JP2870549B2 - 投射型ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents
投射型ヘッドアップディスプレイ装置Info
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- JP2870549B2 JP2870549B2 JP29899190A JP29899190A JP2870549B2 JP 2870549 B2 JP2870549 B2 JP 2870549B2 JP 29899190 A JP29899190 A JP 29899190A JP 29899190 A JP29899190 A JP 29899190A JP 2870549 B2 JP2870549 B2 JP 2870549B2
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- Japan
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- display
- light
- hologram
- head
- display device
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Description
【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 メータ等の情報をウインドシールドに反射させ、該情
報を外景に重ねて運転者に向けて表示する投射型ヘッド
アップディスプレイに関し、 太陽光等の外来光が、表示光の伝播経路を逆行し、表
示器の管面を照明して疑似発光させ、正しい表示が行え
なくなる現像を防止することを目的とし、 少なくとも表示器を有するヘッドアップディスプレイ
ユニットを具備し、該表示器からの映像を自動車のウイ
ンドシールドに反射させ、運転者にみせる投射型ヘッド
アップディスプレイ装置において、上記ヘッドアップデ
ィスプレイユニットは、映像を発光表示する表示器と、
該表示器の映像をウインドシールドに投射可能となるよ
うに配置した２個のホログラムを具備して成るように構
成する。
報を外景に重ねて運転者に向けて表示する投射型ヘッド
アップディスプレイに関し、 太陽光等の外来光が、表示光の伝播経路を逆行し、表
示器の管面を照明して疑似発光させ、正しい表示が行え
なくなる現像を防止することを目的とし、 少なくとも表示器を有するヘッドアップディスプレイ
ユニットを具備し、該表示器からの映像を自動車のウイ
ンドシールドに反射させ、運転者にみせる投射型ヘッド
アップディスプレイ装置において、上記ヘッドアップデ
ィスプレイユニットは、映像を発光表示する表示器と、
該表示器の映像をウインドシールドに投射可能となるよ
うに配置した２個のホログラムを具備して成るように構
成する。
ヘッドアップディスプレイ装置は、視野内の景色に第
二の映像情報を重畳表示するもので、大きな動作、視線
の移動を伴うことなく、より多くの情報をほぼ同時に認
識できるという点で利用価値が高い。既に、戦闘機や航
空機のコックピット用として実用化されている。また、
最近では、自動車への適用が検討されている。
二の映像情報を重畳表示するもので、大きな動作、視線
の移動を伴うことなく、より多くの情報をほぼ同時に認
識できるという点で利用価値が高い。既に、戦闘機や航
空機のコックピット用として実用化されている。また、
最近では、自動車への適用が検討されている。
ヘッドアップディスプレイ装置を自動車に適用するに
際し、背景光を透過させ、表示光を反射させるコンバイ
ナの形態として以下の３つが考えられる。第１は反射型
ホログラムを用い、ウインドシールドに一体形成する方
式で、第６図（ａ）に示すように表示器を含む投射光学
系ユニット１を例えばダッシュボード２内に装着して、
表示光ｈをウインドシールド３に形成された反射型ホロ
グラム４で反射せせることにより、運転者の目の位置５
に導くものである。第２は、ダッシュボード上に別置き
のホログラムコンバイナを設ける方式で、第６図（ｂ）
に示すように表示器を含む投射光学系ユニット１を例え
ばダッシュボード２内に装着して、表示光ｈをホログラ
ムコンバイナ４′で反射させることにより、運転者の目
の位置５に向けて表示光を導くものである。第３は、ホ
ログラムを形成していないウインドシールドそのもの、
または反射率を増加させる加工を施したウインドシール
ドをコンバイナとして用いる方式で第６図（ｃ）に示す
ように、例えば表示器を含む投射光学系ユニット１を例
