JP2000180315A - 排気ガス採取装置 - Google Patents

排気ガス採取装置

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JP2000180315A
JP2000180315A JP10354937A JP35493798A JP2000180315A JP 2000180315 A JP2000180315 A JP 2000180315A JP 10354937 A JP10354937 A JP 10354937A JP 35493798 A JP35493798 A JP 35493798A JP 2000180315 A JP2000180315 A JP 2000180315A
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謙一 内田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 始動時の排気ガスを正しく排気ガス捕集バッ
グに導入することができる排気ガス採取装置を提供する
こと。 【解決手段】 エンジンのスタータをONにする前に、
流路切り換え弁(40)の第1出口(40b)を閉じ、
第2出口(40c)を開き、制御盤(300)から疑似
信号を送って、マスフローコントローラ(30)の可変
弁(33)を始動後の排出排気ガス流量に比例した流量
の排気ガスが流れる開度にしておく。エンジンのスター
タがONにされ、排出排気ガス流量計(10)の出力電
圧Vfが予め定めた所定値Vaを超えたら流路切り換え
弁を第1出口が開き、第2出口が閉じるように切り換え
るとともに、マスフローコントローラの可変弁を排出排
気ガス流量計の信号に基づき、排出排気ガス流量に比例
した流量の排気ガスが流れる開度に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は排気ガスを採取する
排気ガス採取装置、特に車両から排出される排気ガスを
分析するために排気ガスを採取する排気ガス採取装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】車両の排気ガスの試験は、車両を予め定
められたモードにしたがって運転し、そのときに車両か
ら排出される排気ガスの一部を排気ガス採取装置により
採取しておこなわれる。現在では車両から排出される排
出排気ガス量に比例した流量の排気ガスを排気ガス捕集
バッグに導いて捕集し、この排気ガス捕集バッグに捕集
された排気ガスを分析している。
【0003】そのために、まず、車両の排気管の直ぐ下
流に排気管からの排出排気ガス流量を計測し、排出排気
ガス流量に対応した信号を発生する排出排気ガス流量計
測手段が配設される。そして、排出排気ガス流量検出手
段の下流の、排出排気ガス流量計測手段で流量を計測さ
れた排気ガスの少なくとも一部を排気ガス捕集バッグへ
導入する導入路に、導入路の開度を制御するマスフロー
コントローラといわれる導入路開度制御手段が配設さ
れ、マスフローコントローラが、排出排気ガス流量計測
手段の発生した信号に基づき排出排気ガス流量に比例し
た流量の排気ガスが排気ガス捕集バッグへ導入されるよ
うに導入路の開度を制御するにしている(特開平7−3
5660号公報参照)。
【0004】このマスフローコントローラは、流量セン
サと可変弁を有し、流量センサの示す流量、すなわち排
気ガス捕集バッグへ導入される排気ガスの流量、が排出
排気ガス流量計測手段で計測した排出排気ガス流量に比
例した値になるように可変弁の開度を制御するものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、排気ガスの
分析は、所定のモードで車両を運転した時の排出ガスを
採取しておこなうが、近年では始動時の排気ガスの影響
度が益々増大してきており、始動時の排気ガスを精確に
採取することが極めて重要になってきている。ところ
が、上記のマスフローコントローラは、低流量域での応
答性が悪く、エンジンの始動時から排気ガスを採取する
時に、上記の可変弁の開度が排出排気ガス量に比例した
開度になるまでに時間がかかり(数秒の間)、始動時の
排気ガスを正しく排気ガス捕集バッグに導くことができ
ない。本発明は上記問題に鑑み、始動時の排気ガスを正
しく排気ガス捕集バッグに導入することができる排気ガ
