JP2857941B2 - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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JP2857941B2 JP3103808A JP10380891A JP2857941B2 JP 2857941 B2 JP2857941 B2 JP 2857941B2 JP 3103808 A JP3103808 A JP 3103808A JP 10380891 A JP10380891 A JP 10380891A JP 2857941 B2 JP2857941 B2 JP 2857941B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動変速機を制御する
ための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用の自動変速機において各変速段を
設定するために係合させられるクラッチやブレーキに
は、複数枚の摩擦板を有する多板式の摩擦係合装置が広
く採用されている。この種の摩擦係合装置では、半径が
大きいほど、また摩擦板の枚数が多いほど、さらには摩
擦板の接触圧力が大きいほど伝達トルク容量が大きくな
る。しかしながら自動変速機は可及的に小型でかつ軽量
であることが必要であるから、従来、摩擦係合装置を可
及的に小さくする試みが種々なされている。例えば特願
平1−265463号で出願した発明では、変速比が最
も大きくなる後進段を設定する際に、歯車変速機構にお
ける入力軸等の入力部材に与えるトルクを低減すること
としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】歯車変速機構に入力す
るトルクを低減する手段としては、エンジンの点火時期
の遅角量を変える手段や、燃料噴射量を減じる手段、さ
らにはトルクコンバータのステータを制御してトルク増
幅率を減じる手段などが知られている。しかしながら前
述した発明のように、後進段でトルクを低減する場合に
は、後進段を設定するために係合させる摩擦係合装置と
して、低減された入力トルクに見合う容量の摩擦係合装
置を使用するから、トルクの低減制御を行えなくなった
場合には、摩擦係合装置に過剰なトルクがかかって滑り
が生じ、その耐久性が低下する問題が生じる。
【0004】この発明は上記の事情を背景としてなされ
たもので、トルク低減制御ができない場合にも所定の摩
擦係合装置に過大なトルクがかかることを防止してその
耐久性の向上を図ることのできる制御装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
の目的を達成するために、以下に述べる手段を主たる手
段として備えていることを特徴とするものである。すな
わちこの発明の制御装置1は、図1に原理的に示すよう
に、複数の摩擦係合装置2を含み、それらの摩擦係合装
置2を選択的に係合させることにより後進段を含む複数
の変速段に設定される自動変速機3を対象とするもので
あって、トルク低減手段4を備えている。このトルク低
減手段4は、後進段を設定するために係合させる摩擦係
合装置2にかかるトルクを低減させるためのものであっ
て、後進段を設定する際に、エンジン5におけるサブス
ロットルバルブ(図示せず)を閉じ、または点火時期の
進角量を変え、もしくは燃料噴射量を減じ、さらにはト
ルクコンバータ(図示せず)でのトルク増幅率を下げる
など、自動変速機3における歯車列に入力されるトルク
を低減させるものである。あるいは後進段を設定する歯
車列に前置される他の歯車列を、高速段側に変速させる
ものである。また制御装置1は、上記のトルク低減手段
4がトルクを低減し得なくなったことを検出するトルク
低減不可検出手段6と、後進段禁止手段7とを備えてい
る。この後進段禁止手段7は、トルクを低減し得なくな
った場合に、後進段を設定することを禁止するよう制御
するものであって、例えば車速が所定車速以上のときや
ブレーキ信号が入力されていないときなどに、後進段を
設定するために係合させる摩擦係合装置を解放状態に維
持するバルブに信号を出力する手段やシフトレバーによ
るリバースレンジの選択を禁止する手段などから構成さ
