JP2874670B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2874670B2
JP2874670B2 JP8294831A JP29483196A JP2874670B2 JP 2874670 B2 JP2874670 B2 JP 2874670B2 JP 8294831 A JP8294831 A JP 8294831A JP 29483196 A JP29483196 A JP 29483196A JP 2874670 B2 JP2874670 B2 JP 2874670B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク装置に係
り、特に、通常の光ディスク及び複数ディスクの張り合
わせによる高密度光ディスクの双方の再生を行う光ディ
スク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクの高密度化のために、通常の
光ディスク厚の1/2の厚さの二枚の光ディスクを張り
合わせて一枚とする技術が一般に知られている。かかる
高密度光ディスクと通常の光ディスクの双方に一台の光
ディスク装置で対応するべく、特開平6−282866
号公報に記載の光ディスク装置では、照射するレーザの
光路上に挿脱自在の透明板を配設することにより、光学
ヘッドから各光ディスクの記録面までの光学的距離を通
常の光ディスクと高密度光ディスクとで変化させる手法
が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
特開平6−282866号公報に開示された光ディスク
装置では、光ディスク装置内部に独立した駆動源を備え
る透明板の挿脱機構を装備しているため、装置内部での
占有スペースが大きくなり光ディスク装置の小型化の妨
げになると共に装置の複雑化及び部品点数の増加を招
き、装置全体の生産性,経済性を損ねていた。
【0004】また、上記光ディスク装置は、フォーカシ
ングのために光学ヘッドの対物レンズを駆動させて、光
ディスクまでの距離(ワーキングディスタンス)を自在
に変更させるが、一方で透明板はレーザの光路上で光デ
ィスクまでの距離は変更されずに固定であるため、大き
な光ディスクの面振れが生じて対物レンズの駆動距離が
大きくなった場合に、当該対物レンズと透明板とが接触
する恐れがあった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、異なる仕様の光ディスクに一台で対応し得る
と共に,小型化を図り得る光ディスク装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、レーザ光源からのレーザ光を光ディスクに照射して
再生を行う光ディスク装置において、レーザ光の光軸に
ほぼ平行に配設した支軸と、この支軸を固定装備するマ
ウントと、レーザ光を当該光ディスクの記録面上に集光
する単一の対物レンズを保持すると共に,支軸を中心に
回動自在且つ支軸に沿って往復移動自在に装備されたレ
ンズホルダと、レンズホルダの回動動作を付勢するトラ
ッキング駆動手段と、レンズホルダの支軸に沿った方向
への往復移動動作を付勢するフォーカシング駆動手段と
を備えている。
【0007】さらに、レーザ光の透過により光学的距離
が変化する変化領域と変化しない無変化領域とを有し,
レンズホルダの光ディスク側に位置して支軸を中心に回
動自在且つ当該支軸に沿って往復移動自在に装備された
光学的距離変更部材と、この光学的距離変更部材とレン
ズホルダとの連結又はその解除を自在に切り換える連結
機構とを備えている。
【0008】そして、この連結機構を、光学的距離変更
部材の支軸に沿った往復移動の内,レンズホルダ側への
移動を予め設定された移動量以内に規制する規制手段
と、光学的距離変更部材とレンズホルダとの間に装備さ
れると共に,これら相互間の距離の変化に応じて当該光
学的距離変更部材及びレンズホルダを結合又は分離させ
る結合手段とから構成することとしている。
【0009】 上記の請求項1記載の構成では、例えば、
通常の光ディスクの再生に先だって、レーザ光の光軸上
に,対物レンズ及び光学的距離変更部材の無変化領域が
配置され、これらを介して通常の光ディスクの記録面に
レーザ光の照射が行われる。かかる場合には、レンズホ
ルダと光学的距離変更部材とは連結機構により連結状態
にあり、これらの間で同時にトラッキング駆動手段によ
るトラッキング動作及びフォーカシング駆動手段による
