JP2880680B2 - 小型滑走艇 - Google Patents

小型滑走艇

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JP2880680B2
JP2880680B2 JP8000500A JP50096A JP2880680B2 JP 2880680 B2 JP2880680 B2 JP 2880680B2 JP 8000500 A JP8000500 A JP 8000500A JP 50096 A JP50096 A JP 50096A JP 2880680 B2 JP2880680 B2 JP 2880680B2
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重光 新田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小型滑走艇に関する
もので、とくに4サイクルエンジンを搭載した小型滑走
艇に関する。
【0002】
【従来の技術】小型滑走艇は、水上を滑走する小型の乗
り物である。推進手段としてはウォータジェットポンプ
やスクリューが使用されるが、その駆動用のエンジン
は、吸気系・排気系の機器とともに船底ハルやシート
等、いわゆる船体外板にて囲まれた空間のうちに搭載さ
れている。またそのエンジンは、船体外板内の空間のう
ちでも、とくに、人(搭乗者)が跨がって乗るシートの
下の部分に配置されることが多い。人が乗るのは船体の
中ほどから後方へかけての部分だが、そのような部分
は、船体姿勢に影響を及ぼす重量配分の関係で、エンジ
ンを搭載するのに好適だからである。
【0003】しかしながら、一人ないし三人乗りの小型
滑走艇においてエンジンが設けられる上記の空間(すな
わちシートの下のエンジンルーム)は一般にその容積が
かなり制限されている。容積を広くとりすぎると小型滑
走艇自体が大きくなってスピードや旋回性といった特有
の運動特性が低下しがちであり、シートの幅を大きくす
るなら、それを跨いで乗ることが難しくなるからであ
る。
【0004】そのため、従来は、小型滑走艇の推進用エ
ンジンとして2サイクルエンジンが使用されている。2
サイクルエンジンはオイルパンやバルブ・動弁機構等を
備えないためにコンパクトで、しかも燃焼頻度からして
出力も高いことから、小型滑走艇には適しているのであ
る。
【0005】なお、小型滑走艇に2サイクルエンジンが
搭載されている例は、たとえば実開平3−61152号
公報に記載がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年では、騒音や環境
改善の観点から、小型滑走艇などに関しても4サイクル
エンジンの使用可能性が検討され始めている。
【0007】しかし、4サイクルエンジンは同等の出力
をもつ2サイクルエンジンよりも大型であることから、
推進用機関としてそれを小型滑走艇に搭載するために
は、船体内の空間にどのように配置するかが課題とな
る。そしてその課題は、つぎのような事情により解決さ
れ難いものである。すなわち、イ ) 小型滑走艇におけるエンジンルームは、2サイクル
エンジンを搭載していた場合と変わることなくその容積
が制限される。とくに、シートの上に人が騎乗する一般
的なタイプの小型滑走艇では、体格の面からシートの幅
が制限されるので、シートの下部にあたるエンジンルー
ムの幅も極めて狭いものになる。
【0008】ロ) 4サイクルエンジンが2サイクルエン
ジンよりも大型であることに加え、吸気サイレンサやキ
ャブレターといった吸気系の機器を、エンジンに対して
一定の条件を満たし、かつあまり離れることのない位置
関係(2サイクルエンジンの場合と同様の関係)に配置
しなければならないという制約がある。つまり、大型の
4サイクルエンジンを、吸気系の機器とほぼ一体的に結
合した一層大きなブロックとしてエンジンルーム内に収
容しなければならない。なお、4サイクルエンジンが大
型になる理由は、吸・排気バルブ(きのこ弁)を備える
ためシリンダ上に大きなスペースが不可欠であること、
一般的な4サイクルエンジンの例に倣ってクランクケー
ス内にオイルを溜めるウェットサンプの潤滑方式をとる
限りは下部にオイルパンとしてのスペースが必要である
こと、2サイクルのものと比べて燃焼頻度が少ないので
出力を同等にするには気筒数や排気量を増さねばならな
