JP2880789B2 - 電子記事表示装置及び電子記事表示方法 - Google Patents
電子記事表示装置及び電子記事表示方法Info
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- JP2880789B2 JP2880789B2 JP2320947A JP32094790A JP2880789B2 JP 2880789 B2 JP2880789 B2 JP 2880789B2 JP 2320947 A JP2320947 A JP 2320947A JP 32094790 A JP32094790 A JP 32094790A JP 2880789 B2 JP2880789 B2 JP 2880789B2
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- JP
- Japan
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- database
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- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、電子新聞システムに関し、特に、新聞記事
のデータベースから個々のユーザに応じた個人向けの記
事を提供することのできる電子記事表示装置及び電子記
事表示方法に関する。
のデータベースから個々のユーザに応じた個人向けの記
事を提供することのできる電子記事表示装置及び電子記
事表示方法に関する。
(従来の技術) 従来の電子新聞システムは、第7図のようなシステム
構成で、ユーザは端末105から新聞社のデータベース101
が構築されているDBMS(Data Base Management Syste
m)103にアクセスして、例えばキーワード検索すること
により、記事情報を得ることができる。しかしながら、
個々のユーザの興味や知識に合ったきめ細かい新聞記事
を得ることは、従来のDBMS103が持っている機能だけで
は難しい。また、新聞記事データベース101の操作はそ
の場限りであり、ユーザが行なった実行履歴を次回の検
索に再利用することがないので、毎回、一方的なデータ
ベースからの記事データのみを手掛かりにして、自分に
合った情報を手間をかけて捜さなければならなかった。
構成で、ユーザは端末105から新聞社のデータベース101
が構築されているDBMS(Data Base Management Syste
m)103にアクセスして、例えばキーワード検索すること
により、記事情報を得ることができる。しかしながら、
個々のユーザの興味や知識に合ったきめ細かい新聞記事
を得ることは、従来のDBMS103が持っている機能だけで
は難しい。また、新聞記事データベース101の操作はそ
の場限りであり、ユーザが行なった実行履歴を次回の検
索に再利用することがないので、毎回、一方的なデータ
ベースからの記事データのみを手掛かりにして、自分に
合った情報を手間をかけて捜さなければならなかった。
(発明が解決しようとする課題) 以上の様に、従来の電子新聞システムでは、日常の即
時性のある新聞の記事情報は各個人の興味や知識に必ず
しも合っているとは限らず、更に、電子新聞の操作、及
び検索履歴を次回の新聞紙面構成に生かしていないとい
う問題があり、その結果として、個々のユーザに応じた
記事情報を得ることが難しいという欠点があった。
時性のある新聞の記事情報は各個人の興味や知識に必ず
しも合っているとは限らず、更に、電子新聞の操作、及
び検索履歴を次回の新聞紙面構成に生かしていないとい
う問題があり、その結果として、個々のユーザに応じた
記事情報を得ることが難しいという欠点があった。
本発明は、上記問題点を解決するもので、その目的
は、個々のユーザの興味や知識に応じた記事情報を簡単
に得ることのできる電子記事表示装置及び電子記事表示
方法を提供することである。
は、個々のユーザの興味や知識に応じた記事情報を簡単
に得ることのできる電子記事表示装置及び電子記事表示
方法を提供することである。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するために、本発明の特徴は、新聞記
