JP2863952B2 - 地絡故障点標定方法及び装置、地絡距離リレー - Google Patents

地絡故障点標定方法及び装置、地絡距離リレー

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、送電線の故障点標定方法及び装置に係り、
特に中性点抵抗接地系統における不完全地絡時の標定精
度の向上を図るに好適なものに関する。
〔従来の技術〕
従来、故障点標定の高精度化対策として、特公昭56−
39431号公報に示されているように、事故時の電流デー
タと事故前の電流データの差分信号を用いる方法が知ら
れている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記公報の方法によれば、事故前後で潮流が
変化すること、また差をとっている時間内のデータしか
得られないことなどから、精度向上の面で改善すべき点
がある。
また、地絡距離リレーにおいては、不完全地絡による
事故点抵抗の影響を考慮して、動作領域を広くとるよう
にしていることから、負荷時の不要動作防止と相反する
形になっている。
本発明の目的は、上記従来の問題点を解決すること、
言いかえれば、地絡故障点の故障抵抗に起因する故障点
標定誤差を小さく抑えて、標定精度を向上することがで
きる故障点標定方法及び装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するため、地絡故障点より
も電源側に定められた送電線の基準点における電圧と電
流を検出し、該検出電圧と検出電流に基づいて当該基準
点からみた送電線の負荷側インピーダンスを求め、該求
められた負荷側インピーダンスを当該送電線の単位長当
りの既知線路インピーダンスで除算することにより、前
記基準点から地絡故障点までの距離を求めることを含ん
でなる中性点抵抗接地系の地絡故障点標定方法におい
て、前記検出電圧と検出電流の少なくとも一方と当該送
電系統に係る既知データに基づいて、前記検出電圧に含
まれる地絡故障点抵抗に関係する誤差を推定演算し、該
推定誤差により前記負荷側インピーダンスに係る演算を
補正することを特徴とする。
〔作用〕
このように構成されることから、不完全地絡等による
故障点抵抗が存在し、検出電圧等にその影響による故障
点電圧が含まれていても、これを推定して除去すること
ができるので、故障点標定の精度を向上させることが可
能となる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
第1図は、補を適用してなる送電系統の全体構成図で
ある。図示のように、電源11から供給される電力は変圧
器12により変圧され、送電線13を介して負荷14に送電さ
れている。変圧器12の2次系は中性点抵抗接地系とされ
ており、中性点は中性点接地抵抗RNを介して接地されて
いる。故障点標定装置21は送電線13を標定対象としてお
り、送電線13の電源側端に設けられた変流器22a,b,cと
電圧変成器23a,b,cにより検出された各相の電流信号と
相電圧信号が入力されている。
いま、故障点標定装置21の設置点(以下、基準点とい
う)から地絡故障点Fまでの距離をl(km)とし、故障
点抵抗をRF、負荷側インピーダンスをZLとしたa相地絡
時の標定を例にとって説明する。また、以下3相交流1
回線モデルにより説明する。
地絡故障点の標定に係る距離lを計測するには、理論
上、次式(1)に示すように、基準点から故障点Fまで
の正相インピーダンスZ1Fを計測し、これを送電線13の
線路の単位長当りの正相インピーダンスZ1U(Ω/km)で
除算して求めることができる。
正相インピーダンスZ1Uは送電線13の線路定数(分布
定数)の1つであり、電線種別、その配列、寸法から予
め算出することができる。なお、lを求めるには(1)
式における正相インピーダンスZ1F,Z1Uに代えて、逆相
インピーダンスZ2F,Z2U又は零相インピーダンスZ0F,Z0U
を用いることも可能であり、またそれらを含めてなる総
合の線路インピーダンスZFと分布インピーダンスZUを用
