JP2863709B2 - ヘッドレスト - Google Patents

ヘッドレスト

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両等のシートバック上
端に取着されるヘッドレストに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等のシートバック上端には、乗員
の頭部を保護し快適さが得られるよう可倒式又は固定式
のヘッドレストが取付けられている。こうしたヘッドレ
ストは、枕状にした縫製表皮材の中へステーの基部を
配置した後、これを発泡成形型内にセットし、表皮材に
設けた注入口から発泡原料を注いで発泡硬化させて造っ
たものと、発泡成形型内にステーの基部のみをセット
し、発泡原料を注ぎ発泡硬化させて取出した一体成形品
にファブリック等の表皮材を後工程で被せて製品化した
ものとが存在していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述した従
来のヘッドレスト,は、いずれも以下のような問題
があった。ヘッドレストの運搬方法は、プラスチック製
ダンボール荷姿(図12)や台車荷姿(図13)に依っ
ているが、運搬の際、ステー1がヘッドレスト基体2に
既に一体化固定されているために荷姿が悪くなり、運搬
効率が上がらなかった。また、ステーメーカから発泡成
形メーカへステー1を搬入し、発泡成形メーカでこれを
ヘッドレスト基体2と一体化して、出来上がった製品を
更にアッセンブリメーカへ納め、シートバック上に組付
ける方式を採用しているが、発泡成形メーカではステー
1がヘッドレスト基体2に一体化されるだけで新たな価
値を生むものでなかった。逆に、ステー1の納品流れは
迂回路をとっているため、製品に占める物流コストが高
くなっていた。
【0004】本発明は上記問題点を解決するもので、ス
テーの運搬経路を単純化させ、且つヘッドレストの荷姿
の悪さを解消して物流費の低減を図る組立式のヘッドレ
ストを提供することを第一の目的とする。また、本発明
の更なる目的は、ヘッドレスト基体へのステーの固定作
業を容易にすると共に、その固定を確実なるものとして
ステー抜脱の虞れのない構造のヘッドレストを提供しよ
うとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第一発明の要旨は、発泡
性樹脂材にて枕状に成形されたヘッドレスト基体と、該
ヘッドレスト基体をシートバック上に支持するステーと
を備え、該ステーは一対の平行な棒状部分とその両棒状
部分をつないでいる連結部分を有するもので少なくとも
該連結部分に楔形状の抜脱防止部を形成し、該ヘッドレ
スト基体には、該ステーを挿入し得る挿入孔を形成する
と共に、該挿入孔内に発泡性樹脂材の弾性復元により上
記抜脱防止部の角部に係合して該ステーが抜脱非容易な
るように収まる空洞部を形成したことを特徴とするヘッ
ドレストにある。ここで、「楔形状の抜脱防止部」と
は、連結部分に設けられ、ステー挿入側を一つの頂点と
する断面略三角形としたものををいう。断面略三角形に
は角部に丸味を有するもの、一部切欠き部分を有するも
のを含む。第二発明は、第一発明で、横断面円形の金属
製パイプからなるステーの連結部分をプレス加工して楔
形状の抜脱防止部を構成する。第三発明は、第一発明
で、横断面三角形の金属製パイプをその一つの頂部が外
側となるように略コ字形に折り曲げて連結部分が楔形状
のステーを形成する。
【0006】第四発明のヘッドレストは、発泡性樹脂材
にて枕状に成形されたヘッドレスト基体と、該ヘッドレ
スト基体をシートバック上に支持するステーとを備え、
該ステーは一対の平行な棒状部分とその両棒状部分をつ
ないでいる連結部分を有するもので、該連結部分へ楔形
状の抜脱防止具を固設する一方、該ヘッドレスト基体に
は、該ステーを挿入し得る挿入孔を形成すると共に、該
挿入孔内に発泡性樹脂材の弾性復元により上記抜脱防止
具の角部に係合して該ステーが抜脱非容易なるように収
まる空洞部を形成している。ここで、「楔形状の抜脱防
止具」とは、連結部分に固着されるもので、固着される
ことで連結部とでステー挿入側を一つの頂点とする断面
