JP2866115B2 - 石英ガラス容器の製造装置 - Google Patents
石英ガラス容器の製造装置Info
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- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B19/00—Other methods of shaping glass
- C03B19/09—Other methods of shaping glass by fusing powdered glass in a shaping mould
- C03B19/095—Other methods of shaping glass by fusing powdered glass in a shaping mould by centrifuging, e.g. arc discharge in rotating mould
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P40/00—Technologies relating to the processing of minerals
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Description
【発明の詳細な説明】 （１） 発明の目的 ［産業上の利用分野］ 本発明は、石英ガラス容器の製造装置に関し、特に、
充填成形チャンバでルツボの内周面に対し原料粉末を付
着せしめて原料粉成形体を形成したのち、その原料粉成
形体を加熱熔融チャンバで加熱熔融することにより、原
料粉成形体から石英ガラス容器を直接に製造してなる石
英ガラス容器の製造装置に関するものである。
充填成形チャンバでルツボの内周面に対し原料粉末を付
着せしめて原料粉成形体を形成したのち、その原料粉成
形体を加熱熔融チャンバで加熱熔融することにより、原
料粉成形体から石英ガラス容器を直接に製造してなる石
英ガラス容器の製造装置に関するものである。
［従来の技術］ 従来、この種の石英ガラス容器の製造装置としては、
充填成形ステーションと加熱熔融ステーションとの間を
相互に移動する回転テーブルに対し２つのルツボをそれ
ぞれ回転可能に配置しておき、充填成形ステーションで
ルツボに対し原料粉末を充填したのち成形治具を用いて
成形して石英ガラス容器の形成に対応した原料粉成形体
を作成し、かつ加熱熔融ステーションで原料粉成形体を
ルツボに収容したまま加熱熔融して石英ガラス容器を製
造してなるものが提案されていた（たとえば特開昭53−
45318参照）。
充填成形ステーションと加熱熔融ステーションとの間を
相互に移動する回転テーブルに対し２つのルツボをそれ
ぞれ回転可能に配置しておき、充填成形ステーションで
ルツボに対し原料粉末を充填したのち成形治具を用いて
成形して石英ガラス容器の形成に対応した原料粉成形体
を作成し、かつ加熱熔融ステーションで原料粉成形体を
ルツボに収容したまま加熱熔融して石英ガラス容器を製
造してなるものが提案されていた（たとえば特開昭53−
45318参照）。
［解決すべき問題点］ しかしながら、従来の石英ガラス容器の製造装置で
は、（ｉ）充填成形ステーションが開放空間に配置せし
められていたので、ルツボ内に不純物が混入し易く、石
英ガラス容器製品の品質を損う欠点があり、また（ii）
加熱熔融ステーションも開放空間に配置せしめられてい
たので、加熱熔融に伴なう熱によって作業環境が悪化す
る欠点があった。
は、（ｉ）充填成形ステーションが開放空間に配置せし
められていたので、ルツボ内に不純物が混入し易く、石
英ガラス容器製品の品質を損う欠点があり、また（ii）
加熱熔融ステーションも開放空間に配置せしめられてい
たので、加熱熔融に伴なう熱によって作業環境が悪化す
る欠点があった。
そこで、本発明は、これらの欠点を除去すべく、充填
成形ステーションと加熱熔融ステーションとをそれぞれ
実質的に閉鎖された充填成形チャンバと加熱熔融チャン
バとによって形成することにより、少なくとも不純物の
混入を防止しかつ作業環境の悪化を抑制してなる石英ガ
ラス容器の製造装置を提供せんとするものである。
成形ステーションと加熱熔融ステーションとをそれぞれ
実質的に閉鎖された充填成形チャンバと加熱熔融チャン
バとによって形成することにより、少なくとも不純物の
混入を防止しかつ作業環境の悪化を抑制してなる石英ガ
ラス容器の製造装置を提供せんとするものである。
（２） 発明の構成 ［問題点の解決手段］ 本発明により提供される問題点の解決手段は、 ルツボに対して原料粉末を充填しかつ成形治具で原料