いることも可能である。
Z1F,Z1Uはそれぞれ抵抗分と誘導リアクタンス分から
なる複素数である。なお、容量リアクタンス分は誘導リ
アクタンス分に比べ十分に小さいと仮定して無視して説
明する。したがって、各正相インピーダンスZ1FとZ1U
虚数部に着目すると、(1)式の距離lは次式(2)で
も求めることができる。但し、(2)式において〔 〕
Imは虚数部を意味する。
(2)式による距離測定は、一般の保護リレー方式に
おける距離リレーのリアクタンス検出要素の動作に相当
する。
なお、故障点標定の精度を向上させるには、故障点F
までの正相インピーダンスZ1Fのうち、特に誘導リアク
タンス分について正確に計測又は求めることが肝要であ
る。
ここで、第1図の故障ケースについて、三相回路の対
称分等価回路を第2図に示し、故障点Fまでの正相イン
ピーダンスZ1Fを求める方法について説明する。従来の
地絡距離リレー方式を応用したものでは、次式(3)〜
(5)に示す処理により、地絡距離リレーからみたイン
ピーダンスZRYを求めるようになっている。すなわち、
基準点にいけるa相の地絡故障時の相電圧Vaは次式で表
わせ、IFRFが故障点電圧である。
Va=I1Z1F+I2Z2F+I0Z0F+IFRF …(3) ここで と仮定すると、(3)式は、 Va={Ia+(K0−1)Io}Z1F+IFRF となり、したがって、 となる。
ここで、上式中の記号の意味を下記に示す。
V1 :基準点の正相電圧 V2 : 〃 逆相電圧 V0 : 〃 零相電圧 I1 : 〃 正相電流 I2 : 〃 逆相電流 I0 : 〃 零相電流 Z1F:故障点までの正相インピーダンス Z2F:故障点までの逆相インピーダンス Z0F: 〃 零相インピーダンス ZRY:地絡距離リレー方式のみるインピーダンス IF :故障点電流=(I1+I2+I0)=3I0 Va :故障相の基準点の検出電圧=(V1+V2+V0) 上記(5)式の右辺第2項が故障点抵抗RFによる影響
値であり、求めたい正相インピーダンスZ1Fに対して誤
差となる。特に正相、逆相電流I1,I2と零相電流I0との
間に位相差があるときは、故障点抵抗RFがリアクタンス
成分として影響するので問題がある。つまり、(2)式
では、リアクタンス成分のみに着目しているから、RF
純抵抗であれば左程問題がないが、リアクタンスとして
作用すると誤差要因となる。
次に、本発明の故障点標定方法について説明する。本
発明は、(5)式における故障点抵抗RFに関係する誤差
分を消去する補正項を次式(6)に示すように導入して
いる。すなわち、基準点からみた負荷側の線路インピー
ダンスをZFLとすると次式となる。
この(6)式が本発明による標定の基本式で、第1項
が基準点からみた負荷側インピーダンスであり、第2項
が補正項である。しかし、この補正項のうちIO,Ia,KO
検出等により既知であるが、故障点抵抗RFが未知数であ
るため、これを推定しなければならない。次に、このRF
を推定する方法の実施例について説明する。
推定法 1 故障相電圧の低下から故障点抵抗RFを推定できる。
すなわち、第1図のa相地絡時の簡易等価回路は第3
図に示すようになる。同図においてVasはa相の電源電
圧であり、この電圧は健全時の基準点におけるa相検出
電圧Vaで近似可能である。ここで、送電線の線路インピ
ーダンスは中性点抵抗RNや故障点抵抗RFに比べて十分に
小さい(通常、前者は40Ω/kmであるのに対し、RN又はR
Fは100Ω〜数百Ωである)ので無視すると、第3図から
次式(7)〜(9)が成り立つ。
Vas=3Io(RN+RF) …(7) Va =Vas−3IoRN …(8) Va =3IoRF …(9) ここで、(9)式を3Ioについて整理し、これを
(8)式に代入してIo成分を除去し、さらにRFについて
解くと、次式(10)が得られる。
なお、中性点抵抗RNは既知である。
(10)式を、Vasを基準ベクトルとして検出相電圧Va
の絶対値|Va|について近似すると次式(11)となる。
上で求めたRFを(6)式に代入して次式(12)によ
り、補正後のZFLが求まる。
