JP2870624B2 - 立体駐車場 - Google Patents

立体駐車場

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JP2870624B2
JP2870624B2 JP24433592A JP24433592A JP2870624B2 JP 2870624 B2 JP2870624 B2 JP 2870624B2 JP 24433592 A JP24433592 A JP 24433592A JP 24433592 A JP24433592 A JP 24433592A JP 2870624 B2 JP2870624 B2 JP 2870624B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入庫のための外部連通
部内に置かれている車両を収納する収納手段と、前記外
部連通部外に設けられた指令手段からの入庫指令に基づ
いて、前記収納手段を作動させて、前記車両を収納する
収納作動を実行する制御手段とが設けられ、前記外部連
通部の入口に、前記車両の高さが設定許容範囲内である
か否かを検出する高さ検出手段が設けられ、前記制御手
段が、前記高さ検出手段の情報に基づいて、前記車両の
高さが前記設定許容範囲外の場合には、前記収納作動を
禁止するように構成された立体駐車場に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の立体駐車場において、制
御手段は、高さ検出手段により設定許容範囲外の対象物
が検出された場合には、常に、収納作動を禁止するよう
に構成されていた(例えば、特願平4−2672号参
照)。従って、前記対象物が人間の場合であっても、そ
の高さが設定許容範囲外の場合には、制御手段により収
納作動が禁止されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般的
に、乗用車の車高は、立ち姿勢の人間の平均的な身長よ
りも低い位置にあり、従って、前記設定許容範囲も、立
ち姿勢の人間の平均的な身長よりも低く設定される場合
が多いので、上記従来技術によれば、人が単に点検のた
めに入口を通過するときや、車両を外部連通部に停止さ
せたドライバーが、入口を通過して立体駐車場の外部に
退場する場合には、高さ検出手段により設定許容範囲外
の対象物が検出される場合がある。従って、単に点検の
ために外部連通部に入ったにもかかわらず、あるいは、
車両の高さが設定許容範囲内に収まっているにもかかわ
らず、収納作動が禁止される場合があるため、その収納
作動の禁止を解除するための操作が必要になり、操作性
が悪かった。本発明の目的は、単に点検のために外部連
通部に入ったにもかかわらず、あるいは、車両の高さが
設定許容範囲内に収まっているにもかかわらず、収納作
動が禁止されるのを防止して、操作性の向上を図ること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によるの立体駐車
場の特徴構成は、前記外部連通部に進入された前記車両
の前後幅が設定許容範囲内であるか否かを検出すべく、
前記設定許容範囲の前方限界及び後方限界を規定する前
後はみ出しセンサーが設けられ、その前後はみ出しセン
サーのうち、前記後方限界を規定する前後はみ出しセン
サーが、前記高さ検出手段に対して、前記外部連通部に
おける車両進入方向に位置をずらして設けられ、前記制
御手段は、前記高さ検出手段が対象物の高さが前記設定
許容範囲外であることを検出し、且つ、前記後方限界を
規定する前後はみ出しセンサーが対象物を検出するとき
には、進入された車両の高さが前記設定許容範囲外であ
るとして、前記収納作動を禁止するように構成されてい
る点にある。
【0005】
【作用】本発明の特徴構成によれば、高さ検出手段が、
対象物の高さが前記設定許容範囲外であることを検出
し、且つ、後方限界を規定する前後はみ出しセンサーが
対象物を検出するときには、進入された車両の高さが設
定許容範囲外であるとして、制御手段は収納作動を禁止
し、一方、高さ検出手段が対象物の高さが設定許容範囲
外であることを検出するだけでは、検出対象物が人間で
あるとして、制御手段は収納作動を禁止しない。
【0006】
【発明の効果】本発明の特徴構成によれば、単に点検の
ために外部連通部に入ったにもかかわらず、あるいは、
