JP2882480B1 - Rake受信機 - Google Patents

Rake受信機

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JP2882480B1
JP2882480B1 JP8510898A JP8510898A JP2882480B1 JP 2882480 B1 JP2882480 B1 JP 2882480B1 JP 8510898 A JP8510898 A JP 8510898A JP 8510898 A JP8510898 A JP 8510898A JP 2882480 B1 JP2882480 B1 JP 2882480B1
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Abstract

【要約】 【課題】 受信信号の特性に適応させてRAKE合成に
有効な信号のみを選択してRAKE合成を行うRAKE
受信機を提供する。 【解決手段】 レベル測定部3は、逆拡散された受信信
号のレベルを測定し、適応しきい値判定部8は、可変し
きい値を変化させながら逆拡散された受信信号のレベル
がこの可変しきい値を超える出現頻度を計数し、この出
現頻度の増分の変化特性に基づいて、先行波および遅延
波と雑音とを識別するための判定しきい値を設定し、逆
拡散された受信信号のレベルがこの判定しきい値を超え
るタイミングを判別してタイミング情報を出力する。パ
ス選択部6では、乗算器5により位相同相化および重み
付けされている逆拡散された受信信号を、タイミング情
報に対応して選択的に前記RAKE合成部に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスペクトル拡散通信
システムに用いるRAKE受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】DS−CDMA方式に用いられるスペク
トル拡散通信システムにおいては、受信側でRAKE受
信を行うことにより、熱雑音に対する信号電力比を向上
させることができる。RAKE受信とはマルチパス伝搬
路において、遅延時間が異なり独立なフェージング変動
を受けた先行波、遅延波が重畳された受信信号から、逆
拡散処理により先行波、遅延波を分離し、その先行波、
遅延波の遅延時間を揃え、かつ、位相の同相化および、
受信信号レベルに応じた重み付けを行いRAKE合成
(最大比合成)することで、ダイバーシチ効果を得るも
のである。広帯域DS−CDMAにおいては、チップレ
ートを高くすることができるため、受信信号が多くのマ
ルチパスに分離されることからRAKE受信の効果が大
きい。
【0003】図7は、従来の2段階しきい値マルチパス
選択法を用いたRAKE受信機の構成図である。図中、
1はマッチドフィルタ、2は伝搬路変動推定部、3はレ
ベル測定部、4は複素共役部、5は乗算器、7はRAK
E合成部、101は2段階マルチパス選択部、102は
しきい値設定部である。2段階しきい値マルチパス選択
法は、福本暁他2名、「電子情報通信学会技術研究報告
RCS97−119」(1997−10)p.43−4
8等で知られたものである。RAKE受信においては、
受信信号を逆拡散した相関出力から、雑音成分とマルチ
パス成分を分離し、マルチパス成分のみをダイバーシチ
合成することが必要となる。図示の構成では、2段階に
しきい値を設定することにより、ダイバーシチ合成を行
う対象とするマルチパスの入力信号の選択を行ってい
る。
【0004】図示の例では、スペクトル拡散された受信
信号をマッチドフィルタ1において逆拡散し相関波形
(遅延プロファイル)を出力し、RAKE合成部7にお
いてRAKE受信を行う場合の構成例である。なお、受
信信号は、送信データがQPSK変調され、さらにQP
SKで拡散変調されたものである。
【0005】マッチドフィルタ1は、受信信号の拡散符
号に整合した回路となっている。マッチドフィルタ1の
相関出力は、伝搬路変動推定部2、レベル測定部3、乗
算器5に出力される。伝搬路変動推定部2においては、
パイロットシンボルを用いたPSA(Pilot symbol a
veraging coherent detection)方式のチャネル評価
によって伝搬路変動を推定し、RAKE合成時に必要と
なる位相同相化を行うための各マルチパスの位相およ
び、RAKE合成時の重み付けの値を求める。
【0006】レベル測定部3は、相関出力から各マルチ
パスの受信信号レベルを測定する。複素共役部4および
乗算器5は、上述した位相同相化および重み付けのため
に、伝搬路変動推定部2による推定結果の複素共役をと
って、これを相関出力に乗算する。2段階マルチパス選
択部101は、乗算器5の出力を入力して2段階のしき