えばダッシュボード２内に装着して、表示光ｈをウイン
ドシールド３で反射させ、運転者の目の位置５に導くも
のである。
際し、背景光を透過させ、表示光を反射させるコンバイ
ナの形態として以下の３つが考えられる。第１は反射型
ホログラムを用い、ウインドシールドに一体形成する方
式で、第６図（ａ）に示すように表示器を含む投射光学
系ユニット１を例えばダッシュボード２内に装着して、
表示光ｈをウインドシールド３に形成された反射型ホロ
グラム４で反射せせることにより、運転者の目の位置５
に導くものである。第２は、ダッシュボード上に別置き
のホログラムコンバイナを設ける方式で、第６図（ｂ）
に示すように表示器を含む投射光学系ユニット１を例え
ばダッシュボード２内に装着して、表示光ｈをホログラ
ムコンバイナ４′で反射させることにより、運転者の目
の位置５に向けて表示光を導くものである。第３は、ホ
ログラムを形成していないウインドシールドそのもの、
または反射率を増加させる加工を施したウインドシール
ドをコンバイナとして用いる方式で第６図（ｃ）に示す
ように、例えば表示器を含む投射光学系ユニット１を例
えばダッシュボード２内に装着して、表示光ｈをウイン
ドシールド３で反射させ、運転者の目の位置５に導くも
のである。
第１の方式は、ウインドシールド製造工程で反射型ホ
ログラムを形成する必要があり、コスト高となる点、ホ
ログラムが周辺からの光を反射して自動車の外部から見
た時に、ホログラムが色味付き、高級感を損ねる等の問
題があった。第２の方式は、コンバイナの輪郭が視界の
連続性を断ち切る点、ダッシュボード上に構造物を設け
ることの安全性等が問題であった。これに対して、第３
の方式は、表示光の光利用率が低い点が問題であるが、
低価格にできる可能性があり、安全性上の問題もない。
従って、自動車用のヘッドアップディスプレイとして
は、第３の方式が有力である。
ログラムを形成する必要があり、コスト高となる点、ホ
ログラムが周辺からの光を反射して自動車の外部から見
た時に、ホログラムが色味付き、高級感を損ねる等の問
題があった。第２の方式は、コンバイナの輪郭が視界の
連続性を断ち切る点、ダッシュボード上に構造物を設け
ることの安全性等が問題であった。これに対して、第３
の方式は、表示光の光利用率が低い点が問題であるが、
低価格にできる可能性があり、安全性上の問題もない。
従って、自動車用のヘッドアップディスプレイとして
は、第３の方式が有力である。
上述した第３の方式において、第７図に示すように、
太陽光ｉが表示光ｈの伝播経路を逆行する方向でダッシ
ュボード２上の開口部６から表示光学系１に入射した時
に表示器７を照らし、特に蛍光表示管を表示器として用
いた時には、表示管面で光が強く散乱され、表示の有無
にかかわらず表示セグメントが疑似的に発光した状態に
なり、正しい表示ができなくなってしまう。第８図は疑
似発光状態を説明するための図である。第８図（ａ）は
表示が正常な場合で、「80」と表示されている。斜線を
施した表示セグメントは発光していない。第８図（ｂ）
は疑似発光状態を示しており、表示セグメント全体に強
い光（太陽光）が当たり、表示管面で光が散乱し、あた
かも発光しているかのように見える。この散乱光強度が
表示光に比べて強い場合（晴天時の太陽光は充分に強
い）は、表示の有無を見分けることが困難になる。蛍光
表示管は他の表示器に比べて輝度が高く、しかも低価格
で、ヘッドアップディスプレイ用の表示器としては最も
有力なデバイスである。従って、蛍光表示管の疑似発光
の問題の解決が必要とされている。
太陽光ｉが表示光ｈの伝播経路を逆行する方向でダッシ
ュボード２上の開口部６から表示光学系１に入射した時
に表示器７を照らし、特に蛍光表示管を表示器として用
いた時には、表示管面で光が強く散乱され、表示の有無
にかかわらず表示セグメントが疑似的に発光した状態に
なり、正しい表示ができなくなってしまう。第８図は疑
似発光状態を説明するための図である。第８図（ａ）は
表示が正常な場合で、「80」と表示されている。斜線を
施した表示セグメントは発光していない。第８図（ｂ）
は疑似発光状態を示しており、表示セグメント全体に強
い光（太陽光）が当たり、表示管面で光が散乱し、あた
かも発光しているかのように見える。この散乱光強度が
表示光に比べて強い場合（晴天時の太陽光は充分に強
い）は、表示の有無を見分けることが困難になる。蛍光
表示管は他の表示器に比べて輝度が高く、しかも低価格
で、ヘッドアップディスプレイ用の表示器としては最も
有力なデバイスである。従って、蛍光表示管の疑似発光
