JP2869504B2 - 補聴器 - Google Patents

補聴器

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JP2869504B2
JP2869504B2 JP6033065A JP3306594A JP2869504B2 JP 2869504 B2 JP2869504 B2 JP 2869504B2 JP 6033065 A JP6033065 A JP 6033065A JP 3306594 A JP3306594 A JP 3306594A JP 2869504 B2 JP2869504 B2 JP 2869504B2
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hearing aid
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良幸 成沢
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R25/00Deaf-aid sets, i.e. electro-acoustic or electro-mechanical hearing aids; Electric tinnitus maskers providing an auditory perception
    • H04R25/60Mounting or interconnection of hearing aid parts, e.g. inside tips, housings or to ossicles
    • H04R25/602Mounting or interconnection of hearing aid parts, e.g. inside tips, housings or to ossicles of batteries

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  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は補聴器に関し、特に防水
型の補聴器に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の補聴器においては、各部
材間の密着性を高めることにより防水機能を実現するよ
うになされている。この種の補聴器として、図5に示す
ような耳掛け式補聴器1がある(実公平3-6075号公
報)。すなわち補聴器1は、全体として弓形に形成され
たケース2の先端部にフツク3が螺合されており、当該
フツク3を補聴器装用者の耳介上端部に沿つて引つかけ
ることにより、補聴器1全体を装用者の耳介背面位置に
保持するようになされている。この状態でフツク3の先
端にチユーブ及び耳栓(図示せず)を取り付けることに
より、イヤホンより得られた補聴音をフツク3内の音
道、チユーブ及び耳栓を通して装用者の耳穴内に送出す
る。
【0003】ケース2はケース本体4とケース蓋体5に
より構成され、ケース本体4にはマイクロホン、補聴音
処理回路及びイヤホン等が内蔵されている。ケース蓋体
5は、ケース本体4の先端位置に設けられた回動軸(図
示せず)を回動中心としてケース本体4に回動自在に取
り付けられている。従つて補聴器1においては、ケース
蓋体5を矢印aの方向に回動させることによりケース蓋
体5を開状態にしてケース本体4に内蔵された各部品の
調整や修理を行う。ケース本体4の根元部には、回動軸
6を回動中心として電池カバー7が回動自在に取り付け
られている。従つて補聴器1においては、電池カバー7
を矢印bの方向に回動させることにより電池カバー7を
開状態にして電池を交換する。
【0004】またケース蓋体5の表面には、音量調整用
のボリユームつまみ8及び電源や各種機能を切り換える
スイツチつまみ9が配設され、これらの部品はケース蓋
体5の厚みを貫通してケース本体4に内蔵された各スイ
ツチ部品に連結されている。さらにケース蓋体5の表面
には、装用者に応じて補聴音帯域や最大音圧レベルを調
節する調整部を保護する調整器カバー10が回動軸11
を回動中心として開閉自在に取り付けられている。
【0005】ここで補聴器1においては、ケース本体4
とケース蓋体5との接合面、並びにケース本体4と電池
カバー7との接合面にそれぞれ各接合面に適合した形状
のシールパツキングを設けることにより各接合面からの
