JP2867515B2 - 液晶装置およびその駆動方法 - Google Patents

液晶装置およびその駆動方法

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JP2867515B2 JP1329055A JP32905589A JP2867515B2 JP 2867515 B2 JP2867515 B2 JP 2867515B2 JP 1329055 A JP1329055 A JP 1329055A JP 32905589 A JP32905589 A JP 32905589A JP 2867515 B2 JP2867515 B2 JP 2867515B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液晶表示装置の駆動方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、単純マトリクス型液晶表示装置を駆動する場合
は、一般的に電圧平均化法と呼ばれる駆動方法がとられ
ている。しかし、実際の液晶パネルは0でない抵抗を持
つ走査・信号電極で出来、また液晶層が誘電体として働
く。この為、上記従来の電圧平均化法で駆動する時、液
晶パネルが表示する文字や図形のパターンによって、走
査電極と信号電極が交差して作る表示ドットに印加する
実効電圧は様々に変化する。その結果、表示にむらが生
じてしまう。
この問題は従来から知られており、その対策として例
えば、1フレームの間に複数回、液晶パネルに印加する
電圧の極性を反転する方法(以下、ライン反転駆動方法
と言う。)が特開昭62−31825号、同昭60−19195号、同
昭60−19196号公報等で知られている。
又さらに、筆者等が先に提案した特願昭63−159914号
による表示のむらの改善方法がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし上記のライン反転駆動方法は、液晶パネルに挟
持されている液晶の光学特性が印加電圧の周波数成分に
よって変化することにより生じる表示のむらを改善する
のに、ある程度の効果を有するだけで、表示のむらを完
全に除去するものではなかった。
又、筆者等の提案した特願昭63−159914号による改善
方法(以後、電圧補正法と呼ぶ)によって、表示のむら
をかなり改善する事ができたが、次に示すような表示の
むらが改善されず残ることが解った。
ここで、第14図で、この電圧補正法を行なった後にも
残る表示のむらを説明する。第14図は、液晶パネル1と
表示内容を示している。この液晶パネル1は一対の基板
2、3で液晶(図示せず。)を挟持し、基板2に横に複
数の走査電極Y1〜Y6が形成され、基板3に縦に複数の信
号電極X1〜X6が形成されている。そして、走査電極Y1〜
Y6と信号電極X1〜X6がそれぞれ交差しているところが表
示ドットとなる。ここで、この液晶パネル1では6×6
の表示ドットであるが、これは説明を簡便にするもの
で、通常ははるかに多い。なお、同図で、ハッチングの
ある表示ドットは点灯していることを示す。(以後、点
灯している表示ドットを点灯ドット、点灯していない表
示ドットを非点灯ドットと言う。)この図では、市松模
様の表示内容を示している。そして、走査電極の左側
に、筆者等が提案した特願昭63−159914号による表示の
むらの改善方法の内の一本おきの表示に対する電圧補正
法による表示パターンによって変化する走査電圧波形が
印加されている。即ち、ある走査電極から次の走査電極
に選択が移行する際に、ある走査電極上の点灯ドット数
と次に選択される走査電極上の点灯ドット数の差Iに応
じて非選択電圧に補正電圧を重畳している。但し、この
図で示される表示内容の場合には、常に、差Iが0であ
るから非選択電圧には補正電圧がかかっていない。そし
て、信号電極は一本おきに交互に上下側から信号電圧波
形が印加されている。なお、液晶パネル1は、ここでは
表示ドットに印加する実効電圧が大きくなると黒くなる
いわゆるポジ表示をするものとする。
同図の表示パターンを実際に表示した際、信号電極X
1、X3、X5が作る表示ドットは上にある表示ドット程薄
くなり、下になる程黒くなる。逆に信号電極X2、X4、X6
が作る表示ドットは下にある表示ドット程薄くなり、上
になる程黒くなる。言い替えれば、信号電圧波形を印加
している側に近い表示ドット程実際に加わる実効電圧が
小さくなっている。
そこで、この表示のむらについて、さらに調査、研究
を重ねた結果、次のようなことを発見した。
これを、第15図(a)〜(c)で説明する。
第15図(a)〜(c)は、第14図の液晶パネル1の各
電圧波形を示す。第15図−(a)は第14図で表示ドット
D31の位置での信号電極X3上の電圧波形を実線で示して
ある。そして、表示ドットD21の位置での信号電極X2上
の電圧波形を点線で示してある。ここで、実線の波形と
点線の波形は若干、ずらして描いてあるが、これは見や
すくするもので、実際は一致している。第15図−(b)
は第14図で表示ドットD21ないしD31の位置での信号電極
X1上の電圧波形を示す。第15図−(c)は第14図で表示
ドットD31の位置での走査電極Y1上の電圧波形と信号電
極X3上の電圧波形の差を示す。即ち、表示ドットD31に
加わる電圧波形を実線で示している。そして、同様に、
第15図−(c)の点線で示す波形は、表示ドットD21に
加わる電圧波形を示している。ハッチングを施した部分
は点灯ドットと非点灯ドットとで加わる電圧の差を示
し、表示むらを発生させる電圧差ではない。ここで、図
中、V0、V1、V2、V3、V4、V5は電圧を示している。そし
て、電圧V5、V3、V0、V4を第1の組の点灯、非点灯、選
択、非選択電圧として、電圧V0、V2、V5、V1を第2の組
の点灯、非点灯、選択、非選択電圧として、選択、非選
択電圧は走査電極に、点灯、非点灯電圧は信号電極に印
加してある。(以後、走査電極に印加する電圧波形を走
査電圧波形、信号電極に印加する波形を信号電圧波形と
言う。)そして、第1、第2の電圧の組は周期的に切り
替わる。この例では、すべての走査電極Y1〜Y6に選択電
圧が加わった後に切り替わる。(この周期を1フレーム
と言い、F1とF2と図中で図示する。) ここで、第15図−(a)で示すようにドットD31の位
置での信号電極X3上にはドットD31と信号電圧波形を印
加する端の距離が短いので、電圧波形に減衰が殆ど無く
ほぼ印加した信号電圧波形がそのまま印加している。し
かし、第15図−(b)で示すようにドットD21位置での
信号電極X2上にはドットD21と信号電圧波形を印加する
端の距離が長いので、電圧波形に大きな減衰やなまりが
生じた信号電圧波形印加している。言い替えれば、信号
電極X1〜X6の持つ電気抵抗と液晶を誘電体とするコンデ
ンサによって形成する積分回路によって、電圧波形に減
衰や大きななまりが生じる。この為、信号電極X1、X3、
X5が点灯(非点灯)電圧から非点灯(点灯電圧)電圧に
切り替わる際に、信号電極X2、X4、X6が点灯(非点灯)
電圧から非点灯(点灯電圧)電圧に切り替わる際より、
大きなスパイク状のノイズを走査電極Y1上に発生させ
る。これによって、信号電極X1、X3、X5が点灯(非点
灯)電圧から非点灯(点灯電圧)電圧に切り替わること
により走査電極Y1上に発生するスパイク状のノイズが支
配的となる。この為、第15図−(c)の実線の波形で示
すように、表示ドットD31に加わる実効電圧は、小さく
なる。そして、点線の波形で示されたように表示ドット
D21に加わる実効電圧は大きくなる。
この時、逆に第14図の走査電極Y6上に発生するノイズ
は信号電極X2、X4、X6の作るノイズが支配的となり、表
示ドットD26に加わる実効電圧は小さくなり、表示ドッ
トD36に加わる実効電圧は大きくなる。
ここで、一般的に説明する。まず、上からn番目の走
査電極を走査電極Yn、左からm番目の信号電極を信号電