粉末を成形して石英ガラス容器の形状に対応した原料粉
成形体を作成するための充填成形チャンバと、 ルツボ内で原料粉成形体を加熱溶融して石英ガラス容
器を作成するための加熱溶融チャンバとを隣接して設
け、 上記充填成形チャンバと加熱溶融チャンバとの間に、
開閉部材を配置し、かつ上記両チャンバ間でルツボを相
互に移送するための案内レールによるルツボ移送手段を
具備し、 上記ルツボ移送手段によってルツボを移送するに際し
てルツボとともに移送されかつ少なくとも上記充填成形
チャンバにおいてルツボを回転せしめるためのルツボ回
転装置を備えてなる石英ガラス容器の製造装置。
粉末を成形して石英ガラス容器の形状に対応した原料粉
成形体を作成するための充填成形チャンバと、 ルツボ内で原料粉成形体を加熱溶融して石英ガラス容
器を作成するための加熱溶融チャンバとを隣接して設
け、 上記充填成形チャンバと加熱溶融チャンバとの間に、
開閉部材を配置し、かつ上記両チャンバ間でルツボを相
互に移送するための案内レールによるルツボ移送手段を
具備し、 上記ルツボ移送手段によってルツボを移送するに際し
てルツボとともに移送されかつ少なくとも上記充填成形
チャンバにおいてルツボを回転せしめるためのルツボ回
転装置を備えてなる石英ガラス容器の製造装置。
である。
［作用］ 本発明にかかる石英ガラス容器の製造装置は、充填成
形チャンバを備えているので、ルツボに対して原料粉末
を充填し石英ガラス容器の形状に対応した原料粉成形体
を作成するに際し、外部より不純物が飛来して混入する
ことを防止し、ひいては石英ガラス容器製品の品質を改
善する作用をなす。
形チャンバを備えているので、ルツボに対して原料粉末
を充填し石英ガラス容器の形状に対応した原料粉成形体
を作成するに際し、外部より不純物が飛来して混入する
ことを防止し、ひいては石英ガラス容器製品の品質を改
善する作用をなす。
また、本発明にかかる石英ガラス容器の製造装置は、
加熱熔融チャンバを備えているので、石英ガラス容器の
形状に対応した原料粉成形体の加熱熔融に際して発生さ
れる熱などに伴なって作業環境が悪化することを防止す
る作用をなす。
加熱熔融チャンバを備えているので、石英ガラス容器の
形状に対応した原料粉成形体の加熱熔融に際して発生さ
れる熱などに伴なって作業環境が悪化することを防止す
る作用をなす。
更に、本発明にかかる石英ガラス容器の製造装置は、
充填成形チャンバと加熱熔融チャンバとの間でルツボ移
送手段によってルツボが相互に移送されているので、充
填成形工程と加熱熔融工程とを互いに連続化し、ひいて
は石英ガラス容器製品の製造能率を向上せしめる作用を
なす。
充填成形チャンバと加熱熔融チャンバとの間でルツボ移
送手段によってルツボが相互に移送されているので、充
填成形工程と加熱熔融工程とを互いに連続化し、ひいて
は石英ガラス容器製品の製造能率を向上せしめる作用を
なす。
［実施例］ 次に、本発明にかかる石英ガラス容器の製造装置につ
いて、その好ましい実施例を挙げ、具体的に説明する。
しかしながら、以下に説明する実施例は、本発明の理解
を容易化ないし促進化するために記載されるものであっ
て、本発明を限定するために記載されるものではない。
換言すれば、以下に説明される実施例において開示され
る各要素は、本発明の精神ならびに技術的範囲に属する
全ての設計変更ならびに均等物置換を含むものである。
いて、その好ましい実施例を挙げ、具体的に説明する。
しかしながら、以下に説明する実施例は、本発明の理解
を容易化ないし促進化するために記載されるものであっ
て、本発明を限定するために記載されるものではない。
換言すれば、以下に説明される実施例において開示され
る各要素は、本発明の精神ならびに技術的範囲に属する
全ての設計変更ならびに均等物置換を含むものである。
（添付図面の説明） 第１図は、本発明にかかる石英ガラス容器の製造装置
の一実施例を示す正面図であって、加熱熔融チャンバ30
の両側に対しそれぞれ充填成形チャンバ20A，20Bが配設
された場合を示している。
の一実施例を示す正面図であって、加熱熔融チャンバ30
の両側に対しそれぞれ充填成形チャンバ20A，20Bが配設
された場合を示している。
（実施例の構成） まず、第１図を参照しつつ、本発明にかかる石英ガラ
ス容器の製造装置の一実施例について、その構成を詳細
に説明する。
ス容器の製造装置の一実施例について、その構成を詳細
に説明する。
10は、本発明にかかる石英ガラス容器の製造装置であ
って、実質的に外部環境から閉鎖されたハウジング11内
に形成されており原料粉末をそれぞれ後述のルツボ54A,
54Bに対して充填し所望の石英ガラス容器の形状に対応