いこと−などである。また、吸気系の機器をエンジン
に対してほぼ一体的に結合する必要があるのは、効率
上、燃料の粒子が重力に逆らわずに燃焼室へ入るようそ
れらの機器(とくにキャブレター)がシリンダよりも上
にあるべきで、また吸気抵抗を減らす意味でそれらがシ
リンダに近く設けられるべきだからである。
【0009】ハ) 排気系の機器については、吸気系の場
合ほどエンジンとの位置関係を問われることはないが、
エンジンと消音器等とをつなぐ排気マニホールドと呼ば
れる管だけは、各シリンダの排気ポートと直結してエン
ジンの近傍に配置しなければならない。排気マニホール
ドは、単なる合流管とするなら占有スペースも小さくて
すむが、エンジンに高出力を発揮させるべく各シリンダ
の排気ポートから合流箇所までの管長を等しくしたもの
等、特殊な形式のものを使用する場合には、相当のスペ
ースを必要とする。
【0010】ニ) 4サイクルエンジンは重量的にも2サ
イクルエンジンを上回るため、小型滑走艇における重量
配分についても十分な配慮が必要である。つまり、小型
滑走艇のバランスや安定性のために、船体の前後・左右
いずれの方向についても適切な位置にエンジンを置かな
ければならない。エンジンを搭載できる空間、とくにシ
ートの下は一般に幅方向(左右)に狭く、とくにその方
向にはエンジンの設置位置が制約されるため、船体の左
右いずれかにエンジンの重量が偏らないようにするのが
容易ではない。
【0011】ホ) ウォータジェットポンプやスクリュー
など小型滑走艇の推進手段については、その駆動軸(ド
ライブシャフト)が船体の底部付近に設けられるのに対
し、4サイクルエンジンは、オイルパンを有するために
そのクランク軸が2サイクルエンジンの場合よりも一般
的に上の方(エンジンの最下部から上方へ離れた位置)
にある。したがって、オイルパン内に溜めるオイルの量
やオイルパン・クランクケースの形状などによっては、
クランク軸の位置が高くなりすぎて推進手段の駆動軸と
うまく直結できなかったり、当該駆動軸に無用な角度を
つけざるを得なくなったりする場合も想定される。
【0012】本発明の目的は、以上のような課題を解決
し4サイクルエンジンを好ましい配置で搭載した小型滑
走艇を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の小型
滑走艇は、人が跨がって乗るシートの下の空間内に4サ
イクルエンジンを搭載したもので、 a) クランク軸を船体の前後方向に向け、かつそのクラ
ンク軸を船体幅のほぼ中央に位置するように4サイクル
エンジンを搭載するとともに、当該4サイクルエンジン
の全シリンダを、船体の左右いずれか同じ側へ傾斜さ
せ、b) 傾斜した側でシリンダヘッドの下部からシリンダへ
かけての部分に隣接する位置に、シリンダの配列方向と
平行に延びていて、各排気管を一旦前方へ進めたうえ屈
曲させて後方の排出口へ向けることにより排気管長をい
ずれも等しく(またはほとんど等しく)した排気マニホ
ールドを配置し、c) 排気マニホールドに続く他の排気系の機器を、上記
空間のうちエンジンよりも船体後方の位置に配置し、 d) 全シリンダの傾斜した側と反対の側に吸気系の機器
を配置し、その吸気系の機器の上流部に吸気ダクトを接
続し、その上流端(つまり同ダクトの吸込み口)を、上
記空間の上下および左右の中ほど(つまり、その空間を
横断面で見た場合の中央付近)に開口させた−もので
ある。
【0014】請求項1のこの小型滑走艇では、人が跨が
って乗るように形成されたシートや船底ハル等で囲まれ
た小容積の空間のうちに、4サイクルエンジンなどがつ
ぎのとおり適切に配置される。
【0015】1) 4サイクルエンジンとそれに付属する
吸気系の機器とが、前述した一体的な関係を満たしなが
ら、船体の、とくに幅方向に寸法が限られている上記の
空間内にコンパクトに収容される。なぜなら、高さ寸法
の大きな4サイクルエンジンを、仮にシリンダを鉛直に
して船体幅のほぼ中央に置いたとすれば、船体内部の空
間がシリンダにより左右に二分されて吸気系の機器を配
置するだけのまとまった空間がなくなるが、上記a)のよ
うに、クランク軸を前後方向に向けて船体幅のほぼ中央
に位置させながらも、そのクランク軸の位置から上に延
びるシリンダをすべて左右いずれか同じ側へ傾斜させた
ことにより、その傾斜した側と反対の側に、d)のとおり
