JP2860439B2 - はめ合い電気コネクタのラッチ−リリース機構 - Google Patents

はめ合い電気コネクタのラッチ−リリース機構

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JP2860439B2
JP2860439B2 JP4312732A JP31273292A JP2860439B2 JP 2860439 B2 JP2860439 B2 JP 2860439B2 JP 4312732 A JP4312732 A JP 4312732A JP 31273292 A JP31273292 A JP 31273292A JP 2860439 B2 JP2860439 B2 JP 2860439B2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/627Snap or like fastening
    • H01R13/6275Latching arms not integral with the housing

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に電気コネクタ技
術に関し、さらに詳しくは一対のはめ合い電気コネクタ
のラッチ−リリース機構に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、一方と他方の電気コネクタ
より成る一対のはめ合い電気コネクタは、互いのはめ合
い状態の維持とはめ合い状態の維持の解除を行うために
ラッチ−リリース機構を備えており、上記ラッチ−リリ
ース機構の一般的なものとしては、一方の電気コネクタ
から突き出た一対の片持ばねアームを他方の電気コネク
タのラッチ手段に係合させることによってラッチ係合状
態を達成し、電気コネクタのはめ合い状態を維持し、ま
た、このラッチ係合状態を解除することによって電気コ
ネクタのはめ合い状態の維持を解除するものである。
【0003】そして、上記片持ちばねアームは、コネク
タのハウジングと一体成形することができるが、片持ち
ばねアームをばねの金属材料で製作し、コネクタのハウ
ジングの外側に取り付けてもよく、いうまでもなく、そ
の他にも様々なラッチ−リリース機構が提案されてお
り、入手可能であって、それらの一部を例示すれば、実
開昭63−69376号、特開昭59−230271
号、実開昭56−115879号、特開昭61−203
581号の公報に開示されたラッチ−リリース機構であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の特徴を持つラッ
チ−リリース機構における問題の1つは、ラッチ機構を
解除してコネクタを切り離すときに、係合状態のコネク
タにアクセスしなければならないことである。ラッチ−
リリース機構はコネクタの両側壁部に配置される場合が
最も多く、ラッチ機構を解除するには、側部からコネク
タにアクセスしなければならない。ラッチ機構をコネク
タの側部ではなく、頂部と底部に配置するように提案で
きるかもしれないが、一対のはめ合いコネクタの底部に
はアクセスできない場合がしばしばある。また、一対の
はめ合いコネクタの両側部のどちらか一方、あるいは頂
部か底部のどちらか一方に1個だけのラッチでは、コネ
クタが適切に係合されない。
【0005】一対のはめ合いコネクタへのアクセスが非
常に制限される状況の1例として、電力ケーブルの分野
で、モジュール式壁パネルシステムのパネル相互間の電
力線を相互接続する場合がある。このようなシステム
は、任意の1つの領域を区切って複数の別個の仕事場を
形成するために使用される。壁パネルはその底端部に沿
ってレールを取り付ける場合が非常に多く、このレール
内を電力ケーブルが走り、様々な仕事場に電力を供給す
るようになっている。電力線は通常各パネルのトラック
内を走り、パネルの両端に相互接続用のパワーブロッタ
またはコネクタが取り付けられる。レールはパネルの底
端部に沿って走っているので、係合状態のコネクタに底
部からアクセスしようとすると、床構造物が障害になる
ことは明らかである。壁パネル自体は比較的薄く、した
がって壁パネル内部の一対のはめ合いコネクタの側部へ
のアクセスは制限されるか、全く不可能である。
【0006】そして、上記に例示したラッチ−リリース
機構について見ると、以下のような様々の問題点があ
る。実開昭63−69376号公報に開示されたラッチ
−リリース機構は、一方の電気コネクタのラッチアーム
に対して、このラッチアームを外向きに湾曲させるため
の解除腕をコネクタハウジングの両側壁からラッチアー
ムに離接自在に設けた構造である。従って、ラッチ機構
の解除のためには、ハウジングの両側壁からのアタセス
が必要となる問題点がある。
【0007】特開昭59−230271号公報に開示さ
れたラッチ−リリース機構は、ラッチアームに対して、
ラッチアームを外向きに湾曲させるためのスライド部材
を設け、さらに、このスライド部材をスライドさせるた
めの回転レバー形式の引き抜き用タブを設けた構造であ