略三角形を形づくるものをいう。断面略三角形には角部
に丸味を有するもの、一部切欠き部分を有するものを含
む。
【0007】
【作用】第一発明では、ヘッドレスト基体の挿入孔にス
テーを挿入すると、抜脱防止部が楔形状で先端が尖って
いるので、ステーをスムーズに挿入孔内へ押し込むこと
ができる。そして、ステーの連結部分がヘッドレスト基
体の空洞部内に収容されると、今度は、連結部分の楔形
状した抜脱防止部の角部が空洞部をなす発泡性樹脂材の
弾性復元部分に係合するので、ステーが抜脱の虞れなく
ヘッドレスト基体に固定される。第二発明のように、抜
脱防止部の楔形状は、横断面円形の金属製パイプの連結
部分をプレス加工することによって容易に形成し得る。
第三発明のごとく、横断面三角形の金属製パイプを使用
すると、これを略コ字形に折り曲げるだけで連結部分が
所要の抜脱防止部となるステーを成形できる。また、第
四発明において、連結部分に楔形状の抜脱防止具を固設
したステーをヘッドレスト基体の挿入孔に挿入し、ステ
ーの連結部分をヘッドレスト基体の空洞部に嵌合させれ
ば、抜脱防止具の楔形状の角部が空洞部をなす発泡性樹
脂材の弾性復元部分に係合するようになり、ステー,ヘ
ッドレスト基体は一体化する。
【0008】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳述する。 (1)実施例1 図1〜図6は、本発明に係るヘッドレストの一実施例を
示す。図1は表皮材を取着したヘッドレスト基体とステ
ーの斜視図、図2は図1の縦断面図、図3はヘッドレス
ト基体へのステーの挿入途中を示す縦断面図、図4はス
テーを嵌挿固定したヘッドレスト基体の縦断面図、図5
はヘッドレスト基体を成形する金型の断面図、図6は図
5の金型の蒸気管周りの部分斜視図である。
【0009】ステー1は、平行な一対の棒状部分11,
11とその両棒状部分を互いにつないでいる連結部分1
2とで略コ字状に形成されたものである。このステー1
は、金属製パイプを折曲機(図示せず)を使って折り曲
げている。ステー1には、ヘッドレスト基体2を固定
する機能、シートバックに結合する機能が要求され、
その他、錆びないこと,一定強度を有することが求めら
れる。連結部分12がヘッドレスト基体2内に挿着,固
定される部分であり、棒状部分11は、その先端がシー
トバック(図示せず)の上端に取着,結合される部分に
なっている。連結部分12は、適宜範囲をプレス加工す
ることによって楔形状(挿入側を一つの頂点とする断面
三角形)の抜脱防止部13を形成する。抜脱防止部13
を断面三角形の楔形状とすることで、ヘッドレスト基体
2内へのステー挿入時の抵抗を少なくする。更に、ステ
ー1がヘッドレスト基体2内に収容されれば、楔形状の
底角部(角部)131にフック機能を帯有させている。
【0010】図1では、ステー1の形状を単にコ字形と
しているが、実際のステー1は横からみた場合にやや
「く」字状に座席に坐る人の頭部側へ前傾していたり、
ステー1のヘッドレスト基体2内に入った部分で平行状
態にあった棒状部分11,11を「ハ」字状に寄せたり
している。また、金属製パイプを折り曲げて連結部分1
2とを作っているが、連結部12は棒状部分11,11
をつなぐものであればよく、例えば板状体とすることも
できる。
【0011】ヘッドレスト基体2は、発泡成形型内に発
泡原料を注入して枕形状に発泡硬化させたものである。
発泡原料として、液状ウレタン,チップウレタンの他、
ポリエチレン,ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹
脂発泡ビーズ及びポリスチレン樹脂発泡ビーズなどが用
いられ、ヘッドレスト基体2は発泡性樹脂材で構成され
る。このうち、ポリプロピレン系,ポリエチレン系樹脂
発泡ビーズを使用すると、より好適となる。曲げ強度,
引張り強さ等が大で、ヘッドレスト基体2に嵌挿された
ステー2は抜け落ち難くなるからである。
【0012】ヘッドレスト基体2は、両端部に円形の開
口211を有したスリット状の挿入孔21をその底面2
4に設けている。そして、挿入孔21内には、開口21
1から連なりステー1と略々同形のコ字形に形成された