吸気系の機器を配置できる空間が確保されるからであ
る。シリンダを傾斜させ、それと隣接する空間内に吸気
系機器を配置する以上は、キャブレター等の機器をシリ
ンダに対して上方に、かつ近づけて設けるという条件も
容易に満たされることになる。なお、エンジンルームと
なる船体外板内の空間は船体の前後方向には長いのが通
常であるため、その方向のエンジンの配置位置は比較的
自由に定められる。
【0016】2) 排気系の機器のうち排気マニホールド
についても、各シリンダの排気ポートと直結した状態で
エンジンの近傍に適切に配置される。小型滑走艇のうち
人が跨がって乗るシートの部分は、人の脚の広がり方を
考慮してその横断面が矩形状か又は下の広い台形状にな
るように形成されているため、シリンダが傾斜した側で
は、それらシリンダの外壁とシートなど船体外板の内側
との間に、上方(つまりシリンダヘッドの付近)では狭
いが下方(クランクケースに近づく部分)では広くなっ
たスペースが残されている。上記b)にいう「傾斜した側
でシリンダヘッドの下部からシリンダへかけての部分に
隣接する位置」とは、上記のようなスペースのうちクラ
ンクケースに近い下方の部分をさすため、本発明の小型
滑走艇では、排気ポートに隣接するエンジン近傍の空間
のうち比較的広い部分に排気マニホールドを配置できる
ことになる。その部分は比較的広いことから、各シリン
ダの排気ポートから合流箇所までの管長を等しくした上
b)の排気マニホールドをそこに配置することも可能で
ある。
【0017】3) マフラーなど、排気マニホールドに続
く他の排気系の機器も、船体内の空間のうちに合理的に
配置される。エンジンと吸気系の機器および排気マニホ
ールドとが船体左右に隣接する部分ではなく、上記c)
とおりそれよりも船体後方の位置にそれら排気系の機器
を設けるので、船体形状を問わず、また船体(シートな
ど)の幅寸法等を拡大することなく配置できるのであ
る。このような配置ができるのは、これらの機器が、エ
ンジン等との関係で位置の上下を問わず、またとくにエ
ンジンの近くに置く必要もないからである。このように
配置したうえで、エンジンにおけるシリンダの傾斜角度
を適切に設定すれば、点火プラグの交換などシリンダヘ
ッドまわりの保守点検も容易になる。エンジンルームと
し得る空間は船体の前後方向には長いのが通常であるこ
とや、エンジンの排気は小型滑走艇の後方へ向けて出す
のが好ましいことからも、このc)のような配置は合理的
である。
【0018】4) シリンダを、傾斜させることによって
船体の左右いずれか一方の側に集めたにもかかわらず、
その側へのエンジンの重量の偏りは少なく、吸気系の機
器などの配置によって修正され得る程度にとどまる。こ
れは、一方の側へシリンダを集めるのに、クランク軸と
ともにエンジンの全体をその側へ寄せるのではなく、上
記a)のようにクランク軸の位置は船体幅のほぼ中央とし
たからである。そしてこのような位置にクランク軸を配
置するとしても、その上方にあるシリンダが左右いずれ
かへ寄っておれば、吸気系の機器を上方に配置するのに
差し支えはないのである。なお、エンジンルームとなる
空間は上記のとおり船体の前後方向には長いのが通常で
あるため、重量的にも、その方向には比較的自由に位置
を選んでエンジンを適切に配置することができる。 5) 上記b)のとおり、排気マニホールドにおける各排気
管の長さがいずれも等しくなっているため、エンジンが
小型であっても高出力が引き出される。したがって小型
滑走艇内への4サイクルエンジンの配置が容易になる。
【0019】
【0020】小型滑走艇は水上での乗り物であるため、
空気の取入れ部分等から滑走中にも多少の水が船体内に
入り込み、また横転時にも浸水することがある。請求項
1の小型滑走艇は、さらにその点を考慮し、エンジンル
ームであるシート下の空間内に水が入っても、吸気系を
経てエンジン内にそれが侵入することがないように構成
している。
【0021】すなわち、6) 吸気系の機器に対し上記d)のように吸気ダクトを接
続してその上流端を上記空間の中央付近に開口させてい
るので、当該空間内に浸水があり、かつ小型滑走艇がど
のような姿勢になったとしても、浸水による水面から吸
気ダクトのその開口までの間に常に相当の距離を保つこ
とができるので、そこからは水が入りにくい。吸気系の
機器は、前述のようにエンジン(シリンダの傾斜した側
