JP2863580B2 - 小形雪上車の吸気装置 - Google Patents

小形雪上車の吸気装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、車体前部のエンジンルーム内に、トラック
駆動用のエンジンを収容した小形雪上車に係り、特にそ
のエンジンに冷たい外気を吸入空気として導く吸気装置
の構造に関する。
[従来の技術] 小形雪上車は、従来、例えば「実公昭56−23131号公
報」に見られるように、車体の前部にエンジンルームを
備えている。
このエンジンルームはフレームの前端に連なるボトム
カバーと、このボトムカバーを上方から覆うシュラウド
とによって構成され、このエンジンルーム内にトラック
駆動用のエンジンが収容されている。
そして、このエンジンルーム内には、エンジンの吸気
口に連なる気化器を始めとして、このエンジンの排気口
に連なる排気管や消音器も一体的に収容されている。
ところで、この種の小形雪上車では、エンジンの気化
器はエンジンルーム内にそのまま開口され、このエンジ
ンルーム内の空気を吸い込んでいる。
ところが、このエンジンルームはボトムカバーやシュ
ラウドによって覆われているため、上記エンジンや排気
系部品の熱気がエンジンルーム内に籠り易くなり、この
エンジンルーム内の雰囲気温度がかなり高くなる。
したがって、従来のようにエンジンルーム内の空気を
吸入空気として吸い込んでいたのでは、エンジンに対す
る吸入空気の充填効率が悪くなり、エンジン出力が低下
する不具合がある。
[発明が解決しようとする課題] そこで、この対策としてシュラウドに外気吸入用の開
口部を設け、この開口部から流入する冷たい外気を直接
気化器に導いて、吸入空気の充填効率を高めることが考
えられている。
ところが、シュラウドに開口部を開けると、走行中、
雪が外気と共に吸い込まれてしまい、吸入系路の凍結を
招いたり、エンジン不調の原因となるといった問題があ
る。
また、雪の吸入を防止するために、開口部にフィルタ
を設けた場合には、このフィルタに雪が付着したり、こ
の付着した雪が凍結する等して、フィルタが目詰まりを
起こす虞があり、外気の吸入が損なわれるといった不具
合が生じる。
本発明はこのような事情にもとづいてなされたもの
で、雪の吸入やフィルタの目詰まりを確実に防止しつ
つ、冷たい外気を積極的に吸入することができ、エンジ
ンに対する吸入空気の充填効率を高めることができる小
形雪上車の吸気装置の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] そこで、本発明においては、車体前部のボトムカバー
とこのボトムカバーを上方から覆うシュラウドとの間に
エンジンルームを形成し、このエンジンルーム内にトラ
ック駆動用のエンジンと、このエンジンに燃料を供給す
る燃料供給装置を収容した小形雪上車において、 上記エンジンの上方に位置するシュラウドの上面に外
気導入用の開口部を形成し、この開口部に連なるシュラ
ウドの裏面側に、雪の侵入を阻止するための平坦なフィ
ルタを略水平に配置し、このフィルタの下方に上記開口
部に連なる空間部を形成して、この空間部を通じて上記
開口部とフィルタの下面とを連通させるとともに、上記
フィルタの上面とシュラウドとの間には、フィルタの下
面から吸い込まれた外気が導入される外気導入路を形成
し、この外気導入路と上記エンジンの燃料供給装置との
間を、吸気通路を介して接続したことを特徴としてい
る。
[作用] この構成によれば、エンジンルームの外方の冷たい外
気は、開口部からフィルタ、外気導入路および吸気通路
を介して燃料供給装置に導かれることになり、エンジン
はエンジンルーム内の高温の空気を吸い込むことなく、
冷たい外気を直接吸入することができる。
そして、この場合、フィルタは略水平に配置されて、
その下面から上向きに外気を吸入するので、このフィル
タに雪が付着し難くなるとともに、たとえフィルタの下
面に雪が付着しても、この付着がある程度進むと、雪は
自重により落下し、フィルタに付着したままとならずに
済む。それとともに、シュラウドはエンジンの熱気に常