車両の高さが設定許容範囲内に収まっているにもかかわ
らず、収納作動が禁止されるのが防止されるので、収納
作動の禁止を解除するための操作を不要にして、操作性
の向上を図ることができるようになった。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には、上下方向に並べられた複数個の棚1に
車両Gを収納する立体駐車場が示されている。立体駐車
場の地上階部分には、車両Gの入庫のための外部連通部
Bが形成されている。外部連通部Bの一方側の側面に
は、外部連通部Bの入出庫口2が設けられている。車両
Gは、ドライバーが運転することによって、入出庫口2
を通って外部連通部B内に進入し、外部連通部B内に置
かれているパレットP上に搬入され、外部連通部Bと棚
1との間にわたって昇降される昇降部3によって、パレ
ットPと共に棚1に運ばれ、収納される。又、出庫のと
きのは、昇降部3によって棚1から外部連通部B内に運
ばれ、ドライバーが乗り込んでから、自走して、入出庫
口2を通って出庫される。従って、昇降部3が、入庫の
ために外部連通部Bにおかれている車両Gを収納する収
納手段として機能する。
【0008】以後、本実施例において、入出庫口2より
外部連通部Bの奥を臨む方向を立体駐車場の奥行方向と
し、前記奥行方向と直交し入出庫口2の開口の横幅にわ
たる方向を立体駐車場の横幅方向とする。
【0009】棚1は、パレットPと、パレットPの長手
方向が前記横幅方向に沿う状態でパレットPを載架支持
する一対の受け枠1aとから構成されている。
【0010】立体駐車場内の前記奥行方向手前側と奥側
とにそれぞれ設けられた棚1の間には、前記昇降部3が
昇降される昇降用通路Sが、各棚1の側脇に沿い、且
つ、その下端が外部連通部Bに突入する状態で形成され
ている。
【0011】外部連通部Bは、車両Gの入庫のとき及び
出庫のときには、その内部に昇降部3及びパレットPが
位置する状態となり、下部には昇降用通路Sの下端に連
設するようにピット4が設けられている。ピット4に
は、昇降操作及び旋回操作可能なターンテーブル5aが
備えられた旋回装置5が設けられている。図2に示すよ
うに、昇降部3の床板3eには、ターンテーブル5aが
通り抜け可能な穴3fが形成されており、図1に示すよ
うに、昇降部3がピット4内まで下降しているときに
は、ターンテーブル5aがパレットPを担持できるよう
に構成されている。
【0012】パレットPは、車両Gの入庫のときには、
長手方向が前記奥行方向に沿う状態で、外部連通部Bの
床上に置かれており、ターンテーブル5aによって90
度旋回され、長手方向が前記横幅方向に沿う状態にされ
てから、昇降部3に搭載される。出庫のときには、その
逆の操作が行われる。
【0013】図2には、昇降部3と、昇降部3を昇降さ
せる昇降駆動機構Dとが示されている。昇降部3は、フ
レーム3aと、パレットPを支持し且つ棚1との間での
移載を行う2本の伸縮フォーク3bと、フレーム3aの
長手方向両側端部にそれぞれ垂直に立設する側板3c
と、その側板3cの上部に屋根状に取り付けられた遮蔽
体3dと、床板3eとから構成されている。床板3eに
は、前述の穴3fが形成されている。
【0014】昇降駆動機構Dは、昇降部3とバランスウ
ェイト7とを接続する2系統の索状体6と、立体駐車場
の上部に設けられ、索状体6が巻回される吊下プーリー
8a,8b,8c,8dと、立体駐車場の下部に設けら
れ、索状体6が巻回されている駆動プーリー9aと、駆
動プーリー9aを回転させる駆動装置9とから構成され
ている。従って、昇降部3は、昇降用通路S内に索状体
6によって吊り下げ支持され、駆動装置9によって昇降
移動される。
【0015】図3には、入庫のとき及び出庫のときにお
ける、外部連通部Bの内部が示されている。昇降部3
は、ピット4内に降下されている。パレットPは、長手
方向が前記奥行方向に沿う状態で、外部連通部Bのほぼ
中央に置かれている。車両Gは、入出庫口2を通って外
部連通部B内に進入し、そのまま直進してパレットP上
に搬入されている。
【0016】車両Gが載せられたパレットPは、その中
央部の下方に位置する旋回装置5のターンテーブル5a
によって持ち上げられ、90度旋回されて、図4に示す
ように、昇降部3が上昇するに伴って、昇降部3上に移
載される。
【0017】図3及び図4には、外部連通部Bに備えら