る。この機構の場合、ラッチ機構解除のためのアクセス
は、コネクタハウシングの一側壁から可能であるが、ス
ライド部材のスライドを引き抜き用タブで間接的に行う
構造のため、機構上複雑となり、またアクセス不能も起
こりやすいという問題点がある。
【0008】実開昭56−115879号公報に開示さ
れたラッチ−リリース機構は、一方の電気コネクタに金
属枠状のスライダーをバネで一方向に付勢した状態で装
着し、スライダーの係止縁を他方の電気コネクタに設け
た係止爪に係合させる構造である。このリリース機構
は、上記スライダーを水平方向にスライドさせることを
予定し、従って、バネによる付勢が必要となっている。
この結果、アクセスはコネクタハウジングの側壁から行
うことが必須となり、一側壁からアクセスできない問題
点がある。また、バネを組み込む結果、部品点数および
組み立て工数が増すという問題点もある。
【0009】さらに、特開昭61−203581号公報
に開示されたものは、互いにはめ合うコネクタのそれぞ
れに、カム溝が交差して重なるように設け、カム溝の交
差部に、スライド部材に設けた円柱状のダボを嵌入した
構造であって、このカム機構をラッチ−リリース機構と
して利用したものであるので、はめ合い状態を解除する
場合、スライド部材を介して解除力を両方の電気コネク
タに与えなければならず、比較的大きな力を必要とし、
アクセスがしにくい問題点となっている。
【0010】そこで、本発明は、一対のはめ合い電気コ
ネクタをはめ合い方向に動かすとラッチされ、ラッチ機
構またはリリース機構を構成する部材をはめ合い方向に
ほぼ直交する方向に動かすとラッチが解除されるラッチ
−リリース機構を提供することによって、上述の問題を
解決するものであって、その目的は、相互に相手に向っ
ていく方向、つまりはめ合い方向に動かして係合状態に
することのできる一対の電気コネクタの、改良された新
しいラッチ−リリース機構を提供することである。
【0011】そして、本発明の他の目的は、コネクタハ
ウジングの一側壁から、ラッチ解除のためのアクセスが
可能な改良されたラッチ−リリース機構を提供すること
であり、さらに、別の目的としては、構造上簡単で、部
品点数、組み立て工数が増すことなく製造できる改良さ
れたラッチ−リリース機構を提供することであって、ま
た、別の目的として、ラッチ解除に大きな力を必要とす
ること無く、簡単にアクセスできる改良されたラッチ−
リリース機構を提供することである。
【0012】
【課題を解決する為の手段】上記の目的を達成する本発
明のはめ合い電気コネクタのラッチ−リリース機構は、
次のようなラッチ−リリース機構である。即ち、一対の
はめ合い電気コネクタの一方と他方の相互を相手に向か
ってはめ合い方向に動かしてはめ合い状態とし、このは
め合い状態の維持又はこのはめ合い状態の維持の解除を
行うはめ合い電気コネクタのラッチ−リリース機構にお
いて、上記はめ合い電気コネクタのラッチ−リリース機
構は、一方の電気コネクタ10のハウジングに装着され
る縦断面略コ字状の形状を有するラッチ−リリース装置
24と、他方の電気コネクタの外側に装着される縦断面
ロ字状のエンドキャップ45より成り、上記ラッチ−リ
リース装置24には、その一側壁36と他側壁38のそ
れぞれにラッチ穴40が形成してあると共に、一側壁3
6の一端に持ち上げタブ44が形成してあり、上記エン
ドキャップ45には、その一側壁50と他側壁52に、
上記ラッチ−リリース装置24のラッチ穴40と対向し
て係合可能としたラッチ突起54がそれぞれ同じ方向に
向けて形成してあるものであり、上記ラッチ−リリース
装置24を上記はめ合い電気コネクタのはめ合い方向と
直交する方向にスライドさせ、ラッチ−リリース装置2
4のラッチ穴40にエンドキャップ45のラッチ突起5
4を突入、係止させることによって電気コネクタのはめ
合い状態の維持をし、また、上記ラッチ−リリース装置
24を上記突入、係止と反対方向へスライドさせること
によって電気コネクタのはめ合い状態の維持の解除を行
う様に構成され、しかも、上記ラッチ−リリース装置2
4は、一方の電気コネクタ10のハウジングに形成され
た中心リブ14及び端リブ16によって成される溝手段
12に滑動可能に係合するレール30を有して成り、こ
のレール30と溝手段12とによってラッチ−リリース
装置24のスライドが案内されていることを特徴とする
はめ合い電気コネクタのラッチ−リリース機構である。
(図1乃至図5参照)
【0013】そして、一対のはめ合い電気コネクタの一
方と他方の相互を相手に向かってはめ合い方向に動かし
てはめ合い状態とし、このはめ合い状態の維持又はこの
はめ合い状態の維持の解除を行うはめ合い電気コネクタ
のラッチ−リリース機構において、上記はめ合い電気コ
ネクタのラッチ−リリース機構は、一方の電気コネクタ
58の両側壁に形成され、他方の電気コネクタ60の両
側壁のラッチボス68に係合可能なラッチアーム62よ
り成るラッチ機構と、上記ラッチ機構によるラッチを解
除するためのリリース機構より成り、上記リリース機構