にさらされるので、フィルタ回りもエンジンの熱気によ
り暖められることになる。このため、フィルタの下面に
付着する雪を自然に解かすことができ、この雪解け水は
自重により落下するから、吸気通路側に吸入されること
はない。
したがって、開口部にフィルタを設けたにも拘らず、
雪によるフィルタの目詰まりを確実に防止でき、外気の
吸入を円滑に行うことができる。
[実施例] 以下本発明を、図面に示す一実施例にもとづいて説明
する。
第1図および第6図中符号1で示すフレームは、トラ
ック2を覆うトンネル状の本体部3と、この本体部3の
前端に連なるフロントフレーム部4と、このフロントフ
レーム部4を下方から覆うボトムカバー5とを備えてい
る。
フロントフレーム部4は、前後方向に延びる左右一対
のエンジン支持部材6を備えている。これらエンジン支
持部材6の前端部はクロスメンバ7によって結合されて
いる。クロスメンバ7の左右両端部はボトムカバー5の
外方に導出されており、このクロスメンバ7の導出端に
は、操向用のスキー8を支えるストラット形の懸架装置
9が支持されている。
ボトムカバー5は上方から合成樹脂製のシュラウド11
によって覆われている。これらシュラウド11とボトムカ
バー5との間にはエンジンルーム12が形成されている。
このエンジンルーム12の上壁となるシュラウド11は、前
方に進むに従い下向きに傾斜されており、このため、エ
ンジンルーム12は前方に進むに従い上下方向の寸法が逐
次減小する先細り状をなしている。
シュラウド11の前端部はヒンジ13を介してボトムカバ
ー5側に枢支されている。このため、シュラウド11はヒ
ンジ13のヒンジ軸13aを支点として上向きに回動され、
上記エンジンルーム12を開閉するようになっている。
ところで、このエンジンルーム12内にはトラック2を
駆動するためのエンジン15が収容されている。本実施例
のエンジン15は、クランクケース16上に略直立したシリ
ンダ17を有する水冷式2サイクル2気筒エンジンであ
り、そのクランクケース16がゴム製の防振部材18を介し
てフロントフレーム部4に支持されている。
シリンダ17の前面には排気管21が接続されている。排
気管21はエンジンルーム12の前方に導かれた後、エンジ
ン15の右側に向かうように折り曲げられており、この排
気管21の下流端部はエンジン15の右側方に配置した消音
器22に接続されている。
また、シリンダの後面に開口する吸気口23には、吸気
管24を介して燃料供給装置としての気化器25が接続され
ている。気化器25はジョイント26を介して吸気サイレン
サ27に接続されている。吸気サイレンサ27は所定の容量
を有する中空の箱形に形成されており、上記エンジン15
の後方に配置されている。
したがって、気化器25と吸気サイレンサ27、および上
記排気管21や消音器22は、エンジン15と共にエンジンル
ーム12内に配置されている。
吸気サイレンサ27の下方には、エンジン15のクランク
軸28と平行に従動軸29が配置されている。この従動軸29
はVベルト自動変速機30を介してクランク軸28と連動さ
れている。Vベルト自動変速機30は従来周知のものと同
様の構成であり、上記クランク軸28に取り付けられた駆
動シーブ32と、上記従動軸29の一端に取り付けられた従
動シーブ33と、これら両シーブ32,33の間に亘って巻回
された無端状のVベルト34とを備えている。そして、こ
のVベルト自動変速機30は、クランク軸28の回転数に応
じて両シーブ32,33に対するVベルト34の巻き掛け径を
変化させることにより、変速比を連続的かつ無段階的に
変化させるようになっている。
また、従動軸29はチェーンを用いた二次減速装置35を
介してトラック2の駆動スプロケット36に連動されてお
り、上記クランク軸28に取り出されたエンジン動力は、
Vベルト自動変速機30および二次減速装置35を経由して
トラック2に伝えられる。
なお、上記フレーム1の本体部3上にはシート37が設
置されており、このシート37とエンジンルーム12との間
には燃料タンク38が配置されている。
