JP2882365B2 - 仕切構造 - Google Patents

仕切構造

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JP2882365B2
JP2882365B2 JP8164314A JP16431496A JP2882365B2 JP 2882365 B2 JP2882365 B2 JP 2882365B2 JP 8164314 A JP8164314 A JP 8164314A JP 16431496 A JP16431496 A JP 16431496A JP 2882365 B2 JP2882365 B2 JP 2882365B2
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靖 中西
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Kokuyo Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は仕切構造に係り、更
に詳しくは、机の引き出し或いはトレイ等の容器の収容
空間を複数区分に仕切ることのできる仕切構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、机の引き出し内に配置して利
用できる各種トレイが市販されている。この種トレイに
は、筆記具や消しゴム等の各種文具を適当に仕分して収
容することができる仕切りを一体に備えたものが存在す
るが、収容対象物によっては仕切位置を変更したい場合
もある。そのため、プレート部材等からなる仕切材を用
いてトレイ内の収容空間を任意に仕切れるようにしたも
のも存在する。
【0003】図4には、仕切材を用いて収容空間を適当
な区分に仕切ことのできる従来の仕切構造が示されてい
る。この図において、樹脂材料を用いて成形されたトレ
イ50は上端が開放形状に設けられており、このトレイ
50の周壁51の内面側には、各二本のリブによって形
成された係合溝53が相対配置されている。係合溝53
には板状の樹脂プレートからなる仕切材55が上方より
差し込み可能となっており、図4中、二点鎖線で示され
る位置に仕切材55をそれぞれセットすることができ、
これにより、使用者の必要に応じてトレイ50内が複数
区分に仕切られるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記仕
切材55は樹脂材料によって成形されているため、成形
時に生じ得る「ひけ」等の誤差によって係合溝53内に
ぴったりと嵌まらない場合を惹起する。従って、仕切材
55を係合溝53に確実に嵌め込んで装着できるように
するためには、相対する係合溝53間の長さよりも仕切
材の左右幅を幾分短くするとともに、仕切材55の端縁
肉厚を係合溝53の溝幅よりも小さく設定しなければな
らない。この結果、仕切材55を係合溝53間に嵌め込
んだ状態で、当該仕切材55が一定の遊びを有すること
となり、これが仕切材55にがたつきを生じさせたり、
浮き上がらせたりするという不都合をもたらす。
【0005】また、トレイ50内への現実的な収容態様
を考えてみると、仕切材55の面に筆記具の芯が当接す
るような状態で当該筆記具が収容されることも多い。こ
の場合、仕切材55は硬い成形品であるため、筆記具の
芯が折れ易くなるという別途の不都合も生ずる。
【0006】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の不都合に着目
して案出されたものであり、その目的は、容器内に仕切
材を装着した時に当該仕切材をしっかりと固定すること
ができるとともに、収容対象物の損傷等も防止すること
ができ、且つ、成形精度の許容範囲も拡大できる仕切構
造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、底壁の周縁から周壁を連設してなる容器
と、前記周壁の相対面間に配置されて前記容器内を複数
区分に仕切る仕切材とからなり、前記仕切材は、前記周
壁の内面部分に係合可能な一対の係合ピンと、これら係
合ピンを相互に連結する伸縮可能な仕切面部材とにより
構成され、当該仕切面部材は周壁の相対面間の長さより
も短い長さに設けられ、前記係合ピンが周壁の内面部分
に係合した装着位置にあるときに仕切面部材が張設され
る、という構成を採用した。この構成によれば、仕切面
部材が伸縮することができるため、一対の係合部材の相
互離間距離が調整可能となり、仕切材を装着すべき容器
の幅が種々異なるものであっても仕切材を適用する汎用
性を高めることができる。また、仕切材が筆記具等を収
容対象としたトレイに適用される場合、仕切面部材に筆