事がデータベース上に構築され、このデータベースから
伝送されてくる記事情報を受信して、画面上に再構成し
て表示する電子新聞システムにおいて、本発明による電
子記事表示装置及び電子記事表示方法は、第1図に示す
如く、複数のユーザが持っている興味や知識を複数の個
人向け紙面構成情報として保持する情報記憶手段1と、
ユーザが行なった検索履歴から前記個人向け紙面構成情
報を学習する学習手段3と、前記個人向け紙面構成情報
を得るために画面を操作し前記個人向け紙面構成情報を
もとにユーザに応じた記事情報をデータベースから得て
再構成して表示する画面操作手段5と、前記情報記憶手
段1、学習手段3、画面操作手段5を管理する管理手段
7とを有することである。
事がデータベース上に構築され、このデータベースから
伝送されてくる記事情報を受信して、画面上に再構成し
て表示する電子新聞システムにおいて、本発明による電
子記事表示装置及び電子記事表示方法は、第1図に示す
如く、複数のユーザが持っている興味や知識を複数の個
人向け紙面構成情報として保持する情報記憶手段1と、
ユーザが行なった検索履歴から前記個人向け紙面構成情
報を学習する学習手段3と、前記個人向け紙面構成情報
を得るために画面を操作し前記個人向け紙面構成情報を
もとにユーザに応じた記事情報をデータベースから得て
再構成して表示する画面操作手段5と、前記情報記憶手
段1、学習手段3、画面操作手段5を管理する管理手段
7とを有することである。
(作用) 本発明の電子記事表示装置及び電子記事表示方法で
は、個々のユーザが持っている興味や知識を個人向け紙
面構成情報として情報記憶手段1に保持し、当該個人向
け紙面構成情報をもとに、ユーザに応じた記事情報を新
聞記事のデータベースから得て、画面操作手段5により
再構成して画面に表示される。他方で、ユーザが行なっ
た検索履歴から個人向け紙面構成情報は学習手段3によ
り学習されていき、また、管理手段7によりその学習さ
れた複数の個人向け紙面構成情報が管理される。
は、個々のユーザが持っている興味や知識を個人向け紙
面構成情報として情報記憶手段1に保持し、当該個人向
け紙面構成情報をもとに、ユーザに応じた記事情報を新
聞記事のデータベースから得て、画面操作手段5により
再構成して画面に表示される。他方で、ユーザが行なっ
た検索履歴から個人向け紙面構成情報は学習手段3によ
り学習されていき、また、管理手段7によりその学習さ
れた複数の個人向け紙面構成情報が管理される。
(実施例) 以下本発明をその実施例を示す図面に基づき詳述す
る。
る。
第2図に本発明による個人向け電子新聞システムの構
成図である。新聞社のデータベース11は、DBM(Data Ba
se Machine)13上に構築されており、過去から現在に至
るまでの全ての記事が登録されている。このDBM13とユ
ーザ端末15の間は、高いバンド幅を持つ公共データ通信
網でリンクされている。また、このデータベース11に含
まれる個々の記事には、ユーザ側からの記事選択や検索
を容易にするために、日付、分野、キーワード、ヘッド
ライン(又は要約)、DTP(Desk Top Publishing)部で
用いる総文字数、イメージデータ情報(図や写真の有無
や枚数、データの大きさなど)等が登録されている。
成図である。新聞社のデータベース11は、DBM(Data Ba
se Machine)13上に構築されており、過去から現在に至
るまでの全ての記事が登録されている。このDBM13とユ
ーザ端末15の間は、高いバンド幅を持つ公共データ通信
網でリンクされている。また、このデータベース11に含
まれる個々の記事には、ユーザ側からの記事選択や検索
を容易にするために、日付、分野、キーワード、ヘッド
ライン(又は要約)、DTP(Desk Top Publishing)部で
用いる総文字数、イメージデータ情報(図や写真の有無
や枚数、データの大きさなど)等が登録されている。
第3図は個人向け電子新聞システムのソフトウェア17
の構成図である。ソフトウェアは5つのモジュールから
構成されている。管理プログラム21は複数のユーザの管
理をしたり、他のモジュールの管理をする。DTPプログ
ラム23はデータベースから送られてきた記事を編集して
図面上に表示するものである。個人紙面構成情報25は各
々のユーザや興味や知識を持つデータの集まりである。
画面制御プログラム27はユーザの画面に対する操作全般
