JP2861787B2 - 鉄損の低い無方向性電磁鋼板およびその製造方法 - Google Patents

鉄損の低い無方向性電磁鋼板およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気機器の鉄心として
広く用いられる鉄損の低い無方向性電磁鋼板に関し、と
りわけ高周波域で使用される回転機用および小型変圧器
用の鉄心に好適な無方向性電磁鋼板とその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】最近の電気機器では、高効率化や小型化
を目的に高周波域で使用されるものが増加する傾向にあ
り、高周波域での鉄損の低い電磁鋼板への要望が高まっ
てきている。
【0003】鉄損は一般に、周波数の一乗に比例するヒ
ステリシス損と周波数の二乗に比例する渦電流損の和と
して表すことができる。従って、高周波域では周波数の
二乗に比例する渦電流損の鉄損に占める割合が高くな
り、渦電流の低減が低鉄損化にとって極めて重要とな
る。渦電流を低減するためには、板厚を薄くすることと
電気抵抗を増加することが有効であることが知られてい
る。つまり、薄肉化と合金元素の添加による鋼板の電磁
抵抗増加が、高周波用の電磁鋼板の開発の大きな指針と
なる。
【0004】特開昭62−103321号公報には、6.5 %前後
のSiを含有した高珪素鋼板の製造方法が示されている。
鉄にSiを添加して行くと6.5 %前後の添加量で磁歪がほ
ぼ0になるため、ヒステリシス損が著しく低くなる。ま
た、高Si添加では電気抵抗が高くなるため渦電流損を下
げるのにも有利である。従って、6.5 %Si前後の高珪素
鋼板では、ヒステリシス損と渦電流損の両方の鉄損要因
を同時に下げることができるため、同等の電気抵抗を有
するそのほかの高合金鋼に比べ、良好な鉄損が得られる
と考えられている。
【0005】しかし、この発明に示されているような高
珪素鋼板は極めて脆く、たとえ製造できても鋼板の使用
者側で鉄心に加工するには特殊な設備や条件が必要とな
るため、用途が非常に限られたものになる。
【0006】特開昭62−196354号公報および特開昭62−
196358号公報には、Siを 2.5〜7.0%含有し、かつW:
0.05〜3.0 %、Mo:0.05〜3.0 %、Ti:0.05〜3.0 %、
Mn:0.1〜11.5%、Ni: 0.1〜20.0%、Co: 0.5〜20.0
%、Cr: 0.1〜10.0%およびAl: 0.5〜13.0%のうちか
ら選んだ1種または2種以上を、20.0%を超えない範囲
で含有した高合金軟磁性鋼板が示されている。
【0007】これらの発明の鋼板においても、6.5 %前
後のSiを含有させた場合には鉄損は良好になるが、打ち
抜き性は当然悪くなる。一方、Siを他の合金成分で置換
した場合には良好な鉄損が得られない。また、これらの
発明では溶湯急冷法が主要な製造方法であると考えら
れ、板厚が0.30mm以下の極めて薄い板厚のものに限定さ
れている。このため、やはり用途は限定されたものとな
らざるを得ない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来の製造方法における板厚の制約やそれによる用途
の限定を解消し、さらに製品鋼板の冷間加工性、打ち抜
き加工性および磁気特性を改善するためになされたもの
である。
【0009】本発明の目的は、高周波域における鉄損が
低く、かつ板厚全周方向の平均磁気特性または圧延方向
とその直角方向の平均磁気特性に優れ、さらに打ち抜き
切断のような鉄心への加工が容易な無方向性電磁鋼板
と、種々の板厚の製品が容易に造り分けられる一般的な
熱間圧延、冷間圧延を経るプロセスを用いて、それらを
製造する方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、下記
(1)の無方向性電磁鋼板と (2)、(3) のその製造方法に
ある。