した原料粉成形体（図示せず）を作成するための２つの
充填成形チャンバ20A，20Bと、充填成形チャンバ20A，2
0Bの間に位置するようハウジング11内に形成されており
原料粉成形体を加熱熔融して石英ガラス容器製品を作成
するための加熱熔融チャンバ30と、充填成形チャンバ20
A，20Bと加熱熔融チャンバ30との上方に位置するようハ
ウジング11内に形成されており充填成形チャンバ20A，2
0Bに対し原料粉末の補給を行なう原料補給チャンバ40
と、充填成形チャンバ20A，20Bと加熱熔融チャンバ30と
の間で相互に移動せしめられる後述のルツボ54A,54Bを
包有したルツボ装置50とを備えている。充填成形チャン
バ20A，20Bは、その一方を除去してもよいが、ここでは
除去されないものとして説明する。
って、実質的に外部環境から閉鎖されたハウジング11内
に形成されており原料粉末をそれぞれ後述のルツボ54A,
54Bに対して充填し所望の石英ガラス容器の形状に対応
した原料粉成形体（図示せず）を作成するための２つの
充填成形チャンバ20A，20Bと、充填成形チャンバ20A，2
0Bの間に位置するようハウジング11内に形成されており
原料粉成形体を加熱熔融して石英ガラス容器製品を作成
するための加熱熔融チャンバ30と、充填成形チャンバ20
A，20Bと加熱熔融チャンバ30との上方に位置するようハ
ウジング11内に形成されており充填成形チャンバ20A，2
0Bに対し原料粉末の補給を行なう原料補給チャンバ40
と、充填成形チャンバ20A，20Bと加熱熔融チャンバ30と
の間で相互に移動せしめられる後述のルツボ54A,54Bを
包有したルツボ装置50とを備えている。充填成形チャン
バ20A，20Bは、その一方を除去してもよいが、ここでは
除去されないものとして説明する。
充填成形チャンバ20A，20Bは、それぞれ、案内レール
21A,21Bにそって上下方向に移動せしめられる原料ホッ
パ22A,22Bと、原料ホッパ22A,22Bの下端部開口付近に配
設されており後述のルツボ54A,54Bに対して供給される
原料粉末の供給量を制御するための原料供給量制御バル
ブ23A,23Bと、原料供給量制御バルブ23A,23Bを介して原
料ホッパ22A,22Bの下端部から下方へ向けて延長されて
おり後述のルツボ54A,54Bに対して原料粉末を供給する
ための原料供給パイプ24A,24Bと、原料ホッパ22A,22Bと
ともに案内レール21A,21Bにそって上下方向に移動せし
められる成形治具制御装置25A,25Bと、成形治具制御装
置25A,25Bによって制御されており後述のルツボ54A,54B
に対して挿入され原料粉成形体を作成するための成形治
具26A,26Bとを備えている。
21A,21Bにそって上下方向に移動せしめられる原料ホッ
パ22A,22Bと、原料ホッパ22A,22Bの下端部開口付近に配
設されており後述のルツボ54A,54Bに対して供給される
原料粉末の供給量を制御するための原料供給量制御バル
ブ23A,23Bと、原料供給量制御バルブ23A,23Bを介して原
料ホッパ22A,22Bの下端部から下方へ向けて延長されて
おり後述のルツボ54A,54Bに対して原料粉末を供給する
ための原料供給パイプ24A,24Bと、原料ホッパ22A,22Bと
ともに案内レール21A,21Bにそって上下方向に移動せし
められる成形治具制御装置25A,25Bと、成形治具制御装
置25A,25Bによって制御されており後述のルツボ54A,54B
に対して挿入され原料粉成形体を作成するための成形治
具26A,26Bとを備えている。
加熱熔融チャンバ30は、案内レール31にそって上下方
向に移動せしめられており後述のルツボ54A,54B内の原
料粉成形体を加熱し熔融して石英ガラス容器製品とする
ための加熱熔融用電極32と、充填成形チャンバ20A，20B
との間の連絡通路20a,20bをそれぞれ開閉するための開
閉部材33A,33Bとを備えている。
向に移動せしめられており後述のルツボ54A,54B内の原
料粉成形体を加熱し熔融して石英ガラス容器製品とする
ための加熱熔融用電極32と、充填成形チャンバ20A，20B
との間の連絡通路20a,20bをそれぞれ開閉するための開
閉部材33A,33Bとを備えている。
原料補給チャンバ40は、水平方向に張設された案内シ
ャフト41と、案内シャフト41から懸垂されており案内シ
ャフト41にそって移動可能でかつ充填成形チャンバ20
A，20Bに向けて上下方向に移動可能な原料補給タンク42
と、原料補給チャンバ40の下面に配設されており充填成
形チャンバ20A，20Bとの間の連絡口40a,40bをそれぞれ
開閉するための開閉部材43A,43Bとを備えている。