のインタフェースを提供する。個人紙面構成情報学習プ
ログラム29はユーザの画面操作履歴から、そのユーザの
興味や知識を学習する。以上の各プログラムが互いに関
連し合い個人向け電子新聞システムのソフトウェアが構
成されている。
の構成図である。ソフトウェアは5つのモジュールから
構成されている。管理プログラム21は複数のユーザの管
理をしたり、他のモジュールの管理をする。DTPプログ
ラム23はデータベースから送られてきた記事を編集して
図面上に表示するものである。個人紙面構成情報25は各
々のユーザや興味や知識を持つデータの集まりである。
画面制御プログラム27はユーザの画面に対する操作全般
のインタフェースを提供する。個人紙面構成情報学習プ
ログラム29はユーザの画面操作履歴から、そのユーザの
興味や知識を学習する。以上の各プログラムが互いに関
連し合い個人向け電子新聞システムのソフトウェアが構
成されている。
以下、各モジュールについて詳述する。
先ず、管理プログラム21は、第2図に示すユーザ側の
個人向け電子新聞システムのソフトウェア17を管理する
プログラムである。複数のユーザ名とパスワードで構成
されたデータを2次記憶装置上に書き込んでおく。これ
によって複数ユーザ別のそれぞれの興味や知識情報の管
理を行なう。また、他の4つのモジュール23、25、27、
29を取りまとめる機能や個人紙面構成情報25のメンテナ
ンス機能を持つ。
個人向け電子新聞システムのソフトウェア17を管理する
プログラムである。複数のユーザ名とパスワードで構成
されたデータを2次記憶装置上に書き込んでおく。これ
によって複数ユーザ別のそれぞれの興味や知識情報の管
理を行なう。また、他の4つのモジュール23、25、27、
29を取りまとめる機能や個人紙面構成情報25のメンテナ
ンス機能を持つ。
次に、DTPプログラム23は、新聞社のデータベース11
から個々のユーザの興味や知識に合った記事を個人紙面
構成情報25を元に検索し、それらをユーザの端末15に再
構成し、表示するプログラムである。個人紙面構成情報
25には後述する如く各ユーザの興味や知識が含まれてい
る。表示形態としては、例えば最近ユーザがよくアクセ
スしている記事に関するもので、且つ大きな事件の時は
その記事を1面に持ってきてカラー表示する。また、反
対に、以前はよくユーザがアクセスしていたが、最近は
殆どアクセスしていない記事ならば、2面以降に表示す
る。更に、知識情報でそのキーワードに対するユーザの
理解度を調べて、それにあった記事の記述変換などを行
なう。例えば、ユーザの理解度が低い記事の場合は専門
用語に注釈を加える。これらの記事の表示位置の推移や
記事などで用いられる用語などは、画面制御プログラム
27で提供される画面操作履歴によって、個人紙面構成情
報25が随時書き替えられることによって除々に変わって
いく。
から個々のユーザの興味や知識に合った記事を個人紙面
構成情報25を元に検索し、それらをユーザの端末15に再
構成し、表示するプログラムである。個人紙面構成情報
25には後述する如く各ユーザの興味や知識が含まれてい
る。表示形態としては、例えば最近ユーザがよくアクセ
スしている記事に関するもので、且つ大きな事件の時は
その記事を1面に持ってきてカラー表示する。また、反
対に、以前はよくユーザがアクセスしていたが、最近は
殆どアクセスしていない記事ならば、2面以降に表示す
る。更に、知識情報でそのキーワードに対するユーザの
理解度を調べて、それにあった記事の記述変換などを行
なう。例えば、ユーザの理解度が低い記事の場合は専門
用語に注釈を加える。これらの記事の表示位置の推移や
記事などで用いられる用語などは、画面制御プログラム
27で提供される画面操作履歴によって、個人紙面構成情
報25が随時書き替えられることによって除々に変わって
いく。
次に個人紙面構成情報25は、各ユーザの興味や知識を
まとめた内部データである。これらのデータを元にDTP
プログラム23が各ユーザ向けに紙面を構成し画面表示す
る。個人紙面構成情報25は、第4図に示すように3種類
に分けられる。個人の履歴情報31、個人紙面構成情報学
習プログラム29によって得られたユーザの興味や知識の
情報33、及び紙面構成のカスタマイズ情報35の3種であ
る。これらの情報は、個人情報の安全性を考えてデータ
の管理はユーザ側で行なう。これら3種の情報のデータ