一方、上記エンジン15を上方から覆うシュラウド11に
は、エンジンルーム12に連なる開口部40が形成されてい
る。この開口部40は冷たい外気をエンジン15の吸入空気
として吸入するためのものであり、本実施例の開口部40
は、第6図および第8図に示すように、シュラウド11の
後端中央部を略円弧状に切り欠いた形状をなしている。
そして、この開口部40は上記吸気サイレンサ27や気化器
25の上方に位置されており、この開口部40の開口周縁部
には、後方斜め下向きに延びるフランジ壁41が形成され
ている。
シュラウド11の開口部40の下方には、この開口部40を
通じてエンジンルーム12内が視認されるのを防ぐ合成樹
脂製のカバー43が配置されている。カバー43はシュラウ
ド11の後方に延びて上記燃料タンク38を覆うタンクカバ
ー部44を一体に有しており、このタンクカバー部44は上
記シート37の前端に連なっている。また、タンクカバー
部44の前端の左右両側部には、上記フレーム1の本体部
3に連続してエンジンルーム12を後方から塞ぐ左右一対
のプレート部45が形成されている。プレート部45は上記
シート37上に運転者が着座した際に、この運転者の脛の
前方に位置するものであり、このプレート部45にはエン
ジンルーム12の内外を連通させるルーバ状の排出口46が
形成されている。
なお、シュラウド11の上面には、エンジンルーム12に
開口する複数の外気導入口47が形成されており、これら
外気導入口47は上記Vベルト自動変速機30や消音器22に
対応した位置に設けられている。
開口部40の下方に位置する上記カバー43の前端部に
は、前方斜め下向きに延びる延長壁部50が形成されてい
る。延長壁部50は第1図に示すように、シュラウド11の
下方に入り込んでおり、この延長壁部50のシュラウド11
の裏面と離間対向する位置には、エンジンルーム12の内
外を連通させるルーバ状の通気口51が形成されている。
そして、上記開口部40に連なるシュラウド11の裏面に
は、第3図ないし第5図に示すように外気の吸入ガイド
52が取り付けられている。吸入ガイド52は平面的に見て
略四角形板状をなしており、その前縁部および左右両側
縁部の複数箇所が上記シュラウド11の裏面に突設したボ
ス部53の下面に重ねられ、かつねじ54によって固定され
ている。このため、吸入ガイド52はシュラウド11の裏面
に沿うように略水平に配置されているとともに、上記ボ
ス部53の高さ分だけシュラウド11の裏面から離れてお
り、これらの間には平坦な外気導入路55が形成されてい
る。
また、シュラウド11の裏面には、エンジン15の騒音が
外部へ漏洩するのを阻止するウレタン製の吸音材56が接
着されている。この吸音材56は吸入ガイド52に対応した
箇所において切り欠かれており、この切り欠き部57の内
面が上記吸入ガイド52の周縁部に隙間なく接触してい
る。このため、外気導入路55の周縁開口部分は吸音材56
によって閉塞されており、この外気導入路55とエンジン
ルーム12とが互いに区画されている。
吸入ガイド52の前半部には、凹部59が形成されてい
る。凹部59の底面には外気出口60が形成されており、こ
の外気出口60の下方には、この外気出口60と上記給気サ
イレンサ27とを連通させるエルボー状の吸気配管61が配
置されている。吸気配管61は吸気サイレンサ27の前面の
吸い込み口62に支持されている。
したがって、本実施例の場合、吸気配管61から吸気サ
イレンサ27およびジョイント26までの一連の部品によっ
て、外気導入路55と気化器25とを連通させる吸気通路が
構成されている。
また、吸気配管61は平面的に見て消音器22と気化器25
との間に位置されており、その上流側開口端と外気出口
60との間には、第2図に示すようにエンジンルーム12に
連通する隙間63が設けられている。この隙間63は上記吸
気配管61が消音器22と気化器25との間に位置することに
伴って、これら消音器22と気化器25に隣接して設けられ
ている。
吸入ガイド52の後半部には、外気導入路55に開口する
複数の連通孔65が形成されている。これら連通孔65の下
