JP2873670B2 - レーザマーキング装置 - Google Patents

レーザマーキング装置

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JP2873670B2
JP2873670B2 JP7008840A JP884095A JP2873670B2 JP 2873670 B2 JP2873670 B2 JP 2873670B2 JP 7008840 A JP7008840 A JP 7008840A JP 884095 A JP884095 A JP 884095A JP 2873670 B2 JP2873670 B2 JP 2873670B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光を対象物体に
照射して識別マークを形成するレーザマーキング装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】レーザマーキング装置の利用例として、
缶詰や缶飲料用の缶に識別マークを刻印する場合につい
て説明する。一般に、缶の製造工程は、アンコイラから
繰り出される原料の金属板を打ち抜いて大径浅底のカッ
プ状に形成する打抜き工程と、このカップ状の缶体を小
径深底の有底円筒状に形成する深絞りしごき工程と、こ
の缶体の開口端部を裁断するトリミング工程と、裁断さ
れた缶体を洗浄する洗浄工程と、洗浄された缶体の外面
にベースコーティングおよび印刷を施す印刷工程と、外
面に印刷を施された缶体の内面に内面塗装を施す内面塗
装工程と、内外面に印刷・塗装を施された缶体の開口端
部を縮径してフランジを形成するネッキング・フランジ
ング工程と、形成された缶体の検査を行う検査工程とか
ら構成されている。
【0003】これらの工程においては、缶体は、スター
ホイールあるいはコンベア等の搬送手段によって高速で
搬送されながら各加工・処理を施されるようになってい
る。また、これらの工程のうち、深絞りしごき工程およ
び内面塗装工程は、1缶あたりに要する作業時間が他の
諸工程と比較して長くなるために、複数のDIプレスお
よび複数の塗装装置を使用して行われるのが一般的であ
る。
【0004】すなわち、高速で大量に搬送されてくる缶
体は、深絞りしごき工程においては複数のDIプレスに
分岐され、内面塗装工程においても複数の各塗装装置に
分岐されて、各作業を施された後に、再度合流させられ
て搬送されるようになっている。これにより、各DIプ
レスあるいは各塗装装置が作業を受け持つべき缶の数量
が減少させられるので、製造工程全体の製造速度を低下
させることなく、高速で多量の缶を製造することができ
るようになっている。
【0005】ところで、上記製造工程のように複数のD
Iプレスあるいは塗装装置を使用する場合には、それら
の工程において実際にその缶に作業を施したDIプレ
ス、塗装装置をその後に特定し得るようにしておくこと
が望まれる。つまり、深絞りしごき工程においては、金
型の摩耗・欠損等、内面塗装工程においては、塗料供給
切れ、ノズルのつまり等、なんらかの不具合が発生した
場合に、その不具合が発生した号機を早急に究明するこ
とができるように、缶とDIプレスあるいは塗装装置と
を対応付けておく必要がある。
【0006】従来、深絞りしごき加工された缶と、その
加工を施したDIプレスとの対応づけは、DIプレスの
金型自体をDIプレスごとに異なる微小な凹凸を形成す
るように構成しておくことにより行われていた。これ
は、深絞りしごき工程の後段に配される印刷工程等が実
施された後においても、DIプレスを特定し得るように
するためであり、凹凸は通常目立たない缶底等に設けら
れていた。
【0007】しかしながら、内面塗装工程における複数
のうちの1つの塗装装置と、その塗装装置によって内面
塗装を施された缶体とを対応づけることは困難であっ
た。すなわち、塗装装置には、DIプレスにおけるよう
な金型が存在しないために缶体に凹凸を形成することが
できないからである。また、塗装装置ごとに凹凸を設け
るような特別の工程を設けることも、工程短縮の見地か
ら困難であるため、缶体の製造速度に影響を与えないよ
うに、迅速かつ適格に識別マークを形成することが望ま
れる。
【0008】このような要望に対し、本発明者は以下の
ような缶体レーザマーキング装置を提案した。これを図
5〜図8を参照して説明する。図5は本発明者によるレ