構造を以下説明する。尚、3種の情報は、基本的に1つ
のデータフィールドにデータとプライオリティが記され
ている。
まとめた内部データである。これらのデータを元にDTP
プログラム23が各ユーザ向けに紙面を構成し画面表示す
る。個人紙面構成情報25は、第4図に示すように3種類
に分けられる。個人の履歴情報31、個人紙面構成情報学
習プログラム29によって得られたユーザの興味や知識の
情報33、及び紙面構成のカスタマイズ情報35の3種であ
る。これらの情報は、個人情報の安全性を考えてデータ
の管理はユーザ側で行なう。これら3種の情報のデータ
構造を以下説明する。尚、3種の情報は、基本的に1つ
のデータフィールドにデータとプライオリティが記され
ている。
個人の履歴情報31は、個人の氏名、性別、生年月日、
出身地、学歴(専攻など)、職業(職種)などの情報が
1つずつフィールドに格納されている。フィールドに
は、その情報のプライオリティが記されており、個人紙
面構成情報25の学習や記事検索の際に用いられる。
出身地、学歴(専攻など)、職業(職種)などの情報が
1つずつフィールドに格納されている。フィールドに
は、その情報のプライオリティが記されており、個人紙
面構成情報25の学習や記事検索の際に用いられる。
学習プログラムによるユーザの興味や知識の情報33
は、キーワードの階層化されたネットワーク構造として
実現されている。第5図にユーザの興味や知識情報のデ
ータ構造の一例を示す。トップレベル(ユーザ名)41の
下に幾つかのキーワードがあり、更にその下の階層によ
り細かいキーワードが管理されている。ネットワークは
キーワードの相互関連を表わしている。ここで言う相互
関連とは、言葉の意味上での上位、下位の関係ではな
く、例えば、「中東国家」と「石油」、或いは「イタリ
ア」と「ルネッサンス」と言った関係を示している。こ
れを連想関係という。また、キーワードのフィールドに
は、キーワードIDとそのキーワードに対するユーザの理
解状態、及びそれぞれの階層におけるプライオリティが
記されており、これらは個人紙面構成情報25の学習や記
事検索の際に用いられる。個人紙面構成情報25における
キーワードの階層化やネットワークの生成に用いるキー
ワードは、原則的にユーザ側で定義せず、新聞社側で定
義されているキーワードを用いることによって、新聞社
と不特定多数のユーザ間のキーワードの据え違いをなく
し、的確にキーワードの階層化されたネットワーク構造
を実現する。
は、キーワードの階層化されたネットワーク構造として
実現されている。第5図にユーザの興味や知識情報のデ
ータ構造の一例を示す。トップレベル(ユーザ名)41の
下に幾つかのキーワードがあり、更にその下の階層によ
り細かいキーワードが管理されている。ネットワークは
キーワードの相互関連を表わしている。ここで言う相互
関連とは、言葉の意味上での上位、下位の関係ではな
く、例えば、「中東国家」と「石油」、或いは「イタリ
ア」と「ルネッサンス」と言った関係を示している。こ
れを連想関係という。また、キーワードのフィールドに
は、キーワードIDとそのキーワードに対するユーザの理
解状態、及びそれぞれの階層におけるプライオリティが
記されており、これらは個人紙面構成情報25の学習や記
事検索の際に用いられる。個人紙面構成情報25における
キーワードの階層化やネットワークの生成に用いるキー
ワードは、原則的にユーザ側で定義せず、新聞社側で定
義されているキーワードを用いることによって、新聞社
と不特定多数のユーザ間のキーワードの据え違いをなく
し、的確にキーワードの階層化されたネットワーク構造
を実現する。
紙面構成のカスタマイズ情報35は、紙面レイアウトを
特にユーザ側から固定したいときのレイアウトカスタマ
イズ情報(スポーツ記事や天気予報を1面に固定するな
ど)である。この情報は紙面構成を行なうとき、ユーザ
の興味や知識情報よりも優先される構成情報である。即
ち、このデータフィールドはプライオリティは無く、全
てのデータが最優先される。
特にユーザ側から固定したいときのレイアウトカスタマ
イズ情報(スポーツ記事や天気予報を1面に固定するな
ど)である。この情報は紙面構成を行なうとき、ユーザ
の興味や知識情報よりも優先される構成情報である。即
ち、このデータフィールドはプライオリティは無く、全
てのデータが最優先される。
