジストローラ対81まで搬送される。
【0062】なおこの時、制御ギア80の第1切欠部80a
は給紙駆動ギア65の対向位置にあるため、給紙ローラ51
は無負荷の状態である。そのため、給紙ローラ51は引抜
きローラ対55によって搬送されているシートSにより、
回転力を受け、シートSの後端が給紙ローラ51と分離ロ
ーラ53のニップ間を通過するまで給紙ローラ51は連れ回
り(空転)する。
【0063】この引き抜き動作時においては、中板70は
給紙ローラ51から離間しているので次に給紙すべきシー
トは引抜かれているシートSから摩擦力は受けないので
重送しにくいのではあるが、万が一、次のシートが連れ
送りされてしまっても、給紙ローラ51の回転動作中は給
紙ローラ軸52に連結されている分離ローラ軸54が常にシ
ート給送方向と逆方向に回転しており、かつ中板70が給
紙ローラ51への押圧を解除され、離間しているので、そ
の時点でトルクリミッタ62の作用により、分離ローラ53
が逆転を開始して重送したシートを戻すことができ、重
送を確実に防止することができる。
【0064】また、給紙ローラ51と分離ローラ53のニッ
プでシートが詰まった場合や、引抜きローラ対55のニッ
プにシートが噛み込まれている際に、なんらかの要因や
故障等によりジャムを生じた場合、制御ギア80の非噛合
部と給紙駆動ギア65が対向位置にあるため、給紙ローラ
51はどちらの方向にも自由に回転できる。そのため、ジ
ャムしたシートを搬送方向と逆方向に引抜くことが可能
となり、ジャム処理が非常に容易となる。
【0065】これは、制御ギア80が欠歯部を有するギア
であり、さらに給紙ローラ51と分離ローラ53の駆動を連
結している構成のため達成できたものである。つまり、
給紙駆動ギア65と制御ギア80が噛合している時は、給紙
ローラ51はシート搬送方向と逆方向には回転せず、また
分離ローラ軸54も常に搬送方向と逆方向の駆動が伝達さ
れている。そのため、ワンウェイクラッチなどの回転を
規制する手段が必要ない。
【0066】また、給紙駆動ギア65と制御ギア80が噛合
を解除している場合は、給紙ローラ軸52は回転がフリー
になっており、搬送方向及び逆方向のいずれにも自由に
回転できる。そのため、ジャムしたシートを容易に搬送
方向と逆方向に引抜くことができる。また、搬送ローラ
対55によってシートが引抜かれている場合は、給紙ロー
ラ51は連れ回りし、その回転がプーリ57を介して分離ロ
ーラ軸54に伝達されて分離ローラ軸54は常時シートを戻
す方向に回転させておくことができる。
【0067】上記動作によってシートSの先端は、停止
しているレジストローラ対81のニップへ向けて搬送され
る。レジストローラ対81の上流側には、図2に示すよう
に、フォトインタラプタ等で構成されているシート検知
センサ82が配設されており、シートSの先端を検知して
(step4)、センサ82とレジストローラ対81までの距離
に対応した時間を計時するCPU40に設けられた図示し
ないタイマー手段により、引抜きローラ対55とレジスト
ローラ対81の間に適正なループを形成すべく(図7(h)
の状態参照)、引抜きクラッチ60の停止タイミングを制
御する信号を発している(step6)。
【0068】このループがシートSの斜行送りを矯正す
る手段として形成されるのは公知のことである。さらに
シートSは感光ドラム12もしくは、画像を露光する光学
装置等より発せられた画像先端同期信号により、レジス
トローラ対81を回転させることで、シートSが再び搬送
され、感光ドラム12上に送り込まれて、トナー像がその
表面に転写される。
【0069】そしてシートSの後端がシート検知センサ
82を抜けてから所定時間T2(Sec)経過して、シートS
の後端が確実にレジストローラ対81のニップを通過して
からレジストクラッチ83(図2参照)をOFFさせる
(step9、10、11)。なお、トナー像がその表面に転写
されたシートSは、定着器22により画像が定着されて排
紙トレイ25に排出される。
【0070】以下、同様の動作を設定枚数終了するまで
繰り返し(step12)、設定枚数が終了すると、引抜きク
ラッチ60をOFFした後に(step13)、給紙モータM
1、引抜きモータM2をそれぞれ停止し(step14)、終了
する。
【0071】以上説明したように、給紙ローラ51と分離
ローラ軸54の回転/停止制御及び給紙ローラ51に対する
中板70の加圧/圧解除を、1個のソレノイド69とバネク
ラッチ68によって1回転制御される制御ギア80のよって
動作させることにより、その構成を簡略化することがで
きた。更に、分離ローラ軸54を給紙ローラ軸52と駆動連