水分の浸入を防ぐようになされている。
【0006】またボリユームつまみ8とケース蓋体5の
間及びスイツチつまみ9とケース蓋体5との間にはそれ
ぞれOリングが設けられ、これによりボリユームつまみ
8とケース蓋体5との隙間及びスイツチつまみ9とケー
ス蓋体5との隙間からの水分の浸入を防ぐようになされ
ている。
【0007】ケース2の先端部にはマイクロホンへの風
雑音の進入を防ぐためのウインドカバー12が設けら
れ、ウインドカバー12はケース2に嵌め込まれた状態
でフツク3をケース本体4にねじ込むことによりフツク
3及びケース2間に挟持される。すなわち補聴器1にお
いては、ウインドカバー12のフツク3近傍に形成され
た切欠部(図示せず)を介してマイクロホンの外部音取
込み口に外部音を導入する。
【0008】ここでマイクロホンの外部音取込み口に
は、音は通すが水は通さないフイルタ等でなる適宜の防
水部材が配設され、当該防水部材によりマイクロホンへ
の水分の浸入を防止するようになされている。このよう
にして補聴器1においては、各部材間に防水シールを施
すことによりケース2内部への水分の浸入を未然に回避
するようになされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで補聴器1にお
いては、図6に示すような構成によりボリユームつまみ
8及びスイツチつまみ9をケース蓋体5の表面に取り付
ける。すなわちボリユームつまみ8を取り付ける際に
は、ケース蓋体5の厚みを貫通するように形成された貫
通孔20A及びボリユームつまみ8に形成された貫通孔
8Aに順次ケース蓋体5の内側から、回動保持部材21
のおねじ部21Aを貫通させ、この結果ボリユームつま
み8の表面から突出するおねじ部21Aに、ナツト22
Aを螺合させることによりボリユームつまみ8を回動自
在に取り付ける。このときボリユームつまみ8とケース
蓋体5との間に弾性材でなるOリング23Aを配置する
と共に、ケース蓋体5と回動保持部材21との間に同じ
く弾性材でなるOリング24Aを配置することにより、
ボリユームつまみ8とケース蓋体5との隙間からケース
蓋体5内への水分の浸入を防止するようになされてい
る。
【0010】同様に、スイツチつまみ9を取り付ける際
には、ケース蓋体5の厚みを貫通するように形成された
貫通孔20B及びスイツチつまみ9に形成された貫通孔
9Aに順次ケース蓋体5の内側から、回動保持部材22
のおねじ部22Aを貫通させ、この結果スイツチつまみ
9の表面から突出するおねじ部22Aに、ナツト22B
を螺合させることによりスイツチつまみ9を回動自在に
取り付ける。このときスイツチつまみ9とケース蓋体5
と間に弾性材でなるOリング23Bを配置すると共に、
ケース蓋体5と回動保持部材22との間に同じく弾性材
でなるOリング24Bを配置することにより、スイツチ
つまみ9とケース蓋体5との隙間からケース蓋体5内へ
の水分の浸入を防止するようになされている。またボリ
ユームつまみ8及びスイツチつまみ9の上方から、それ
ぞれ蓋25A及び25Bを嵌め込むことによりナツト2
2A及び22Bを隠して外観を向上させている。
【0011】かかる構成により補聴器1においては、図
7に示すように、ボリユームつまみ8とケース蓋体5の
隙間K1から浸入する水分をOリング23Aにより遮断
するようになされている。またボリユームつまみ8と蓋
25Aとの隙間、ボリユームつまみ8の貫通孔8Aとお
ねじ部21Aとの隙間を順次通過して浸入した水分をO
リング24Aで遮断するようになされている。
【0012】同様に補聴器1においては、スイツチつま
み9とケース蓋体5の隙間K2から浸入する水分をOリ
ング23Bにより遮断するようになされている。またス
イツチつまみ9と蓋25Bとの隙間、スイツチつまみ9
の貫通孔9Aとおねじ部22Aとの隙間を順次通過して
浸入した水分をOリング24Bで遮断するようになされ
ている。
【0013】この結果補聴器1においては、ボリユーム
つまみ8及びスイツチつまみ9の取付け部からの水分の
浸入を防止するために、Oリングをそれぞれ2個ずつ配
設する必要があり、この分部品点数が多くなる問題があ
つた。また補聴器1においては、ケース外部からボリユ
ームつまみ8及びスイツチつまみ9を介してケース内部
に水分が浸入する浸入経路がそれぞれ2つずつあるた
め、この分外部の水分の浸入を防止する点で信頼性が低
下する問題があつた。さらに補聴器1においては、ナツ
ト22A及び22Bを隠すための蓋25A及び25Bを
