JP2860545B2 - 自動ホワイト・バランス補正装置 - Google Patents
自動ホワイト・バランス補正装置Info
- Publication number
- JP2860545B2 JP2860545B2 JP62211346A JP21134687A JP2860545B2 JP 2860545 B2 JP2860545 B2 JP 2860545B2 JP 62211346 A JP62211346 A JP 62211346A JP 21134687 A JP21134687 A JP 21134687A JP 2860545 B2 JP2860545 B2 JP 2860545B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- output
- white balance
- circuit
- gain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はビデオカメラもしくは電子スチルカメラ等の
撮像装置における自動ホワイト・バランス補正装置に関
するものである。 [従来の技術] 現在ビデオカメラ等の自動ホワイト・バランス補正装
置に関して様々な提案がなされており、色温度センサを
用いたものや、ビデオ信号を用いたものが有る。その中
でビデオ信号を用いた自動ホワイト・バランス補正装置
の従来例を図面を用いて説明する。 第2図は1986年テレビジョン学会全国大会で報告され
たビデオ信号を用いた自動ホワイト・バランス補正装置
の概略を示すブロック図で、1は撮像素子、2は輝度信
号・色信号生成回路、3,4は利得制御回路、5は色素信
号生成回路、6はエンコーダ、7,8はゲート回路、9,10
はクリップ回路、11はR−B信号検出回路、12は平均化
回路、13は比較増幅器、14はトラッキング補正回路であ
り、ゲート回路7,8からトラッキング補正回路14までが
自動ホワイト・バランス補正装置を構成している。第2
図の装置において、撮像素子1に入射した光信号はここ
で光電変換され、電気信号として取り出され、輝度信号
色信号生成回路2に出力される。上記輝度信号・色信号
生成回路2では、輝度信号帯域を持つ輝度信号YH,色信
号帯域の輝度信号YL及び色信号R,色信号Bが生成され
る。色信号R,色信号Bはそれぞれ利得制御回路3,4に入
力され、そこでトラッキング補正回路14からの制御信号
によってそれぞれ増幅され、それぞれ色信号R′,色信
号B′として出力され、上記輝度信号YLと共に色差信号
生成回路5に入力され、色差信号(R−YL),(B−
YL)が生成され、上記色差信号(R−YL),(B−YL)
は上記輝度信号YHと共にエンコーダ6に入力され、そこ
で上記入力信号から標準テレビジョン信号を生成し、出
力する。ここで、上記色差信号(R−YL)及び(B−
YL)は自動ホワイト・バランス補正回路15にも入力され
る。 上記色差信号(R−YL),(B−YL)は、それぞれゲ
ート回路7,8に入力され、ここでプランキング期間内の
不要信号、高輝度撮影時の信号つぶれによる以上色差信
号等を取り除いている。ゲート回路7,8から出力された
信号はそれぞれクリップ回路9,10に入力され、そこでは
実用的な色温度範囲内の色差信号のレベルを越えた信号
をクリップしR−B信号検出回路11に出力される。ここ
では上記クリップ回路9,10からの出力(R−YL)′,
(B−Y2)′の差を取ることにより(R−B)信号を検
出している。平均化回路12では上記R−B検出回路11か
らの(R−B)信号を平均し、直流信号に変換してい
る。比較増幅器13では、平均化回路12からの信号と、基
準電圧Vrefとを比較して、それに応じた信号をトラッキ
ング補正回路14に出力する。上記トラッキング補正回路
14では上記比較増幅器13からの信号を基に、上記利得制
御回路3,4の利得をホワイト・バランスが補正されるよ
うに制御するための信号を生成し、上記利得制御回路3,
4に出力する。以上の様に負帰還ループが構成されてい
るのでホワイト・バランス補正がされた上記色差信号を
上記エンコーダ6に供給する事ができる。 [発明が解決しようとする問題点] 上記のような従来の装置では太陽光、ハロゲンランプ
光のようなブランクの放射公式に近似する光源において
は、被写体が白色の場合、上記(R−YL)信号、(B−
YL)信号は共に零となり、ホワイト・バランスがとれた
状態になるが、蛍光灯のような光源の場合、発光スペク
トル分布は上記ブランクの放射公式とは違ったものにな
