JP2870432B2 - 溶接鋼管の製造方法 - Google Patents

溶接鋼管の製造方法

Info

Publication number
JP2870432B2
JP2870432B2 JP6325750A JP32575094A JP2870432B2 JP 2870432 B2 JP2870432 B2 JP 2870432B2 JP 6325750 A JP6325750 A JP 6325750A JP 32575094 A JP32575094 A JP 32575094A JP 2870432 B2 JP2870432 B2 JP 2870432B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
steel strip
steel
welded
welding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6325750A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08174252A (ja
Inventor
守章 小野
享 海津
毅 塩崎
雅紀 大村
登志博 高村
裕 長浜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kokan Ltd filed Critical Nippon Kokan Ltd
Priority to JP6325750A priority Critical patent/JP2870432B2/ja
Publication of JPH08174252A publication Critical patent/JPH08174252A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2870432B2 publication Critical patent/JP2870432B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/60Preliminary treatment
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/20Bonding
    • B23K26/21Bonding by welding
    • B23K26/24Seam welding
    • B23K26/26Seam welding of rectilinear seams
    • B23K26/262Seam welding of rectilinear seams of longitudinal seams of tubes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K2103/00Materials to be soldered, welded or cut
    • B23K2103/02Iron or ferrous alloys
    • B23K2103/04Steel or steel alloys

