JP2874828B2 - 感光性転写シート - Google Patents

感光性転写シート

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JP2874828B2
JP2874828B2 JP5348613A JP34861393A JP2874828B2 JP 2874828 B2 JP2874828 B2 JP 2874828B2 JP 5348613 A JP5348613 A JP 5348613A JP 34861393 A JP34861393 A JP 34861393A JP 2874828 B2 JP2874828 B2 JP 2874828B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多色画像形成材料に関
するものであり、更に詳しくは、主として写真製版工程
で不可欠な校正作業に用いうるプレプレスカラープルー
フを得るために使用する感光性転写シートに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】カラー印刷における、印刷の仕上がりの
色・調子等をチェックするためのプレプレスカラープル
ーフに関しては、従来からその形態により主として、オ
ーバーレイ法およびサープリント法とがある。
【0003】オーバーレイ法は、各色分解原版を用い
て、着色感光剤を塗布した透明支持体に各色に応じプリ
ントし、白色のシート上に各色重ね合わせて校正を行な
うものである(USP3136637、USP3221553、USP332668
2)。この方法はプルーフを迅速に作ることができ、更
に2または3色を適当に組み合わせることによって分色
校正刷りとして利用することができる。しかしながら、
この種のタイプは各々の透明支持体をも重ね合わせるの
で、濁りを生じ、印刷機や校正機で刷った印刷物に比較
して感覚的に著しい差異を生じる。
【0004】サープリント方式による多色画像を形成す
る方法は種々提案されている。即ち、感圧接着剤による
方法は、主として支持体上に着色感光層、感圧接着層の
順で積層されており、接着層面を転写すべき白色ベース
台紙と十分加圧密着させて後支持体を剥がすことによ
り、着色感光層が接着層と共に台紙上に転写される。し
かる後該着色感光層の色調に応じた色分解原稿を密着露
光し、専用現像液で現像、乾燥して分解像を作る。この
上に更に上記とは異なった色について同じ操作を繰り返
して多色画像を形成する。(特公昭47-27441号公報)
【0005】また、感圧接着剤を使用せず熱により転写
使用するものは種々提案されている。例えば支持体上に
ある温度以上で粘着性を示す着色光重合層を設けたもの
に原稿を重ね、密着露光すれば、露光部は粘着性を示さ
なくなるので未露光部のみ、紙ベースに転写するもの
(USP3203805)。または支持体上の着色重合層を露光現
像した後、着色画像を感熱接着剤を有するベースに熱転
写するもの(USP4304836)。または支持体/剥離層/着
色感光層からなるものを露光・現像し、着色画像を得た
後、感熱接着剤を該接着面もしくは受像面に塗布など
し、熱転写する方法などがある(USP3721557、特公昭46
-15326号公報、特公昭49-441号公報)。
【0006】本発明の感光性転写シートが用いられる多
色画像形成方法は、透明支持体上に強く接着している透
明性の剥離層、剥離層から剥離可能である熱融着性の透
明な中間層、着色感光層が積層された感光性転写シート
を、(1) 陰画原稿を通して該感光材料を活性光線によ
り密着露光させた後、非露光部を現像処理し、画像を形
成する段階、(2) 該形成画像面を更に熱融着層を有す
る被転写材料の熱融着面と密着させ、加熱加圧させた
後、透明支持体を中間層から剥ぎとり、着色画像を中間
層と共に被転写材料に転写させる段階、で処理すること
からなり、段階(1) で着色感光層の色調の異なるものを
用意して、それぞれの色調に応じて、陰画原稿を選択
し、密着露光、現像処理し、画像を形成し、段階(2) で
それらのうちの特定の色調の着色画像を被転写材料に転
写した後、(3) 更に上記とは異なる色調の着色画像の
形成された感光材料の画像面を、段階(2) で得た被転写
材料の既転写面と密着させ、加熱加圧させた後、透明支
持体を中間層から剥ぎとり、着色画像を中間層と共に被
転写材料の既転写面上に転写させる段階、で処理するこ
とからなり、3色目以降は、段階(3) を繰り返すことを