側には、外気導入路55への雪の侵入を阻止しつつ、外気
の流通は許容するフィルタ66が取り付けられている。フ
ィルタ66は例えば目の荒いスポンジによって平坦な板状
に形成されており、このフィルタ66はフィルタブラケッ
ト67を介して上記吸入ガイド52に支持されている。
この支持構造について説明すると、フィルタブラケッ
ト67は第3図ないし第5図に示すように、吸入ガイド52
の後半部の左右両側に沿う一対の支持金具68と、これら
支持金具68の下縁部間に掛け渡されたフィルタ支え69と
で構成される。
支持金具68は吸入ガイド52の左右両側の下面にリベッ
ト72およびねじ54を介して固定されており、この支持金
具68の下縁部が吸入ガイド52の下方に位置されている。
また、フィルタ支え69は第5図に示すように、金属線70
を蛇行状に折り曲げてなり、その両端部70aおよび折り
曲げ部70bが支持金具68の下縁部に溶接されている。そ
して、フィルタ支え69は吸入ガイド52の後半部の下方に
位置されており、これらフィルタ支え69と吸入ガイド52
との間に上記フィルタ66が挾み込まれている。
したがって、フィルタ66は上記シュラウド11に沿って
略水平に配置されており、このフィルタ66の前面が上記
凹部59の後面に密接しているとともに、フィルタ66の後
面は開口部40のフランジ壁41に密接している。
そして、フィルタ66の下面と上記カバー43の延長壁部
50との間には、上記開口部40に連なる空間部71が形成さ
れており、このため、開口部40からの外気は、空間部71
からフィルタ66の下面を通じて外気導入路55に吸い込ま
れる。
次に、上記構成の作用について説明する。
エンジン15の気化器25が連なる吸気サイレンサ27は、
シュラウド11との間の外気導入路55から空間部71を通じ
て外気導入用の開口部40に連なっているので、エンジン
運転中、開口部40から吸い込まれた冷たい外気は、第1
図および第2図中矢印で示すように、空間部71に流れ込
んだ後、フィルタ66を介して外気導入路55に導かれる。
この場合、フィルタ66はシュラウド11に沿うように略
水平に配置されているので、外気はフィルタ66の下面か
ら上向きに吸い込まれることになる。しかも、本実施例
では、フィルタ66の下方の空間部71を形作るカバー43
に、エンジンルーム12内に開口する通気口51を形成して
あるので、走行中、この通気口51から流出するエンジン
ルーム12内の温風と冷たい外気とが、上記空間部71で混
じり合う。
このため、開口部40からの外気は適当な温度となって
フィルタ66に吸い込まれることになる。
フィルタ66を経て外気導入路55に導かれた外気は、流
れ方向が下向きに変えられた後、凹部59の外気出口60か
ら吸気配管61を介して吸気サイレンサ27に導入される。
そして、吸気サイレンサ27に導入された外気は、気化器
25を通じてエンッシ15の吸気口23に吸入される。
このような本発明の一実施例によれば、雪の吸入を防
止するフィルタ66を水平に配置して、その下面から外気
を上向きに吸い込むようにしたので、このフィルタ66に
雪が付着し難くなる。それとともに、たとえフィルタ66
の下面に雪が付着したとしても、この付着がある程度進
むと、雪は自重により自然に落下することになり、上記
フィルタ66に付着したままとならずに済む。
また、フィルタ66はエンジン15の熱気にさらされるシ
ュラウド11の裏側、つまりエンジンルーム12側に位置す
るので、このフィルタ66回りもエンジン15の熱気によっ
て常に暖められることになる。このため、フィルタ66の
下面に付着した雪や、空間部71を形作るカバー43上に積
もる雪を自然に解かすことができ、この雪解け水は自重
により落下するので、外気導入路55に吸入されることは
ない。
したがって、シュラウド11の開口部40に雪避け用のフ
ィルタ66を設けたにも拘らず、雪によるフィルタ66の目
詰まりを防止することができ、冷たい外気の吸入を円滑
かつ積極的に行って、エンジン15に対する吸入空気の充
填効率を高めることができる。
さらに、上記実施例では、吸入ガイド52の外気出口60