るため、上記(R−B)信号は零になっても上記(R−
YL)信号、(B−YL)信号は零にはならないので、ホワ
イト・バランスはとれないという問題点があった。 この発明はかかる問題点を解決するためになされたも
ので、照明光源がプランクの放射公式に近似する場合で
も、そうでない場合でも、良好にホワイト・バランス調
整ができる自動ホワイト・バランス補正装置を提供する
ことを目的とする。 [問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、この発明の自動ホワイ
ト・バランス補正装置は色信号が得られた2つの色差信
号の信号成分の差分の第1の信号を検出する手段と、こ
の検出手段からの第1の信号を平均化する手段と、この
平均化された信号と、前記第1の信号が零になるときの
直流電圧に等しく調整された第1の基準電圧とを比較す
る手段とを有するトラッキング補正回路と、さらに前記
2つの色差信号の信号成分の和の第2の信号を検出する
手段と、この検出手段からの第2の信号を平均化する手
段と、この検出手段からの第2の信号を平均化する手段
と、この平均化された信号と前記第2の信号が零になる
ときの直流電圧に等しく調整された第2の基準電圧とを
比較する手段と、この比較手段からの出力と前記トラッ
キング補正回路からの出力とを加算する手段とを設け、
前記トラッキング補正回路からの1つの出力によって、
R信号の利得を制御し、前記加算する手段からの出力に
よって、R+B>2YL(YLは低域の輝度信号)である時
にはB信号の利得を小さくするように制御し、R=B<
2YLである時にはB信号の利得を大きくするように制御
する機構を有するものである。 [作用] 上記の構成を有することにより、照明光がプランクの
放射公式に近似する場合とそうでない場合とに拘らず、
良好の自動ホワイト・バランス調整を行うことができ
る。 [実施例] 第1図は本発明の一実施例である自動ホワイト・バラ
ンス補正装置の主要構成を示すブロック図である。第1
図中の端子K,L,M,Nは前記従来の装置で示した第2図に
対応したものであり、第1図中の自動ホワイト・バラン
ス補正回路26が第2図中の自動ホワイト・バランス補正
回路15に対応している。 第1図の装置において、色差信号生成回路5から出力
された上記色差信号(R−YL),(B−YL)は端子M,N
を通じてR−B検出回路16及びMg−G検出回路20に出力
される。 上記R−B検出回路16では、上記色差信号(R−
YL),(B−YL)の差をとって、第1の信号としての
(R−B)信号を作り出している。また、Mg−G検出回
路20では上記色差信号(R−YL),(B−YL)の和をと
って、第2の信号としての(R+B−2YL)信号を作り
出している。平均化回路17,21では、それぞれR−B検
出回路16,Mg−G検出回路20からの上記出力信号(R−
B),(R+B−2YL)をそれぞれ平均化するための装
置である。比較増幅器18では平均化回路17からの出力信
号と、第1の基準電圧Vref1と比較し、増幅し出力す
る。ここで第1の基準電圧Vref1は上記R−B信号が零
になるときの直流電圧と同じになるように調整される。
第1のトラッキング補正回路19では、比較増幅器18から
の出力がR>Bを示す時は、上記利得制御回路3の利得
を小さくする制御信号を作り出す。逆にR<Bを示す時
は、上記と逆の動作、即ち、上記利得制御回路3の利得
を大きくする制御信号を作り出す。 比較増幅器22では、平均化回路21からの出力信号と第
2の基準電圧Vref2と比較した結果を出力する。ここで
第2の既述電圧Vref2は上記(R+B−2YL)信号が零に
なるときの直流電圧と同じように調整される。 ここで、照明光がプランクの放射公式に近似する場合
はR+B÷2YLであるので、上記比較増幅器22の出力信
号は、ある一定の信号レベルであるが、R+B>2YLで
ある時には、上記比較増幅器22の出力信号は上記利得制
御回路4の利得を小さくする制御信号を、R+B<2YL
である時には逆に利得を大きくする制御信号を出力して
いる。加算器23は、上記トラッキング補正回路19からの
出力信号の片方と、上記比較増幅器22からの出力信号と
を加算する装置である。ここで照明光がプランクの放射
公式に近似する光源である時、前述のように上記比較増
幅器22からの出力信号はほぼ一定であり、この時、利得
制御回路3,4に出力される2つの制御信号は照明光の色
温度の変化に対して最適な関係になるように、上記トラ
ッキング補正回路19及び上記加算器23によって設定され