特徴とする多色画像の形成方法である。
【0007】この方法は、形成された画像を1色ずつ被
転写材料上に順次転写するので、4色の露光作業が同時
に行なえる為、作業時間を短縮できる利点を持ってい
る。
【0008】しかし、この方法における感光性転写シー
トの着色感光層は、異なった色調を有すると共に、異な
った活性光線吸収特性の着色剤を含むため感度に差が生
じ、最適露光量が異なるという欠点があった。例えばブ
ラックの感光性転写シートは、ブラック顔料による活性
光線の吸収特性のため他の色調の感光性転写シートに比
べて、著しく感度が劣り、他の色と同等の画像強度を得
るためには、より多くの露光量が必要であった。そのた
め、4色の同時露光処理が可能であるという利点を十分
活かすことができなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記多色画像
形成方法において、異なった色調を有すると共に異なっ
た活性光線吸収特性の着色剤を含む各色感光層の感度を
同一にし、作業性を向上させると共に、より高精度のプ
レプレスカラープルーフを得るための多色画像形成材料
を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、剥離層に
活性光線反射性物質を添加し、反射率を上げることによ
り着色感光層の感光速度が速くなることを発見した。す
なわち着色感光層を透過した活性光線(反応に使用され
なかった活性光線)を剥離層で反射させ、反射特性を変
化させることにより感光層の感度をコントロールできる
ことを見いだした。
【0011】つまり、透明支持体の一面に活性光線吸収
剤、帯電防止剤、塗膜形成性高分子樹脂からなる透明性
の活性光線吸収層が、および異なった一面に透明支持体
と強く接着している透明性の剥離層、剥離層から剥離可
能である熱融着性の透明な中間層、着色感光層が積層さ
れた本発明の感光性転写シートを、 (1) 陰画原稿を通して該感光材料を活性光線により
密着露光させた後、非露光部を現像処理し、画像を形成
する段階、 (2)該形成画像面を更に熱融着層を有する被転写材料
の熱融着面と密着させ、加熱加圧させた後、透明支持体
を中間層から剥ぎとり、着色画像を中間層と共に被転写
材料に転写させる段階、で処理することからなり、段階
(1)で着色感光層の色調の異なるものを用意して、そ
れぞれの色調に応じて、陰画原稿を選択し、密着露光、
現像処理し、画像を形成し、段階(2)でそれらのうち
の特定の色調の着色画像を被転写材料に転写した後、 (3) 更に上記とは異なる色調の着色画像の形成され
た感光材料の両像面を、段階(2)で得た被転写材料の
既転写面と密着させ、加熱加圧させた後、透明支持体を
中間層から剥ぎとり、着色画像を中間層と共に被転写材
料の既転写面上に転写させる段階、で処理することから
なり、3色目以降は、段階(3)を繰り返すことを特徴
とする多色画像の形成に際し、感光性転写シートの剥離
層が、活性光線反射性物質を含有するものである。本発
明の要旨とする所は、 (1) 透明支持体の一面に活性光線吸収剤、帯電防止
剤、塗膜形成性高分子樹脂からなる透明性の活性光線吸
収層が、および異なった一面に透明支持体と強く接着し
ている透明性の剥離層、剥離層から剥離可能である熱融
着性の透明な中間層、着色感光層が積層された感光性転
写シートにおいて、剥離層を形成する塗膜形成性高分子
樹脂中に活性光線反射性物質が含まれることを特徴とす
る感光性転写シート、 (2) 剥離層中の活性光線反射性物質が、種々の表面
処理が施された雲母系顔料、粉末アルミニューム、酸化
チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウムのいずれか、あるいは
これらの混合物であることを特徴とする感光性転写シー
ト、 (3) 剥離層の活性光線(360nm)全反射率が1
5%以上であることを特徴とする感光性転写シート、 (4) 剥離層の塗膜形成性高分子樹脂がウレタン樹
脂、メラミン樹脂、フッ素樹脂、シリコン樹脂、ポリエ
ステル、ポリオレフィンのいずれかあるいはこれらの混
合物であることを特徴とする感光性転写シート、 (5) 中間層がポリエステル、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、アクリル化合物のいずれかあるいはこれらの
混合物であることを特徴とする感光性転写シート、 (6) 着色感光層が下記一般式(I)または(II) (但し上式中RおよびRはそれぞれ互いに独立に、
