JP2867947B2 - 参照電位発生回路 - Google Patents

参照電位発生回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体集積回路にお
ける参照電位発生回路に関し、特にバンドギャップ型定
電圧源の出力電位を受けて絶対値がバンドギャップ電圧
(約1.25V)より小さく(例えば1V)、かつ温度
依存がほとんど無い参照電位を発生する参照電位発生回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の参照電位発生回路の一例
を、図3を用いて説明する。この参照電位発生回路は、
バイポーラトランジスタQ21〜Q24と抵抗R21〜
R24で構成されるバンドギャップ型定電圧源(例えば
特開平3−65716号公報)10と、この回路の発生
する最低電位VEEを基準とする基準電位VB0を受け
て、最高電位VCCを基準とする参照電位VR0を発生
するバイポーラトランジスタQ3,Q4と抵抗R4〜R
6で構成される電流源とエミッタフォロアの組合わさっ
た回路とからなり、特にR4=R5としている(例えば
特開昭61−45315号公報参照)。
【0003】次に、この回路の動作について説明する。
バンドギャップ型定電圧源10は、バイポーラトランジ
スタQ22,Q23のエミッタ面積比と抵抗R21とR
22の抵抗比を適当に選ぶことにより、温度依存のほと
んど無い(以下、温度依存ゼロ等という)、0Kでのシ
リコンのバンドギャップ電圧VG0(約1205mV)
にほぼ等しい電圧VB0(ここでは約1250mVと
し、この電圧を便宜上「バンドギャップ電圧」と呼び、
記号Vgnを当てる)を発生する。例えば、R21=R
23=1KΩ、R22=0.12KΩ、R24=2.5
KΩ、エミッタ面積比をQ21:Q22:Q23:Q2
4=2:10:1:2とすることで構成できる。この場
合の参照電位VR0は次で与えられる。
【0004】VR0=−R21/R22・VB0+R2
1/R22・VRE2−VBE1 ここでVBE1,VBE2はバイポーラトランジスタQ
21,Q22の順方向電圧である。今、VBE1=VB
E2とするとR21=R22であるからVR0=−VB
0となり、温度依存のほとんど無い参照電位が得られ
る。この様にこの回路により、温度依存ゼロの参照電位
を発生できるが、その絶対値はバンドギャップ電圧Vg
nに等しくなる事が分かる。
【0005】次に、他の従来例を図4を用いて説明す
る。この回路は、特開昭61−45315号公報にて参
照電位の値と温度依存が任意に設定できる回路として提
案されている回路であり、バイポーラトランジスタQ
3,Q4と抵抗R4〜R6,R25,R26及びダイオ
ードD1から構成され、バイポーラトランジスタQ4の
ベースは最低電位VEEを基準とする基準電圧VCSを
発生する定電圧源VCSに接続している。
【0006】この回路の動作は次のように説明されてい
る。この回路の発生する参照電位の値とその温度微分は
次式(1),(2)で与えられる。
【0007】
【0008】ただし、バイポーラトランジスタQ4,Q
3の順方向電圧、及びダイオードD1の順方向電圧は全
て等しいと仮定し、それをVBEと置き、ΣR=R4+
R5+R25とする。(1),(2)式のように参照電
位値とその温度微分が与えられるので、抵抗比を適当に
選びR5/ΣRとR26/R4の値を調整することで任
意の参照電位の値と温度依存を得ることが出来る。
【0009】この回路は、実際には抵抗値として正の値
しか取ることが出来ない事、半導体集積回路で一般に良
く用いられる定電圧回路は任意の値と任意の温度依存の
基準電位を発生できるわけではない事から、実現できる
参照電位の値と温度依存範囲には制限がある。この制限
とは、絶対値がバンドギャップ電圧より小さく温度依存
がゼロの参照電位を発生することは出来ないという制限
であり、このことを詳細に説明する。
【0010】まず、バイポーラトランジスタの順方向電
圧VBEの温度依存性について述べ、それに基づいてバ
ンドギャップ型定電圧源の出力電圧が、温度依存ゼロの
