JP2873520B2 - インクジェットカートリッジ - Google Patents

インクジェットカートリッジ

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一三 大坪
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録方
式におけるインク吐出手段へインクを供給するインクジ
ェットカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの形態がデスクトッ
プ型からラップトップ型、ノートサイズ型と小型化する
のに伴いプリンタも携帯性の良い小型化が要求されるよ
うになってきた。このような状況下で使い捨てタイプの
インクジェットカートリッジは使い勝手の良さ、プリン
タの小型化が容易であるといった理由からラップトップ
型ノートサイズ型コンピュータ用のプリンタ方式として
注目を集めている。当然ながら、インクジェットカート
リッジ自身にも携帯性の良さ,小型化,薄型化が要求さ
れる。しかしながら、小型化,薄型化を図る際には、筐
体部の剛性不足,有効インク量の大幅な減少等の問題が
ある。そこで、筐体部の剛性,インク収容部容積の確保
等を達成しながらインクジェットカートリッジの小型
化,薄型化を実現する構成として次のようなインクジェ
ットカートリッジが提案された。以下に上記従来のイン
クジェットカートリッジについて説明する。図3は従来
例のインクジェットカートリッジの全体構成図で正面を
示している。図3において、3はインク吐出手段を有す
るヘッド、11は電気エネルギーの受け渡しをする電気的
接続手段、1は前記ヘッド3と電気的接続手段11を支持
してインク収容部6が配設される筐体、2はインク収容
部を封止するインク蓋、6は前記筐体1と前記インク蓋
2で形成されているインク収容部、4はインクで前記イ
ンク収容部6に充填されている。7はインクの逆流を防
止するためにシリコーンなどの液体やウレタンのような
多孔質材などで形成されるインク密閉部材、8は前記筐
体1に設けられインク収容部6を形成するリブ、5はイ
ンク収容部6からヘッド3へインク4を導くインク供給
口、10は記録紙に対向するようにヘッド3に配設してあ
るノズル、9はインク4をヘッド3に供給するための背
圧孔である。
【0003】以上のように構成されたインクジェットカ
ートリッジについてその構造を以下に説明する。筐体1
は変性ポリフェニレンオキシドやポリエチレンテレフタ
レート等の耐薬品性が高く高剛性のエンジニアリングプ
ラスチックで形成されている。インク蓋2はステンレス
などの金属やポリイミドなどの樹脂で形成され筐体1に
接着される。ここで、インク蓋2は筐体1と同材料で形
成することもある。ヘッド3は筐体1内部に組み込ま
れ、ノズル10周辺部と電気的接続手段11以外は樹脂など
で覆われている。図に示すように、インク4はインク収
容部6,インク供給口5およびヘッド3のノズル10の端
面まで連続的に充填されている。ここで、インク4は、
毛細管力によりヘッド3のインク流路に供給されるが、
それまでにインク供給口5に配置されているフィルタ12
により気泡やゴミが除去される。インク収容部6は筐体
1の底面上に図4に示すようなリブ8を形成し、インク
収容部6はインク蓋2を前記筐体1の上面に接着,密閉
することで、概ね一様な断面形状を有した管路を実現し
ている。管路は蛇行状に配設された構成となっているた
めに筐体1の剛性は向上しており、外力作用時にも筐体
1もしくはインク蓋2の変形によって起こるインク漏れ
の問題を解消することができる。特に、これはカートリ
ッジの薄型化を図る際には有効な構成となる。他にもイ
ンク収容部6を形成する方法としては、図5に示すよう
に可撓性管部材13を用いても実現することができる。可
撓性管部材13は別部材なので脱気したインクを容易に注
入することができ、これを密封したままの状態で筐体1
に取付けることができる。キャリッジへのカートリッジ
装着時に針などを連動させて、インク供給口5,背圧孔
9に連通するような構成とすることで搬送時には密封状
態を保て、インクの搬送状態での劣化を防ぐ。また前記
したように、カートリッジの剛性を向上させるために図
3に示すようなリブ8を設ける。この際、リブ8は可撓
性管部材13を筐体1に固定する役目も果たす。さらに、
予め考慮可能なインクジェットカートリッジに作用する
外力の分布、たとえば人間の指先の幅等を考慮し、この
サイズより前記リブ8の配設間隔aを狭くすることで、
可撓性管部材13に外力を作用させない構造とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では以下に述べるような問題点を有していた。イ
ンク4は、初期状態ではインク収容部6,インク供給口
5およびヘッド3のノズル10端面まで連続的に充填され
ていて、インク吐出後毎に毛細管力によりヘッド3のイ
ンク流路に供給されるが、インク収容部6内壁に対する
インク4の付着力がインク4の表面張力より大きくなる
ところでは、インク4がインク収容部6の内壁に残留す
ることになり有効インク容量を減少する。本発明は上記
従来の問題点を解決するもので、従来に比べて有効イン
ク容量が非常に多くなるインクジェットカートリッジ
(インク収容手段)を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、インク収容手段の内壁の全てを撥インク性部
材により構成、あるいは前記インク収容手段の内壁の全
に撥インク性塗布材料を塗布している。
【0006】