水素原子またはアルキル基を表し、Yは酸の共役塩基
性イオン具体的にはCl,Br等のハロゲンのイオ
ンを示し、mは1〜6の整数を表し、nは0または1を
表す)で表される感光性樹脂と着色剤とからなることを
特徴とずる感光性転写シート、に存する。
【0012】以下本発明を更に詳しく説明する。本発明
の感光性転写シートに用いられる透明支持体としては、
ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエ
チレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリカーボネ
ート、トリアセテートなどのプラスチックフィルムが適
しており、その中でも2軸延伸されたポリエチレンテレ
フタレートフィルムが強度、耐熱性、寸法安定性等にお
いて優れており好ましい。支持体の厚さは特に制限はな
いが50〜 150μm程度が適当である。
【0013】本発明の感光性転写シートに用いられる活
性光線吸収層は、塗膜形成性高分子からなり、更にハレ
ーションを防止するためにサリシレート系、ベンゾフェ
ノン系、ベンゾトリアゾール系等の紫外線吸収剤が添加
されている。そして、取り扱いの点から、導電性樹脂、
導電性粉末等の帯電防止剤も添加される。また、ブロッ
キング防止の為に、顔料を添加し表面をマット化しても
よい。これにより剥離層を通過した光がハレーションを
起して着色感光層に影響を与えドットゲインを太らせる
のを防止する。
【0014】本発明の感光性転写シートに用いられる剥
離層は、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、フッ素樹脂、シ
リコン樹脂、ポリエステル、ポリオレフィンのいずれか
あるいはこれらの混合系からなり、塗工厚は1〜10μ
m、より好ましくは1〜5μmが適している。また、剥
離層に顔料を添加してマット化することにより、その上
に塗設される中間層との間の剥離強度を安定化させるこ
とができる。更に、中間層と更にその上に塗設される着
色感光層にもマット化パターンが形成され、露光減圧時
に原稿と着色感光層との間の空気の抜けをスムーズにし
両者の密着性を良くすることも可能である。
【0015】また、耐ブロッキング性能や中間受像シー
ト上で滑り性を向上させ、および中間受像シートに加熱
加圧により転写する際に受像シートと中間層の間の空気
が抜け易くなるよう両者間の密着性を向上させることが
できる。そして、添加顔料の種類、粒子サイズ、添加量
の選択によって、活性光線の反射特性を調整し、着色感
光層の感度をコントロールすることが可能である。
【0016】このような目的で使用される顔料として
は、表面処理が施された雲母系顔料、粉末アルミニュー
ム、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、二酸化硅
素、炭酸カルシウム、アルミナ等の無機微粒子やポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリスチロール、ポリカーボネート、アクリル酸エ
ステル樹脂、メタクリル酸樹脂、ポリアクリロニトリル
およびアクリロニトリルの共重合体等のプラスチックパ
ウダー、更に澱粉、セルロース等の微粉末がある。特に
着色感光層の高感度化には、表面処理が施された雲母系
顔料、粉末アルミニューム、酸化チタン、酸化亜鉛、硫
酸バリウムが適しており、剥離層の活性光線(360nm)全
反射率が15%以上、より好ましくは20%以上が望まし
い。顔料のサイズは0.01〜20μm、より好ましくは1〜
10μmが適しており、それぞれの色調の着色感光層に応
じた剥離層を調製することにより各色調の感光性転写シ
ートの感度を同一化することができる。
【0017】本発明の感光性転写シートに用いられる中
間層としては、水に不溶で色相および透明性を阻害する
ことなく、室温では非粘着性で熱により粘着性、融着性
となり、しかも室温では剥離層と容易に剥離可能で、か
つこの上に塗設される光により不溶化する着色感光層と
は、特に光不溶化後において十分なる密着性を有し、且
つ被転写シートとも十分な密着性を有する物質から選ば
れる。
【0018】例えば以下のような被膜形成性の高分子物
質が挙げられる。ポリアクリル酸エステルおよびアクリ
ル酸エステル共重合体、ポリメタアクリル酸エステルお
よびメタアクリル酸エステル共重合体、ポリアクリルア
マイドおよびアクリルアマイド共重合体、ポリ酢酸ビニ