ス採取装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、車両の排気管の下流に配設され、排気管からの排出
排気ガス流量を計測して、排出排気ガス流量に対応した
信号を発生する排出排気ガス流量計測手段と、排出排気
ガス流量検出手段の下流の排出排気ガス流量計測手段で
流量を計測された排気ガスの少なくとも一部を排気ガス
捕集バッグへ導入する導入路の開度を制御する導入路開
度制御手段であって、排出排気ガス流量計測手段の発生
した信号に基づき排出排気ガス流量に比例した流量の排
気ガスが排気ガス捕集バッグへ導入されるように導入路
の開度を制御可能な導入路開度制御手段と、導入路開度
制御手段に導入路の開度を所定の開度にする疑似信号を
送る疑似信号発生手段と、導入路開度制御手段の下流側
の導入路の連通先を、排気ガス捕集バッグまたは外部へ
の排出管との間で瞬時に切り換え可能な流路切り換え手
段とを具備し、エンジンの始動時の排気ガスを計測に際
して、エンジンの始動前より、流路切り換え手段により
導入路開度制御手段の下流側の導入路の連通先を外部排
出管にしておくとともに、疑似信号発生手段により導入
路開度制御手段に疑似信号を送って導入路の開度を全閉
ではない微小開度としておき、エンジンが始動され、排
出排気ガス流量計測手段が計測した排出排気ガス流量が
予め定めた所定の値を超えたら、疑似信号発生手段の発
生した信号による導入路の開度の制御を停止し、導入路
の開度を排出排気ガス流量計測手段の発生した信号に基
づく制御に切り換えるとともに、流路切り換え手段によ
り導入路開度制御手段の下流側の導入路の連通先を排気
ガス捕集バッグに切り換える、ようにした排気ガス採取
装置が提供される。
【0007】この様に構成された排気ガス採取装置によ
れば、エンジンの始動時の排気ガスを計測に際して、エ
ンジンの始動前より、流路切り換え手段により導入路開
度制御手段の下流側の導入路の連通先を外部排出管にし
ておくとともに、疑似信号発生手段により導入路開度制
御手段に疑似信号が送られ導入路の開度が全閉ではない
微小開度とされ、エンジンが始動され、排出排気ガス流
量計測手段が計測した排出排気ガス流量が予め定めた所
定の値を超えたら、疑似信号発生手段の発生した信号に
よる導入路の開度の制御を停止し、導入路の開度を排出
排気ガス流量計測手段の発生した信号に基づく制御に切
り換えるとともに、流路切り換え手段により導入路開度
制御手段の下流側の導入路の連通先を排気ガス捕集バッ
グに切り換えられるので、エンジンの始動時には導入路
開度制御手段の応答性の悪いゼロからの立ち上り部分を
使用せずに排気ガスの採取がおこなわれる。
【0008】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、疑似信号発生手段がエンジンの始動前より導
入路開度制御手段に送る疑似信号が、導入路の開度を始
動後の排出排気ガス流量に比例した流量に略等しい排気
ガスが流れる開度とする疑似信号でされた排気ガス採取
装置が提供される。この様に構成された排気ガス採取装
置によれば、疑似信号発生手段がエンジンの始動前より
導入路開度制御手段に送る疑似信号が、導入路の開度を
始動後の排出排気ガス流量に比例した流量に略等しい排
気ガスが流れる開度とされ、疑似信号から排出排気ガス
流量計測手段の発生した信号に基づく制御への切り換え
による導入路の開度の差を殆どなくすことができる。
【0009】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
において、エンジンの停止時の排気ガスの計測に際し
て、エンジンの停止と同時に流路切り換え手段により捕
集排気ガス流量制御手段の出口が外部排出管と連通する
ように切り換えるようにした排気ガス採取装置が提供さ
れる。この様に構成された排気ガス採取装置によれば、
エンジンの停止と同時に、流路切り換え手段により、捕
集排気ガス流量制御手段の出口が外部排出管と連通する
ように瞬時に切り換えられ、それ以降、排気ガス捕集バ
ッグへには何も導入されない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の実施の形態を説明する。図1が本発明による排気ガ
ス採取装置の全体の構成を示す図であって、排気ガス計
測室100の内部に配置されたシャシダイナモメータ2
00の上に車両1の駆動輪1aが載っていて、車両1は