れた各種のセンサーが示されている。これらのセンサー
は、全て、いわゆるフォト・カプラ型のフォトセンサー
で構成され、受光部、及び、発光部を有し、その光軸が
一点鎖線で示してある。以下、これらのセンサーについ
て説明する。
【0018】入出庫口2には、車両Gの高さが、図4に
示す、前記設定許容範囲W1内であるか否かを検出する
高さ検出手段としての車高検出センサー10と、車両G
が入出庫口2を通過したことを検出する車両通過センサ
ー11とが備えられている。
【0019】車高検出センサー10の受光部及び発光部
は、それらの光軸が入出庫口2の開口部分において前記
横幅方向に張る状態で、入出庫口2の側枠の内方側に備
えられている。車高検出センサー10の光軸の高さは、
棚1の上下幅に基づいて定められた前記設定許容範囲W
1の上限高さに設定されている。従って、前記設定許容
範囲W1を越える高さの車両Gが入出庫口2を通過する
場合には、車両Gによって車高検出センサー10の光軸
が遮られることによって、車両Gが前記設定許容範囲W
1内でないことが検出される。
【0020】車両通過センサー11の受光部及び発光部
も、入出庫口2の側枠の内方側に備えられている。しか
し、その光軸は、比較的低い位置で、且つ、一般的車両
が存在する高さに設定されている。従って、入出庫口2
を通過する車両Gによって光軸が遮られることによっ
て、入出庫口2における、車両Gの通過が検出される。
【0021】外部連通部Bの内部には、外部連通部Bに
進入された前記車両Gの前後幅が設定許容範囲W2内で
あるか否かを検出すべく、その光軸を前記横幅方向に張
る、前後はみ出しセンサー12F,12Rが備えられて
いる。又、外部連通部Bの内部には、車両定位置センサ
ー13F,13R、左右はみ出しセンサー14L,14
R、並びに、その光軸を前記奥行方向に張る、ドア開き
センサー15L,15R、及び、車ズレセンサー16
a,16bが備えられている。
【0022】前後はみ出しセンサー12F,12Rの光
軸は、外部連通部Bに置かれているパレットPの長手方
向両端縁の、それぞれの端縁線に沿う状態で、且つ、一
般的車両が存在する高さに設定されており、両光軸間の
間隔によって、入庫された車両Gの前後幅の設定許容範
囲W2の前方限界及び後方限界が規定されている。前後
はみ出しセンサー12F,12Rのうち、前記後方限界
を規定する前後はみ出しセンサー12Rは、車高検出セ
ンサー10に対して、外部連通部Bにおける車両進入方
向に位置をずらして設けられている。従って、車両Gの
車体により、前後はみ出しセンサー12Fの光軸が遮ら
れることによって、車両GがパレットPの前記奥行方向
奥側にはみ出してしまったことが検出され、前後はみ出
しセンサー12Rの光軸が遮られることによって、車両
GがパレットPの前記奥行方向手前側にはみ出している
ことが検出され、更に、両センサー12F,12Rの光
軸が同時に遮られることによって、入庫された車両G
が、前記設定許容範囲W2を越える前後幅を持つことが
検出される。
【0023】車両定位置センサー13F,13Rの光軸
は、前記前後はみ出しセンサー12F及び12Rの光軸
の間に位置し、且つ、パレットPの長手方向中央の両側
に振り分け配置された状態で、一般的車両が存在する高
さに設定されている。従って、車両Gの車体によりその
光軸が遮られることによって、車両GがパレットP上に
搭載されていることが検出され、更に、車両定位置セン
サー13Fのみの光軸が遮られることによって、車両G
がパレットPの前記奥行方向奥側に偏って搭載されてい
ることが検出され、車両定位置センサー13Rのみの光
軸が遮られることによって、車両GがパレットPの前記
奥行方向手前側に偏って搭載されていることが検出さ
れ、そして、両センサー13F,13Rの光軸が遮られ
ることによって、車両GがパレットP上の定位置に搭載
されていることが検出される。
【0024】尚、車両定位置センサー13F,13Rの
光軸間の間隔は、例えば軽自動車などの比較的車両前後
長の短い車両も含めた、一般的車両の前後長よりも狭く
しておくことが必要であるが、パレットP上の車両搭載
の偏りを有効に検出するためには、できるだけ広い方が
良い。
【0025】ドア開きセンサー15L,15Rの光軸
は、パレットPの長手方向両横側縁に、ほぼ沿う状態
で、且つ、一般的車両のドアの高さに設定されている。
従って、パレットPに搭載された車両Gのドアが開いた