極Xm、信号電極Xmと走査電極Ynが交差して作る表示ドッ
トを表示ドットDmnとする。(以後、別段、断わらない
場合は、このように言う。)そして、ここで一方の端
(第14図では上側。)から信号電圧波形が印加する信号
電極の各信号電極と走査電極Ynが作る表示ドットと、走
査電極Yn+1が作る表示ドットが、両方ともに点灯ドッ
トである数をa1、両方ともに非点灯ドットである数をb
1、走査電極Ynと作る表示ドットが点灯ドットで走査電
極Yn+1と作る表示ドットが非点灯ドットである数をc
1、走査電極Ynと作る表示ドットが非点灯ドットで走査
電極Yn+1と作る表示ドットが点灯ドットである数をd1
とし、他方の端(第14図では下側。)から信号電圧波形
が印加する信号電極の各信号電極と走査電極Ynが作る表
示ドットと、走査電極Yn+1とが作る表示ドットが、両
方ともに点灯ドットである数をa2、両方ともに非点灯ド
ットである数を62、走査電極Ynと作る表示ドットが点灯
ドットで走査電極Yn+1と作る表示ドットが非点灯ドッ
トである数をc2、走査電極Ynと作る表示ドットが非点灯
ドットで走査電極Yn+1と作る表示ドットが点灯ドット
である数をd2とする。
又、一方の端(第14図では上側。)から信号電圧波形
が印加する信号電極の各信号電極と走査電極Ynが作る表
示ドットの内、点灯ドット数をN1ON、非点灯ドット数を
N1OFF、走査電極Yn+1と作る表示ドットの内、点灯ド
ット数をM1ON、非点灯ドット数をM1OFFとし、同様に、
他方の端(第14図では下側。)から信号電圧波形が印加
する信号電極の各信号電極と走査電極Ynが作る表示ドッ
トの内、点灯ドット数をN2ON、非点灯ドット数をN
2OFF、走査電極Yn+1と作る表示ドットの内、点灯ドッ
ト数をM2ON、非点灯ドット数をM2OFFとする。
すると、N1ON=a1+c1 N1OFF=b1+d1 M1ON=a1+d1 M1OFF=b1+c1となる。
ここで、数値I1を I1=c1−d1 =N1ON−M1ONとする。
同様に、N2ON=a2+c2 N2OFF=b2+d2 M2ON=a2+d2 M2OFF=b2+c2となる。
ここで、数値I2を I2=c2−d2 =N2ON−M2ONとする。
そして、さらに I(k)=f(k)*I1+f(L−k)*I2 と関数I(k)を定義する。
ここで、f(k)は関数で、kが大きくなると値が小
さくなる関数である。この関数f(k)の意味する所
は、各信号電極が走査電極に発生させるスパイク状のノ
イズの大きさが、信号電圧波形が印加する端(以下、単
に駆動端と言う。)から近い走査電極程、大きくなるこ
とを意味する。
又、Lは、走査電極の総数である。kは、1≦k≦L
である。
すると、結論的に言うと、走査電極Ynから走査電極Yn
+1に選択が移行する際に、k番目の走査電極Yk上に、
関数I(k)の値の絶対値に応じた大きさのスパイク状
のノイズが発生する。即ち、関数I(k)の値が大きく
なると大きなノイズが発生する。そして、このノイズの
発生する向きは、関数I(k)の値の正負による。
即ち、走査電極Ykに於て、この関数I(k)の値に応
じたスパイク状のノイズの電圧の向きと各信号電極に印
加する電圧波形の変化が同相である時、この信号電極と
走査電極Ykが作る表示ドットに印加する実効電圧は小さ
くなって表示が薄くなり、逆相の時は、大きくなって、
濃くなる。以上、述べたような機構により、表示のむら
が残る。
又、第16図と第17図で、電圧補正法を行なった後にも
残る異なる表示のむらを説明する。第16図と第17図は液
晶パネル1とそれぞれ異なった表示内容を示している。
図で、液晶パネル1は第14図の液晶パネル1と全く同じ
構造を持つ。そこで、同番号を付して説明を省略する。
そして第16図、第17図で、走査電極Y1〜Y6の左側に、筆
者等が提出した特許出願(昭和63−159914)による表示
のむらの改善方法の内の横糸ひきによる表示むらに対す
る電圧補正法による、表示パターンによって変化する走
査電圧波形が印加されている。すなわち、選択される走
査電極上の点灯ドット数Zに応じて選択電圧に補正電圧
を重畳している。ここで、第16図と第17図の表示内容は
合同な四角形をそれぞれ左端と右端に寄せた位置に表示
していることを示している。従って、第16図と第17図の
表示を行うと、全く同じ補正電圧が第16図と第17図の液
晶パネル1の各走査電極Y1〜Y6に加わる。
しかし、第16図の場合には、補正電圧が多すぎて、表
示された四角の横手方向に濃くなる表示むらが発生す
る。逆に第17図の場合には、補正電圧が少なく、横糸ひ
きによる表示のむらが残る。即ち、表示された四角の横
手方向に薄くなる表示のむらが、発生したままになる。
これは、液晶パネル1を構成する各走査電極Y1〜Y6の抵
抗と表示ドットの作るコンデンサが積分回路を構成して
いることを点灯ドットが非点灯ドットに比べ大きな容量
を持つコンデンサを形成することによる。即ち、走査電
圧波形が加わる端(以下、単に駆動端と言う。)から遠
い所にある点灯ドットの波形をなまらす影響は近い所に
ある点灯ドットの影響より大きくなる。この為、遠い所
に点灯ドットが存在すると大きななまりを生ずる。これ
によって各走査電極Y1〜Y6の駆動端から遠い位置に点灯
ドットがあると、補正電圧を含む走査電圧波形がなま
る。その為、表示ドットに加わる実効電圧が小さくなる
からである。
ここで、一般的に説明すると、s本の走査電極Y1〜Ys
の内、選択されている走査電極について、この走査電極
とp本の信号電極X1〜Xpの各信号電極Xi(i=1、2
…、p)が作る表示ドットの位置をiとし、 で計算される数値Z′に応じた程度の横糸ひきによる表
示のむらが発生する。
ここで、関数q(i)は変数iが大きくなると大きく
なる増加関数である。
そして、関数δ(i)は選択されている走査電極上の
iの位置にある表示ドットが点灯の場合に1となり、非
点灯の場合に0となる関数である。
従って、数値Z′は、走査電極の供給端から遠い点灯
ドットにより大きな重み付けをして点灯ドット数を求め
たものである。
従って、 で求めた数値Zによる従来の横糸ひきによる表示のむら
に対する電圧補正法では完全に表示のむらを解消出来な
かった。
以上、述べたような機構によっても表示のむらが発生
する。そのため、表示品位を低下させていた。
そこで、本発明は、筆者等が提案した特願昭63−1599
14号による表示のむらの改善方法、即ち上記表示内容の
規則性を定量滴に抽出し、この抽出量に対応した補正を
行なう方法に於て、抽出量を計算する際に、表示パター
ンの表示位置と走査電極ないし信号電極の駆動端との位
置関係を考慮することによって、表示のむらをさらに改
善し、表示品位を高め見やすい液晶表示装置を提供する
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の液晶装置は、液晶層を挟持する一対の基板の
うち一方の基板に走査電極群が形成され、他方の基板に
信号電極群が形成されてなり、前記走査電極群に走査電
圧波形を印加する手段と、前記信号電極群に信号電圧波
形を印加する手段と、前記信号電圧波形の電圧レベルが
変化するときに発生する前記液晶層に印加される実効電
圧のずれを補償する補正電圧を前記走査電圧波形に重畳
させる手段とを有する液晶装置であって、前記補正電圧
を前記信号電極に電圧波形が印加される側の端部から選
択される前記走査電極までの距離に応じて異ならせたこ
とを有することを特徴する。
又、本発明の液晶装置の駆動方法は、液晶層を挟持す
る一対の基板のうち一方の基板に走査電極群が形成さ
れ、他方の基板に信号電極群が形成されてなり、前記走
査電極群に走査電圧波形を印加し、前記信号電極群に信
号電圧波形を印加し、前記信号電圧波形の電圧レベルが
変化するときに発生する前記液晶層に印加される実効電
圧のずれを補償する補正電圧を前記走査電圧波形に重畳
させて印加してなる液晶装置の駆動方法であって、前記
補正電圧を前記信号電極に電圧波形が印加される側の端
部から選択される前記走査電極までの距離に応じて異な