予め定めたモードにしたがって運転される。車両1の排
気管1aに第1パイプ11を介して排出排気ガス流量計
10の入口10aが連結されていて、排出排気ガス流量
計10は車両1の排気管1aから排出される排気ガスの
流量を検出し、流量に対応した信号を発生して制御盤3
00に送出する。
【0011】排出排気ガス流量計10の出口10bは第
2パイプ12を介してポンプ20の入口20aに連結さ
れ、ポンプ20の出口20bは第3パイプ13を介して
捕集ガス流量制御手段としてのマスフローコントローラ
30の入口30aに連結されている。第2パイプ12の
途中には排気ガス計測室1の外部に出口を有する第7パ
イプ17が接続されている。また、第3パイプ13の途
中には第8パイプ18が接続され、第8パイプ18はバ
イパス制御弁60を介して排気ガス計測室100の外部
に開放されている。
【0012】ポンプ20は計測中一定の速度で回転し、
車両1の排気管1aから排出された排気ガスの一部をマ
スフローコントローラ30に向けて圧送し、バイパス制
御弁60はマスフローコントローラ30の入口30aの
圧力が一定になるように第8パイプ18を通して外部に
排出される排気ガスの量を制御する。
【0013】マスフ2ーコントローラ30には、内部流
路を通過する排気ガスの流速を検出する流速センサ3
1、可変絞り弁32が設けられ、排気ガス捕集バッグ5
0に導入される排気ガスの流量が排出排気ガス流量計1
0が計測した排出排気ガス流量に比例した値になるよう
に可変絞り弁32の開度が制御される。これは流速セン
サ31が検出する流速が排出排気ガス流量に比例した排
気ガスの流量に対応した流速になるように可変絞り弁3
2の開度をフィードバック制御しておこなう。
【0014】マスフローコントローラ30の出口30b
は第4パイプ14を介して流路切り換え弁40の入口4
0aに連結され、流路切り換え弁40の第1の出口40
bは第5パイプ15を介して排気ガス捕集バッグ50に
連結され、流路切り換え弁40の第2の出口40cには
排気ガス計測室100の外部に出口を有する第6パイプ
16が連結されている。流路切り換え弁40はマスフロ
ーコントローラ30を通過した排気ガスの行き先を、瞬
時に、排気ガス捕集バッグ50または外部に切り換える
ことができる。
【0015】図2は、上記のように構成された本発明の
排気ガス採取装置による排気ガスの採取を説明するタイ
ムチャートである。図2において、(A)に示されるの
は排出排気ガス流量計10が発生する排出排気ガス流量
を示す信号電圧Vfである。Vaは予め定めた判定値で
ある。(B)に示されるのは、(A)で示される排出排
気ガス流量に比例して排気ガス捕集バッグ50に採取さ
れるべき排気ガスの流量である。図においては、(A)
の値に対する(B)の値は、4分の1程度に示されてい
るが、実際はこれよりもはるかに少ない。(C)に示さ
れるのはマスフローコントローラ30の可変絞り弁32
の開度であって、一点鎖線で示されるのは車両1のエン
ジンが始動される前の疑似信号により開かれた開度で、
二点鎖線で示されるのは始動後に排出排気ガス流量計の
信号に基づき排出排気ガス流量に比例した開度である。
(D)に示されるのは、流路切り換え弁40の出口の連
通先である。(E)に示されているのは、(C)と
(D)の組み合わせにより、実際に、排気ガス捕集バッ
グ50に流れる排気ガスの流量である。
【0016】以下、先ず、上記のように示されている図
2のタイムチャートの左側の部分を参照しながら、始動
時の排気ガスの採取について説明する。始動時の排気ガ
スの採取に際しては、車両1のスタータ(図示せず)が
ONにされる前の予め定めた時点t0 より、まず、
(D)に示されるように、流路切り換え弁40の第2出
口40cを開きマスフローコントローラ30の下流側を
外部に連通してから、制御盤300からマスフローコン
トローラ30に疑似信号を送り、始動後のアイドル時の
排出排気ガス流量に比例した開度にする(一点鎖線)。
なお、図2に示されていないが、ポンプ20もt0 から
作動を開始する。なお、t0 をスタータのON時刻より
どの程度前にするかは、実験結果等から適宜決定され
る。
【0017】そして、スタータをONにすると、図2の
(A)に示されるように、排気ガス流量計の発生する信
号電圧Vfは直ちに立ち上がり、予め定めた判定値Va
を超える。そして、図2の(C)に示されるように、こ
