JP2864758B2 - 加入者回路の給電定電流値設定回路 - Google Patents

加入者回路の給電定電流値設定回路

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JP2864758B2
JP2864758B2 JP3014631A JP1463191A JP2864758B2 JP 2864758 B2 JP2864758 B2 JP 2864758B2 JP 3014631 A JP3014631 A JP 3014631A JP 1463191 A JP1463191 A JP 1463191A JP 2864758 B2 JP2864758 B2 JP 2864758B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加入者回路の給電回路に
関し、特にその定電流値を決定する回路構成に関する。
【0002】
【従来の技術】第3図は従来の加入者回路における給電
回路の構成を示すブロック図である。一端が加入者回路
のTipとRing端子に相当する出力端子VTRに接続
された抵抗RF と、この抵抗RF の他端が出力に接続さ
れた利得“1”の増幅器A1 と、出力端子VTRの信号を
検出し、増幅器A1 の入力へ加算する手段と、入力が増
幅器A1 の出力に接続された減衰器Attと、第1の入力
が減衰器Attの出力に接続され、かつ出力信号が増幅器
1 の入力で減算される電圧弁別回路A2 と、一端が接
地電位GNDに接続された抵抗R1 と、一端が抵抗R1
の他端と上述の電圧弁別回路A2 の第2の入力に共通接
続される抵抗R2 と、この抵抗R2 の他端に接続された
定電圧源VREF とから構成されている。そしてこれらを
構成する集積回路(IC)内には上述の抵抗R1 ,R2
以外のものが内蔵され、外付けの抵抗R1 ,R2 の抵抗
比を変えることによって出力端子VTRに流れる定電流給
電値IL を変えるようにしたものである。
【0003】次に、動作について数式で説明する。減衰
器Attの入出力の利得を“K”とすると、出力端子VTR
から中をみた等価抵抗R0
【0004】
【0005】となる。ここで出力端子VTRと電源VBB
の間に負荷抵抗RL が接続されているものとする。電圧
弁別回路A2 は第1と第2の入力電圧の内高い方の電圧
が出力される。従ってこの電圧弁別回路A2 の出力電圧
OM
【0006】
【0007】となる。従って(2)式の条件の時の負荷
抵抗RL に流れる電流IL
【0008】
【0009】となる。又(3)式の条件の時、増幅器A
1 の出力から増幅器A1 の入力への帰還ループは切れ
【0010】
【0011】となり、負荷抵抗RL に無関係に式(5)
となる。すなわち定電流となり、抵抗R1 と抵抗R2
の抵抗比で決まる。これらのことを図示すると、図4の
ようになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この従来の加入者回路
における給電回路では、定電流値を可変にしたい場合、
抵抗R1 ,R2 の抵抗比を変えることによって対応して
いた。この加入者回路を集積回路(IC)化した場合、
抵抗R1 とR2 を内蔵してしまうと、この定電流値が固
定となってしまう。一般的には加入者回路の給電の定電
流値はユーザーによって異なるため、可変とすることが
求められている。従ってやむをえず抵抗R1 と抵抗R2
とは外付けとなり、その分製造原価高となるだけではな
く、この抵抗のための領域をIC使用装置に必要とな
り、ICチップ使用装置が大きくなる欠点があった。更
に、この抵抗R1 ,R2 の外付けのために必要なICチ
ップ上の端子も基準電圧Vref 端子と、抵抗R1 ,R2
の中点電位を入力するための端子の2端子を必要とする
欠点もあった。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、増幅器
と、前記増幅器の出力と出力端子の間に接続された第1
の抵抗と、前記増幅器の出力を入力とする減衰器と、制
御端子と基準電圧源との間に直列に接続にされた第2及
び第3の抵抗と、前記第2の抵抗と前記第3の抵抗との
接続点の電圧と前記減衰器の出力電圧との内高い方の電
圧を出力する電圧弁別回路と、前記増幅器の入力に前記
出力端子の信号を加算し前記電圧弁別回路の出力信号を
減算する加算手段と、を集積回路チップに内蔵し、前記
出力端子より加入者回路に給電する加入者回路の給電定
電流値設定回路であって、前記制御端子を解放、または
GND又はアナログGND電源に選択して接続すること
により所望の給電定電流値を選択して得られように前記
基準電圧源の電圧値及び前記第2及び第3の抵抗の抵抗
比を設定したことを特徴とする加入者回路の給電定電流
値設定回路を得る。
【0014】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0015】図1は本発明の一実施例を示す加入者回路
における給電系のブロック図を示すものである。一端が
加入者回路のTipとRing端子に相当する出力端子
TRに接続された抵抗RF と、この抵抗RF の他端が出
力に接続された利得“1”の増幅器A1 と、出力端子1
の信号を検出し、増幅器A1 の入力へ加算する手段と、
入力が増幅器A1 の出力に接続された減衰器Attと、第
1の入力がこの減衰器Attの出力に接続され、かつ出力
信号が増幅器A1 の入力で減算をする電圧弁別回路A2
と、一端が制御端子VCに接続された抵抗R1 と、一端
がこの抵抗R1 の他端と電圧弁別回路A2 の第2の入力
端子とに共通接続された抵抗R2 と、この抵抗R2 の他
端に接続された基準電圧源VREF とから構成されてい
