JP2864392B2 - セラミックス成形型 - Google Patents
セラミックス成形型Info
- Publication number
- JP2864392B2 JP2864392B2 JP30507289A JP30507289A JP2864392B2 JP 2864392 B2 JP2864392 B2 JP 2864392B2 JP 30507289 A JP30507289 A JP 30507289A JP 30507289 A JP30507289 A JP 30507289A JP 2864392 B2 JP2864392 B2 JP 2864392B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- product
- forming
- ceramic
- rubber
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本発明は、カップ状のセラミックス製品を冷間静水圧
成形法で成形する際に使用する型に関する。
成形法で成形する際に使用する型に関する。
b.従来の技術とその課題 セラミックス成形方法のひとつに冷間静水圧成形法
（Cold Isostatic Pressing:以下、CIP法という）とい
うものがある。
（Cold Isostatic Pressing:以下、CIP法という）とい
うものがある。
この方法は、第３図に示すようにゴム型ａに成形材料
ｂ（セラミックス粉末）を充填し、該ゴム型ａを容器ｃ
内の圧力媒体ｄ（不凍液など）に浸し、ピストンｅを容
器ｃ内に押し込んで成形材料ｂを圧縮成形するようにし
たものである。このようにゴム型ａを用いることからラ
バープレス法とも呼ばれている。このCIP法によれば、
成形材料ｂに静水圧が等方的に作用するため、成形体の
密度分布が均一化し、焼結後の製品に歪が生じなくなる
という利点がある。
ｂ（セラミックス粉末）を充填し、該ゴム型ａを容器ｃ
内の圧力媒体ｄ（不凍液など）に浸し、ピストンｅを容
器ｃ内に押し込んで成形材料ｂを圧縮成形するようにし
たものである。このようにゴム型ａを用いることからラ
バープレス法とも呼ばれている。このCIP法によれば、
成形材料ｂに静水圧が等方的に作用するため、成形体の
密度分布が均一化し、焼結後の製品に歪が生じなくなる
という利点がある。
ところで、CIP法によってカップ状の製品を成形する
場合、第２図に示すように成形型10を使用していた。こ
の型10は、製品の内面を形成する芯型11と、その外面を
形成するゴム型12とで構成してある。そして、芯型11と
ゴム型12との間に成形材料ｂを充填してから、成形型10
を上記容器ｃを装入して製品の成形を行っていた。
場合、第２図に示すように成形型10を使用していた。こ
の型10は、製品の内面を形成する芯型11と、その外面を
形成するゴム型12とで構成してある。そして、芯型11と
ゴム型12との間に成形材料ｂを充填してから、成形型10
を上記容器ｃを装入して製品の成形を行っていた。
c.発明が解決しようとする課題 しかし、このような型10を用いると、成形体のコーナ
ー部b1（図中点線枠内）に静水圧が水平方向と垂直方向
の双方から作用し、この部分が無理な力を受けて亀裂を
生じ易くなる。したがって、このようなカップ状の製品
をCIP法で成形することは、事実上できなかった。
ー部b1（図中点線枠内）に静水圧が水平方向と垂直方向
の双方から作用し、この部分が無理な力を受けて亀裂を
生じ易くなる。したがって、このようなカップ状の製品
をCIP法で成形することは、事実上できなかった。
d.課題を解決するための手段 本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、製品のコーナー部に亀裂の生じ
ないセラミックス成形型を提供することにあり、その要
旨は、カップ状のセラミックス製品を冷間静水圧成形法
で成形する型において、該製品の内面を形成する第１の
型と、上記製品の外底面を形成する第２の型と、上記製
品の外周面を形成するゴム型とからなり、上記第２の型
は製品のコーナー部を囲む位置にリング状の突起を周設
したことを特徴とするセラミックス成形型にある。
の目的とするところは、製品のコーナー部に亀裂の生じ
ないセラミックス成形型を提供することにあり、その要
旨は、カップ状のセラミックス製品を冷間静水圧成形法
で成形する型において、該製品の内面を形成する第１の
型と、上記製品の外底面を形成する第２の型と、上記製
品の外周面を形成するゴム型とからなり、上記第２の型
は製品のコーナー部を囲む位置にリング状の突起を周設
したことを特徴とするセラミックス成形型にある。
以下、本発明の一実施例を、添付図面を参照しながら
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第１図において、１は下型（第１の型）、２は上型
（第２の型）である。上型２の型面には、リング状の突
起2aが設けてあり、該突起2aの外側にゴム型３を嵌着し
てある。該突起2aの高さは、下型１と上型２との間に形
成される成形空間の間隔とほぼ同じ大きさになってい
る。なお、製品の成形は上記成形型10の場合と同様の手
順で行えばよい。
（第２の型）である。上型２の型面には、リング状の突
起2aが設けてあり、該突起2aの外側にゴム型３を嵌着し