【0011】(1)重量%で、Si:1.5 %未満、Al: 2.5
〜6.0 %およびMn: 1.0〜3.0 %を含み、かつ下記式
を満足し、残部は実質的にFeおよび不可避的不純物から
なり、結晶粒径R (μm) が下記式を満足する鉄損の
低い無方向性電磁鋼板。
【0012】 〔Si(%) + Al(%)+ 1/2・Mn(%) 〕≧ 5.5%・・・・・ ( 500×f-1/3−20 )≦R≦ ( 500×f-1/3+20 )・・ ただし、fは励磁周波数(Hz)を表す。
【0013】(2)上記(1) 記載の化学成分と式を満足
し、残部は実質的にFeおよび不可避的不純物からなる鋼
スラブを熱間圧延した後、中間焼鈍を挟む2回の冷間圧
延で1回目、2回目の圧下率を共に40〜80%として製品
板厚に仕上げた後焼鈍を行い、結晶粒径R (μm) を上
記式を満たす範囲とする鉄損の低い無方向性電磁鋼板
の製造方法。
【0014】(3)上記(1) 記載の化学成分と式を満足
し、残部は実質的にFeおよび不可避的不純物からなる鋼
スラブを熱間圧延した後、 650〜1000℃で熱延板焼鈍を
施してから、中間焼鈍を挟む2回の冷間圧延で1回目、
2回目の圧下率を共に40〜80%として製品板厚に仕上げ
た後焼鈍を行い、結晶粒径R (μm) を上記式を満た
す範囲とする鉄損の低い無方向性電磁鋼板の製造方法。
【0015】上記(2) の製造方法は、回転機鉄心用の無
方向性電磁鋼板を対象とするものであり、板厚全周方向
の平均磁気特性に優れることが重要であるため、製品の
磁気特性の評価はリング試験片を用いて行う。上記(3)
の製造方法は、小型変圧器鉄心(EIコア)用のそれを
対象とするものであり、圧延方向とその直角方向の平均
磁気特性に優れることが重要であるため、同じく評価は
エプスタイン試験片を用いて行う。
【0016】
【作用】前述のように6.5 %Si前後の高珪素含有鋼は、
高周波域における鉄損に対し有利であるが、極めて脆く
冷間圧延時に割れが生じ易い。また、たとえ割れずに冷
間圧延ができたとしても、ユーザーで打ち抜き加工のよ
うな鉄心への加工作業を行う際には、極めて特殊な条件
が要求される。
【0017】本発明者らは、冷間圧延時の延性が良好で
高珪素鋼と同等の良好な鉄損を有し、かつ鉄心加工が容
易な無方向性電磁鋼板の製造方法を詳細に検討した。そ
の結果、下記〜の知見を見いだした。
【0018】適正量のSi、Mn、Alの複合添加で電気抵
抗を増加させた鋼板では、6.5 %前後のSiを単独添加し
て電気抵抗を増加した鋼板と同等の良好な鉄損が得られ
る。
【0019】しかも、打ち抜き加工性はSi単独添加の場
合に比べ優れている。
【0020】使用される励磁周波数に応じた最適な結
晶粒径に制御することにより、良好な鉄損が得られる。
【0021】熱延板焼鈍で鋼板を再結晶させることに
より、圧延方向とその直角方向の平均の鉄損の改善が得
られる。この場合は、小型変圧器鉄心用に好適な無方向
性電磁鋼板となる。
【0022】冷間圧延は中間焼鈍を挟んで2回施し、
いずれの圧延においても圧下率を40〜80%とすること
が、鉄損の改善に有効である。
【0023】次に、本発明の電磁鋼板またはその素材鋼
の化学組成、製品電磁鋼板の結晶粒径および製造方法を
前記のように限定した理由を説明する。%は重量%を意
味する。
【0024】(1)製品電磁鋼板またはその素材鋼の化
学組成 Si:1.5 %未満 Siは、含有量が増加するほど鋼板の電気抵抗が上昇して
渦電流損を低下させ、結果として鉄損を低減させる効果
を有する。しかし、Si含有量が1.5 %以上になると、冷
間圧延や打ち抜き加工時に割れが生じやすくなる。よっ
て、Si含有量は1.5 %未満とした。望ましい下限は0.1
%である。
【0025】Mn: 1.0〜3.0 % MnはSiと同様に鋼板の電気抵抗を上昇させるのに有効で
あり、鉄損低減の観点から積極的な添加が有効である。
また、適正量のAlとともに複合添加することにより、高
周波域において極めて良好な鉄損を得ることができる。