フォーカシング動作が行われる。
【0010】 かかるフォーカシング動作に際しては、規
制手段により規制を受けない範囲で移動が行われるた
め、光学的距離変更部材はレンズホルダに追従可能であ
る。換言すると、規制手段により規制される移動量は、
通常のフォーカシング動作により付勢される移動量より
も大きく設定されている。
【0011】 一方、複数ディスクの張り合わせによる高
密度光ディスクの再生を行う場合には、フォーカシング
駆動手段によりレンズホルダに対して光学的距離変更部
材と反対側への移動が付勢される。かかる移動は、前述
の規制手段により規制される移動量を越えて行われ、規
制手段により光学的距離変更部材は移動を制止され、当
該光学的距離変更部材とレンズホルダとが離間する。
【0012】これにより、結合手段が分離状態となり、
レンズホルダのみがトラッキング駆動手段により支軸ま
わりに回動される。そして、対物レンズが光学的距離変
更部材の変化領域と重なる位置でフォーカシング駆動手
段によりレンズホルダに対して光学的距離変更部材側に
移動が付勢される。
【0013】これにより、レンズホルダと光学的距離変
更部材とが結合手段により結合され、これらは同時にト
ラッキング駆動手段により支軸まわりに回動されて、レ
ーザ光の光軸上に配置される。
【0014】 そして、レーザ光の照射が行われ、このと
きトラッキング駆動手段によるトラッキング動作及びフ
ォーカシング駆動手段によるフォーカシング動作がレン
ズホルダと光学的距離変更部材に対して同時に行われ
る。また、レーザ光は、光学的距離変更部材の変化領域
の透過により、通常の光ディスクと等しい光学的距離で
高密度光ディスクの記録面に照射が行われ、通常の光デ
ィスクと同様に再生が行われる。
【0015】請求項記載の発明では、請求項記載の
発明と同様の構成を備えると共に、結合手段を、レンズ
ホルダ又は光学的距離変更部材のいずれか一方に形成さ
れた係合突起と、これに対向して他方に形成され,光学
的距離変更部材の変化領域及び無変化領域に個別に対応
する位置決め穴とを含む構成とする。
【0016】上述の請求項記載の構成では、請求項
記載の発明と同様の動作が行われ、通常の光ディスクの
再生時には、結合手段の係合突起が無変化領域に対応す
る位置決め穴と係合した状態でレンズホルダ及び光学的
距離変更部材が互いに近接しており、これによりフォー
カシング及びトラッキングが同時に行われる。
【0017】高密度光ディスクの再生時には、フォーカ
シング駆動手段により光学的距離変更部材とレンズホル
ダとが離間するため、結合手段の係合突起は位置決め穴
から外れて結合状態が解除される。そして、トラッキン
グ駆動手段によりレンズホルダのみが回動し、係合突起
は変化領域に対応する位置決め穴に対向する位置に位置
決めされて、フォーカシング駆動手段により再び結合状
態となる。その他の動作は、前述と同様である。
【0018】本発明は、上述した各構成によって前述し
た目的を達成しようとするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図3に基づいて説明する。本実施形態は、レーザ光
源(図示略)からのレーザ光Rを光ディスクに照射して
再生を行う光ディスク装置10を示しており、通常の光
ディスクと、この通常の光ディスクの半分の厚さの光デ
ィスクを二枚張り合わせた高密度光ディスクの双方に対
応するものである。
【0020】光ディスク装置10は、レーザ光Rの光軸
にほぼ平行に配設した支軸1と、この支軸1を固定装備
するマウント2と、レーザ光Rを当該光ディスクの記録
面上に集光する単一の対物レンズ31を保持すると共
に,支軸1を中心に回動自在且つ支軸1に沿って往復移
動自在に装備されたレンズホルダ3と、レンズホルダ3
の回動動作を付勢するトラッキング駆動手段4と、レン
ズホルダ3の支軸1に沿った方向への往復移動動作を付
勢するフォーカシング駆動手段5とを備えている。
【0021】さらに、レーザ光Rの透過により光学的距
離が変化する変化領域としての透明板61と変化しない
無変化領域としての貫通穴62とを有し,レンズホルダ
3の光ディスクD側に位置して支軸1を中心に回動自在
且つ当該支軸1に沿って往復移動自在に装備された光学
的距離変更部材6と、この光学的距離変更部材6とレン
ズホルダ3との連結又はその解除を自在に切り換える連
結機構7とを備えるという構成を採っている。
【0022】以下、各部を詳説すると、支軸1は、光デ
ィスクを保持して回転駆動する図示しないディスクホル