ーザマーキング装置により得られたレーザマーキング付
缶を示している。このレーザマーキング付缶30は、有
底円筒状のアルミニウム缶31(以下、単にアルミ缶と
いう。)であって、印刷を施されない缶底32に識別マ
ーク33を施したものである。
【0009】この識別マーク33は、例えば図6に示す
ように、直径約0.2mmの微小な円形よりなる2個以
下の点記号34により構成されており、図6(a)〜
(f)に示すように、アルミ缶31の半径方向に異なる
位置に刻印されることにより、6種類の缶体を形成する
ことができるようになっている。
【0010】すなわち、図6(a),(b),(c)の
レーザマーキング付缶30は、1個の点記号34よりな
る識別マーク33を、缶底32に設けられる円形のボト
ムリム部35の内側に配したものである。これらの識別
マーク33は、(a),(b),(c)の順に、中心近
傍、中心とボトムリム部35との中間位置近傍およびボ
トムリム部35近傍にそれぞれ点記号34が刻印される
ことにより構成されているものである。
【0011】また、図6(d),(e),(f)のレー
ザマーキング付缶30は、2個の点記号34よりなる識
別マーク33を上述した1個の点記号34よりなる識別
マーク33と同等の位置に配することにより構成されて
いる。これらの点記号34は、例えば中心間距離を約
0.7mmとなるように設定されている。
【0012】そして、これらのレーザマーキング付缶3
0によれば、6種類のものを一見して識別することがで
きる。また、無印のものを含めれば7種類のレーザマー
キング付缶30を成形することができる。
【0013】このようなレーザマーキング付缶30は、
次のようにして製造される。すなわち、有底円筒状に形
成され、印刷工程において外面印刷を施されたアルミ缶
31は、図7に示すように、マスコンベア36により内
面塗装工程に大量に搬送されてくる。そして、マスコン
ベア36に接続する複数の塗装装置44に振り分けられ
るとともに、マスコンベア36から塗装装置44に向か
う搬送途中において、識別マーク33を刻印されること
により製造される。
【0014】識別マーク33は、レーザマーキング装置
37により刻印される。レーザマーキング装置37は、
図7に示すように、マスコンベア36と各塗装装置44
とを接続する搬送路38の側壁に搬送路38内に向けて
レーザ光Lを出射するように取り付けられたマーカヘッ
ド39と、例えば、YAGレーザのような複数のレーザ
発振器40と、マーカヘッド39とレーザ発振器40と
を接続しレーザ発振器40で発生されたレーザ光Lをマ
ーカヘッド39に伝送する光ファイバ41とから構成さ
れている。
【0015】マーカヘッド39には、図示しないシャッ
タが設けられており、必要に応じて、レーザ光Lの出射
・遮断を実施するようになっている。また、2個の点記
号34よりなる識別マーク33を刻印するレーザマーキ
ング装置37は、図8に示すように、マーカヘッド39
の内部に、光ファイバ41からの拡散光を平行光に変換
する第1のレンズ39−1と、平行光を2つのレーザ光
Lに分離するプリズム39−2と、分離されたレーザ光
Lを結焦させる集光レンズ39−3とからなる光学系を
具備している。
【0016】このマーカヘッド39から出射されるレー
ザ光Lは、マーカヘッド39に対して所定間隔を空けて
配されるアルミ缶31の缶底32に、2つの焦点を形成
し、2個の点記号34よりなる識別マーク33を刻印す
るようになっている。
【0017】塗装装置44は、図7に示すように、その
内部に、スターホイールのようなターンテーブル45と
図示しない吸着機構とを有し、各アルミ缶31をターン
テーブル45のポケット45a内に収納した状態に吸着
機構によって保持しつつ間欠的に送るようになってい
る。そして、その間に、図示しない塗料噴射口からアル
ミ缶31内に塗料を吹き付けて内面塗装を行うようにな
っている。
【0018】したがって、マスコンベア36と塗装装置
44との間に配される搬送路38内のアルミ缶31も、
間欠的に搬送されることになるので、アルミ缶31が停
止される瞬時の内にマーカヘッド39からレーザ光Lを
出射することにより、缶底32の所望の位置に識別マー
ク33が形成されるようになっている。各塗装装置44
に対するレーザマーキング装置37では、それぞれ同一
位置に識別マーク33が形成されるようになっている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シャッタと