状態になると、その光軸が遮られて、ドア開きが検出さ
れる。
【0026】車ズレセンサー16a,16bの光軸は、
昇降部3の長手方向両端縁にそれぞれ沿う状態で、且
つ、一般的車両が存在する高さに設定されている。従っ
て、パレットPが旋回装置5によって90度旋回され、
昇降部3に搭載されたときに、パレットP上の車両Gが
前後にズレていた場合には、その光軸が遮られて、車ズ
レが検出される。
【0027】左右はみ出しセンサー14L,14Rの光
軸は、昇降部3の長手方向両横側縁に沿う状態で、且
つ、前記設定許容範囲W1の上限高さに設定されてい
る。そして、両センサー14L,14Rの光軸間の間隔
は、前記棚1の車両収納空間に基づいて定められた、車
両Gの横幅の設定許容範囲W3の左限界及び右限界を規
定している。図4には、昇降部3の上昇が開始された直
後の、外部連通部Bの内部が示されている。車両Gは、
昇降部3によって上昇されるに伴って、必ず、左右はみ
出しセンサー14L,14Rの両光軸に挟まれた面内を
通過する。従って、車両Gのいかなる高さにおいて前記
設定許容範囲W3を越えるはみ出し部分が存在していて
も、昇降部3が上昇するに伴って必ずその光軸が遮ら
れ、車両Gが前記設定許容範囲W3内に位置しないこと
が検出される。
【0028】図5には、本実施例による立体駐車場の制
御機構Hが示されている。制御機構Hは、マイクロコン
ピュータによる制御部17を主要部とし、管理装置1
8、駆動装置9、及び、旋回装置5が接続され、管理装
置18からの入庫指令又は出庫指令に従い、昇降部3の
昇降操作、及び、旋回装置5のターンテーブル5aの旋
回操作を管理すべく構成されている。図6に示すよう
に、管理装置18は、入出庫口2の側脇の立体駐車場の
外壁側、即ち、外部連通部B外に設けられている。従っ
て、管理装置18が指令手段として機能し、制御部17
が、外部連通部B外に設けられた管理装置18からの入
庫指令に基づいて、昇降部3を作動させて、車両Gを収
納する収納作動を実行する制御手段に相当する。
【0029】更に、制御部17には、前記の全てのセン
サー10,11,12F,12R,13F,13R,1
4L,14R,15L,15R,16a,16b、非常
停止ボタン19、及び、案内板20が接続されており、
その制御部17により、センサーから送られる情報及び
非常停止ボタン19からの信号に基づいて、昇降部3の
昇降操作、旋回装置5の旋回操作、及び、案内板20の
表示を管理する異常処理手段101が構成されている。
【0030】異常処理手段101は、車高検出センサー
10の情報に基づいて、車高検出センサー10が対象物
の高さが前記設定許容範囲W1外であることを検出し、
且つ、前記後方限界を規定する前後はみ出しセンサー1
2Rが対象物を検出するときには、進入された車両Gの
高さが前記設定許容範囲W1外であるとして、昇降部3
の昇降操作を禁止すべく、即ち、収納作動を禁止すべく
作動するように構成されている。
【0031】図6に示すように、管理装置18には、い
わゆるタッチ・パネル式の表示画面18aが備えられて
いる。非常停止ボタン19は、外部連通部B内部の入出
庫口2近くの前記横幅方向内壁面上に備えられ、制御機
構Hの制御による立体駐車場の各種動作を緊急停止する
ことができる。案内板20は、外部連通部B内部の前記
奥行方向奥側正面に備えられ、電光掲示により各種の案
内が表示される。
【0032】異常処理手段101が作動した場合におけ
る、例えばドライバーや管理人などの、立体駐車場を利
用する者への報告は、管理装置18に備えられている表
示画面18aに、図7に示すように、いわゆるマルチ・
ウィンドウ方式によるメッセージ21が表示されること
によって行われる。尚、一旦、異常処理手段101が作
動した場合には、立体駐車場を利用する者によって、管
理装置18から、異常処理手段101の作動を解除する
指令が与えられない限り、制御部17は、車両Gの入庫
又は出庫に係る次の操作を行えないように構成されてい
る。
【0033】図9には、前記設定許容範囲W1外の車両
Gが、入出庫口2を通過している状態が示されている。
この場合、車高検出センサー10の光軸は車両Gの上部
によって遮られているが、車両Gはある程度の前後幅を
有しているために、車両Gの全部によって、同時に前後
はみ出しセンサー12Rの光軸も遮られている。従っ
て、車高検出センサー10の光軸が遮られ、且つ、同時