結することで、従来の給紙装置で必要だったワンウェイ
クラッチ等の回転方向を規制する手段が不要となり、給
紙装置のコストを低減できるばかりか、引抜きローラ対
55による用紙の引抜き時に給紙ローラ51がシートの搬送
によって連れ回りすることで、分離ローラ軸54を戻し方
向へ常時回転させることができるため、分離性能が向上
した。
【0072】また、本実施形態では、制御ギア80が初期
状態にある時、制御ギア80の第1切欠部80aと給紙駆動
ギア65が対向しているため、給紙ローラ51および分離ロ
ーラ53はトルクリミッタ62の回転抵抗は作用するもの
の、自由な方向へ回転させることができる。これによ
り、給紙部でジャムが発生した際、ジャム紙を給紙方
向、給紙反対方向のいずれにも引抜くことが可能とな
り、使用者のジャム処理性が大きく向上した。
【0073】また、シートSが引抜きローラ対55手前ま
で搬送された時点でシートを一旦停止させ、その上で中
板70を離間させることにより、シート積載枚数による中
板70の圧解除タイミングのずれの影響をキャンセルし、
非常に安定した給紙を行うことができる。
【0074】更には、給紙ローラ51に対して中板70を加
圧/離間させて、ピックアップ動作を行うので、従来例
のようなピックアップローラが不要であり、低価格でコ
ンパクトな給紙装置を提供できる。
【0075】また通常状態においては、中板70は、給紙
ローラ51から離間しているため、使用者がシート束をセ
ットする際にその操作の邪魔にならない。更に、使用者
はシート束をセットする際、シート束の先端を突き当て
板78に突き当てるだけで正確なセットを行うことがで
き、その操作は非常に容易で操作性に優れている。これ
により、使用者の誤操作によるジャムの発生は防止でき
るため、従来例のようなシャッター部材やシャッター制
御手段は不要である。これらの簡略化によって、低価格
でコンパクトな装置を提供することができる。
【0076】また、上記の中板70と給紙ローラ51および
分離ローラ軸54の連動動作は中板70を制御するカム部80
cと2個所の切欠部80a,80bを一体的に構成した制御
ギア80によって動作させるため、プレ給紙タイミング、
再給紙タイミング、中板70の加圧/離間タイミングは該
切欠き部80a,80bと、カム部80cの位相角のみによっ
て決定されることになり、バラツキ要因の非常に少ない
安定した給紙/分離動作が実現される。そして、前記給
紙ローラ51、分離ローラ軸54の回転/停止及び中板70の
加圧/圧解除の制御はソレノイド69の1回のON/OF
F信号のみでよく、制御が非常に容易となり、その制御
精度も厳しく要求されない。言うまでもないが、装置も
大幅に簡略化される。
【0077】なお、本実施形態においては、上記制御ギ
ア80について、ギア部とカム部を一体構成するように説
明したが、これらの位相角を調整できるように分割して
構成しても良い。
【0078】また、本実施形態においては、制御ギア80
の1回転制御の方法として、バネクラッチを用いるよう
に説明したが、これに限定されず、例えば、給紙モータ
M1をステッピングモータにて1回転制御するようにし
ても良い。
【0079】また、本実施形態の説明においては、給紙
ローラ51、分離ローラ53及び中板の駆動手段として給紙
モータM1、引抜きローラ55の駆動手段として引抜きモ
ータM2を使用するように説明したが、これに限定され
ず、感光ドラム12や、定着器22を駆動するためのメイン
モータ等から駆動を分配しても良いというのは言うまで
も無い。
【0080】また、本実施形態においては制御ギア80に
は2個所の切欠部を設けるように説明したが、たとえは
切欠部80bをなくすことも可能である。該切欠部80bを
なくす場合、シートSのプレ給紙時における一旦停止は
なくなるため、シート積載枚数によりシートSの搬送位
置に対する圧解除タイミングにずれが生じる。しかし、
シートSの先端が引抜きローラ対55に到達するまでには
中板70の離間を行えるため、分離ローラによる分離動作
が阻害されることはなく、重送を防止することができ
る。この場合、上記の通りプレ給紙動作でシートSを一
旦停止させないので、その分短い時間間隔で給紙開始動
作を行うことができ、生産性を高める手段として有効で
ある。
【0081】また、本実施形態では給紙ローラ軸52と分
離ローラ軸54とにプーリ57、58を取り付け、両プーリ5
7,58をベルト61で連結して給紙モータM1からの駆動を
伝達する構成を示したが、これは給紙ローラ軸52に連結
ギアを取り付けると共に、分離ローラ軸54に分離ローラ
ギアを取り付け、前記連結ギア及び分離ローラギアとに