これらの効果を得るためには、1.0 %以上含有させる必
要がある。一方、3.0 %を超えると強度が上昇しすぎて
冷間圧延を困難にすることから、その上限を3.0 %とし
た。
【0026】Al: 2.5〜6.0 % 上記のようにAlを適正量のMnとともに複合添加すること
により、高周波域において板厚全周方向の平均特性に優
れた電磁鋼板を得ることができる。
【0027】Al添加により板厚全周方向の平均鉄損が向
上する理由の一つとしては、{100}面が多く含まれ
た集合組織が形成されるためと考えられる。Al含有量が
2.5%未満では上記の効果は小さい。他の理由として
は、Al添加が顕著な電気抵抗の増加効果を持つからであ
り、2.5 %未満では電気抵抗が低すぎて高周波域での鉄
損を低下させることができない。
【0028】しかし、MnとAlの複合添加が鉄損改善に極
めて有効であることは、以上のふたつの理由からだけで
は説明できず、渦電流損に対する磁区構造の影響を考慮
しなければならない。すなわち、これら二つの元素の適
量添加が、高周波域での渦電流損に対し有利な磁区構造
を生じさせるためではないかと考えられる。
【0029】一方、Al含有量が6.0 %を超えると、冷間
圧延や打ち抜き加工時に割れが発生し易いため、その上
限値は6.0 %とした。
【0030】Si+Al+ 1/2・Mn:5.5 %以上 Si、Al、Mnを添加すると、前述のようにいずれも鋼板の
電気抵抗を増加させるため、高周波域において極めて良
好な鉄損を得ることができる。このような鉄損改善の効
果は、Si+Al+ 1/2・Mnが5.5 %未満では得ることがで
きない。すなわち、5.5 %未満では電気抵抗が低すぎて
高周波域での鉄損を下げることができないからである。
なお、Mnの係数が 1/2であるのは、Mnの電気抵抗増加に
及ぼす影響がSi、Alの半分であるからである。
【0031】上記三元素以外は鋼スラブでなるべく低く
抑えることが望ましい。例えば、Cは鉄損に悪影響を与
えるので、0.010 %以下、更に言えば0.005 %以下が望
ましい。製品段階で残存したCは炭化物を生成し、これ
が磁壁移動の障害となり鉄損が増加するからである。
【0032】SはMnと結合してMnSを形成し、炭化物と
同様に磁壁移動の障害となり鉄損の劣化をもたらす。従
って、S含有量が低いほど鉄損は改善されるので、0.00
6 %以下、更に言えば0.003 %以下が望ましい。
【0033】Pは鋼板を脆化させるので、0.020 %以下
が望ましい。
【0034】NはAlと結合してAlNを形成し磁壁移動の
障害となるため、低くすることが必要であり、0.0060%
以下にすることが望ましい。
【0035】なお、割れ防止の観点から、Bを0.0020%
以下の範囲で含有させることは妨げない。
【0036】(2)結晶粒径 前述のように、製品鋼板においては、鉄損に最適な結晶
粒径R(μm)が存在し、その関係は次式で示される
ことがわかった。但し、fは励磁周波数(Hz)である。
【0037】 ( 500×f-1/3−20 )≦R≦ ( 500×f-1/3+20 )・・ すなわち、最適な結晶粒径Rは基本的に励磁周波数fの
立方根に反比例する。
【0038】式中のfの係数500 および−20と+20
は、実験結果から求めたものである。
【0039】結晶粒径Rを上記式を満たすように制御
することにより、最適な鉄損を得ることができる。この
理由については以下のように考えられる。
【0040】一般に最適結晶粒径は、渦電流損とヒステ
リシス損との兼ね合いで決まる。すなわち、結晶粒径が
大きくなると磁壁移動の障害となる結晶粒界の面積が減
少するため、ヒステリシス損が低減する。励磁周波数が
大きくなるにつれて最適粒径が小さくなるのは、周波数
の増大に伴い、磁壁の移動速度が大きくなり、渦電流損
の鉄損に占める割合が高くなるためであると考えられ
る。
【0041】しかし、結晶粒径が ( 500×f-1/3+20 )
を超えて大きくなると磁区幅が大きくなり、磁壁の移動