てある。該突起2aの高さは、下型１と上型２との間に形
成される成形空間の間隔とほぼ同じ大きさになってい
る。なお、製品の成形は上記成形型10の場合と同様の手
順で行えばよい。
本実施例はこのように構成してあるので、製品の底壁
と周壁はそれぞれ垂直方向と水平方向の一方向からの圧
縮力によって成形されることになる。その際、上型２の
突起2aは静水圧がゴム型３を通して成形体のコーナー部
に及ぶのを阻止するので、この部分には垂直方向からの
圧縮力のみが作用する。したがって、上記従来の成形型
10のように、成形体のコーナー部が無理な力を受けて亀
裂を生じることはない。
と周壁はそれぞれ垂直方向と水平方向の一方向からの圧
縮力によって成形されることになる。その際、上型２の
突起2aは静水圧がゴム型３を通して成形体のコーナー部
に及ぶのを阻止するので、この部分には垂直方向からの
圧縮力のみが作用する。したがって、上記従来の成形型
10のように、成形体のコーナー部が無理な力を受けて亀
裂を生じることはない。
なお、下型１と上型２を上下逆にして成形を行っても
よい。
よい。
e.発明の効果 本発明によれば、第２の型の突起は静水圧がゴム型を
通して成形体のコーナー部に及ぶのを阻止するようにな
るので、この部分の亀裂が生じなくなり、品質の向上を
図ることができる。
通して成形体のコーナー部に及ぶのを阻止するようにな
るので、この部分の亀裂が生じなくなり、品質の向上を
図ることができる。
第１図は本発明のセラミックス成形型の縦断面図、第２
図は第１図と対応する従来例を示す図、第３図はCIP法
で使用する装置を概念的に示す図である。 １……下型、２……上型、 2a……突起、３……ゴム型。
図は第１図と対応する従来例を示す図、第３図はCIP法
で使用する装置を概念的に示す図である。 １……下型、２……上型、 2a……突起、３……ゴム型。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平３−126505（ＪＰ，Ａ) 実開 昭49−108853（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−148605（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭58−155208（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭48−37655（ＪＰ，Ｙ１) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B28B 3/00 102 B28B 7/06,7/16
Claims (1)
- 【請求項１】カップ状のセラミックス製品を冷間静水圧
成形法で成形する型において、該製品の内面を形成する
第１の型と、上記製品の外底面を形成する第２の型と、
上記製品の外周面を形成するゴム型とからなり、上記第
２の型は製品のコーナー部を囲む位置にリング状の突起
を周設したことを特徴とするセラミックス成形型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30507289A JP2864392B2 (ja) | 1989-11-24 | 1989-11-24 | セラミックス成形型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30507289A JP2864392B2 (ja) | 1989-11-24 | 1989-11-24 | セラミックス成形型 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03164207A JPH03164207A (ja) | 1991-07-16 |
| JP2864392B2 true JP2864392B2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=17940778
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30507289A Expired - Lifetime JP2864392B2 (ja) | 1989-11-24 | 1989-11-24 | セラミックス成形型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2864392B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102672800B (zh) * | 2011-03-15 | 2016-03-30 | 北京有色金属研究总院 | 一种在超导块材单轴模压成型过程中减小摩擦力的方法 |
| CN114523551A (zh) * | 2022-03-07 | 2022-05-24 | 先导薄膜材料（广东）有限公司 | 一种ito旋转靶的冷等静压模具及预制成型方法 |
-
1989
- 1989-11-24 JP JP30507289A patent/JP2864392B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03164207A (ja) | 1991-07-16 |
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