JP2861984B2 - 半導体装置、および該半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置、および該半導体装置の製造方法

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    • H01L2924/1816Exposing the passive side of the semiconductor or solid-state body
    • H01L2924/18162Exposing the passive side of the semiconductor or solid-state body of a chip with build-up interconnect

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  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子サイズ
と同程度の大きさに形成され、高密度実装に適した半導
体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、半導体装置の小型軽量化、高
速化、高性能化が進み、半導体素子サイズと同程度の大
きさに形成されるに至っている。このような半導体装置
は、一般にCSP(チップサイズパッケージ)と呼ばれ
ている。
【0003】図9は、特開平8−102474号公報に
開示された従来の半導体装置を示す断面図である。
【0004】図9に示すように、従来の半導体装置10
1(以下、「CSP101」という。)は、キャリアフ
ィルム102の上に半導体素子103が接合されて構成
されている。
【0005】キャリアフィルム102は、有機絶縁フィ
ルム層104と、有機絶縁フィルム層104の下層に形
成された導体層105と、導体層105の下層に形成さ
れたレジスト材層106と、有機絶縁フィルム層104
の上層に形成された接着剤層107を有する。キャリア
フィルム102には有機絶縁フィルム層104と接着剤
層107とを貫通する複数のスルーホール108が形成
され、さらに各スルーホール108には半導体素子10
3の素子電極112に接続される金属バンプ109が形
成されている。また、CSP101が実装される基板
(不図示)にCSP101を接続するためにキャリアフ
ィルム102に形成された接続端子110には、バンプ
電極111が形成されている。
【0006】半導体素子103の素子電極112はキャ
リアフィルム102の金属バンプ109に接続され、さ
らに、半導体素子103の回路配線面である底面は、キ
ャリアフィルム102の接着剤層107に接着されてい
る。
【0007】上記のように構成されたCSP101で
は、用いられる半導体素子103の小型化・高集積化に
伴い、半導体素子103で多くの電力が消費されるた
め、高熱が発生する。そこで従来は、図10に示すよう
に、半導体素子103の上面にヒートシンク113を接
着剤114で接着して設置することにより、CSP10
1の熱放散性を向上させている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
半導体装置では、接着剤を塗布してヒートシンクを取り
付ける必要があるため、半導体装置の構成材料および製
造工数が増加してしまう。さらに、半導体装置にヒート
シンクを設置した場合には、ヒートシンクの高さと接着
剤の厚みの分だけ半導体装置の高さが高くなり、半導体
装置が大型化するため、電子機器における半導体装置の
高密度実装を妨げるおそれがある。
【0009】そこで本発明は、構成材料および製造工数
を増加させずに熱放散性を向上させることができる半導
体装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の半導体装置は、導体層を有するキャリアフ
ィルムと、前記キャリアフィルムに回路配線面が接合さ
れた半導体素子とにより構成される半導体装置におい
て、前記キャリアフィルムは前記半導体装置の回路配線
面よりも広く形成され、前記キャリアフィルムの、前記
半導体素子の回路配線面が接合されていない部分には、
前記半導体素子に発生する熱を放熱するための導体層が
形成されている。
【0011】これにより、キャリアフィルムに形成され
る導体層の面積が増加し、半導体装置の放熱効果が向上
する。
【0012】また、前記キャリアフィルムの、前記半導
体素子の回路配線面が接合されていない部分が前記半導
体素子の側面に接合されている構成とすることにより、
半導体装置の側面からの熱放散性が向上し、半導体装置
の熱放散性がより向上する。
【0013】さらに、前記キャリアフィルムの、前記半
導体素子の側面に接合されている部分が前記半導体素子
の側面と合同な形状に形成されている構成とすることに
より、半導体装置が半導体素子とほぼ同じ大きさに形成
される。
【0014】また、前記キャリアフィルムは、前記半導
体装置が基板に実装されたときに前記基板に実装されて
