JP2875602B2 - 工事用昇降装置 - Google Patents

工事用昇降装置

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JP2875602B2 JP18250390A JP18250390A JP2875602B2 JP 2875602 B2 JP2875602 B2 JP 2875602B2 JP 18250390 A JP18250390 A JP 18250390A JP 18250390 A JP18250390 A JP 18250390A JP 2875602 B2 JP2875602 B2 JP 2875602B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野: 本発明は主として建設工事用に使用される高揚程に適
した昇降装置に関するもので、ワイヤーロープをガイド
にして所要の高層階に資材等を揚降させることができる
ようにしたものに関する。
従来の技術: 建設工事の現場に設置して使用されている資材等の昇
降装置は、一般にタワーに付設されているガイドレール
に沿って昇降するものが多く採用されている。しかしな
がら、このような形状のものではその揚程が高くなる
と、当然ガイドレールを備えたタワーも高く積み重ねて
継ぎ足す必要がある。そのためにタワーも強度的に必要
以上のものが要求されることになる。当然のことなが
ら、高揚程になると設備費のみならず据え付け管理費も
嵩むことになる。そのようなことから、建物の上方位置
と地上部との間にワイヤーロープを緊張させて設け、こ
のワイヤーロープをガイドレールの代わりにして搬器が
昇降する方式のものが提案されている。
このような先行技術としては、特公昭50−32499号、
特公昭54−3302号、特公昭55−9395号、あるいは特公昭
59−24710号などによつて知られている。
解決しようとする課題: 前記先行技術における方式では、構築物の側面に上昇
した搬器を受け入れるため大形の支持構造物を取り付
け、これと地上部との間に揚降索を張り巡らせて緊張さ
せ、この揚降索をガイドとして、かつ揚降索により搬器
を昇降させる形式となつている。そのために、高所に設
けられる支持構造物が大形になると、これを配設するの
に特別なクレーン等の揚重機を用意しなければならず、
しかも高層建造物の場合、この支持構造物を順次クライ
ミングさせて上方へ移動させるためのクライミング設備
を付設しておかねばならないなど、複雑な機構を必要と
する。
さらに、先行技術のものでは、地上部と高所に設けた
支持構造物との間を搬器が昇降往復して資材等の揚降を
行うもので、その途中階での揚降作業を行うには安定性
に問題がある。すなわち、搬器は地上部以外では支持構
造物の内部で両側を案内支持されて、被搬送物の受払い
を行うように構成されているので、従来のタワーに付設
されたガイドレールに沿って昇降させられる形式のもの
のような安定性を得られない。さりとて、途中階にすべ
て支持構造物を設けたならば、昇降装置の昇降路全体が
構造物で構成されることになって、所期の目的を達成す
ることはできない。
本発明では、このような問題点を解決して、構築物の
高所位置に設置された支持構造物と地上部ないし地下の
最下部位置との間に、緊張架設したワイヤーロープをガ
イドにして搬器が昇降できるようにされた形式の昇降装
置にあって、その中間階でも搬器が任意の位置に安定状
態で停止できて、資材等の積み降ろしができるようにし
た高揚程での運搬が自在な昇降装置を提供するにある。
課題を解決するための手段: 構築物の上部に設置された上部支持体に配置される少
なくとも二個の滑車と、この上部支持体の直下で地上も
しくは構築物上に設置される基台部に配置される複数の
滑車との間に、揚降索を所要の間隔で平行に配されるよ
うに巡らせて緊張張架し、この揚降索の前記緊張張架部
をガイドにして搬器が揚降索により昇降できるようにさ
れたロープガイド式の工事用昇降装置において、 緊張張架された揚降索の搬器ガイド区間には、適宜間
隔で複数位置に構築物側から、常時は前記揚降索を挟む
ようにして保たれる索保持片を備えて、搬器の通過時に
はその搬器に付設される解除片によって前記索保持片を