い値を用いてマルチパス選択を行ない、RAKE合成部
7に出力する。しきい値設定部102は、レベル測定部
3の出力を入力してこの2段階のしきい値を設定するブ
ロックである。
【0007】図8は、受信信号のフレーム構成図であ
る。1フレームは複数のスロットからなり、1スロット
には、先頭に数個のパイロットシンボルがあり、これに
データシンボルが続くものである。ここで、パイロット
シンボルとは、伝搬路の状態の測定をするために用いる
シンボルであり、送信側と受信側との間で既知のデータ
からなる。データシンボルは、送信情報を伝送するため
のシンボルである。
【0008】上述したフレーム構成の受信信号が、図7
のマッチドフィルタ1に入力されてスペクトルの逆拡散
が行われる。この逆拡散は、マッチドフィルタ1にあら
かじめ設定された参照系列と受信信号の相関をとること
に相当する。参照系列は受信信号の拡散符号に整合した
系列である。マッチドフィルタ1が出力する相関出力中
には、受信信号の伝搬路の各マルチパスが時間分離され
た状態で出力されている。なお、この時の各マルチパス
は、伝搬路の変動により振幅と位相がマルチパス毎に変
動したものとなっているが、相関波形には、この振幅、
位相変動が含まれた形で出力される。
【0009】レベル測定部3がレベルを測定する単位期
間は、効率を考えて図8に示したパイロットシンボル区
間とするが、データシンボル区間を含めた全区間として
もよい。この単位期間は、例えば1拡散周期とすること
もできる。しきい値の更新方法には、種々の方法がある
が、しきい値設定部102は、例えば、しきい値を1ス
ロットの最初のパイロットシンボル区間のレベル測定か
ら決定し、続くデータシンボル区間における逆拡散され
たデータシンボルの判定に使用し、次のスロットのパイ
ロットシンボル区間のレベル測定によってしきい値を更
新する。しきい値の更新方法は、電波伝搬環境の変化速
度、移動通信端末の移動速度に応じて、適当な値に設定
する。
【0010】伝搬路変動推定部2においては、相関出力
から伝搬路の各マルチパスを分離し、受信信号中の図8
に示されるパイロットシンボルを検出し、このパイロッ
トシンボルの情報(振幅、位相等)が受信側に既知であ
ることを利用し、各マルチパスにおけるフェージング変
動の振幅、位相変動量を測定し、その測定結果によりデ
ータシンボルにおける各マルチパスのフェージング変動
を測定する。
【0011】複素共役部4においては、伝搬路変動推定
部2で得られた各マルチパスのフェージング変動の複素
共役をとり、その結果を乗算器5において、マッチドフ
ィルタ1の出力である相関出力に乗積する。マッチドフ
ィルタ1の相関出力においては、スペクトル拡散通信の
性質によりマルチパス伝搬路による先行波、遅延波など
の各マルチパスが遅延時間差により分離され出力されて
いるが、この各マルチパスはそれぞれ独立なフェージン
グ変動により振幅、位相が変動している。この各マルチ
パスに伝搬路変動推定部2で推定した各マルチパスの振
幅、位相変動の推定値の複素共役を乗積することにより
位相変動を取り除き、各マルチパスの振幅を乗積するこ
とができる。位相変動を取り除くことは、各マルチパス
の位相変動を同相化することに相当する。また、この振
幅変動の推定値の乗積動作は、RAKE合成時の各マル
チパスの重み付けを行うことに相当する。
【0012】レベル測定部3においては、マッチドフィ
ルタ1の出力から、各マルチパスの受信信号レベルを測
定する。2段階マルチパス選択部101では、この各マ
ルチパスの受信信号レベルの測定結果と、しきい値判定
部102に設定されたしきい値を用いて、乗算器5の出
力からRAKE合成に用いるマルチパスを選択する。次
に、このマルチパス選択の詳細を図9を参照して説明す
る。
【0013】図9は、図7に示したしきい値選択部およ
び2段階マルチパス選択部の操作を説明するための受信
信号のレベルを示す図である。図中、縦軸は受信信号レ
ベルを示し、横軸は先行波、遅延波の各マルチパスの遅
延時間を示す時間軸である。また、a〜pは、レベル測
定部3から出力される各マルチパスの受信信号レベルを
サンプリングしたものであるが、以下単にサンプルa〜
pという。各サンプルa〜pのレベルは、マルチパスま
たは雑音のレベルを示している。ここで、サンプルa,
サンプルb,サンプルd,サンプルkを、マルチパスに
よる先行波、遅延波の受信信号レベルを示すサンプルと
し、他のサンプルを雑音のサンプル値とする。
【0014】通信が成立するためには、マルチパスによ
る先行波、遅延波は、雑音レベルよりも大きい必要があ
る。そこで、2段階マルチパス選択部101およびしき
い値設定部102においては、以下の手順でパス選択を
行う。図9のサンプルa〜pにおいて、サンプルの個数
をLとしたとき、このL個のサンプル中で最小受信電力