の問題の解決が必要とされている。
本発明は上記従来の欠点に鑑み創作されたもので、太
陽光が表示光学系に入射しても蛍光表示管の表示面で異
常発光が強く生じないような表示光学系を有するヘッド
アップディスプレイを提供することを目的とする。
陽光が表示光学系に入射しても蛍光表示管の表示面で異
常発光が強く生じないような表示光学系を有するヘッド
アップディスプレイを提供することを目的とする。
第１図は本発明の原理説明図である。
同図において２は自動車のダッシュボード、３はウイ
ンドシールド、７は表示器、8,9は第１及び第２のホロ
グラムであり、共に反射型オフアクシスホログラムであ
る。この２個のホログラム８及び９は表示器７で表示さ
れる表示像を反射してウインドシールド３に投射できる
ような角度でそれぞれ配置されている。
ンドシールド、７は表示器、8,9は第１及び第２のホロ
グラムであり、共に反射型オフアクシスホログラムであ
る。この２個のホログラム８及び９は表示器７で表示さ
れる表示像を反射してウインドシールド３に投射できる
ような角度でそれぞれ配置されている。
表示器７で表示される表示像の表示光は第２のホログ
ラム９及び第１のホログラム８で反射されウインドシー
ルド３に投射される。ウインドシールド３に投射された
表示光ｈはウインドシールド３で反射され運転者の目５
に入る。これにより運転者は表示像の虚像を外景と重ね
て見ることができる。このとき、太陽光等の外来光がａ
方向からウインドシールド３に入射すると、この光は表
示光の経路を逆に進み第１のホログラム８によりある波
長帯域のみ表示器の方向ｂに反射され、それ以外の帯域
の光はすべて表面でｃ方向に正反射されるか、ホログラ
ムをｄ方向に通過して表示器の方向には向かわない。ホ
ログラム８の表面でｃ方向に反射した光は、ユニット筐
体の内壁を黒く塗るなどの処理により迷光とならない。
またホログラム８をｄ方向に透過する光はホログラム８
の裏側を黒く塗ったり、吸収板を置くことにより吸収す
ることができる。
ラム９及び第１のホログラム８で反射されウインドシー
ルド３に投射される。ウインドシールド３に投射された
表示光ｈはウインドシールド３で反射され運転者の目５
に入る。これにより運転者は表示像の虚像を外景と重ね
て見ることができる。このとき、太陽光等の外来光がａ
方向からウインドシールド３に入射すると、この光は表
示光の経路を逆に進み第１のホログラム８によりある波
長帯域のみ表示器の方向ｂに反射され、それ以外の帯域
の光はすべて表面でｃ方向に正反射されるか、ホログラ
ムをｄ方向に通過して表示器の方向には向かわない。ホ
ログラム８の表面でｃ方向に反射した光は、ユニット筐
体の内壁を黒く塗るなどの処理により迷光とならない。
またホログラム８をｄ方向に透過する光はホログラム８
の裏側を黒く塗ったり、吸収板を置くことにより吸収す
ることができる。
またｅ方向からウインドシールド３に入射する太陽光
などの外来光は第１のホログラム８の表面反射によりｂ
方向に反射される。しかしこの光は第２のホログラム９
によりある波長帯域の光のみが表示器７の方向に反射さ
れ、それ以外の帯域の光は表面でｇ方向に反射される。
結局ａ又はｅ方向から入射して表示器７まで到達する光
はある波長帯域の光のみとなる。この光の強度は小さい
ので、表示像が見にくくなることはない。
などの外来光は第１のホログラム８の表面反射によりｂ
方向に反射される。しかしこの光は第２のホログラム９
によりある波長帯域の光のみが表示器７の方向に反射さ
れ、それ以外の帯域の光は表面でｇ方向に反射される。
結局ａ又はｅ方向から入射して表示器７まで到達する光
はある波長帯域の光のみとなる。この光の強度は小さい
ので、表示像が見にくくなることはない。
第２図は本発明の第１の実施例を示す断面図である。
同図において、７は表示器であり、該表示器には蛍光
表示管が用いられる。８は第１のホログラムであり、入
射角α１と反射角α２とが異なる反射型オフアクシスホ
ログラムである。９は第２のホログラムであり第１のホ
ログラムと同様に反射型オフアクシスホログラムであ
り、オフアクシス度を増やすため入、反射角β1,β２を
図の如く該ホログラムの垂直線に対して同方向としてい
る。そして両ホログラム8,9は表示器７の表示像を反射
してウインドシールドに投射できるような角度でそれぞ
れケース11に配設されており、映像表示位置は第１のホ
ログラム８から1m先で像拡大率は５倍となっている。ま
た色収差は補正されている。なお第１、第２のホログラ
ム8,9の裏面（光を入射させない側）には光を吸収させ
るための塗装を施しておくことも好ましい。12はケース