ている。また、上記Mg−G検出回路20の出力信号がR+
B>2YLまたはR+B<2YLを示す時、上記平均化回路21
からの出力信号は上述照明光がプランクの放射公式に近
似する時の出力信号とは異なる信号である。この時、上
記加算器23からの出力は、上述のようにR+B>2YLを
示す時には、利得制御回路4の利得をより小さくするよ
うに、R+B<2YLを示す時にはより大きくなるような
特性を持っている。そして、利得制御回路3,4はトラッ
キング補正回路19及び加算器23からの制御信号に従っ
て、利得制御した色信号R′,B′を上記色差信号生成回
路5に入力する。上記色差信号生成回路5は上記R′,
B′信号と低域輝度信号YLとで色差信号(R−YL),
(B−YL)を生成し、前述のエンコーダ6及び上記自動
ホワイト・バランス補正回路26に供給する。 以上のように、照明光がプランクの放射公式に近似す
る場合には。主に上記トラッキング補正回路19によっ
て、またプランクの放射公式に近似しない場合には、上
記トラッキング補正回路19と上記比較増幅器22の働きに
よって適切にホワイト・バランス補正された色差信号を
上記エンコーダ6に供給することができる。 また、本実施例において、上記平均化回路21からの出
力信号の幅を狭くして、例えば蛍光灯(白色)が照明光
であるときに正しくホワイト・バランスを補正する程度
をその限度とすると、画面中の木の葉の緑等の影響をあ
まり受けない自動ホワイト・バランス補正装置が構成で
きる。 また、本実施例においては、前記色信号R,Bの利得を
制御してホワイト・バランスを補正する構成であるが、
その他の方式例えば色差信号に低域輝度信号をある割合
で加減算するような構成にも容易に実施できる。 さらに、従来例の前記ゲート回路7,8、前記クリップ
回路9,10を本発明に付加することも容易である。 また、本実施例では、上記利得制御回路に加わる制御
信号に、上記トラッキング補正回路19からの出力信号
と、比較増幅器22の出力信号を上記加算器23で加算した
ものを用いたが、上記利得制御回路4ではなく、上記利
得制御回路3への利得制御信号を、上記加算器23からの
ものを用いても良い。 [発明の効果] 以上説明したように、この発明の自動ホワイト・バラ
ンス補正装置は色信号から得られた2つの色差信号の信
号成分の差分の第1の信号を検出する手段と、この検出
手段からの第1の信号を平均化する手段と、この平均化
された信号と、前記第1の信号が零になるときの直流電
圧に等しく調整された第1の基準電圧とを比較する手段
とを有するトラッキング補正回路と、さらに前記2つの
色差信号の信号成分の和の第2の信号を検出する手段
と、この検出手段からの第2の信号を平均化する手段
と、この検出手段からの第2の信号を平均する手段と、
この平均化された信号と前記第2の信号が零になるとき
の直流電圧に等しく調整された第2の基準電圧とを比較
する手段と、この比較手段からの出力と前記トラッキン
グ補正回路からの出力とを加算する手段とを設け、前記
トラッキング補正回路から1つの出力によって、R信号
の利得を制御し、前記加算する手段からの出力によっ
て、R+B>2YL(YLは低域の輝度信号)である時には
B信号の利得を小さくするように制御し、R+B<2YL
である時にはB信号の利得を大きくするように制御する
構成であって、照明光がプランクの放射公式に近似する
場合でも、そうでない場合でも良好にホワイト・バラン
ス補正ができる。
撮像装置における自動ホワイト・バランス補正装置に関
するものである。 [従来の技術] 現在ビデオカメラ等の自動ホワイト・バランス補正装
置に関して様々な提案がなされており、色温度センサを
用いたものや、ビデオ信号を用いたものが有る。その中
でビデオ信号を用いた自動ホワイト・バランス補正装置
の従来例を図面を用いて説明する。 第2図は1986年テレビジョン学会全国大会で報告され
たビデオ信号を用いた自動ホワイト・バランス補正装置
の概略を示すブロック図で、1は撮像素子、2は輝度信
号・色信号生成回路、3,4は利得制御回路、5は色素信
号生成回路、6はエンコーダ、7,8はゲート回路、9,10
はクリップ回路、11はR−B信号検出回路、12は平均化
回路、13は比較増幅器、14はトラッキング補正回路であ
り、ゲート回路7,8からトラッキング補正回路14までが
自動ホワイト・バランス補正装置を構成している。第2
図の装置において、撮像素子1に入射した光信号はここ
で光電変換され、電気信号として取り出され、輝度信号
色信号生成回路2に出力される。上記輝度信号・色信号