は、上記一方の電気コネクタ58に電気コネクタのはめ
合い方向と直交する方向から装着されるU字状のリリー
ス装置74であって、上記リリース装置74は、電気コ
ネクタの側壁と上記ラッチアーム62の間隙に挿入され
た一対の脚76を有し、上記脚76の基部外面には、上
記ラッチアーム62を外向きに拡開させるための肉厚の
リリースランプ88が形成されていると共に、その先端
外面には、拡開したラッチアーム62を復帰させるため
の薄肉の係合部89が形成されており、上記リリース装
置74を上記はめ合い電気コネクタのはめ合い方向と直
交する方向にスライドさせ、リリース装置74の脚76
のリリースランプ88を上記ラッチ機構のラッチアーム
62に当接させ、ラッチアーム62を拡開することによ
って電気コネクタのはめ合い状態の維持の解除を行い、
また、リリース装置74の脚76の係合部89にラッチ
アーム62を係合させ、拡開したラッチアーム62を復
帰させることによって、ラッチ機構による電気コネクタ
のはめ合い状態の維持を行う様に構成され、しかも、上
記リリース装置74の脚76の内側には、一方の電気コ
ネクタ58のハウジングに形成された溝80に係合する
リブ78が形成されており、このリブ78と溝80によ
ってリリース装置74のスライドが案内されていること
を特徴とするラッチ−リリース機構である。(図6乃至
図8参照)
【0014】さらに、一対のはめ合い電気コネクタの一
方と他方の相互を相手に向かってはめ合い方向に動かし
てはめ合い状態とし、このはめ合い状態の維持又はこの
はめ合い状態の維持の解除を行うはめ合い電気コネクタ
のラッチ−リリース機構において、上記はめ合い電気コ
ネクタのラッチ−リリース機構は、一方の電気コネクタ
90に装着されるU字状の形状を有するラッチ−リリー
ス装置94と、他方の電気コネクタ92のハウジングに
形成されたラッチボス112より成り、上記ラッチ−リ
リース装置94の脚96には、上記他方の電気コネクタ
92に形成されたラッチボス112に係合するL字状の
スロットが形成されていると共に、その内面に一方の電
気コネクタ90の側壁に設けられた戻り止め穴104、
106のいずれかと係合してラッチ−リリース装置94
のスライドを停止する戻り止めディンプル102が形成
され、さらに、上記ラッチ−リリース装置94の一側壁
の一端に持ち上げタブ114が設けてあり、上記ラッチ
−リリース装置94をはめ合い電気コネクタのはめ合い
方向と直交する方向へスライドさせ、戻り止めディンプ
ル102が戻り止め穴104に係合した状態とすること
によって、はめ合い電気コネクタを挿抜可能とし、ま
た、はめ合い電気コネクタがはめ合わされたときにラッ
チ−リリース装置94をスライドさせ、戻り止めディン
プル102を戻り止め穴106に係合させることによっ
て、L字状のスロットのラッチ位置110にラッチボス
112が係合し、電気コネクタのはめ合い状態の維持が
行われる様に構成され、しかも、上記ラッチ−リリース
装置94は、一方の電気コネクタ90のハウジングに形
成された溝100に係合するリブ98を有して成り、こ
のリブ98と溝90によってラッチ−リリース装置94
のスライドが案内されていることを特徴とするラッチ−
リリース機構である。(図9及び図10参照)
【0015】
【実施例】次に、本発明を図に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。先ず、図1乃至図5は、本発明の第1実
施例を示しており、図1は、一対のはめ合い電気コネク
タのうちの一方の電気コネクタを概して符号10で示
し、しかも、本発明を適用可能なはめ合い電気コネクタ
の具体的な構成は、幅広く変化することができるので、
図面にはその一例として一方の電気コネクタ10を示し
ており、図示した一方の電気コネクタ10は、ここに記
述し図示するラッチ−リリース機構と協働するための関
連構造をよく示している。
【0016】図1と図2を参照しながらさらに詳しく説
明すると、一方の電気コネクタ10は、電線に結合され
た適切な雄と雌のはめ合い端子を受容するための多数の
貫通路18を有し、はめ合い端子に結合された電線は、
各貫通路の後端20(図2)から外へ突出するように構
成されているものであり、さらに、上記一方の電気コネ
クタ10のハウジングの片方の側面上には、中心リブ1
4及び2つの端リブ16(図1)によって成される溝手
段12(図2)が配設されており、上記溝手段12は、
はめ合い電気コネクタのはめ合い方向と直交する方向に
沿って形成されている。
【0017】そして、特に、図1を参照すると、一般に
符号24で示すラッチ−リリース装置は、縦断面略コ字
状をしており、前縁32を持つレール30を形成するた
めに細長いスロット28を持つ側壁26を有するもので
あって、上記ラッチ−リリース装置24は、側壁26と
一対の側壁フランジ34との間にレセプタクル手段を形
成し、両者の間に一方の電気コネクタ10を受容するよ
うに構成されており、上記レール30は、一方の電気コ
ネクタ10のハウジングに形成された上記溝手段12を