11に設けられた表示光出射窓であり、該窓にはガラス板
等の透明平板13が設けられてケース11を密閉している。
14は該表示光出射窓から入射する外来光が表示器７に入
るのを防止するために設けられたフードである。
表示管が用いられる。８は第１のホログラムであり、入
射角α１と反射角α２とが異なる反射型オフアクシスホ
ログラムである。９は第２のホログラムであり第１のホ
ログラムと同様に反射型オフアクシスホログラムであ
り、オフアクシス度を増やすため入、反射角β1,β２を
図の如く該ホログラムの垂直線に対して同方向としてい
る。そして両ホログラム8,9は表示器７の表示像を反射
してウインドシールドに投射できるような角度でそれぞ
れケース11に配設されており、映像表示位置は第１のホ
ログラム８から1m先で像拡大率は５倍となっている。ま
た色収差は補正されている。なお第１、第２のホログラ
ム8,9の裏面（光を入射させない側）には光を吸収させ
るための塗装を施しておくことも好ましい。12はケース
11に設けられた表示光出射窓であり、該窓にはガラス板
等の透明平板13が設けられてケース11を密閉している。
14は該表示光出射窓から入射する外来光が表示器７に入
るのを防止するために設けられたフードである。
このように構成された本実施例のヘッドアップディス
プレイユニット15は、表示器７で表示された映像を第２
のホログラム９と、第１のホログラム８で順次反射さ
せ、次いで、出射窓12を通して図示なきウインドシール
ドに投射し、反射させて運転者に見せることができる。
プレイユニット15は、表示器７で表示された映像を第２
のホログラム９と、第１のホログラム８で順次反射さ
せ、次いで、出射窓12を通して図示なきウインドシール
ドに投射し、反射させて運転者に見せることができる。
また外来光に対しては、第１、第２のホログラム8,9
が反射型オフアクシスホログラムであり、第３図に示す
ようにある波長帯域の光のみ反射する特性を有し、且つ
その入射角と反射角が異なるため、例えば表示光と反対
方向のａから入射する太陽光は、第１のホログラム８に
よりある波長帯域のみ表示器の方向ｂに反射され、それ
以外の光はすべて表面でｃ方向に正反射されるか、ｄ方
向に透過する。ここで表面でｃ方向に反射された光はケ
ース11の内面を黒く塗るなどの処理により迷光となら
ず、またｄ方向へ透過した光は第１のホログラム８の裏
面を黒く塗ったり、吸収板を置くことにより吸収するこ
とができる。またｅ方向から第１のホログラム８に入射
した光は、表面でｂ方向へ正反射される。しかしこの光
もある波長帯域を除いた大部分が第２のホログラム９で
ｇ方向に正反射される。従って第２のホログラム９で回
折されて表示器７まで到達する光はある波長帯域の光の
みとなる。この光の強度は小さいので、表示像が見にく
くなることはない。
が反射型オフアクシスホログラムであり、第３図に示す
ようにある波長帯域の光のみ反射する特性を有し、且つ
その入射角と反射角が異なるため、例えば表示光と反対
方向のａから入射する太陽光は、第１のホログラム８に
よりある波長帯域のみ表示器の方向ｂに反射され、それ
以外の光はすべて表面でｃ方向に正反射されるか、ｄ方
向に透過する。ここで表面でｃ方向に反射された光はケ
ース11の内面を黒く塗るなどの処理により迷光となら
ず、またｄ方向へ透過した光は第１のホログラム８の裏
面を黒く塗ったり、吸収板を置くことにより吸収するこ
とができる。またｅ方向から第１のホログラム８に入射
した光は、表面でｂ方向へ正反射される。しかしこの光
もある波長帯域を除いた大部分が第２のホログラム９で
ｇ方向に正反射される。従って第２のホログラム９で回
折されて表示器７まで到達する光はある波長帯域の光の
みとなる。この光の強度は小さいので、表示像が見にく
くなることはない。
本実施例によれば以上のようにして外来光の影響を防
止することができる。
止することができる。
第４図は本発明の第２の実施例を示す断面図である。
同図において第２図と同一部分は同一符号を付して示し
た。
同図において第２図と同一部分は同一符号を付して示し
た。
本実施例が第１の実施例と異なるところは、第１の実
施例の第２のホログラム９が反射型オフアクシスホログ
ラムであるのを透過型オフアクシスホログラムに替えた
こと、及びフード14を除いたことである。
施例の第２のホログラム９が反射型オフアクシスホログ
ラムであるのを透過型オフアクシスホログラムに替えた
こと、及びフード14を除いたことである。
このように構成された本実施例は、表示器７で表示さ
れた映像を、第２のホログラム９で透過回折させ、次い