このようにして、故障点までのインピーダンスZ1F
求めることによって、(2)式で示した標定距離lが求
まる。
また、健全時のa相電圧Vasに代えて、b相とc相な
どの健全層の線間電圧 を用いてもよく、a相の故障直前の相電圧を用いる方法
でもよい。この場合、健全相の電圧、あるいはa相の故
障直前の電圧信号をVasとして用いる方法は、系統の運
転電圧変動に対応した入力信号レベルとなるので最も望
ましい。
推定法 2 零相電圧Voの発生量から故障点抵抗RFを推定すること
ができる。すなわち、第3図において、完全地絡時(RF
=0)における零相電圧をVosとすると、 Vos=−Vas=3IosRN …(13) の関係にある。一方、不完全地絡時(RF≠0)の基準点
における零相電圧Voと故障電流3Ioは、それぞれ式(1
4)と(15)により表わされる。
式(14)と(15)をRFについて解くと、次式(16)が
得られる。
ここで、VosとVoの位相差を無視すると、RFは次式(1
7)で近似できる。
ただし、Vosは完全地絡時に発生する零相電圧レベル
であり、健全相の線間電圧、あるいは故障直前の相電圧
から求めることもできる。
これにより求めたRFを(6)式に代入し、次式(18)
式のように所望の故障点までの線路インピーダンスZIF
を求めることができる。
推定法 3 零相電流Ioの発生量から故障点抵抗RFを求めることが
できる。
すなわち、完全地絡時の零相電流をIosとすると、前
式(7)にRF=0を代入して3Ioについて解くと、次式
(19)となる。
一方、不完全地絡のときは、式(7)から、 であるから、式(19)と(20)から、RFについて解く
と、 となり、Iosを基準としてIoの絶対値により近似する
と、故障点抵抗RFは次式(22)により求まる。
これにより求めたRFから、第2図で示したように、故
障点電圧VFは次式(23)で表わせる。
VF=3IoRF ……(23) これにより求めたVFを次式(6)に代入して、線路イ
ンピーダンスFLが次式(24)により求まる。
第4図は第1図の故障点標定装置21の具体的な実施例
の構成図である。本実施例ではデジタル演算処理によ
り、上述した標定処理を実施するもので、第5図にその
処理フローを示す。第4図に示すように、故障点標定装
置21は補助変成器31、フィルタ32、量子化回路33、信号
処理ユニット34、整定値ユニット35を含んで構成され
る。
補助変成器31は、入力信号に対応した数の補助変成器
を含んで構成され、基準点に設けられた変流器22と変成
器23により検出された送電線13の各相の相電圧と線電流
を入力とし、それらのデータを標定処理に適したレベル
の信号に変換するとともに、外部との絶縁を行なう機能
を有する。フィルタ32は、入力信号に対応した数のフィ
ルタを含んで構成され、各入力信号ごとに不必要な高調
波成分を除去する機能を有する。量子化回路33はフィル
タ処理された各入力信号を同一時刻にかつ周期的にサン
プルポールドし、これを順次量子化した後テジタル信号
に変換して信号処理ユニット34に出力する機能を有す
る。整定値ユニット35は故障点標定処理に必要なデータ
を信号処理ユニット34に与えるものであり、例えば標定
対象の送電線によって定まってくる定格電圧Vas、中性
点接地抵抗RNその他の整定値が予め整定される。
信号処理ユニット34は与えられる整定値と入力データ
に基づき、第5図の処理フローに従って標定処理を行な
う。その処理結果である故障点距離lを含む故障点標定
値は、通信回線36等を介して保守所などに伝送したり、
タイプライタなどの記録装置に出力する。
ここで、信号処理ユニット34における処理を第5図を
参照して説明する。
ステップ101は必要なデータを入力するステップであ
る。入力情報としては複素数情報をもつ3相各相a,b,c
の相電圧信号Va,Vb,Vc各相の線電流信号Ia,Ib,Ic、線路
定数ZIU,ZOU、中性点接地抵抗値RN、相電圧の定格値Vas
などが含まれる。
ステップ102は、次式(22)に示す零相インピーダン
スの補償項を演算するステップである。この演算は複素