設けた分、部品点数が増える問題がある。
【0014】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易な構成により調整つまみからの水分の浸入を確
実に防止することができる補聴器を提案しようとするも
のである。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、防水型の耳掛け式の補聴器30に
おいて、補聴音処理部50を収納するケース41と、ケ
ース41の厚みを貫通して設けられた貫通孔70及び7
1と、ケース41の表面側に配設された調整つまみ63
及び64と、調整つまみ63及び64の下面側に調整つ
まみ63及び64と一体に設けられ、貫通孔70及び7
1を通じてケース41の内側に入り込む回動軸63A及
び64Aと、ケース41の内側に入り込む回動軸63A
及び64Aの先端に連結され、調整つまみ63及び64
を回動自在に保持すると共に調整つまみ63及び64の
回動位置に応じて補聴音処理部50の特性を変化させる
保持部材72及び73と、貫通孔70及び71を外周方
向から取り囲む円環形状でなり、ケース41表面及び調
整つまみ63及び64下面間に圧着されることにより貫
通孔70及び71からケース41内側への水分の浸入を
防止する防水部材76及び77とを備えるようにする。
【0016】また本発明においては、回動軸63A及び
64Aを、インサート成形により調整つまみ63及び6
4の下面側に調整つまみ63及び64と一体成形するよ
うにする。
【0017】さらに本発明においては、補聴器30は、
貫通孔70及び71を外周方向から取り囲むケース41
の表面位置に、防水部材76及び77の厚みよりも若干
低く形成された円環形状の突起部78及び79が形成さ
れ、貫通孔70及び71と突起部78及び79の間に防
水部材76及び77を配置するようにする。
【0018】
【作用】調整つまみ63及び64の下面側に調整つまみ
63及び64と一体に設けられ、貫通孔70及び71を
通じてケース41の内側に入り込む回動軸63A及び6
4Aと、ケース41の内側に入り込む回動軸63A及び
64Aの先端に連結され、調整つまみ63及び64を回
動自在に保持する保持部材72及び73とを備えたこと
により、水分がケース41内部に浸入する浸入経路は貫
通孔70及び71と回動軸63A及び64Aとの隙間K
3及びK4に限られる。この浸入経路を防水部材76及
び77により遮断したことにより、簡易な構成により調
整つまみ63及び64からの水分の浸入を確実に防止す
ることができる
【0019】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0020】(1)補聴器の全体構成 図1及び図2において、30は全体として防水型の耳掛
け式の補聴器を示し、合成樹脂材から構成された箱状の
ケース31は耳介の背後部の外形と適合するように弓形
状に成形され、その先端部にウインドカバー32及びフ
ツク33が一体に取り付けられている。
【0021】ケース31においては、特に図2からも明
らかなように、当該ケース31の内周部及び根元部を形
成するケース本体40と、当該ケース本体40の先端部
において回転自在に軸支され、ケース31の外周部を形
成するケース蓋体41と、ケース本体40の根元部に形
成された円柱状空間の電池室40Aを覆い隠す電池カバ
ー42とでなり、ケース蓋体41をケース本体40内部
に突出した電極43の一端部にねじ止め固定すると共に
電池カバー42をケース本体40にねじ込むようにして
装着することにより図1のように組み立てられている。
【0022】この場合ケース本体40及びケース蓋体4
1間には弾性材(例えばゴム材)からなるシールパツキ
ング44が介挿されており、これによりケース本体40
及びケース蓋体41間の隙間からケース31内部に水が
浸入するのを防止し得るようになされている。
【0023】同様にしてケース本体40及び電池カバー
42間には、弾性材(例えばゴム材)からなるOリング
45が介挿されており、これによりケース本体40及び
電池カバー42間の隙間からケース31内部に水が浸入
するのを防止し得るようになされている。
【0024】電池カバー42は、特に図2からも明らか
なように、内側面に突出形成された一対の円弧状の電池
保持壁42A、42Bを有し、当該電池保持壁42A、
42Bで囲まれる空間(以下、この空間を電池保持空間
と呼ぶ)内部において電池を保持し得るようになされて
いる。