れる。また請求項2の発明は、トルクを低減し得なくな
った場合に、後進段を禁止する替わりに、摩擦係合装置
を係合させる油圧の元圧であるライン圧を昇圧する手段
を備えていることを特徴とするものである。さらに請求
項3の発明は、高低の二段に変速可能な副変速部の出力
側に、後進段および複数の前進段を設定可能な主変速部
が接続された歯車変速機構を有する自動変速機につい
て、各変速段を設定するための摩擦係合装置の係合およ
び解放を制御しかつ後進段を設定する際に、前記歯車変
速機構に入力されるトルクを低減させる入力トルク低減
手段を備えた自動変速機の制御装置において、前記入力
トルクを低減できない状態を検出する入力トルク低減不
可検出手段と、この入力トルク低減不可検出手段が入力
トルクを低減できないことを検出した場合に、前記副変
速部を高速段に設定する副変速部制御手段とを具備して
いることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】請求項1の発明の制御装置1では、通常時、後
進段が選択される際にトルク低減手段4からの出力信号
に基づいて自動変速機3の入力トルクが低減され、ある
いは後進段を設定する歯車列への入力トルクが低減され
る。後進段を設定するために係合する摩擦係合装置2
は、この低減されたトルクに適合するトルク容量を持つ
ものであるから、その摩擦係合装置2に過剰な滑りが生
じることはない。また前記トルク低減手段4によるトル
クの低減制御を行い得なくなると、トルク低減不可検出
手段6がこれを検出して後進段禁止手段7に信号を出力
する。その結果、後進段を設定するために係合させるべ
き摩擦係合装置2が解放状態に維持され、あるいは後進
段の選択操作そのものが行われないので、後進段を設定
するための摩擦係合装置2は係合することがなく、した
がってこれに過大なトルクが作用しないので、その耐久
性が良好となる。また請求項2の発明では、前記摩擦係
合装置にかかるトルクを低減できない場合にその摩擦係
合装置に供給される油圧が高くなるので、その摩擦係合
装置の滑りが生じることがなく、その耐久性が向上す
る。さらに請求項3の発明では、後進段を設定する際に
歯車変速機構に入力されるトルクが低減されない場合、
後進段を設定する主変速部に前置される副変速部を高速
段に設定するので、後進段を設定するための主変速部に
入力されるトルクが低減され、したがって後進段を設定
するための摩擦係合装置にかかるトルクが低減され、そ
の耐久性が向上する。
【0007】
【実施例】図2はこの発明の一実施例を示すブロック図
であって、自動変速機10は、トルクコンバータ11
と、副変速部12と、主変速部13とを備えている。副
変速部12は、オーバードライブ用の変速部であって、
高速段と低速段との二段の変速を行うようになってお
り、また主変速部13は、複数の前進段と後進段とを設
定するようになっている。これらの各変速部12,13
の具体例は後述する。
【0008】各変速部12,13での変速は、クラッチ
やブレーキなどの摩擦係合装置を適宜に係合もしくは解
放させることにより行われ、そのための油圧制御装置1
4が設けられている。この油圧制御装置14による油圧
の給排の切換えは、第1ないし第4の四つのソレノイド
バルブ15,16,17,18によって行うようになっ
ており、これらのうち第1ソレノイドバルブ15は副変
速部12における高速段(ハイ)と低速段(ロー)との
切換えを行うものである。また第2ソレノイドバルブ1
6は主変速部13での第1速と第2速との変速を実行
し、第3ソレノイドバルブ17は第2速と第3速との変
速を実行し、第4ソレノイドバルブ18は第3速と第4
速との変速を実行するようになっている。さらに油圧制
御装置14は、後述するリバースコントロールバルブお
よびこれを制御するソレノイドバルブを備えている。
【0009】上記の各ソレノイドバルブを制御する制御
装置(ECU)19は、演算処理装置20と記憶装置2
1と入出力インターフェース22とを備えており、入力
される信号に基づいて各変速部12,13での変速、入
力トルクの低減、後進段の禁止の各制御を行うようにな
っている。すなわちこの制御装置19には、パーキング
(P)レンジ、リバース(R)レンジ、ニュートラル
(N)レンジあるいはドライブ(D)レンジなどのシフ