で第１のホログラム８で反射させ、さらに図示なきウイ
ンドシールドで反射させて運転に見せることができる。
れた映像を、第２のホログラム９で透過回折させ、次い
で第１のホログラム８で反射させ、さらに図示なきウイ
ンドシールドで反射させて運転に見せることができる。
また表示光と反対方向のａ方向から入射される太陽光
は、第１のホログラム８で大部分がｃ方向に正反射又は
ｄ方向に透過され、ある波長帯域の光のみ表示器の方向
ｂに反射される。またｅ方向から入射される太陽光は第
１のホログラム８でｂ方向に反射されるが、その大部分
は第２のホログラム９でｇ方向に正反射、又はｈ方向に
透過する。結局第２のホログラム９で回折され表示器７
へ到達する光はある波長帯域の光のみとなる。この光の
強度は小さいので表示像が見にくくなることはない。
は、第１のホログラム８で大部分がｃ方向に正反射又は
ｄ方向に透過され、ある波長帯域の光のみ表示器の方向
ｂに反射される。またｅ方向から入射される太陽光は第
１のホログラム８でｂ方向に反射されるが、その大部分
は第２のホログラム９でｇ方向に正反射、又はｈ方向に
透過する。結局第２のホログラム９で回折され表示器７
へ到達する光はある波長帯域の光のみとなる。この光の
強度は小さいので表示像が見にくくなることはない。
第５図は本発明の第３の実施例を示す断面図である。
同図において第２図と同一部分は同一符号を付して示し
た。
同図において第２図と同一部分は同一符号を付して示し
た。
本実施例が第２の実施例と異なるところは、第２の実
施例の第１のホログラム８が反射型オフアクシスホログ
ラムであるのを透過型オフアクシスホログラムに替えた
こと、及び第１のホログラムが出射窓を兼ねたことであ
る。
施例の第１のホログラム８が反射型オフアクシスホログ
ラムであるのを透過型オフアクシスホログラムに替えた
こと、及び第１のホログラムが出射窓を兼ねたことであ
る。
このように構成された本実施例は、表示器７で表示さ
れた映像を第２のホログラム９及び第１のホログラム８
で透過・回折させ、さらに図示なきウインドシールドで
反射させて運転者に見せることができる。
れた映像を第２のホログラム９及び第１のホログラム８
で透過・回折させ、さらに図示なきウインドシールドで
反射させて運転者に見せることができる。
また外来光に対し、ａ方向から入射する光は第１のホ
ログラム８で正反射又は透過しある帯域の光のみ表示器
の方へ向う。またｅ方向から入射する太陽光は第１のホ
ログラム８を透過して第２のホログラム９で、ある帯域
の光を除く大部分がｇ方向に反射又はｈ方向に透過す
る。結局、表示器７に到達する光はある帯域の光のみと
なる。この光の強度は小さいので表示像が見にくくなる
ことはない。
ログラム８で正反射又は透過しある帯域の光のみ表示器
の方へ向う。またｅ方向から入射する太陽光は第１のホ
ログラム８を透過して第２のホログラム９で、ある帯域
の光を除く大部分がｇ方向に反射又はｈ方向に透過す
る。結局、表示器７に到達する光はある帯域の光のみと
なる。この光の強度は小さいので表示像が見にくくなる
ことはない。
以上説明した様に本発明によれば、表示器からの映像
をウインドシールドに投射するのに２つのオフアクシス
ホログラムを用いることにより、太陽光の大部分の光が
表示器に到達するのを防止でき、表示像の見にくくなる
のを防止可能とする効果大である。
をウインドシールドに投射するのに２つのオフアクシス
ホログラムを用いることにより、太陽光の大部分の光が
表示器に到達するのを防止でき、表示像の見にくくなる
のを防止可能とする効果大である。
第１図は本発明の原理説明図、 第２図は本発明の第１の実施例を示す断面図、 第３図は反射型ホログラムの特性を示す図、 第４図は本発明の第２の実施例を示す断面図、 第５図は本発明の第３の実施例を示す断面図、 第６図は従来のヘッドアップディスプレイ装置の３例を
示す図、 第７図は発明が解決しようとする課題を説明するための
図、 第８図は蛍光表示管の疑似発光を説明するための図であ
る。 図において、 ７は表示器、 ８は第１のホログラム、 ９は第２のホログラム、 11はケース、 12は窓、 13は透明平板、 14はフード、 15はヘッドアップディスプレイユニットを示す。
示す図、 第７図は発明が解決しようとする課題を説明するための
図、 第８図は蛍光表示管の疑似発光を説明するための図であ