いる他の回路素子の上に延在される形状に形成されてい
る構成とすることにより、半導体装置に発生する熱と他
の回路素子に発生する熱とが、キャリアフィルムを通じ
て放散される。
【0015】本発明の半導体装置の製造方法は、導体層
を有し、接合される半導体素子の回路配線面よりも広く
形成され、前記半導体素子の回路配線面が接合されない
部分には前記半導体素子に発生する熱を放熱するための
導体層が形成されているキャリアフィルムに、前記半導
体素子の回路配線面を接合する工程と、前記キャリアフ
ィルムの、前記半導体素子の回路配線面が接合されてい
ない部分を前記半導体素子の側面に接合する工程とを有
する。
【0016】これにより、構成材料および製造工数を増
加させずに熱放散性を向上させることができる半導体装
置であって、半導体素子の側面にキャリアフィルムが接
合されることにより熱放散性がさらに向上された半導体
装置が製造される。
【0017】さらに、導体層を有するフィルム部材を切
り抜いて前記キャリアフィルムを形成する工程を有する
ことにより、キャリアフィルムが効率よく形成される。
【0018】さらには、前記導体層を有するフィルム部
材を切り抜いて前記キャリアフィルムを形成する工程で
は、前記キャリアフィルムが前記半導体素子の回路配線
面および側面の展開形状に相当する形状に形成されるこ
とにより、半導体装置の側面に接合されるキャリアフィ
ルムの形状が前記側面と合同な形状に形成されるので、
半導体装置が半導体素子とほぼ同じ大きさに形成され
る。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0020】(第1の実施形態)図1は、本発明の半導
体装置の第1の実施形態を示す断面図である。
【0021】図1に示すように、本実施形態の半導体装
置1(以下、「CSP1」という。)は、キャリアフィ
ルム2の上に半導体素子3が接合されて構成されてい
る。CSP1は、従来の半導体装置と異なり、半導体素
子3の側面にもキャリアフィルム2が接合されている。
その他、キャリアフィルム2の有機絶縁フィルム層4、
導体層5、レジスト材層6、接着剤層7、スルーホール
8、金属バンプ9、接続端子10、バンプ電極11、お
よび半導体素子3の素子電極12の構成は、図9に示し
た従来の半導体装置101と同様であるので、詳しい説
明は省略する。
【0022】なお、キャリアフィルム2の導体層5は、
銅箔等により形成される。スルーホール8は、Arレー
ザ加工もしくはケミカルエッチングにより形成される。
また、金属バンプ9はメッキ法を用いて形成される。金
属バンプ9の材料にはAuが適しているが、その他、加
熱することによってCSP1の素子電極12に溶着され
る金属を用いることもできる。
【0023】図2は、図1に示したキャリアフィルムが
形成されたリボンフィルムを示す平面図である。
【0024】図2に示すように、キャリアフィルム2
は、フィルム部材である1本のリボンフィルム13に数
十個から数百個の単位で形成される。キャリアフィルム
2は、半導体素子2(図1参照)の底面および側面の展
開図に相当する形状に形成されている。キャリアフィル
ム2のうち、半導体素子3の回路配線面である底面に対
応する本体部2aには、導体層5(図1参照)の銅箔等
をパターンエッチングすることにより配線パターン(不
図示)が形成されている。一方、半導体素子3の側面に
対応する縁部2bには導体層5に配線パターンは形成さ
れず、銅箔等が縁部2bの全面に渡って平板状に形成さ
れている。なお、縁部2bの導体層5は信号配線として
は使用されない。各キャリアフィルム2は、後述するよ
うに、半導体素子3が搭載された後にリボンフィルム1
3から切り抜かれる。このように、複数のキャリアフィ
ルム2が形成されたリボンフィルム13からキャリアフ
ィルム2を切り抜くことにより、キャリアフィルム2を
効率よく形成することができる。
【0025】次に、CSP1の製造工程を図3(a)〜
(g)、および図4を用いて説明する。図3は図1に示
した半導体装置の一連の製造工程を示す断面図、図4は
図3(e)に示したキャリアフィルムの上面図である。
【0026】第1工程:図3(a)に示すように、リボ
ンフィルム13に形成されたキャリアフィルム2の本体
部2aに形成された金属バンプ9と、半導体素子3の素
子電極12との位置合わせを行う。
【0027】第2工程:図3(b)に示すように、金属
バンプ9を素子電極12に接触させる。次いで、ボンデ
ィングツール14を用いて、金属バンプ9を導体層5の
裏側から加熱し、さらに超音波振動を加えることによ
り、金属バンプ9を素子電極12に溶着させる。
【0028】第3工程:図3(c)に示すように、半導
体素子3の底面と同じ大きさの圧着ツール15を用いて
キャリアフィルム2の本体部2aを半導体素子3に加熱
・押圧し、半導体素子3の回路配線面である底面をキャ
リアフィルム2の接着剤層7に接着させる。
【0029】第4工程:図3(d)に示すように、基板
(不図示)にCSP1(図1参照)を接続するために形
成された接続端子10に、バンプ電極11を形成する。