【0025】これによりこの補聴器30では、電池カバ
ー42の電池保持空間内に電池を嵌め込んだ後、当該電
池カバ42ーをケース本体40に装着することによつて
電池を電池室40A内に装填することができ、かくして
ケース31内部に収納された信号処理部50に対して電
源を供給することができるようになされている。
【0026】信号処理部50は、図2からも分かるよう
に、補聴処理回路が形成されてなるフレキシブル基板5
1に利得調整器52、モード切替えスイツチ53、及び
調整用トリマ54等を一体に取り付けることにより形成
され、マイクロホン60又は誘導コイル(図示せず)か
ら供給される音声信号を利得調整器52、モード切替え
スイツチ53及び調整用トリマ54の操作により設定さ
れた入出力特性で補聴処理した後イヤホン62に送出す
るようになされている。
【0027】この場合利得調整器52及びモード切替え
スイツチ53においては、ケース蓋体41の厚みを通し
て当該ケース蓋体41の湾曲面でなるケース31の外周
面に配設されたボリユームつまみ63及びスイツチつま
み64と防水性高く連結されている。
【0028】これにより当該補聴器30においては、ボ
リユームつまみ63を回転操作することによつてイヤホ
ン62から出力される補聴音の音圧レベルを調整するこ
とができると共に、スイツチつまみ64を操作すること
によつて電源を切り、又はモードを切り替えることがで
きるようになされている。
【0029】また調整トリマ54は、特に図1からも明
らかなように、ケース31の外周面に形成されたトリマ
用開口(図示せず)を介してケース31外部に露出され
ている。このためケース31の外周面には当該調整用ト
リマ54を覆い隠すように調整器カバー65が開閉自在
に取り付けられており、これにより調整器トリマ54が
不用意に操作されるのを防止し得るようになされてい
る。
【0030】さらに誘導コイルは、筒状に折り曲げられ
たフレキシブル基板51内部に配置されており、これに
よりケース31内部の空間を有効に利用することができ
るようになされている。
【0031】マイクロホン60は、ケース蓋体41内部
の先端部に取り付けられている。このケース蓋体41の
先端部には、防水部材(図示せず)が取り付けられてお
り、これによりケース蓋体41の先端部を介してケース
31内部に水分が浸入するのを防止し得るようになされ
ている。
【0032】またイヤホン62は、ケース本体40内部
の先端に配置されており、これにより信号処理部50の
補聴処理回路の出力に基づく補聴音をフツク33を介し
て補聴器30の外部に出力し得るようになされている。
【0033】(2)ボリユームつまみ及びスイツチつま
みの取付け部 ここで補聴器30におけるボリユームつまみ63及びス
イツチつまみ64の取付け部は、図3に示すように構成
されている。
【0034】すなわちボリユームつまみ63及びスイツ
チつまみ64の下面にはそれぞれ下方に突出するような
おねじ部63A及び64Aが設けられており、当該おね
じ部63A及び64Aをそれぞれケース蓋体41の厚み
を貫通するように形成された貫通孔70及び71に貫入
するようになされている。
【0035】補聴器30においては、貫通孔70及び7
1からケース蓋体41の内側に突出したおねじ部63A
及び64Aの先端に回動保持部材72及び73を介して
当該回動保持部材72及び73の下側からナツト74及
び75を螺合させることにより、おねじ部63A及び6
4Aに回動保持部材72及び73を取り付ける。このよ
うにしてボリユームつまみ63及びスイツチつまみ64
をケース蓋体41の表面位置に回動自在に保持するよう
になされている。
【0036】このときボリユームつまみ63及びスイツ
チつまみ64のおねじ部63A及び64Aは、弾性材で
なるOリング76及び77を通して貫通孔70及び71
に貫入するようになされ、これによりOリング76及び
77は、ボリユームつまみ63及びスイツチつまみ64
をケース蓋体41に取り付けた際、ナツト74及び75
の締結力によりボリユームつまみ63及びスイツチつま
み64の下面とケース蓋体41の表面間に圧着保持され
るようになされている。これにより補聴器30において
は、Oリング76及び77により貫通孔70及び71か
らケース蓋体41内部への水分の浸入を防止し得るよう
になされている。
【0037】またケース蓋体41の表面には、各貫通孔
70及び71を外周方向から取り囲みかつOリング76
及び77の厚みに対して若干高さの低い円環状の突起部
78及び79が形成されており、これによりボリユーム
つまみ63及びスイツチつまみ64の下面とケース蓋体
41の表面にOリング76及び77が圧着保持された
際、Oリング76及び77を所定の位置に確実に保持す
ると共に、ケース蓋体41の表面から貫通孔70及び7
1の方向に進入しようとする水分を突起部78及び79
によつて遮ることにより貫通孔70及び71からケース
蓋体41内部への水分の浸入を一段と確実に防止し得る
ようになされている。
【0038】ここで回動保持部材72の下面には、利得
調整器52の切欠52Aと嵌合する凸部(図示せず)が
設けられ、これにより回動保持部材72はボリユームつ
まみ63が回動操作されると、その回動位置に応じて利
得調整器52を調整し得るようになされている。
【0039】また回動保持部材73の外周面上には、モ
ード切替えスイツチ53の凸部53Aと嵌合する切欠7
3Aが形成され、これにより回動保持部材72はボリユ
ームつまみ63が回動操作されると、その回動位置に応
じてモードを切替えることができるようになされてい
る。
【0040】またボリユームつまみ63とおねじ部63
A、及びスイツチつまみ64とおねじ部64Aはそれぞ
れインサート成形により一体に成形され、これによりボ
リユームつまみ63やスイツチつまみ64の上面からね
じ孔が露出しないことにより、ボリユームつまみ63や
スイツチつまみ64のねじ孔を介しての水分の浸入を回
避し得ると共に、ボリユームつまみ63及びスイツチつ
まみ64の外観形状を向上し得る。
【0041】また補聴器30においては、ボリユームつ
まみ63及びスイツチつまみ64を介してケース蓋体4
1内部へ浸入しようとする水分の浸入経路を従来の2箇
所から1箇所に低減し得たことにより防水の信頼性を向
上させることができると共に、Oリング76及び77の
個数を従来の4個から2個に低減することができ、部品
点数を低減することができる。
【0042】以上の構成において、補聴器30において
は、図4に示すように、ケース蓋体41の外部からケー
ス蓋体41の内部への水分の浸入経路がボリユームつま
み63及びスイツチつまみ64とケース蓋体41の表面
との隙間K3及びK4から貫通孔70及び71に通じる
経路に限られる。
【0043】またOリング76及び77は、ナツト74
及び75の締結力により縦方向に十分な圧着力が得られ
ていると共に、突起部78及び79とおねじ部72及び
73との間に挟まれていることにより横方向でも十分な
圧着力が得られている。この結果Oリング76及び77
は上述した水分の浸入経路を確実に遮断する。
【0044】すなわちケース蓋体41とボリユームつま
み63及びスイツチつまみ64との隙間K3及びK4か
ら貫入孔70及び71向かう水分は、Oリング76及び
77によつて確実に遮られる。この結果補聴器30にお
いては、ケース蓋体41とボリユームつまみ63及びス
イツチつまみ64との隙間K3及びK4から、ケース蓋
体41内部への水分の浸入を確実に防止することができ
る。
【0045】以上の構成によれば、ボリユームつまみ6
3及びスイツチつまみ64の下面におねじ部72及び7
3を形成し、貫通孔70及び71を介してケース蓋体4
1内部に貫入されたおねじ部72及び73に回動保持部
材72及び73を取り付けて、ケース蓋体41表面にボ
リユームつまみ72及びスイツチつまみ64を回動自在
に保持するようにしたことにより、簡易な構成によりボ
リユームつまみ63及びスイツチつまみ64からの水分
の浸入を確実に防止することができる補聴器30を実現
することができる。
【0046】なお上述の実施例においては、ボリユーム
つまみ63及びスイツチつまみ64をケース蓋体41に
取り付ける場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、ボリユームつまみ63及びスイツチつまみ64をケ
ース本体40に取り付けるような場合にも適用すること
ができる。
【0047】また上述の実施例においては、本発明を、
ボリユームつまみ63及びスイツチつまみ64を取り付
ける際に適用した場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、補聴器のケース表面に配置され、かつケース
内部の部品に連結される種々の調整つまみを取り付ける
際に適用することができる。
【0048】さらに上述の実施例においては、ボリユー
ムつまみ63及びスイツチつまみ64とケース蓋体41
との間に設けられる防水部材としてOリング76及び7
7を用いた場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、例えば断面が菱形形状のリングやその他種々の種類
のシールパツキングを適用することもでき、要はボリユ
ームつまみ63及びスイツチつまみ64の下面とケース
蓋体41の上面との間圧着して隙間K3及びK4を閉塞
するようなものであれば良い。
【0049】さらに上述の実施例においては、本発明
を、耳掛け式の補聴器30に適用した場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、種々の補聴器に適用する
ことができる。
【0050】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、補聴音処
理部を収納するケースと、ケースの厚みを貫通して設け
られた貫通孔と、ケースの表面側に配設された調整つま
みと、調整つまみの下面側に調整つまみと一体に設けら
れ、貫通孔を通じてケースの内側に入り込む回動軸と、
ケースの内側に入り込む回動軸の先端に連結され、調整
つまみを回動自在に保持すると共に調整つまみの回動位
置に応じて補聴音処理部の特性を変化させる保持部材
と、貫通孔を外周方向から取り囲む円環形状でなり、ケ
ース表面及び調整つまみ下面間に圧着されることにより
貫通孔からケース内側への水分の浸入を防止する防水部
材とを設けたことにより、簡易な構成により調整つまみ
からの水分の浸入を確実に防止することができる補聴器
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による補聴器の一実施例の全体構成を示
す斜視図である。
【図2】その分解斜視図である。
【図3】ボリユームつまみ及びスイツチつまみの取付け
部の構成を示す分解斜視図である。
【図4】ボリユームつまみ及びスイツチつまみの取付け
状態を示す断面図である。
【図5】従来の耳掛け式補聴器を示す斜視図である。
【図6】従来のボリユームつまみ及びスイツチつまみの
取付け部の構成を示す分解斜視図である。
【図7】従来のボリユームつまみ及びスイツチつまみの
取付け状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1、30……補聴器、2、30……ケース、4、40…
…ケース本体、5、41……ケース蓋体、8、63……
ボリユームつまみ、9、64……スイツチつまみ、20
A、20B、70、71……貫通孔、21、22、7
2、73……回動保持部材、21A、22A、63A、
64A……おねじ部、23A、23B、24A、24
B、76、77……Oリング、50……信号処理部、5
2……利得調整器、53……モード切替えスイツチ、7
8、79……突起部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防水型の耳掛け式の補聴器において、 補聴音処理部を収納するケースと、 上記ケースの厚みを貫通して設けられた貫通孔と、 上記ケースの表面側に配設された調整つまみと、 上記調整つまみの下面側に上記調整つまみと一体に設け
    られ、上記貫通孔を通じて上記ケースの内側に入り込む
    回動軸と、 上記ケースの内側に入り込む上記回動軸の先端に連結さ
    れ、上記調整つまみを回動自在に保持すると共に上記調
    整つまみの回動位置に応じて上記補聴音処理部の特性を
    変化させる保持部材と、 上記貫通孔を外周方向から取り囲む円環形状でなり、上
    記ケース表面及び上記調整つまみ下面間に圧着されるこ
    とにより上記貫通孔から上記ケース内側への水分の浸入
    を防止する防水部材とを具えたことを特徴とする補聴
    器。
  2. 【請求項2】上記回動軸を、インサート成形により上記
    調整つまみの下面側に上記調整つまみと一体成形したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の補聴器。
  3. 【請求項3】上記補聴器は、 上記貫通孔を外周方向から取り囲む上記ケースの表面位
    置に、上記防水部材の厚みよりも若干低く形成された円
    環形状の突起部が形成され、上記貫通孔と上記突起部の
    間に上記防水部材を配置するようにしたことを特徴とす
    る請求項1に記載の補聴器。
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