min および最大受信電力Smax を検出する。次にS
min に対し、雑音のみのサンプルを合成しないために、
しきい値Δnoiseを設定する(Δnoise≧
0)。
【0015】一方、Smax に対し、RAKE合成に有効
な信号を有するサンプルを選択するために、しきい値Δ
RAKEを設定する(ΔRAKE≧0)。サンプルa〜
pのうち、レベルS(l)が以下の条件を満たすサンプ
ルのみを選択する。 S(l)≧max{Smin +Δnoise,Smax −Δ
RAKE} ここで、max{A,B}はA,Bで大きいほうの値を
取ることを意味する。
【0016】以上の結果、ΔRAKE、Δnoiseの
設定が正しくなされていたとすると、サンプルa〜pか
らマルチパスの先行波、遅延波の受信信号レベルを示す
サンプルのみを選択することができ、雑音によるサンプ
ルを選択しないことが可能となる。図12の例において
は、 (Smin +Δnoise)<(Smax −ΔRAKE) であるので、(Smax −ΔRAKE)よりもレベルの大
きいサンプルが選択されることになり、マルチパスの受
信信号レベルを示す、サンプルa,サンプルb,サンプ
ルd,サンプルkが選択される。
【0017】2段階マルチパス選択部106では、上述
した方法でマルチパスのサンプルの選択を行ない、選択
されたサンプルと同じタイミングの乗算器5の出力をR
AKE合成部7へ出力する。RAKE合成部7において
は、2段階マルチパス選択部101において選択された
マルチパスのサンプルのタイミングに対応する、乗算器
5の出力のみが入力され、その信号を合成することで、
雑音のみの信号を除外し、RAKE合成に有効な信号の
みで合成を行うことが可能となる。
【0018】しかし、実際の伝搬路においては、フェー
ジングによるレベル変動の大きさや雑音レベルは伝搬路
によって異なるものである。従って、伝搬環境が変れ
ば、これらレベル変動や雑音変動は大きく異なってく
る。従って、従来のRAKE受信部においては、上述し
たパラメータΔRAKE,Δnoiseの両方を適切に
選択しなかった場合では、次のような問題がある。
【0019】(1)ΔRAKEが最適値よりも小さい場
合においては、マルチパスの受信信号レベルを示すサン
プルa〜pのレベルの最小値よりもSmax −ΔRAKE
が大きくなるため、本来RAKE合成に使用できるサン
プルのすべてをRAKE合成に使用することはできなく
なり特性が劣化する。 (2)ΔRAKEが最適値よりも大きく、Δnoise
が最適値よりも小さい場合においては、雑音レベルのサ
ンプル値がSmax −ΔRAKEよりも大きくなり、本来
RAKE合成に使用できない雑音成分まで合成すること
になり特性が劣化する。 (3)Δnoiseが最適値よりも大きい場合、マルチ
パスの受信信号レベルを示すサンプルa〜pのレベルの
最小値よりもSmin +Δnoiseが大きくなり、本来
RAKE合成に使用できるサンプルのすべてをRAKE
合成に使用することはできなくなり特性が劣化する。 等の問題が生じ、雑音のみの信号を除外し、RAKE合
成に有効な信号のみで合成を行うことが困難となる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上述
した問題点を解決するためになされたもので、受信信号
の特性に適応させてRAKE合成に有効な信号のみを選
択してRAKE合成を行うRAKE受信機を提供するこ
とを目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
おいては、受信信号を逆拡散しRAKE合成を行うRA
KE受信機において、レベル測定部、適応しきい値判定
部、パス選択部、およびRAKE合成部を有し、前記レ
ベル測定部は、逆拡散された受信信号のレベルを測定す
るものであり、前記適応しきい値判定部は、前記レベル
測定部の出力を入力するとともに、可変しきい値を設定
し、該可変しきい値を変化させながら前記逆拡散された
受信信号のレベルが前記可変しきい値を超える出現頻度
を計数し、前記出現頻度の増分の変化特性に基づいて、
先行波および遅延波と雑音とを識別するための判定しき
い値を設定し、前記逆拡散された受信信号のレベルが前
記判定しきい値を超えるタイミングを判別してタイミン
グ情報を出力するものであり、前記パス選択部は、前記
逆拡散された受信信号または前記逆拡散された受信信号
に基づく逆拡散信号を、前記タイミング情報に対応して
選択的に前記RAKE合成部に出力するものである。従
って、先行波および遅延波と雑音とを識別するための判
定しきい値を、逆拡散された受信信号の特性に適応させ
て設定することができ、RAKE合成に有効な信号のみ
を容易に選択してRAKE合成を行うことができる。