ダ部の回転中心軸の方向とほぼ平行(即ち,光ディスク
の記録面にほぼ垂直)に配設されている。この支軸1が
立設されているマウント2は、平板状部材であり、その
下方(支軸1と反対側)には図示しないレーザ光源を含
む光学系が配設されている。符号21は光学系の一部を
構成する反射板である。これらマウント2及び光学系等
はいずれも、ヘッドスライダ(図示せず)上に保持され
ており、一様に光ディスクの無数のトラックを横切る方
向に搬送される。
【0023】レンズホルダ3は、円板状部材であり、中
央部で上下方向に貫通して設けられた支持穴32により
後述する光学的距離変更部材6の筒状部64を介して支
軸1に回動自在に係合する。また、外周近傍にも上下方
向に貫通した保持用穴33が形成されており、この保持
用穴33に対物レンズ31がはめ込まれている。
【0024】このレンズホルダ3の円形の周端に迫るよ
うにして、当該レンズホルダ3の外周面の一部と対向す
る二つの湾曲壁面22A,22B(図2では図示略)が
マウント2から立ち上げられて形成されている。この湾
曲壁面22A,22Bは、支軸1を挟んで相対位置に配
設されており、湾曲壁面22A,22Bとレンズホルダ
3の互いの対向面には、トラッキング駆動手段4及びフ
ォーカシング駆動手段5(いずれも図2では図示略)が
装備されている。
【0025】トラッキング駆動手段4は、湾曲壁面22
A,22B側に装備されたマグネット41A,41B
と、レンズホルダ3側に装備された駆動コイル42A
(湾曲壁面22B側は図示略)とから構成され、かかる
構成によりレンズホルダ3に支軸1を中心とする回動動
作を付勢することによりトラッキング動作を行う。な
お、かかる回動により対物レンズ31が移動する方向が
光ディスクのトラックを横切る方向となるように、レン
ズホルダ3は予め位置決め設定されている。また、マグ
ネット41A,41Bは、後述する光学的距離変更部材
6の切り換え動作の際に行われる回動動作に対応できる
ように、回動方向について充分な長さに設定されてい
る。
【0026】フォーカシング駆動手段5は、湾曲壁面2
2A,22B側に装備されたマグネット51A,51B
と、レンズホルダ3側に装備された駆動コイル52A
(湾曲壁面22B側は図示略)とから構成され、かかる
構成によりレンズホルダ3に支軸1に沿って往復移動動
作を付勢し、対物レンズ31を光ディスクに対して近接
又は離間させてフォーカシング動作を行う。
【0027】次に、光学的距離変更部材6について説明
する。この光学的距離変更部材6は、図2に示されるよ
うに、前述した透明板61を保持すると共に貫通穴62
が設けられた円板状のプレート部63と、支軸1が挿通
された筒状部64と、後述する押圧バネ71を係止する
係止部65とから構成される。
【0028】光学的距離変更部材6のプレート部63
は、レンズホルダ3の上面に対向すると共にその上方
(光ディスク側)に位置し、当該レンズホルダ3とほぼ
同径の円形且つ平板状に形成され、筒状部64と共に支
軸1にその中心部で回動及び摺動を自在とする。そし
て、このプレート部63における支軸1から透明板61
までの距離及び支軸1から貫通穴62までの距離はいず
れも、レンズホルダ3における支軸1から対物レンズ3
1までの距離と等しく、これら透明板61及び貫通穴6
2は、いずれも、光学的距離変更部材6の相対的な回動
により対物レンズ31と対向させることが可能な位置に
配設されている。
【0029】光学的距離変更部材6の筒状部64は、レ
ンズホルダ3の中心に位置する支持穴32に挿通され、
さらにその内側に支軸1が挿通されるため、これにより
レンズホルダ3と光学的距離変更部材6とがいずれも個
別に支軸1に対して回動自在且つ当該支軸1に沿った方
向に往復移動自在としている。
【0030】光学的距離変更部材6の係止部65は、レ
ンズホルダ3の下面側と当該係止部65との間に押圧バ
ネ71を挟持しており、この押圧バネ71の弾性によ
り、レンズホルダ3と光学的距離変更部材6のプレート
部63とが互いに引き合う方向に力が付勢される。
【0031】なお、レンズホルダ3とマウント2との間
が離間しているが、回動を妨げない図示を省略した弾性
体の介挿又はフォーカシング駆動手段5のマグネット5
1A及び駆動コイル52Aとの間に生じる引力又は斥力
に支持されているものとする。
【0032】ここで、透明板61について説明する。本
実施形態に開示する光ディスク装置10は、前述したよ
うに通常の光ディスクと高密度光ディスクの双方を再生