ルおよび酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニルおよび塩
化ビニル共重合体、ポリ塩化ビニリデンおよび塩化ビニ
リデン共重合体、ポリスチレンおよびスチレン共重合
体、エチレンと酢酸ビニル、エチレンとアクリル酸エス
テル、エチレンと塩化ビニルエチレンとアクリル酸の如
き、エチレン共重合体、ポリビニルブチラール、ポリビ
ニルホルマールの如きポリビニルアセタール樹脂、ポリ
エステル樹脂、ナイロン、共重合ナイロンの如きポリア
ミド樹脂、合成ゴム、塩化ゴムの如き各種ゴム類、ポリ
エチレン、ポリプロピレンの如きポリオレフィン、セル
ロース誘導体、シェラック、各種ワックス類。
【0019】このほかこれらの高分子物質相互の混合
物、または他の高分子物質、可塑剤など他の物質との混
合系も使用できる。例えば室温で粘着性を示すものでも
該粘着性を防止することができる他物質との組合わせ
や、逆に加熱しても粘着性を示さないものでも、粘着性
付与物、可塑剤等との組合わせも考えられ、単一物質の
みならず、また支持体の種類等にもより必要に応じて種
々の組合わせが考えられ、またそれゆえ必ずしも上記物
質に限定されるものではない。
【0020】支持体に塗設した剥離層上に中間層を積層
するには上記した高分子物質の溶液を通常の方法で剥離
層上に塗布し乾燥させるか、または、固体状の上記高分
子物質を熱溶融して塗布するか(ホットメルトコーティ
ング)更には上記高分子物質よりなるフィルムをラミネ
ートさせてもよい。中間層の厚さは 0.5〜10μm、より
望ましくは 0.5〜3μmが好ましい。
【0021】本発明の感光性転写シートに用いられる、
水に可溶で光により不溶化する着色感光層としては、従
来公知の感光性樹脂が利用でき、ネガ型の例としては下
記のものがある。 (1) クエン第二鉄アンモン、シュウ酸第二鉄アンモン
のような光により第一鉄イオンを与える感光性第二鉄塩
とゼラチン、ポリビニルアルコールの如き親水性樹脂か
ら成る組成物。 (2) ゼラチン、フィッシュグルー、アラビアゴム、ポ
リビニルアルコール、ポリアクリルアミド、カルボキシ
メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース等の水
溶性樹脂と、p−アミノジフェニルアミン、ベンジジ
ン、ジアニシジン、トルイソジンなどのジアミノ化合物
のテトラゾニウム塩、またはp−ジアゾフェニルアミン
とパラフォルムアルデヒドを縮合したジアゾ化合物とパ
ラフォルムアルデヒドを縮合したジアゾ樹脂からなる組
成物。 (3) p−ジアゾジフェニルアミンの如きジアゾ化合物
とパラフォルムアルデヒドを縮合したジアゾ樹脂とから
なる組成物。 (4) 4,4′−ジアジドスチルベンゼン、2,2′−
ジスルホン酸ソーダの如きアジド化合物とポリアクリル
アミド、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ゼラチン等の水溶性樹脂からなる組成物。 (5) 4,4′−ジアジドスチルベンゼン、4,4′−
ジアジドカルコンなどのアジド化合物と環化ゴムからな
る組成物。 (6) ポリビニルアルコールの桂皮エステル酸エステ
ル、アリルアクリル酸エステルと5−ニトロアセナフテ
ン、1,2−ベンズアンスラキノンの如き増感剤とから
なる組成物。 (7) アクリルアミド、アクリル酸の如きビニルモノマ
ーと、セルロース誘導体およびポリビニルアルコール誘
導体と光重合開始剤からなる組成物。 (8) メチレンビスアクリルアミド、N,N′−ヘキサ
メチレンビスメタクリアミドの如きアクリルアミド類と
アルコール可溶性ナイロンおよび光重合開始剤からなる
組成物。 (9) アクリルアミド、アクリル酸の如きエチレン系不
飽和単量体とクエン第二鉄アンモンの如き感光性第二鉄
塩と親水性樹脂からなる組成物。 (10) ポリビニルアルコールにスチルビニリウム基、ス
チルバゾリウム基、スチルキノリウム基等の感光性基を
付加した変成ポリビニルアルコール組成物。
【0022】またポジ型の例としては、ナフトキノン−
(1.2)−ジアジドスルホン酸エステル等のキノンジアジ
ド化合物とアルカリ可溶性フェノールホルムアルデヒド
樹脂との組成物がある。上記感光樹脂は代表的な例であ
って、本発明は、これらに限定されるものではない。
【0023】着色剤については、水に分散可能な顔料、
水あるいはアルコール可溶性の染料など広範囲に選択で
きるが上記水溶性高分子物質や光不溶化剤、変性ポリビ
ニルアルコールとの混和性が良く、感光性、現像性等に