らせて前記液晶層に印加してなることを有することを特
徴する。
〔作用〕
上記の構成により、液晶パネルが表示する文字や図形
のパターンの表示位置と電極の駆動端との位置関係を考
慮した補正電圧を供給する事が出来る。
又、補正電圧の量を各電極毎に変化させて供給する事
が出来る。
〔実施例〕
実施例1 以下、実施例を用いて具体的に説明する。先ず、市松
模様を表示したときに発生する表示のむらに対する実施
例を説明する。
前記したように表示のむらの程度は、選択されている
走査電極上の点灯ドット数と次に選択される走査電極上
の点灯ドット数の差を信号電極の駆動端からの位置を考
慮して足し合わせたもので決まる。従って、この足し合
わせを液晶表示装置を動作させながら計算しこの結果に
対応した波形補正をすれば良い。このような補正を行な
うための具体的な液晶表示装置の一実施例を示す。
第1図は本実施例の構成を示す。図で、101は液晶ユ
ニットで、液晶パネル201と走査電極駆動回路205と信号
電極駆動回路213からなる。102は液晶表示装置の動作を
制御するための一連の制御信号で、ラッチ信号LP、フレ
ーム信号FR、データイン信号DIN、Xドライバシフトク
ロック信号SCL、その他からなる。103はデータ信号で、
表示パターンを決める信号である。データ信号103は信
号XSCLの立ち上がりで変化し、立ち下がりで液晶ユニッ
ト101と電圧波形補正回路104に取り込まれる。104は電
圧波形補正回路(以後、補正回路と略称する。)、105
は電源回路、108は信号LPに同期したクロック信号110を
作る回路(以後、分周回路と略称する。)である。そし
て106は電源回路105から出力される走査電極を駆動する
のに必要な2組の走査電極用の電源(以後、Y電源と言
う。)である。107は電源回路105から出力される信号電
極を駆動するのに必要な2組の信号電極用の電源(以
後、X電源と言う。)である。また、109は補正回路104
が出力される補正電圧の量を決める補正信号である。さ
らに110は分周回路108から出力される信号LPに同期した
信号(以後、補正用クロックと言う。)である。
ここで、第1図の各構成要素の具体的構成の一例を示
す。第2図は液晶ユニット101の具体的な構成の一例を
示す。図に於いて、201は液晶パネルで、液晶層を挟む
一対の基板202・203の一方の基板202上に並んだ走査電
極Y1〜Y6が形成され、他方の基板203上に縦に並んだ信
号電極X1〜X6が形成されている。ここで、信号電極X1、
X3、X5は信号電圧波形を供給する端子を上側に持ち、X
2、X4、X6は下側に端子を持つ。そして走査電極Y1〜Y6
と信号電極X1〜X6が交差して表示ドット204が形成され
る。なお、上記液晶パネル201は6×6ドット構成にな
っているが、これは説明を簡便にするためであり、これ
に限るものではない。205は走査電極駆動回路(以後、
Yドライバと言う。)で、シフトレジスタ回路206と複
数のビットからなるレジスタが同時にシフトするシフト
レジスタ回路207とラッチ回路208とカウンタ回路209と
一致検出回路210とスイッチ回路211とレベルシフタ回路
212から構成されている。そして、レベルシフタ回路212
の出力は液晶パネル201の各走査電極Y1〜Y6に導かれ
る。ここで、第3図にYドライバ205のさらに詳しい具
体的な一例を示し、Yドライバの詳しい説明を行なう。
図に於て、206はシフトレジスタ回路で信号LPの立ち下
がりで信号DINを取り込み、信号LPの立ち下がりで順
次、信号DINをシフトレジスタ回路206の各レジスタ内に
転送する。ここで、信号DINは高電位“H"を能動“1"と
し、通常、走査電極Y1〜Y6の数かそれ以上の数の信号LP
の数の間隔で1度出力される。従って、シフトレジスタ
206内を“1"のデータが通過し、それ以外は非能動“0"
となる。ここで、各レジスタはそのレジスタの内容をそ
れぞれ制御信号COとして出力する。
207は複数のビットからなるレジスタによって構成さ
れたシフトレジスタ回路で本実施例では1つのレジスタ
が5ビットで構成されている。このシフトレジスタは補
正信号109を構成するY補正シフトクロック(以後、信
号YCSCLと言う。)によって動作し、補正信号109を構成
する補正電圧の量を決定する強度信号(本実施例では4
ビット、I0〜I3)と補正電圧の極性を決定する符号信号
Fを信号YCSCLで、順次、取り込む。
208はラッチ回路で、信号LPによってシフトレジスタ
回路207の内容を取り込む。
209はカウンタ回路で、強度信号I0〜I3のビット数と
同じビット数を持つアップカウンタである。このカウン
タ209は補正用クロック110によりカウントアップし、信
号LPによって0にリセットする。
210は一致検出回路で、各回路210はラッチ回路208の
各対応するレジスタとカウンタ回路209の出力とを比べ
一致しているかどうかを検出する。即ち、一致した時、
能動“1"となる制御信号C2を出力する。この時、レジス
タに取り込まれた符号信号Fの内容(これを、制御信号
C1とする)が、符号信号Fが負を示している(符号信号
Fが能動“1"である)場合には、シフトレジスタの内容
が2の補数で表現された負の数値なので、シフトレジス
タの各々のビットを反転させて表わされる数値に1を加
えたものと一致しているかどうかを検出する。検出結果
は次の信号LPがくるまで保持される。
211はスイッチ回路である。Y電源106を構成する10個
の電圧V0、V1U、V1、V1L、V2、V3、V4U、V4、V4L、V5の
内、電圧V0、V4U、V4、V4Lを第1の電圧の組、電圧V5、
V1L、V1、V1Uを第2の電圧の組に分けて、信号FRによっ
てこの2組の電圧のいずれか一方に切り替えるスイッチ
回路である。
ここで、電圧V0、V4U、V4、V4Lをそれぞれ第1の電圧
の組の選択電圧、補正電圧(U)、非選択電圧、補正電
圧(L)と言うことにする。又、補正電圧(U)と
(L)をまとめて単に補正電圧と言う。同様に、電圧V
5、V1L、V1、V1Uを第2の電圧の組の選択電圧、補正電
圧(U)、非選択電圧、補正電圧(L)と言う。
212はレベルシフタ回路で、複数の4回路1接点のス
イッチから構成されている。
そして、制御信号C0が“1"の時、 各スイッチはS1を選択する。即ち、選択電圧を選択す
る。
そして、制御信号C0が“0"であって、制御信号C2が
“1"である時、 各スイッチはS3を選択する。即ち、非選択電圧を選択す
る。
そして、制御信号C0とC2がともに“0"であって、制御
信号C1が“0"である時、各スイッチはS2を選択し、C1が
“1"である時、S4を選択する。
Yドライバ205の構成は以上のようになっている。な
お、シフトレジスタ回路207は強度信号I0〜I3と符号信
号Fの為に5ビット構成になっているが、強度信号のビ
ット数を増減することによってこのシフトレジスタ回路
207のビット数を適宜増減しても構わない。
なお、シフトレジスタ206と207を構成するレジスタの
数、ラッチ回路208、一致検出回路の数、レベルシフタ
回路を構成するスイッチの数は図で示してあるように第
2図の液晶パネルの走査電極Y1〜Y6の数に等しくなって
いる。
ここで、Yドライバ205の動作を説明する。第3図
で、信号DINを信号LPに同期してシフトレジスタ206に取
り込み、転送する。その結果レベルシフタ回路212はそ
れに対応して、順次、選択電圧を出力していく。(以
後、選択電圧を出力するスイッチを選択されたスイッチ
と言い、その他の電圧を出力するスイッチを選択されて
いないスイッチと言う。)又、これと同期して、信号LP
の1周期の間に、強度信号I0〜I3、符号信号Fが信号YC
SCLによって、シフトレジスタ回路207に取り込まれる。
そして、強度信号I0〜I3で表わされた数値の絶対値とカ
ウンタ209が補正用クロックによって、カウントアップ
していく数値が一致するまで、補正電圧(U)ないし
(L)を選択されていない各スイッチが出力する。ここ