数演算になるので、実数部と虚数部に分けて個別に求め
てもよい。
ステップ103では、次式(23)により零相電流Ioを求
める。
ステップ104では、故障相であるa相の相電圧絶対値|
Va|を求める。ステップ105は、故障点抵抗RFの推定値を
演算するステップであり、例えば前記(11)式で示した
例に従って求める。
ステップ106では、上記ステップで求めたRF等によ
り、前記(12)式で示した演算を行ない、故障点までの
線路インピーダンスZIFを求める。
ステップ107は標定距離lを求める距離換算部であ
り、前記(2)式に従って演算する。ステップ108では
求めた標定距離lを含む標定データを外部に出力する。
上述したように、本実施例によれば、基準点における
検出データと既知データに基づいて故障点抵抗を推定
し、これにより故障点抵抗による誤差を補正するように
していることから、故障点抵抗による影響を受けにくい
高精度の地絡故障点標定が可能であるという効果があ
る。
因に、故障点抵抗RFによる影響の度合いは標定対象系
統の負荷側インピーダンスZL、中性点接地抵抗値RNの値
との関係によっても異なるが、例えば、RF,RN,ZLがほぼ
同程度で、100〜200Ω程度と考え、送電線亘長を10km程
度と仮定する。この場合線路の正相誘導リアクタンス分
は、亘長10kmで約3〜5Ω程度である。したがって、
(5)式に示した故障点抵抗RFに係る項で、RFの数%が
誘導リアクタンス分として作用したとしても、標定距離
lは真値の2倍にも誤って認識することになるが、本実
施例によればその誤差を小さく抑えることが可能であ
る。
特に、不完全地絡(故障点抵抗有り)でも高精度の標
定が要望される場合に効果が大である。
また、上記実施例による補正によれば、故障点抵抗と
並列に接続される負荷あるいは電源線への分流影響によ
る誤差も合わせて補正されるという効果がある。
なお、以上の説明ではa相地絡時を例にとって説明し
たが、他相b,cの地絡についても、相同順であり、同様
に標定できる。
また、上記実施例では、地絡故障点の標定方法又は装
置について示したが、上記実施例をそのまま地絡距離リ
レーの距離標定部に適用すれば、特に不完全地絡時の標
定精度が向上された地絡距離リレーを実現できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、基準点におけ
る電圧・電流データおよび既知データに基づいて、故障
点における故障点抵抗による誤差を推定し、この推定値
により故障点までの線路インピーダンス演算を補正する
ようにしていることから、故障点抵抗に起因する故障点
標定誤差を小さく抑えて標定精度を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の適用対象の送電線系統を含めて表わし
た一実施例の全体構成図、第2図はa相地絡故障時の対
称分等価回路図、第3図は推定法を説明するための簡易
等価回路図、第4図は第1図実施例の故障点標定装置の
詳細構成図、第5図は第4図の信号処理ユニットにおけ
る処理手順を示すフローチャートである。 13……送電線、14……負荷、21……故障点標定装置、22
……変流器、23……電圧変成器、34……信号処理ユニッ
ト、35……整定値ユニット。
フロントページの続き (72)発明者 滝口 裕 茨城県日立市国分町1丁目1番1号 株 式会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 村田 賢次 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 石津 京二 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 園原 和夫 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−81568(JP,A) 特開 昭55−66768(JP,A) 特開 昭53−132745(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02H 3/40 G01R 31/08