空洞部22が形成される。棒状部分11,11が収まる
空洞部22の断面形状は、棒状部分と同じ円形断面に形
成される。抜脱防止部13が収まる空洞部22について
も円形断面のままとするが、抜脱防止部13にフィット
させるよう断面三角形の楔形状としてもよい。
【0013】上記空洞部22の孔径は、クッション性に
富む発泡性樹脂材(例えば発泡ウレタン材)でヘッドレ
スト基体2を構成する場合には、ステー1の径より小さ
めに仕上げるのが好ましい。ヘッドレスト基体2内のセ
ット位置にステー1が収まったとき、周りのヘッドレス
ト基体2が多少押されぎみになり、その反作用でステー
1をしっかりと固定するからである。一方、ポリプロピ
レン系発泡樹脂ビーズ等でヘッドレスト基体2を構成す
る場合は、発泡ウレタン材で造る場合に比し固い状態に
あり、ヘッドレスト基体2で嵌挿されたステー1を確実
に固定できるが、その弾力性が乏しいことからステー1
の径に略匹敵する孔径の空洞部22とするのが好適とな
る。
【0014】ここで、ヘッドレスト基体2を、例えば発
泡原料にポリエチレン系またはポリプロピレン系樹脂ビ
ーズを使って造るときは、図5のような金型が用いられ
る。金型4はコア型4aとキャビティ型4bとでキャビ
ティ5を形成し、キャビティ型4bの型面には多数の透
孔41を設けている。コア型4aには空洞部22を造形
するためのコ字形の蒸気管6が固着される。キャビティ
5内の蒸気管6には多数の穿設孔61が設けられる。ま
た、蒸気管6に隔壁用仕切板62を取付けている(図
6)。符号7はキャビティ5内に樹脂ビーズを送り込む
充填ガンを示す。尚、穿設孔61及び上記透孔41の孔
径は樹脂ビーズ径より小さくて、充填ガン7からキャビ
ティ5に注入された樹脂ビーズがキャビティ外へ抜け出
ない構造になっている。また、符号8はスチーム室で、
スチーム室8の蒸気が蒸気管6の穿設孔61及びコア型
4aに形成した開孔42からキャビティ5に入り込める
ようにしている。
【0015】ヘッドレスト基体2は、上記金型4を使用
して大略以下の工程を経て造られる。まず、コア型4
a,キャビティ型4bを閉じ、充填ガン7からキャビテ
ィ5内に樹脂ビーズを送り込む。樹脂ビーズを搬送した
エアは、透孔41からキャビティ5外へ排出される。そ
の後、スチーム室8に蒸気を流入させ、穿設孔61,開
孔42からキャビティ5内へ蒸気を通す。蒸気はその潜
熱を使ってキャビティ5内の樹脂ビーズを加熱し、ヘッ
ドレスト基体2を形づくっていく。尚、潜熱を使い果た
し役目を終えた蒸気,凝縮水は透孔41からキャビティ
5外へ排出される。こうして成形されたヘッドレスト基
体2の内部には上記蒸気管6により略コ字形の空洞部2
2が形成されると共に、隔壁用仕切板62によりスリッ
ト状の挿入孔21が形成され、この挿入孔21が空洞部
22の内側と底面24とを連通させている。
【0016】符号3は、ファブリック又はプラスチック
レザー等の表皮材を示す。表皮材3は袋状にして予め発
泡成形型内に配し、表皮材3の内側に発泡原料を注入し
てこの表皮材3をヘッドレスト基体2に一体化させても
よいし、ヘッドレスト基体2のみの発泡成形品を造り、
これに後から表皮材3を被せる方法に依ってもよい。図
1では、ヘッドレスト基体2に表皮材3が被着されてお
り、ヘッドレスト基体2の底面24に表れる挿入孔2
1,開口211に相当する部分の表皮材3には、窓口3
1が設けられている。符号32はこの窓口縁に設けた舌
片である。
【0017】このように構成したステー1とヘッドレス
ト基体2は、両部品をアッセンブリメーカ(自動車組立
工場)へ夫々直接送ることが可能になり、従来のような
迂回路をとる必要もなくなって物流コストの低減が図ら
れる。そして、発泡成形メーカからはヘッドレスト基体
を単体で発送すればよく、荷姿の悪さからくる物流費の
ムダが除かれるようになる。組立ては、ステー1の抜脱
防止部13を挿入孔21に当てがい(図2)、抜脱防止
部を挿入孔21中へ押し込んでいく。ステー1が挿入さ
れるに伴い挿入孔21は弾性変形により図3のように押
し広げられる。更に、ステー1を挿入していき、抜脱防
止部13が空洞部22内に収まると、挿入孔21は発泡
性樹脂材が弾性復元することで、その広がりが閉じ、発