押し開かれて、前記搬器の通過後は閉じる復元機能を有
した索保持機構を設けられていることを特徴とするもの
である。
また、本発明では、搬器を止めて資材等の受払いを行
う作業階に、搬器の昇降路を除く部分に構築物側から突
出させて枠組の作業床を設け、この作業床を形成する作
業床形成枠に搬器の導入案内部を付設するとともに、搬
器通過時索の保持を解く前記索保持機構が付設されるこ
とを特徴とするのがよい。また、前記作業床形成枠に付
設する導入案内部としては、前記作業床形成枠の内側部
に搬器の外側部に設けた案内片を受入れるガイドレール
を設け、併せて資材等の受払い時には作業床形成枠と搬
器とを一時係止して搬器を安定状態に仮保持させるよう
にすることができる。
作用: 本発明昇降装置では、上記したような構成によること
で、構築物の好ましくは最上部と地上もしくは地下階部
あるいは構築物上との間に所要の間隔で平行して揚降索
を張架し、またこれに平行してもしくは揚降索と所要距
離をおいて平行に安全索を張架して、これら両索が昇降
時のガイドレールの役目をするようにし、搬器を揚降索
で吊下げて運転するに際して、揚降索や安全索を緊張張
架区間の途中で索保持機構によって横振れするのを防止
し、高揚程の長い区間でのロープによるガイドを安定さ
せて、搬器の昇降が安全円滑に行える。
特に、前記索保持機構は、常時は搬器を案内する索を
挟むように保持する索保持片が、搬器の通過時にはその
搬器に付設の解除片によって押し開かれるようにされ
て、通過後は復元機能によって速やかに索保持片が閉じ
て元の状態に索を保持するようにされているので、搬器
が高速で昇降しても案内する索が振れるのを防止できて
安定した昇降が行えるのである。
また、搬器の昇降ガイドの役目を兼ねる揚降索、安全
索を、搬器の荷台床に対して、その対角位置にてロープ
ガイドと接するように配しておけば、高揚程の区間で搬
器の前後方向の振れが削減され、索保持機構による振れ
止め機能と相乗して安定状態での昇降動作ができる。
構築物の上頂部に取り付けた上部支持体と地上部もし
くは地下階との間における複数の資材等受払い位置に設
けた各作業床形成枠に、搬器の導入案内を付して、かつ
搬器と作業床との間での資材受払い時に、搬器を作業床
形成枠の適所に仮固定するようにしておけば、ガイドロ
ープとなっている揚降索や安全索に振れが生じても、作
業部では安定状態で資材等の受払いが行える。
実施例: 以下本発昇降装置を実施例図に基づき説明すれば、次
の通りである。
第1図に示すのは、本発明昇降装置の一具体例正面
図、第2図はその側面図で、たとえば構築物の躯体内部
に設置して使用されるものであり、構造物Aにおいて許
容し得る最上部位置に上部支持体10が取り付けられる。
その直下の地上部(作業現場の状況によっては、構築物
上または地下階部分)に所要の反力を保持できる手段に
よって基台20が固定設置され、上部支持体10と基台20と
の間に、後述する揚降索40及び安全索41が所要間隔で平
行して緊張張架され、これら両索40,41を案内して、搬
器30が揚降索40によつて昇降されるように構成されてい
る。また、前記緊張張架された揚降索40及び安全索41
は、中間位置で建造物Aに基部を固定されて、搬器30の
通過時にのみ保持部が待避するように構成された索保持
機構50が複数個所で配設されている。
前記上部支持体10は、搬器30の案内となる揚降索40と
安全索41との緊張力並びに両索40,41の自重量に対して
十分耐える強度を備えた構造になっている。この上部支
持体10上には、4個の揚降索用滑車11,12,12,11′が設
置され、その両外側に位置する滑車11,11′から垂下す
る揚降索40の間隔は搬器30の幅よりやや広くなるように
配されている。また、この揚降索用滑車11,11′に隣接
して安全索用滑車13,13′が配設され、前記揚降索用滑
車11,11′から適宜離れた位置にカウンターウエイト43
吊下げガイド用の滑車14,14が配設されている。
このような上部支持体10の直下所要位置に設置される
基台20には、所要の間隔で緩衝器を備えた受け片21を一
対立設し、かつ前記上部支持体10上の揚降索用滑車11,1
1′の間隔に対応して下部滑車22,23′と安全索用滑車24