【作用】上記したような構成により、インク収容部の内
の全てに対するインクの付着力は著しく低下し、ヘッ
ドの流路およびノズル端面に供給されるインクの容量が
増加する。つまり、有効インク容量を増加させることで
インクカートリッジ1個あたりの印字量を大幅に増加さ
せることができる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例におけるインクジェ
ットカートリッジのインク収容部を示すものである。図
1において、1,2,6,8の構成は、図3の従来例に
おいて示したものと同じであり、ここでの詳細な説明は
省略する。図1において14は撥インク性部材であり、一
体成形もしくは筐体1の材料とともに2層成形などの方
法でインク収容部内壁を形成している。材料としてはテ
フロン系やシリコーン系の樹脂が用いられる。一方、図
2に示す15は撥インク性の塗布材料を用いてインク収容
部6の内壁に形成された撥インク性の塗布膜であり、や
はり材料としてはテフロン系やシリコーン系等の撥イン
ク性の樹脂が考えられるほかに、例えば金等の撥インク
性を呈する金属層を蒸着や鍍金等によりコーティングす
ることも考えられる。ここで、インク蓋2は図1に示す
ように筐体1と密閉,接着してインク収容部6を構成す
る部材であるために、当然ながら筐体1と同じように、
インク収容部6内壁に相当する部分は撥インク性材料で
構成する必要がある。実現する方法としては前記と同様
なことが考えられる。前記のような撥インク性材料であ
る撥インク性部材14,撥インク性塗布膜15、たとえばフ
ッ素系樹脂を用いた場合そのままの状態では筐体1とイ
ンク蓋2の接着は困難であるが、表面を化学処理するこ
とによって接着できるようになる。通常、金属ナトリウ
ムと液体アンモニアまたはナフタリン液との混合によっ
て窒素気流中で処理する。この場合、一般にエポキシ系
やシリコーン系の接着剤を用いる。また260〜380℃で熱
溶融することを利用して溶接,熱接着,加熱圧着する方
法なども考えられる。他にもインク収容部6を形成する
方法としては、従来例、図3に示したように可撓性管部
材13を用いても実現することができるが、この場合の可
撓性管部材13の材料としてもテフロン系やシリコーン系
等の樹脂を用いる。ここで薄肉チューブをペースト押し
出しなどで製造する場合、テフロン系であればPTF
E,シリコーン系であればRTV等の材料が考えられ
る。
【0008】
【発明の効果】以上のように本発明は、インク収容手段
の内壁の全てを撥インク性部材により構成、あるいは前
記インク収容手段の内壁の全てに撥インク性塗布材料を
塗布した構成とすることにより、インク収容部の内壁に
対するインクの付着力は著しく低下し、ヘッドの流路お
よびノズル端面に供給されるインクの容量が増加する。
つまり、有効インク容量を増加させることでインクカー
トリッジ1個あたりの印字量を大幅に増加させることが
できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における撥インク性材料で一
体成形した管状インク収容部の破断面図である。
【図2】本発明の一実施例における管状インク収容部内
壁に撥インク性材料を塗布した場合の破断面図である。
【図3】従来のインクジェットカートリッジの全体構成
図である。
【図4】従来の一体成形型の管状インク収容手段の破断
面図である。
【図5】従来のインク収容部の一例で、可撓性管部材の
インク収容部の破断面図である。
【符号の説明】
1…筐体、 2…インク蓋、 3…ヘッド、 4…イン
ク、 5…インク供給口、 6…インク収容部、 7…
インク密閉部材、 8…リブ、 9…背圧孔、10…ノズ
ル、 11…電気的接続手段、 12…フィルタ、 13…可
撓性管部材、14…撥インク性部材、 15…撥インク性塗
布膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 卓見 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−8404(JP,A) 特開 昭61−228960(JP,A) 特開 平5−124200(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/175

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを記録紙上に吐出させるインク吐
    出手段に供給するためのインクを収容する管インク
    収容手段を有し、前記インク収容手段の管路内壁が撥イ
    ンク性材料で構成されていることを特徴とするインクジ
    ェットカートリッジ。
  2. 【請求項2】 インクを記録紙上に吐出させるインク吐
    出手段に供給するためのインクを収容するインク収容手
    段を有し、前記インク収容手段の内壁の全てが撥インク
    性材料で構成されていることを特徴とするインクジェッ
    トカートリッジ。
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US9605172B2 (en) 2013-08-19 2017-03-28 Seiko Epson Corporation Ink composition, set of ink composition and ink container, ink container, and recording apparatus

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