成す中心リブ14及び端リブ16の間を滑動する幅を有
し、また、上記端リブ16がラッチ−リリース装置24
の側壁26の細長いスロット28内にぴったり嵌まるよ
うに構成されていると共に、上記中心リブ14がレール
30の前縁32をロックするように構成されているもの
であり、その結果、ラッチ−リリース装置は、両頭矢印
Aで示すようにはめ合い電気コネクタのはめ合い方向と
直交する方向に滑動してスライドすることができる。
(図2は、中心リブ14と端リブ16の間に配置された
レール30を示す。)
【0018】図1はまた、ラッチ−リリース装置24が
一側壁36と他側壁38を有することを示しており、こ
れらの壁のそれぞれにラッチ穴40が設けられ、上記ラ
ッチ穴40のすぐ前方には傾斜カム42が配置されてい
るものであって、上記傾斜力ム42は、両方とも、以下
で述べるエンドキャップ45に形成される傾斜ラッチ5
4とラッチ穴40の係合を補助するために上向きに湾曲
していることが図から分かる。
【0019】そして、上記ラッチ−リリース装置24の
一側壁36の一端には、作業者が掴むために上向きに湾
曲している持上げタブ44が配置されているものであ
り、また、上記一方の電気コネクタ10は、適切な端子
手段を受容するために一体成形した誘電体ハウジングを
有するが、ラッチ−リリース装置24は、打ち抜き成形
した薄板金材料から単体として作成されているものであ
り、容易かつ低コストでその形成が行なわれるものであ
る。
【0020】図3及び図4は、一対のはめ合い電気コネ
クタの一方の電気コネクタ10に構成されるラッチ−リ
リース装置24に対応するエンドキャップ45を示し、
上記エンドキャップ45は、上記一方の電気コネクタ1
0とはめ合わされる他方の電気コネクタ(図示せず)の
一つまたは複数を取り付けることのできる取付構造物と
して形成されているものであり、本実施では、二つの電
気コネクタが取り付けられるように構成されているもの
である。
【0021】さらに詳しく説明すると、図4に示したよ
うに、エンドキャップ45は、一方の電気コネクタ10
にはめ合わされる他方の電気コネクタを矢印Bの方向に
差し込むことのできる隙間48を形成する内壁46を有
して成り、図中矢印Cで示す内壁46の寸法は、他方の
電気コネクタのハウジングをエンドキャップ45を成す
構造物内に固定できる寸法に設定されているものであ
る。また、エンドキャップ45に配置される電気コネク
タは、エンドキャップ45内の他方の電気コネクタと一
方の電気コネクタ10が異なる端子(つまり雄端子と雌
端子)を持つこと以外は、一方の電気コネクタ10とほ
ぼ同じである。
【0022】そして、エンドキャップ45を成す構造物
は、一側壁50と他側壁52を有して成り、これらの壁
のそれぞれにラッチ手段である傾斜ラッチ54が設けら
れているものであって、これらの傾斜ラッチ54は、上
記ラッチ−リリース装置24に形成されたラッチ穴40
(図1)にラッチ係合するように上下の傾斜ラッチ54
の両方が同じ方向(図5中では上方)に向けて形成され
ているものであり、その大きさは、ラッチ穴40にピッ
タリとラッチ係合するように設定されているものであ
り、しかも、上記エンドキャップ45は、二つのはめ合
い電気コネクタを取り付けるように構成されているの
で、図3から分かるように、傾斜ラッチ54が水平方向
に空間を置いて配置され、かつ垂直方向に整合した二対
のラッチ手段として設けられているものである。
【0023】次に、図1乃至図5に基づいてこれまで説
明したラッチ−リリース機構の動作について説明する。
ラッチ−リリース装置24内に取り付けた一方の電気コ
ネクタ10の組立体をエンドキャップ45内に取り付け
た他方の電気コネクタとはめ合わせるときは、組立体を
矢印Dで示す電気コネクタのはめ合い方向に動かす。先
に「発明が解決しようとする課題」で述べたモジュール
式壁パネルシステムなどの環境では、通常、このはめ合
い方向はほぼ水平方向である。それぞれのコネクタをは
め合わせると、それぞれの垂直方向に整合し対をなす傾
斜ラッチ54がラッチ−リリース装置24の上向きに湾
曲した傾斜カム42と係合し、ラッチ−リリース装置2
4が矢印E(図1)で示す上向きの方向へ片寄る。
【0024】そして、それぞれのコネクタをはめ合うま
で動かすと、傾斜ラッチ54がラッチ装置24の一側壁
および他側壁の穴40と整合する位置に達し、本実施例
に示したようにラッチ−リリース装置24が鉛直方向に
スライドするように配置することによって、ラッチ−リ
リース装置24が重力で下がり、傾斜ラッチ54とラッ
チ穴40がラッチ状態になり、ラッチ穴40の正面縁の
背後でロックされることとなるので、はめ合い電気コネ
クタをはめ合わせることによってはめ合い電気コネクタ
のはめ合い状態の維持(ラッチ)が同時に行なわれるこ
ととなるものである。
【0025】もちろん、エンドキャップ45は上述の通
り、二つのはめ合い電気コネクタを受容するように構成
されているので、一方の電気コネクタ10とラッチ−リ
リース装置24の組立体を2個、エンドキャップ45内