ャフト41と、案内シャフト41から懸垂されており案内シ
ャフト41にそって移動可能でかつ充填成形チャンバ20
A，20Bに向けて上下方向に移動可能な原料補給タンク42
と、原料補給チャンバ40の下面に配設されており充填成
形チャンバ20A，20Bとの間の連絡口40a,40bをそれぞれ
開閉するための開閉部材43A,43Bとを備えている。
ルツボ装置50は、充填成形チャンバ20A，20Bと加熱熔
融チャンバ30との間に敷設された案内レール51と、案内
レール51上に配置されており充填成形チャンバ20A，20B
と加熱熔融チャンバ30との間でそれぞれ相互に移動可能
なルツボ自動装置52A,52Bと、ルツボ移動装置52A,52Bに
対し回動可能に載置されてなるルツボ回転装置53A,53B
と、ルツボ回転装置53A,53Bに対し回転可能に配置され
たルツボ54A,54Bとを備えている。
融チャンバ30との間に敷設された案内レール51と、案内
レール51上に配置されており充填成形チャンバ20A，20B
と加熱熔融チャンバ30との間でそれぞれ相互に移動可能
なルツボ自動装置52A,52Bと、ルツボ移動装置52A,52Bに
対し回動可能に載置されてなるルツボ回転装置53A,53B
と、ルツボ回転装置53A,53Bに対し回転可能に配置され
たルツボ54A,54Bとを備えている。
（実施例の作用） 更に、第１図を参照しつつ、本発明にかかる石英ガラ
ス容器の製造装置の一実施例について、その作用を詳細
に説明する。ここでは、説明の都合上、充填成形チャン
バ20Aがルツボ移動装置52Aのルツボ54Aに対し原料粉末
の充填を開始しようとしている状態にあり、かつ充填成
形チャンバ20Bが原料ホッパ22Bに対して原料粉末が補給
されようとしている状態にあり、かつ加熱充填チャンバ
30がルツボ移動装置52Bのルツボ54B内の原料粉成形体を
加熱し熔融しようとしている状態にある場合を、例示的
に説明する。
ス容器の製造装置の一実施例について、その作用を詳細
に説明する。ここでは、説明の都合上、充填成形チャン
バ20Aがルツボ移動装置52Aのルツボ54Aに対し原料粉末
の充填を開始しようとしている状態にあり、かつ充填成
形チャンバ20Bが原料ホッパ22Bに対して原料粉末が補給
されようとしている状態にあり、かつ加熱充填チャンバ
30がルツボ移動装置52Bのルツボ54B内の原料粉成形体を
加熱し熔融しようとしている状態にある場合を、例示的
に説明する。
充填成形 ルツボ装置50のルツボ移動装置52Aが案内レール51に
よって移動され充填成形チャンバ20Aに到着し加熱熔融
チャンバ30で予め作成された石英ガラス容器製品がルツ
ボ54Aから取出されたのち、ルツボ移動装置52Aによって
ルツボ回転装置53A（ひいてはルツボ54A）が適度の角度
（たとえば18度）だけ後方へ向けて傾斜せしめられる
と、原料ホッパ22Aが案内レール21Aにそって矢印X1で示
すごとく降下せしめられる。
よって移動され充填成形チャンバ20Aに到着し加熱熔融
チャンバ30で予め作成された石英ガラス容器製品がルツ
ボ54Aから取出されたのち、ルツボ移動装置52Aによって
ルツボ回転装置53A（ひいてはルツボ54A）が適度の角度
（たとえば18度）だけ後方へ向けて傾斜せしめられる
と、原料ホッパ22Aが案内レール21Aにそって矢印X1で示
すごとく降下せしめられる。
原料ホッパ22Aが降下せしめられることにより、原料
供給パイプ24Aの先端部および成形治具26Aが、ルツボ54
Aの内部に挿入される。
供給パイプ24Aの先端部および成形治具26Aが、ルツボ54
Aの内部に挿入される。
そののち、ルツボ54Aは、ルツボ回転装置53Aによって
矢印X2で示すごとく回転され始める。ルツボ54Aが回転
され始めると、原料供給量制御バルブ23Aが開かれ、原
料ホッパ22Aから原料供給パイプ24Aを介して所望量の原
料粉末がルツボ54Aの内部に供給される。ルツボ54Aの内
部では、原料粉末の供給に並行して成形治具26Aにより
ルツボ54Aの内周面に対し原料粉末が所定の肉厚で付着
せしめられることにより、石英ガラス容器の形状に対応
する原料粉成形体が作成される。
矢印X2で示すごとく回転され始める。ルツボ54Aが回転
され始めると、原料供給量制御バルブ23Aが開かれ、原
料ホッパ22Aから原料供給パイプ24Aを介して所望量の原
料粉末がルツボ54Aの内部に供給される。ルツボ54Aの内
部では、原料粉末の供給に並行して成形治具26Aにより
ルツボ54Aの内周面に対し原料粉末が所定の肉厚で付着
せしめられることにより、石英ガラス容器の形状に対応
する原料粉成形体が作成される。