と反対の側)とシートなど船体外板との間の余裕のない
スペース内に配置されているため、船体内に水が入って
吸気系の機器を下にして船体が傾斜または横転したと
き、仮に上記のような吸気ダクトを接続していないなら
当該機器の吸気口からその機器やエンジン等にまで水が
入る可能性があるが、上記d)の構成をとる以上は、かか
る不都合はない。
【0022】また請求項2のように、e) 推進手段の駆動軸を、上記のクランク軸に対し、よ
りエンジンの底部に近い位置に歯車対を介して設けられ
た出力軸と、その出力軸に設けられた弾性継手とを介し
て接続するのもよい。
【0023】請求項2の小型滑走艇によれば、搭載した
4サイクルエンジンのクランク軸を推進手段の駆動軸に
対して常に好ましい状態で接続することができる。これ
らクランク軸と駆動軸との間に高さの差(軸心のずれ)
がある場合、上記e)のとおり設ける歯車対がその差を解
消するように両者間をつなぐからである。前述したよう
に、推進手段の駆動軸が一般的には船体の底部付近に設
けられるのに対し、オイルパンを有する4サイクルエン
ジンのクランク軸は2サイクルエンジンのそれよりもや
や上にあり、オイルの量やオイルパン・クランクケース
の形状などによっては、上記の駆動軸と直結することが
できないほどクランク軸の位置が高くなる場合がある。
このような場合、上記のとおり歯車対を介して上方のク
ランク軸と底部付近の出力軸とを接続し、かつ、弾性継
手を介してその出力軸と推進手段の駆動軸とを接続すれ
ば、クランク軸の位置にかかわらず(しかも軸を大きく
傾けることなく)推進手段の駆動軸を船体底部付近に配
置することができるわけである。両者間に高さの差がな
い場合でも、各軸の位置を適切に定めたうえ適当な歯数
比の歯車対を介して両者を接続すれば、エンジンの最高
出力時のクランク軸の回転数を推進手段の駆動軸に対し
効率上好ましい回転数に変換して伝達するという、いわ
ゆる回転数のマッチングが可能になるメリットがある。
なお、クランク軸・駆動軸間の動力伝達手段としては歯
車対のほかにベルトやチェーン等も考えられるが、伝達
するトルクが大きく回転数も高いことを考慮すれば、歯
車対が最適である。
【0024】
【発明の実施の形態】図1〜図5に本発明の一実施形態
を示す。この例は4サイクルエンジン20を搭載した小
型滑走艇1に関するもので、図1はその小型滑走艇1や
エンジン20などを船体後方から見た横断面図、図2は
エンジン20およびその左右に配置された機器を示す斜
視図、図3はエンジン20の縦断面図(図1におけるII
I−III断面図)、図4は排気マニホールド51を示す後
方視図(同(a))および側方視図(同(b))、そして図
5は、エンジン20等が見えるよう一部を透視して示す
小型滑走艇1の側面図である。
【0025】小型滑走艇1はレジャーを主目的とする水
上の乗り物で、図5に示すように、船底ハル2の上にフ
ード3やシート4・ハンドル5などを取り付けて一人〜
三人が搭乗できるようになっている。推進手段としては
船体の下部後方にウォータジェットポンプ45を備えて
おり、それにて加圧し噴出するウォータジェットにより
推進力を得て水面上を滑走する。ウォータジェットを形
成するためのポンプ45はエンジン20により駆動され
るが、そのエンジン20は、吸気系機器10などととも
に船体の前後ほぼ中央で船底ハル2やフード3・シート
4などに囲まれた船体内の空間(エンジンルーム)に搭
載されている。エンジン20の出力は弾性継手43を介
して駆動軸44へ伝えられ、その駆動軸44がポンプ4
5(のインペラ)を回転させるのである。
【0026】エンジン20としては、図1のように構成
した4サイクル・直列4気筒のものを搭載している。エ
ンジン20の上部にはシリンダヘッド21があり、それ
より下にシリンダ25やクランクケース29・オイルパ
ン34が備わっている。シリンダヘッド21のうちには
吸気ポート22と排気ポート23があり、各ポート22
・23を開閉するバルブ24aとともに、カム24bや
タイミングチェーン24c(図3)などの動弁機構24
が組み込まれ、点火プラグ21a(図3)も取り付けら
れている。吸気ポート22の上流側には吸気サイレンサ
11やキャブレター12を含む吸気系機器10が接続さ
れ、排気ポート23の下流側には排気マニホールド51
やマフラ52などの排気系機器50が接続されている。