悪影響を及ぼさない物であることが必要であり、またそ
の色調については、写真製版における色校正の場合に
は、基本的にはシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック
の4色であり、おのずと各々印刷インクのそれに近い色
のものが望まれる。着色剤の添加量は、その種類や着色
感光層の塗布量にもよるが、形成画像が被転写材料に転
写された後の該着色画像の所望の光学反射濃度により決
定されるべきである。
【0024】光により不溶化する着色感光層には上記以
外にも暗反応を防止する為の安定化剤や該着色感光層を
剥離層面上に設けるに当たり、その塗工性改良の為のレ
ベリング剤や消泡剤、界面活性剤等を必要に応じて添加
することができる。また、該着色感光層を設けるに当た
り上記成分は主として水に溶解または分解して混合され
るが脱泡や塗工性改良を目的として、必要に応じてアル
コール類等の水に可溶性の有機溶剤を希釈剤として一部
使用することもできる。
【0025】該着色感光層の厚さは網諧調再現性など解
像度の点からできうる限り薄い方がよいが着色剤による
画像濃度との兼ね合いから 0.5〜5μm、より好ましく
は1〜3μmが適している。上記着色感光層を離型面上
に塗設するに当たっては、従来公知のいかなる方法によ
ってもピンホール等が無く、均一な塗膜さえ得られれば
特に限定されるものではない。
【0026】次に本発明に用いられる被転写材料につい
て説明する。支持体としては、紙、プラスチックフィル
ム、紙/プラスチック複合材料、ガラス板、金属板等を
挙げることができる。支持体上に密着して積層される熱
融着層に用いられる物質としては、室温では被粘着性で
熱により粘着性、融着性を示す物質、更に詳しくは、感
光性転写シートの中間層と露光現像後の着色感光層と熱
時相互融着しうる物質が選ばれるべきである。それらの
物質の例としては、感光性転写シートの中間層に用いら
れる物質と同様なものから選択されるが、この場合に
は、主として中間層と着色感光層との相互融着性を考慮
したうえで、単一物質に限らず混合系等から幅広く選択
する。受像シートの支持体に熱融着層を塗設するに当っ
ては、前記した高分子物質の溶液を通常の方法で支持体
上に塗布し乾燥させるか、または固状の前記高分子物質
を熱溶融して塗布するか(ホットメルトコーティング)
更には前記高分子物質からなるフィルムをラミネートさ
せてもよい。熱融着層の厚さは使用する樹脂にもよるが
3〜15μmのものが好ましい。
【0027】本発明の転写シートは、図1のようにまず
写真製版工程において得られる各分解色毎に網分解され
たフィルムを通して活性光線により密着露光させた後、
現像処理により画像を形成させる(段階1)。各分解色
に対応して、本発明の感光性転写シートを選ぶことによ
って(シアン版に対応したフィルムからはシアンに着色
した本発明感光性転写シートへ密着反転する)各々の着
色画像を有した感光性転写シートが得られる。ここで該
感光性転写シートの非画像部は中間層B−2が露出す
る。(受像シートの被転写材料の熱融着層Eは画像形成
後の着色感光層(画像部)C−1とも熱融着するも、こ
れのみでは完全ではなく、非画像部に露出された熱融着
性の中間層B−2との相互融着により、より完全に熱転
写される。)
【0028】次に該感光性転写シートの画像面を被転写
材料の被転写面(熱融着層を有する面)と密着させ、加
熱加圧することにより感光性転写シートの中間層(未露
光部、非画像部)B−2と被転写材料の熱融着層Eが相
互融着を起こし(着色層の光不溶化部つまり画像部も被
転写材料の熱融着層と融着するがこの場合には一方が熱
融着性でないため、非画像部ほど強固な接着はできな
い)、しかる後に、該感光性転写シートの支持体Aを剥
離層B−1と共に剥がすと分色画像は中間層B−2と共
に、被転写材料上に容易に強固に転写される(段階
2)。
【0029】更に、上記転写画像の上に第2色目の着色
画像を熱転写するわけであるが、こ場合には1色目の転
写後の表面には熱融着性の中間層(第1色目の中間層B
−2)があるわけで1色目同様に容易にかつ強固に転写
しうる(段階3)。3色目以降も2色目と同様の結果で
順次異なった着色画像を中間層B−2と共に容易に転写
でき、最終的には被転写材料上に多色画像を形成するこ
とができる(段階4)。ここで本発明によって得られる
着色画像のそれぞれの色調(基本的にはシアン、マゼン
タ、イエロー、ブラック)、濃度を印刷インキのそれに
近いものを選ぶことによって最終印刷物に酷似した多色