【0022】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載のRAKE受信機において、前記適応しきい値
判定部は、前記可変しきい値を低くする方向に変化さ
せ、前記増分が所定の基準値を超えるときの可変しきい
値に基づいて、前記判定しきい値を設定するものであ
る。従って、遅延波と雑音とを識別するための判定しき
い値を、簡易な構成で実現することができる。
【0023】請求項3に記載の発明においては、請求項
1または2に記載のRAKE受信機において、前記パス
選択部は乗算部を有し、該乗算部は、前記逆拡散された
受信信号または前記逆拡散された受信信号に基づく逆拡
散信号に前記タイミング情報を乗算して、前記逆拡散さ
れた受信信号または前記逆拡散された受信信号に基づく
逆拡散信号を、前記タイミング情報に対応して選択的に
出力するものである。従って、簡単な構成でパス選択部
を実現することができる。
【0024】請求項4に記載の発明においては、請求項
1または2に記載のRAKE受信機において、前記パス
選択部は乗算部を有し、該乗算部は、前記逆拡散された
受信信号と、伝搬路推定部の出力に基づいて生成され前
記逆拡散された受信信号を重み付けし位相同相化するた
めの位相同相化信号と、前記タイミング情報とを乗算す
ることにより、前記逆拡散された受信信号を、重み付け
し位相同相化するとともに前記タイミング情報に対応し
て選択的に出力するものである。従って、簡単な構成で
パス選択部を実現することができる。
【0025】請求項5に記載の発明においては、請求項
1または2に記載のRAKE受信機において、前記パス
選択部は乗算部および切り替え器を有し、前記切り替え
器は、伝搬路推定部の出力に基づいて生成され前記逆拡
散された受信信号を重み付けし位相同相化するための位
相同相化信号を、前記タイミング情報に対応して選択的
に出力するものであり、前記乗算部は、前記逆拡散され
た受信信号に前記切り替え器の出力を乗算することによ
り、前記逆拡散された受信信号を、重み付けし位相同相
化するとともに前記タイミング情報に対応して選択的に
出力するものである。従って、簡単な構成でパス選択部
を実現することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のRAKE受信機
の第1の実施の形態の構成図である。図2は、図1の適
応しきい値判定部8の一具体例の構成図である。図3
は、図2に示した適応しきい値判定部の動作を説明する
ための受信信号のレベルを示す図であり、各サンプルの
値および時間は図9と同一である。
【0027】図1において、図7と同様な部分には同じ
符号を付して説明を省略する。6はパス選択部、8は適
応しきい値判定部であり、この適応しきい値判定部8
は、パス選択部6で選択するパスを求めるためのもので
ある。従来技術と比較して、図7の2段階マルチパス選
択部101がパス選択部6に置き換わり、しきい値判定
部102が適応しきい値判定部8に置き換わっている。
なお、フレーム構成は図8に示されるものと同一であ
る。
【0028】レベル測定部3は、逆拡散された受信信号
のレベルを測定し、適応しきい値判定部8は、レベル測
定部3の出力を入力し、可変しきい値を変化させながら
逆拡散された受信信号のレベルがこの可変しきい値を超
える出現頻度を計数し、この出現頻度の増分の変化特性
に基づいて、先行波および遅延波と雑音とを識別するた
めの判定しきい値を設定し、逆拡散された受信信号のレ
ベルがこの判定しきい値を超えるタイミングを判別して
タイミング情報を出力する。パス選択部6では、逆拡散
された受信信号、この例では、乗算器5により位相同相
化および重み付けされている逆拡散された受信信号を、
タイミング情報に対応して選択的にRAKE合成部7に
出力する。RAKE合成部7では、パス選択部6の出力
をRAKE合成することで、雑音信号を除外し、RAK
E合成に有効な信号を用いて合成を行う。
【0029】なお、図7においても説明を簡単にするた
めに省略したが、乗算器5におけるマッチドフィルタ1
の出力と複素共役部4から出力される位相同相化信号と
のタイミング合わせ、2段階マルチパス選択部101で
の乗算部5の出力としきい値設定部102の出力とのタ
イミング合わせ等のために、時間遅延手段あるいはバッ
ファ等を適宜設ける。あるいは、マッチドフィルタ1の
出力を一旦メモリに記憶させ、後続の各処理ブロックが
必要なサンプルデータをこのメモリから取り出して処理
することができる。例えば、レベル測定部3は、このメ
モリからパイロットシンボル区間のサンプルデータを取
り出して処理を行う。
【0030】図2に示す適応しきい値判定部において、
9は第1しきい値判定部、10は第2しきい値判定部、
11は第1サンプル計数部、12は第2サンプル計数