また、シリンダ25の内側には、クランク軸28に連結
されたピストン26が上下に摺動可能なように配置され
ており、クランク軸28は、軸受29f(図3)を介し
てクランクケース29により支えられている。そしてク
ランクケース29の最低部分には、オイルを溜めるオイ
ルパン34が密に取り付けてあり、その窪みになった下
部に円筒状のストレーナ35が配置され、それが給油ポ
ンプ(図示せず)に接続されている。船体への搭載のた
めには、このエンジン20の底部付近において前後二箇
所に棒状のフレーム7aを一体化し、そのフレーム7a
を、船底ハル2やフード3のうちに固定した鉄板製の支
持プレート7c上に固定している。プレート7cの該当
部分にはゴム製のダンパ7bを設けてその上にフレーム
7aを取り付けており、またプレート7cそのものにも
弾性があるので、エンジン20の振動等はそのダンパ7
bやプレート7cにて吸収され、船体に伝わりにくい。
なお、図3のように、クランク軸28には発電機36な
どが接続されている。上部に動弁機構24などを備えて
いて下部にもオイルパン34を有することから、この4
サイクルエンジン20は2サイクルエンジンに比べて高
さ寸法がかなり大きく、また4気筒であるうえオイルパ
ン34に幅があることから水平方向にも相当に大きい。
【0027】小型滑走艇1の特徴は、以上のように大型
で重量もある4サイクルエンジン20を、図5のとおり
推進用の機関として船体内に搭載した点にある。容積の
限られた小型滑走艇1の船体のうちに4サイクルエンジ
ン20を搭載する場合、つぎのような課題を解決する必
要がある。すなわち、イ)従来一般に搭載されていた2サ
イクルエンジンに比べて4サイクルエンジン20はかな
り大型であるため、上方の接近した位置に配置されるべ
き吸気系機器10などとともに船体内に適切に配置する
ことが難しい、ロ)4サイクルエンジン20は重いため、
小型滑走艇1における重量配分、とくに船体の左右いず
れかにエンジン20の重量が偏らないように配慮する必
要がある、ハ)上記イ)・ロ)の事情から、4サイクルエンジ
ン20はコンパクトでありながら高出力を発揮するもの
が望ましい、ニ)船体内に多少の水が入ることは避けられ
ないが、小型滑走艇が横転等した場合にもその水が吸気
系ないしエンジンの中には入らないようにする必要があ
る、ホ)潤滑系は、通常の4サイクルエンジンと同様にウ
ェットサンプ方式とするのが(2サイクルエンジンのよ
うにドライサンプとするよりも)構造上簡単で好ましい
が、そうすると船体の横転時にオイルがシリンダ25
(図1・図3)の内部に流入して、運転の継続・再開が
難しくなる、ヘ)一般的にクランク軸28(図1)が2サ
イクルエンジンの場合よりも高い位置にあるため、船体
底部付近に設ける必要があるウォータジェットポンプ4
5の駆動軸44にそのクランク軸28を接続するのが難
しい−といった課題である。その点、この小型滑走艇
1は以下のような構成をとることにより、かかる課題を
解決している。
【0028】まず上記イ)・ロ)の課題に対しては、4サイ
クルエンジン20と吸気系機器10などを船体内に図1
のように配置するものとしている。すなわち、4気筒の
エンジン20をいわゆる縦置き(クランク軸28を船体
の前後方向に向け、シリンダ25をそれに沿って並べ
る)としてそのクランク軸28を船体幅の中央に位置さ
せるとともに、当該エンジン20の全シリンダ25を船
体の右側(進行方向右側)へ傾斜させ、その反傾斜側で
ある船体左側に吸気系機器10を配置する。また排気系
機器50については、上記の傾斜側(船体右側)でシリ
ンダヘッド21の下部からシリンダ25にかけての部分
のすぐ右隣に排気マニホールド51を設けるとともに、
それより下流側のマフラ52などは、図5のように船体
内のうちエンジン20の位置よりも後方に配置してい
る。
【0029】このようなレイアウトとすることにより、
上記イ)・ロ)の課題を解決しつつ船体内の狭い空間に4サ
イクルエンジン20等を適切に配置することができる。
その理由はつぎのとおりである。図1のように、クラ
ンク軸28の位置から上に延びる四つのシリンダ25を
すべて右側へ傾斜させることにより、吸気系機器10を
配置できる空間が反傾斜側に確保される。シリンダ2
5の斜め上に相当するその反傾斜側の空間内に吸気系機
器10を配置する以上は、キャブレター12等をシリン