に係合し、ラッチすることができる。
【0026】そして、ラッチ−リリース機構を解除し、
はめ合い電気コネクタを切り離したいときは、作業者
が、ラッチ−リリース装置24の頂部のタブ44を持ち
上げ、ラッチ−リリース装置24をスライドさせること
によってラッチ−リリース装置24のラッチ穴40が傾
斜ラッチ54を飛び越し、ラッチ係合が解除され、はめ
合い電気コネクタを切り離すことができるようになるも
のであり、この時、はめ合い電気コネクタの切り離し作
業がはめ合い電気コネクタの上方で行なわれることとな
り、より自由なアクセスが可能となるものである。
【0027】さらに、矢印AおよびEで示すラッチ−リ
リース装置24のスライド(垂直移動)は、図1に示す
はめ合い方向Dに直交しており、一方の電気コネクタ1
0のハウジング側面に形成された中心リブ14及び端リ
ブ16によって成される溝手段12に配置されたレール
30の滑動係合によってもたらされるので、スムーズで
確実なスライドが行なわれ、より容易にラッチ−リリー
ス機構を操作することが可能となるものである。
【0028】図6乃至図8は、一般に符号58で示す電
気コネクタと第2電気コネクタ60とを嵌合できるよう
にした本発明の第2実施例を示し、コネクタ58および
60は幾分概略的に図示されているが、ラッチ−リリー
ス機構が異なる実施例である以外は、第1の実施例で例
示したはめ合い電気コネクタ(図1)と実質的に同一で
ある。
【0029】さらに詳しく説明すると、はめ合い電気コ
ネクタの一方の電気コネクタ58は、その両側壁に一対
の片持ちラッチアーム62を装備しており、これらのラ
ッチアーム62は、遠端のカム面64がラッチフック6
6につながっている。ラッチアーム62は、一方の電気
コネクタ58のはめ合い端を越えて前方に突き出てお
り、はめ合いの相手となる他方の電気コネクタ60の側
面から外側に向って突起するように一体成形されたラッ
チボス68と係合するように構成されており、上記ラッ
チボス68は、傾斜カム70とラッチショルダ72を有
する。
【0030】したがって、一方と他方の電気コネクタ5
8,60を矢印Fで示す電気コネクタのはめ合い方向へ
動かすと、上記ラッチアーム62の傾斜カム64がラッ
チボス68の傾斜カム70と係合し、ラッチアーム62
がほぼ水平方向で矢印Gで示す外側の方向へ拡開する。
コネクタ同士が完全に係合すると、ラッチアーム62は
復帰しラッチフック66がラッチボス68のラッチショ
ルダ72の背後でロックし、はめ合い電気コネクタのは
め合い状態が維持(ラッチ)される。
【0031】そして、ラッチアーム62とラッチボス6
8のラッチ係合を解除するために、一般に符号74で示
すU字形のリリース装置74を、一方の電気コネクタ5
8の頂部から滑動可能に取り付ける。リリース装置74
は、その内側に一体成形されたリブ78を備えた一対の
脚76を有する。リブ78は、電気コネクタ58の両側
壁に電気コネクタのはめ合い方向と直交する方向に配向
して形成した一対の溝80内を滑動するものであり、し
たがって、ラッチ装置74は、脚76の遠端82が一方
の電気コネクタ58に形成されたラッチアーム62の下
に来るまで、その頂部から矢印Hの方向に取り付ける。
(この位置を図7に示す。)
【0032】さらに、上記リリース装置74の端部82
にはカム面84があり、ラッチ装置74を一方の電気コ
ネクタ58に取り付けることができるようにラッチアー
ム62を外側へ拡開させるものであり、また、上記端部
82には戻り止め面86も形成されており、これは図7
に示すように、一方の電気コネクタ58に対するラッチ
装置74の上限位置を決定するものであり、戻り面86
と、以下で説明するリリースランプ88の間の脚76は
薄肉の係合部89として形成されているものである。
【0033】次に、図6乃至図8に示すラッチ−リリー
ス機構の動作について説明する。リリース装置74が図
7で示すような上限位置にあるときに、一方の電気コネ
クタ58と他方の電気コネクタ60を矢印F(図6)の
方向へはめ合わせることができ、それによって、それぞ
れの電気コネクタのラッチアーム62とラッチボス68
はぴったり嵌合し、ラッチ係合状態になる。
【0034】そして、はめ合い電気コネクタを切り離し
たいときは、リリース装置74を矢印1(図8)の方向
へ押し下げることによって、リリース装置74の脚76
の基端外面に形成された厚肉のリリースランプ88がラ
ッチアーム62と係合し、ラッチアーム62がほぼ水平
方向で外向きに序々に拡開し、さらに、リリース装置7
4が図8に示す位置に来ると、ラッチアーム62が拡開
して矢印Gで示す外側の方向へ移動し、ラッチアーム6
2が他方の電気コネクタ60のラッチボス68から解放
され、はめ合い電気コネクタを切り離すことができ、し
かも、この時、上記リリース装置74のリブ78が一方
の電気コネクタ58の溝80に案内されているものであ
るので、リリース装置74のスライドが確実に行なわ
れ、ラッチアーム62の拡開を確実に行なうことができ
るものである。
【0035】図9及び図10は、本発明のラッチ−リリ