次に、画面制御プログラム27は、端末15のディスプレ
イとユーザのインタフェースを提供するプログラムであ
る。表示画面はマウスで自由に操作(スクロール、頁選
択、拡大、縮小、印刷、検索、詳細記事呼び出し、辞書
引き、ファイリング等)ができる。スクロール、頁選
択、拡大、縮小、印刷は、画面に表示される記事、図、
写真などに対する操作である。検索は過去も含めた記事
に対して一般のデータベースで行なわれるキーワード検
索等を行なう機能である。詳細記事呼び出しは、画面表
示された記事で、更に詳しく記事が見たいときに使用す
る機能である。辞書引きは、画面表示された記事で、意
味を知りたい語句等を調べる機能である。ファイリング
は、画面表示された記事を2次記憶上にダウンロードす
る機能である。
イとユーザのインタフェースを提供するプログラムであ
る。表示画面はマウスで自由に操作(スクロール、頁選
択、拡大、縮小、印刷、検索、詳細記事呼び出し、辞書
引き、ファイリング等)ができる。スクロール、頁選
択、拡大、縮小、印刷は、画面に表示される記事、図、
写真などに対する操作である。検索は過去も含めた記事
に対して一般のデータベースで行なわれるキーワード検
索等を行なう機能である。詳細記事呼び出しは、画面表
示された記事で、更に詳しく記事が見たいときに使用す
る機能である。辞書引きは、画面表示された記事で、意
味を知りたい語句等を調べる機能である。ファイリング
は、画面表示された記事を2次記憶上にダウンロードす
る機能である。
最後に、個人紙面構成情報学習プログラム29は、画面
制御プログラム27で提供されるユーザの画面操作履歴デ
ータからそのユーザの興味や知識を学習し、個人紙面構
成情報25をよりユーザに合ったデータに変えるプログラ
ムである。画面操作履歴として残るデータは、ユーザが
行なった記事操作(拡大、縮小、検索等)の履歴(操作
した記事の順序も含む)と、それらの記事のキーワード
等のデータである。また、各記事は階層化されたキーワ
ードによる索引データが記されている。個人紙面構成情
報25はユーザが管理プログラム21によって提供されるメ
インテナンス機能を用いて、直接変更することも可能で
あるが、通常はこの学習機能を用いて個人紙面構成情報
25を自動的に変更する。例えば、あるユーザの最初の個
人紙面構成情報25でプライオリティが低い、或いは0で
ある記事であっても、終了時の画面操作履歴データを見
て頻繁にアクセスされていれば、個人紙面構成情報25の
キーワードのプライオリティを上げておく。また逆に、
最初の個人紙面構成情報25でプライオリティが高い記事
であっても、終了時の画面操作履歴を見て殆どアクセス
されていなければ、その記事のプライオリティを下げて
おくか、削除する。また、画面操作履歴を見て、ある記
事で専門用語の辞書引きを頻繁に行なっていれば、次回
からその記事に関して専門用語の注釈も表示するような
情報を個人紙面構成情報25に加えておくなどの機能であ
る。
制御プログラム27で提供されるユーザの画面操作履歴デ
ータからそのユーザの興味や知識を学習し、個人紙面構
成情報25をよりユーザに合ったデータに変えるプログラ
ムである。画面操作履歴として残るデータは、ユーザが
行なった記事操作(拡大、縮小、検索等)の履歴(操作
した記事の順序も含む)と、それらの記事のキーワード
等のデータである。また、各記事は階層化されたキーワ
ードによる索引データが記されている。個人紙面構成情
報25はユーザが管理プログラム21によって提供されるメ
インテナンス機能を用いて、直接変更することも可能で
あるが、通常はこの学習機能を用いて個人紙面構成情報
25を自動的に変更する。例えば、あるユーザの最初の個
人紙面構成情報25でプライオリティが低い、或いは0で
ある記事であっても、終了時の画面操作履歴データを見
て頻繁にアクセスされていれば、個人紙面構成情報25の
キーワードのプライオリティを上げておく。また逆に、
最初の個人紙面構成情報25でプライオリティが高い記事
であっても、終了時の画面操作履歴を見て殆どアクセス
されていなければ、その記事のプライオリティを下げて
おくか、削除する。また、画面操作履歴を見て、ある記
事で専門用語の辞書引きを頻繁に行なっていれば、次回
からその記事に関して専門用語の注釈も表示するような
情報を個人紙面構成情報25に加えておくなどの機能であ
る。