の対象とする。通常の光ディスクは、一般に、透明円板
とこの透明円板の片面に形成された記録面とから構成さ
れ、再生時には、レーザ光が透明円板を介して記録面に
集光され、その反射光により記録面の記録情報が読みと
られる。
【0033】一方、高密度の光ディスクは、通常の光デ
ィスクと同素材でその厚さが半分の透明円板とこの透明
円板の片面に形成された記録面とから構成される光ディ
スクを二枚張り合わせることにより形成されている。か
かる高密度の光ディスクに対して再生を行う場合には、
半分の厚さからなる透明円板を介してレーザ光が照射さ
れるため、通常の光ディスクと比較してその透明円板の
厚さ分について光学的距離に差異が生じる。
【0034】よって、透明板61を、光ディスクの透明
円板と同素材で、通常の光ディスクの半分の厚さに設定
することにより、この透明板61を透過させることによ
り、レーザ光の光学的距離の均一化を図ることとしてい
る。
【0035】なお、本実施形態に示す光ディスク装置1
0は、通常の光ディスクと、この通常の光ディスクの半
分の厚さの光ディスクを二枚張り合わせた高密度光ディ
スクとの双方に対応するものであるが、これらは単に例
示に過ぎず、従って特にこれらの光ディスクに限定する
ものではなく、例えば、再生時に光学的距離の差異が生
じる二種類の異なる仕様の光ディスクであればこれらの
いずれにも対応することが可能である。かかる場合に
は、これらの光学的距離を補正する光学特性を有する屈
折率及び厚さに設定された透明板の使用を要する。ま
た、変化領域として透明板に限定する必要もなく、同様
に機能するピンホールを有する絞り部材等を採用しても
良い。
【0036】一方、貫通穴62は、単に光学的距離変更
部材6のプレート部63を通過させるためのものであ
り、レーザ光Rが透過した場合に何等影響を与えるもの
ではない。従って、プレート部63によりレーザ光Rを
遮蔽しない構造であれば何でも良く、貫通穴はより大き
くても良く,またその形状も限定するものではない。ま
た、プレート部63を貫通した穴ではなく、プレート部
63を大きく切り欠くことにより無変化領域を形成して
も良い。
【0037】次に、連結機構7について説明する。この
連結機構7は、前述した押圧バネ71と、光学的距離変
更部材6の支軸1に沿った往復移動の内,レンズホルダ
3側への移動を予め設定された移動量以内に規制する規
制手段72と、光学的距離変更部材6とレンズホルダ3
との間に装備されると共に,これらの相互間の距離の変
化に応じて当該光学的距離変更部材6及びレンズホルダ
3を結合又は分離させる結合手段76とから構成するこ
ととしている。
【0038】上記の規制手段72は、光学的距離変更部
材6のプレート部63の周端からその回動動作における
半径方向ついて突出した細軸状の規制突起73と、この
規制突起73の下方(レンズホルダ3側)にマウント2
から立設された受け部材74,75とから構成される。
【0039】上記の受け部材74は、レンズホルダ3に
保持される対物レンズ31と透明板61とが一様にレー
ザ光Rの光路上にある場合に規制突起73の下方となる
位置に配設され、受け部材75は、対物レンズ31と貫
通穴62とが一様にレーザ光Rの光路上にある場合に規
制突起73の下方となる位置に配設されている。また、
これら受け部材74,75の上端部は、光学的距離変更
部材6が下降した場合に支軸1を中心とする回動方向に
移動すること防止して規制突起73を保持すべく、その
中央部に窪みが形成されている。さらに、これらの受け
部材74,75は、少なくとも通常の(光ディスクの面
ぶれに対応するための)フォーカシング動作により接触
することがないように、予め各受け部材74,75の上
端部と通常状態における規制突起73の間には所定の隔
たりが生じる高さに設定されている。
【0040】なお、これらの構成からなる規制手段72
は、支軸1を挟んで対称な位置となる二箇所にそれぞれ
装備されている。
【0041】一方、結合手段76は、レンズホルダ3上
面に形成された係合突起77と、これに対向して光学的
距離変更部材6のプレート部63に形成され,光学的距
離変更部材6の透明板61及び貫通穴62に個別に対応
する位置決め穴78,79とから構成されている。
【0042】上記の係合突起77は、先端を光学的距離
変更部材6のプレート部63側に向けた円錐状に形成さ
れている。一方、位置決め穴78,79はプレート部6
3を上下方向に貫通した穴であり、レンズホルダ3に保
持される対物レンズ31と透明板61とが対向する場合
に,係合突起77と位置決め穴78とが対向し、対物レ