記具の芯が当接するような位置に当該筆記具を収容する
ことによってペン先を保護することができる。更に、仕
切面部材が周壁の相対面間で張られた状態となり、仕切
面部材の姿勢を安定的に保持することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】 本発明において、 前記周壁の内面
部分には仕切面部材が通過可能なスリットを備えた係合
溝が形成されるとともに、この係合溝が前記係合ピンを
遊挿可能な幅に設けられる、という構成も好ましくは採
用されている。このような構成とすることによって、係
合ピンを係合溝に出し入れする作業が極めて容易になる
とともに、前記仕切面部材が張設されていることで、係
合ピンに対し、相互に接近しようとする力が付与される
こととなり、当該係合ピンが係合溝内で遊びを有する相
対寸法であっても係合溝の内面部分に圧接され、ひいて
は係合ピンががたつくことなく支持され、且つ、上方へ
不用意に脱落する虞もない。しかも、この構成では、部
材相互間における寸法精度の厳格さも要求されることが
ない。
【0009】また、前記係合ピンは、その軸方向長さが
前記係合溝の上下方向長さよりも長く形成される、とい
う構成を採ることが好ましい。これにより、係合溝の上
端より係合ピンの上端が突出するようにしておけば、仕
切材を容器内から取り出す際に、係合ピンの抜き出しを
容易に行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0011】図1には、本実施例に係る仕切装置の概略
斜視図が示されている。この図において、容器としての
トレイ10は適宜な樹脂材料を用いて射出成形された一
体成形品として構成されている。このトレイ10は、略
方形の平面形状を備えた底壁11と、この底壁11の周
縁から上方に向けて連設された周壁12とを備えた上端
開放形状に設けられている。ここで、長寸幅となる周壁
12の相対する内面部分には、仕切材15を装着するた
めの係合溝16が所定間隔毎に一体成形されている。
【0012】係合溝16は、図3に拡大して示されるよ
うに、周壁12の内面側を部分的に湾曲する方向に突設
した一対の爪片16A,16Aにより構成されており、
これらの爪片16A,16Aの先端間が若干離間するこ
とによって上下方向に延びるスリット16Bが形成され
ている。
【0013】前記仕切材15は、係合部材を構成する一
対の係合ピン20と、これら係合ピン20を相互に連結
するフィルム若しくはシート状の仕切面部材21とによ
り構成されている。係合ピン20は、前記係合溝16の
上下方向長さに略対応する長さを備えているとともに、
その外径は、係合溝16におけるスリット16Bの開放
幅よりも大きく且つ係合溝16の内径よりも小さく設定
されている。具体的には、係合ピン20が係合溝16内
に位置する状態で当該係合ピン20が係合溝16内でい
わゆる遊びを有する相対寸法に設けられている。
【0014】前記仕切面部材21は、本実施例では、ク
ロロプレンゴム、シリコーン等の伸縮自在な成形材料が
用いて形成され、図2に示されるように、全体として可
撓性を備えた軟質部材として形成されている。この仕切
面部材21の左右長さは係合溝16が形成されている周
壁12部分の相対面間の長さよりも短く設けられてい
る。ここで、仕切面部材21の両端縁は前記係合ピン2
0の軸線に沿って溶着若しくは接着されているが、所定
の成形用金型内で一体的に成形することもできる。な
お、仕切面部材21の肉厚は容易に破れることがない程
度の厚みを備えていれば足りる。
【0015】前記仕切材15を係合溝16,16間に装
着する場合には、各係合ピン20を摘んで持ち、それら
の下端を係合溝16上に合せる。この際、仕切面部材2
1の左右長さは前述のように短い長さに設定されている
ため、係合ピン20が相互に離間するように引っ張りな
がら位置合せを行う。この後、係合ピン20の下端より
当該係合ピン20を係合溝16内に挿入することによっ
て、図3に示されるように、仕切材15を係合溝16,
16間に掛け渡した態様で装着することができる。この
時、仕切面部材21は、各係合ピン20によって左右方
向に引っ張られた状態となるため、係合ピン20は、係
合溝16を形成する爪片16Aの先端側内面部分に着座
する位置をとり、爪片16Aの内周面部分と係合ピン2
0の外周面部分との間に強い摩擦抵抗を伴う圧接状態を
得ることとなる。
【0016】なお、前記係合ピン20は、その軸方向長
さを係合溝16の上下方向長さよりも幾分長く形成して
もよく、これにより係合溝16の上端より係合ピン20
の上端が突出するようにしておけば、仕切材15を取り
外すべく係合ピン20の抜き出しが容易となる。また、
これに代えて、係合ピン20の上端に適宜なフランジ形