と吸気サイレンサ27の吸気配管61との間に、エンジンル
ーム12内に開口する隙間63を形成してあるので、開口部
40からの冷たい外気の一部が、第1図および第2図中矢
印で示すように、上記隙間63を通じてエンジンルーム12
内に漏洩し、このエンジンルーム12の温度上昇を防止す
ることができる。その上、上記吸気配管61自体が消音器
22や気化器25の直ぐ脇に位置しているので、上記隙間63
からの冷たい外気によって消音器22や気化器25を冷却す
ることができ、これら両者の過熱も防止できる。
また、外気出口60を備えた吸気ガイド52は、シュラウ
ド11と共に上向きに回動するが、この外気出口60とジョ
イント61との間に隙間63が存在すれば、シュラウド11を
開閉した時に、外気出口60とジョイント61との衝突を回
避することができる。
その上、吸気ガイド52やジョイント61に寸法公差や取
り付け誤差が生じたとしても、この誤差分を隙間63によ
って吸収することができ、外気出口60とジョイント61と
の干渉を防止できる利点もある。
なお、上記実施例では、燃料供給装置として気化器を
用いたが、この気化器の代りに燃料噴射弁を用いても良
い。
[発明の効果] 以上詳述した本発明によれば、雪避け用のフィルタ
は、その下面から外気を上向きに吸い込むので、このフ
ィルタに雪が付着し難くなるとともに、たとえフィルタ
の下面に雪が付着したとしても、この付着がある程度進
むと、雪は自重により自然に落下することになり、フィ
ルタに雪が付着したままとならずに済む。
また、フィルタ回りはエンジンの熱気によって常に暖
められるので、フィルタの下面や開口部回りに付着した
雪を自然に解かすことができる。
したがって、雪によるフィルタの目詰まりを防止する
ことができ、冷たい外気の吸入を円滑に行って、エンジ
ンに対する吸入空気の充填効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の一実施例を示し、第1図はエンジンルー
ム内を一部断面して示す側面図、第2図は第5図中II−
II線に沿う断面図、第3図は第5図中III−III線に沿う
断面図、第4図は第3図中IV−IV線に沿う断面図、第5
図はフィルタの取り付け部分の平面図、第6図はエンジ
ンルームの平面図、第7図は小形雪上車の側面図、第8
図は小形雪上車の平面図である。 1…車体(フレーム)、2…トラック、5…ボトムカバ
ー、11…シュラウド、12…エンジンルーム、15…エンジ
ン、24,26,27,61…吸気通路(吸気管、ジョイント、吸
気サイレンサ、吸気配管)、25…燃料供給装置(気化
器)、40…開口部、55…外気導入路、66…フィルタ、71
…空間部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体前部のボトムカバーとこのボトムカバ
    ーを上方から覆うシュラウドとの間にエンジンルームを
    形成し、このエンジンルーム内にトラック駆動用のエン
    ジンと、このエンジンに燃料を供給する燃料供給装置を
    収容した小形雪上車において、 上記エンジンの上方に位置するシュラウドの上面に外気
    導入用の開口部を形成し、この開口部に連なるシュラウ
    ドの裏面側に、雪の侵入を阻止するための平坦なフィル
    タを略水平に配置し、このフィルタの下方に上記開口部
    に連なる空間部を形成して、この空間部を通じて上記開
    口部とフィルタの下面とを連通させるとともに、上記フ
    ィルタの上面とシュラウドとの間には、フィルタの下面
    から吸い込まれた外気が導入される外気導入路を形成
    し、この外気導入路と上記エンジンの燃料供給装置との
    間を、吸気通路を介して接続したことを特徴とする小形
    雪上車の吸気装置。
JP2003329A 1990-01-12 1990-01-12 小形雪上車の吸気装置 Expired - Fee Related JP2863580B2 (ja)

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