しては、ロータリソレノイドを駆動部としたものが一般
的であるが、このようなシャッタは応答性が十分でな
く、寿命の点でも信頼性に欠けるという問題がある。
【0020】また、上述した内面塗装工程では、複数の
塗装装置44から非同期でそれぞれのマーカヘッド39
にマーキング要求信号が出され、各マーカヘッド39は
個別にシャッタを制御してレーザマーキング動作を行う
ために、レーザ発振器40も複数台必要であった。
【0021】上記のような問題点に鑑み、本発明の主た
る課題は、レーザ光の通過、遮断を高速で制御できるよ
うにして応答性の良好なシャッタ機構を備えたレーザマ
ーキング装置を提供することにある。
【0022】本発明の他の課題は、複数のマーカヘッド
に対して1台のレーザ発振器で済むようなレーザマーキ
ング装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、レーザ光を加
工用集光光学系を通して対象物体に照射して識別マーク
を形成するマーカヘッドを備えたレーザマーキング装置
において、前記マーカヘッドは、前記加工用集光光学系
の前にレーザ光の中間集光系を有すると共に、この中間
集光系と前記加工用集光光学系との間には前記中間集光
系で絞り込まれたレーザ光の遮断、通過を行うシャッタ
機構を有し、該シャッタ機構を制御して前記レーザ光を
所望の周期で通過させるコントローラを備え、前記シャ
ッタ機構は、周方向に角度αの間隔をおいてレーザ光通
過用の複数の穴が設けられた回転円板と、該回転円板を
角度α/2ずつ回動させるステッピングモータとを備え
たことを特徴とする。
【0024】
【0025】また、前記回転円板は、前記レーザ光通過
用の複数の穴の他に、これらの穴の間の中間部に対応す
るように前記角度αの間隔をおいて設けた位置合わせ用
の複数の穴が設けられ、この位置合わせ用の穴を前記角
度α/2の整数倍の角度間隔をおいて配置した2つのフ
ォトセンサで交互に検出するようにしている。
【0026】本発明によればまた、上記のレーザマーキ
ング装置において、複数のマーカヘッドを備え、各マー
カヘッドにはレーザ発振器からのレーザ光を複数に分岐
して供給し、前記コントローラは複数の前記シャッタ機
構を個別の周期で前記レーザ光を通過させるように制御
することを特徴とするレーザマーキング装置が得られ
る。
【0027】
【実施例】図1を参照して本発明の一実施例を図7と同
じ、缶の塗装装置に適用した場合について説明する。そ
れ故、図1において、図7と同じ部分には同一番号を付
して説明は省略する。本実施例では、6台の塗装装置4
4を3台ずつの2グループに分け、各グループに対応し
て2台のレーザ発振器11A,11Bを備え、各レーザ
発振器11A,11Bからのレーザ光を2つのハーフミ
ラー12−1,12−2とミラー13とで3分岐して3
台のマーカヘッド14に供給するようにしている。レー
ザ発振器としては、YAGレーザ発振器が用いられる
が、これに限らない。各グループの塗装装置44は個別
にそれぞれのグループのコントローラ15A,15Bに
マーキング要求信号を送出する。各グループのコントロ
ーラ15A,15Bは、マーキング要求信号に応答して
3台のマーカヘッド14を個別に、すなわち非同期で制
御する。コントローラ15A,15Bはまた、対応する
レーザ発振器11A,11Bのレーザパルスの周波数を
制御可能である。
【0028】図2を参照して、マーカヘッド14につい
て説明する。マーカヘッド14は、光ファイバ41から
のレーザ光を平行光にするコリメーションレンズ14−
1と、平行光をスポット光に収束するための屋根形プリ
ズム14−2と集光レンズ14−3とによる加工用の集
光光学系とを含む他に、コリメーションレンズ14−1
と集光光学系との間に2つのレンズ14−4と14−5
とから成る1:1ビームエキスパンダ光学系を有する。
そして、中間集光系としてのレンズ14−4によってレ
ーザ光が収束する直前の領域にシャッタとして機能する
回転円板16を配置し、この回転円板16をステッピン
グモータ17で一定角度α/2ずつ回動させるようにし
ている。
【0029】このようなマーカヘッド14における光学
計算値は、光ファイバ41のコア径φを400(μ
m)、コリメーションレンズ14−1の焦点距離f1を
100(mm)、屋根形プリズム14−2の偏向角度
θ、屈折率n、集光レンズ14−3の焦点距離f2を5