で、補正電圧(U)と(L)のいずれを出力するかは、
制御信号C1による。言い替えれば、符号信号Fが“0"か
ら“1"かによって決まる。そして、カウンタ回路209の
数値と一致すると選択されていない各スイッチは非選択
電圧を出力する。よって、選択されていないスイッチは
強度信号I0〜I3の表わす数値の絶対値が大きいほどより
長い時間、補正電圧を出力する。Yドライバの構成と動
作は以上のようになっている。
ここで、第2図にもどる。図で、213は信号電極駆動
回路(以後、Xドライバと言う。)はシフトレジスタ回
路214とラッチ回路215とレベルシフタ回路216から構成
されている。そして、レベルシフタ回路216の出力は液
晶パネル201の各信号電極X1〜X6に導かれる。
シフトレジスタ回路214は、表示パターンを決める、
点灯か非点灯かを示すデータ信号103を信号XSCLをクロ
ックとして取り込む。(ここで、点灯を能動“1"、非点
灯を非能動“0"とする。)そして、信号電極X1〜X6に対
応して全てのデータ信号103を取り込んだ後、信号LPに
よってラッチ回路215に取り込まれる。そして、ラッチ
回路215の内容と信号FRに従って、レベルシフタ回路は
所定の電圧を出力する。即ち、X電源107を構成する4
個の電圧V0、V2、V3、V5の内、電圧V5、V3を第1の電圧
の組、電圧V0、V2を第2の電圧の組に分けて、信号FRに
よってこの2組の電圧のいずれか一方をとる。(ここ
で、第1の組の電圧V5、V3をそれぞれ第1の組の点灯電
圧、非点灯電圧と言い、第2の組の電圧V0、V2をそれぞ
れ第2の組の点灯電圧、非点灯電圧と言う。)そして、
ラッチ回路215の内容が“1"ならば、信号FRによって決
められた一方の組の点灯電圧を出力し、“0"ならば、非
点灯電圧を出力する。
液晶ユニット101は以上のような構成となっている。
従って、液晶ユニット101は、信号DIN、LPに同期して、
走査電極Y1〜Y6に順次、選択電圧が加わり、これに同期
して、表示パターンに応じた点灯若しくは、非点灯電圧
が信号電極X1〜X6に加わり、液晶パネル201が表示す
る。この時、選択電圧の加わっていない走査電極Y1〜Y6
には、補正信号109の強度信号I0〜I3と符号信号Fに応
じた長さと極性の補正電圧が非選択電圧の代わりに印加
する。
液晶ユニット101は以上の構成と動作を行なう。
次に第1図で、104は補正回路で、第2図の液晶パネ
ル201のある走査電極Ynと次の走査電極Yn+1(n=
1、2、…5、6但し、n=6の時はn+1のかわりに
1となる。)上の点灯ドット204の数をそれぞれ信号電
極x1〜x6の駆動波形を印加する端からの距離を考慮して
計数しその差から強度信号I0〜I3と符号信号Fを作る回
路である。第4図に具体的な一構成例を示し、詳しく説
明する。第4図で、401はトグルフリップフロップ回路
(以下T−F/Fと言う。)、402UとLはゲート回路、40
3、404はカウンタ回路、405UとLは乗数発生回路、406U
とLはカウンタ回路、407UとLはラッチ回路、408UとL
は引算を行なう演算回路、409UとLは記憶素子、410Uと
Lはラッチ回路、411UとLは乗算を行なう演算回路、41
2は足し算と割り算を行なう演算回路である。
ここで、T−F/F回路401は、信号LPでリセットがかか
り“0"を出力し、ゲート回路402Lには能動入力として働
き、ゲート402Uには非能動入力として働く。そして、信
号XSCLによるクロックが入ると、これが反転する。この
為、第2図の液晶パネル201の信号電極X1〜X6の偶数電
極X2、X4、X6に対応するデータ信号が第4図のゲート回
路402UとLに入ってくる時、ゲート回路402Lのみが能動
となり、データ信号をそのまま出力する。そして、ゲー
ト回路402Uの出力はデータ信号に関わらず非能動とな
る。逆に、第2図の奇数電極X1、X3、X5に対応するデー
タ信号が第4図のゲート回路402UとLに入る時、ゲート
回路402Uのみが能動となり、データ信号をそのまま出力
する。そして、ゲート回路402Lの出力はデータ信号に関
わらず非能動となる。即ち、この3個の回路は信号電極
の上から駆動している電極に関するデータ信号と下から
駆動される電極に関するデータ信号を分離する。この分
離したデータ信号をそれぞれ上データ信号、下データ信
号と言う。
カウンタ406UとLは上記の分離したデータ信号毎に点
灯を示す“1"の状態の数を計数する。
即ち、信号XSCLが立ち下がる際にゲート402U、Lの出
力が能動である時のみカウンタ406UとLは加算する。こ
の加算結果(この数値を、N1ON、N2ONとする。)は、信
号LPに同期して、それぞれ、ラッチ回路407UとLに取り
込まれる。この取り込み寸前のラッチ回路407U、Lの数
値(この数値をM1ON、M2ONとする。)とカウンタ406Uと
Lの数値N1ON、N2ONのそれぞれの引算を演算回路408Uと
Lで行なう。ここで、この演算結果を I1=N1ON−M1ON、 I2=N2ON−M2ONとする。
ここで、カウンタ403は第2図の走査電極Y1〜Y6の数
だけの状態を表わせるアップカウンタ回路で、本実施例
では0から5までアップカウントし、信号DINによって
0にリセットされる。この第4図のカウンタ403の出力
は記憶素子(以後、メモリと言う)。409UとLのアドレ
スとして用いる。アドレスの値は第2図の液晶パネル20
1の走査電極Ynに選択電圧が加わっている時にn−1と
なっている。
そして、先に述べた数値I1、I2をそれぞれメモリ409U
とLにカウンタ403の示すアドレスへ書き込む。
具体的に動作を説明すると、第2図の走査電極Ynに選
択電圧が加わっている期間に、カウンタ406UとLはそれ
ぞれYn+1上の点灯ドット数N1ON、N2ONを計数する。そ
して走査電極Yn+1に選択電圧が加わる直前にラッチ回
路408UとLに保持してある数値M1ON、M2ON、即ち、走査
電極Yn上の点灯ドット数、との差I1、I2を計算し、それ
ぞれメモリ409UとLのn−1番地に書き込む。この動作
が、nが0から6まで行き0にもどり繰り返される。即
ち、メモリ409UとLには、 0番地に走査電極Y1とY2上の点灯ドット数の差I1とI2
がそれぞれ格納されている。
1〜5番地にはそれぞれ走査電極Y2とY3、Y3とY4、Y4
とY5、Y5とY1上の点灯ドット数の差I1、I2が格納されて
いる。
ここで、カウンタ404は走査電極Y1〜Y6の数だけの状
態を表わせるアップカウンタ回路で、本実施例では0か
ら5までアップカウントし、信号LPによって0にリセッ
トされる。このカウンタ404に入力するクロック(この
クロックを信号YCSCLと言う。)は、信号LPの1周期内
に走査電極Y1〜Y6の数だけ変化するクロックであればな
んでも良く本実施例では信号XSCLを信号YCSCLとしてい
る。このカウンタ404の出力は乗数発生回路405UとLの
アドレスとして用いられる。
405UとLは乗数を発生する回路で、読みだし専用記憶
素子(以後、ROMと言う。)やダイオードマトリクス等
で構成された数値テーブルであり、入力するアドレスを
変数とした関数の値を発生する回路である。即ち、405U
はアドレスをkとすると、 f(K)なる数値を返す関数テーブルである。関数f
(k)はkが大きくなると値が小さくなる減少関数であ
る。関数の形は実験等で例えば求める。ここでは説明を
簡単にするために次のように直線的に変化する関数にし
てある。
k=0の時、f(0)=15 k=1の時、f(1)=14 k=2の時、f(2)=13 k=3の時、f(3)=12 k=4の時、f(4)=11 k=5の時、f(5)=10 同様に、乗数発生回路405Lは、 f(L−k)で定義できる関数を発生する回路であ
る。ここで、Lは走査電極Y1〜Y6の数から1引いた数で
ある。本実施例では、L=5である。
そして、第2図の液晶パネル201の走査電極Ynに選択
電圧が印加している期間に、第4図の乗算を行なう演算