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地絡故障点よりも電源側に定められた送電
    線の基準点における電圧と電流を検出し、該検出電圧と
    検出電流に基づいて当該基準点からみた送電線の負荷側
    インピーダンスを求め、該求められた負荷側インピーダ
    ンスを当該送電線の単位長当りの既知線路インピーダン
    スで除算することにより、前記基準点から地絡故障点ま
    での距離を求めることを含んでなる中性点抵抗接地系の
    地絡故障点標定方法において、前記検出電圧と検出電流
    の少なくとも一方と当該送電系統に係る既知データに基
    づいて、前記検出電圧に含まれる地絡故障点抵抗に関係
    する誤差を推定演算し、該推定誤差により前記負荷側イ
    ンピーダンスに係る演算を補正することを特徴とする地
    絡故障点標定方法。
  2. 【請求項2】前記地絡故障点抵抗に関係する誤差の推定
    を、故障相の基準点における電圧の低下率に基づいて故
    障点抵抗を推定して行なうことを特徴とする請求項1記
    載の地絡故障点標定方法。
  3. 【請求項3】前記地絡故障点抵抗に関係する誤差の推定
    を、零相電圧の発生量から故障点抵抗を推定して行なう
    ことを特徴とする請求項1記載の地絡故障点標定方法。
  4. 【請求項4】前記地絡故障点抵抗に関係する誤差の推定
    を、零相電流の発生量から故障点抵抗を推定して行なう
    ことを特徴とする請求項1記載の地絡故障点標定方法。
  5. 【請求項5】地絡故障点よりも電源側に定められた送電
    線の基準点における電圧と電流を検出する検出手段と、
    該検出電圧と検出電流に基づいて当該基準点からみた送
    電線の負荷側インピーダンスを求める負荷側インピーダ
    ンス演算手段と、該求められた負荷側インピーダンスを
    当該送電線の単位長当りの既知線路インピーダンスで除
    算して、前記基準点から地絡故障点までの距離を求める
    距離演算手段と、を含んでなる中性点抵抗接地系の地絡
    故障点標定装置において、前記検出電圧と検出電流の少
    なくとも一方と当該送電系統に係る既知データに基づい
    て、前記検出電圧に含まれる地絡故障点抵抗に関係する
    誤差を推定演算する誤差推定演算手段を設け、該手段に
    より求められた推定誤差により前記負荷側インピーダン
    スに係る演算を補正することを特徴とする地絡故障点標
    定装置。
  6. 【請求項6】前記誤差推定演算手段が、基準点における
    故障相の検出電圧を健全時の電圧に対する電圧低下分で
    除算し、該演算結果に中性点抵抗を乗算した値を故障点
    抵抗として推定し、該推定値に基づいて前記誤差を推定
    演算する構成を含んでなることを特徴とする請求項5記
    載の地絡故障点標定装置。
  7. 【請求項7】前記誤差推定演算手段が、完全地絡時の零
    相電圧と故障時の零相電圧との差を故障時の零相電圧で
    除算し、該演算結果に中性点抵抗を乗算した値を故障点
    抵抗として推定し、該推定値に基づいて前記誤差を推定
    演算する構成を含んでなることを特徴とする請求項5記
    載の地絡故障点標定装置。
  8. 【請求項8】前記誤差推定演算手段が、完全地絡時の零
    相電流と故障時の零相電流との差を故障時の零相電流で
    除算し、該演算結果に中性点抵抗を乗算した値を故障点
    抵抗として推定し、該推定値に基づいて前記誤差を推定
    演算する構成を含んでなることを特徴とする請求項5記
    載の地絡故障点標定装置。
  9. 【請求項9】請求項5,6,7,8項いずれかに記載の地絡故
    障点標定装置を有してなる地絡距離リレー。
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