0(mm)とすると、スポット光の直径φD、スポット
光の間隔dは次の式で表わされる。
【0030】 φD=φ×(f2/f1)=400×(50/100)=200(μm) d=2・f2・tanδ(但し、δは(n−1)θにほぼ等しい) 図3は回転円板16を示し、周方向に角度αの間隔をお
いて、ここでは10個のレーザ光通過用の穴16−1が
設けられている。図中、斜線を入れた円はレーザ光を遮
断する時にレーザ光が当たる領域を便宜上示したもの
で、隣り合う2つの穴16−1の間の中間位置、すなわ
ち角度α/2に位置している。そして、これらの領域と
中心とを結ぶ線分上であってこれらの領域よりも外側の
箇所には角度αの間隔をおいて位置決め用のフォトセン
サのための***16−2が設けられている。この***1
6−2を利用して回転円板16の位置決めを行うため
に、***16−2に対応し得る位置に第1,第2のフォ
トセンサ18−1,18−2が90°の角度間隔をおい
て配置されている。
【0031】これら第1,第2のフォトセンサ18−
1,18−2は、一方がある***16−2を検出する位
置にある時に、他方は隣り合う2つの***16−2の中
間位置にあって、回転円板16がα/2だけ回動する毎
に交互に***16−2を検出するようにして、回転円板
16の位置決めが確実に行われていることを判別できる
ようにされている。それ故、第1,第2のフォトセンサ
18−1,18−2の角度間隔はα/2の整数倍であれ
ば良い。第1,第2のフォトセンサ18−1,18−2
の検出信号はコントローラ15A(あるいは15B)に
送られ、回転円板16の回転開始、回転停止のタイミン
グを決めるために利用される。
【0032】図2に戻って、1:1ビームエキスパンダ
光学系はスポット光の径の大小に関与せず、これを用い
る理由は次の通りである。すなわち、回転円板16を通
過するレーザ光を集光直前、すなわちレンズ14−4の
焦点距離の直前でとらえ、穴16−1の径をレーザ光が
平行の光束の時の径よりも小さくすることにある。レー
ザ光の通過する穴16−1の径を小さくできることは、
穴16−1の数を多くしてステッピングモータ17で駆
動する回転円板16の回動角度を小さくできることを意
味し、このことはまた応答性の良い高速シャッタを実現
できることを意味する。
【0033】図1〜図3を参照してコントローラ15A
側の動作を説明する。いま、回転円板16は遮断領域1
6−3でレーザ光を遮断する状態にあるものとする。こ
の時、第1のフォトセンサ18−1からは***16−2
の検出信号が出力されている。ある塗装装置44からマ
ーキング要求信号が出力されると、これを受けたコント
ローラ15Aはマーキング要求信号を出力した塗装装置
44のマーカヘッド14のステッピングモータ17に起
動信号を出力して回転円板16を回動させる。角度α/
2だけ回動すると、第2のフォトセンサ18−2から小
穴16−2の検出信号が出力されることにより、コント
ローラ15Aはステッピングモータ17を停止させる。
その結果、穴16−1は図3の遮断領域16−3の位置
に移りレーザ光が通過する。一定時間後、コントローラ
15Aは再び回転円板16を角度α/2だけ回動させ
る。
【0034】以上のような動作は、3台の塗装装置44
から個別に非同期でマーキング要求信号が出力されるこ
とにより、コントローラ15Aはこれらのマーキング要
求信号に応答して個別に対応するマーカヘッド14のス
テッピングモータ17を制御する。例えば、各塗装装置
44からは5(Hz)のタイミングで非同期でマーキン
グ要求信号が出力され、レーザ発振器11A,11B側
では、10(Hz)の周波数でパルス状レーザ光を出力
する。マーカヘッド14では、コントローラ15A(1
5B)の制御下で5(Hz)のマーキング要求に同期す
るように回転円板16を回動させてレーザ光を通過さ
せ、マーキングを行う。
【0035】図5はマーカヘッドの他の例を示す。この
マーカヘッド14′は、レーザ光を光ファイバを通して
ではなく、レーザ発振器から直接受けるためのものであ
り、図2に示したコリメーションレンズ14−1を除い
た構成となっている。この場合のスポット光の径φD′
は、レーザ発振器からのレーザ光の拡がり角γを10
(mrad)とし、集光レンズ14−3の焦点距離f2
を50(mm)とすると、 φD′=f2・γ=500(μm) となる。
【0036】以上、本発明を一実施例について説明した
が、本発明はこの実施例に限らず様々な変更が可能であ