回路411UとLは、それぞれカウンタ403示すアドレス
(n−1番地)のメモリ409UとLの内容と乗数発生回路
405UとLのかけ算を行なう。この時、信号YCSCLによっ
てカウンタ404がアップカウントされるので、乗数発生
回路405UとLの出力する値は、信号YCSCLに同期して変
化する。言い替えれば、信号YCSCLに同期して演算回路4
11UとLの演算結果はそれぞれ次のようになる。
f(0)*I1、f(5)*I2 f(1)*I1、f(4)*I2 f(2)*I1、f(3)*I2 f(3)*I1、f(2)*I2 f(4)*I1、f(1)*I2 f(5)*I1、f(0)*I2 そして、この結果を足し算と割り算を行なう演算回路41
2でこの2つを足し合わせ、そしてその結果を4で割
る。その数値をIとすると、 I={f(0)*I1+f(5)*I2}/4 I={f(1)*I1+f(4)*I2}/4 I={f(2)*I1+f(3)*I2}/4 I={f(3)*I1+f(2)*I2}/4 I={f(4)*I1+f(1)*I2}/4 I={f(5)*I1+f(0)*I2}/4 が、順次、信号YCSCLに同期して出力される。なお、出
力される数値が負の時には2の補数で表現してある。4
で割る理由は第3図のシフトレジスタ回路207が符号信
号Fを除くと4ビット構成になっているために数値Iが
この4ビット内に納まるようにするものである。従って
本質的なものではない。
一般的に説明すると、第2図の液晶パネル201の走査
電極Ynが選択されている期間に、走査電極YnとYn+1上
の点灯ドット数の差I1、I2のそれぞれにf(n−1)、
f(L−n+1)を掛けた後、この2つの結果を足し合
わせた結果I=f(n−1)*I1+F(L−n+1)*
I2を信号YCSCLに同期して、順次、出力する。この結果
の大きさを強度信号I0〜I3、正負を符号信号Fとして、
信号YCSCLとともに第1図の補正信号109として、出力す
る。補正回路104は、以上の構成と動作をする。ここ
で、この構成はこれに限定されるものではなく、例え
ば、第4図ではI=f(n−1)*I1+F(L−n+
1)*I2を405UとLと411UとLと412の回路で実時間で
計算させているが、CPU等で予め計算させ、新たに設け
たメモリに書き込み、カウンタ403、404の出力をアドレ
スとして順次、読みだして、補正信号109として出力し
ても構わない。
第1図の電源回路105の具体的構成の一例を第5図に
示す。図で、501〜509は抵抗器であり、直列に接続して
ある。そしてその両端に電圧V0、V5が印加してる。これ
らの抵抗器501〜509は電圧分割回路として働く。ここ
で、各抵抗器501〜509に発生する電圧を上からV0、V1
U、V1、V1L、V2、V3、V4U、V4、V4L、V5とすると、 V≡V0−V1 =V1−V2 =V3−V4 =V4−V5、 V2−V3=a*V、aは定数で、1〜50程度の値をとる。
V1U−V1=V4−V4L、 V1−V1L=V4U−V4、 の4式が成り立つように各抵抗器501−509の抵抗値が設
定してある。
510は抵抗器501−509が作る各電圧をその電圧を変え
ず、インピーダンスのみを下げる電圧安定化回路で、演
算増幅回路によるボルテージホロワ回路やトランジスタ
によるエミッタホロワ回路等で構成してある。電圧安定
化回路510は図で示すように抵抗器501〜509によって分
割された各電圧にそれぞれ設けられている。
以上の構成となっており、電圧V0、V1U、V1、V1L、V4
U、V4、V4L、V5をY電源106、電圧V0、V2、V3、V5をX
線源として第1図の液晶ユニット101に供給している。
第1図で、108は補正用クロック110を作る回路で、信
号LPに同期したクロックを作る。このクロック110は例
えば、信号XSCLを分周するか逓倍したものを使用しても
良く、又PLL回路で構成しても良い。この時、必ずしも
このクロック110は常に同じ周期でなく、例えば信号LP
に同期して徐々に周期が大きくあるいは小さくなるよう
にしても良い。このクロックの周期は例えば、実験によ
って求める。本実施例では、信号LPの1周期内に16周期
を持つようにしてある。
第1図の液晶表示装置は以上の構成になっている。
ここで、実際に市松模様を表示した場合で、本実施例
の動作を説明する。第6図は第2図の液晶パネル201が
表示する表示内容を示す図である。
第6図で、ハッチングしてある表示ドットが点灯を表
わしており、この表示例では市松模様を表示しているこ
とを示している。この表示をした時の本実施例は次のよ
うに動作する。
まず、第1図の補正回路104は、第2図の液晶パネル2
01の走査電極Y1〜Y6の内、Ynが選択されている時に走査
電極Yn+1と駆動端が上にある信号電極X1、X3、X5とが
作る表示ドットの内点灯しているものの数N1ONと駆動端
が下にある信号電極X2、X4、X6とが作る表示ドットの内
点灯しているものの数N2ONを別々に計数する。
そして、走査電極Yn+1が次に選択される直前に、こ
の計数した値と補正回路104の第4図に示すラッチ回路4
07UとLに保持してあった走査電極Ynと駆動端が上にあ
る信号電極X1、X3、X5とが作る表示ドットの内点灯して
いるものの数M1ONと駆動端が下にある信号電極X2、X4、
X6とが作る表示ドットの内点灯しているものの数M2ON
それぞれの差I1、I2を I1=N1ON−M1ON、 I2=N2ON−M2ON、として求め、メモリ409UとLのn−1
番地に書き込む。これが、nが1から5、5から1と繰
り返される。従って、メモリ409UとLにはすべての走査
電極Y1〜Y6に関する差I1、I2が書き込まれる。第6図の
表示の場合には、メモリ409Uには0から5番地に順に−
2、2、−2、2、−2、2が書き込まれ、メモリ409L
には順に2、−2、2、−2、2、−2が書き込まれ
る。
このメモリ409UとLへの書き込み動作と平行してこの
メモリ409UとLのn−1番地の値I1、I2に対して{f
(k−1)*I1+f(L−k+1)*I2}/4なる演算を
k=1、2、…6に対して順次行い、この結果を順次、
第2図のYドライバ内のシフトレジスタ回路207に転送
する。
ここで、例えばn=3の時、アドレスn−1=2番地
のメモリ409UとLの値−2、2を数値I1、L2として上記
の演算を行なう。これによって、走査電極Y(n+1)
が次に選択される直前に、シフトレジスタ回路207に
は、上から、 I={f(0)*I1+f(5)*I2}/4 ={15*(−2)+10*2}/4 ≒−3 I={f(1)*I1+f(4)*I2}/4 ={14*(−2)+11*2}/4 ≒−2 I={f(2)*I1+f(3)*I2}/4 ={13*(−2)+12*2}/4 ≒−1 I={f(3)*I1+f(2)*I2}/4 ={12*(−2)+13*2}/4 ≒1 I={f(4)*I1+f(1)*I2}/4 ={11*(−2)+14*2}/4 ≒2 I={f(5)*I1+f(0)*I2}/4 ={10*(−2)+15*2}/4 ≒3 が取り込まれる。ここで、各数値Iは、その数
値の小数点以下を四捨五入してある。
そして、信号LPが立ち下がり、走査電極Yn+1が選択
される時に、これらの値はラッチ回路208に取り込まれ
る。これと同時に、カウンタ209は0にリセットされ
る。そして、その後、補正用クロック110によってカウ
ントアップしていく。
ここで、n=3より、選択している走査電極Yn+1は
走査電極Y4となるから、レベルシフタ回路212の各スイ
ッチは上からS4(補正電圧(L))、S2(補正電圧
(U))、S4(補正電圧(L))、S1(選択電圧)、S4
(補正電圧(L))、S2(補正電圧(U))、を選択
し、それぞれ液晶パネル201の各走査電極Y1〜Y6に出力
する。
そして、S2ないしS4を選択している各スイッチは、そ
れぞれ対応するラッチ回路208の示す数だけ補正用クロ
ック110がカウンタ209に入力し、カウンタ209の出力が