ここで、具体例を用いてこの個人紙面構成情報学習プ
ログラム29を説明する。あるユーザが、「NY市場暴
落」、「国内市場大場安」の記事を参照したとする。こ
の記事には、階層化されたキーワードによる索引デー
タ、経済>株式>国外>NY市場、が記されており、個人
紙面構成情報学習プログラム29は、このキーワード列を
そのユーザの個人紙面構成情報25の階層化されたキーワ
ードデータに重ね合わせる。即ち、そのユーザが第6図
のような個人紙面構成情報25を持っていたとすると、経
済71、株式77、国外81のキーワードのプライオリティを
+1して、以前に無かったキーワード、ニューヨーク85
を新たに加える。また、新聞記事の中でユーザが操作し
なかった記事については、個人紙面構成情報25の最下層
のキーワード、ロンドン83のプライオリティを−1す
る。
ログラム29を説明する。あるユーザが、「NY市場暴
落」、「国内市場大場安」の記事を参照したとする。こ
の記事には、階層化されたキーワードによる索引デー
タ、経済>株式>国外>NY市場、が記されており、個人
紙面構成情報学習プログラム29は、このキーワード列を
そのユーザの個人紙面構成情報25の階層化されたキーワ
ードデータに重ね合わせる。即ち、そのユーザが第6図
のような個人紙面構成情報25を持っていたとすると、経
済71、株式77、国外81のキーワードのプライオリティを
+1して、以前に無かったキーワード、ニューヨーク85
を新たに加える。また、新聞記事の中でユーザが操作し
なかった記事については、個人紙面構成情報25の最下層
のキーワード、ロンドン83のプライオリティを−1す
る。
また、あるユーザが最初に操作した記事にキーワード
「中東諸国」が含まれており、次に操作した記事にキー
ワード「石油」が含まれていたとする。このとき、個人
紙面構成情報学習プログラム29は、記事操作の履歴を見
て、連続する2つの記事におけるキーワードを別途用意
されている連想辞書で検索し、関連が認められれば、そ
のユーザの個人紙面構成情報25のキーワード間で連想関
係を結び、ネットワークを張る。
「中東諸国」が含まれており、次に操作した記事にキー
ワード「石油」が含まれていたとする。このとき、個人
紙面構成情報学習プログラム29は、記事操作の履歴を見
て、連続する2つの記事におけるキーワードを別途用意
されている連想辞書で検索し、関連が認められれば、そ
のユーザの個人紙面構成情報25のキーワード間で連想関
係を結び、ネットワークを張る。
以上の様に本発明によれば、個々のユーザが持ってい
る興味や知識を個人向け紙面構成情報として保持し、こ
の情報をもとに、ユーザに応じた記事情報を新聞記事の
データベースから得て、再構成して画面に表示し、また
他方で、ユーザが行なった検索履歴から個人向け紙面構
成情報が学習され、管理されるので、個々のユーザの興
味や知識に応じた新聞の記事情報を容易に得ることがで
き、より細かい記事情報の提供が可能となる。
る興味や知識を個人向け紙面構成情報として保持し、こ
の情報をもとに、ユーザに応じた記事情報を新聞記事の
データベースから得て、再構成して画面に表示し、また
他方で、ユーザが行なった検索履歴から個人向け紙面構
成情報が学習され、管理されるので、個々のユーザの興
味や知識に応じた新聞の記事情報を容易に得ることがで
き、より細かい記事情報の提供が可能となる。
第1図は本発明に従う電子新聞システムの機能構成図、 第2図は本発明の一実施例に係る個人向け電子新聞シス
テムの構成図、 第3図は本発明の一実施例に係る個人向け電子新聞シス
テムのソフトウェア構成図、 第4図は個人紙面構成情報の構成図、 第5図はユーザの興味や知識情報の一例を示す図、 第6図は個人紙面構成情報の一例を示す図、 第7図は従来の電子新聞システムの構成図である。 1……情報記憶手段 3……学習手段 5……画面操作手段 7……管理手段 11……新聞社のデータベース 13……DBM 15……ユーザ端末 17……個人向け電子新聞システムソフトウェア 25……個人紙面構成情報
テムの構成図、 第3図は本発明の一実施例に係る個人向け電子新聞シス