のVfがVaを超えた時点t 1 で、マスフローコントロ
ーラ30は疑似信号による可変絞り弁32の制御を停止
し、排出排気ガス流量計10の発生する信号電圧Vfに
基づく可変弁の制御に切り換える(2点鎖線)。同時
に、図2の(D)に示されるように、流路切り換え弁4
0を第1の出口40bを開き、第2の出口40cが閉じ
るように切り換えて、排出排気ガス流量計10を通過し
た排気ガスが排気ガス捕集バッグに導入されるようにす
る。
【0018】その結果、図2の(E)の左の部分に示さ
れるような流量が流れるようにされるが、これは、図2
の(B)の左の部分に示されている捕集バッグに導入す
べき排気ガスの流量に一致したものとされ、スタータが
ONにされエンジンのクランキングが始まった当初から
排出排気ガスに比例した流量の排気ガスが排気ガス捕集
バッグに正しく採取される。
【0019】次に、図2のタイムチャートの右側の部分
を参照しながら、エンジン停止時の排気ガスの採取につ
いて説明する。車両のイグニッションスィッチをOFF
してエンジンが停止されると、排出排気ガス流量計の出
力電圧Vfは即座に急低下し、前記判定値Vaを下回
る。そこで、この、排出排気ガス流量計10の出力電圧
Vfが判定値Vaをしたまわった時点t2 において、図
2の(D)に示されるように、流路切り換え弁40を第
2の出口40cを開き、第1の出口40bが閉じるよう
に切り換えて、排出排気ガス流量計10を通過した排気
ガスが外部に排出されるようにする。
【0020】流路切り換え弁40は瞬時に作動するの
で、マスフローコントローラ30の可変絞り弁32の閉
じ遅れや、シール不良により、余分の気体が排気ガス捕
集バッグ50に導入されることが防止される。その結
果、エンジンの停止時には図2の(E)の右の部分に示
されるような流量が流れるようにされるが、これは、図
2の(B)の右の部分に示されている捕集バッグに導入
すべき排気ガスの流量に一致したものとされ、停止時の
排出排気ガスに比例した流量の排気ガスが排気ガス捕集
バッグに正しく採取される。
【0021】なお、図2の右の部分に示したのは、エン
ジンの停止後に再び排気ガスの採取をおこなうまでの時
間が長い場合であるが、直ぐに、エンジンを再始動し
て、その時の排気ガスの採取をおこなう場合は、排出排
気ガス流量計10の出力電圧Vfが判定値Vaをしたま
わった時点t2 において、疑似信号を流すようにしても
よい。
【0022】図3は上記の採取を実行するための制御盤
300の制御のフローチャートである。ステップ20で
は入力信号の処理をおこなう。ステップ30はマスフロ
ーコントローラ30が排出排気ガス流量に比例した信号
で制御されていることを示すフラグがONか否かを判定
するステップであって最初は否定判定され、ステップ4
0に進み、流路切り換え弁40の出口が外部に連通され
ている(第1出口40b閉、第2出口40c開)か否か
が判定される。ステップ40で否定判定された場合はス
テップ50で流路切り換え弁40の出口が外部に連通し
てから、肯定判定された場合はそのままステップ60に
進み、排出排気ガス流量計の信号電圧VfがVaよりも
大きいか否かを判定する。エンジンが始動する前はステ
ップ60で否定判定されステップ70に進み、疑似信号
をマスフローコントローラ30に送り、ステップ150
に進みリターンする。
【0023】エンジンが始動されると、ステップ20、
30、40、60と進んで、ステップ60で肯定判定さ
れ、ステップ90に進む。ステップ90では、流路切り
換え弁40の出口が捕集バッグ50に連通され(第1出
口40b開、第2出口40c閉)ているかどうかが判定
される。始動直後は、否定判定され、ステップ100に
進み、流路切り換え弁40の出口が捕集バッグ50に連
通されて、ステップ110に進む。ステップ110では
マスフローコントローラ30に排出排気ガス流量に比例
した信号を送り、ステップ120でマスフローコントロ
ーラ30が排出排気ガス流量に比例した信号で制御され
ていることを示すフラグをONにしてステップ150に
進みリターンする。
【0024】運転中は、ステップ30で肯定判定されス
テップ80に進み、ステップ80でも肯定判定され、ス
テップ90でも肯定判定されるので、ステップ20、3
0、80、90、110、120、150を繰り返す。
エンジンが停止されると、排出排気ガス流量計の信号電
圧VfがVaより小さくなりステップ80で否定判定さ