時、バンドギャップ電圧Vgnに等しくなることを述べ
る。次いで、この出力電圧をVCSとして用いた場合、
VRの温度依存をゼロにして、かつVRの絶対値をこの
場合のVCSすなわちバンドギャップ電圧Vgnより小
さくすることができないことを示す。次に、半導体集積
回路で用いられる一般的な定電圧回路の特性について述
べ、この一般的な場合においても、VRの温度特性をゼ
ロにして、かつ、VRの絶対値をバンドギャップ電圧V
gnより小さくすることが不可能であることを示す。
【0011】さて、バイポーラトランジスタの順方向電
圧VBEは次式(3)のように書ける。 VBE=VG0−VT {(γ−α)InT−InEG}・・・(3) ここでVT は熱電圧で、kをボルツマン定数、qを電子
の電荷量とするとき、VT =kT/qとなり、常温T=
300Kでは約26mVという値をとる。Icはコレク
タ電流、γ、αとE、Gは温度に依存しない定数で、V
G0は0Kにおけるシリコンのバンドギャップ電圧(約
1205mV)である。この(3)式はP.R.グレイ
/R.G.メイヤー共著 中原富士郎 他訳「アナログ
集積回路設計技術(上)」(以下、文献という)の27
1頁より引用。この式(3)を温度Tで微分して次式を
得る。
【0012】
【0013】ただし、Vg=VG0+2VT と簡単のた
めにγ=3.2、α=1.2と仮定した。なお、文献の
273頁ではγ=3.2、α=1と仮定している。
【0014】バンドギャップ型定電圧源では、一般に出
力電圧は m(VBE+nVT )の形である。ここに、
m、nは温度に無関係な定数で具体的には回路中の抵抗
比やバイポーラトランジスタのエミッタ面積比によって
定まる。ここでは、最も簡単なm=1すなわち出力電位
VB0がVB0=VBE+nVT の場合について述べ
る。例えば図3のバンドギャップ型定電圧源はこの型で
ある。この式を微分して式(4)を代入することで次式
を得る。
【0015】
【0016】ここで、nは常温付近のある温度T=TN
でVB0の温度微分が0になるように選ぶのであるが、
そうすると式(5)より次式が得られる。
【0017】 VB0(TN )=Vg(TN )=VG0+2kTN /q 既に述べたように、このVg(TN )を便宜上バンドギ
ャップ電圧と呼ぶこととし特に記号Vgnを当てる事と
する。また、温度微分が0であるからT=TNの付近で
はVB0はほぼ一定で、Vg(TN )に近似される。
今、TN =300Kとすると、VT =約26mVなの
で、T=300K付近で、 VB0=1205mV+2・26mV=1257mV と近似される。すなわち、バンドギャップ型定電圧源の
出力電圧は温度特性を0にしようとすればバンドギャッ
プ電圧Vgnに近い値しか取れないということである。
【0018】さて、図4の従来例でVCSとしてこのバ
ンドギャップ型定電圧源11を用いた場合を考える。V
CSの温度微分は0であるからVRの温度微分を0にす
るには式(2)よりVBEの温度微分の係数(R5/Σ
R)×(R26/R4−1)−1が0でなければならな
いことが分かる。そうすると式(1)より、VR=−
(R5/ΣR)・(R26/R4)・VCSとなるが
(R5/ΣR)・(R26/R4)=1+(R5/Σ
R)≧1だから|VR|≧VCS=Vgnとなることが
分かる。
【0019】これでこの図4に示した回路は、VCSに
温度依存ゼロのバンドギャップ電圧Vgnに等しい基準
電位を出力するバンドギャップ型定電圧源を用いた場
合、温度依存ゼロで絶対値がバンドギャップ電圧Vgn
より小さい参照電位VRを発生出来ないことが示され
た。
【0020】次に、VCSに一般の定電圧源を用いた場
合を考える。半導体集積回路で用いられる一般的な定電
圧源は、図3中のバンドギャップ型定電圧源10か、図
5に示したように、ダイオードD2 ,D3 と抵抗RDで
構成されダイオードの順方向電圧を利用する型の定電圧
源がある。
【0021】図3の例では発生する定電圧は、VB0=
(VBE+nVT )、図5の場合、定電圧VBBは、V