とを配設し、さらに揚降索駆動用エンドレスウインチ25
への案内滑車26などが配設されている。
上記した上部支持体10と直下の基台20との間には、揚
降索40が第1図及び第5図にて示すようにローピングさ
れる。すなわち、揚降索40は、一端を過荷重検出器45′
を介して基台20に固着され、搬器30の下側中央部に付設
されている滑車37を経て再び基台20上の滑車22′および
下部滑車22を巡り、上部支持体10上の一方の揚降索用滑
車11,12を経て吊下げ滑車36を巡り、再び上部支持体10
上の他方の揚降索用滑車12,11′を経て基台20上の下部
滑車23まで垂下させ、該下部滑車23から基台20に近接し
て設置されたエンドレスウインチ25に巻掛けて、前記両
垂下緊張部分40′,40′を平行に保ってこれをガイドに
して前記吊下げ滑車36を介し搬器30が昇降自在なように
されている。さらに、前記エンドレスウインチ25からは
基台20の下部滑車23および案内滑車23a,23a,23′(第4
図参照)を経て搬器30の後背中央部を上部支持体10上の
滑車14,14から基台20上の下部滑車23′を巡らせて余巻
きドラム45に到るように配する。そしてエンドレスウイ
ンチ25以後の上部支持体10に配設された滑車14と14との
間で動滑車16を介してカウンターウエイト43を吊下げる
ようにされている。
なお、前記余巻きドラム45と基台20付設の滑車23″と
の間に、揚降索40をクランプして仮固定する固定具27
と、該揚降索40の緊張力を維持して長さの調節を行わせ
る手動の牽引器28とを配設してある。
また、前記揚降索40とは別に安全索41が、一端を基台
20に固着して、上部支持体10上に配した滑車13,13を巡
らせて、揚降索40の垂下緊張部分40′,40′に平行させ
て基台20上の滑車24から余巻きドラム46に巻き付けら
れ、仮固定具47にて基台側で仮固定し、ターンバックル
47′にて張力の調節を行うように静索として張架されて
いる。
搬器30は前記したように張架された揚降索40で吊下げ
滑車36を介して吊下げられると共に、昇降フレーム31の
両側部に設けられたロープガイド35,35を、揚降索40並
びに安全索41がそのロープガイド35に設けられたガイド
孔35′内を通るようにして、このロープガイド35により
案内される。このロープガイド35は従来のものと同様耐
油性並びに耐摩耗性を備えた硬質ポリウレタン樹脂の如
き合成樹脂製のブロックである。もちろんこれに限定さ
れるものではなく、耐摩耗性を有して索との間での潤滑
作用を呈するものであればその他の材質であってもよ
い。
またこの搬器30の昇降フレーム31には、吊下げ滑車36
に関連させて緊急時安全索41を掴持して落下を防止する
公知の安全機構(たとえば特公昭55−306号公報開示、
図示省略)が付設されている。さらに、昇降フレーム31
の両側には、上下方向に案内片33を付設し、資材等の受
払い作業床形成枠60付設部でのガイドレール63に導入さ
れて安定停止できるようにされている。さらに、必要に
応じて昇降フレーム31の適所には係止手段(図示省略)
を付して作業床形成枠60の一部に係止することにより、
積荷の受払い時一時的に作業床形成枠60に対して固定で
きるようにすることができる。
さらに、搬器30の昇降フレーム31の前記案内片33もし
くはその案内片33の一部を延長して索保持機構(後述)
の解除片34とし、建造物側から突設した索保持機構50の
索保持部が搬器30の通過時に解除片34によって外側へ待
避するように作用させる。
なお、前記解除片34は、実質的に前記案内片33が兼ね
るようにするのがよい。こうすると、構造的に簡単にな
る。
前記した作業床形成枠60は、上部支持体10と地上部
(もしくは建造物の下部適所・地下階)との間に張架さ
れている揚降索40によるガイド区間の所要複数箇所に
て、搬器30の昇降路を除く部分に建造物から突き出して
設けられ、搬器30の荷台床32から作業階に被運搬物を受
払いするための作業床61と、その取付支持体62とで構成
され、搬器30の昇降フレーム31が正しく着床できるよう
に、前記取付支持体62の搬器通過部位置に、前記搬器30
の昇降フレーム31両側に付設の案内片33を導入案内する
案内溝を有するガイドレール63が一対付設されている。