ース機構の第3実施例を示すものであって、さらに詳し
く述べると、一般に符号90で示す一方の電気コネクタ
は、一般に92で示す他方の電気コネクタとはめ合うこ
とができ、一般に符号94で示すラッチ−リリース装置
は、打ち抜き成形した薄板金材料から、一対の脚96を
有するようにほぼU字形に製作する。
【0036】そして、上記一対の脚96の後縁に沿っ
て、内側に曲がったリブ98を形成し、これを一方の電
気コネクタ90の両側面に形成した溝100に係合させ
ることによって、ラッチ−リリース装置94を一方の電
気コネクタ90の頂部から滑動可能に取り付けることが
できる。したがって、ラッチ−リリース装置94は、一
方の電気コネクタ90の頂部から矢印、Jの方向に取り
付ける。このように取り付けると、ラッチ−リリース装
置94は、一方の電気コネクタ90に対し、両頭矢印K
の方向に滑動することができる。
【0037】さらに、ラッチ−リリース装置94と一方
の電気コネクタ90との間に、コネクタに対するラッチ
−リリース装置の少なくとも上限位置を、しかしできれ
ば上限位置と下限位置の両方を設定する手段を設ける。
これを図9および図10を参照しながら、さらに詳しく
述べると、ラッチ−リリース装置94の各脚96から内
側に突起した戻り止めディンプル102を形成し、これ
を、一方の電気コネクタ90の両側面に形成した上部お
よび下部の戻り止め穴104および106に着座させ
る。そして、この戻り止めディンプル102が図10に
示すように上部戻り止め穴104に着座すると、ラッチ
−リリース装置94の上部ラッチ解除位置が決定され
る。
【0038】そして、一方と他方の電気コネクタ90と
92をはめ合い状態でラッチするために、ラッチ−リリ
ース装置94の各脚96に一対のほぼL字形のスロット
が形成されており、また、他方の電気コネクタ92に
は、垂直方向に空間を置いて配置した一対のラッチボス
112が形成されており、これらは他方の電気コネクタ
92の両側面から外側に突起しているものであって、上
記ラッチ−リリース装置94の脚96に形成されたL字
状のスロットに係合するように配設されているものであ
り、しかも、上記L字状のスロットは、ラッチボス11
2の係合を容易とするための下部傾斜縁108を有し、
これがL字状のスロットのほぼ垂直のラッチ位置110
に続いているものである。
【0039】次に、図9及び図10に示す実施例のラッ
チ−リリース装置94の動作について説明する。ラッチ
−リリース装置94が戻り止め穴104に着座した戻り
止めディンプル102によって設定される上限位置に付
いた状態で、一方と他方の電気コネクタ90,92を、
矢印Lで示すはめ合い電気コネクタのはめ合い方向に動
かす。コネクタがはめ合い状態になると、ラッチボス1
12がラッチ−リリース装置94の脚96に形成された
スロットの傾斜縁108と係合する。この係合により、
ラッチ−リリース装置94は、矢印Jの方向へスライド
(下降移動)することが可能となり、戻り止めディンプ
ル102が戻り止め穴104から外れ、より大きい戻り
止め穴106に達する。
【0040】これにより、ラッチ−リリース装置94
は、ラッチボス112が脚96のスロットのラッチ位置
に着座するまで、スライド(下降)させることができ、
このスライドを行なうことにより、一方と他方の電気コ
ネクタ90,92のはめ合い状態の維持(ラッチ)が行
なわれるものである。
【0041】そして、はめ合い電気コネクタを切り離し
たいときは、作業者がラッチ−リリース装置94の頂部
の持上げタブ114を掴み、ラッチ−リリース装置94
を上に持上げると、ラッチボス112がスロットのラッ
チ位置110から外れ、コネクタを切り離すことができ
るようになるものであり、この時、上記ラッチ−リリー
ス装置94のリブ98が一方の電気コネクタ90の溝1
00に案内されているものであるので、リリース装置9
4のスライドを確実に行なわれ、ラッチ係合の維持及び
その解除を容易かつ確実に行なうことができるものであ
る。
【0042】
【効果】以上詳述した如く本発明によれば、一対のはめ
合い電気コネクタをはめ合い方向に動かすとラッチさ
れ、ラッチ−リリース機構を構成した部材をはめ合い方
向にほぼ直交する方向に動かすと解除されるラッチ−リ
リース機構を提供でき、しかも、上記ラッチ−リリース
機構は、ラッチ−リリース装置に形成されたレールある
いはリブを電気コネクタのハウジングに形成された溝手
段あるいは溝によって案内されて成るものであるので、
その作動が容易かつ確実に行なわれ、はめ合い電気コネ
クタのはめ合い状態の維持とその解除を容易かつ確実に
行なうことができ、しかも、はめ合い電気コネクタへの
アクセスが自由となる。
【0043】そして、更に、コネクタハウジングの一側
壁からラッチ解除のためのアクセスが可能であり、ま
た、構造上簡単で、部品点数、組み立て工数が増すこと
なく製造でき、しかも、ラッチ解除に大きな力を必要と
すること無く、簡単にアクセスできる改良されたラッチ