BB=2VBEと表される。ただし、ここではバンドギ
ャップ型定電圧源に、温度依存ゼロでない基準電位を発
生するような回路定数の場合も含めている。
【0022】以上の説明から、一般的な定電圧源の発生
する基準電圧は、バイポーラトランジスタの順方向電圧
VBEと熱電圧VT のn倍の和のm倍という形をしてい
ると言える。ここにn,mは定数で特にmは1以上であ
る(基準電圧=m(VBE+n・VT )。この電源をV
CSに用いる場合を考え、VRの温度微分が0である
時、VR≦Vgすなわち|VR|≧Vgを示す。まず、
VCS=m・(VBE+n+VT )である。
【0023】式(4)を用いて微分してdVCS/dT
=(VCS−m・Vg)を得、これを式(2)に代入し
て次式を得る。 VR=−abm・Vg+(a(b−1)−1)・Vg=
(ab(1−m)−a−1)・Vg ただし、a=R5
/ΣR、b=R26/R4と置いた。mは1以上でa,
bは正であるから、Vgの係数は−1以下であることは
明らかである。すなわちVR≦Vgである。従って、従
来例では、電源VCSの定電圧源を用いた場合、温度依
存が0でその絶対値がバンドギャップ電圧Vgnより小
さい参照電位を発生する事が出来ないことになる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の参照電
位発生回路は、温度依存が殆んど0で、かつその絶対値
がバンドギャップ型基準電圧より小さい参照電位を発生
する事が出来ないという欠点を有している。
【0025】本発明の目的は、温度依存が殆んど0で、
かつその絶対値がバンドギャップ型基準電圧より小さい
参照電位を発生することのできる参照電位発生回路を提
供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の参照電圧発生回
路の構成は、定電圧源から出力される基準電圧を、第2
の抵抗を介してコレクタに入力し一端を最低電位に接続
した第1の抵抗を介してエミッタか接続されベースが一
端を前記最低電位に接続したバイアス抵抗に接続された
第1のトランジスタと、この第1のトランジスタのコレ
クタ、ベースにそれぞれベース、エミッタを接続し、コ
レクタを最高電位に接続した第2のトランジスタと、こ
の第2のトランジスタのエミッタ電圧をベースに入力
し、コレクタ、エミッタに接続した第3、第4の抵抗に
より前記最高電圧を基準とした出力電圧に変換する第3
のトランジスタと、この第3のトランジスタの出力電圧
をエミッタフォロワを介して参照電圧として出力する第
4のトランジスタとを備えることを特徴とする。
【0027】また本発明の参照電圧発生回路の構成は、
一端を最低電位に接続した第1の抵抗を介してエミッタ
に接続し、入力基準電圧が第2の抵抗を介してコレクタ
に接続され、ベースが一端を前記最低電位に接続したバ
イアス抵抗に接続された第1のトランジスタと;この第
2のトランジスタのエミッタにベースが接続され、エミ
ッタが一端を最低電位に接続した第3の抵抗に接続さ
れ、コレクタが一端を最高電位に接続した第4の抵抗に
接続された第3のトランジスタと;この第3のトランジ
スタのコレクタを入力端としたエミッタフォロワとなる
第4のトランジスタとを備え、前記第1から第4の抵抗
の抵抗値をそれぞれR1,R2,R3,R4とした時、
抵抗値の比(R4/R3)・R1/(R1+R2)が近
似的に1/2となるようにしたことを特徴とする。
【0028】本発明においては、第1の抵抗から第4の
抵抗の抵抗値をそれぞれR1 ,R2,R3 ,R4 とする
時、抵抗値の比(R4 /R3 )・R1 /(R1 +R2
がほぼ1/2を満足している。従って、定電圧源の最低
電位を基準とする出力電位をVBBとする時、本発明の
参照電位発生回路が第4のトランジスタのエミッタに出
力する最高電位を基準とする参照電位VR0が−VBB
/2となる。例えば、定電圧源にVBB=2Vの温度依
存のほとんど無い基準電位を発生するバンドギャップ型
定電圧源を用いることにより、温度依存のほとんど無
い、VR0=−1Vという絶対値がバンドギャップ電圧