速度も大きくなることによって渦電流損が増加し、ヒス
テリシス損の低減分を上回るようになる。この結果、渦
電流損とヒステリシス損を合わせた全鉄損が増加する。
【0042】一方、結晶粒径が ( 500×f-1/3−20 )未
満の細粒になると、渦電流損の低減よりもヒステリシス
損の増加が上回り、渦電流損とヒステリシス損を合わせ
た全鉄損が増加する。
【0043】(3)製造方法 次にこの発明の製造工程と条件について説明する。素材
の鋼スラブは前記の組成をもつものである。これは、転
炉、電気炉等で溶製し、必要があれば真空脱ガス等の処
理を施した溶鋼を、連続鋳造法でスラブにしたもの、あ
るいはインゴットにして分塊圧延したもののいずれでも
よい。
【0044】スラブは熱間圧延を行うことになるが、そ
の条件については特に制約はない。
【0045】しかし、望ましいのは、加熱温度で1100〜
1250℃、仕上温度で 700〜950 ℃である。
【0046】(a) 熱延板焼鈍 熱延板焼鈍は、製品の磁気特性に応じて必要により行
う。熱延板焼鈍で熱延板を再結晶させることにより、特
に、圧延方向とその直角方向の鉄損を改善することがで
きる。これは、熱延板が再結晶・粒成長することによ
り、冷間圧延後の焼鈍において{110}<001>に
配向した集合組織となるためである。
【0047】焼鈍は箱焼鈍方式でも連続焼鈍方式でも可
能であるが、焼鈍温度は 650〜1000℃の範囲とする。焼
鈍温度が650 ℃未満では熱延板の再結晶が十分に進行せ
ず、焼鈍の効果が得られない。一方、1000℃を超えると
結晶粒が粗大化し過ぎ、冷間圧延時に割れが生じ易くな
る。
【0048】箱焼鈍の場合には、 650〜900 ℃が、連続
焼鈍の場合には 750〜1000℃が、それぞれ望ましい。
【0049】(b) 冷間圧延 冷間圧延条件は本発明において極めて重要な要件であ
る。良好な鉄損を得るために、中間焼鈍を挟む2回の冷
間圧延の圧下率を共に40〜80%とすることが必要であ
る。
【0050】熱延板のままで、またはその後熱延板焼鈍
を施した後、中間焼鈍を挟む2回の冷間圧延を行い、こ
のときの圧下率を共に40〜80%の範囲で適正化しておか
ないと、2回目の冷間圧延後に後述する適正な焼鈍を施
しても、鉄損に有利な集合組織とならない。
【0051】冷間圧延は室温でもよいが、割れ防止の観
点から温間圧延を行ってもよい。温間圧延する場合の温
度は300 ℃以下が望ましい。300 ℃を超えると圧延の形
状制御が困難になると共に、圧延油も特殊なものとなる
からである。
【0052】中間焼鈍の方法と条件は特に限定しない
が、箱焼鈍方式と連続焼鈍方式のいずれでも可能であ
り、温度は 650〜1000℃の均熱とするのが望ましい。
【0053】(c) 冷間圧延後の焼鈍 製品鋼板で所望の良好な鉄損を得るために、2回の冷間
圧延により所定の板厚に仕上げられた鋼板に、焼鈍を施
し、再結晶と粒成長を行わせる。この場合の焼鈍方法も
箱焼鈍、連続焼鈍のいずれでもよいが、焼鈍条件は焼鈍
した後の結晶粒径が前記の式を満たすように選定す
る。このときの条件として望ましいのは、箱焼鈍の場
合、温度で 650〜950 ℃、時間で10分〜48時間の範囲、
さらに望ましいのは、それぞれ、 700〜900 ℃、30分〜
24時間の範囲である。連続焼鈍の場合、温度で 700〜10
00℃、時間で10秒〜5分間の範囲、さらに望ましいの
は、それぞれ、 750〜950 ℃、30秒〜2分間の範囲であ
る。
【0054】
【実施例】以下に示す例のうち、実施例1〜4が小型変
圧器用を、実施例5〜8が回転機用を、それぞれ対象と
する無方向性電磁鋼板である。
【0055】(実施例1)高周波炉で表1に示す組成の
7種類の供試鋼を真空溶製し、50kgインゴットとした。
これらの供試鋼は、Gを除き電気抵抗がほぼ等しい高合
金組成のものである。供試鋼の電気抵抗を表1に示す。
表1に示す三元素以外は、全ての鋼種においてC:0.00