また、そのガイドレール63の上端部並びに下端部に隣接
して、索保持機構50が付設されている。なお、作業床61
と作業階床A1との連接部もしくはその近傍には安全扉65
が設けられ、資材等の受払い時以外は、作業者が作業床
61に立ち入らないように配慮されている。
前記索保持機構50としては、例えば第6図及び第7図
にて示すように、搬器30の昇降フレーム31に付設の解除
片34とガイド片53とが接触すると、索保持片51が索保持
位置から押し開かれ、解除片34または案内片33との接触
が断たれると、例えばばね力52で復帰して索を保持する
ような構成のものが好ましい。なお、この索保持片51は
揚降索40と常時接し、かつ搬器30の通過時には解除片34
または案内片33と接触することになるので、索保持部は
耐摩耗性・耐久性を有する材料、例えば硬質のポリウレ
タン樹脂製にして、外部を金属製の保持体で支持し、ば
ね並びにリンク機構と組み合わせて開閉動作するような
ものが採用できる。もちろん、これに特定されるもので
はなく、目的の機能を備えておればれそれ以外の機構で
あってもよい。また、索保持機構50を独立して建造物側
から突設するときは、搬器30の移動に関連させて索の保
持力を解除して搬器30の移動に支障を与えないようにす
るため、衝撃力に耐え得る構造のアーム先端に設けてお
く必要がある。
このように構成された本発明の昇降装置では、ロープ
ガイド式の昇降装置として、搬器30が昇降する際に、緊
張張架されている揚降索40のガイド区間40′では、その
中間部の複数個所で索保持機構50によって索が保持され
ているから、横揺れが防止され、搬器30は安定状態で昇
降することができる。そして、その索保持機構50の位置
に搬器30が達すると、昇降フレーム31に付設されている
解除片34によって、索保持機構50のガイド片53を介して
索保持片51を押し開き、当該索保持片51と昇降フレーム
31に付設されているロープガイド35部との接触が生じな
いようにして、搬器30の通過ができるようにし、当該索
保持機構50の部所を通過すると索保持片51の押し開き力
が除かれて再び索が保持されるので、問題なく昇降移動
させることができる。なお、その索保持機構50が荷物の
受払い場所、すなわち作業階床A1に設けられた作業床形
成枠60に併設しておけば、無理なく機能させることがで
きて、より好ましい。
以上は搬器30に対する揚降索40のガイド対応部が昇降
フレーム31の両外側で荷台床32の奥行き方向の中心線を
通る位置上に設けた形式のものについて説明したが、搬
器30の荷台床32に対して第8図に示すように揚降索40に
対するガイド位置を対角位置に配して、荷台床32の両側
面から荷台床32と作業階床との間で、荷物の受払いがで
きるように構成することができる。このようにするに
は、基台20側と上部支持体10側とでの各滑車11,12,12,1
1′および滑車22,22′,23,23′,23″の各配置を、それ
ぞれ前記したように揚降索40の垂下緊張部が搬器30の奥
行き方向中央線に対して所要の角度で変位させた状態に
して、配置しておく。もちろん搬器30に対する吊下げ滑
車36および荷台床32の下側中央に配された滑車37は、い
ずれも搬器30の中心軸線上にあるから問題はない。ま
た、安全索41については、揚降索40に前記具体例と同様
に配しておけばよい。また、揚降索40及び安全索41に対
しては、昇降フレーム31における案内片33の取付部を揚
降索40の移動位置に対応できるように、片寄せて設けた
支柱に沿わせて付設すればよく、また安全索41に対する
安全機構も位置をずらせて設けることで、問題なく前記
具体例の場合と同様に運転できて、しかも作業床形成枠
部60での資材等荷物の受払いに際しては、搬器30の荷台
床32両側部からの出入りができる状態にすることが可能
になった。したがつて、建造物の内部で、たとえば本設
エレベータの昇降路予定位置にこの昇降装置を据え付け
て使用するような場合、その昇降フレーム31の荷台床32
周囲から作業床と荷台床32との間での資材等の荷物の受
払いができることになって作業性が著しく向上できるこ
とになる。
次に第9図に示すように、搬器30の荷台床32に対し
て、昇降のための揚降索40と安全索41とによるカイド部