部、13は比較器、14はしきい値再設定制御部であ
る。第1しきい値判定部9,第2しきい値判定部10
は、図1のレベル測定部3の出力を入力し、それぞれ所
定の可変しきい値と比較を行い、しきい値が超えたかど
うかを表すタイミング情報を出力する。第1サンプル計
数部11,第2サンプル計数部12は、それぞれ、第1
しきい値判定部9,第2しきい値判定部10のタイミン
グ情報を計数し、比較器13は、第1サンプル計数部1
1,第2サンプル計数部12の出力を比較して、後者の
計数値から前者の計数値を引いた差をしきい値再設定制
御部14に出力する。
【0031】しきい値再設定制御部14は、上述した差
を所定の基準値と比較し、所定の基準値を超えないとき
には、第1しきい値判定部9,第2しきい値判定部10
の各可変しきい値を変更する。この一連の動作は、上述
した差が所定の基準値を超えるまで繰り返され、このと
きの第1しきい値判定部9の可変しきい値を、判定しき
い値として、この判定しきい値を超えたサンプルのタイ
ミング情報が図1のパス選択部6に出力される。
【0032】図3を参照しながら、図1、図2の適応し
きい値判定部8、パス選択部6の動作を説明する。図3
には、レベル測定部3における各マルチパスの受信レベ
ルの測定結果が1単位期間について示されている。ここ
で、図9と同様に、サンプルa,b,d,kがマルチパ
スによる先行波、遅延波によるサンプルであり、それ以
外は雑音のサンプルである。
【0033】通常の場合、スペクトル拡散の拡散率は十
分大きな値が用いられるため、1拡散周期の全サンプル
数に対して、マルチパスにおける先行波、遅延波の個数
は十分少ない。また通信が成立するためには、信号の復
調に用いることのできる先行波、遅延波は、雑音のレベ
ルよりも大きいものである。上述したように、しきい値
の値を大きい値から小さい値へと変化させながら、その
しきい値を超えるサンプル数の個数を計数する。この個
数は、単位期間当たりの個数であるから、しきい値を超
えるレベルをとるサンプルの単位期間あたりの出現頻度
を意味する。
【0034】しきい値が比較的大きい時において、しき
い値を超えるのは、信号の復調に用いることのできる先
行波、遅延波がほとんどであるため、増分の値は小さい
ものとなる。これに対し、しきい値の値をさらに小さい
値に変化させた時には、先行波、遅延波に加え、雑音の
サンプルもしきい値を超えることになる。ここで、マル
チパスにおける先行波、遅延波の個数に対して、雑音の
サンプル数が多いため、上述した増分の値は大きくな
る。従って、増分の値を所定の基準値と比較して、所定
の基準値を超えたときのしきい値に基づいて判定用のし
きい値を設定すれば、マルチパスにおける先行波、遅延
波のサンプルと雑音のサンプルとを識別することができ
る。シミュレーション結果の一例によれば、通常の電波
伝搬状況においては、0.1Smax 〜0.07Smax
近でしきい値を低下させると、しきい値を超えるサンプ
ル数が増大する。
【0035】上述したように、しきい値を最大レベルの
側から低くする方向に変化させて、上述した増分が所定
の基準値を超えるときの可変しきい値に基づいて、判定
しきい値を設定している。しかし、逆に、しきい値を最
小レベルの側から高くする方向に変化させて、増分が所
定の基準値を超えなくなるときの可変しきい値を求めて
もよい。
【0036】図2において、初期状態では、第1しきい
値判定部9,第2しきい値判定部10には、しきい値の
初期値が設定されている。なお、第1しきい値判定部9
のしきい値、第2しきい値判定部10のしきい値は、い
ずれも逆拡散された受信信号中の最大受信電力Smax
対する比率で決定され、第1しきい値判定部9のしきい
値は、第2しきい値判定部10のしきい値よりも大きい
値とする。ここで、第1しきい値判定部9、第2しきい
値判定部10に設定されたしきい値の初期値を、それぞ
れ、図3のS1 ,S2 とすると、S1 =nSmax 、S2
=mSmax となる。ただし、m<n<1である。
【0037】第1サンプル計数部11では、第1しきい
値判定部9が出力するタイミング情報を入力して、第1
しきい値判定部9で設定されたしきい値を超えたサンプ
ル数を計数する。同様に、第2サンプル計数部12で
は、第2しきい値判定部10が出力するタイミング情報
を入力して、第2しきい値判定部10で設定されたしき
い値を超えたサンプル数を計数する。
【0038】図3の例では、この初期状態において、第
1サンプル計数部11の出力は2、第2サンプル計数部
12の出力は3となる。なお、しきい値S1 ,S2 を超
えたサンプルa,b,dは、マルチパスによる先行波、
遅延波によるサンプルである。比較器13においては、
第1サンプル計数部11、第2サンプル計数部12の出
力値を比較する。比較器13では、この第2サンプル計
