JP2870674B2 - 舗装材の製造方法 - Google Patents
舗装材の製造方法Info
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Landscapes
- Road Paving Machines (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム粒子を添加した舗
装材の製造方法に関するものである。
装材の製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ゴム粒子を混入した特殊なアスファルト
混合物による舗装が知られており、一部ではすでに実施
されている。この特殊な舗装乃至舗装材は、図２に示す
ように骨材１、アスファルト２、フィラー及びゴム粒子
３から構成されている。
混合物による舗装が知られており、一部ではすでに実施
されている。この特殊な舗装乃至舗装材は、図２に示す
ように骨材１、アスファルト２、フィラー及びゴム粒子
３から構成されている。
【０００３】この舗装によれば、ゴム粒子が弾力性を有
しているので走行車両の荷重によって氷結層が破砕され
て氷結防止効果が得られる。また、舗装表面のすべり抵
抗が大きくなり、優れた耐磨耗性が得られ、タイヤと路
面の間で発生する騒音を低減させる効果も得られる。さ
らに層の全体に分散しているゴム粒子により、高温時は
もちろん低温時でもたわみ性に優れ、ひび割れが発生し
にくくなっている。
しているので走行車両の荷重によって氷結層が破砕され
て氷結防止効果が得られる。また、舗装表面のすべり抵
抗が大きくなり、優れた耐磨耗性が得られ、タイヤと路
面の間で発生する騒音を低減させる効果も得られる。さ
らに層の全体に分散しているゴム粒子により、高温時は
もちろん低温時でもたわみ性に優れ、ひび割れが発生し
にくくなっている。
【０００４】前述した舗装材の製造には、材料の粒度や
配合、投入の順序やミキシングの温度・時間等、様々な
要素がからんでおり、前述した効果が最大限に発揮され
るような舗装材を製造する方法を確立することは実際上
困難な問題とされていた。
配合、投入の順序やミキシングの温度・時間等、様々な
要素がからんでおり、前述した効果が最大限に発揮され
るような舗装材を製造する方法を確立することは実際上
困難な問題とされていた。
【０００５】本発明は、ゴム粒子を添加した舗装材の製
造方法を改良し、この種の舗装の特長が十分に生かされ
るようにすることを目的としている。
造方法を改良し、この種の舗装の特長が十分に生かされ
るようにすることを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明に係る舗装材の製
造方法は、ゴム粒子を添加した舗装材の製造方法におい
て、骨材、ゴム粒子、石粉の順序でミキサに投入してド
ライミキシングを行ない、その後アスファルトを投入し
てウェットミキシングを行なうことを特徴としている。
造方法は、ゴム粒子を添加した舗装材の製造方法におい
て、骨材、ゴム粒子、石粉の順序でミキサに投入してド
ライミキシングを行ない、その後アスファルトを投入し
てウェットミキシングを行なうことを特徴としている。
【０００７】
【作用】加熱された骨材が投入された後、石粉を投入す
る前にゴム粒子を投入すると、ゴム粒子は骨材の熱によ
って一部が溶融し、該骨材の表面に接着して一体とな
る。ドライミキシングにおける材料の投入順序をこのよ
うにすれば、舗装後、その表面に表われているゴム粒子
は骨材にくっついているので路面からとれにくく、舗装
の耐久性が向上する。
る前にゴム粒子を投入すると、ゴム粒子は骨材の熱によ
って一部が溶融し、該骨材の表面に接着して一体とな
る。ドライミキシングにおける材料の投入順序をこのよ
うにすれば、舗装後、その表面に表われているゴム粒子
は骨材にくっついているので路面からとれにくく、舗装
の耐久性が向上する。
【０００８】
（１）配合設計 骨材およびフィラーは、「アスファルト舗装要綱」に記
されている品質のものを使用する。アスファルトはスト
レートアスファルト６０〜８０，８０〜１００、もしく
は改質アスファルトのいずれかを使用する。なお改質ア
スファルトは、通常、大林道路（株）の改質材ＯＤテッ
クスＩ型を使用する。ゴム粒子は、ルビット舗装専用に
調整製造されたものを使用する。
されている品質のものを使用する。アスファルトはスト
レートアスファルト６０〜８０，８０〜１００、もしく
は改質アスファルトのいずれかを使用する。なお改質ア
スファルトは、通常、大林道路（株）の改質材ＯＤテッ
クスＩ型を使用する。ゴム粒子は、ルビット舗装専用に
調整製造されたものを使用する。
【０００９】ルビットの骨材粒度には、最大粒径１３ｍ
ｍおよび２０ｍｍの２種類があり、使用の目的と現地の
条件等により適切に配合する。
ｍおよび２０ｍｍの２種類があり、使用の目的と現地の
条件等により適切に配合する。
【００１０】ゴム粒子量は使用の目的と現地の条件によ
り、２〜５％の範囲内で適切に配合する。設計アスファ
ルト量は使用の目的と現地の条件により、７〜９％の範
囲内で、適切に配合する。なお、この舗装材は通常のア
スファルト混合物とは異なり、マーシャル安定度では評
価しにくい混合物なので、安定度等の基準は適用されな
い。従って、マーシャル安定度試験は実施せず、空隙率
等から設計アスファルト量を求める。
り、２〜５％の範囲内で適切に配合する。設計アスファ