画像が得られ、校正刷りに類似した色校正用として利用
されうる。
【0030】以上の説明から明らかなように、この方法
では、形成された画像を1色ずつ被転写材料上に順次転
写するので、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックな
どの各色の感光性転写シートの露光作業が同時に行なえ
る為、作業性に優れる。しかし、各色の感度差により最
適露光量が異なると、この利点を十分に活かすことがで
きない。本発明は、剥離層の反射特性により着色感光層
の感度のコントロールを可能にし、各色の露光作業が各
色の最適露光量で同時に行なえるようになった点は印刷
製版工程の作業性改善に寄与するところは極めて大きい
ものがある。
【0031】
【実施例】本発明を更に明確にするため、以下実施例を
示すが本発明はこれに限定されるものではない。なお実
施例中の「部」は全て重量部を示す。
【0032】(実施例1) <活性光線吸収量形成液> サフトマーSTH−87 65部 (アクリル系導電性ポリマー:三菱油化(株)) テスファン322 31部 (アクリルアミド共重合物:日立化成ポリマー(株)) サーモラックF1 19部 (ポリエステル:綜研化学(株)) ドライヤー900 1.9部 (パラトルエンスルホン酸:日立化成ポリマー) チヌビン−109 3部 (ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤:チバガイギー(株)) サイロイド308 1.9部 (シリカ:水沢化学(株)) トルエン 100部 メチルエチルケトン 100部 エチルセルソロブ 48部
【0033】 <剥離層形成液−1> テスファイン322 5部 (アクリルアミド共重合物:日立化成ポリマー(株)) ドライヤー900 0.6部 (パラトルエンスルホン酸:日立化成ポリマー(株)) リューロンQu−628 100部 (塩化ビニル−プロピオン酸ビニル共重合体:東ソー(株)) ミズカシールSK−7 0.8部 (シリカ:水沢化学(株)) トルエン 67部 メチルエチルケトン 67部 シクロヘキサノン 33部
【0034】 <剥離層形成液−2> テスファイン322 5部 (アクリルアミド共重合物:日立化成ポリマー(株)) ドライヤー900 0.6部 (パラトルエンスルホン酸:日立化成ポリマー(株)) リューロンQu−628 100部 (塩化ビニル−プロピオン酸ビニル共重合体:東ソー(株)) IRIODIN−111 17部 (雲母系顔料:メルクジャパン(株)) トルエン 36部 メチルエチルケトン 36部 シクロヘキサノン 18部
【0035】 <中間層形成液> バイロナールMD−1100 91部 (ポリエステル:東洋紡(株)) バイロナールMD−1400 78部 (ポリエステル:東洋紡(株)) 水 100部 イソプロピルアルコール 67部 ブチルセロソルブ 33部 ジメチルフォルムアミド 22部
【0036】 <着色感光層形成液> ブラック液 SBQ変性PVA 10%水溶液 100部 (Nメチルスチルバゾリウム基1.25モル%導入、 平均重合度1700、ケン化度88%) 顔料分散液 4部 (カーボンブラック20%水分散) 水 100部 イソプロピルアルコール 10部
【0037】上記カーボンブラックの代わりにフタロシ
アニンブルー、パーマネントカーミンFBおよびパーマ
ネントイエローHRを用いてシアン、マゼンタ、イエロ
ー用の着色感光層液を同様に調整した。但し、イエロ
ー、シアン、マゼンタ、ブラックの顔料分散液は、以下
の配合でインキ練り機で3時間分散することにより得
た。 顔 料 20部 非イオン活性剤 1部 (ポリエチレングリコールアルキルフェニルエーテル主体) 水 80部
【0038】活性光線吸収層形成液を2軸延伸した厚さ
100μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの片面
に、ロールコーターで塗布し 140℃1分間乾燥して、約
3μmの活性光線吸収層を形成した。
【0039】次に、活性光線吸収層とは異なる面に剥離
層形成液−1をロールコーターで塗布し、 140℃1分間
乾燥して、約3μmの剥離層を形成した。得られた剥離
層の反射率を測定(日立 320 Spectrophotometer、 150
φ積分球付属装置使用)したところ8%(360nm)の全反
射率を示した。この剥離層の上に中間層形成液をロール
コーターで塗布し、 110℃1分間乾燥して、塗工量約1
