JP2865779B2 - 家畜動物用飼料添加剤 - Google Patents
家畜動物用飼料添加剤Info
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- JP2865779B2 JP2865779B2 JP2062798A JP6279890A JP2865779B2 JP 2865779 B2 JP2865779 B2 JP 2865779B2 JP 2062798 A JP2062798 A JP 2062798A JP 6279890 A JP6279890 A JP 6279890A JP 2865779 B2 JP2865779 B2 JP 2865779B2
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- JP
- Japan
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- feed additive
- copper chlorophyllin
- animal feed
- livestock animal
- feed
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は乳牛、肉牛、豚、鶏、犬、猫等の家畜動物用
或いはペット動物用の飼料添加剤に関するものである。
或いはペット動物用の飼料添加剤に関するものである。
農業生産上重要な家畜である乳牛、肉牛、豚、鶏等
は、近来益々その利用度が高まり、その生産物である肉
及び乳は国民の栄養保健上重要な位置を占めている。
は、近来益々その利用度が高まり、その生産物である肉
及び乳は国民の栄養保健上重要な位置を占めている。
現在家畜動物用の飼料は昔ながらの素材型飼料より、
各飼料メーカーが配合調達した濃厚飼料化がすすんでお
り、それらを給付してその経済効果を求めているが、濃
厚飼料を与えることによる弊害も報告されている。一般
にいわれている影響のひとつは体内の酸性化で、特に胃
腸にかかる負担例は多く報告されており、阻害例として
家畜の成長性、搾乳量の低下、肉質の低下等の問題があ
げられている。
各飼料メーカーが配合調達した濃厚飼料化がすすんでお
り、それらを給付してその経済効果を求めているが、濃
厚飼料を与えることによる弊害も報告されている。一般
にいわれている影響のひとつは体内の酸性化で、特に胃
腸にかかる負担例は多く報告されており、阻害例として
家畜の成長性、搾乳量の低下、肉質の低下等の問題があ
げられている。
一方、飼育用畜舎から発生する糞尿臭等が周囲の住宅
環境に及ぼす影響は大きく、またペットにおいても室内
犬等の増加から糞尿臭の消臭剤が種々考案されている。
環境に及ぼす影響は大きく、またペットにおいても室内
犬等の増加から糞尿臭の消臭剤が種々考案されている。
本発明者等は上記の点について研究を行った結果、銅
クロロフィリン塩を家畜動物に投与することで搾乳量の
増加、糞尿臭の消臭効果があることを見出し本発明を完
成した。
クロロフィリン塩を家畜動物に投与することで搾乳量の
増加、糞尿臭の消臭効果があることを見出し本発明を完
成した。
本発明に係る銅クロロフィリン塩は緑色植物等に含ま
れているクロロフィルを原料として中心金属の置換、ケ
ン化分解、中和、精製することによって得られ、中和時
に用いる塩の種類によって銅クロロフィリンナトリウ
ム、銅クロロフィリンカリウム、銅クロロフィリンカル
シウム等が得られる。
れているクロロフィルを原料として中心金属の置換、ケ
ン化分解、中和、精製することによって得られ、中和時
に用いる塩の種類によって銅クロロフィリンナトリウ
ム、銅クロロフィリンカリウム、銅クロロフィリンカル
シウム等が得られる。
本発明に係る化合物のひとつである銅クロロフィリン
ナトリウムは、食品添加物として着色料に用いられてお
り、また抗炎症作用、抗潰瘍作用を有することから潰瘍
治療用医薬品としても使われている。一方銅クロロフィ
リンナトリウムのもつ消臭作用についても口臭や体臭に
ついては知られており、歯みがき粉やチューインガム等
に利用されている。
ナトリウムは、食品添加物として着色料に用いられてお
り、また抗炎症作用、抗潰瘍作用を有することから潰瘍
治療用医薬品としても使われている。一方銅クロロフィ
リンナトリウムのもつ消臭作用についても口臭や体臭に
ついては知られており、歯みがき粉やチューインガム等
に利用されている。
本発明においては銅クロロフィリン塩を、搾乳量が減
少しはじめる夏の終りから秋にかけての一定期間乳牛に
投与した後、乳量の減少を抑制し、搾乳量の増加が認め
られた。
少しはじめる夏の終りから秋にかけての一定期間乳牛に
投与した後、乳量の減少を抑制し、搾乳量の増加が認め
られた。
さらに***炎とかかわりの深い乳細胞、乳細菌が減少
しており、***炎の予防あるいは軽減にも効果が認めら
れた。
しており、***炎の予防あるいは軽減にも効果が認めら
れた。
また豚に銅クロロフィリン塩を投与した時、豚の糞尿
に起因する畜舎内のアンモニアガス濃度の増加を抑制
し、併せてアンモニアガスが原因と考えられる肺炎、胸
膜炎等の呼吸器疾患も減少していた。
に起因する畜舎内のアンモニアガス濃度の増加を抑制
し、併せてアンモニアガスが原因と考えられる肺炎、胸
膜炎等の呼吸器疾患も減少していた。
銅クロロフィリン塩の投与方法としては、通常の飼料
に添加、混合したり、飲用水中に溶解したり、或いは岩
塩等に浸み込ませ投与する等、経口的に投与する方法で
あればいずれの方法でもよい。
に添加、混合したり、飲用水中に溶解したり、或いは岩
塩等に浸み込ませ投与する等、経口的に投与する方法で
あればいずれの方法でもよい。
本発明に係る飼料添加剤の形態としては、銅クロロフ
ィリン塩単独でもよいが、重曹などのpH調整剤やビタミ
ン等の栄養補給剤と混合するなどいずれの形態でもよ
い。