ルツボ54Aの内周面に対し所定の肉厚で原料粉末を付
着することにより原料粉成形体が作成されると、ルツボ
54Aの回転は、停止せしめられる。更に、原料ホッパ22A
は、案内レール21Aにそって矢印X3で示すごとく上昇せ
しめられる。
着することにより原料粉成形体が作成されると、ルツボ
54Aの回転は、停止せしめられる。更に、原料ホッパ22A
は、案内レール21Aにそって矢印X3で示すごとく上昇せ
しめられる。
原料供給パイプ24Aの先端部および成形治具26Aがルツ
ボ54Aから引上げられると、ルツボ移動装置52Aによって
ルツボ回転装置53A（すなわちルツボ54A）が、傾斜状態
から正立状態に復帰せしめられる。
ボ54Aから引上げられると、ルツボ移動装置52Aによって
ルツボ回転装置53A（すなわちルツボ54A）が、傾斜状態
から正立状態に復帰せしめられる。
加熱熔融 充填成形チャンバ20Aにおいて、ルツボ54Aの内周面で
原料粉成形体が作成されると、加熱熔融チャンバ30の開
閉部材33Aが矢印Y1で示すごとく移動され、連絡通路20a
を開放する。そののち、連絡通路20aを介して案内レー
ル51にそい、ルツボ移動部材52Aが、矢印X4で示すごと
く加熱熔融チャンバ30の所定位置に向けて移動せしめら
れる。
原料粉成形体が作成されると、加熱熔融チャンバ30の開
閉部材33Aが矢印Y1で示すごとく移動され、連絡通路20a
を開放する。そののち、連絡通路20aを介して案内レー
ル51にそい、ルツボ移動部材52Aが、矢印X4で示すごと
く加熱熔融チャンバ30の所定位置に向けて移動せしめら
れる。
ルツボ移動装置52Aが加熱熔融チャンバ30の所定位置
まで移動せしめられると、（ｉ）開閉部材33Aが矢印Y2
で示すごとく移動され、連絡通路20aを閉鎖し、また（i
i）案内レール31にそって矢印Y3で示すごとく加熱熔融
用電極32を降下せしめる。加熱熔融用電極32は、ルツボ
54Aの内部（ひいては原料粉成形体の内部）に対しその
先端部を挿入する。
まで移動せしめられると、（ｉ）開閉部材33Aが矢印Y2
で示すごとく移動され、連絡通路20aを閉鎖し、また（i
i）案内レール31にそって矢印Y3で示すごとく加熱熔融
用電極32を降下せしめる。加熱熔融用電極32は、ルツボ
54Aの内部（ひいては原料粉成形体の内部）に対しその
先端部を挿入する。
そののち、加熱熔融用電極32からアークを放出し、ル
ツボ54Aの内周面にある原料粉成形体を加熱熔融し、石
英ガラス容器製品とする。
ツボ54Aの内周面にある原料粉成形体を加熱熔融し、石
英ガラス容器製品とする。
ルツボ54Aの内部で原料粉成形体の加熱熔融が終了す
ると、加熱熔融用電極32が、案内レール31にそい矢印Y4
で示すごとく上昇せしめられ、ルツボ54A（すなわち石
英ガラス容器製品）から引出される。
ると、加熱熔融用電極32が、案内レール31にそい矢印Y4
で示すごとく上昇せしめられ、ルツボ54A（すなわち石
英ガラス容器製品）から引出される。
石英ガラス容器製品の取出 加熱熔融チャンバ30において、ルツボ装置50のルツボ
54Bの内部で原料粉成形体の加熱熔融が終了し石英ガラ
ス容器製品が作成されると、加熱熔融チャンバ30の開閉
部材33Bが矢印Y5で示すごとく移動され、連絡通路20bを
開放する。そののち、ルツボ移動部材52Bが、案内レー
ル51にそい、矢印Y6で示すごとく充填成形チャンバ20B
に向けて移動せしめられる。
54Bの内部で原料粉成形体の加熱熔融が終了し石英ガラ
ス容器製品が作成されると、加熱熔融チャンバ30の開閉
部材33Bが矢印Y5で示すごとく移動され、連絡通路20bを
開放する。そののち、ルツボ移動部材52Bが、案内レー
ル51にそい、矢印Y6で示すごとく充填成形チャンバ20B
に向けて移動せしめられる。
ルツボ移動装置52Bが充填成形チャンバ20Bの所定位置
に到達すると、（ｉ）加熱熔融チャンバ30の開閉部材33
Bが矢印Y7で示すごとく移動され連絡通路20bを閉鎖し、
また（ii）ルツボ移動装置52Bがルツボ回転装置53B（ひ
いてはルツボ54B）を前方へ傾斜せしめ、ルツボ54Bから
石英ガラス容器製品を取出す。そののち、ルツボ移動装
置52Bは、ルツボ回転装置53B（ひいてはルツボ54B）を
正立状態へ復帰せしめる。
に到達すると、（ｉ）加熱熔融チャンバ30の開閉部材33
Bが矢印Y7で示すごとく移動され連絡通路20bを閉鎖し、
また（ii）ルツボ移動装置52Bがルツボ回転装置53B（ひ
いてはルツボ54B）を前方へ傾斜せしめ、ルツボ54Bから
石英ガラス容器製品を取出す。そののち、ルツボ移動装
置52Bは、ルツボ回転装置53B（ひいてはルツボ54B）を
正立状態へ復帰せしめる。