μmの中間層を形成した。更にこの上に着色感光層形成
液のイエロー液をロールコーターで塗布、乾燥して塗工
量約2μmの着色感光層を形成しイエローの感光性転写
シートを得た。マゼンタ、シアンについても同様にして
着色感光層(塗工量約2μm)を形成し感光性転写シー
トを得た。
【0040】これとは別に、活性光線吸収層の反対面に
剥離層形成液−2をロールコーターで塗布し 140℃1分
間乾燥して、約3μmの剥離層を形成した。同様に反射
率を測定したところ35%(360nm)の全反射率が得られ
た。この剥離層の上に中間層形成液をロールコーターで
塗布し、 110℃1分間乾燥して、塗工量約1μmの中間
層を形成した。更にこの上に着色感光層形成液のブラッ
ク液をロールコーターで塗布、乾燥して塗工量約2μm
の着色感光層を形成しブラックの感光性転写シートを得
た。
【0041】このようにして作られたブラック用感光性
転写シートの着色感光面にブラック(スミ)版用の色分
解網ネガフィルムを密着させ、2KWの高圧水銀灯で1m
の距離から15秒間露光を与え、その後被露光部を1kg/
cm2 に加圧したノズルから噴出する常温水で水洗溶去
し、水切りの後約50℃の温風で乾燥し、ブラックに着色
したネガ−ポジ画像を得た。同様にシアン、マゼンタ、
イエローについても各々対応する色分解網ネガフィルム
を用い、それぞれ上記と同様の操作を行ないシアン、マ
ゼンタ、イエローに着色したネガ−ポジ画像を得た。何
れも、15秒の同一露光量で各色調同等の優れた網点再現
性が得られた。
【0042】更に、坪量 129.7g/m2 のコート紙を支
持体として、その片面に塩化ビニルと塩化ビニリデンの
共重合体のトルエン/酢酸エチル溶液を塗布、乾燥して
6μmの厚さの熱融着層を形成して被転写材料を得た。
この被転写材料の熱融着層面に、前記ポジ画像を有する
ブラック用感光性転写シートの画像面を重ね、 100℃に
加熱したローラーで押圧してから、感光性転写シートの
支持体を剥離層と中間層の間から剥離すると、着色画像
は中間層と共に被転写材料の被転写面上に容易に転写さ
れた。転写時の密着性は良好であった。次いで、被転写
材料上に転写されたブラック画像上に、前記シアン、マ
ゼンタ、イエロー画像を順次同様な操作で熱転写するこ
とにより、コート紙上に4色からなる多色画像を得た。
これは最終印刷物に酷似した高精度のプレプレスカラー
プルーフであった。
【0043】(実施例2)実施例1の剥離層形成液−2
のパール顔料の添加量を以下のように変えた他は、全て
実施例1と同様に行なった。
【0044】 <剥離層形成液−2> テスファイン322 5部 (アクリルアミド共重合物:日立化成ポリマー(株)) ドライヤー900 0.6部 (パラトルエンスルホン酸:日立化成ポリマー(株)) リューロンQu−628 100部 (塩化ビニル−プロピオン酸ビニル共重合体:東ソー(株)) IRIODIN−111 10部 (パール顔料:メルクジャパン(株)) トルエン 36部 メチルエチルケトン 36部 シクロヘキサノン 18部
【0045】実施例1同様に上記剥離層形成液−2をブ
ラック用感光性転写シートに用いたところ、得られた剥
離層の全反射率は22%(360nm)で、20秒の同一露光量で
各色調同等の網点再現性が得られた。被転写材料上に形
成された多色画像は最終印刷物に酷似した高精度のプレ
プレスカラープルーフであった。
【0046】実施例1同様に上記剥離層形成液−2をブ
ラック用感光性転写シートに用いたところ、得られた剥
離層の全反射率は22%(360nm)で、20秒の同一露光量で
各色調同等の網点再現性が得られた。被転写材料上に形
成された多色画像は最終印刷物に酷似した高精度のプレ
プレスカラープルーフであった。
【0047】(実施例3)実施例1の剥離層形成液−2
の顔料を以下のように変えた他は、全て実施例1と同様
に行なった。
【0048】 <剥離層形成液−2> テスファイン322 5部 (アクリルアミド共重合物:日立化成ポリマー(株)) ドライヤー900 0.6部 (パラトルエンスルホン酸:日立化成ポリマー(株)) リューロンQu−628 100部 (塩化ビニル−プロピオン酸ビニル共重合体:東ソー(株)) FA−55W 30部 (酸化チタン:古河機械金属(株)) トルエン 36部 メチルエチルケトン 36部 シクロヘキサノン 18部
【0049】実施例1同様に上記剥離層形成液−2をブ
ラック用感光性転写シートに用いたところ、得られた剥
離層の全反射率は20%(360nm)で、20秒の同一露光量で