ンズ31と貫通穴62とが対向する場合に,係合突起7
7と位置決め穴79とが対向するように各位置が設定さ
れている。
【0043】そして、前述したように押圧バネ71によ
り光学的距離変更部材6のプレート部63とレンズホル
ダ3とが近接する方向に付勢されているため、係合突起
77がいずれか一方の位置決め穴78,79に対向する
位置にある場合に互いに係合して、レンズホルダ3と光
学的距離変更部材6とが結合状態となって一体的にトラ
ッキング動作及びフォーカシング動作が行われる。
【0044】また、係合突起77は、位置決め穴78,
79に単に嵌挿状態で係合するため、押圧バネ71に抗
してレンズホルダ3とプレート部63とを離間させる作
用が加えられた場合に容易に結合状態が解除され、光学
的距離変更部材6とレンズホルダ3とは分離される。か
かる場合、レンズホルダ3が単独で支軸1まわりの回動
を行い,また,支軸1に沿って往復移動を行う。
【0045】なお、これらの構成からなる結合手段76
は、支軸1を挟んで対称な位置となる二箇所にそれぞれ
装備されている。
【0046】以下、上記の構成からなる本実施形態の動
作を図3に基づいて説明する。まず、高密度光ディスク
の再生の場合には、対物レンズ31及び透明板61がレ
ーザ光Rの光路上となるように、予め、レンズホルダ3
と光学的距離変更部材6との間で結合手段76の係合突
起77が位置決め穴78に係合させられる(図3
(A),図1)。
【0047】かかる状態でレーザ光Rの照射が行われ、
レンズホルダ3と光学的距離変更部材6とは同時に、ト
ラッキング駆動手段及びフォーカシング駆動手段により
回動及び往復動作が付勢されてトラッキング動作及びフ
ォーカシング動作が行われる。かかるフォーカシング動
作に際しては、規制手段72における規制突起73が受
け部材74に接触することはない。
【0048】そして、高密度光ディスクから通常の光デ
ィスクに交換されると、これに対応して、レーザ光Rの
光軸上における光学的距離変更部材6の透明板61から
貫通穴62への入れ替え動作が行われる。即ち、まずフ
ォーカシング駆動手段5により、レンズホルダ3に対す
る下降動作が付勢される。かかる下降動作により、レン
ズホルダ3と光学的距離変更部材6とが同時に下降し、
光学的距離変更部材6のプレート部63に設けられた規
制突起73が受け部材74に当接して光学的距離変更部
材6は下降動作を制止されるが、押圧バネ71の弾性に
抗してさらに下降動作の付勢は継続され、このプレート
部63及びレンズホルダ3が離間することにより結合手
段76の係合突起77が位置決め穴78から抜脱される
(図3(B))。
【0049】そして、結合手段76による結合状態が解
除されたレンズホルダ3は単独で、トラッキング駆動手
段4により係合突起77が位置決め穴79に対向する位
置まで回動を付勢される(図3(C))。かかる状態に
おいて、レンズホルダ3に保持される対物レンズ31
と、光学的距離変更部材6の貫通穴62とが対向した状
態となる。
【0050】そして、レンズホルダ3は、フォーカシン
グ駆動手段5により上方への移動を付勢され、これによ
り、係合突起77が位置決め穴79に嵌挿され、レンズ
ホルダ3と光学的距離変更部材6とが結合状態となると
共に、規制突起73が受け部材74から離間する(図3
(D))。
【0051】さらに、レンズホルダ3及びこれに結合し
た光学的距離変更部材6に対してトラッキング駆動手段
4により回動動作が付勢され、対物レンズ31及び貫通
穴62がレーザ光Rの光軸上に位置決めされる。これに
より、規制突起73は受け部材75の上方に位置するこ
とになる(図3(E))。
【0052】そして、高密度の光ディスクと同様に再
生,トラッキング動作及びフォーカシング動作が行われ
る。
【0053】上記動作において、トラッキング駆動手段
及びフォーカシング駆動手段の動作については、図示し
ない動作制御手段が装備され、シーケンシャル制御によ
り行われる。
【0054】以上のように、本実施形態では、レーザ光
Rの光路上に光学的距離変更部材6を配設し、透明板6
1及び貫通穴62のいずれかに切り換えてレーザ光Rを
光ディスクに照射する構成のため、通常の光ディスク及
び高密度光ディスクの双方にに対応することが可能とな
っている。
【0055】また、光学的距離変更部材6の切り換え動
作を、連結機構7によるレンズホルダとの連結及び解
除、トラッキング駆動手段4による回動動作及びフォー
カシング駆動手段5による往復移動により行う構成のた