数部12の出力値から、第1サンプル計数部11の出力
値を減算する。従って、この比較器の13の出力は、し
きい値を低くしたときに、逆拡散された受信信号がしき
い値を超えるサンプル数の増分である。この増分は、逆
拡散された受信信号のサンプルの中で、2つのしきい値
1 ,S2 の間のレベルをとるサンプルの個数である。
【0039】初期状態において、第1サンプル計数部1
1の出力は2、第2サンプル計数部12の出力は3であ
るので比較器13の出力は+1となる。しきい値再設定
制御部14では、所定の基準値を保持しており、比較器
13の出力がこの基準値よりも小さい場合、第1しきい
値判定部9,第2しきい値判定部10のしきい値を、そ
れぞれ小さな値に再設定しなおす。
【0040】そして、第1しきい値判定部9,第2しき
い値判定部10は、同様にして、再設定されたしきい値
を用いて、これらのしきい値を超えたかどうかを出力す
る。比較器13では、第2サンプル計数部12の出力値
から第1サンプル計数部11の出力値を減算して、再設
定された2つのしきい値の間のレベルをとるサンプルの
個数を得る。このしきい値の再設定、しきい値を超えた
サンプル数の計数、および、比較の動作は、比較器13
の出力が上述した所定の基準値を超えるまで繰り返され
る。
【0041】しきい値再設定部14の所定の基準値を+
3とした場合、初期状態における比較器13の出力は+
1であり、基準値よりも小さいため、第1しきい値判定
部9、第2しきい値判定部10のしきい値をより小さい
ものに再設定する。この第1しきい値判定部9,第2し
きい値判定部10の再設定後のしきい値の値を、それぞ
れ図3に示されるS2 、S3 とする。
【0042】この再設定後のしきい値に対して、第1サ
ンプル計数部11,第2サンプル計数部12,比較器1
3では、初期状態のときと同様に、しきい値を超えたサ
ンプル数の計数および比較を行う。第1サンプル計数部
11の出力は3、第2サンプル計数部12の出力は4と
なり、比較器13の出力は+1となる。この時のしきい
値S2 ,S3 を超えたサンプルa,b,d,kも、同様
にマルチパスの先行波、遅延波によるサンプルである。
しきい値再設定部14では、比較器13の出力と基準値
との比較を行う。基準値は+3であるので、しきい値の
再設定後の比較器13の出力である+1は基準値よりも
小さい。そこで、第1しきい値判定部9,第2しきい値
判定部10のしきい値を、より小さいものに再々設定す
る。再々設定後の第1しきい値判定部9,第2しきい値
判定部10のしきい値を、それぞれ、図3のS3 、S4
とする。
【0043】この再々設定後のしきい値に対して、第1
サンプル計数部11の出力は4、第2サンプル計数部1
2の出力は8となり、比較器13の出力は+4となる。
しきい値再設定部14では、比較器13の出力と基準値
との比較を行う。ここで、基準値は3であるので、しき
い値の再々設定後の比較器13の出力は基準値よりも大
きい値である。従って、しきい値の再設定は行わない。
【0044】以上の結果、第1しきい値判定部9に設定
されたしきい値S3 を超えるサンプルは、受信に使用で
きる先行波、遅延波のサンプルのほとんどを含んだもの
になるのに対し、第2しきい値判定部10に設定された
しきい値S4 を超えるサンプルは、受信に使用できる先
行波、遅延波のサンプルに雑音のサンプルが含まれる。
このとき、第1しきい値判定部9では、しきい値S3
超えたサンプルa,b,d,kのタイミング情報が得ら
れる。
【0045】従って、このとき第1しきい値判定部9に
設定されたしきい値S3 を判定しきい値として設定し、
これを超えるサンプルのタイミング情報を図1のパス選
択部6へ伝える。パス選択部6では、今現在の、逆拡散
された受信信号が判定しきい値を超えたサンプルである
とのタイミング情報を用いて、サンプルa,b,d,k
のタイミングに相当する位相同相化されている逆拡散さ
れた受信信号を乗算器5の出力からRAKE合成部7へ
通過させ、RAKE合成部7ではRAKE合成を行う。
【0046】図2に示した適応しきい値判定部は、一具
体例であり種々変形が可能である。上述したように、可
変しきい値を段階的に低下させて行く動作であれば、第
2しきい値判定部10のしきい値は、再設定ごとに第1
しきい値判定部9のしきい値となる。従って、第1しき
い値判定部9の可変しきい値を順次S1 ,S2 ,・・・
と変えて、比較器13は、毎回の第1サンプル計数部1
1の計数値を比較して、計数値の増分を検出するように
してもよい。
【0047】上述した説明では、判定しきい値は、第1
のしきい値判定部9のしきい値にそのまま合わせたが、
必ずしもこのしきい値に合わせる必要はなく、第2のし
きい値判定部10のしきい値、あるいは、比較器13の