各色調同等の網点再現性が得られた。被転写材料上に形
成された多色画像は最終印刷物に酷似した高精度のプレ
プレスカラープルーフであった。
【0050】(比較例1)実施例1の剥離層形成液−1
をブラック、シアン、マゼンタ、イエローの全ての色調
の感光性転写シートに用いた他は実施例1と同様に行な
ったところ、15秒の同一露光量で各色調同等の網点再現
性を得ることはできなかった。
【0051】以上の結果を表1および表2にまとめた。
表2に示される剥離層の全反射率(%)を有する感光性
転写シートを用いることにより、表1の特性を有する網
点再現可能な露光量(秒)が得られた。表1から分るよ
うに実施例1〜3はブラック、シアン、マゼンタ、イエ
ロー、各色共通の露光量を有するのに対し、比較例1で
は各色共通の露光量が存在しない。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】
【発明の効果】本発明の感光性転写シートは剥離層に活
性光線反射性物質を添加し、反射特性を調節することに
より、着色感光層の感度コントロールを可能にした。こ
れにより、各色調の感光性転写シートの感度を同一化す
ることができ、作業性が向上し、より安定した高精度の
プレプレスカラープルーフを得こるとができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の方法を段階を追って模式的に示
したものである。
【符号の説明】
A−1 感光性転写シートの透明支持体 A−2 感光性転写シートの活性光線吸収層 B−1 感光性転写シートの剥離層 B−2 感光性転写シートの中間層 C−1〜C−4 露光・現像後の感光性転写シートの各
着色画像 D 被転写材料の支持体 E 被転写材料の熱融着層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−144647(JP,A) 特開 平2−308253(JP,A) 特開 平4−358151(JP,A) 特開 平5−273759(JP,A) 特開 昭61−286858(JP,A) 特開 平4−199056(JP,A) 特開 昭61−213843(JP,A) 特開 昭63−253941(JP,A) 特開 平1−282542(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03F 7/004 G03F 7/105 G03F 7/11

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明支持体の一方の面に活性光線吸収
    剤、帯電防止剤、塗膜形成性高分子樹脂からなる透明性
    の活性光線吸収層が積層され、該透明支持体の他方の面
    に透明支持体に強く接着している透明性の剥離層、該剥
    離層から剥離可能である熱融着性の透明な中間層および
    着色感光層が順次積層された感光性転写シートにおい
    て、該剥離層を形成する塗膜形成性高分子樹脂中に活性
    光線反射性物質を含有せしめたことを特徴とする感光性
    転写シート。
  2. 【請求項2】 剥離層中の活性光線反射性物質が、種々
    の表面処理を施された雲母系顔料、粉末アルミニュー
    ム、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウムのいずれか、
    あるいはこれらの混合物であることを特徴とする請求項
    1記載の感光性転写シート。
  3. 【請求項3】 剥離層の活性光線(360nm)全反射
    率が15%以上であることを特徴とする請求項1または
    2記載の感光性転写シート。
  4. 【請求項4】 剥離層の塗膜形成性高分子樹脂がウレタ
    ン樹脂、メラミン樹脂、フッ素樹脂、シリコン樹脂、ポ
    リエステル、ポリオレフィンのいずれかあるいはこれら
    の混合物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か1項記載の感光性転写シート。
  5. 【請求項5】 中間層がポリエステル、エチレン−酢酸
    ビニル共重合体、アクリル化合物のいずれかあるいはこ
    れらの混合物であることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれか1項記載の感光性転写シート。
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