トレバー23によって選択したポジションに対応するシ
フトポジション信号Sp 、車速Vに応じた信号、スロッ
トル開度θに応じた信号、N(ノーマル)モードあるい
はP(パワー)モードに応じた走行モード信号、エンジ
ン水温Tw に応じた信号、エンジン回転数Ne に応じた
信号等の信号が入力されている。そして車速Vおよびス
ロットル開度θならびに選択された走行モードに対応す
る変速マップ(変速線図)に従って設定すべき変速段を
選択し、その変速段を達成するよう第1ないし第4のソ
レノイドバルブ15,〜18のいずれかに信号を出力す
るようになっている。さらに制御装置19は後進段を設
定する際に自動変速機10への入力トルクを低減する制
御を行うようになっており、シフトレバー23によって
Rレンジを選択することに伴うシフトポジション信号S
p が入力されると、サブスロットルバルブ24の開度を
減じる信号を出力する。ここでサブスロットルバルブ2
4は、エンジンの吸気系統のうちメインスロットルバル
ブより上流側すなわちエアフィルタ(それぞれ図示せ
ず)側に設けられた吸気バルブであって、エンジン回転
数が低下しない範囲で吸入空気量を減らすことにより、
エンジントルクを低減させるものであり、トラクション
コントロールシステムを構成するものとして既に知られ
ている。さらにまた制御装置19は、入力トルクの低減
制御を行えなくなった場合に、後進段を禁止する信号を
出力するようになっている。後進段を禁止するための具
体的な手段については後述する。
【0010】上述した自動変速機10の具体的な一例を
図3にスケルトン図で示す。ここに示す自動変速機10
におけるトルクコンバータ11は、ロックアップクラッ
チ25を備えており、このロックアップクラッチ25
は、ポンプインペラ26に一体化させてあるフロントカ
バー27とタービンランナ28を一体に取付けた部材
(ハブ)29との間に設けられている。エンジンのクラ
ンクシャフト(それぞれ図示せず)はフロントカバー2
7に連結され、またタービンランナ28を連結してある
入力軸30は、副変速部12を構成するオーバードライ
ブ用遊星歯車機構31のキャリヤ32に連結されてい
る。この遊星歯車機構31におけるキャリヤ32とサン
ギヤ33との間には、多板クラッチC0 と一方向クラッ
チF0 とが設けられている。なお、この一方向クラッチ
F0 はサンギヤ33がキャリヤ32に対して相対的に正
回転(入力軸30の回転方向の回転)する場合に係合す
るようになっている。またサンギヤ33の回転を選択的
に止める多板ブレーキB0 が設けられている。そしてこ
の副変速部12の出力要素であるリングギヤ34が、主
変速部13の入力要素である中間軸35に接続されてい
る。したがって副変速部12は、多板クラッチC0 もし
くは一方向クラッチF0 が係合した状態では遊星歯車機
構31の全体が一体となって回転するため、中間軸35
が入力軸30と同速度で回転し、またブレーキB0 を係
合させてサンギヤ33の回転を止めた状態では、リング
ギヤ34が入力軸30に対して増速されて正回転するよ
うになっている。
【0011】他方、主変速部13は三組の遊星歯車機構
40,50,60を備えており、それらの回転要素が以
下のように連結されている。すなわち第1遊星歯車機構
40のサンギヤ41と第2遊星歯車機構50のサンギヤ
51とが互いに一体的に連結され、また第1遊星歯車機
構40のリングギヤ43と第2遊星歯車機構50のキャ
リヤ52と第3遊星歯車機構60のキャリヤ62との三
者が連結され、かつそのキャリヤ62に出力軸70が連
結されている。さらに第2遊星歯車機構50のリングギ
ヤ53が第3遊星歯車機構60のサンギヤ61に連結さ
れている。
【0012】この主変速部13の歯車列では後進段と前
進側の四つの変速段とを設定することができ、そのため
のクラッチおよびブレーキが以下のように設けられてい
る。先ずクラッチについて述べると、互いに連結されて
いる第2遊星歯車機構50のリングギヤ53および第3
遊星歯車機構60のサンギヤ61と中間軸35との間に
第1クラッチC1 が設けられ、また互いに連結された第
1遊星歯車機構40のサンギヤ41および第2遊星歯車
機構50のサンギヤ51と中間軸35との間に第2クラ
ッチC2 が設けられている。つぎにブレーキについて述
べると、第1ブレーキB1 はバンドブレーキであって、