る。そして制御端子VC を解放、又は接地電位、又は定
電圧源VREF というように選択することにより加入者回
路の定電流値を制御することができる。ここで出力端子
TRに負荷として他端が電源VBBに接続された抵抗RL
が接続されている。
【0016】回路全体の動作は従来例で示したのと同様
なので、その説明は省略する。従来例と異なっている点
は、本実施例の回路を集積回路(IC)化した時、抵抗
1 と抵抗R2 とが集積回路チップ内に内蔵されてい
て、かつ抵抗R1 の一端が基準電位GNDではなく、集
積回路チップの端子としてこの制御端子VC を出力して
いる点にある。一般的な加入者回路の給電定電流値I
L(MAX)として代表的なものに35mAと45mAと75
mA以上の3つがある。そこで、この制御端子VC を以
下のように設定できるように基準電圧Vref と抵抗R1
とR2 との比とが設定できればよい。すなわち 制御端子VC を解放の時→定電流値IL(MAX)は75mA
以上 制御端子VC がGND電位の時→定電流値IL(MAX)は4
5mA 制御端子VC が2.4Vの時→定電流値IL(MAX)は35
mA(2.4Vという値は、単電源ICにおける代表的
なアナログGND電位である。)となれば、使用上便利
である。ここで制御端子VC を解放した時は抵抗R1
2 には電流が流れないので、電圧弁別回路の第2の入
力電圧は基準電圧Vref そのものとなる。従ってこの時
の定電流値IL(MAX)は IL(MAX)=Vref /RF ……(6) となる。また、制御端子VC がGND電位の時は、従来
例の場合と同様にして定電流値IL(MAX)を求めると IL(MAX)=R1 ・Vref /RF (R1 +R2 ) ……(7) となる。更に、制御端子VC が2.4Vの時の定電流値
L(MAX)
【0017】
【0018】となる。上記の3つの状態において、定電
流値IL(MAX)を各々75mA以上、45mA,35mA
とするための基準電圧Vref と抵抗R1 とR2 との比と
を求める。例えば、基準電圧Vref としては、温度特性
に優れ、かつ簡単な構成であるツェナーダイオードとP
N接合ダイオードとの直列接続によって得られる定電圧
値の7.9Vを使用したとする。そしてR2 /(R1
2 )=0.57と設定すると、上記の3つの状態時の
定電流値IL(MAX)は各々79mA,45mA,34.7
mAとなり、ほぼ所望の電流値が得られたことがわか
る。
【0019】図2は本発明の他の実施例である。本実施
例では制御端子VCに基準電圧Vref2が変更可能な電圧
源VREF2が接続されている。その他の接続は第1図と同
様であるので、同一符号を付与してその説明を省略す
る。この基準電圧Vref2を可変することにより、定電流
値IL(MAX)を自由に設定することができる。この場合の
定電流値のIL(MAX)の式は、上述の制御端子VC が2.
4Vの式と同様な考え方で
【0020】
【0021】となる。この応用は加入者毎に最適な定電
流値IL(MAX)を外部電圧(Vref2)によって制御したい
場合にも有効である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、従来外付
けとしていた2本の抵抗を内蔵した構成としたので、加
入者回路を構成する部品点数が少なくて済むという効果
を有する。又、加入者回路の給電定電流値IL(MAX)を設
定するのに必要な制御端子も1端子のみで済み、このチ
ップを搭載するICパッケージの小型化に役立つという
効果もある。更にその制御端子を解放、又はGND又は
アナログGNDと既存の電源に接続するだけで、代表的
な給電定電流値IL(MAX)を選択でき、更にこれ以外の給
電定電流値IL(MAX)値を得たい場合は、外部電圧によっ
て自由に制御できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は本発明の一実施例を示すブロック図で
ある。
【図2】第2図は本発明の他の実施例を示すブロック図
である。
【図3】第3図は従来の加入者回路の給電系を示すブロ
ック図である。
【図4】第1〜第3図における負荷抵抗RL とそれに流
れる電流との関係を示すグラフである。
【符号の説明】 VTR 出力端子 VC 定電流制御端子 VREF ,VREF2 基準電圧源 R1 ,R2 ,RF ,RL 抵抗 A1 利得1の増幅器 A2 電圧弁別回路 Att 減衰器 Add 加算器 VBB 電圧源

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 増幅器と、前記増幅器の出力と出力端子
    の間に接続された第1の抵抗と、前記増幅器の出力を入
    力とする減衰器と、制御端子と基準電圧源との間に直列
    に接続にされた第2及び第3の抵抗と、前記第2の抵抗
    と前記第3の抵抗との接続点の電圧と前記減衰器の出力
    電圧との内高い方の電圧を出力する電圧弁別回路と、前
    記増幅器の入力に前記出力端子の信号を加算し前記電圧
    弁別回路の出力信号を減算する加算手段と、を集積回路
    チップに内蔵し、前記出力端子より加入者回路に給電す
    る加入者回路の給電定電流値設定回路であって、 前記制御端子を解放、またはGND又はアナログGND
    電源に選択して接続することにより所望の給電定電流値
    を選択して得られように前記基準電圧源の電圧値及び前
    記第2及び第3の抵抗の抵抗比を設定した ことを特徴と
    する加入者回路の給電定電流値設定回路。
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