ルツボ回転装置53B（ひいてはルツボ54B）は、更に、
ルツボ移動装置52Bによって後方へ若干傾斜せしめら
れ、原料供給パイプ23Bおよび成形治具26Bが降下してく
るのを待つ。
ルツボ移動装置52Bによって後方へ若干傾斜せしめら
れ、原料供給パイプ23Bおよび成形治具26Bが降下してく
るのを待つ。
原料粉末の補給 原料粉末チャンバ40の開閉装置43Bが後方へ移動せし
められることにより、充填成形チャンバ20Bとの間の連
絡口40bが開放されると、原料補給タンク42が、矢印Z1
で示すごとく案内シャフト41にそって充填成形チャンバ
20Bの上方まで移動したのち、矢印Z2で示すごとく降下
し、原料ホッパ22Bの上端開口に対しその下端部が挿入
される。
められることにより、充填成形チャンバ20Bとの間の連
絡口40bが開放されると、原料補給タンク42が、矢印Z1
で示すごとく案内シャフト41にそって充填成形チャンバ
20Bの上方まで移動したのち、矢印Z2で示すごとく降下
し、原料ホッパ22Bの上端開口に対しその下端部が挿入
される。
この状態で、原料粉末が、原料補給タンク42から原料
ホッパ22Bに対し適宜の量だけ補給される。
ホッパ22Bに対し適宜の量だけ補給される。
原料ホッパ22Bに対する原料粉末の補給が終了する
と、原料補給タンク42は、矢印Z3で示すごとく、再び原
料補給チャンバ40の内部へ向けて移動せしめられる。そ
ののち、開閉部材43Bが前方へ移動せしめられ、連絡口4
0bを閉鎖する。
と、原料補給タンク42は、矢印Z3で示すごとく、再び原
料補給チャンバ40の内部へ向けて移動せしめられる。そ
ののち、開閉部材43Bが前方へ移動せしめられ、連絡口4
0bを閉鎖する。
原料補給チャンバ40では、原料補給タンク42が、充填
成形チャンバ20A，20Bに対する次の原料粉末の補給のた
めに待機する。
成形チャンバ20A，20Bに対する次の原料粉末の補給のた
めに待機する。
（３） 発明の効果 上述より明らかなように、本発明にかかる石英ガラス
容器の製造装置は、充填成形チャンバを備えているの
で、ルツボに対して原料粉末を充填し石英ガラス容器の
形状に対応した原料粉成形体を作成するに際し、外部よ
り不純物が飛来して混入することを防止でき、ひいては
石英ガラス容器製品の品質を改善できる効果を有する。
容器の製造装置は、充填成形チャンバを備えているの
で、ルツボに対して原料粉末を充填し石英ガラス容器の
形状に対応した原料粉成形体を作成するに際し、外部よ
り不純物が飛来して混入することを防止でき、ひいては
石英ガラス容器製品の品質を改善できる効果を有する。
また、本発明にかかる石英ガラス容器の製造装置は、
加熱熔融チャンバを備えているので、石英ガラス容器の
形状に対応した原料粉成形体の加熱熔融に際して発生さ
れる熱などに伴なって作業環境が悪化することを防止で
きる効果を有する。
加熱熔融チャンバを備えているので、石英ガラス容器の
形状に対応した原料粉成形体の加熱熔融に際して発生さ
れる熱などに伴なって作業環境が悪化することを防止で
きる効果を有する。
更に、本発明にかかる石英ガラス容器の製造装置は、
充填成形チャンバと加熱熔融チャンバとの間でルツボ移
送手段によってルツボが移送されているので、充填成形
工程と加熱熔融工程とを互いに連続化でき、ひいては製
品の製造能率を向上できる効果を有する。
充填成形チャンバと加熱熔融チャンバとの間でルツボ移
送手段によってルツボが移送されているので、充填成形
工程と加熱熔融工程とを互いに連続化でき、ひいては製
品の製造能率を向上できる効果を有する。
充填成形チャンバと加熱溶融チャンバを隣接して設
け、それらの間に開閉部材を配置し、ルツボ移送手段を
案内レールによるものとしたので、原料粉末の飛散が確
実に回避でき、それに伴う種々の問題点を確実に解消で
きる。その結果、極めて生産性が高く、産業上の価値の
高いものとすることができる。
け、それらの間に開閉部材を配置し、ルツボ移送手段を
案内レールによるものとしたので、原料粉末の飛散が確
実に回避でき、それに伴う種々の問題点を確実に解消で
きる。その結果、極めて生産性が高く、産業上の価値の
高いものとすることができる。
第１図は、本発明にかかる石英ガラス容器の製造装置の
一実施例を示す正面図である。10 ……石英ガラス容器の製造装置 11……ハウジング20A ，20B……充填成形チャンバ 20a,20b……連絡通路 21A,21B……案内レール 22A,22B……原料ホッパ 23A,23B……原料供給量制限バルブ 24A,24B……供給パイプ 25A,25B……成形治具制御装置 26A,26B……成形治具30 ……加熱熔融チャンバ 31……案内レール 32……加熱熔融用電極 33A,33B……開閉部材40 ……原料補給チャンバ 40a,40b……連絡口 41……案内シャフト 42……原料補給タンク 43A,43B……開閉部材50 ……ルツボ装置 51……案内レール 52A,52B……ルツボ移動装置 53A,53B……ルツボ回転装置 54A,53B……ルツボ