泡性樹脂材がステー1の外周に密着する。ここで、抜脱
防止部13が楔形状であるので、挿入時の抵抗を軽減し
てヘッドレスト基体2へステー1をスムーズに挿着でき
る。そして、抜脱防止部13が空洞部22内に収容され
ると、抜脱防止部13の楔形状の両角部131,131
が空洞部22をなす発泡性樹脂材の弾性復元部分に係合
するので、ステー1が確実に固定させる。具体的には、
抜脱防止部13に係る断面三角形の底角部131が戻り
機能を発揮し、ヘッドレスト基体2からのステー1の抜
脱を防ぐ。その後、表皮材3の窓口31を舌片32によ
ってシールすることで、表皮材3がヘッドレスト基体2
内に嵌挿された連結部12,棒状部分11の位置ズレを
止め、ステー1のヘッドレスト基体2への固定化を一層
確実なものとする。
【0018】(2)実施例2 本実施例は、ステー1として横断面三角形の金属製パイ
プをその一つの頂部132が外側となるよう略コ字形に
折り曲げたものを使用する(図7〜図9)。連結部分1
2が当初から楔形状の抜脱防止部13となる。また、ヘ
ッドレスト基体2の挿入孔21を連結部分12に相当す
る広幅に形成し、更に、その両端部に括れ部212を介
してステー断面に適合する三角形の開口211を形成し
ている。そして、開口211よりヘッドレスト基体2内
に略コ字形の空洞部22を延設し、括れ部212は、こ
のコ字状の空洞部22の内縁に沿ってヘッドレスト基体
2内に設けられる(図9)。符号23は、空洞部22の
外側縁に沿って水平に延びる一定幅の補助溝を示す。ス
テー1をヘッドレスト基体2内に挿入する際、少ない力
で済むようにするためである。他の構成部分は実施例1
と同じである。
【0019】このように構成したヘッドレストは、挿入
孔21を広幅にすると共に、補助溝23を設けているの
で、組立ての際、空洞部22,挿入孔21が拡開変形し
易く、ステー1をヘッドレスト基体2内へ一層簡単に挿
入できる。そして、楔形状の連結部分12が空洞部22
に収まると、括れ部212が弾性復元するので、ステー
1の横ブレを阻止し、ステー1とヘッドレスト基体2の
一体感が高まる(図8)。特に、横断面三角形のステー
1はコ字形に曲げた内側壁111が空洞部22の壁面2
5にピッタリと当接することで、ステー1のセット感が
良くなっている。尚、本実施例では、ステー1をヘッド
レスト基体2に嵌挿して一体化した後、表皮材3をヘッ
ドレスト基体2に被着するようにしている。
【0020】(3)実施例3 本実施例は、第4発明に対応するものである。金属製パ
イプを略コ字状に折り曲げ、ステー1の連結部分12
に、図10に示すようなポリプロピレン等の射出成形品
で楔形状に形成した一対の抜脱防止具14を固設する。
抜脱防止具14は、先端部141が二つ割れ状になって
いて、弾性変形させてその割れ目を押し開き連結部分1
2に嵌着する。抜脱防止具14は、ステー1に嵌着した
とき、先端が比較的尖っていること、且つ底角部の
顎が張出していることが好適である。この要件を満たす
抜脱防止具14がヘッドレスト基体2内にステー1を押
し込み易く、一旦嵌まってしまえば、抜脱非容易となる
からである。ヘッドレスト基体2には、ステー1を挿入
し得る挿入孔21を設け、更に、挿入孔21内に抜脱防
止具14の外形に合致する空洞部22を設ける(図1
1)。空洞部22内に抜脱防止具14を収容し易くし、
且つ収容されたステー1を抜け難くする。尚、ステー1
に楔形状の別部材を適宜個数固着してその抜脱防止を図
ってもよい。このような抜脱防止具14を使用すること
によっても、実施例1と同様の作用,効果が得られ、更
に、ステー1部品の共通化,標準化を図れる効果が加わ
る。
【0021】尚、本発明は前記実施例に示すものに限ら
れず、目的,用途に応じて本発明の範囲内で種々の構成
変更ができる。ステー1,ヘッドレスト基体2,挿入孔
21,空洞部22,抜脱防止具14等の形状,大きさ,
材質等は上記の実施例に限定されることなく目的に応じ
て対処できる。具体的には、ステー1はパイプのみなら
ず中実の丸棒を加工するものでもよい。ステー1の形状
はコ字型形状に限らず、三次元に変化する種々の形態を
採り得る。また、表皮材3は最終製品たるヘッドレスト