に、前後はみ出しセンサー12Rの光軸も遮られる場合
は、車高検出センサー10にて検出された対象物が車両
Gである場合に対応している。
【0034】図10には、車両Gの搬入を終えたドライ
バーが、入出庫口2を通過している状態が示されてい
る。この場合、車高検出センサー10の光軸は、ドライ
バーの上部によって遮られるが、しかし、ドライバーは
車両Gほどは前後幅を有していないために、同時に前後
はみ出しセンサー12Rの光軸を遮ることはできない。
従って、車高検出センサー10の光軸は遮られている
が、前後はみ出しセンサー12Rの光軸が遮られていな
い場合は、車高検出センサー10にて検出された対象物
が人間である場合に対応している。
【0035】そして、異常処理手段101は、車高検出
センサー10の光軸が遮られ、且つ、前後はみ出しセン
サー12Rの光軸が遮られた場合には作動するが、車高
検出センサー10の光軸が遮られても、前後はみ出しセ
ンサー12Rの光軸が遮られていない場合には、作動し
ないように構成されている。
【0036】本実施例の立体駐車場における車両Gの入
庫作業は、以下の様に行う。外部連通部Bの内部は、車
両Gの入庫待ち状態において、図3に示す状態になって
いる。車両Gは、あらがじめドライバー以外の乗員を降
車させた後、入出庫口2を通って外部連通部B内に進入
する。車両Gの進入は車両通過センサー11によって検
出され、案内板20には、そのまま直進してパレットP
上の定位置に停止すべき旨の案内が表示される。
【0037】しかし、このとき、車高検出センサー10
によって車両Gの高さが前記設定許容範囲W1外である
ことが検出され、且つ、同時に、前後はみ出しセンサー
12Rの光軸が遮られた場合には、案内板20、及び、
表示画面18aに、異常を確認した旨の案内、及び、図
7に示すメッセージ21が表示され、表示画面18aの
タッチ・スイッチ22によって再び入庫の指令が与えら
れるまでは、入庫作業に係る以後の操作を停止する。
【0038】外部連通部B内に進入した車両Gは、その
まま直進してパレットP上に至る。まず、前後はみ出し
センサー12Rにより車両Gの存在が検出されることに
なるので、案内板20にはもう少し前進すべき旨の案内
が表示され、且つ、表示画面18aには、図8(ハ)に
示すメッセージ21が表示される。前後はみ出しセンサ
ー12Rの車両検出が消滅した後は、車両定位置センサ
ー13Rにのみ車両が検出される場合には、もう少し前
進すべき旨の案内及び図8(ハ)に示すメッセージ21
が表示され、車両定位置センサー13Fにのみ車両が検
出される場合には、もう少し後退すべき旨の案内及び図
8(ロ)に示すメッセージ21が表示される。又、車両
定位置センサー13F,13Rの両方に車両が検出され
ている場合において、前後はみ出しセンサー12Fにも
車両の存在が検出される場合には、もう少し後退すべき
旨の案内及び図8(ロ)に示すメッセージ21が表示さ
れ、前後はみ出しセンサー12F,12Rのどちらにも
車両の存在が検出されない場合には、車両を停止し、固
定し、下車すべき旨の案内が表示される。そして、前後
はみ出しセンサー12Rの車両検出が消滅しないうち
に、前後はみ出しセンサー12Fにも車両が検出された
場合には、異常を確認した旨の案内及び図8(ニ)に示
すメッセージ21が表示され、一旦車両Gが入出庫口2
を通って外部連通部B外に退出するまでは、入庫作業に
係る以後の操作を停止する。
【0039】ドライバーは、パレットP上に搭載された
車両Gから下車して、管理装置18の前にやって来る。
そして、外部連通部B内の安全を確認した後、入庫作業
に係る以後の操作を開始することを、制御機構Hに指令
する。この時、ドア開センサー15L,15Rにドア開
きが検出された場合には、異常を確認した旨の案内が案
内板20に表示され、表示画面18aには図8(ヘ)に
示すメッセージ21が表示され、管理装置18にもう一
度入庫作業の開始指令が与えられるまでは、以後の操作
を停止する。ドア開きが検出されない場合には、パレッ
トPは、旋回装置5により90度旋回され、その長手方
向を前記横幅方向に向けて昇降部3の上方に移動され
る。この時、例えばサイドブレーキの掛け忘れなどによ
り、車両Gが、パレットP上で前後にズレることがあ
る。車ズレセンサー16a,16bにより車ズレが検出
された場合には、入庫作業を緊急停止する。