ダ25に対して上方に、かつ近づけて設けることも容易
である。シリンダ25を船体右側に集めたとはいえク
ランク軸28の位置を船体幅の中央としたので、船体右
側へのエンジン20の重量の偏りは少なく、吸気系機器
10などの配置により修正して全体の重心を船体の幅の
中央に置くことができる。人が跨がることを考慮して
シート4とその下の部分の横断面形状を台形状にしたこ
とと関連し、シリンダ25の傾斜側であって上記のよう
にシリンダヘッド21の下部からシリンダ25にかけて
の部分のすぐ右隣の部分には、相当の断面積(下の方が
多少広い)をもち前後に長い空きスペースができてお
り、そこにはやや大きめの排気マニホールド51を設け
ることができる。エンジン20に対する相対位置の上
下を問わない排気系機器50は、図5のように、エンジ
ン20と吸気系機器10とが船体左右に隣接する部分を
外れた船体後方の位置に設けるので、幅の狭い船体であ
っても配置できる。船体内の空間は前後方向に長いた
め、その方向には容易に、設置スペースおよび重量配分
等を考慮した適切な位置にエンジン20等を配置でき
る。
【0030】上記イ)・ロ)とも関連するが、前記ハ)の課題
を解決する一手段として、この小型滑走艇には図4に示
す排気マニホールド51を使用している。排気マニホー
ルド51は、エンジン20の四つの排気ポート23から
出る排気を一つに合流させてマフラ52(図5参照)へ
送るいわば合流接続管であるが、このマニホールド51
はとくに、各排気ポート23(図1)との接続口51a
から後方(合流後)の排出口51cまでの各排気管51
bの長さを、いずれもほとんど等しくなるように構成し
たものである。長さを等しくするために、各排気管51
bは図4(b)のように、排出口51aから一旦前方(図
の左方)へ管路を進めたうえ屈曲して後方の排出口51
cへ向かうように構成した。排気管51bの長さに差が
ないことからエンジン20の出力を引き出すことがで
き、小型のエンジン20であっても高出力を得ることが
可能になり、前記ハ)の課題を解決するに好都合である。
この排気マニホールド51は、4本の排気管51bが密
に並ぶようアルミ鋳造にて一体成形することにより比較
的コンパクトには構成したが、各排気管51bが等長と
いう特殊な構造をもち外側に冷却水ジャケット51dを
も有することから、主管と枝管からなる単純な合流管に
比べると相当に大きい。しかし、上述したレイアウトに
より、図1のようにシリンダ25の傾斜側においてシリ
ンダヘッド21の下部からシリンダ25にかけての部分
のすぐ右隣に広い空きスペースを設けたので、このよう
に大きめの排気マニホールド51であっても適切に配置
することができた。
【0031】前記ニ)のように吸気系等に水が入らないよ
うにするためには、図1および図2のように、吸気サイ
レンサ11の上流側開口(前後二箇所)に吸気ダクト1
1aを接続し、その端部(上流端の吸気取入れ口)を、
シート4の下のエンジンルームのうちほぼ中央部分(図
1のように上下・左右の中ほど)に位置させた。ダクト
11aの端部を設けたこの位置は、エンジンルーム内に
浸水があり、かつ小型滑走艇がどのような姿勢になった
としても、その水の水面から常に相当の距離を保つこと
ができる位置であるから、こうした構成により吸気系に
水が入ることは防止される。
【0032】前記ホ)の課題を解決するためとしては、図
1に示す4サイクルエンジン20のクランクケース29
やオイルパン34などの構成に、つぎのような工夫を施
している。すなわち、クランクケース29として外殻部
分29aのほかに袋状の内側部分29bを形成し、オイ
ルパン34上にその内側部分29bの底部が位置するよ
うにしたのである。ただし内側部分29bの底部には連
通孔31を設け、クランク軸28などに強制給油された
オイルがオイルパン34上に滴下し回収されるようにし
ている。オイルパン34の側壁ともいえる外郭部分29
aの各面と連通孔31との間には大きな距離をおき、ま
た外郭部分29aの上端部と連通孔31との間には上下
方向にもかなりの寸法をとったので、クランクケース2
9の内側部分29bと外郭部分29a(オイルパン34
の側壁)との間にはいずれの方向にも十分な容積をもつ
スペースSがあることになる。
【0033】オイルパン34等をこのように構成すれ
ば、4サイクルエンジン20は、ウェットサンプ方式の