30%以下、P: 0.015%以下、S:0.0020%以下、N:
0.0030%以下であり、その他の元素も不可避的不純物レ
ベルであった。
【0056】各インゴットは1130℃に加熱した後、仕上
温度830 ℃の熱間圧延により2.3 mm厚の熱延板とした。
次に、800 ℃で1時間均熱の熱延板焼鈍を施してから、
1回目の冷間圧延を行い、0.80mm厚とした(圧下率:65
%)。鋼種C、D、E、F、Gは目標の板厚まで圧延で
きたものの、鋼種A、Bは割れが入り圧延できなかっ
た。そこで、鋼種A、Bは試験片を300 ℃まで加熱して
温間圧延を施し、目標の板厚とした。
【0057】1回目の冷間圧延板に880 ℃で1分間均熱
の中間焼鈍を施した後、鋼種A、Bについては 300℃
で、鋼種C、D、E、F、Gについては室温で、それぞ
れ2回目の冷間圧延を行い、0.35mm厚に仕上げた(圧下
率:56%)。
【0058】2回目の冷間圧延板に870 ℃で1分間均熱
の焼鈍を行ってから、打ち抜きによりエプスタイン磁気
測定試験片 (幅30mm、長さ 280mm:継目、横目半々) を
作製した。しかし、鋼種A、Bは端面から亀裂が入り割
れてしまった。そこで、鋼種A、Bについては放電加工
により上記の磁気測定試験片に加工した。
【0059】これらの磁気測定試験片は750 ℃で2時間
の歪取り焼鈍を実施した。その後、励磁周波数1kHz で
JIS C2550 に定める可聴周波鉄損試験により鉄損を測定
し、表1に示す結果を得た。
【0060】焼鈍後の結晶粒径は40〜60μmであり、励
磁周波数1kHz での最適結晶粒径の範囲 (30〜70μm)
内にあった。なお、表1には各鋼種の冷間圧延および打
ち抜きでの割れ発生有(×)無(○)も併せて示す。
【0061】
【表1】
【0062】本発明鋼種であるC、Dは、冷間圧延や打
ち抜き加工で割れの発生がなく極めて良好な加工性を示
すと共に、鉄損も、従来から良好であることが知られて
いる高珪素鋼に相当する鋼種Aと同等の良好なものであ
ることがわかる。また、本発明鋼種よりもSiが高い鋼種
E、同じくMnが低い鋼種F、および同じく( Si+Al+1/
2 ・Mn )が低い鋼種Gでは、加工性は良好であるが、鉄
損が劣っている。
【0063】(実施例2)高周波炉で表2に示す組成の
供試鋼を真空溶製し、50kgインゴットとした。表2に示
す三元素以外の含有量は、全ての鋼種において実施例1
と同様のレベルであった。
【0064】各インゴットは1100℃に加熱した後、仕上
温度810 ℃の熱間圧延により2.3 mm厚の熱延板とした。
次に、表2に示す温度で1分間均熱の熱延板焼鈍を行っ
た後、表2に示す圧下率と板厚条件で1回目の冷間圧延
を行った。ただし、試験No.1は熱延板焼鈍なしである。
次いで、770 ℃で1時間均熱の中間焼鈍を行った後、表
2に示す圧下率で2回目の冷間圧延により、0.23mm厚に
仕上げ、さらに880 ℃で1分間均熱の焼鈍を施した。
【0065】その後、打ち抜きにより実施例1と同様の
エプスタイン試験片を採取し、 770℃で5分間の歪取り
焼鈍を施してから実施例1と同様の方法で鉄損を測定し
た。
【0066】表2にこの磁気測定結果も示す。焼鈍後の
結晶粒径は、いずれも、45〜65μmであり、励磁周波数
1kHz での最適結晶粒径の範囲 (30〜70μm) 内にあっ
た。
【0067】
【表2】
【0068】本発明方法である試験No.5、6では、冷間
圧延や打ち抜き加工で割れの発生がなく極めて良好な加
工性を示すと共に、鉄損も良好なものであることがわか
る。
【0069】しかし、熱延板焼鈍を実施しなかった試験
No.1と、熱延板焼鈍温度が本発明範囲よりも低い試験N
o.2では、鉄損が劣っている。熱延板焼鈍温度が本発明
範囲より高い試験No.8では、冷間圧延時に割れが発生
し、以後の実験が行えなかった。
【0070】1回目と2回目の冷間圧延圧下率が、本発
明範囲より高いか、または低い試験No.3、4、7では、
化学組成と熱延板焼鈍条件とが共に本発明範囲内であっ