生成回路2では、輝度信号帯域を持つ輝度信号YH,色信
号帯域の輝度信号YL及び色信号R,色信号Bが生成され
る。色信号R,色信号Bはそれぞれ利得制御回路3,4に入
力され、そこでトラッキング補正回路14からの制御信号
によってそれぞれ増幅され、それぞれ色信号R′,色信
号B′として出力され、上記輝度信号YLと共に色差信号
生成回路5に入力され、色差信号(R−YL),(B−
YL)が生成され、上記色差信号(R−YL),(B−YL)
は上記輝度信号YHと共にエンコーダ6に入力され、そこ
で上記入力信号から標準テレビジョン信号を生成し、出
力する。ここで、上記色差信号(R−YL)及び(B−
YL)は自動ホワイト・バランス補正回路15にも入力され
る。 上記色差信号(R−YL),(B−YL)は、それぞれゲ
ート回路7,8に入力され、ここでプランキング期間内の
不要信号、高輝度撮影時の信号つぶれによる以上色差信
号等を取り除いている。ゲート回路7,8から出力された
信号はそれぞれクリップ回路9,10に入力され、そこでは
実用的な色温度範囲内の色差信号のレベルを越えた信号
をクリップしR−B信号検出回路11に出力される。ここ
では上記クリップ回路9,10からの出力(R−YL)′,
(B−Y2)′の差を取ることにより(R−B)信号を検
出している。平均化回路12では上記R−B検出回路11か
らの(R−B)信号を平均し、直流信号に変換してい
る。比較増幅器13では、平均化回路12からの信号と、基
準電圧Vrefとを比較して、それに応じた信号をトラッキ
ング補正回路14に出力する。上記トラッキング補正回路
14では上記比較増幅器13からの信号を基に、上記利得制
御回路3,4の利得をホワイト・バランスが補正されるよ
うに制御するための信号を生成し、上記利得制御回路3,
4に出力する。以上の様に負帰還ループが構成されてい
るのでホワイト・バランス補正がされた上記色差信号を
上記エンコーダ6に供給する事ができる。 [発明が解決しようとする問題点] 上記のような従来の装置では太陽光、ハロゲンランプ
光のようなブランクの放射公式に近似する光源において
は、被写体が白色の場合、上記(R−YL)信号、(B−
YL)信号は共に零となり、ホワイト・バランスがとれた
状態になるが、蛍光灯のような光源の場合、発光スペク
トル分布は上記ブランクの放射公式とは違ったものにな
るため、上記(R−B)信号は零になっても上記(R−
YL)信号、(B−YL)信号は零にはならないので、ホワ
イト・バランスはとれないという問題点があった。 この発明はかかる問題点を解決するためになされたも
ので、照明光源がプランクの放射公式に近似する場合で
も、そうでない場合でも、良好にホワイト・バランス調
整ができる自動ホワイト・バランス補正装置を提供する
ことを目的とする。 [問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、この発明の自動ホワイ
ト・バランス補正装置は色信号が得られた2つの色差信
号の信号成分の差分の第1の信号を検出する手段と、こ
の検出手段からの第1の信号を平均化する手段と、この
平均化された信号と、前記第1の信号が零になるときの
直流電圧に等しく調整された第1の基準電圧とを比較す
る手段とを有するトラッキング補正回路と、さらに前記
2つの色差信号の信号成分の和の第2の信号を検出する
手段と、この検出手段からの第2の信号を平均化する手
段と、この検出手段からの第2の信号を平均化する手段
と、この平均化された信号と前記第2の信号が零になる
ときの直流電圧に等しく調整された第2の基準電圧とを
比較する手段と、この比較手段からの出力と前記トラッ
キング補正回路からの出力とを加算する手段とを設け、
前記トラッキング補正回路からの1つの出力によって、
R信号の利得を制御し、前記加算する手段からの出力に
よって、R+B>2YL(YLは低域の輝度信号)である時
にはB信号の利得を小さくするように制御し、R=B<
2YLである時にはB信号の利得を大きくするように制御
する機構を有するものである。 [作用] 上記の構成を有することにより、照明光がプランクの
放射公式に近似する場合とそうでない場合とに拘らず、
良好の自動ホワイト・バランス調整を行うことができ
る。 [実施例] 第1図は本発明の一実施例である自動ホワイト・バラ
ンス補正装置の主要構成を示すブロック図である。第1
図中の端子K,L,M,Nは前記従来の装置で示した第2図に
対応したものであり、第1図中の自動ホワイト・バラン