一実施例を示す正面図である。10 ……石英ガラス容器の製造装置 11……ハウジング20A ，20B……充填成形チャンバ 20a,20b……連絡通路 21A,21B……案内レール 22A,22B……原料ホッパ 23A,23B……原料供給量制限バルブ 24A,24B……供給パイプ 25A,25B……成形治具制御装置 26A,26B……成形治具30 ……加熱熔融チャンバ 31……案内レール 32……加熱熔融用電極 33A,33B……開閉部材40 ……原料補給チャンバ 40a,40b……連絡口 41……案内シャフト 42……原料補給タンク 43A,43B……開閉部材50 ……ルツボ装置 51……案内レール 52A,52B……ルツボ移動装置 53A,53B……ルツボ回転装置 54A,53B……ルツボ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 春彦 山形県西置賜郡小国町大字小国町378 東芝セラミックス株式会社小国製造所内 (56)参考文献 特開 昭53−45318（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−18927（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−96388（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) C03B 19/09,20/00
Claims (1)
- 【請求項１】ルツボに対して原料粉末を充填しかつ成形
治具で原料粉末を成形して石英ガラス容器の形状に対応
した原料粉成形体を作成するための充填成形チャンバ
と、 ルツボ内で原料粉成形体を加熱溶融して石英ガラス容器
を作成するための加熱溶融チャンバとを隣接して設け、 上記充填成形チャンバと加熱溶融チャンバとの間に、開
閉部材を配置し、かつ上記両チャンバ間でルツボを相互
に移送するための案内レールによるルツボ移送手段を具
備し、 上記ルツボ移送手段によってルツボを移送するに際して
ルツボとともに移送されかつ少なくとも上記充填成形チ
ャンバにおいてルツボを回転せしめるためのルツボ回転
装置を備えてなる石英ガラス容器の製造装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1248597A JP2866115B2 (ja) | 1989-09-25 | 1989-09-25 | 石英ガラス容器の製造装置 |
| US07/583,553 US5082484A (en) | 1989-09-25 | 1990-09-17 | Apparatus for making quartz glass crucibles |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1248597A JP2866115B2 (ja) | 1989-09-25 | 1989-09-25 | 石英ガラス容器の製造装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03112826A JPH03112826A (ja) | 1991-05-14 |
| JP2866115B2 true JP2866115B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=17180487
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1248597A Expired - Lifetime JP2866115B2 (ja) | 1989-09-25 | 1989-09-25 | 石英ガラス容器の製造装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5082484A (ja) |
| JP (1) | JP2866115B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6143073A (en) * | 1998-11-19 | 2000-11-07 | Heraeus Shin-Etsu America | Methods and apparatus for minimizing white point defects in quartz glass crucibles |