【0040】車ズレが検出されない場合には、昇降部3
が上昇されるに伴ってパレットPが昇降部3上に移載さ
れ、更に、所定の棚1に向かって上昇される。この時、
左右はみ出しセンサー14L,14Rによって左右のは
み出しが検出された場合には、異常を確認した旨の案内
が案内板20に表示され、表示画面18aには図8
(ヘ)に示すメッセージ21が表示され、昇降部3は下
降し旋回装置5が作動して、パレットPは、一旦、外部
連通部Bの床上に戻される。そして、管理装置18にも
う一度入庫作業の開始指令がされるまでは、以後の操作
を停止する。ちなみに、最近の自動車事情においては、
左右のはみ出しとは、開閉自在に取り付けられたドア・
ミラーの閉じ忘れである場合が多く、この場合には、ド
ライバーは、一旦戻された車両Gのドア・ミラーを閉
じ、もう一度入庫開始指令をすることによって、入庫作
業を完了できる。左右はみ出しが検出されない場合に
は、昇降部3は棚1に上昇し、伸縮フォーク3bによっ
てパレットPを棚1に移載して、入庫作業を終了する。
【0041】〔別実施例〕 上述の実施例において、各種センサーは、すべてフォト
・カプラ型のフォトセンサーで構成されていたが、セン
サーの種類、構造は、所期の目的を達成できるものであ
れば各種変更できる。フォト・カプラ型のフォトセンサ
ーの受光部及び発光部の取り付け位置も、適宜変更でき
る。光軸は、天井と床に渡る垂直に設定しても良いし、
斜めでも良い。一つのセンサーを、複数のフォト・カプ
ラで構成しても良い。
【0042】異常処理手段101の異常処理の内容も、
適宜変更できる。メッセージ21も、例示に過ぎず、適
宜変更できる。
【0043】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】立体駐車場の全体構造を示す側面図
【図2】昇降駆動機構の構造を示す斜視図
【図3】外部連通部の内部を示す平面図
【図4】外部連通部の内部を示す側面図
【図5】制御機構を示すブロック線図
【図6】入出庫口を示す正面図
【図7】表示画面を示す説明図
【図8】メッセージを示す説明図
【図9】入出庫口を示す側面図
【図10】入出庫口を示す側面図
【符号の説明】
B 外部連通部 G 車両 W1 設定許容範囲 W2 設定許容範囲 2 入口 3 収納手段 10 高さ検出手段 12F,12R 前後はみ出しセンサー 17 制御手段 18 指令手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入庫のための外部連通部(B)内に置か
    れている車両(G)を収納する収納手段(3)と、 前記外部連通部(B)外に設けられた指令手段(18)
    からの入庫指令に基づいて、前記収納手段(3)を作動
    させて、前記車両(G)を収納する収納作動を実行する
    制御手段(17)とが設けられ、 前記外部連通部(B)の入口(2)に、前記車両(G)
    の高さが設定許容範囲(W1)内であるか否かを検出す
    る高さ検出手段(10)が設けられ、 前記制御手段(17)が、前記高さ検出手段(10)の
    情報に基づいて、前記車両(G)の高さが前記設定許容
    範囲(W1)外の場合には、前記収納作動を禁止するよ
    うに構成された 立体駐車場であって、前記外部連通部(B)に進入された前記車両(G)の前
    後幅が設定許容範囲 (W2)内であるか否かを検出すべ
    く、前記設定許容範囲(W2)の前方限界及び後方限界
    を規定する前後はみ出しセンサー(12F,12R)が
    設けられ、 その前後はみ出しセンサー(12F,12R)のうち、
    前記後方限界を規定する前後はみ出しセンサー(12
    R)が、前記高さ検出手段(10)に対して、前記外部
    連通部(B)における車両進入方向に位置をずらして設
    けられ、 前記制御手段(17)は、前記高さ検出手段(10)が
    対象物の高さが前記設定許容範囲(W1)外であること
    を検出し、且つ、前記後方限界を規定する前後はみ出し
    センサー(12R)が対象物を検出するときには、進入
    された車両(G)の高さが前記設定許容範囲(W1)外
    であるとして、前記収納作動を禁止するように構成され
    ている 立体駐車場。
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