出力に応じて新たに決定されたしきい値を第1のしきい
値判定部9の判定しきい値に設定して、図1のパス選択
部にタイミング情報を出力するようにしてもよい。
【0048】図4は、本発明のRAKE受信機の第2の
実施の形態の構成図である。図中、図7、図1と同様な
部分には同じ符号を付して説明を省略する。15はマル
チパス選択用乗算器であり、図1のパス選択部6の一具
体例である。
【0049】この実施の形態では、図2の第1しきい値
判定部9,第2しきい値判定部10は、しきい値を超え
たサンプルには「1」、しきい値を超えないサンプルに
は「0」を出力する。適応しきい値判定部8の出力は、
判定しきい値を設定されたときの第1しきい値判定部9
の出力であるから、判定しきい値を超えたサンプルには
「1」、判定しきい値を超えないサンプルには「0」を
マルチパス選択用乗算器15へ出力する。このマルチパ
ス選択用乗算器15では、乗算器5の出力である、重み
付けおよび位相の同相化が行われている逆拡散された受
信信号にこのタイミング情報を乗積する。RAKE合成
部7では、このマルチパス選択用乗算器15の出力を合
成することでRAKE合成を行う。
【0050】図5は、本発明のRAKE受信機の第3の
実施の形態の構成図である。図中、図7、図1、図4と
同様な部分には同じ符号を付して説明を省略する。マル
チパス選択用乗算器15は、図4のマルチパス選択用乗
算器15と同様な機能を、複素共役部4と乗算器5との
間に挿入して実現するものである。適応しきい値判定部
8の出力は、判定しきい値を超えたサンプルには
「1」、判定しきい値を超えないサンプルには「0」を
マルチパス選択用乗算器15へ出力する。マルチパス選
択用乗算器15は、伝搬路変動推定部2の出力の複素共
役化部4の出力に対して、この1または0を乗積する。
【0051】その結果、マルチパス選択用乗算器15の
出力は、伝搬路変動推定結果の複素共役信号であって、
判定しきい値を超えたマルチパスの先行波、遅延波のタ
イミングのときのみ値を有し、それ以外のタイミングで
は0となる信号である。このマルチパス選択用乗算器1
5の出力を、乗算器5でマッチドフィルタ1の出力であ
る逆拡散された受信信号に乗積することで、マルチパス
の先行波、遅延波のタイミングのときのみ、パス選択、
および、重み付けと位相の同相化とが同時に行われ、そ
れ以外では、乗算器5の出力値を0とする。この乗算器
5の出力をRAKE合成部7でRAKE合成することで
RAKE受信機を構成する。従って、乗算器15,乗算
器5が一体となってパス選択と重み付けおよび位相の同
相化が行われる。
【0052】図6は、本発明のRAKE受信機の第4の
実施の形態の構成図である。図中、図7,図1と同様な
部分には同じ符号を付して説明を省略する。16は切り
替え器である。適応しきい値判定部8の出力は、判定し
きい値を超えたサンプルには「1」、判定しきい値を超
えないサンプルには「0」を切り替え器16へ出力す
る。切り替え器16は、適応しきい値判定部8の出力が
「1」の場合は複素共役部4の出力を選択し、「0」の
場合は出力が0になる。この切り替え器16の出力を乗
算器5によりマッチドフィルタ1の出力である逆拡散さ
れた受信信号に乗積することで、マルチパスの先行波、
遅延波のタイミングのときのみ、重み付けと位相の同相
化が行われ、それ以外では乗算器5の出力値を0とす
る。なお適応しきい値判定部8の出力は、必ずしも
「1」,「0」の値を取る必要はなく、他の値を用い
て、切り替え器16の制御を行ってもよい。
【0053】上述した説明では、パイロットシンボルを
用いたフェージング補償を適用したスペクトル拡散通信
を説明したが、このようなフェージング補償を行わない
場合においても、同様の効果を奏する。同期検波の場合
には、位相の基準が必要なので位相を合わせる必要があ
る。しかし、遅延検波を用いる場合には必ずしも必要無
い。そのため、図1、図4に示した第1、第2の実施の
形態において、パス選択部6は、逆拡散された受信信号
が直接的に入力される場合や、重み付けと位相同相化が
されている逆拡散された受信信号が入力される場合があ
る。
【0054】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、本発
明のRAKE受信機によれば、受信信号の特性に適応さ
せてマルチパスの先行波、遅延波の選択を容易に行うこ
とができるという効果がある。雑音成分を取り除いた逆
拡散信号に対してRAKE合成を行うため、最適なRA
KE受信が行われるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のRAKE受信機の第1の実施の形態の
構成図である。
【図2】図1の適応しきい値判定部8の一具体例の構成
図である。
【図3】図2に示した適応しきい値判定部の動作を説明