第1遊星歯車機構40および第2遊星歯車機構50のサ
ンギヤ41,51の回転を止めるように配置されてい
る。またこれらのサンギヤ41,51とケーシング71
との間には、第1一方向クラッチF1 と多板ブレーキで
ある第2ブレーキB2 とが直列に配列されており、その
第1一方向クラッチF1 はサンギヤ41,51が逆回転
(入力軸35の回転方向とは反対方向の回転)しようと
する際に係合するようになっている。多板ブレーキであ
る第3ブレーキB3 は第1遊星歯車機構40のキャリヤ
42とケーシング71との間に設けられている。そして
第3遊星歯車機構60のリングギヤ63の回転を止める
ブレーキとして多板ブレーキである第4ブレーキB4 と
第2一方向クラッチF2 とがケーシング71との間に並
列に配置されている。なお、この第2一方向クラッチF
2 はリングギヤ63が逆回転しようとする際に係合する
ようになっている。
【0013】上記の自動変速機10では副変速部12が
ハイ・ローの二段の切換えを行うことができ、かつ主変
速部13が前進側で四段の変速を行うことができるの
で、後進段と前進8段との変速を行うことができ、これ
らの変速段を設定するための各クラッチおよびブレーキ
の係合作動表を図4に示す。なお、図4において○印は
係合状態、●印はエンジンブレーキ時に係合状態、空欄
は解放状態をそれぞれ示す。
【0014】図4から知られるように後進段は第4ブレ
ーキB4 を係合させることによって設定されるから、こ
の実施例において後進段を禁止するための手段は、第4
ブレーキB4 を解放状態に維持するよう構成されてい
る。図5はその一例を示す油圧回路図であって、マニュ
アルバルブ80から第4ブレーキB4 に至る油路に介装
したリバースコントロールバルブ90とこれを制御する
リバース禁止ソレノイドバルブ100とを主体として構
成されている。リバースコントロールバルブ90は、二
つのランドを形成したスプール91の一端側に、有底円
筒状のカップ部材92を配置するとともに、そのカップ
部材92の内部にスプリング93を配置し、そのスプリ
ング93によってスプール91およびカップ部材92を
図5の上方に押圧するよう構成されており、さらに図5
の上から順に第1ポート94、第2ポート95、ブレー
キポート96、ドレンポート97が形成されている。前
記スプール91の図の上側のランドは下側のランドより
若干小径であって、第1ポート94は常時これらのラン
ドの間に連通するようになっており、また第2ポート9
5はスプール91が図5の上方位置にあるときにブレー
キポート96に連通し、またスプール91が下方位置に
あるときにブレーキポート96に対して遮断されるよう
になっている。またドレンポート97は、第2ポート9
5とは反対に、スプール91が上側にあるときにカップ
部材92によって閉じられ、スプール91が下側にある
ときにブレーキポート96に連通するようになってい
る。さらにリバースコントロールバルブ90には、前記
カップ部材92の内部に連通している制御ポート98が
形成されており、ここにライン圧油路99が接続される
とともに、このライン圧油路99にリバース禁止ソレノ
イドバルブ100がオリフィス101を介して接続され
ている。また前記第1ポート94と第2ポート95とに
マニュアルバルブ80のリバースポート81が接続さ
れ、Rレンジを選択することによりライン圧ポート82
とリバースポート81とが連通して、第1ポート94お
よび第2ポート95にライン圧PL が供給されるように
なっている。なお、ブレーキポート96に第4ブレーキ
B4 が接続されている。
【0015】前記リバース禁止ソレノイドバルブ100
は、非通電時(すなわちOFF状態)にドレンポート1
02を閉じて前記制御ポート98にライン圧を生じさ
せ、また反対に通電時(すなわちON状態)にドレンポ
ート102を開いて排圧することにより制御ポート98
にライン圧を作用させないようにするものであって、こ
のリバース禁止ソレノイドバルブ100は前記制御装置
19によってON・OFF制御される。したがって図5
に示す油圧回路では、リバース禁止ソレノイドバルブ1
00がOFFとされる通常時には、リバースコントロー
ルバルブ90のスプール91が図5の上方位置にあって
第2ポート95とブレーキポート96とが連通するか