−リリース機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気コネクタに滑動可能に取り付けるための、
本発明によるラッチ装置の分解斜視図である。
【図2】図1の線2−2における断面図である。
【図3】図1の一対のラッチ装置をラッチ係合するため
のラッチ手段を持つ一対のはめ合い電気コネクタ用の取
付キャップの斜視図である。
【図4】図3の線4−4における断面図である。
【図5】図3の線5−5における断面図である。
【図6】本発明によるラッチ−リリース機構の第2実施
例の分解斜視図である。
【図7】図6の線7−7における縦断面図であり、はめ
合い電気コネクタが係合され、リリース装置が作動不能
位置にある状態を示す。
【図8】図7に類似した図であるが、リリース装置をラ
ッチ装置解除位置に移動した状態を示す。
【図9】本発明によるラッチーリリース機構の第3実施
例の分解斜視図である。
【図10】図8のラッチ装置の位置決め戻り止め手段部
分を示す断面図である。
【符号の説明】
10,58,90 一方の電気コネクタ 60,92 他方の電気コネクタ 12 溝手段 14 中央リブ 16 端リブ 18 貫通路 24,94 ラッチ−リリース装置 28 スロット 30 レール 34 側壁フランジ 36 一側壁 38 他側壁 40 ラッチ穴 42 傾斜カム 44 持上げタブ 45 エンドキャップ 62 片持ちラッチアーム 74 リリース装置 76,96 脚 78,98 リブ 80,100 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−230271(JP,A) 特開 平3−88285(JP,A) 特開 昭55−80282(JP,A) 特開 昭61−203581(JP,A) 特開 平4−206370(JP,A) 特開 平4−160775(JP,A) 実開 昭63−69376(JP,U) 実開 昭56−115879(JP,U) 実開 昭62−98180(JP,U) 実開 平3−74483(JP,U) 特公 平1−24349(JP,B2) 実公 平2−5498(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/62 - 13/639

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のはめ合い電気コネクタの一方と他
    方の相互を相手に向かってはめ合い方向に動かしてはめ
    合い状態とし、このはめ合い状態の維持又はこのはめ合
    い状態の維持の解除を行うはめ合い電気コネクタのラッ
    チ−リリース機構において、 上記はめ合い電気コネクタのラッチ−リリース機構は、
    一方の電気コネクタ10のハウジングに装着される縦断
    面略コ字状の形状を有するラッチ−リリース装置24
    と、他方の電気コネクタの外側に装着される縦断面ロ字
    状のエンドキャップ45より成り、上記ラッチ−リリー
    ス装置24には、その一側壁36と他側壁38のそれぞ
    れにラッチ穴40が形成してあると共に、一側壁36の
    一端に持ち上げタブ44が形成してあり、上記エンドキ
    ャップ45には、その一側壁50と他側壁52に、上記
    ラッチ−リリース装置24のラッチ穴40と対向して係
    合可能としたラッチ突起54がそれぞれ同じ方向に向け
    て形成してあるものであり、上記ラッチ−リリース装置
    24を上記はめ合い電気コネクタのはめ合い方向と直交
    する方向にスライドさせ、ラッチ−リリース装置24の
    ラッチ穴40にエンドキャップ45のラッチ突起54を
    突入、係止させることによって電気コネクタのはめ合い
    状態の維持をし、また、上記ラッチ−リリース装置24
    を上記突入、係止と反対方向へスライドさせることによ
    って電気コネクタのはめ合い状態の維持の解除を行う様
    に構成され、しかも、上記ラッチ−リリース装置24
    は、一方の電気コネクタ10のハウジングに形成された
    中心リブ14及び端リブ16によって成される溝手段1
    2に滑動可能に係合するレール30を有して成り、この
    レール30と溝手段12とによってラッチ−リリース装
    置24のスライドが案内されていることを特徴とするは
    め合い電気コネクタのラッチ−リリース機構。
  2. 【請求項2】 一対のはめ合い電気コネクタの一方と他
    方の相互を相手に向かってはめ合い方向に動かしてはめ
    合い状態とし、このはめ合い状態の維持又はこのはめ合
    い状態の維持の解除を行うはめ合い電気コネクタのラッ
    チ−リリース機構において、 上記はめ合い電気コネクタのラッチ−リリース機構は、
    一方の電気コネクタ58の両側壁に形成され、他方の電
    気コネクタ60の両側壁のラッチボス68に係合可能な
    ラッチアーム62より成るラッチ機構と、上記ラッチ機
    構によるラッチを解除するためのリリース機構より成
    り、上記リリース機構は、上記一方の電気コネクタ58