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼帯を連続的に搬送し
つつ両側の鋼帯端部が対向するように円筒状に成形し、
両側の鋼帯端部を突き合わせ、両側の鋼帯端部を予熱す
るとともに、その突合わせ部に高密度エネルギービーム
を照射して溶接する溶接鋼管の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼帯を連続的に搬送しつつ両側の鋼帯端
部が対向するように円筒状に成形して、鋼帯端部の突合
わせ部を溶接して製造する鋼管の製造方法のうちで最も
高能率な製管法は、電縫溶接法である。この溶接法は、
高周波電流の誘導加熱により、あるいは接合部分に接触
子を介して高周波電流を流すことにより、接合部分を加
熱・溶融し、その後、スクイズロールにより溶融部を加
圧し、溶融部に存在する不純物や酸化物を排除させなが
ら溶接を行う方法である。しかしながら、対向した鋼帯
端部が加熱・溶融される際に大気中の酸素により特に素
材中のMn,Si,Cr等の合金成分からなる高融点酸
化物が排出されずに溶接部内部に残留し、ペネトレータ
と呼ばれる溶接欠陥が発生することがある。
【0003】このような状況を背景として開発された溶
接法がレーザビームなどの高密度エネルギービームを用
いた製管溶接法である。この方法は、突き合わされた鋼
帯端部(以下、Vシェープ会合点という)を高密度エネ
ルギービームの照射により溶融して溶接する方法であ
り、溶融金属が大気と接しないため酸化介在物などの溶
接欠陥が発生し難く、高品質の溶接鋼管が得られること
が知られている。
【0004】例えばレーザ溶接方法では、レーザビーム
を約0.5mm程度に収束して上記Vシェープ会合点に照
射して溶接するため、レーザ照射点がVシェープ会合点
から外れ、融合不良等の欠陥が生じやすいという問題点
がある。このような問題点を解決するため、Vシェープ
会合点に精度よくレーザビームを照射するための各種の
シームトラッキング方法が提案されている。例えば、特
開平6−668号公報や特公平3−5615号公報に開
示されている。
【0005】前者の特開平6−668号公報は、Vシェ
ープ会合点の上流側の突合わせ部に倣いローラを挿入し
て突合わせ部が側方に偏位した場合にその偏位の方向に
倣いローラが移動し、その移動方向にレーザ溶接ヘッド
を移動させ、突合わせ面に正確にレーザ照射位置を追従
させる方法である。この倣いローラによる機械的な倣い
方法は、機構的にも簡易でかつ溶接時のスパッタ、ヒュ
ームその他の外乱に対して故障・誤動作が少ないという
利点を有している。またこの方法は、Vシェープ会合点
の上流側にローラを挿入して倣い制御をするものである
ため、倣いローラは材質的に高強度・高靭性が求めら
れ、通常金属製ローラが用いられている。しかしなが
ら、高周波電源で予熱した後、レーザで溶接する製管溶
接法に金属製ローラを用いると、金属製ローラと鋼帯エ
ッジ部が短絡して金属製ローラに電流が流れ、Vシェー
プ会合点の予熱が不良になるという問題点を有してい
た。一方、電気的絶縁体であるセラミックス製ローラを
用いると、機械的強度が劣るため破壊するという問題点
を有していた。
【0006】後者の特公平3−5615号は、CCD等
のシームセンサを用いた電気的な倣い方法である。しか
し、この方法では、溶接部周辺の粉塵、油、水、高周波
等の影響を受け、さらには溶接部より生じるスパッタ、
ヒューム等により故障あるいは誤動作を招くおそれがあ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に示し
た倣いローラを用いる機械的倣い方法の問題点を解決す
るためになされたもので、機械的及び熱的にも強度が高
くかつ電気的に絶縁されたローラを用いて、Vシェープ
会合点に対するレーザ照射位置を高精度に誘導するする
と共に、故障・誤動作の少ないシームトラッキングによ
る溶接鋼管の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る溶接鋼管の
製造方法は、鋼帯を連続的に搬送しつつ両側の鋼帯端部
が対向するように円筒状に成形し、両側の鋼帯端部が形
成するVシェープ点の上流側の隙間に倣いローラを挿入
し、両側の鋼帯端部を高周波電流により加熱しながら、
鋼帯端部の突合わせ部に高密度エネルギービームを照射
して溶接する溶接鋼管の製造方法において、前記倣いロ
ーラとして、中央部がセラミックス、その両側が金属で
一体化した複合ローラを用いて、ビーム照射位置を前記
突合わせ部に追従させて溶接することを特徴とするもの
である。
【0009】
【作用】本発明においては、Vシェープ点の上流側の隙
間に挿入される倣いローラとして、中央部がセラミック
ス、その両側が金属で一体化した複合ローラを用いてい
るため、電気的絶縁機能と鋼強度・高靭性機能を持つ倣
いローラとなり、高品質の溶接鋼管を製造できる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の方法に使用する溶接鋼管製造
装置の概要図である。本実施例では、鋼帯1を連続的に
搬送しつつ円筒状に成形し、その相対向する両側の鋼帯
端部1a,1bの間に後述するように構成された倣いロ
ーラ2を挿入し、両側の鋼帯端部1a,1bを第1の加
熱源である高周波電源3により予熱し、次いで第2の加
熱源であるレーザビーム4を反射ミラー5,集光ミラー
6により収束してVシェープ会合点7より下流側の位置
(但し、スクイズロール8a,8bの中心を結ぶ線9と
突合わせ線10との交点11の近傍の位置)に照射して
突合わせ部12を溶接する。また、レーザビーム4で突
合わせ部12を溶接すると同時に、スクイズロール8
a,8bを加圧し該溶接部を接合する。
【0011】倣いローラ2は、図2に示すように、両側
に配置した金属部21と中央部に両側の金属部21を電
気的に絶縁するために配置したセラミックス部22とを
機械的またはロー付けなどにより一体化した複合ローラ
である。このような複合ローラからなる倣いローラ2を
両側の鋼帯端部1a,1bが最初に接するVシェープ会
合点7の上流側の鋼帯端部の隙間に挿入して突合わせ部
12の偏位を検知し、その偏位量をレーザ溶接ヘッドに
フィードバックして突合わせ部12に精度よくレーザビ
ームを照射する。この倣いローラ2は中央部のセラミッ
クス部22で電気的に絶縁されているため、高周波電源
3からの電流が倣いローラ2を通じて短絡することはな
いので、Vシェープ会合点7の予熱温度を低下させな
い。また、両側の鋼帯端部1a,1bに接する部分は金
属部21となっているため、機械的強度及び靭性が高い
ものとなっている。
【0012】次に、上記構成の製造装置を用いて、外径
304〜508mmおよび板厚5.0〜12.7mmの炭素
鋼溶接鋼管を製造した結果について説明する。
【0013】素材の化学組成は、重量%表示で、C:0.
05,Si:0.15,Mn:1.20,P:0.010 ,S:0.001
,Nb:0.05,V:0.03である。レーザには、最大出
力20kWの炭酸ガスレーザを用いて、溶接速度(造管
速度)4 m/minで溶接した。倣いローラには、Zr
2 ,SiAlON及びAl23 等のセラミックス板
を超硬合金、コバール及びステンレス鋼等の金属で機械
的あるいはロー付け法によりサンドイッチして製作した
複合ローラを用いた。なお、セラミックスと金属のロー
付けは、Ag−Cu−Ti等を用いたロー付け法により
製作した。また、比較例として、ZrO2 ,SiAlO
N及びAl2 3からなる単体のセラミックス製ローラ
と、超硬合金、コバール及びステンレス鋼からなる単体
の金属製ローラも造管試験に供した。表1に、本発明例
及び比較例の製造条件と溶接部の品質の評価結果を示
す。
【0014】
【表1】
【0015】本発明例No.1〜5は、超硬合金、コバ
ール及びステンレス鋼からなる金属部とZrO2 ,Si
AlON及びAl2 3 からなるセラミックス部との複
合ローラを使用した場合であり、鋼帯端部の突合わせ面
とレーザ照射点とが精度よく一致しており、健全な溶接
部が得られた。一方、比較例No.6,7は単体の金属
製ローラを用いた場合であり、高周波電源で加熱時に鋼
帯端部と該ローラとが短絡し、Vシェープ会合点の加熱
が不十分であるため、溶接部が板厚を貫通していなかっ
た。また、比較例No.8〜10は単体のセラミックス
製ローラを用いた場合であり、造管溶接時に該ローラが
破損し、鋼帯端部とレーザ照射点とが一致せず、溶接部
に融合不良の欠陥が生じた。以上の結果、比較例におい
て金属製ローラを用いた場合には、鋼帯端部とローラと
が短絡してVシェープ会合点の加熱が不十分で未貫通溶
接となった。また、セラミックス製ローラを用いた場合
にはローラが破損して溶接部に融合不良欠陥が発生し
た。したがって、このような問題を生じない本発明例の
金属とセラミックスとを複合したローラを使用した場合
のみ、Vシェープ会合点が均一の加熱され、精度よく倣
うことができ、健全な溶接部が得られた。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、連続的に
搬送される鋼帯を円筒状に成形し、両側の鋼帯端部が形
成するVシェープ点の上流側の隙間に倣いローラを挿入
し、両側の鋼帯端部を高周波電流により加熱しながら、
鋼帯端部の突合わせ部に高密度エネルギービームを照射
して溶接する溶接鋼管の製造方法において、中央部がセ
ラミックス、その両側が金属で一体化した複合ローラか
らなる倣いローラを用いてビーム照射位置を突合わせ部
に追従させながら溶接するものであるから、予熱不良、
ローラの破損等がなく、したがって融合不良等の溶接欠
陥のない高品質の溶接鋼管を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法に使用する製造装置の概要図であ
る。
【図2】倣いローラの断面図である。
【符号の説明】
1 鋼帯 1a,1b 鋼帯端部 2 倣いローラ 3 高周波電源 4 レーザビーム 7 Vシェープ会合点 8a,8b スクイズロール 12 突合わせ部 21 金属部 22 セラミックス部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大村 雅紀 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 高村 登志博 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 長浜 裕 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−76690(JP,A) 特開 昭60−46890(JP,A) 特開 平1−118392(JP,A) 特開 平5−88780(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 26/00 - 26/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼帯を連続的に搬送しつつ両側の鋼帯端
    部が対向するように円筒状に成形し、両側の鋼帯端部が
    形成するVシェープ会合点の上流側の隙間に倣いローラ
    を挿入し、両側の鋼帯端部を高周波電流により加熱しな
    がら、鋼帯端部の突合わせ部に高密度エネルギービーム
    を照射して溶接する溶接鋼管の製造方法において、 前記倣いローラとして、中央部がセラミックス、その両
    側が金属で一体化した複合ローラを用いて、ビーム照射
    位置を前記突合わせ部に追従させて溶接することを特徴
    とする溶接鋼管の製造方法。
JP6325750A 1994-12-27 1994-12-27 溶接鋼管の製造方法 Expired - Fee Related JP2870432B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6325750A JP2870432B2 (ja) 1994-12-27 1994-12-27 溶接鋼管の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6325750A JP2870432B2 (ja) 1994-12-27 1994-12-27 溶接鋼管の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08174252A JPH08174252A (ja) 1996-07-09
JP2870432B2 true JP2870432B2 (ja) 1999-03-17