ても鉄損が劣っている。
【0071】(実施例3)高周波炉でSi:1.44%、Mn:
1.84%、Al:4.04%の組成の供試鋼を真空溶製し、50kg
インゴットとした。Si、Mn、Al以外の含有量は、全ての
鋼種において実施例1と同様のレベルであった。
【0072】各インゴットは1130℃に加熱した後、仕上
温度800 ℃の熱間圧延により2.5 mm厚の熱延板とした。
次に、780 ℃で1時間均熱の熱延板焼鈍を施してから、
室温で1回目の冷間圧延を行い、0.80mm厚とした(圧下
率:68%)。
【0073】次いで、750 ℃で1時間均熱の中間焼鈍を
施した後に、室温で2回目の冷間圧延を行い、0.35mm厚
に仕上げた(圧下率:56%)。その後、実施例1と同様
のエプスタイン試験片を採取してから 700〜900 ℃で30
分間均熱の焼鈍を行い、結晶粒径と励磁周波数1kHz で
の磁気の測定を実施した。
【0074】図1は、焼鈍後の結晶粒径と鉄損(W
13/1k )との関係を示す図である。図示するように、結
晶粒径が励磁周波数1kHz での最適結晶粒径の範囲(30
〜70μm)内にあれば、良好な鉄損が得られることがわ
かる。
【0075】(実施例4)高周波炉でSi:1.07%、Mn:
1.28%、Al:4.47%の組成の供試鋼を真空溶製し、50kg
インゴットとした。Si、Mn、Al以外の含有量は、全ての
鋼種において実施例1と同様のレベルであった。
【0076】各インゴットは1150℃に加熱した後、仕上
温度840 ℃の熱間圧延により2.3 mm厚の熱延板とした。
次に、880 ℃で1分間均熱の熱延板焼鈍を施してから、
室温で1回目の冷間圧延を行い、0.70mm厚とした(圧下
率:70%)。
【0077】次いで、840 ℃で1分間均熱の中間焼鈍を
施した後に、室温で2回目の冷間圧延を行い、0.35mm厚
に仕上げた(圧下率:50%)。その後、実施例1と同様
のエプスタイン試験片を採取してから 750〜950 ℃で30
分間均熱の焼鈍を行い、結晶粒径と励磁周波数 400Hz
での磁気の測定を実施した。
【0078】図2は、焼鈍後の結晶粒径と鉄損(W
13/400)との関係を示す図である。図示するように、結
晶粒径が、励磁周波数 400Hz での最適結晶粒径の範囲
(48〜88μm)内にあれば、良好な鉄損が得られること
がわかる。
【0079】(実施例5)高周波炉で表3に示す組成の
7種類の供試鋼を真空溶製し、50kgインゴットとした。
これらの供試鋼は、Nを除き電気抵抗がほぼ等しい高合
金組成のものである。供試鋼の電気抵抗を表3に示す。
表3に示す三元素以外の含有量は、全ての鋼種において
実施例1と同様のレベルであった。
【0080】各インゴットは1170℃に加熱した後、仕上
温度800 ℃の熱間圧延により2.3mm厚の熱延板とした。
次に、1回目の冷間圧延を行い、0.80mm厚とした(圧下
率:65%)。
【0081】鋼種J、K、L、M、Nは目標の板厚まで
圧延できたものの、鋼種H、Iは割れが入り圧延できな
かった。そこで、鋼種H、Iは試験片を300 ℃まで加熱
して温間圧延を施し、目標の板厚とした(圧下率:65
%)。
【0082】1回目の冷間圧延板に900 ℃で1分間均熱
の中間焼鈍を施した後、鋼種H、Iについては300 ℃
で、鋼種J、K、L、M、Nについては室温で、それぞ
れ2回目の冷間圧延を行い、0.35mm厚に仕上げた(圧下
率:56%)。
【0083】2回目の冷間圧延板に850 ℃で1分間均熱
の焼鈍を行ってから、打ち抜きによりリング状磁気測定
試験片 (内径33mm、外径45mm) を作製した。しかし、鋼
種H、Iは端面から亀裂が入り割れてしまった。そこ
で、鋼種H、Iについては放電加工により上記の磁気測
定試験片に加工した。
【0084】これらの磁気測定試験片は750 ℃で2時間
の歪取り焼鈍を実施した。その後、励磁周波数1kHz で
鉄損を測定し、表3に示す結果を得た。
【0085】焼鈍後の結晶粒径は40〜60μmであり、励