ルト量は使用の目的と現地の条件により、７〜９％の範
囲内で、適切に配合する。なお、この舗装材は通常のア
スファルト混合物とは異なり、マーシャル安定度では評
価しにくい混合物なので、安定度等の基準は適用されな
い。従って、マーシャル安定度試験は実施せず、空隙率
等から設計アスファルト量を求める。
【００１１】（２）製造 この舗装材は通常のアスファルトプラントで製造する。
図１に示すように、まず、アスファルトの加熱温度より
も２０℃高い温度に加熱した骨材をミキサに投入する。
次に、常温のゴム粒子を投入する。ゴム粒子は骨材の熱
で一部が溶け、該骨材に付着する。
図１に示すように、まず、アスファルトの加熱温度より
も２０℃高い温度に加熱した骨材をミキサに投入する。
次に、常温のゴム粒子を投入する。ゴム粒子は骨材の熱
で一部が溶け、該骨材に付着する。
【００１２】次に、石粉を投入し、２０〜３０秒間ドラ
イミキシングする。次に、アスファルトをミキサ内に噴
射し、３０〜５０秒間ウエットミキシングを行う。途
中、添加剤を注入する。
イミキシングする。次に、アスファルトをミキサ内に噴
射し、３０〜５０秒間ウエットミキシングを行う。途
中、添加剤を注入する。
【００１３】通常の舗装材の製造工程では、ウェットミ
キシングは３５〜４０秒だが、本実施例では材料にゴム
粒子が加わっているので上記のようにやや長めのミキシ
ング時間となる。
キシングは３５〜４０秒だが、本実施例では材料にゴム
粒子が加わっているので上記のようにやや長めのミキシ
ング時間となる。
【００１４】また、上記の工程で、ゴム粒子を投入する
前に石粉を投入してしまうと、石粉が骨材にくっついて
しまい、骨材とゴム粒子が接着しなくなるので、舗装後
の道路の耐久性が不十分になってしまう。
前に石粉を投入してしまうと、石粉が骨材にくっついて
しまい、骨材とゴム粒子が接着しなくなるので、舗装後
の道路の耐久性が不十分になってしまう。
【００１５】
【発明の効果】本発明によれば、ゴム粒子を添加した舗
装材の製造方法において、加熱した骨材に続けてゴム粒
子を投入してドライミキシングを行なっている。このた
め、溶けたゴム粒子が骨材に接着し、施行後の舗装の表
面からゴム粒子が脱落しにくくなり、舗装の耐久性が十
分確保されるという効果がある。
装材の製造方法において、加熱した骨材に続けてゴム粒
子を投入してドライミキシングを行なっている。このた
め、溶けたゴム粒子が骨材に接着し、施行後の舗装の表
面からゴム粒子が脱落しにくくなり、舗装の耐久性が十
分確保されるという効果がある。
【図１】一実施例の製造工程を示すブロック図である。
【図２】ゴム粒子を添加した舗装材による舗装の断面図
である。
である。
１ 骨材 ２ アスファルト ３ ゴム粒子
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) E01C 19/10
Claims (1)
- 【請求項１】 ゴム粒子を添加した舗装材の製造方法に
おいて、骨材、ゴム粒子、石粉の順序でミキサに投入し
てドライミキシングを行ない、その後アスファルトを投
入してウェットミキシングを行なうことを特徴とする舗
装材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2808792A JP2870674B2 (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 舗装材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2808792A JP2870674B2 (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 舗装材の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05321206A JPH05321206A (ja) | 1993-12-07 |
| JP2870674B2 true JP2870674B2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=12239003
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2808792A Expired - Fee Related JP2870674B2 (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 舗装材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2870674B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002371505A (ja) * | 2001-06-19 | 2002-12-26 | Obayashi Road Corp | 舗装構造及びアスファルト舗装材 |
-
1992
- 1992-02-14 JP JP2808792A patent/JP2870674B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05321206A (ja) | 1993-12-07 |
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