JP2876821B2 - 航空機用エンジンにおける吸入空気量検出装置 - Google Patents

航空機用エンジンにおける吸入空気量検出装置

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JP2876821B2 JP14988391A JP14988391A JP2876821B2 JP 2876821 B2 JP2876821 B2 JP 2876821B2 JP 14988391 A JP14988391 A JP 14988391A JP 14988391 A JP14988391 A JP 14988391A JP 2876821 B2 JP2876821 B2 JP 2876821B2
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は航空機用エンジンにおけ
る吸入空気量検出装置に係り、特に吸気管内のスロット
ル弁の上流にエアフローメータを下流に吸気圧センサを
備えた吸入空気量検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記吸入空気量検出装置を備えた
航空機用エンジンは、吸気管の空気導入端に接続された
エアフィルタの目詰まりや氷結等による吸気管内の吸入
空気不足を解消するため、エアフィルタの下流に位置し
てエアフローメータに向けて空気を導入する空気取入口
にエアフィルタ下流の圧力損失時にのみ開かれるバイパ
スドアを設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記吸気管
内の吸入空気量を検出する場合に、エアフローメータは
吸入空気の流れが定常状態にあるときには吸入空気量を
精度よく検出することができるが、例えば航空機の運行
中にエアフィルタの目詰まり等によりバイパスドアを開
放して吸気管内に空気を導入したとき、空気流の乱れに
より検出誤差が大きくなって吸入空気量を正確に検出す
ることができなくなり、かかるセンサ出力によっては燃
料噴射制御を精度良く行うことができないという問題が
ある。また、吸気圧センサによる吸入空気量の検出方法
は、吸気管内の検出圧力を利用するものであるため空気
流の乱れにより影響されることはないが、空気量を推定
する方法であるため本質的に検出結果にある程度の誤差
を含むという問題がある。本発明は上記課題を解決しよ
うとするもので、バイパスドアの開閉に応じて吸気管内
の吸入空気量を精度よく検出することの可能な吸入空気
量検出装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の吸入空気量検出
装置の特徴は、スロットル弁の上流に吸入空気量を検出
するエアフローメータを設け同スロットル弁の下流に吸
気負圧又はスロットル弁開度に対応する信号を出力する
吸気圧センサを設けた吸気管の空気導入端にエアフィル
タを接続し、前記エアフィルタと前記エアフローメータ
との間の吸気管壁に設けられて前記エアフローメータに
向けて空気を導入する空気取入口にエアフィルタ下流の
圧力損失時に開かれるバイパスドアを設けてなる航空機
用エンジンにおいて、エンジン回転数を検出するエンジ
ン回転数検出手段と、前記バイパスドアの作動を検出し
同パイパスドアが閉じられているか開かれているかを表
すドア検出信号を出力するドア検出手段と、前記ドア検
出信号が前記バイパスドアの開じられていることを表す
とき前記エアフローメータの出力信号に基づき吸入空気
量を算出し前記ドア検出信号が前記バイパスドアの開か
れていることを表すとき前記吸気圧センサの出力信号と
前記エンジン回転数検出手段の出力信号に基づき吸入空
気量を算出する演算手段とを備えたことにある。
【0005】
【発明の作用・効果】以上のように吸入空気量検出装置
を構成したことにより、エアフィルタが目詰まり等のな
い適正状態にあるときはバイパスドアが閉じており、
のときには、ドア検出手段から出力されるドア検出信号
はバイパスドアが閉じていることを表すので、演算手段
エアフローメータからの出力信号に基づき吸入空気量
を算出する。一方、エアフィルタの目詰まり等により吸
気管内に圧力損失状態を生じると、手動によりあるいは
自動的にバイパスドアが開かれ吸気管内に空気が供給さ
れる。このとき、ドア検出手段から出力されるドア検出
信号はバイパスドアが閉じていることを表すので、演算
手段は吸気圧センサの出力信号とエンジン回転数検出手
段の出力信号に基づき吸入空気量の算出を行う。上記し
たように、バイパスドアが閉じているときには検出誤差
の少ないエアフローメータにより吸入空気量を検出し、
バイパスドアが開かれているときには空気流の乱れによ
り大きな検出誤差を生じるエアフローメータによる吸入
空気量の検出に代えより検出誤差の少ない吸気圧センサ