それぞれ対応するラッチ回路208の示す数と一致するま
で、この状態を維持する。そして、一致すると、各スイ
ッチはS3(非選択電圧)を選択しそれを出力する。即
ち、補正電圧(U)と(L)のいずれかを取るのは数値
Iが正か負かにより、数値Iの絶対値が大きい程長い時
間、補正電圧が非選択電圧の代わりに選択される。
このようにして、液晶パネル201の走査電極Y1〜Y6に
電圧が供給される。
この時、選択される走査電極Yn+1上に各信号電極X1
〜X6がそれぞれ作る表示ドットが点灯ならば、点灯電圧
を、非点灯ならば非点灯電圧を各信号電極X1〜X6に供給
するようにXドライバ213は動作する。
以上、述べたように本実施例の液晶表示装置は動作す
る。ここで、第6図で示した表示を行なった時の液晶パ
ネル201の走査電極Y1〜Y6と信号電極X1〜X6に加わる電
圧波形を第7図(a)〜(g)に示して、さらに詳しく
動作を説明する。第7図(a)は、第6図で、表示ドッ
トD31、D51の位置での信号電極X3、X5の電圧波形を実線
で示し、表示ドットD21、D41の位置での信号電極X2、X4
の電圧波形を破線で示している。同図(b)は、走査電
極Y1に印加する電圧波形を実線で示し、走査電極Y1の表
示ドットD31の位置に発生しようとする波形の乱れを破
線でしめしている。同様に、同図(c)は、走査電極Y2
に印加する電圧波形と、表示ドットD32の位置に発生し
ようとする波形の乱れを、同図(d)は、走査電極Y3に
印加する電圧波形と、表示ドットD33の位置に発生しよ
うとする波形の乱れを、同図(e)は、走査電極Y4に印
加する電圧波形と、表示ドットD34の位置に発生しよう
とする波形の乱れを、同図(f)は、走査電極Y5に印加
する電圧波形と、表示ドットD35の位置に発生しようと
する波形の乱れを、同図(g)は、走査電極Y6に印加す
る電圧波形と、表示ドットD36の位置に発生しようとす
る波形の乱れを、それぞれ実線と破線で示している。第
7図(a)〜(g)から、同図(a)に実線で示す電圧
波形の変化の影響を上に位置する走査電極Y1、Y2、Y3の
順に大きく受け、この電圧波形の変化の向きに走査電極
Y1、Y2、Y3上に影響の大きさに応じた波形の乱れが発生
しようとするのが解る。同様に、下に位置する走査電極
Y6、Y5、Y4の順に、下から信号電圧波形が供給されてい
る信号電極X2、X4の電圧波形の変化の影響を受け、それ
に応じた波形の乱れが発生しようとしていることが解
る。しかし、同図(b)〜(g)の実線で示す波形から
解るように、各走査電極Y1〜Y6に発生しようとする波形
の乱れに対して、第2図のYドライバ205は、各走査電
極Y1〜Y6に発生しようとする波形の乱れの向きと逆向き
の補正電圧(U)もしくは(L)を非選択電圧の代わり
に出力する。そして、出力する時間は各走査電極Y1〜Y6
に発生しようとする波形の乱れの大きさにおうじて増減
する。即ち、大きな乱れに対しては、長い時間、小さな
乱れに対しては、短い時間だけ補正電圧を供給し、その
後、非選択電圧を供給する。
従って、各走査電極Y1〜Y6に発生しようとする波形の
乱れは略キャンセルされる。これにより、液晶パネル20
1の各表示ドットに加わる実効電圧に差異がなくなり、
表示のむらが解消される。
以上、述べたようにある選択されている走査電極と次
に選択される走査電極上の点灯ドット数の差を計算する
際に、表示パターンと駆動電圧波形を駆動する端との位
置を考慮し、またこの差に基づいて走査電極に加える補
正電圧の量を各電極毎に異ならせることによって表示の
むらを解消できる。
実施例2 なお、実施例1では、信号電極が交互に上下から信号
電圧波形を供給する液晶パネルについて述べたが一方か
ら供給する場合でも当然、効果がある。例えば、上から
供給される場合を考える。第4図のT−F/F401の出力の
代わりに常に“1"なる信号をゲート回路402UとLに供給
すればよい。(これは、各回路402L、406L〜410Lを非動
作状態にするのと同じことを意味する。従って、これら
の回路は不要となる。また、これに付随して回路405Lも
不用となり、回路412も、411Lからの入力が常に0とな
るから、簡略化出来る)これによって、数値1は、 I=(I1+I2)*f(k)として計算される。
この数値Iに基づいて実施例1と同様の動作を行なう
ことにより同様の効果が得られる。
実施例3 又、実施例1、2では、信号電極の一方からのみ信号
電圧波形を供給する液晶パネルについて延べたが、両端
から供給する場合でも効果がある。
即ち、実施例1で、数値Iを計算する際に、関数f
(k)を関数g(|k−L/2|)で置き換えて計算すれば良
い。ここで、関数g(x)は、数値xが大きくなると大
きくなる増加関数である。
この数値Iに基づいて実施例1と同様の動作を行なう
ことにより同様の効果が得られる。
なお、実施例1〜3に於て、補正量を調整する方法と
して補正電圧と非選択電圧の電圧差を一定にし、補正電
圧が印加する時間を増減させる方法(以後、これを時間
軸補正と言う。)を用いたが、他に補正電圧を加える時
間を一定にし、補正電圧と非選択電圧の差を変化させて
も良い。(これを電圧軸補正と言う。)また、この補正
電圧を加える時間と電圧を両方変化させても良い。(こ
れを時間電圧軸補正と言う。)また、必要とする補正量
に応じて波高値が変化する指数関数で表わされる波形や
三角形の形をした波形を補正電圧としても良い。(これ
を関数波形補正と言う。) 実施例4 次に横糸ひきによる表示むらに対する実施例を説明す
る。
前記したように、走査電極Y1〜Ysの内、選択されてい
る走査電極について、この走査電極と各信号電極Xp(p
=1、2…、r)が作る表示ドットの位置をpとし、 で計算される数値Z′に応じた程度の横糸ひきによる表
示のむらが発生する。言い替えれば、この数値Z′に応
じて、この対象となっている走査電極上の表示ドットに
加わる実効電圧が小さくなる。従って、液晶表示装置を
動作させながら、数値Z′を計算し、この数値Z′に応
じた補正をすれば良い。これを具体的な一構成例で説明
する。第8図は本実施例の構成を示す。第8図で、102
と103は第1図と同じ制御信号、データ信号で同じもの
であるので、同番号を付け、説明を省略する。801は液
晶ユニットで、液晶パネル201と走査電極駆動回路805と
信号電極駆動回路213からなる。804は電圧波形補正回路
(以後、補正回路と略称する。)で数値Z′を計算しこ
の数値に応じた長さの時間だけ能動となる補正信号809
を作る。805は電源回路である。そして、806は電源回路
805から出力される走査電極を駆動するのに必要な2組
の走査電極用の電源(選択電圧と非選択電圧からなり、
以後、Y電源と言う。)である。そして、電源回路805
は補正信号809が能動の時と非能動の時とで異なった電
圧をY電源806の選択電圧として出力する。106は電源回
路805から出力される信号電極を駆動するのに必要な2
組の信号電極用の電源(以後、X電源と言う。)であり
第1図のX電源107と同じものである。また、809は補正
回路804から出力される補正電圧の量を決める補正信号
である。
ここで、第8図の各構成要素の具体的構成の一例を示
す。第9図は液晶ユニット801の具体的な構成の一例を
示す。図に於て、201は液晶パネルで、実施例1と同じ
ものである。805は走査電極駆動回路(以後、Yドライ
バと言う。)で、シフトレジスタ回路206とスイッチ回
路911とレベルシフタ回路912から構成されている。そし
て、レベルシフタ回路912の出力は液晶パネル201の各走
査電極Y1〜Y6に導かれる。シフトレジスタ回路206は実
施例1と同じで説明を省略する。スイッチ回路911は第
8図の電源回路804から出力されるY電源806の2組の電
圧の組から1つの組を信号FRによって選択する。即ち、
Y電源806を構成する4個の電圧V0′、V1、V4、V5′の
内、電圧V0′、V4を第1の電圧の組、電圧V5′、V1を第
2の電圧の組に分けて、信号FRによってこの2組の電圧