ス補正回路26が第2図中の自動ホワイト・バランス補正
回路15に対応している。 第1図の装置において、色差信号生成回路5から出力
された上記色差信号(R−YL),(B−YL)は端子M,N
を通じてR−B検出回路16及びMg−G検出回路20に出力
される。 上記R−B検出回路16では、上記色差信号(R−
YL),(B−YL)の差をとって、第1の信号としての
(R−B)信号を作り出している。また、Mg−G検出回
路20では上記色差信号(R−YL),(B−YL)の和をと
って、第2の信号としての(R+B−2YL)信号を作り
出している。平均化回路17,21では、それぞれR−B検
出回路16,Mg−G検出回路20からの上記出力信号(R−
B),(R+B−2YL)をそれぞれ平均化するための装
置である。比較増幅器18では平均化回路17からの出力信
号と、第1の基準電圧Vref1と比較し、増幅し出力す
る。ここで第1の基準電圧Vref1は上記R−B信号が零
になるときの直流電圧と同じになるように調整される。
第1のトラッキング補正回路19では、比較増幅器18から
の出力がR>Bを示す時は、上記利得制御回路3の利得
を小さくする制御信号を作り出す。逆にR<Bを示す時
は、上記と逆の動作、即ち、上記利得制御回路3の利得
を大きくする制御信号を作り出す。 比較増幅器22では、平均化回路21からの出力信号と第
2の基準電圧Vref2と比較した結果を出力する。ここで
第2の既述電圧Vref2は上記(R+B−2YL)信号が零に
なるときの直流電圧と同じように調整される。 ここで、照明光がプランクの放射公式に近似する場合
はR+B÷2YLであるので、上記比較増幅器22の出力信
号は、ある一定の信号レベルであるが、R+B>2YLで
ある時には、上記比較増幅器22の出力信号は上記利得制
御回路4の利得を小さくする制御信号を、R+B<2YL
である時には逆に利得を大きくする制御信号を出力して
いる。加算器23は、上記トラッキング補正回路19からの
出力信号の片方と、上記比較増幅器22からの出力信号と
を加算する装置である。ここで照明光がプランクの放射
公式に近似する光源である時、前述のように上記比較増
幅器22からの出力信号はほぼ一定であり、この時、利得
制御回路3,4に出力される2つの制御信号は照明光の色
温度の変化に対して最適な関係になるように、上記トラ
ッキング補正回路19及び上記加算器23によって設定され
ている。また、上記Mg−G検出回路20の出力信号がR+
B>2YLまたはR+B<2YLを示す時、上記平均化回路21
からの出力信号は上述照明光がプランクの放射公式に近
似する時の出力信号とは異なる信号である。この時、上
記加算器23からの出力は、上述のようにR+B>2YLを
示す時には、利得制御回路4の利得をより小さくするよ
うに、R+B<2YLを示す時にはより大きくなるような
特性を持っている。そして、利得制御回路3,4はトラッ
キング補正回路19及び加算器23からの制御信号に従っ
て、利得制御した色信号R′,B′を上記色差信号生成回
路5に入力する。上記色差信号生成回路5は上記R′,
B′信号と低域輝度信号YLとで色差信号(R−YL),
(B−YL)を生成し、前述のエンコーダ6及び上記自動
ホワイト・バランス補正回路26に供給する。 以上のように、照明光がプランクの放射公式に近似す
る場合には。主に上記トラッキング補正回路19によっ
て、またプランクの放射公式に近似しない場合には、上
記トラッキング補正回路19と上記比較増幅器22の働きに
よって適切にホワイト・バランス補正された色差信号を
上記エンコーダ6に供給することができる。 また、本実施例において、上記平均化回路21からの出
力信号の幅を狭くして、例えば蛍光灯(白色)が照明光
であるときに正しくホワイト・バランスを補正する程度
をその限度とすると、画面中の木の葉の緑等の影響をあ
まり受けない自動ホワイト・バランス補正装置が構成で
きる。 また、本実施例においては、前記色信号R,Bの利得を
制御してホワイト・バランスを補正する構成であるが、
その他の方式例えば色差信号に低域輝度信号をある割合
で加減算するような構成にも容易に実施できる。 さらに、従来例の前記ゲート回路7,8、前記クリップ
回路9,10を本発明に付加することも容易である。 また、本実施例では、上記利得制御回路に加わる制御
信号に、上記トラッキング補正回路19からの出力信号
と、比較増幅器22の出力信号を上記加算器23で加算した
ものを用いたが、上記利得制御回路4ではなく、上記利
得制御回路3への利得制御信号を、上記加算器23からの