ら、Rレンジを選択した場合には、マニュアルバルブ8
0を経て送られるライン圧PL が第4ブレーキB4 に作
用してこれが係合し、また反対にリバース禁止ソレノイ
ドバルブ100がONのときには、マニュアルバルブ8
0を経て送られるライン圧PL によってスプール91が
スプリング93に抗して押し下げられてしまうので、ブ
レーキポート96がドレンポート97に連通し、第4ブ
レーキB4 から排圧され、これが解放状態になる。
【0016】つぎに上述した自動変速機を対象とした前
記制御装置19の作用を図6および図7に示すフローチ
ャートに基づいて説明する。なお、図6および図7は作
図の都合上、1つのフローチャートを二つの図面に分け
たものであり、丸で囲んだ同一番号の線同士がつながっ
ている。
【0017】先ずステップ200 では、スロットル開度θ
に応じた信号、車速Vに応じた信号、エンジン回転数N
e に応じた信号などの入力信号の処理を行い、ついでス
テップ201 ではNレンジあるいはPレンジからRレンジ
へのシフトが行われたか否かの判断を行う。その判断結
果が“イエス”の場合には、車速V、エンジン回転数N
e 、スロットル開度θならびに入力トルク低減制御につ
いて判断する。すなわちステップ202 では検出された車
速Vが基準車速V0(例えば5km/h )より遅いか否かを
判断し、その判断結果が“ノー”であれば制御プロセス
はリターンし、“イエス”であればステップ203 に進
む。このような車速Vについての判断を行うのは、摩擦
係合装置にかかるトルクがストール時に最も大きくなる
ので、車速Vがある程度以上の速度であれば摩擦係合装
置の保護策を特に採る必要がないからである。
【0018】ステップ203 ではエンジン回転数Ne が基
準値N0 (例えば3000rpm )を越えているか否かを判断
し、その判断結果が“ノー”であれば、制御プロセスは
リターンし、また“イエス”であれば、ステップ204 に
進んでスロットル開度θが基準値θ0 (例えば50% )以
上であるか否かを判断する。これらのステップ203 とス
テップ204 との判断過程は、要はエンジン出力が大きい
か否かの判断を行うものであり、このような判断を行う
のは、エンジン出力が過大である場合に摩擦係合装置に
過剰な滑りや摩耗が生じるからである。したがってステ
ップ204 の判断結果が“ノー”の場合には制御プロセス
はリターンし、また“イエス”の場合にはステップ205
に進んで入力トルクの低減制御を行い得ないか否かを判
断する。
【0019】入力トルクの低減制御は図2に示す制御装
置19では、サブスロットルバルブ24の開度の減少に
よって実行するが、そのための指令信号を出力できない
状況にあったり、あるいはサブスロットルバルブ24の
アクチュエータ(図示せず)やサブスロットルバルブ2
4自体に異常が生じたりしてサブスロットルバルブ24
を閉動作させ得なくなると、制御装置19はこのような
事態を、入力される各種の信号に基づいて判断する。す
なわち入力トルクの低減制御を実行可能な場合には、ス
テップ205 の判断結果が“ノー”となって制御プロセス
はリターンし、また何らかの事情によって入力トルクの
低減制御を実行できない場合には、ステップ205 の判断
結果が“イエス”となってステップ206 に進む。なおこ
こで入力トルクを低減できない事情には、他の制御との
関係で入力トルクの低減制御が禁止されている場合をも
含む。
【0020】ステップ206 ではインジケータに出力して
入力トルクの低減制御が不可であることを表示し、つい
でステップ207 ではライン圧PL を高くする。このステ
ップ207 が請求項2の発明のライン圧昇圧手段に相当す
る。すなわち摩擦係合装置の伝達トルク容量は摩擦板同
士の接触圧力に応じて大きくなり、また摩擦係合装置の
係合はライン圧PL によって行っているから、ライン圧
PL を高くすれば、摩擦係合装置の伝達トルク容量が大
きくなって滑りが生じにくくなる。これにつづくステッ
プ208 では制御フラグF1 が“0”か否かを判断する。
この制御フラグF1 は、ライン圧PL を高くした後の経
過時間のカウントをしているか否かを示すもので、当初
はゼロリセットされているから、ステップ208 の判断を
最初に行うときにはその判断結果は“イエス”となり、