ものでありながら、小型滑走艇1が横転等してエンジン
20が横転ないし反転(180°の反転)状態になった
ときにもオイルパン34内のオイルをシリンダ25内へ
流入させる恐れがない。オイルパン34に溜まっていた
オイルは、エンジン20が横転ないし反転となるとき、
そのオイルパン34の側壁(外殻部分29a)の内側な
いし上部に移動するが、その側壁と連通孔31との間に
は上記のとおり容積の大きなスペースSがあるためオイ
ルはそこに溜まるのである。つまり、連通孔31を通っ
てクランクケース29(内側部分29b)の内部へ入る
ことはほとんどなく、したがってエンジン20の運転に
不都合をきたすことはない。とくに、横転等したときエ
ンジン20を自動停止させる検出スイッチ(図示せず)
を小型滑走艇1に装備しておけば、横転ないし反転にな
ったときクランク軸28などへの強制給油もストップす
るので一層好ましい。なお、オイルパン34は、シリン
ダ25やシリンダヘッド21と同様に、冷却水を通すウ
ォータジャケット34aを内部に形成し、図5に示す水
ジェットの噴出口6から取り出される水をその内部に通
すことにより冷却するようにしている。こうしたため
に、エンジン20は、小型滑走艇1のほとんど密閉され
た空間のうちに配置されているにもかかわらず適切な冷
却を受けることができる。
【0034】クランクケース29(29b)とオイルパ
ン34とを上記のようにいわば二重構造にしたため、エ
ンジン20の底部(設置面)からクランク軸28までの
高さ寸法はとくに大きくなっているが、この小型滑走艇
1では図3のように、歯車対41を介してクランク軸2
8とつながる出力軸42をエンジン20のうちに設ける
ことにより、前記ヘ)の課題を解決している。つまり、出
力軸42はクランクケース29で回転自在に支持される
ようにしてクランク軸28の下方に取り付け、クランク
軸28上のピニオン41aと出力軸42上のギヤ41b
とを上記の歯車対41として噛み合わせている。そして
このようにした出力軸42に、図5のとおり弾性継手4
3を介してウォータジェットポンプ45の駆動軸44を
接続したのである。クランク軸28とは別に、よりエン
ジン20の底部に近い位置に出力軸42を設けたので、
船体底部付近に配置する必要があるウォータジェットポ
ンプ45の駆動軸44とうまく(つまり駆動軸44をほ
とんど傾けることもなく)つなぐことが可能となった。
なお、歯車対41の潤滑は、ウェットサンプ方式とした
エンジン20(図3参照)におけるオイルパン34上の
オイルにギヤ41bの一部を浸けるという、簡単な方法
で行っている。
【0035】歯車対41はそのほか、クランク軸28の
回転数をウォータジェットポンプ45にとって効率のよ
い回転数に変換する適切な歯数比としたため、小型滑走
艇1にとって推進効率の面でも好結果をもたらすことと
なった。つまり、エンジン20の出力特性とウォータジ
ェットポンプ45の推進効率とを、歯車対41の歯数比
によって好適にマッチングさせることができた。このこ
とは、適当な歯車対41を使用することによって、推進
性能の異なる他のウォータジェットポンプを装備する他
の形式の小型滑走艇にも同一形式の4サイクルエンジン
20を搭載できることを意味し、エンジンの共用化を進
めて小型滑走艇のコストダウンをも実現可能にするもの
である。なお、同様の歯車対をエンジン20の外部に設
ける場合にも以上と同様の作用効果が得られることは言
うまでもない。
【0036】
【発明の効果】本発明の小型滑走艇では、2サイクルエ
ンジンよりもかなり大型である4サイクルエンジンを、
シートの下の狭い空間のうちにつぎのとおり適切に配置
することができる。
【0037】1) エンジンの全シリンダを船体の左右い
ずれか同じ側へ傾斜させることによって吸気系の機器の
配置スペースを確保するので、4サイクルエンジンとそ
れに付属する吸気系の機器とを、好ましい一体的な位置
関係を満たしながら、上記の空間内にコンパクトに収容
できる。
【0038】2) 上記のとおりシリンダを傾斜させたこ
とにともない、エンジンの排気ポートに隣接する部分に
比較的広いスペースを確保したので、望ましい排気マニ
ホールドを適切に配置することができる。
【0039】3) マフラーなど、排気マニホールドに続
く他の排気系の機器についても、船体内に合理的に配置
することができる。エンジンを配置する空間が船体の前