噛合するアイドラギアで駆動を伝達するように連結した
構成でも、同様の効果を得ることができる。
【0082】また、本実施形態では、本発明をマルチ給
紙部に適用した例に挙げて説明したが、もちろんカセッ
ト給紙部や、デッキ給紙部においても適用可能である。
【0083】また、本実施形態においては、本発明の給
紙装置を画像形成装置としての複写機に適用した例とし
て説明したが、これに限定されず、例えば、本発明の給
紙装置のシート搬送方向下流側に画像読取り部を設ける
ことにより、画像読取装置に適用することも可能であ
る。
【0084】
【発明の効果】以上、詳細に説明した通り、本発明にあ
っては給紙ローラにシートを押圧していたシート支持手
段による圧接を解除した後に分離動作を行えるため、確
実かつ安定したシート分離を実現することができる。
【0085】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における給紙装置を備えた複写
機の概略断面図である。
【図2】本発明の実施例における手差し給紙装置の要部
断面図である。
【図3】本発明の実施例における手差し給紙装置の駆動
展開図である。
【図4】本発明の実施例における制御ギアの制御時の状
態を示す図である。
【図5】本発明の実施例における制御ギアの制御時の状
態を示す図である。
【図6】本発明の実施例における手差し給紙部の制御時
の状態を示す図である。
【図7】本発明の実施例における手差し給紙部の制御時
の状態を示す図である。
【図8】本発明の実施例における手差し給紙時の動作の
フローチャートである。
【図9】本発明の実施例における手差し給紙時の動作の
タイミングチャートである。
【図10】従来の手差し給紙部の要部断面図である。
【図11】従来の手差し給紙部の駆動展開図である。
【符号の説明】
M1 …給紙モータ M2 …引抜きモータ O …原稿 S …シート 1 …複写機本体 2 …原稿台 3 …原稿圧着板 4 …ランプ 5,6,7,8,9,10 …反射ミラー 11 …結像レンズ 12 …感光ドラム 13 …帯電器 14 …現像器 19 …転写帯電器 20 …分離帯電器 21 …搬送部 22 …定着器 24 …排出ローラ 25 …排出トレイ 26 …クリーナ 30,31,32,33 …シートカセット 34,35,36,37 …カセット給紙部 40 …CPU 51 …給紙ローラ 52 …給紙ローラ軸 53 …分離ローラ 54 …分離ローラ軸 55 …引抜きローラ対(搬送手段) 55a …引抜き駆動ローラ 55b …引抜き従動ローラ 56a,56b …バネ 57 …プーリ(連結手段) 58 …プーリ(連結手段) 59,60a …ギア 60 …引抜きクラッチ 61 …ベルト(連結手段) 62 …トルクリミッタ(トルクリミッタ手段) 63 …前側板 64 …後側板 64a …孔 65 …給紙駆動ギア 68 …バネクラッチ(定量回転手段) 68a …伝達ギア 69 …制御用ソレノイド(定量回転手段) 70 …中板(シート支持手段) 70a,70b …支点部 70c …カムフォロア(加圧離間手段) 71 …フェルト 72a,72b …揺動バネ(加圧離間手段) 73a,73b …バネ 74 …給紙トレイ 75 …案内ガイド 78 …突き当て板 80 …制御ギア(伝達手段) 80a,80b …切欠部 80c …カム(加圧離間手段) 80d …第1ギア部 80e …第2ギア部 81 …レジストローラ対 82 …シート検知センサ 83 …レジストクラッチ 90 …駆動軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−157085(JP,A) 特開 平11−11709(JP,A) 特開 平8−225167(JP,A) 特開 平10−139181(JP,A) 特開 平5−24683(JP,A) 特開 昭60−26541(JP,A) 実開 平5−89339(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 3/06

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを支持するための変位可能なシー
    ト支持手段と、 前記シート支持手段に支持されたシートと圧接し、シー
    トの搬送方向に回転してシートを送り出す給紙ローラ
    と、 前記給紙ローラから送り出されたシートを分離するため
    に前記シートを戻す方向へ回転する分離ローラと、 前記給紙ローラのシート搬送方向下流側に設けられ、前
    記給紙ローラから送り出されたシートを搬送するための