のいずれか一方に切り替えるスイッチ回路である。ここ
で、電圧V0′、V4をそれぞれ第1の電圧の組の選択電
圧、非選択電圧と言うことにする。同様に、電圧V5′、
V1を第2の電圧の組の選択電圧、非選択電圧と言う。ス
イッチ回路911が選択した2組の何れかの電圧がレベル
シフタ回路912に供給される。
912はレベルシフタ回路で、複数の2回路1接点のス
イッチから構成されており、シフトレジスタ206の内容
により切り替わる。
即ち、その内容が“1"の時、 各スイッチを選択電圧を選択し、対応する各走査電極Y1
〜Y6に出力する。
そして、“0"のとき、 各スイッチは非選択電圧を選択し、対応する各走査電極
Y1〜Y6に出力する。
Yドライバ905の構成は以上のようになっている。こ
こで、Yドライバ905の動作の説明する。信号DINを信号
LPに同期してシフトレジスタ206に取り込み、転送す
る。その結果レベルシフタ回路912のある1つのスイッ
チはそれに対応して、順次、選択電圧を出力していく。
そして、残りのスイッチは非選択電圧を出力する。Yド
ライバの構成と動作は以上のようになっている。213は
信号電極駆動回路(以後、Xドライバと言う。)は実施
例1と同じなので説明を省略する。
液晶ユニット801は以上のような構成となっている。
従って、液晶ユニット801は、信号DIN、LPに同期して、
走査電極Y1〜Y6に順次、選択電圧が加わり、これに同期
して、表示パターンに応じた点灯若しくは、非点灯電圧
が信号電極X1〜X6に加わり、液晶パネル201が表示す
る。
液晶ユニット801は以上の動作を行なう。
次に第8図で、804は補正回路で、走査電極Y1〜Y6の
内、次に選択される走査電極について、この走査電極と
各信号電極Xp(p=1、2…、6)が作る表示ドットの
位置をpとし、 を計算し、そして、その次に選択される走査電極が選択
される時、その数値Z′に応じた長さだけ能動な補正信
号809を信号LPに同期して出力する回路である。第10図
に具体的な一構成例を示し、詳しく説明する。第10図
で、1001はカウンタ、1002は定数発生回路、1003は定数
発生回路1002の出力する数値を表わす複数の出力の信号
の各々とデータ信号103の論理積をとるゲート回路、100
4は加算を行なう演算回路、1005は演算回路1005の演算
結果を保持する第1のラッチ回路、1006は第2のラッチ
回路、1007は第2のラッチ回路の内容に応じた時間だけ
能動な補正信号809を信号LPに同期して作る補正信号発
生回路(以下、発生回路と略する。)である。
カウンタ回路1001は信号LPによって0にリセットさ
れ、信号XSCLによってカウントアップするカウンタであ
る。このカウンタ1001の出力は定数発生回路1002に供給
する。
定数発生回路1002はROMやダイオードマトリクス等に
よって構成されていて、カウンタ回路1001の出力に応じ
て、異なった数値を出力する。即ち、カウンタ回路1001
の出力する数値が大きくなるとそれに従って大きな数値
を出力する。これは、(1)式の関数q(i)に対応す
るものである。ここで、iはカウンタ回路1001の出力す
る数値に1を加えたものである。
関数の値は実験等で求めても良く、本実施例では簡単
に、以下のようにしておく。
i=1の時、q(1)=1 i=2の時、q(2)=1.1 i=3の時、q(3)=1.2 i=4の時、q(4)=1.3 i=5の時、q(5)=1.4 i=6の時、q(6)=1.5 ゲート回路1003は、定数発生回路1002の出力する数値
とデータ信号103の論理積を作るものである。即ち、あ
る信号XSCLの立ち下がり時に、データ信号が能動“1"で
ある場合には定数発生回路1002の数値をそのまま出力
し、非能動“0"の場合には0を出力する。これは、
(1)式のq(i)*δ(i)に対応するものである。
ここで、iは信号LPの立ち下がり後の信号XSCLの立ち下
がり回数で、カウンタ1001の出力する数値に1を加えた
ものに等しい。
1004は演算回路で、ゲート回路の出力する数値と第1
のラッチ回路1005の内容を信号XSCLに同期して加算し、
そん結果を第1のラッチ回路1005に戻す。
1005、1006は第1、第2のラッチ回路で、第1のラッ
チ回路は演算回路1004の結果を保持する。第1のラッチ
回路1005は信号LPによって0にリセットされる。このリ
セットされる寸前のラッチ回路1005の内容は、(1)式
の数値Z′に対応する。即ち、次に選択される走査電
極上の点灯ドット数を、点灯ドットの位置に応じた重み
付けをして計数したものである。
そして、この内容は第1のラッチ回路がリセットされ
る寸前に、信号LPの立ち下がりで、第2のラッチ回路10
06にとりこまれる。ここで、信号LPの立ち下がりで、次
の走査電極が選択されるから、第2のラッチ回路1006の
示す数値は選択されている走査電極上の重み付けをした
点灯ドット数を示す。
1007は第2のラッチ回路1006の示す数値に応じた長さ
の時間だけ能動“1"な補正信号809を信号LPに同期して
出力する発生回路である。
この回路1007は例えば、信号XSCLをそのまま、または
分周または逓倍したクロック(以後、補正用クロックと
言う。)を発生する発振回路1008と、この補正用クロッ
クによってカウントアップし、信号LPによって0にリセ
ットするカウンタ回路1009と、このカウンタ回路1009の
出力の示す数値と第2のラッチ回路の示す数値が一致す
るまで能動“1"な信号を発生する一致検出回路1010で容
易に実現できる。ここで、補正用クロックの周期は等間
隔でなくとも良く、例えば実験によって決定する。
補正回路は以上のように構成されているので、次に選
択される走査電極について、この走査電極上の点灯ドッ
ト数を重み付けして計数し、そして、その数値Z′に応
じた長さだけ能動な補正信号809をその次に選択される
走査電極が選択される時、信号LPに同期して出力する。
次に第8図の電源回路805を第11図で説明する。第11
図は電源回路805の具体的構成の一例を示す。図で、110
1〜1107は抵抗器であり、直列に接続してある。そして
その両端に電圧V0U、V5Lが印加している。これらの抵抗
器1101〜1107は電圧分割回路として働く。ここで、各抵
抗器1101〜1107に発生する電圧を上からV0U、V0、V1、V
2、V3、V4、V5、V5Lとすると、 V≡V0−V1 =V1−V2 =V3−V4 =V4−V5、 V2−V3=a*V、aは定数で、1〜50程度の値をとる。
V0U−V0=V5−V5L、 の3式が成り立つように各抵抗器1101〜1107の抵抗値が
設定してある。
510は実施例1の電圧安定化回路510と同じもので説明
を省略する。
1108と1109はスイッチ回路で、スイッチ回路は補正信
号809が能動“1"の時、電圧V0Uを選択し、非能動“0"の
時、電圧V0を選択する。そして、選択した電圧をここ
で、電圧V0′とする。同様に、スイッチ1109は、補正信
号809が能動“1"の時、電圧V5Lを選択し、非能動“0"の
時、電圧V5を選択する。そして、選択した電圧をここ
で、電圧V5′とする。ここで、電圧V0U、V5Lを補正電圧
と言う。
以上の構成となっており、電圧V0′、V4、V5′、V1を
Y電源106、電圧V0、V2、V3、V5をX電源として第8図
の液晶ユニット801に供給している。
第8図の液晶表示装置は以上の構成になっている。
ここで、実際に四角形を表示した場合で、本実施例の
動作を説明する。第12図と第13図は第9図の液晶パネル
201が表示する表示内容を示す図である。第12図と第13
図で、ハッチングしてある表示ドットが点灯を表わして
おり、この表示例では、第12図と第13図ともに合同な四
角形をそれぞれ左と右によった表示をしていることをあ
らわしている。この表示をした時の本実施例は次のよう
に動作する。
まず、第12図または第13図の表示を行なった場合に、
第8図の補正回路804は、第12図または第13図の液晶パ