磁周波数1kHz での最適結晶粒径の範囲 (30〜70μm)
内にあった。なお、表3には各鋼種の冷間圧延および打
ち抜きでの割れ発生有(×)無(○)も併せて示す。
【0086】
【表3】
【0087】本発明鋼種であるJ、Kは、冷間圧延や打
ち抜き加工で割れの発生がなく極めて良好な加工性を示
すと共に、鉄損も、従来から良好であることが知られて
いる高珪素鋼に相当する鋼種Hと同等の良好なものであ
ることがわかる。また、本発明鋼種よりもSiが高い鋼種
L、同じくMnが低い鋼種M、および同じく( Si+Al+1/
2 ・Mn )が低い鋼種Nでは、加工性は良好であるが、鉄
損が劣っている。
【0088】(実施例6)高周波炉で表4に示す組成の
供試鋼を真空溶製し、50kgインゴットとした。表4に示
す三元素以外の含有量は、全ての鋼種において実施例1
と同様のレベルであった。
【0089】各インゴットは1150℃に加熱した後、仕上
温度810 ℃の熱間圧延により2.3 mm厚の熱延板とした。
次に、表4に示す圧下率と板厚条件で1回目の冷間圧延
を行った。次いで、780 ℃で1時間均熱の中間焼鈍を行
った後、表4に示す圧下率で2回目の冷間圧延により、
0.23mm厚に仕上げ、さらに890 ℃で1分間均熱の焼鈍を
施した。
【0090】その後、打ち抜きにより実施例5と同様の
リング状磁気測定試験片を採取し、750 ℃で10分間の歪
取り焼鈍を施してから、実施例5と同様の方法で鉄損を
測定した。表4にこの磁気測定結果も示す。
【0091】焼鈍後の結晶粒径は、いずれも45〜65μm
であり、励磁周波数1kHz での最適結晶粒径の範囲 (30
〜70μm) 内にあった。
【0092】
【表4】
【0093】本発明方法である試験No.11 、12では、冷
間圧延や打ち抜き加工で割れの発生がなく、極めて良好
な加工性を示すと共に、鉄損も良好なものであることが
わかる。しかし、1回目と2回目の冷間圧延圧下率が、
本発明範囲より高いか、または低い試験No.9、10、13で
は、鉄損が劣っている。
【0094】(実施例7)高周波炉でSi:1.21%、Mn:
1.24%、Al:4.41%の組成の供試鋼を真空溶製し、50kg
インゴットとした。Si、Mn、Al以外の含有量は、全ての
鋼種において実施例1と同様の含有量レベルであった。
【0095】各インゴットは1150℃に加熱した後、仕上
温度 810℃の熱間圧延により2.5 mm厚の熱延板とした。
次に、室温で1回目の冷間圧延を行い、0.80mm厚とした
(圧下率:68%)。
【0096】次いで、700 ℃で5時間均熱の中間焼鈍を
施した後に、室温で2回目の冷間圧延を行い、0.35mm厚
に仕上げた(圧下率:56%)。その後、打ち抜きにより
実施例5と同様のリング状磁気測定試験片を採取してか
ら、 700〜1100℃で30秒間均熱の焼鈍を行い、結晶粒径
と励磁周波数1kHz での磁気の測定を実施した。
【0097】図3は、焼鈍後の結晶粒径と鉄損(W
13/1k )との関係を示す図である。図示するように、結
晶粒径が励磁周波数1kHz での最適結晶粒径の範囲(30
〜70μm)内にあれば、良好な鉄損が得られることがわ
かる。
【0098】(実施例8)高周波炉でSi:1.03%、Mn:
1.33%、Al:4.27%の組成の供試鋼を真空溶製し、50kg
インゴットとした。Si、Mn、Al以外の含有量は、全ての
鋼種において実施例1と同様のレベルであった。
【0099】各インゴットは1120℃に加熱した後、仕上
温度 820℃の熱間圧延により2.3 mm厚の熱延板とした。
次に、室温で1回目の冷間圧延を行い、0.70mm厚とした
(圧下率:70%)。
【0100】次いで 740℃で1時間均熱の中間焼鈍を施
した後に、室温で2回目の冷間圧延を行い、0.35mm厚に
仕上げた(圧下率:50%)。その後、打ち抜きにより実
施例5と同様のリング状磁気測定試験片を採取してか
ら、 700〜1100℃で30秒間均熱の焼鈍を行い、結晶粒径
と励磁周波数 400Hz での磁気の測定を実施した。
【0101】図4は、焼鈍後の結晶粒径と鉄損(W
13/400)との関係を示す図である。図示するように、結
晶粒径が、励磁周波数 400Hz での最適結晶粒径の範囲
(48〜88μm)内にあれば、良好な鉄損が得られること
がわかる。
【0102】
【発明の効果】本発明の無方向性電磁鋼板は、冷間加工
性および高周波域における、圧延方向とその直角方向の
平均磁気特性または板厚全周方向の平均磁気特性に優れ
るものである。この鋼板を製造する方法および鋼板を打
ち抜き加工する方法には、特殊な設備と条件を要しな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】小型変圧器用の無方向性電磁鋼板における結晶
粒径と鉄損(W13/1k ) との関係の例を示す図である。
【図2】同じく結晶粒径と鉄損(W13/400) との関係の
例を示す図である。
【図3】回転機用の無方向性電磁鋼板における結晶粒径
と鉄損(W13/1k ) との関係の例を示す図である。
【図4】同じく結晶粒径と鉄損(W13/400) との関係の
例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−223445(JP,A) 特開 平4−341539(JP,A) 特開 平4−224624(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C22C 38/00 - 38/60 C21D 8/12,9/46 501 H01F 1/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量%で、Si:1.5 %未満、Al: 2.5〜6.
    0 %およびMn: 1.0〜3.0 %を含み、かつ下記式を満
    足し、残部は実質的にFeおよび不可避的不純物からな
    り、結晶粒径R (μm) が下記式を満足する鉄損の低
    い無方向性電磁鋼板。 〔Si(%) + Al(%)+ 1/2・Mn(%) 〕≧ 5.5%・・・・・ ( 500×f-1/3−20 )≦R≦ ( 500×f-1/3+20 )・・ ただし、fは励磁周波数(Hz)を表す。
  2. 【請求項2】重量%で、Si:1.5 %未満、Al: 2.5〜6.
    0 %およびMn: 1.0〜3.0 %を含み、かつ下記式を満
    足し、残部は実質的にFeおよび不可避的不純物からなる
    鋼スラブを熱間圧延した後、中間焼鈍を挟む2回の冷間
    圧延で1回目、2回目の圧下率を共に40〜80%として製
    品板厚に仕上げた後焼鈍を行い、結晶粒径R (μm)を
    下記式を満たす範囲とする鉄損の低い無方向性電磁鋼
    板の製造方法。 〔Si(%) + Al(%)+ 1/2・Mn(%) 〕≧ 5.5%・・・・・ ( 500×f-1/3−20 )≦R≦ ( 500×f-1/3+20 )・・ ただし、fは励磁周波数(Hz)を表す。
  3. 【請求項3】重量%で、Si:1.5 %未満、Al: 2.5〜6.
    0 %およびMn: 1.0〜3.0 %を含み、かつ下記式を満
    足し、残部は実質的にFeおよび不可避的不純物からなる
    鋼スラブを熱間圧延した後、 650〜1000℃で熱延板焼鈍
    を施してから、中間焼鈍を挟む2回の冷間圧延で1回
    目、2回目の圧下率を共に40〜80%として製品板厚に仕
    上げた後焼鈍を行い、結晶粒径R (μm) を下記式を
    満たす範囲とする鉄損の低い無方向性電磁鋼板の製造方
    法。 〔Si(%) + Al(%)+ 1/2・Mn(%) 〕≧ 5.5%・・・・・ ( 500×f-1/3−20 )≦R≦ ( 500×f-1/3+20 )・・ ただし、fは励磁周波数(Hz)を表す。
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