め、従来のように独立した駆動手段を不要とし、装置内
部の省スペース化を図ることが可能となり、光ディスク
装置10の小型化及び軽量化を実現し、また、装置の複
雑化及び部品点数の低減が図られ、装置全体の生産性,
経済性を図ることが可能となった。
【0056】また、連結機構7によりレンズホルダ3と
光学的距離変更部材6との連結が自在であるため、同時
にフォーカシング動作が行われ、従来のようにフォーカ
シング動作による対物レンズと光学的距離変更部材との
衝突を有効に防止することが可能となった。
【0057】
【発明の効果】本発明では、レーザ光の光路上に光学的
距離変更部材を配設し、変化領域及び無変化領域のいず
れかに切り換えてレーザ光を光ディスクに照射する構成
のため、仕様が異なる二種類の光ディスクに対応するこ
とが可能となっている。
【0058】また、光学的距離変更部材の切り換え動作
を、連結機構によるレンズホルダとの連結及び解除、ト
ラッキング駆動手段による回動動作及びフォーカシング
駆動手段による往復移動により行う構成のため、従来の
ように独立した駆動手段を不要とし、装置内部の省スペ
ース化を図ることが可能となり、光ディスク装置の小型
化及び軽量化を実現し、また、装置の複雑化及び部品点
数の低減が図られ、装置全体の生産性,経済性を図るこ
とが可能となった。
【0059】また、連結機構によりレンズホルダと光学
的距離変更部材との連結が自在であるため、同時にフォ
ーカシング動作が行われ、従来のようにフォーカシング
動作による対物レンズと光学的距離変更部材との衝突を
有効に防止することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による光ディスク装置の一部
省略した斜視図である。
【図2】上記光ディスク装置の図1におけるA−A線に
沿った一部省略した断面図である。
【図3】上記光ディスク装置の図1中のB方向からみた
部分説明図であり、図3(A)〜図3(E)の順に動作
が行われる。
【符号の説明】
1 支軸 2 マウント 3 レンズホルダ 4 トラッキング駆動手段 5 フォーカシング駆動手段 6 光学的距離変更部材 7 連結機構 10 光ディスク装置 31 対物レンズ 61 透明板(変化領域) 62 貫通穴(無変化領域) 72 規制手段 76 結合手段 77 係合突起 78,79 位置決め穴

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源からのレーザ光を光ディスク
    に照射して再生を行う光ディスク装置において、 前記レーザ光の光軸にほぼ平行に配設した支軸と、この
    支軸を固定装備するマウントと、前記レーザ光を前記光
    ディスクの記録面上に集光する単一の対物レンズを保持
    すると共に,前記支軸を中心に回動自在且つ前記支軸に
    沿って往復移動自在に装備されたレンズホルダと、前記
    レンズホルダの回動動作を付勢するトラッキング駆動手
    段と、前記レンズホルダの前記支軸に沿った方向への往
    復移動動作を付勢するフォーカシング駆動手段とを備
    え、 前記レーザ光の透過により光学的距離が変化する変化領
    域と変化しない無変化領域とを有し,前記レンズホルダ
    の前記光ディスク側に位置して前記支軸を中心に回動自
    在且つ当該支軸に沿って往復移動自在に装備された光学
    的距離変更部材と、この光学的距離変更部材と前記レン
    ズホルダとの連結又はその解除を自在に切り換える連結
    機構とを備え、この連結機構を、前記光学的距離変更部材の前記支軸に
    沿った往復移動の内,前記レンズホルダ側への移動を予
    め設定された移動量以内に規制する規制手段と、前記光
    学的距離変更部材と前記レンズホルダとの間に装備され
    ると共に,これら相互間の距離の変化に応じて当該光学
    的距離変更部材及びレンズホルダを結合又は分離させる
    結合手段とから構成する ことを特徴とする光ディスク装
    置。
  2. 【請求項2】 前記結合手段を、前記レンズホルダ又は
    光学的距離変更部材のいずれか一方に形成された係合突
    起と、これに対向して他方に形成され,前記光学的距離
    変更部材の変化領域及び無変化領域に個別に対応する位
    置決め穴とを含む構成としたことを特徴とする請求項
    記載の光ディスク装置。
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