Family

ID=18180231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6325750A Expired - Fee Related JP2870432B2 (ja) 1994-12-27 1994-12-27 溶接鋼管の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2870432B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08174252A (ja) 1996-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960037157A (ko) 고밀도 에너지빔의 사용에 의한 강관의 제조방법
RU2448796C1 (ru) Сварная стальная труба, изготовленная с применением высокоэнергоплотного луча, и способ ее изготовления
US4737612A (en) Method of welding
JPH09168819A (ja) 溶接鋼管の製造方法
JP2870432B2 (ja) 溶接鋼管の製造方法
JPH1177300A (ja) ステンレス鋼管のtig溶接方法
JP3134706B2 (ja) 溶接鋼管の製造方法
JPH08174249A (ja) 溶接鋼管の製造方法
JP3079962B2 (ja) 溶接鋼管の製造方法
JPS6046890A (ja) 金属パイプの製造方法
JP3149754B2 (ja) 高エネルギ密度ビーム溶接による靱性に優れた炭素鋼鋼管の製造方法
JP3209061B2 (ja) 高エネルギ密度ビーム溶接による靱性に優れた炭素鋼鋼管の製造方法
JP2871404B2 (ja) 複合熱源溶接製管方法
JP3166643B2 (ja) レーザ溶接管製造装置およびレーザ溶接管の製造方法
JPS59232676A (ja) エネルギ−ビ−ム併用電気抵抗溶接法
JPH02211982A (ja) 帯状金属板の接合方法
JPH0523869A (ja) 溶接管の製造方法
JPH07314156A (ja) 溶接管の製造方法
JPS63144876A (ja) クラツド鋼板の溶接方法
JPH1058029A (ja) 溶接鋼管の製造方法
JPS5930493A (ja) 溶接パイプの製造方法
JPS6211956B2 (ja)
JP4013266B2 (ja) 鋼管の製造方法
JPH06198437A (ja) 異厚金属材の水平突き合わせアーク溶接方法
JPH05200544A (ja) 溶接管の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees