JP2869383B2 - 育苗トレイ - Google Patents

育苗トレイ

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JP2869383B2
JP2869383B2 JP8155258A JP15525896A JP2869383B2 JP 2869383 B2 JP2869383 B2 JP 2869383B2 JP 8155258 A JP8155258 A JP 8155258A JP 15525896 A JP15525896 A JP 15525896A JP 2869383 B2 JP2869383 B2 JP 2869383B2
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JP
Japan
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pot
tray
trays
seedling
concave
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JP8155258A
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節生 武野
正俊 日朝
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YANMAA NOKI KK
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YANMAA NOKI KK
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は育苗トレイに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものとしては、ポット状
苗室を湾曲自在な天板によって多数連接した苗箱におい
て、その天板の下面にして、ポット状苗室の間に、その
ポット状苗室の底部に達しないようなパイプ状の支持杆
を独立して突設したポット苗用苗箱が知られている。
〔参照、実願昭54−150621号(実開昭56−6
6245号)のマイクロフィルム〕
【0003】
【発明が解決しようとする課題】1枚の天板に多数のポ
ット状苗室を成形したものでは、真空成形のため、ポッ
ト苗用苗箱を重ね合わせた場合、ポット状苗室同志が密
着して1枚ずつのポット苗用苗箱に分離しがたいという
欠点があるところから、上記のような天板の下面にして
ポット状苗室の間に、それの底部に達しないようなパイ
プ状の支持杆を独立して突設し、ポット苗用苗箱を多数
重ね合わせた場合の密着を防いで1枚ずつ取出し易いよ
うにしている。
【0004】しかしながら、このパイプ状の支持杆は、
ポット状苗室に対して独立しており、しかもその位置は
ポット苗用苗箱の各枚とも同じであるところから、多数
枚を重ね合わせた場合、この部分に相当な圧力が加わっ
て屈曲のおそれがあり、またパイプ状支持杆の間隔によ
っては、その中間部には深い重なり合いを生じ密着する
おそれがあるという問題点を残している。本発明は、こ
のような点を改良すべく研究した結果創出されたもの
で、その目的とするところは、簡単な構成をもって、上
下に重ねたトレイの密着を防止するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明にあっては、育苗トレイにおけるポットの
空間を包囲形成するトレイ形成部のポットの口縁に角形
の凹窪部を、異なる位置に設けることによって問題点の
解決を図っている。すなわち、本発明の育苗トレイは、
複数個のポットを区画形成したトレイにおいて、ポット
の空間を包囲形成するトレイ形成部材における隣接ポッ
トの口縁に、トレイを上下に重ねたとき、トレイ間に間
隙を保持し得るような凹窪状の干渉部を形成した構成を
とっている。
【0006】
【作用】ポットの空間を包囲形成するトレイ形成部材に
おける隣接ポットの口縁に、トレイを上下に重ねたと
き、トレイ間に間隙を保持し得るような凹窪状の干渉
部、例えば外方に向かって突出状の段部が設けられてい
るので、これにより、180度に互い違いに重ね合わせ
たとき、スペースの少ない状態で運搬や収納をすること
ができるのみならず、これによって重ねられたトレイ同
志が互いに干渉し、密着することなく1枚ずつ分離し易
くなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施例について
説明する。図3のものは従来のプラグトレイを示すもの
で、その(1)は発泡スチレンペーパーで数列のプラグ
ポット(2)を成形したプラグトレイである。以上のプ
ラグトレイでは、野菜(果菜、葉菜)、又は花(開花時
期を同じにした春、夏、秋等)のプラグ苗を購入者の希
望に合わせて育苗している。しかるに運搬時、収納時に
スペースを少なくするために重ね合わせると、プラグト
レイは真空成形のため1枚ずつ分離しがたい。このよう
なことから、前記したパイプ状の支持杆を有するポット
苗用苗箱が発案されてきたが、これも問題点を残してい
た。
【0008】そこで、本発明は、さらに改良して簡単な
構成で分離し易くしたものである。ポットの空間を包囲
形成するトレイ形成部材の適所に、トレイを上下に重ね
たとき、トレイ間に間隙を保持するように干渉部を形成
するに当り、その干渉部としての角形の凹部について説
明する。すなわち、図1、図2に示すようにプラグトレ
イ(1)のポット(2)の口縁のリブ(3)上の異なる
位置に、凹窪状の干渉部を形成する角形の凹部(4)を
複数個設けたものである。例えば、隣接するポットの前
後、左右において同じ位置にないように設けること、す
なわち図1においてポット(2−1)とポット(2−
2)の間のリブ(3)に凹部(4)があるが、ポット
(2−2)とポット(2−3)の間には同じ位置に凹部
がないようにする。又、ポット(2−5)とポット(2
−6)の間に凹部(4)があるが、ポット(2−6)と
ポット(2−7)の間には凹部がないようにする。以上
は前後についてであるが、同様に左右においても、ポッ
ト(2−2)とポット(2−5)ではポット(2−2)
側に凹部(4)があるが、ポット(2−5)側にはな
く、ポット(2−3)とポット(2−6)とではポット
(2−6)側に凹部(4)があるが、ポット(2−3)
側にはないく、又ポット(2−4)とポット(2−7)
とでは、ポット(2−4)側に凹部(4)があるがポッ
ト(2−7)側にはないようにする。図示の凹部(4)
は角形であるが、これ以外の任意の形状も採用し得るも
のである。又、以上のようなトレイは、これを180度
に互い違いに重ね合わせると、凹部(4)の形成された
リブ(3)が凹部(4)の形成されていないリプ(3)
上に重ね合わせることになり、トレイの占めるスペース
が少なくなって運搬や収納に便利であるばかりでなく、
凹部(4)によって形成される段部(4a)が凹部のな
いリブ(3)上に重ね合わせられることとなって、プラ
ッグトレイ(1)同志が密着することのない状態とな
り、1枚ずつ分離し易くなる。しかして、凹部を形成す
るため、凹部の外形が段状のものとなり、リブを補強す
る形状のものとなる。
【0009】
【発明の効果】本発明のものによれば、ポットの空間を
包囲形成するトレイ形成部材における隣接ポットの口縁
部に、トレイを上下に重ねたとき、トレイ間に間隙を保
持し得るような凹窪状の干渉部、例えば外方に向って突
出状態の角形の凹窪部が設けられているので、このよう
にきわめて簡単な構成の干渉部が隣接ポットの口縁の異
なる位置に設けられていることにより、スペースの少な
い状態で運搬や収納をすることができるのみならず、重
ねられたトレイ同志は密着することなく、容易に1枚ず
つ分離することができる。したがって播種作業や移植作
業において、作業が効率的に行なわれる。また、角形の
凹窪状の干渉部は、ポット口縁部の変形であるから、こ
れの成形による材料の増加があっても、それはきわめて
少なくその点材料の節約となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトレイの斜視図
【図2】同上の断面図
【図3】従来のプラッグトレイの斜視図
【符号の説明】
1 プラッグトレイ 2 プラッグポット 3 リブ 4 凹部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のポットを区画形成したトレイに
    おいて、ポットの空間を包囲形成するトレイ形成部材に
    おけるポットの口縁に、トレイを上下に重ねたとき、ト
    レイ間に間隙を保持し得るような凹窪状の干渉部を形成
    したことを特徴とする育苗トレイ。
JP8155258A 1996-06-17 1996-06-17 育苗トレイ Expired - Lifetime JP2869383B2 (ja)

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JP8155258A JP2869383B2 (ja) 1996-06-17 1996-06-17 育苗トレイ

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JPH08298875A JPH08298875A (ja) 1996-11-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5666245U (ja) * 1979-10-29 1981-06-02

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JPH08298875A (ja) 1996-11-19

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