の出力とエンジン回転数に基づき吸入空気量を算出する
ようにしたことにより、バイパスドアの開閉状態に応じ
て吸入空気量を精度良く検出することができ、この検出
結果から適正な燃料噴射量を決定することができるの
で、エンジンの燃料噴射制御を精度良く行うことができ
る。
【0006】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面により説
明する。図1は本発明の一実施例に係る航空機用エンジ
ンの吸気管10の一部分及び吸入空気量検出装置20を
示す。吸気管10は空気導入端10aに吸入空気を清浄
にするためのエアフィルタ11を備え、エアフィルタ1
1の下流の空気取入口10bに開閉可能なバイパスドア
12を備え、バイパスドア12の下流にスロットル弁1
4を備え、さらにスロットル弁14の下流に燃料噴射弁
30を備えている。バイパスドア12は、同ドアに固定
された支持片12aに取り付けたワイヤ12bを介して
レバー13に結合されており、操縦者がレバー13を手
動操作することにより開閉されるようになっている。
【0007】吸入空気量検出装置20は、航空機のプロ
ペラを駆動するエンジンの回転数N E を検出するエンジ
ン回転数センサ21と、吸気管10内の吸入空気量を検
出するエアフローセンサ22と、吸気管10内の圧力を
検出する吸気圧センサ23と、バイパスドア12の開閉
を検出するドアセンサ24とマイクロコンピュータ25
などによって構成されており、各センサ21〜24はマ
イクロコンピュータ25にそれぞれ接続されている。エ
アフローセンサ22は、例えばホットチップ型のセンサ
であり、バイパスドア12とスロットル弁14の間の吸
気管壁に取り付けられている。吸気圧センサ23は、例
えば半導体式圧力センサであり、スロットル弁14の下
流の吸気管壁に取り付けられている。ドアセンサ24
は、バイパスドア12の開放状態に対応して開成されバ
イパスドア12の閉止状態に対応して閉成される近接セ
ンサであり、バイパスドア12の先端に対向する吸気管
壁に取り付けられている。ただし、ドアセンサ24の検
出モードは上記と逆に設定してもよく、また、近接セン
サにかえて光電センサ,磁気センサ等を用いてもよい。
【0008】マイクロコンピュータ25は、各センサ2
1〜24等との信号の授受などを行う入出力インターフ
ェースと、演算処理を行うCPUと、同CPUが実行す
る図2に示したフローチャートに対応した制御プログラ
ムおよび同プログラムの処理に必要なマップなどを記憶
するROMと、CPUが上記制御プログラムの実行時に
変数などを一時的に記憶させるRAMなどを共通のバス
に接続して構成されている。マイクロコンピュータ25
には、入力側に上記センサ21〜24が出力する検出信
号を入力する信号線が接続されると共に、出力側に燃料
噴射弁30に制御信号を出力する制御信号線が接続され
ている。
【0009】次に、上記のように構成した実施例の動作
について説明する。エンジンが始動されるとマイクロコ
ンピュータ25では、CPUが図2に示す制御プログラ
ムの実行をステップ100にて開始し、ステップ110
にて各種変数の初期化などをを行う初期設定処理を実行
した後、ステップ120〜190からなる一連の処理を
繰り返し実行する。現在、吸気管10の空気導入端10
aに設けられたエアフィルタ11は目詰まりあるいは氷
結等を生じておらずバイパスドア12は閉じられてお
り、吸入空気量の検出がエアフローセンサ22により行
われているものとする。
【0010】初期設定処理の終了後、CPUはステップ
120にてエンジン回転数センサ21からの検出信号よ
りエンジンの回転数検出データNE をインターフェース
を介して読み込みRAMの所定領域に記憶させる。次
に、CPUはステップ130にてバイパスドア12のド
アセンサ24の検出信号がオンかオフかすなわちバイパ
スドア12が閉止されているか開放されているかを判定
する。現時点においてバイパスドア12は閉止されてお
り、吸入空気量の検出はエアフローセンサ22により行
われているので、CPUは「YES」との判定の基に制
御プログラムをステップ140に進め、ステップ140
にてエアフローセンサ22の流量検出信号Qを入力しR
AMに記憶させる。しかして、CPUはステップ150
にて、回転数NE および流量検出信号Qの記憶データに
より燃料噴射弁通電時間TAUを下記の数式1により算出
する。ただし、kは定数である。
【数1】TAU=kQ/NE CPUは、ステップ190にて算出された時間TAUだけ
燃料噴射弁30に通電させ、吸気管10内に燃料を噴射
させる。
【0011】上記したステップ120〜190にいたる
制御ルーチンを繰り返す過程において、バイパスドア1
2が目詰まりしたりあるいは氷結したりして吸気管10
内が所定の圧力損失状態になると、操縦者が手動にてレ