状部等を設けて係合ピン20の抜き出しを容易にするこ
ともできる。
【0017】また、前記実施例では、引き出し等に収容
するに好適なトレイを対象として仕切材15が適用され
た場合を示したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、例えば、机の引き出し、印鑑若しくはゴム印の収
納箱等、各種の容器を対象として適用することができ
る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
伸縮可能な仕切面部材を採用し、当該 仕切面部材は仕切
材が装着される周壁の相対面間の長さよりも短い長さに
設けられているとともに、係合ピンが周壁の内面部分に
係合したときに伸長する構成としたから、これに一体化
された係合部材の相互離間距離が調整可能となり、仕切
材を装着すべき容器の幅が種々異なるものであっても仕
切材を適用できる、という汎用性が付与される。しか
も、仕切材が筆記具等を収容対象としたトレイに適用さ
れる場合、仕切面部材に筆記具の芯が当接するような位
置に当該筆記具を収容することによってペン先を保護す
ることもできる。更に、仕切面部材が周壁の相対面間で
張力を発揮した状態で位置することとなり、仕切面部材
による仕切形状を安定的に保つことができる。
【0019】また、仕切材の係合構造は、スリットを備
えた係合溝に係合ピンを挿入するという構成を採用して
いるため、係合ピンを係合溝に差し込むだけで仕切材の
装着が行えることとなり、その作業を極めて容易にもの
とすることができる。また、仕切面部材の張設状態では
係合ピンが相互に接近しようとする作用を生じ、当該係
合ピンが係合溝内で遊びを有する相対寸法であっても係
合溝の内面部分に圧接されることとなり、仕切材を抜き
出す外的な力を付与しない限り係合溝から係合ピンが浮
き上がってしまうこともない。しかも、この構成によ
り、係合ピンと係合溝との厳格なる相対寸法精度も要求
されることがなく、成形不良等の不都合も殆ど問題とな
ることがない。
【0020】更に、仕切面部材が伸縮自在な材料によっ
て形成されているため、仕切材を巻き込んだ状態で保存
することができ、適宜な筒を保存容器として容易してお
けば、これに収容することが可能となり、仕切材を使用
しない時の保存も省スペースにて行うことができる。
【0021】また、前記係合ピンの軸方向長さを前記係
合溝の上下方向長さよりも長く形成したから、仕切材を
容器内から取り出す際に、係合ピンの抜き出しを容易に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の全体構成を示す概略斜視図。
【図2】実施例に係る仕切材が伸長する前の状態を示す
斜視図。
【図3】仕切材が装着された状態を示す要部拡大平面
図。
【図4】従来の仕切構造を示す概略斜視図。
【符号の説明】
10 容器を構成するトレイ 11 底壁 12 周壁 15 仕切材 20 係合部材としての係合ピン 21 仕切面部材 16A 係合溝 16B スリット

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁の周縁から周壁を連設してなる容器
    と、前記周壁の相対面間に配置されて前記容器内を複数
    区分に仕切る仕切材とからなり、前記仕切材は、前記周
    壁の内面部分に係合可能な一対の係合ピンと、これら係
    合ピンを相互に連結する伸縮可能な仕切面部材とにより
    構成され、当該仕切面部材は周壁の相対面間の長さより
    も短い長さに設けられ、前記係合ピンが周壁の内面部分
    に係合した装着位置にあるときに仕切面部材が張設され
    ることを特徴とする仕切構造。
  2. 【請求項2】 前記周壁の内面部分には、前記仕切面部
    材を通過可能とするスリットを備えた係合溝が形成さ
    れ、この係合溝は前記係合ピンを遊挿可能な幅に設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の仕切構造。
  3. 【請求項3】 前記係合ピンは、その軸方向長さが前記
    係合溝の上下方向長さよりも長く形成されていることを
    特徴とする請求項2記載の仕切構造。
JP8164314A 1996-06-25 1996-06-25 仕切構造 Expired - Lifetime JP2882365B2 (ja)

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JPH1016981A JPH1016981A (ja) 1998-01-20
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