| US6502422B1 (en) | 2000-10-27 | 2003-01-07 | General Electric Company | Method for quartz crucible fabrication |
| US7993556B2 (en) * | 2007-08-08 | 2011-08-09 | Heraeus Shin-Etsu America, Inc. | Method for making a silica glass crucible |
| JP2010076949A (ja) * | 2008-09-24 | 2010-04-08 | Japan Siper Quarts Corp | 石英ガラスルツボの製造方法と装置、および石英ガラスルツボ |
| JP5453679B2 (ja) * | 2009-10-02 | 2014-03-26 | 株式会社Ｓｕｍｃｏ | シリカガラスルツボの製造装置及びシリカガラスルツボの製造方法 |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US1190145A (en) * | 1915-09-09 | 1916-07-04 | Benjamin Franklin Gift | Automatic centrifugal glassware-making machinery. |
| US3841859A (en) * | 1970-07-20 | 1974-10-15 | Heye Hermann | Apparatus for feeding gobs of molten vitreous or plastic material into molds of a machine for forming bottles or similar containers |
| US3935046A (en) * | 1972-11-06 | 1976-01-27 | Imperial Chemical Industries Limited | Non-woven fabrics |
| FR2348001A1 (fr) * | 1976-04-13 | 1977-11-10 | Pont A Mousson | Installation de centrifugation de tuyaux de grande dimension |
| JPS5345318A (en) * | 1976-10-06 | 1978-04-24 | Toshiba Ceramics Co | Process and apparatus for preparing glass vessel and the like of high silica content |
| DE2928089C3 (de) * | 1979-07-12 | 1982-03-04 | Heraeus Quarzschmelze Gmbh, 6450 Hanau | Verbundtiegel für halbleitertechnologische Zwecke und Verfahren zur Herstellung |
| DE3014311C2 (de) * | 1980-04-15 | 1982-06-16 | Heraeus Quarzschmelze Gmbh, 6450 Hanau | Verfahren zur Herstellung von Quarzglastiegeln und Vorrichtung zur Durchführung dieses Verfahrens |
| GB8427915D0 (en) * | 1984-11-05 | 1984-12-12 | Tsl Thermal Syndicate Plc | Vitreous silica products |
-
1989
- 1989-09-25 JP JP1248597A patent/JP2866115B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-09-17 US US07/583,553 patent/US5082484A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5082484A (en) | 1992-01-21 |
| JPH03112826A (ja) | 1991-05-14 |
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