れステップ130に進んで流路切り換え弁40の出口が
外部に連通され(第1出口40b閉、第2出口40c
開)て、ステップ140でフラグXMCをOFFにして
終了する。
【0025】
【発明の効果】各請求項に記載の発明によれば、エンジ
ンのスタート時には導入路開度制御手段は全閉ではない
微小開度にされているので、導入路開度制御手段の応答
性の悪い領域が使用されないので、エンジンのスタート
当初の排気ガスの採取のし逃しを防止でき正しい排気ガ
スの採取ができる。特に請求項2のようにすれば、疑似
信号発生手段がエンジンの始動前より導入路開度制御手
段に送る疑似信号が、導入路の開度を始動後の排出排気
ガス流量に比例した流量に略等しい排気ガスが流れる開
度とされ、疑似信号から排出排気ガス流量計測手段の発
生した信号に基づく制御への切り換えによる導入路の開
度の差が殆どなくなり、さらに正しい排気ガスの採取が
できる。請求項3のようにすれば、エンジンの停止と同
時に、流路切り換え手段により、捕集排気ガス流量制御
手段の出口が外部排出管と連通するように瞬時に切り換
えられ、それ以降、排気ガス捕集バッグへには何も導入
されないので、停止時も正しい排気ガスの採取ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態による排気ガスの採取を説
明するタイムチャートである。
【図3】排気ガスの採取の制御のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10…排出排気ガス流量計 20…ポンプ 30…マスフローコントローラ 40…流路切り換え弁 50…排気ガス捕集バッグ 60…バイパス制御弁 200…シャシダイナモメータ 300…制御盤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の排気管の下流に配設され、排気管
    からの排出排気ガス流量を計測して、排出排気ガス流量
    に対応した信号を発生する排出排気ガス流量計測手段
    と、 排出排気ガス流量検出手段の下流の排出排気ガス流量計
    測手段で流量を計測された排気ガスの少なくとも一部を
    排気ガス捕集バッグへ導入する導入路の開度を制御する
    導入路開度制御手段であって、排出排気ガス流量計測手
    段の発生した信号に基づき排出排気ガス流量に比例した
    流量の排気ガスが排気ガス捕集バッグへ導入されるよう
    に導入路の開度を制御可能な導入路開度制御手段と、 導入路開度制御手段に導入路の開度を所定の開度にする
    疑似信号を送る疑似信号発生手段と、 導入路開度制御手段の下流側の導入路の連通先を、排気
    ガス捕集バッグまたは外部への排出管との間で瞬時に切
    り換え可能な流路切り換え手段とを具備し、 エンジンの始動時の排気ガスを計測に際して、 エンジンの始動前より、流路切り換え手段により導入路
    開度制御手段の下流側の導入路の連通先を外部排出管に
    しておくとともに、疑似信号発生手段により導入路開度
    制御手段に疑似信号を送って導入路の開度を全閉ではな
    い微小開度としておき、 エンジンが始動され、排出排気ガス流量計測手段が計測
    した排出排気ガス流量が予め定めた所定の値を超えた
    ら、疑似信号発生手段の発生した信号による導入路の開
    度の制御を停止し、導入路の開度を排出排気ガス流量計
    測手段の発生した信号に基づく制御に切り換えるととも
    に、流路切り換え手段により導入路開度制御手段の下流
    側の導入路の連通先を排気ガス捕集バッグに切り換え
    る、ことを特徴とする排気ガス採取装置。
  2. 【請求項2】 疑似信号発生手段がエンジンの始動前よ
    り導入路開度制御手段に送る疑似信号が、導入路の開度
    を始動後の排出排気ガス流量に比例した流量に略等しい
    排気ガスが流れる開度とする疑似信号であることを特徴
    とする請求項1に記載の排気ガス採取装置。
  3. 【請求項3】 エンジンの停止時の排気ガスの計測に際
    して、 エンジンの停止と同時に流路切り換え手段により捕集排
    気ガス流量制御手段の出口が外部排出管と連通するよう
    に切り換える、ことを特徴とする請求項1に記載の排気
    ガス採取装置。
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