テムのソフトウェア構成図、 第4図は個人紙面構成情報の構成図、 第5図はユーザの興味や知識情報の一例を示す図、 第6図は個人紙面構成情報の一例を示す図、 第7図は従来の電子新聞システムの構成図である。 1……情報記憶手段 3……学習手段 5……画面操作手段 7……管理手段 11……新聞社のデータベース 13……DBM 15……ユーザ端末 17……個人向け電子新聞システムソフトウェア 25……個人紙面構成情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−199066(JP,A) 亀田,藤崎「テーマ・キー概念・キー ワード間の階層構造を利用する新聞記事 情報の分類・検索システム」情報処理学 会論文誌,Vol.28,No.11, 1987,p.1103−1111 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/30 JICST科学技術文献ファイル
Claims (2)
- 【請求項1】記事がデータベース上に構築されており、
このデータベースから伝送されてくる記事情報を受信し
て、画面上に再構成して表示する電子記事表示装置にお
いて、 複数のユーザが持っている興味や知識を複数の個人向け
紙面構成情報として保持する情報記憶手段と、 ユーザが行なった検索履歴から前記個人向け紙面構成情
報を学習する学習手段と、 前記個人向け紙面構成情報を得るために画面を操作し前
記個人向け紙面構成情報をもとにユーザに応じた記事情
報をデータベースから得て再構成して表示する画面操作
手段と、 前記情報記憶手段、学習手段、画面操作手段を管理する
管理手段と、を有することを特徴とする電子記事表示装
置。 - 【請求項2】記事がデータベース上に構築されており、
このデータベースから伝送されてくる記事情報を受信し
て、画面上に再構成して表示する電子記事表示方法にお
いて、 複数のユーザが持っている興味や知識を複数の個人向け
紙面構成情報として予め記憶し、 ユーザが行なった検索履歴から前記個人向け紙面構成情
報を学習し、 前記個人向け紙面構成情報を得るために画面を操作し前
記個人向け紙面構成情報をもとにユーザに応じた記事情
報をデータベースから得て再構成して表示することを特
徴とする電子記事表示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2320947A JP2880789B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 電子記事表示装置及び電子記事表示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2320947A JP2880789B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 電子記事表示装置及び電子記事表示方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04192751A JPH04192751A (ja) | 1992-07-10 |
JP2880789B2 true JP2880789B2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=18127067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2320947A Expired - Lifetime JP2880789B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 電子記事表示装置及び電子記事表示方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2880789B2 (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH06187261A (ja) * | 1992-12-15 | 1994-07-08 | Hitachi Maxell Ltd | 情報サービスシステム |
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亀田,藤崎「テーマ・キー概念・キーワード間の階層構造を利用する新聞記事情報の分類・検索システム」情報処理学会論文誌,Vol.28,No.11,1987,p.1103−1111 |
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