ステップ209 に進む。ステップ209 ではタイマT1 をゼ
ロリセットしてカウントを開始し、またステップ210 で
は制御フラグF1 を“1”にセットする。
【0021】ステップ211 ではタイマT1 のカウント値
が予め定めた基準値Aを越えたか否かを判断し、その基
準値Aを越えるまでは、すなわち判断結果が“ノー”と
なっている間はステップ202 の前に戻る。すなわちライ
ン圧PL を高くすることは、摩擦係合装置の滑りを防止
する一つの手段であるから、ライン圧PL を高くした後
に再度ステップ202 からステップ205 の条件を判断し、
そのいずれかの判断結果が“ノー”となっていれば制御
プロセスはリターンする。またステップ202 からステッ
プ205 までのいずれの判断結果も“イエス”であれば、
インジケータの出力(ステップ206 )およびライン圧P
L を高くする制御(ステップ207 )を継続する。そして
再度ステップ208 に至ると、制御フラグF1 は既に
“1”にセットされているから、ステップ208 の判断結
果は“ノー”となり、ステップ211 に進む。
【0022】以上のステップ202 ないしステップ211 の
制御を繰り返した後、タイマT1 のカウント値が基準値
Aを越えると、ステップ211 の判断結果が“イエス”と
なり、ステップ212 でリバース禁止インジケータの出力
を行い、後進段を設定し得ないことを表示する。ついで
ステップ213 ではリバース禁止制御を実行する。すなわ
ち図3に示す歯車変速機構を備えた自動変速機10で
は、後進段を設定するためには第4ブレーキB4 を係合
させ、またこの第4ブレーキB4 には図5に示すリバー
スコントロールバルブ90が接続されているから、ステ
ップ213 では図5に示すリバース禁止ソレノイドバルブ
100をONにする信号を出力する。その結果、リバー
スコントロールバルブ90の制御ポート98にライン圧
PLが作用しなくなるので、スプール91は第1ポート
94に作用するライン圧PL によって図5の下側に押し
下げられ、それに伴ってブレーキポート96がドレンポ
ート97に連通し、第4ブレーキB4 から排圧されてこ
れが解放される。
【0023】すなわち変速比が最も大きい後進段を設定
するにあたって、入力トルクを低減できない場合には、
後進段を設定するために係合すべき第4ブレーキB4 が
解放したままとなるので、この第4ブレーキB4 に過大
なトルクがかかることはなく、その過剰な滑りや摩耗さ
らには耐久性の低下が防止される。
【0024】上述したリバース禁止の制御は、シフトレ
バー23によって後進段が選択されている間は継続し、
他のレンジが選択された場合にその禁止制御を解除す
る。すなわちステップ201 における判断結果が“ノー”
となった場合には、ステップ214 に進んでリバース禁止
制御を解除し、ついで制御フラグF1 をゼロリセットす
る(ステップ215 )。このリバース禁止制御の解除は、
具体的には、シフトポジション信号Sp に基づくリバー
ス禁止ソレノイドバルブ100のON動作を中止して、
このソレノイドバルブ100をOFFにする。
【0025】なおここで、前記タイマT1 のカウント値
と比較する基準値Aについて説明する。前述したように
摩擦係合装置の滑りは、負荷されるトルクに対して伝達
トルク容量が小さいことによって生じるから、図6およ
び図7のフローチャートに示すように、ライン圧PL を
高くして摩擦係合装置の滑りを予備的に防止する場合に
は、基準値Aを比較的長くすることができる。これに対
してライン圧PL が充分に高くならない場合やライン圧
PL を高くする制御が不可能な場合には、摩擦係合装置
の伝達トルク容量が小さくなって激しく滑るから、基準
値Aは小さくする。またライン圧PL を高くする制御を
行わない場合には、基準値Aを最も小さくする。このよ
うな基準値Aを状況に応じて変える制御は、例えば図8
に示すような基準値Aについてのマップを予め用意して
おき、その中から状況に合った値を選択して使用すれば
よい。なお、図8においてA1 >A2 ≧A3 である。
【0026】ところで図3に示す歯車変速機構を備えた
自動変速機10は、実質上、主変速部13で後進段を設
定するから、この主変速部13に対して入力されるトル
クを小さくするために、後進段では副変速部12を変速
比の小さい高速段(ハイ)に設定している(図4参