ものを用いても良い。 [発明の効果] 以上説明したように、この発明の自動ホワイト・バラ
ンス補正装置は色信号から得られた2つの色差信号の信
号成分の差分の第1の信号を検出する手段と、この検出
手段からの第1の信号を平均化する手段と、この平均化
された信号と、前記第1の信号が零になるときの直流電
圧に等しく調整された第1の基準電圧とを比較する手段
とを有するトラッキング補正回路と、さらに前記2つの
色差信号の信号成分の和の第2の信号を検出する手段
と、この検出手段からの第2の信号を平均化する手段
と、この検出手段からの第2の信号を平均する手段と、
この平均化された信号と前記第2の信号が零になるとき
の直流電圧に等しく調整された第2の基準電圧とを比較
する手段と、この比較手段からの出力と前記トラッキン
グ補正回路からの出力とを加算する手段とを設け、前記
トラッキング補正回路から1つの出力によって、R信号
の利得を制御し、前記加算する手段からの出力によっ
て、R+B>2YL(YLは低域の輝度信号)である時には
B信号の利得を小さくするように制御し、R+B<2YL
である時にはB信号の利得を大きくするように制御する
構成であって、照明光がプランクの放射公式に近似する
場合でも、そうでない場合でも良好にホワイト・バラン
ス補正ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の構成を示すブロック図、第2
図は従来例の構成を示すブロック図である。 図中、 1:撮像素子 2:輝度信号色生成回路 3,4:利得制御回路 5:色差信号生成回路 6:エンコーダ 16:R−B信号検出回路 17,21:平均化回路 18,22:比較増幅器 19:トラッキング補正回路 20:Mg−G検出回路 23:加算器
図は従来例の構成を示すブロック図である。 図中、 1:撮像素子 2:輝度信号色生成回路 3,4:利得制御回路 5:色差信号生成回路 6:エンコーダ 16:R−B信号検出回路 17,21:平均化回路 18,22:比較増幅器 19:トラッキング補正回路 20:Mg−G検出回路 23:加算器
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.撮像素子から得られた色信号の利得をフィードバッ
ク制御することによりホワイト・バランス補正を行う自
動ホワイト・バランス補正装置において、前記色信号か
ら得られた2つの色差信号の信号成分の差分の第1の信
号を検出する手段と、この検出手段からの第1の信号を
平均化する手段と、この平均化された信号と、前記第1
の信号が零になるときの直流電圧に等しく調整された第
1の基準電圧とを比較する手段とを有するトラッキング
補正回路と、さらに前記2つの色差信号の信号成分の和
の第2の信号を検出する手段と、この検出手段からの第
2の信号を平均化する手段と、この平均化された信号と
前記第2の信号が零になるときの直流電圧に等しく調整
された第2の基準電圧とを比較する手段と、この比較手
段からの出力と前記トラッキング補正回路からの出力と
を加算する手段とを設け、前記トラッキング補正回路か
らの1つの出力によって、R信号の利得を制御し、前記
加算する手段からの出力によって、R+B>2YL(YLは
低域の輝度信号)である時にはB信号の利得を小さくす
るように制御し、R+B<2YLである時にはB信号の利
得を大きくするように制御することを特徴とする自動ホ
ワイト・バランス補正装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62211346A JP2860545B2 (ja) | 1987-08-27 | 1987-08-27 | 自動ホワイト・バランス補正装置 |
US08/350,375 US5563656A (en) | 1987-08-27 | 1994-12-05 | Image sensing apparatus with white balance adjustment |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62211346A JP2860545B2 (ja) | 1987-08-27 | 1987-08-27 | 自動ホワイト・バランス補正装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6455995A JPS6455995A (en) | 1989-03-02 |