    搬送手段と、 前記給紙ローラをシートの搬送方向及びその逆方向に自
    在に回動させるために前記給紙ローラを軸支する給紙ロ
    ーラ軸に回転力を伝達する伝達手段と、 前記給紙ローラを回転させるために前記伝達手段によっ
    て伝達された回転力を前記分離ローラに伝達するため、
    前記給紙ローラ軸と前記分離ローラを軸支する分離ロー
    ラ軸とを機械的に連結する連結手段と、 前記シート支持手段に支持されているシートを前記給紙
    ローラに圧接または圧接解除させるよう、前記シート支
    持手段を変位させる加圧離間手段と、 を有し、 前記加圧離間手段による前記給紙ローラに対する前記シ
    ート支持手段に支持されているシートの圧接は、前記給
    紙ローラから送り出されたシートが前記搬送手段に到達
    する前に前記加圧離間手段により解除されることを特徴
    とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記伝達手段は、前記給紙ローラの回転
    を制御する制御ギアであり、前記制御ギアは、前記給紙
    ローラ軸に設けられた給紙駆動ギアに噛合する噛合部
    と、前記給紙駆動ギアに噛合しない非噛合部と、を有す
    る欠歯ギアであることを特徴とする請求項1に記載の給
    紙装置。
  3. 【請求項3】 給送動作時に前記伝達手段を定量回転さ
    せる定量回転手段を有することを特徴とする請求項1に
    記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記定量回転手段は、前記制御ギアを軸
    支する駆動軸に設けられたクラッチと、前記クラッチを
    動作させるソレノイドとを有することを特徴とする請求
    項3に記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 前記連結手段は、前記給紙ローラ軸と前
    記分離ローラ軸とに張架されたプーリ部材であることを
    特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  6. 【請求項6】 前記連結手段は前記給紙ローラ軸に設け
    られた連結ギアと、前記分離ローラ軸に設けられた分離
    ローラギアと、前記連結ギア及び前記分離ローラギアと
    に噛合するアイドラギアであることを特徴とする請求項
    1に記載の給紙装置。
  7. 【請求項7】 前記加圧離間手段は、前記制御ギアに一
    体に設けられたカムと、前記シート支持手段に設けら
    れ、該カムと当接するカムフォロアと、前記シート支持
    手段を前記給紙ローラ方向に付勢する揺動バネと、を有
    し、前記カムが前記カムフォロアに当接することで、前
    記シート支持手段を前記給紙ローラに加圧する方向に付
    勢している前記揺動バネに抗して、前記給紙ローラから
    離間させ、また、前記カムと前記カムフォロアが離間す
    ることで、前記揺動バネの付勢力により前記シート支持
    手段に支持されているシートが前記給紙ローラに圧接す
    ることを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  8. 【請求項8】 前記シート支持手段の前記給紙ローラか
    らの離間は、前記制御ギアの非噛合部が前記給紙駆動ギ
    アに対向する位置に達し、前記給紙ローラの回転が停止
    した際に行われることを特徴とする請求項7に記載の給
    紙装置。
  9. 【請求項9】 前記分離ローラは、前記分離ローラに所
    定のトルクを付与するトルクリミッタ手段を有すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記
    載の給紙装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項9のいずれか1項
    に記載の給紙装置と、前記給紙装置から送り出されたシ
    ートに画像を形成する画像形成手段と、を備えることを
    特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至請求項9のいずれか1項
    に記載の給紙装置と、前記給紙装置から送り出されたシ
    ートの画像を読み取る画像読取手段と、を備えることを
    特徴とする画像読取装置。
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