ィリン塩単独でもよいが、重曹などのpH調整剤やビタミ
ン等の栄養補給剤と混合するなどいずれの形態でもよ
い。
銅クロロフィリン塩の添加量は飼料或いは飲用水に対
して0.001〜１％でよく、好ましくは0.01〜0.5％の範囲
で添加すればよい。
して0.001〜１％でよく、好ましくは0.01〜0.5％の範囲
で添加すればよい。
〔実施例〕 以下、実施例にて本発明を詳細に説明する。但し、本
発明はこれらの実施例に限定されるものでない。
発明はこれらの実施例に限定されるものでない。
実施例１ 鉄骨開放畜舎で飼育されている乳牛（成体）に１頭、
１日あたり5grの銅クロロフィリンナトリウムを飼料に
添加混合して投与した。摂取方法は自由摂取で行った。
投与期間は乳量の減少しはじめた７月28日から２か月間
投与し、それ以後は再び通常の飼料に切り替えた。
１日あたり5grの銅クロロフィリンナトリウムを飼料に
添加混合して投与した。摂取方法は自由摂取で行った。
投与期間は乳量の減少しはじめた７月28日から２か月間
投与し、それ以後は再び通常の飼料に切り替えた。
結果は第１図に示すように、対照区と比較して乳量の
減少が抑制されており、投与を中止すると減少割合は対
照区と同様になり、明らかに乳量減少の抑制に効果があ
り、搾乳量の増加が認められた。
減少が抑制されており、投与を中止すると減少割合は対
照区と同様になり、明らかに乳量減少の抑制に効果があ
り、搾乳量の増加が認められた。
実施例２ パイプハウス畜舎で飼育されている豚（成体）に銅ク
ロロフィリンナトリウムを１頭１日あたり0.75grを飼料
に添加、混合して一定期間投与した。摂取方法は自由摂
取で行った。アンモニアの濃度測定は３日おき同時刻に
測定した。
ロロフィリンナトリウムを１頭１日あたり0.75grを飼料
に添加、混合して一定期間投与した。摂取方法は自由摂
取で行った。アンモニアの濃度測定は３日おき同時刻に
測定した。
結果は第２図に示すように、対照区のアンモニアガス
濃度が上昇していくのに比較して、試験区では50ppmで
一定値を示しており、顕著な効果を示していた。
濃度が上昇していくのに比較して、試験区では50ppmで
一定値を示しており、顕著な効果を示していた。
以上のように、本発明に係る銅クロロフィリン塩を有
効成分とする飼料添加剤は、家畜動物に投与することに
より、例えば乳牛では搾乳量の増加効果、豚においては
糞尿由来のアンモニアガスとそれに起因する呼吸器疾患
の低減等、狭い畜舎内で濃厚飼料によって飼育されるこ
とによる弊害を低減し、糞尿の消臭による環境改善に有
効な家畜動物用飼料添加剤である。
効成分とする飼料添加剤は、家畜動物に投与することに
より、例えば乳牛では搾乳量の増加効果、豚においては
糞尿由来のアンモニアガスとそれに起因する呼吸器疾患
の低減等、狭い畜舎内で濃厚飼料によって飼育されるこ
とによる弊害を低減し、糞尿の消臭による環境改善に有
効な家畜動物用飼料添加剤である。
第１図は、本発明の飼料添加剤による乳量減少の抑制効
果を示すグラフ、第２図は、畜舎内アンモニア濃度の低
下効果を示すグラフである。
果を示すグラフ、第２図は、畜舎内アンモニア濃度の低
下効果を示すグラフである。
Claims (1)
- 【請求項１】銅クロロフィリン塩を有効成分として含有
する、家畜動物の糞尿臭消臭剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2062798A JP2865779B2 (ja) | 1990-03-15 | 1990-03-15 | 家畜動物用飼料添加剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2062798A JP2865779B2 (ja) | 1990-03-15 | 1990-03-15 | 家畜動物用飼料添加剤 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10237748A Division JP3048556B2 (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | 家畜動物用飼料添加剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03266943A JPH03266943A (ja) | 1991-11-27 |
| JP2865779B2 true JP2865779B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=13210730
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2062798A Expired - Lifetime JP2865779B2 (ja) | 1990-03-15 | 1990-03-15 | 家畜動物用飼料添加剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2865779B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005058064A1 (ja) | 2003-12-19 | 2005-06-30 | Menicon Co., Ltd. | アスタキサンチン配合ペット用食物 |
-
1990
- 1990-03-15 JP JP2062798A patent/JP2865779B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03266943A (ja) | 1991-11-27 |
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Legal Events
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