JP2860545B2 true JP2860545B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=16604447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62211346A Expired - Lifetime JP2860545B2 (ja) | 1987-08-27 | 1987-08-27 | 自動ホワイト・バランス補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2860545B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02305194A (ja) * | 1989-05-19 | 1990-12-18 | Canon Inc | ビデオ信号処理装置 |
JPH07162890A (ja) * | 1993-12-08 | 1995-06-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ホワイトバランス調整装置 |
TWI378502B (en) | 2006-06-12 | 2012-12-01 | Semes Co Ltd | Method and apparatus for cleaning substrates |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07121134B2 (ja) * | 1986-06-05 | 1995-12-20 | オリンパス光学工業株式会社 | 自動ホワイトバランス調整装置 |
-
1987
- 1987-08-27 JP JP62211346A patent/JP2860545B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6455995A (en) | 1989-03-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2594913B2 (ja) | カラービデオカメラ | |
US6963362B1 (en) | Image pickup apparatus having flash and color adjustment control | |
JP2860545B2 (ja) | 自動ホワイト・バランス補正装置 | |
US5563656A (en) | Image sensing apparatus with white balance adjustment | |
JP3469305B2 (ja) | ビデオカメラのホワイトバランス装置 | |
JP2531961B2 (ja) | 自動ホワイト・バランス補正装置 | |
JPS60180394A (ja) | 白バランス調整装置 | |
JPH0817496B2 (ja) | 自動ホワイト・バランス補正装置 | |
JPH0817497B2 (ja) | 自動ホワイト・バランス補正装置 | |
JPH0564219A (ja) | 撮像装置 | |
JP4145704B2 (ja) | ホワイトバランス回路 | |
JP2506073B2 (ja) | オ−トホワイトバランス調整装置 | |
JP2591624B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP3475600B2 (ja) | ホワイトバランス調整方法及びホワイトバランス調整装置 | |
JP2008085736A (ja) | 撮像装置およびカメラ並びに画像処理方法 | |
JPH0479692A (ja) | 撮像装置 | |
JP3163065B2 (ja) | 画像撮影装置 | |
JP3108109B2 (ja) | カラー撮像装置 | |
JPS62286391A (ja) | 自動ホワイトバランス調整装置 | |
JPH084344B2 (ja) | オ−トホワイトバランス回路 | |
JPH0723413A (ja) | 撮像装置 | |
JP2701947B2 (ja) | ビデオカメラ | |
KR940000969Y1 (ko) | 자동 백바란스 조정장치 | |
JPH07203477A (ja) | カラービデオカメラ | |
JP3378697B2 (ja) | 白バランス調整装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071211 Year of fee payment: 9 |