でのロープガイド35のは位置関係を、荷台床32の一方の
対角位置には揚降索40が、他方の対角位置には安全索41
が、それぞれ張架されてロープガイド35と係合して昇降
するような状態にすれば、前記具体例の場合と同様に作
業階での作業床との関係において、搬器30の荷台床32の
全周囲がそのまま荷物の受払いのための出入りに利用で
き、作業が非常に便利となり、しかも搬器30の昇降時に
は搬器30の四隅で各索にてガイドされることになるから
常に安定した昇降ができ、それでもって昇降操作に対し
ても、また緊急時における安全対策も万全であるから、
より一層の効果が期待できることになる。特に、搬器30
はその荷台床32がその四隅で揚降索40と安全索41とによ
って案内されると共に、索保持機構50による索の保持作
用と相乗して、昇降中における横振れがなくなり、昇降
速度を高めることが容易になる。
なお、本発明装置において、設置スペースの関係等
で、カウンターウエイトが取り付けられるない場合に
は、当該部分のローピングを変更することは任意なし得
る。
発明の効果: 本発明の昇降装置によれば、搬器のガイドレールを揚
降索が兼ねるロープガイド式として、その索の安全性を
図って搬器が振れることなく安定状態で昇降できるよう
にし、その構成も簡単で無理のない機構を採用できるの
で、高揚程の昇降装置としてより一層経済的に設置でき
るロープガイド式の昇降装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明工事用昇降装置の正面図、第2図はその
側面図、第3図は上部支持体部分の平面図、第4図は基
台部分の平面図、第5図はローピングを示す図であって
(a)は揚降索のローピングを示し、(b)は安全索の
ローピングを示す図、第6図は索保持機構と搬器の昇降
フレームとの関係の一例を示す図、第7図は第6図のVI
I−VII視図、第8図および第9図は搬器の荷台床に対し
てガイドする索との関係が異なる別例図である。 10…上部支持体 11,11′,12,14…揚降索用滑車 13…安全索用の滑車、16…動滑車 20…基台、21…受け片 22,22′…23,23′,23″,23a,24…下部の滑車 25…エンドレスウインチ 27,47…固定具、28…牽引器 30…搬器、31…昇降フレーム 32…荷台床、33…案内片 34…解除片、35…ロープガイド 36…搬器の吊下げ滑車、37…搬器の下部滑車 40…揚降索、41…安全索 43…カウンターウエイト 45,46…余巻きドラム、47′…ターンバックル 50…索保持機構、51…索保持片 52…ばね、53…ガイド片、 60…作業床形成枠、61…作業床 62…床保持枠、65…安全扉

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構築物の上部に設置された上部支持体に配
    置される少なくとも二個の滑車と、この上部支持体の直
    下で地上もしくは構築物上に設置された基台部に配置さ
    れる複数の滑車との間に、揚降索を所要の間隔で平行に
    配されるように巡らせて緊張張架し、この揚降索の前記
    緊張張架部をガイドにして搬器が揚降索により昇降でき
    るようにされたロープガイド式の工事用昇降装置におい
    て、 緊張張架された揚降索の搬器ガイド区間には、適宜間隔
    で複数位置に構築物側から、常時は前記揚降索を挟むよ
    うにして保たれる索保持片を備えて、搬器の通過時には
    その搬器に付設される解除片によって前記索保持片を押
    し開かれて、前記搬器の通過後は閉じる復元機能を有し
    た索保持機構を設けられていることを特徴とする工事用
    昇降装置。
  2. 【請求項2】搬器を止めて資材等の受払いを行う作業階
    に、搬器の昇降路を除く部分に構築物側から突出させて
    枠組の作業床を設け、この作業床を形成する作業床形成
    枠に搬器の導入案内部を付設するとともに、搬器通過時
    索の保持を解くか前記索保持機構が付設されることを特
    徴とする請求項1に記載の工事用昇降装置。
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