り、適用分野も図1に示すような缶へのマーキングのみ
に限られない。
【0037】
【発明の効果】本発明では、ステッピングモータと回転
円板との組み合わせによりシャッタを構成したことによ
り、ロータリソレノイド型のシャッタに比べて応答性が
良くて高速化が可能となり、寿命も長く信頼性が高いと
いう利点を有する。また、ステッピングモータは低コス
トで得られるうえに、設置スペースも小さくて済むとい
う利点を有する。また、本レーザマーキング装置は、複
数のマーカヘッドが非同期状態で動作する場合でもレー
ザ発振器が1台で済み、大幅なコストダウンを図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレーザマーキング装置を缶へのマ
ーキング加工に適用する場合の全体構成を示した図であ
る。
【図2】図1に示された本発明の要部であるマーカヘッ
ドの構成例を示した図である。
【図3】図2に示された回転円板一例を示した図であ
る。
【図4】図2に示されたマーカヘッドの他の構成例を示
した図である。
【図5】本発明のレーザマーキング装置により缶に形成
された識別マークを説明するための図である。
【図6】図5に示された識別マークの他の例を説明する
ための図である。
【図7】本発明者により提案されている缶へのマーキン
グ加工を説明するための全体構成図である。
【図8】図7に示されているマーカヘッドの構成を示し
た図である。
【符号の説明】
12−1,12−2 ハーフミラー 13 ミラー 14,39 マーカヘッド 14−1 コリメーションレンズ 14−2 屋根形プリズム 14−3 集光レンズ 14−4,14−5 レンズ 16 回転円板 17 ステッピングモータ 18−1 第1のフォトセンサ 18−2 第2のフォトセンサ 36 マスコンベア 37 レーザマーキング装置 38 搬送路 40 レーザ発振器 44 塗装装置 45 ターンテーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B41M 5/26 B41M 5/26 S (56)参考文献 特開 昭63−115688(JP,A) 特開 昭57−163201(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 26/00 - 26/06 B41K 5/24 H01S 3/101

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を加工用集光光学系を通して対
    象物体に照射して識別マークを形成するマーカヘッドを
    備えたレーザマーキング装置において、前記マーカヘッ
    ドは、前記加工用集光光学系の前にレーザ光の中間集光
    系を有すると共に、この中間集光系と前記加工用集光光
    学系との間には前記中間集光系で絞り込まれたレーザ光
    の遮断、通過を行うシャッタ機構を有し、該シャッタ機
    構を制御して前記レーザ光を所望の周期で通過させるコ
    ントローラを備え、前記シャッタ機構は、周方向に角度
    αの間隔をおいてレーザ光通過用の複数の穴が設けられ
    た回転円板と、該回転円板を角度α/2ずつ回動させる
    ステッピングモータとを備えていることを特徴とするレ
    ーザマーキング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレーザマーキング装置に
    おいて、前記回転円板は、前記レーザ光通過用の複数の
    穴の他に、これらの穴の間の中間部に対応するように前
    記角度αの間隔をおいて設けた位置合わせ用の複数の穴
    が設けられ、この位置合わせ用の穴を前記角度α/2の
    整数倍の角度間隔をおいて配置した2つのフォトセンサ
    で交互に検出するようにしたことを特徴とするレーザマ
    ーキング装置。
  3. 【請求項3】 請求項1あるいは2記載のレーザマーキ
    ング装置において、複数のマーカヘッドを備え、各マー
    カヘッドにはレーザ発振器からのレーザ光を複数に分岐
    して供給し、前記コントローラは複数の前記シャッタ機
    構を個別の周期で前記レーザ光を通過させるように制御
    することを特徴とするレーザマーキング装置。
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