するための受信信号のレベルを示す図である。
【図4】本発明のRAKE受信機の第2の実施の形態の
構成図である。
【図5】本発明のRAKE受信機の第3の実施の形態の
構成図である。
【図6】本発明のRAKE受信機の第4の実施の形態の
構成図である。
【図7】従来の2段階しきい値マルチパス選択法を用い
たRAKE受信機の構成図である。
【図8】受信信号のフレーム構成図である。
【図9】図7に示したしきい値選択部および2段階マル
チパス選択部の操作を説明するための受信信号のレベル
を示す図である。
【符号の説明】
1 マッチドフィルタ、2 伝搬路変動推定部、3 レ
ベル測定部、4 複素共役部、5 乗算器、6 パス選
択部、7 RAKE合成部、8 適応しきい値判定部、
9 第1しきい値判定部、10 第2しきい値判定部、
11 第1サンプル計数部、12 第2サンプル計数
部、13 比較器、14 しきい値再設定制御部、15
乗算器、16 切り替え器、101 2段階マルチパ
ス選択部、102 しきい値設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−231278(JP,A) 特開 平8−181636(JP,A) 特開 平10−190522(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 1/707 H04B 1/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号を逆拡散しRAKE合成を行う
    RAKE受信機において、レベル測定部、適応しきい値
    判定部、パス選択部、およびRAKE合成部を有し、 前記レベル測定部は、逆拡散された受信信号のレベルを
    測定するものであり、 前記適応しきい値判定部は、前記レベル測定部の出力を
    入力するとともに、可変しきい値を設定し、該可変しき
    い値を変化させながら前記逆拡散された受信信号のレベ
    ルが前記可変しきい値を超える出現頻度を計数し、前記
    出現頻度の増分の変化特性に基づいて、先行波および遅
    延波と雑音とを識別するための判定しきい値を設定し、
    前記逆拡散された受信信号のレベルが前記判定しきい値
    を超えるタイミングを判別してタイミング情報を出力す
    るものであり、 前記パス選択部は、前記逆拡散された受信信号または前
    記逆拡散された受信信号に基づく逆拡散信号を、前記タ
    イミング情報に対応して選択的に前記RAKE合成部に
    出力するものであることを特徴とするRAKE受信機。
  2. 【請求項2】 前記適応しきい値判定部は、前記可変し
    きい値を低くする方向に変化させ、前記増分が所定の基
    準値を超えるときの可変しきい値に基づいて、前記判定
    しきい値を設定するものであることを特徴とする請求項
    1に記載のRAKE受信機。
  3. 【請求項3】 前記パス選択部は乗算部を有し、 該乗算部は、前記逆拡散された受信信号または前記逆拡
    散された受信信号に基づく逆拡散信号に前記タイミング
    情報を乗算して、前記逆拡散された受信信号または前記
    逆拡散された受信信号に基づく逆拡散信号を、前記タイ
    ミング情報に対応して選択的に出力するものであること
    を特徴とする請求項1または2に記載のRAKE受信
    機。
  4. 【請求項4】 前記パス選択部は乗算部を有し、 該乗算部は、前記逆拡散された受信信号と、伝搬路推定
    部の出力に基づいて生成され前記逆拡散された受信信号
    を重み付けし位相同相化するための位相同相化信号と、
    前記タイミング情報とを乗算することにより、前記逆拡
    散された受信信号を、重み付けし位相同相化するととも
    に前記タイミング情報に対応して選択的に出力するもの
    であることを特徴とする請求項1または2に記載のRA
    KE受信機。
  5. 【請求項5】 前記パス選択部は乗算部および切り替え
    器を有し、 前記切り替え器は、伝搬路推定部の出力に基づいて生成
    され前記逆拡散された受信信号を重み付けし位相同相化
    するための位相同相化信号を、前記タイミング情報に対
    応して選択的に出力するものであり、 前記乗算部は、前記逆拡散された受信信号に前記切り替
    え器の出力を乗算することにより、前記逆拡散された受
    信信号を、重み付けし位相同相化するとともに前記タイ
    ミング情報に対応して選択的に出力するものであること
    を特徴とする請求項1または2に記載のRAKE受信
    機。
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