(約1.25V)より小さい参照電位を発生することが
出来る。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の参照電位発生回路の一実
施の形態を図1を参照して説明する。図に示されるよう
に、定電圧源10の出力する基準電位VBBが、第1,
第2のトランジスタQ1、Q2を挟んだ形で第1,第2
の抵抗R1,R2により抵抗分割され、その電位V1を
受ける第3のトランジスタQ3と第3の抵抗R4で構成
された定電流源とこれに接続する第4の抵抗R5とトラ
ンジスタQ4によるエミッタフォロアで構成されて参照
電位VR0を出力している。
【0030】本実施形態は、バイポーラトランジスタQ
5〜Q9と抵抗R7〜R10で構成されバンドギャップ
電圧Vgnの1+R10/R9倍の基準電圧を出力する
バンドギャップ型定電圧源10と、抵抗R1〜R6とバ
イポーラトランジスタQ1〜Q4で構成された参照電位
出力回路11とから構成されている。このバンドギャッ
プ型定電圧源10は、例えば“MONOLITHIC
INTEGRATEDCIRCUITS”L.J.HE
RBST著(「モノリシック インテグレーテッド サ
ーキット」エル・ジェイ・ハーブスト著)の247頁の
図7.12に示されたものを具体化したものである。
【0031】例えば、R1=1.5KΩ、R2,R5,
R9=0.5KΩ、R3=5.5KΩ、R4=0.75
KΩ、R6=3.5KΩ、R7=0.46KΩ、R8=
0.12KΩ、R10=0.3KΩとし、エミッタ面積
比Q5:Q6=10:1、Q1:Q2:Q3:Q4=
1:1:2:5で構成できる。またVCC=GND=0
V、VEEP=−4.5Vとする。
【0032】次に、この回路の動作について説明する。
図のバンドギャップ型定電圧源10は温度依存ゼロの基
準電圧VBB=(1+R10/R9)Vgn=(1+3
/5)・1250mV=2V、を出力する。
【0033】トランジスタQ3のベース電位をVEE基
準の電位でV1と表すこととすると、VCC基準の参照
電位VR0は次式となる。 V1=(R2・VBE−R1・VBE2+R1・VBB)/(R1+R2) VR0=−(R5/R4)・(V1−VBE3)−VBE4 =−aVBB+a(VBE1+VBE2)+(R5/R4)(VBE3−VBE 1)−VBE4 ただし、a=(R5/R4)・R1/(R1+R2)と
おいた。ここで簡単のためにVBE1からVBE4は全
て等しくVBEと書けるとすると、次式となる。VR0
=−a・VBB+(2a−1)VBE 本実施形態では、常温でVB1=0.8Vとなるように
バイポーラトランジスタのエミッタ面積を選んだとする
と、バイポーラトランジスタQ1,Q2を流れる電流は
共に0.2mA、トランジスタQ3は0.4mA、トラ
ンジスタQ4は1mAとなり、エミッタ面積比がQ1:
Q2:Q3:Q4=1:1:2:5であるから電流密度
はトランジスタQ1からQ4のバイポーラトランジスタ
で等しくなり、常温付近では順方向電圧がほぼ等しくな
っている事が分かる。
【0034】ここで、a=1/2となるように抵抗R
1,R2,R4,R5を選ぶと、VR0=−VBB/2
となる。本実施形態では、実際a=1/2であり、VB
Bは温度依存の無い基準電圧であったので、これで温度
依存の無い参照電位が得られたことになる。本実施形態
では、VBB=2Vなので、VR0=−1Vとなる。す
なわち、絶対値がバンドギャップ電圧Vgn=1.25
Vより小さく温度依存ゼロの参照電位が得られた。
【0035】なお、実際の回路では、VBE1からVB
E4までが温度特性も含めて全てが完全には等しくなら
ない場合があり、その場合は抵抗比a=(R5/R4)
・R1/(R1+R2)を1/2から少しずらした方が
参照電位の温度依存をより小さくできる場合がある。
【0036】次に、本発明の第2の実施形態について図
2を参照しながら説明する。本実施形態は、第1の実施
形態の抵抗R3がバイポーラトランジスタQ11と抵抗
R11による電流源に、抵抗R6がバイポーラトランジ
スタQ12と抵抗R12による電流源に置き換わったも