    に電気コネクタのはめ合い方向と直交する方向から装着
    されるU字状のリリース装置74であって、上記リリー
    ス装置74は、電気コネクタの側壁と上記ラッチアーム
    62の間隙に挿入された一対の脚76を有し、上記脚7
    6の基部外面には、上記ラッチアーム62を外向きに拡
    開させるための肉厚のリリースランプ88が形成されて
    いると共に、その先端外面には、拡開したラッチアーム
    62を復帰させるための薄肉の係合部89が形成されて
    おり、上記リリース装置74を上記はめ合い電気コネク
    タのはめ合い方向と直交する方向にスライドさせ、リリ
    ース装置74の脚76のリリースランプ88を上記ラッ
    チ機構のラッチアーム62に当接させ、ラッチアーム6
    2を拡開することによって電気コネクタのはめ合い状態
    の維持の解除を行い、また、リリース装置74の脚76
    の係合部89にラッチアーム62を係合させ、拡開した
    ラッチアーム62を復帰させることによって、ラッチ機
    構による電気コネクタのはめ合い状態の維持を行う様に
    構成され、しかも、上記リリース装置74の脚76の内
    側には、一方の電気コネクタ58のハウジングに形成さ
    れた溝80に係合するリブ78が形成されており、この
    リブ78と溝80によってリリース装置74のスライド
    が案内されていることを特徴とするはめ合い電気コネク
    タのラッチ−リリース機構。
  3. 【請求項3】 一対のはめ合い電気コネクタの一方と他
    方の相互を相手に向かってはめ合い方向に動かしてはめ
    合い状態とし、このはめ合い状態の維持又はこのはめ合
    い状態の維持の解除を行うはめ合い電気コネクタのラッ
    チーリリース機構において、 上記はめ合い電気コネクタのラッチ−リリース機構は、
    一方の電気コネクタ90に装着されるU字状の形状を有
    するラッチ−リリース装置94と、他方の電気コネクタ
    92のハウジングに形成されたラッチボス112より成
    り、上記ラッチ−リリース装置94の脚96には、上記
    他方の電気コネクタ92に形成されたラッチボス112
    に係合するL字状のスロットが形成されていると共に、
    その内面に一方の電気コネクタ90の側壁に設けられた
    戻り止め穴104、106のいずれかと係合してラッチ
    −リリース装置94のスライドを停止する戻り止めディ
    ンプル102が形成され、さらに、上記ラッチ−リリー
    ス装置94の一側壁の一端に持ち上げタブ114が設け
    てあり、上記ラッチ−リリース装置94をはめ合い電気
    コネクタのはめ合い方向と直交する方向へスライドさ
    せ、戻り止めディンプル102が戻り止め穴104に係
    合した状態とすることによって、はめ合い電気コネクタ
    を挿抜可能とし、また、はめ合い電気コネクタがはめ合
    わされたときにラッチ−リリース装置94をスライドさ
    せ、戻り止めディンプル102を戻り止め穴106に係
    合させることによって、L字状のスロットのラッチ位置
    110にラッチボス112が係合し、電気コネクタのは
    め合い状態の維持が行われる様に構成され、しかも、上
    記ラッチ−リリース装置94は、一方の電気コネクタ9
    0のハウジングに形成された溝100に係合するリブ9
    8を有して成り、このリブ98と溝90によってラッチ
    −リリース装置94のスライドが案内されていることを
    特徴とするはめ合い電気コネクタのラッチ−リリース機
    構。
JP4312732A 1991-11-13 1992-10-28 はめ合い電気コネクタのラッチ−リリース機構 Expired - Lifetime JP2860439B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US79253891A 1991-11-13 1991-11-13
US07/792,538 1991-11-13

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Publication Number Publication Date
JPH05217627A JPH05217627A (ja) 1993-08-27
JP2860439B2 true JP2860439B2 (ja) 1999-02-24

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ID=25157258

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EP0542130A1 (en) 1993-05-19
JPH05217627A (ja) 1993-08-27

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