バー13を操作してバイパスドア12を開放する。バイ
パスドア12が開放されると吸気管10内に空気取入口
10bから空気が導入されるとともにドアセンサ24が
ドア開放状態を検出してオフ信号をマイクロコンピュー
タ25に出力する。すると、CPUはステップ130に
て「NO」との判定の基に制御プログラムをステップ1
60に移行させ、吸気圧センサ23の検出信号PB を読
み取りRAMに記憶させる。しかして、CPUはステッ
プ170にて、エンジン回転数NEおよび吸入空気圧PB
の記憶データにより吸入空気量を算出し、さらに吸入空
気量の算出結果からステップ180にて公知の制御マッ
プ(図示しない)により燃料噴射弁通電時間TAUを算出
する。CPUは、ステップ190にて算出された時間T
AUだけ燃料噴射弁30に通電させ、吸気管10内に燃料
を噴射させる。
【0012】以上のように、バイパスドア12の開閉に
応じて吸入空気量をエアフローセンサ22と吸気圧セン
サ23に切り替えて計測するようにしたことにより、バ
イパスドア12の閉止時には測定精度のよいエアフロー
センサ22による計測を行い、バイパスドア12の開放
時には開放により生じた空気流の乱れにより大きな測定
誤差の生じるエアフローセンサ22による計測に代えて
吸気圧センサ23および回転数センサ21を用いた計測
を採用したことにより、つねに適正な吸入空気量を検出
することができ、この検出データに基づいて燃料噴射量
が求められることにより常に適正なエンジンの燃料噴射
制御が可能である。
【0013】なお、上記実施例においては、バイパスド
ア12の開閉は操縦者のレバー13の操作により行われ
ているが、変形例として、図3に示すように、内部が可
動ダイヤフラム16により2部分15a,15bに分離
された圧力調整室15を設け、一の部分15aが外気に
連通し他の部分15bが連通管を介してエアフィルタ1
1の下流に連通するように吸気管壁に取り付けるように
した。可動ダイヤフラム16はスプリング17により圧
力調整室15の中間部分に位置するように支持されると
共にバイパスドア12の支持片12aとワイヤ等を介し
て接続されている。以上のように変形例を構成したこと
により、吸気管内圧力PI が所定圧力以上の場合には、
可動ダイヤフラム16の位置に変動はなくバイパスドア
12は閉じている。吸気管10内に圧力損失状態が生じ
吸気管内圧力PI が所定圧力以下に低下すると可動ダイ
ヤフラム16が外気圧PO により右方向に押されてバイ
パスドア12が開放される。すなわち、上記圧力調整室
15を設けたことにより、エアフィルタ11の下流にお
ける圧力損失状態の有無により自動的にバイパスドア1
2の開閉を行うことが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る航空機用エンジンの吸
気管部分及び吸入空気量検出装置の概略図である。
【図2】図1に示すマイクロコンピュータにより実行さ
れる制御プログラムのフローチャートである。
【図3】バイパスドアの開閉部分の変形例の概略図であ
る。
【符号の説明】
10…吸気管、11…エアフィルタ、12…バイパスド
ア、13…レバー、14…スロットル弁、20…吸入空
気量検出装置、21…エンジン回転数センサ、22…エ
アフローセンサ、23…吸気圧センサ、24…ドアセン
サ、25…マイクロコンピュータ、30…燃料噴射弁。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットル弁の上流に吸入空気量を検出
    するエアフローメータを設け同スロットル弁の下流に吸
    気負圧又はスロットル弁開度に対応する信号を出力する
    吸気圧センサを設けた吸気管の空気導入端にエアフィル
    タを接続し、前記エアフィルタと前記エアフローメータ
    との間の吸気管壁に設けられて前記エアフローメータに
    向けて空気を導入する空気取入口にエアフィルタ下流の
    圧力損失時に開かれるバイパスドアを設けてなる航空機
    用エンジンにおいて、エンジン回転数を検出するエンジ
    ン回転数検出手段と、前記バイパスドアの作動を検出し
    同パイパスドアが閉じられているか開かれているかを表
    すドア検出信号を出力するドア検出手段と、前記ドア検
    出信号が前記バイパスドアの閉じられていることを表す
    とき前記エアフローメータの出力信号に基づき吸入空気
    量を算出し前記ドア検出信号が前記バイパスドアの開か
    れていることを表すとき前記吸気圧センサの出力信号と
    前記エンジン回転数検出手段の出力信号に基づき吸入空
    気量を算出する演算手段とを備えたことを特徴とする吸
    入空気量検出装置。
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