る。 図において、 ７は表示器、 ８は第１のホログラム、 ９は第２のホログラム、 11はケース、 12は窓、 13は透明平板、 14はフード、 15はヘッドアップディスプレイユニットを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 剛 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 富田 順二 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 山岸 文雄 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 中島 雅人 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 鈴木 正男 静岡県裾野市御宿1500 矢▲崎▼総業株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−94816（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−308120（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G02B 27/02 G09F 9/00 359
Claims (8)
- 【請求項１】少なくとも表示器（７）を有するヘッドア
ップディスプレイユニット（15）を具備し、該表示器
（７）からの影像を自動車のウインドシールド（３）に
反射させ、運転者にみせる投射型ヘッドアップディスプ
レイ装置において、 上記ヘッドアップディスプレイユニット（15）は、映像
を発光表示する表示器（７）と、該表示器（７）の映像
をウインドシールド（３）に投射可能となるように配置
した２個のホログラム（8,9）とを具備して成ることを
特徴とする投射型ヘッドアップディスプレイ装置。 - 【請求項２】上記ヘッドアップディスプレイユニット
（15）の表示光出射部に透明平板（13）を設け、該ユニ
ットのケース（11）を密閉したことを特徴とする投射型
ヘッドアップディスプレイ装置。 - 【請求項３】上記２個のホログラム（8,9）が、両方と
もオフアクシスで使用されることを特徴とする請求項１
記載の投射型ヘッドアップディスプレイ装置。 - 【請求項４】上記２個のホログラム（8,9）が、一方は
透過型、他方が反射型であることを特徴とする請求項３
記載の投射型ヘッドアップディスプレイ装置。 - 【請求項５】上記２個のホログラム（8,9）が、両方と
も反射型であることを特徴とする請求項３記載の投射型
ヘッドアップディスプレイ装置。 - 【請求項６】上記２個のホログラム（8,9）が両方とも
透過型であることを特徴とする請求項３記載の投射型ヘ
ッドアップディスプレイ装置。 - 【請求項７】上記表示器（７）の出射口側に太陽光を遮
ぎるためのフード（14）を設けたことを特徴とする請求
項３記載の投射型ヘッドアップディスプレイ装置。 - 【請求項８】上記反射型ホログラムの裏面に光を吸収さ
せるための塗装膜を設けたことを特徴とする請求項４又
は５記載の投射型ヘッドアップディスプレイ装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29899190A JP2870549B2 (ja) | 1990-11-06 | 1990-11-06 | 投射型ヘッドアップディスプレイ装置 |
| DE69119017T DE69119017T2 (de) | 1990-09-20 | 1991-09-19 | Bildanzeigegerät |
| EP91115953A EP0479059B1 (en) | 1990-09-20 | 1991-09-19 | A headup display apparatus |
| US08/353,304 US5497170A (en) | 1990-09-20 | 1994-12-05 | Headup display apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29899190A JP2870549B2 (ja) | 1990-11-06 | 1990-11-06 | 投射型ヘッドアップディスプレイ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04172417A JPH04172417A (ja) | 1992-06-19 |
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-
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