バンプ電極11の材料には半田を用いるのが一般的であ
るが、その他、CSP1が実装される基板等に形成され
た実装用配線との接合性が良好な金属を用いることもで
きる。
【0030】第5工程:図3(e)および図4に示すよ
うに、リボンフィルム13からキャリアフィルム2を半
導体素子3の底面および側面の展開形状に相当する形状
に切り抜く。
【0031】第6工程:まず、図3(f)に示すように
キャリアフィルム2の縁部2bを折り曲げる。次いで、
図3(g)に示すように、縁部2bを半導体素子3の側
面に加熱・押圧し、半導体素子3の側面とキャリアフィ
ルム2の接着剤層7とを接着させる。これにより、CS
P1が完成する。
【0032】上記のように構成されたCSP1では、キ
ャリアフィルム2の導体層5を構成する銅箔等が優れた
熱放散性を有するため、キャリアフィルム2が放熱器と
しても作用する。特に、本実施形態のCSP1では、キ
ャリアフィルム2が半導体素子3の底面よりも広く形成
されているため、キャリアフィルム2に形成された導体
層5の面積が増加するので、半導体素子3に発生する熱
の放熱効果が向上する。そのため、従来の半導体装置の
ようにヒートシンクを設置する必要がないので、構成材
料および製造工数を増加させずにCSP1の熱放散性を
向上させることができる。
【0033】さらに、図1等に示すように、半導体素子
3の側面にキャリアフィルム2が接合されている構成と
することにより、側面からの熱放散性が向上するので、
CSP1の熱放散性をより向上させることができる。ま
た、半導体素子3の側面に接合されているキャリアフィ
ルム2を半導体素子3の側面と合同な形状(すなわち同
じ形状かつ同じ面積)に形成されている構成とすること
により、CSP1を半導体素子3とほぼ同じ大きさに形
成することができる。なお、半導体素子3の側面にキャ
リアフィルム2を接合する際には、キャリアフィルム2
に予め形成されている接着剤層7が用いられるため、接
着剤を別途塗布する必要がないという利点もある。
【0034】ところで、上記のように半導体素子3の側
面にキャリアフィルム2を接合した場合には、キャリア
フィルム2の厚みの分だけCSP1の幅・長さが増大す
ることになる。
【0035】一方、図9等に示した従来のCSP101
では、キャリアフィルム102に半導体素子103が接
着された後に、金属刃もしくはレーザカッタによって、
キャリアフィルム102がリボンフィルム(不図示)か
ら半導体素子102の底面と同形状に切り抜かれてい
る。
【0036】しかしながら、金属刃を用いて切り抜く場
合には、金属刃の厚みの「切断しろ」が形成されるの
で、キャリアフィルム102は「切断しろ」の分だけ半
導体素子103の大きさよりも大きく切り抜かれること
になる。また、レーザカッタで切り抜く場合には、レー
ザ光が半導体素子103に接触しないようにレーザ光を
半導体素子103から離してキャリアフィルム102を
切り抜くので、やはりキャリアフィルムには「切断し
ろ」が形成される。従って、実際には、キャリアフィル
ム102は半導体素子103の各側面に対して「切断し
ろ」の分だけ突出しているので、キャリアフィルム10
2の大きさは半導体素子103と同じ大きさではない。
なお、この「切断しろ」の突出幅は50μm程度であ
り、キャリアフィルム102の厚みとほぼ同じである。
【0037】本実施形態のキャリアフィルム2の厚みも
従来と同じである。従って、半導体素子3の側面にキャ
リアフィルム2を接合した場合にはキャリアフィルム2
の厚みの分だけCSP1の幅・長さが増大するものの、
実質的には従来の半導体装置と同じ大きさであり、従来
に比べてCSP1が大型化するものではない。
【0038】なお、図1等に示したCSP1は、キャリ
アフィルム2の本体部2aが半導体素子3の底面と同じ
形状でかつ同じ面積に形成されているので、リアルチッ
プサイズ型CSPと呼ばれている。
【0039】次に、図1等に示した半導体装置の変形例
を説明する。
【0040】図5は、図1に示した半導体装置の変形例
を示す断面図である。
【0041】図5に示すように、本応用例の半導体装置
21(以下、「CSP21」という。)では、半導体素
子23が底面を除いて樹脂36で封止されることによ
り、被封止素子23’が構成されている。CSP21
は、キャリアフィルム22の本体部22aが半導体素子
23の底面よりも大きく、半導体素子23の底面に対し
て本体部22aの一部がフランジ状に突出しているた
め、フランジッド型CSPと呼ばれる。
【0042】その他、キャリアフィルム22の縁部22
b、有機絶縁フィルム層24、導体層25、レジスト材
層26、接着剤層27、スルーホール28、金属バンプ
29、接続端子30、バンプ電極31、および半導体素
子23の素子電極32の構成は、図1に示したCSP1
と同様であるので、詳しい説明は省略する。
【0043】図6は、図5に示した半導体装置の一連の
製造工程を示す断面図である。
【0044】本変形例では、図6(d)に示す第3’工
程において、半導体素子23が樹脂36によって樹脂封
止されて被封止素子23’が構成される。なお、被封止
素子23’の底面は、キャリアフィルム22の本体部2
2aと合同な形状(すなわち同じ形状かつ同じ面積)と
なるように構成される。その他、図6(a)に示す第1
工程、図6(b)に示す第2工程、図6(c)に示す第
3工程、図6(e)に示す第4工程、図6(f)に示す
第5工程、図6(g)および図6(h)に示す第6工程
は、それぞれ図3に示す各工程と同様であるので、説明
を省略する。また、図6(b)に示す第2工程で用いら
れるボンディングツール34、図6(c)に示す第3工
程で用いられる圧着ツール35は、それぞれ図3に示し
たボンディングツール14、圧着ツール15と同様に構
成されている。
【0045】上記のように構成されたCSP21によれ
ば、フランジッド型とすることによって、キャリアフィ
ルム22の本体部22aをより広くすることができる。
これにより、半導体素子23が超小型であるために半導
体素子23の底面の面積程度では全てのバンプ電極31
を形成しきれない場合であっても、拡大された本体部2
2aに全てのバンプ電極31を形成することができる。
【0046】(第2の実施形態)図7は、本発明の半導
体装置の第2の実施形態を示す側面図である。
【0047】図7に示すように、本実施形態の半導体装
置41(以下、「CSP41」という。)では、図1等
に示したキャリアフィルム2よりもさらに大きな面積を
有するキャリアフィルム42の上に半導体装置43が接
着されている。本実施形態のキャリアフィルム42も図
1等に示したキャリアフィルム2と同様に構成され、半
導体素子43が接着されている接着剤層の下層には有機
絶縁フィルム層が形成され、有機絶縁フィルム層の下層
には導体層が、さらにその下層にはレジスト材層が形成
されている。キャリアフィルム42に形成されたバンプ
電極44は基板45上に形成された配線(不図示)に接
続されており、これにより、CSP41が基板45に実
装されている。
【0048】基板45に実装されたCSP41のキャリ
アフィルム42は、基板45に実装されている他の回路
素子46等の上に延在されている。
【0049】以上の構成により、キャリアフィルム42
の表面積が第1の実施形態に比べて一段と広くなること
から、CSP41の熱放散性が一層向上する。さらに、
キャリアフィルム42が他の回路素子46等の上に延在
されているので、放熱手段を具備しない他の回路素子4
6等に発生する熱を、キャリアフィルム42を通じて放
散させることができる。
【0050】なお、図7に示すように、キャリアフィル
ム42は他の回路素子46や基板45の配線に接触する
が、これらに接触するのはキャリアフィルム42のレジ
スト材層であるため、ショート等の電気的不具合が発生
することはない。
【0051】また、キャリアフィルム42を大きく形成
する程、CSP41の放熱効果を向上させることができ
るが、CSP41が実装される基板45よりも小さく形
成することが望ましい。これにより、基板45を電子機
器等(不図示)に組み込む際のスペースがかさむことを
防ぎ、また、キャリアフィルム42を不用意に他の基板
等に引っかけるなどにより、CSP41が基板45から
はがれるなどの製造ミスを未然に防止することができ
る。
【0052】さらに、本実施形態のCSP41では、キ
ャリアフィルム42に半導体素子43を接合した例を示
したが、図8に示すように、樹脂47で封止された半導
体素子43’をキャリアフィルム42に接合してもよ
い。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装
置は、キャリアフィルムが半導体装置の回路配線面より
も広く形成され、キャリアフィルムの半導体素子が接合
されていない部分には半導体素子の熱を放熱するための
導体層が形成されているので、構成材料および製造工数
を増加させずに熱放散性を向上させることができる。
【0054】また、キャリアフィルムの、半導体素子の
回路配線面が接合されていない部分を半導体素子の側面
に接合することにより、半導体装置の側面からの熱放散
性が向上するので、半導体装置の熱放散性をより向上さ
せることができる。
【0055】さらに、キャリアフィルムの、半導体素子
の側面に接合されている部分を半導体素子の側面と合同
な形状に形成することにより、半導体装置を半導体素子
とほぼ同じ大きさに形成することができる。
【0056】また、キャリアフィルムを、半導体装置が
基板に実装されたときに基板に実装されている他の回路
素子の上に延在される形状に形成することにより、半導
体装置に発生する熱と他の回路素子に発生する熱とを、
キャリアフィルムを通じて放散させることができる。
【0057】本発明の半導体装置の製造方法は、接合さ
れる半導体素子の回路配線面よりも広く形成され、半導
体素子が接合されない部分に半導体素子に発生する熱を
放熱するための導体層が形成されているキャリアフィル
ムに半導体素子を接合する工程と、キャリアフィルム
の、半導体素子が接合されていない部分を半導体素子の
側面に接合する工程とを有するので、構成材料および製