後方向に長いこと等を利用してエンジンより後方にそれ
らを配置するので、船体の幅寸法などを拡大する必要等
がない。
【0040】4) クランク軸の位置が船体幅のほぼ中央
となるように4サイクルエンジンを配置するから、左右
一方の側へ極端にエンジンの重量が偏ることはなく、全
体として良好な重量バランスを実現できる。5) 排気マニホールドにおける各排気管を等長にしてい
ることに関連して、小型滑走艇内への4サイクルエンジ
ンの配置が容易になる。
【0041】さらに、 6) 吸気ダクトの上流端すなわち吸気の取入れ口を、エ
ンジンを配置する空間の中央付近に設けたので、当該空
間内に浸水があり、かつ小型滑走艇がどのような姿勢に
なったとしても、吸気系には水が入りにくい。
【0042】また、請求項2の小型滑走艇によれば、 7) 歯車対が、4サイクルエンジンのクランク軸と推進
手段の駆動軸との間に生じがちな高低差に基づく不都合
を解消し、同時にエンジンと推進手段との間の回転数の
マッチングをも図るため、上記のクランク軸・駆動軸間
を常に好ましい状態で接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である小型滑走艇1につい
て、船体および4サイクルエンジン20などを示す横断
面図(後方から見た図)である。
【図2】エンジン20およびその左右に配置された機器
を示す斜視図である。
【図3】小型滑走艇1に搭載した4サイクルエンジン2
0の縦断面図で、図1におけるIII−III断面を示すもの
である。
【図4】図4(a)は排気マニホールド51を示す後方視
図、同(b)はその側方視図(同(a)におけるb−b矢視
図である。
【図5】上記の小型滑走艇1を、4サイクルエンジン2
0等が見えるように一部を透視して示す側面図である。
【符号の説明】
1 小型滑走艇 10 吸気系機器 11a 吸気ダクト 20 4サイクルエンジン 25 シリンダ 28 クランク軸 41 歯車対 42 出力軸 44 駆動軸 45 ウォータジェットポンプ(推進手段) 50 排気系機器 51 排気マニホールド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B63H 21/14 B63H 21/24 (56)参考文献 特開 平7−237588(JP,A) 特開 平5−10122(JP,A) 特開 平3−9027(JP,A) 実開 平5−34100(JP,U) 実開 昭58−56110(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02B 67/00 B63H 21/00 B63H 21/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 推進手段の駆動用エンジンが、人が跨が
    って乗るシートの下の空間内に搭載された小型滑走艇で
    あって、 上記のエンジンとして4サイクルエンジンが、クランク
    軸が船体の前後方向に向き、かつそのクランク軸が船体
    幅のほぼ中央に位置するように搭載されるとともに、当
    該4サイクルエンジンの全シリンダが船体の左右いずれ
    か同じ側へ傾斜し 傾斜した側でシリンダヘッドの下部からシリンダへかけ
    ての部分に隣接する位置に、シリンダの配列方向と平行
    に延びた排気マニホールドが配置されていて、そのマニ
    ホールドにおける各排気管は、一旦前方へ進められたう
    え屈曲させられて後方の排出口へ向けられることにより
    長さが等しくなっており、 排気マニホールドに続く他の排気系の機器が、上記空間
    のうちエンジンよりも船体後方の位置に配置され 全シリンダの傾斜した側と反対の側に吸気系の機器が配
    置され、その吸気系の機器の上流部に吸気ダクトが接続
    され、その上流端が、上記空間の上下および左右の中ほ
    どに開口している ことを特徴とする小型滑走艇。
  2. 【請求項2】 推進手段の駆動軸が、上記のクランク軸
    に対し、よりエンジンの底部に近い位置に歯車対を介し
    て設けられた出力軸と、その出力軸に設けられた弾性継
    手とを介して接続された請求項1に記載の小型滑走艇。
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