のである。この回路は、例えば第1の実施の形態と同じ
抵抗値とエミッタ面積比で、さらにR11=1.5KΩ
(=R1)、R12=0.3KΩ(=R1/5)、Q1
1:Q12:Q1=1:5:1として構成される。
【0037】本実施形態は、このような構成により、バ
イポーラトランジスタQ1、Q2、Q3、Q4の電流密
度が温度を変えても全てほぼ同じ値となるので、これら
のバイポーラトランジスタの順方向電圧を温度依存も含
めてほぼ同じ値にすることが出来る。従って、順方向電
圧の差から来る実際の回路と第1の実施形態で示した計
算値との誤差を抑えることが出来、温度依存のほとんど
無い参照電位を発生できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の参照電位
発生回路は、温度依存がほとんど無く、絶対値がバンド
ギャップ電圧Vgnより小さい参照電位を発生すること
が出来るという特徴がある。
【0039】その理由は、この参照電位発生回路が抵抗
比を適当に定めたことにより、定電圧源の出力する基準
電位の1/2の大きさを持つ参照電位を発生する事が出
来、また一方でバンドギャップ電圧Vgnの2倍より小
さく1倍より大きい温度依存ゼロの基準電位を発生する
バンドギャップ型定電圧源が存在するからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す回路図である。
【図2】本発明の第2の実施形態の回路図である。
【図3】従来例の参照電圧発生回路の回路図である。
【図4】他の従来例の回路図である。
【図5】一般的な定電圧源の一例の回路図である。
【符号の説明】
Q1〜Q6、Q11,Q12,Q21〜Q24 NP
Nトランジスタ Q7,Q8 PNPトランジスタ D1〜D3 ダイオード R1〜R12,R21〜R26,RD 抵抗 10 定電圧源 11 参照電圧出力回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定電圧源から出力される基準電圧を、第
    2の抵抗を介してコレクタに入力し一端を最低電位に接
    続した第1の抵抗を介してエミッタか接続されベースが
    一端を前記最低電位に接続したバイアス抵抗に接続され
    た第1のトランジスタと、 この第1のトランジスタのコレクタ、ベースにそれぞれ
    ベース、エミッタを接続し、コレクタを最高電位に接続
    した第2のトランジスタと、 この第2のトランジスタのエミッタ電圧をベースに入力
    し、コレクタ、エミッタ に接続した第3、第4の抵抗に
    より前記最高電圧を基準とした出力電圧に変換する第3
    のトランジスタと、 この第3のトランジスタの 出力電圧をエミッタフォロワ
    を介して参照電圧として出力する第4のトランジスタ
    を備えることを特徴とする参照電圧発生回路。
  2. 【請求項2】 一端を最低電位に接続した第1の抵抗を
    介してエミッタに接続し、入力基準電圧が第2の抵抗を
    介してコレクタに接続され、ベースが一端を前記最低電
    位に接続したバイアス抵抗に接続された第1のトランジ
    スタと、 この第1のトランジスタのコレクタ、ベースにそれぞれ
    ベース、エミッタが接続され、コレクタが最高電位に接
    続された第2のトランジスタと、 この第2のトランジスタのエミッタにベースが接続さ
    れ、エミッタが一端を最低電位に接続した第3の抵抗に
    接続され、コレクタが一端を最高電位に接続した第4の
    抵抗に接続された第3のトランジスタと、 この第3のトランジスタのコレクタを入力端としたエミ
    ッタフォロワとなる第4のトランジスタとを備え、 前記第1から第4の抵抗の抵抗値をそれぞれR1,R
    2,R3,R4とした時、抵抗値の比(R4/R3)・
    R1/(R1+R2)が近似的に1/2となるようにし
    たことを特徴とする参照電圧発生回路。
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