造工数を増加させずに熱放散性を向上させることができ
る半導体装置であって、半導体素子の側面にキャリアフ
ィルムが接合されることにより熱放散性がさらに向上さ
れた半導体装置を製造することができる。
【0058】さらに、導体層を有するフィルム部材を切
り抜いてキャリアフィルムを形成する工程を加えること
により、キャリアフィルムを効率よく形成することがで
きる。
【0059】さらには、キャリアフィルムを形成する工
程では、キャリアフィルムを半導体素子の回路配線面お
よび側面の展開形状に相当する形状に形成することによ
り、キャリアフィルムの、半導体装置の側面に接合され
る部分の形状が前記側面と合同な形状に形成されるの
で、半導体装置を半導体素子とほぼ同じ大きさに形成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の第1の実施形態を示す断
面図である。
【図2】図1に示したキャリアフィルムが形成されたリ
ボンフィルムを示す平面図である。
【図3】図1に示した半導体装置の一連の製造工程を示
す断面図である。
【図4】図3(e)に示したキャリアフィルムの上面図
である。
【図5】図1に示した半導体装置の変形例を示す断面図
である。
【図6】図5に示した半導体装置の一連の製造工程を示
す断面図である。
【図7】本発明の半導体装置の第2の実施形態を示す側
面図である。
【図8】本発明の半導体装置の第2の実施形態を示す、
一部を破断した側面図である。
【図9】従来の半導体装置を示す断面図である。
【図10】従来の半導体装置の他の例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】 1,21,41 半導体装置 2,22,42 キャリアフィルム 2a,22a 本体部 2b,22b 縁部 3,23,43,43’ 半導体素子 4,24 有機絶縁フィルム層 5,25 導体層 6,26 レジスト材層 7,27 接着剤層 8,28 スルーホール 9,29 金属バンプ 10,30 接続端子 11,31,44 バンプ電極 12,32 素子電極 13 リボンフィルム 14,34 ボンディングツール 15,35 圧着ツール 23’ 被封止素子 36,47 樹脂 45 基板 46 回路素子

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体層を有するキャリアフィルムと、前
    記キャリアフィルムに回路配線面が接合された半導体素
    子とにより構成される半導体装置において、 前記キャリアフィルムは前記半導体装置の回路配線面よ
    りも広く形成され、前記キャリアフィルムの、前記半導
    体素子の回路配線面が接合されていない部分には、前記
    半導体素子に発生する熱を放熱するための導体層が形成
    されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記キャリアフィルムの、前記半導体素
    子の回路配線面が接合されていない部分が前記半導体素
    子の側面に接合されている請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記キャリアフィルムの、前記半導体素
    子の側面に接合されている部分が前記半導体素子の側面
    と合同な形状に形成されている請求項2記載の半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 前記キャリアフィルムは、前記半導体装
    置が基板に実装されたときに前記基板に実装されている
    他の回路素子の上に延在される形状に形成されている請
    求項1記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 導体層を有し、接合される半導体素子の
    回路配線面よりも広く形成され、前記半導体素子の回路
    配線面が接合されない部分には前記半導体素子に発生す
    る熱を放熱するための導体層が形成されているキャリア
    フィルムに、前記半導体素子の回路配線面を接合する工
    程と、 前記キャリアフィルムの、前記半導体素子の回路配線面
    が接合されていない部分を前記半導体素子の側面に接合
    する工程とを有する半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 導体層を有するフィルム部材を切り抜い
    て前記キャリアフィルムを形成する工程を有する請求項
    5記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記導体層を有するフィルム部材を切り
    抜いて前記キャリアフィルムを形成する工程では、前記
    キャリアフィルムが前記半導体素子の回路配線面および
    側面の展開形状に相当する形状に形成される請求項6記
    載の半導体装置の製造方法。
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