ネル201の各走査電極Y1〜Y6上の点灯ドット数を点灯ド
ットの位置によって重み付けして計数する、即ち数値
Z′を求める。ここで、各走査電極Y1〜Y6に対する数値
Z′は以下のようになる。
第12図の表示を行なった場合、 走査電極Y1… Z′=0+0+0+0+0+0 =0 走査電極Y2… Z′=1.0*1+1.1*1+0+0+0+0 =2.1 走査電極Y3… Z′=1.0*1+1.1*1+0+0+0+0 =2.1 走査電極Y4… Z′=1.0*1+1.1*1+0+0+0+0 =2.1 走査電極Y5… Z′=1.0*1+1.1*1+0+0+0+0 =2.1 走査電極Y6… Z′=0+0+0+0+0+0 =0 第13図の表示を行なった場合、 走査電極Y1… Z′=0+0+0+0+0+0 =0 走査電極Y2… Z′=0+0+0+0+1.4*1+1.5*1 =2.9 走査電極Y3… Z′=0+0+0+0+1.4*1+1.5*1 =2.9 走査電極Y4… Z′=0+0+0+0+1.4*1+1.5*1 =2.9 走査電極Y5… Z′=0+0+0+0+1.4*1+1.5*1 =2.9 走査電極Y6… Z′=0+0+0+0+0+0 =0 そして、第8図の補正回路804は数値Z′に応じた長さ
の時間だけ能動な補正信号809を出力する。
電源回路805はこの補正信号809が能動な時間だけ選択
電圧として、電圧V0、V5の代わりに補正電圧V0U、V5Lを
出力する。
ここで、第12図の表示をした場合の走査電極Y2〜Y5に
対する数値Z′は第13図の表示をした場合のそれより小
さい。従って、第12図の表示をした場合、走査電極Y2〜
Y5が選択されている時、補正電圧V0U、V5Lが選択電圧と
して加わる時間は、第13図の表示をした場合と比べ短く
なる。このような数値Z′に応じて変化する選択電圧を
用いて第9図のYドライバ905は順次、液晶パネル201の
各走査電極Y1〜Y6に選択電圧を加えていく。
Xドライバ213の動作は実施例1と同じなので省略す
る。
以上の動作をする為、第12図のような表示例で示され
るように、走査電極Y2〜Y5に関して、点灯ドットが走査
電極の駆動端の近くにある場合には、その走査電極上の
電圧波形のなまりがあまり大きく発生しようとしないの
に応じ、補正電圧の量が少ない選択電圧が、選択された
走査電極に供給される。即ち、補正電圧V0U、V5Lが電圧
V0、V5の代わりに加わる時間が短い電圧が選択電圧とし
て供給されている。逆に、第13図のような表示例で示さ
れるように、走査電極Y2〜Y5に関して、点灯ドットが走
査電極の駆動端から遠くにある場合には、その走査電極
上の電圧波形のなまりが大きく発生しようとするのに応
じ、補正電圧の量が多い選択電圧が、選択された走査電
極に供給される。即ち、補正電圧V0U、V5Lが電圧V0、V5
の代わりに加わる時間が長い電圧が選択電圧として供給
されている。従って、第12図と第13図の表示の位置より
補正量の違いを略修正することができる。以上、述べた
ように各走査電極上の点灯ドット数を計数する際に、点
灯ドットの位置を考慮した重み付けをして計数し、この
結果によって、各走査電極に供給する選択電圧を変化さ
せることによって表示のむらを解消できる。
実施例5 又、実施例4では、走査号電極の一方からのみ走査電
圧波形を供給する液晶パネルについて述べたが、両端か
ら供給する場合でも効果がある。即ち、実施例4で、数
値Z′を計算する際に、関数q(i)を関数p(|i−S/
2|)で置き換えて計算すれば良い。ここで、関数p
(x)は、数値xが大きくなると小さくなる減少関数で
ある。
この数値Z′に基づいて実施例4と同様の動作を行な
うことにより同様の効果が得られる。
なお、実施例4に於て、補正量を調整する方法として
電圧V0U、V0の差、電圧V5とV5の差を一定にし、電圧V0
U、V5Lが選択電圧として加わる時間を増減させる方法、
即ち、時間軸補正を用いたが、他に電圧軸補正、時間電
圧軸補正、関数波形補正法を用いても良い。
又、実施例1ないし2、3は非選択電圧を変化させ、
実施例4ないし5は選択電圧を変化させているので、例
えば実施例1と実施例4による表示のむらに対する補正
方法を同時に行なえることは言うまでもない。また、実
施例1から5は走査電極に印加する補正電圧について説
明したが、選択される画素までの距離に応じて信号電極
に補正電圧を印加することも可能である。
〔発明の効果〕
以上、本発明によれば、信号電圧波形の電圧レベルが
変化するときに発生する液晶層に印加される実効電圧の
ずれを補償するための補正電圧を走査電極に印加し、し
かも信号電極に電圧波形が印加される側の端部から選択
される走査電極までの距離に応じて異ならせたため、液
晶層に印加される実効電圧を補償し、適切な表示状態を
得ることができ、表示むらのない液晶装置を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明液晶表示装置の第1実施例の装置構成を
示すブロック図。 第2図は液晶ユニットの構成を示す図。 第3図は走査電極駆動回路の構成を示す図。 第4図は電圧波形補正回路(補正回路)の構成を示すブ
ロック図。 第5図は電源回路の構成を示す図。 第6図は表示内容の一例を示す液晶パネルの斜視図。 第7図(a)〜(g)は第6図の表示を行なう際の液晶
パネルへの印加電圧波形図。 第8図は本発明液晶表示装置の第4実施例の装置構成を
示す図。 第9図はその液晶ユニットの構成を示す図。 第10図は補正回路の構成を示すブロック図。 第11図は電源回路の構成を示す図。 第12図は他の表示内容の一例を示す液晶パネルの斜視
図。 第13図はさらに他の表示内容の一例を示す液晶パネルの
斜視図。 第14図は従来技術における、表示内容の一例を示す液晶
パネルの斜視図。 第15図(a)〜(c)は第14図の表示を行なったときに
液晶パネルに実際に加わる電圧波形図。 第16図は他の表示内容の一例を示す液晶パネルの斜視
図。 第17図はさらに他の表示内容の一例を示す液晶パネルの
斜視図。 101、801……液晶ユニット 102……制御信号 103……データ信号 104、804……電圧波形補正回路(補正回路) 105、805……電源回路 106、806……Y電源 107……X電源 108……信号LPに同期したクロック信号を作る回路 109……補正信号 110……クロック信号

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶層を挟持する一対の基板のうち一方の
    基板に走査電極群が形成され、他方の基板に信号電極群
    が形成されてなり、前記走査電極群に走査電圧波形を印
    加する手段と、前記信号電極群に信号電圧波形を印加す
    る手段と、前記信号電圧波形の電圧レベルが変化すると
    きに発生する前記液晶層に印加される実効電圧のずれを
    補償する補正電圧を前記走査電圧波形に重畳させる手段
    とを有する液晶装置であって、 前記補正電圧を前記信号電極に電圧波形が印加される側
    の端部から選択される前記走査電極までの距離に応じて
    異ならせた ことを有することを特徴する液晶装置。
  2. 【請求項2】液晶層を挟持する一対の基板のうち一方の
    基板に走査電極群が形成され、他方の基板に信号電極群
    が形成されてなり、前記走査電極群に走査電圧波形を印
    加し、前記信号電極群に信号電圧波形を印加し、前記信
    号電圧波形の電圧レベルが変化するときに発生する前記
    液晶層に印加される実効電圧のずれを補償する補正電圧
    を前記走査電圧波形に重畳させて印加してなる液晶装置
    の駆動方法であって、 前記補正電圧を前記信号電極に電圧波形が印加される側
    の端部から選択される前記走査電極までの距離に応じて
    異ならせて前記液晶層に印加してなる ことを有することを特徴する液晶装置の駆動方法。
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