に被着されておればよく、ヘッドレスト基体2にステー
1を嵌挿して一体化させる時点で表皮材3がヘッドレス
ト基体2に被着されているか否かを問うものでない。
【0022】
【発明の効果】以上のごとく、本発明のヘッドレスト
は、組立方式を採れるようになり、従来の荷姿の悪さや
迂回搬送を要因とする物流費のムダを取除き、更にステ
ーはヘッドレスト基体へ簡単に嵌挿可能で、しかも抜脱
防止部や抜脱防止具で確実に固定して抜脱を解消できる
など優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係るヘッドレスト基体とステーの斜
視図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】ヘッドレスト基体へのステーの挿入途中を示す
縦断面図である。
【図4】ステーがヘッドレスト基体に嵌挿固定された縦
断面図である。
【図5】ヘッドレスト基体の成形用金型の断面図であ
る。
【図6】図5の蒸気管周りの部分斜視図である。
【図7】実施例2に係るヘッドレスト基体とステーの斜
視図である。
【図8】図7のヘッドレスト基体にステーを嵌挿した断
面図である。
【図9】図7のX−X線断面図である。
【図10】実施例3に係るステーの斜視図である。
【図11】図10のステーがヘッドレスト基体に嵌挿さ
れた縦断面図である。
【図12】従来のヘッドレスト運搬時の荷姿図である。
【図13】従来のヘッドレスト運搬時の荷姿図である。
【符号の説明】
1 ステー 11 棒状部分 12 連結部分 13 抜脱防止部 131 角部 14 抜脱防止具 2 ヘッドレスト基体 21 挿入孔 22 空洞部 23 補助溝 3 表皮材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 晴夫 愛知県安城市藤井町東長先8番地1 株 式会社イノアックコーポレーション 桜 井事業所内 (56)参考文献 実開 昭61−13649(JP,U) 実開 昭62−157455(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47C 7/38 B60N 2/48

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡性樹脂材にて枕状に成形されたヘッ
    ドレスト基体と、該ヘッドレスト基体をシートバック上
    に支持するステーとを備えるヘッドレストにおいて、該
    ステーは一対の平行な棒状部分とその両棒状部分をつな
    いでいる連結部分を有するもので少なくとも該連結部分
    に楔形状の抜脱防止部を形成し、一方、該ヘッドレスト
    基体には、該ステーを挿入し得る挿入孔を形成すると共
    に、該挿入孔内に発泡性樹脂材の弾性復元により上記抜
    脱防止部の角部に係合して該ステーが抜脱非容易なるよ
    うに収まる空洞部を形成したことを特徴とするヘッドレ
    スト。
  2. 【請求項2】 横断面円形の金属製パイプからなるステ
    ーの連結部分をプレス加工することにより楔形状の抜脱
    防止部を形成した請求項1記載のヘッドレスト。
  3. 【請求項3】 横断面三角形の金属製パイプをその一つ
    の頂部が外側となるように略コ字形に折り曲げることに
    より連結部分が楔形状であるステーを形成した請求項1
    記載のヘッドレスト。
  4. 【請求項4】 発泡性樹脂材にて枕状に成形されたヘッ
    ドレスト基体と、該ヘッドレスト基体をシートバック上
    に支持するステーとを備えるヘッドレストにおいて、該
    ステーは一対の平行な棒状部分とその両棒状部分をつな
    いでいる連結部分を有するもので、該連結部分へ楔形状
    の抜脱防止具を固設する一方、該ヘッドレスト基体に
    は、該ステーを挿入し得る挿入孔を形成すると共に、該
    挿入孔内に発泡性樹脂材の弾性復元により上記抜脱防止
    具の角部に係合して該ステーが抜脱非容易なるように収
    まる空洞部を形成したことを特徴とするヘッドレスト。
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