照)。したがって図3に示す構成の自動変速機10で
は、入力トルクの低減制御と副変速部12での高速段の
設定とが共に不可能なときに後進段を設定すると第4ブ
レーキB4 に最も大きいトルクがかかる。換言すれば、
上述した制御装置19では、後進段を設定する際に、入
力トルクを低減することと、副変速部12を高速段に設
定することとの保護策を採って第4ブレーキB4 に過大
なトルクがかからないようにしている。したがって後者
の副変速部12を高速段に設定する保護策が、請求項3
の副変速部制御手段に相当する。
【0027】したがって上述した二つのトルク低減制御
を行う制御装置においては、これらいずれの制御も不可
能となった条件の場合に、前述したリバース禁止制御を
行い、それ以外のトルク低減不可時には、ライン圧PL
の昇圧や入力トルクの低減量の増加などによって対応す
ることとしてもよい。その一例を図9のフローチャート
に示してある。すなわち入力信号処理(ステップ220 )
を行った後に、入力トルク低減制御を行えないか否かを
判断し(ステップ221 )、その判断結果が“イエス”の
場合に、ステップ222 に進んで副変速部12のアップシ
フトを行えないか否かの判断を行う。その判断結果が
“イエス”であれば、これらのトルク低減のための制御
がいずれも不能であり、このままでは第4ブレーキB4
に過大なトルクがかかってしまうので、リバース禁止制
御を実行する(ステップ223 )。
【0028】これに対してトルク低減のためのいずれか
一方の制御のみが不可のときは、リバース禁止制御を行
わずに、ライン圧PL を高くするなどの制御で対処す
る。すなわち入力トルクの低減制御を行えないものの副
変速部12を高速段に設定できる場合(ステップ222 の
判断結果“ノー”の場合)には、ライン圧PL を高くし
(ステップ224 )、これにより摩擦係合装置の伝達トル
ク容量を大きくしてその滑りを防止する。
【0029】また入力トルクの低減制御は実行可能(ス
テップ221 で“ノー”)で副変速部12のアップシフト
を行えない場合(ステップ225 で“イエス”)には、入
力トルクの低減量を増大させる(ステップ226 )ととも
に、ライン圧PL を高くする(ステップ227 )。この場
合、入力トルクの低減を行ったうえにライン圧PL を高
くするから、ステップ227 におけるライン圧PL の昇圧
量は、ステップ224 におけるライン圧PL の昇圧量より
少なくしてもよい。
【0030】なお、上記の実施例では、入力トルクの低
減制御を、サブスロットルバルブの開度を減じることに
より行うこととしたが、この発明は上記の実施例に限ら
れるものではなく、エンジンの点火時期の遅角量を変
え、あるいは燃料噴射量を減少させ、さらにはトルクコ
ンバータでのトルク増幅率を減少させ、もしくはこれら
を複合して行うことによって入力トルクを低減させても
よい。
【0031】またリバース禁止制御は、後進段を設定す
るための摩擦係合装置から排圧してこれを解放状態に維
持することに替え、シフトレバーをRレンジに設定でき
ないようにシフトロックするなどのことによって実行し
てもよい。
【0032】さらに図6および図7に示す制御では、エ
ンジン回転数およびスロットル開度によってエンジン出
力が過大か否かを判断したが、この判断はエンジン回転
数とスロットル開度とのいずれか一方によって行っても
よく、あるいはトルクセンサによる検出値によって行っ
てもよい。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように請求項1
発明の制御装置によれば、エンジンからの入力トルク
や実質的に後進段を設定する主変速部への伝達トルクな
どのトルクを低減し得ない場合には、摩擦係合装置にか
かるトルクが最も大きくなる後進段に設定することを禁
止するから、摩擦係合装置の過剰な滑りや摩耗による耐
久性の低下を未然に防止することができる。特に請求項
2の発明の制御装置では、ライン圧を昇圧制御するか
ら、摩擦係合装置にかかるトルクに対する摩擦係合装置
のトルク容量が不足することが防止され、摩擦係合装置
の過剰な滑りや摩耗による耐久性の低下を未然に防止す
ることができる。さらに請求項3の発明の制御装置によ
れば、入力トルクを低減できない場合に、主変速部に前
置される副変速部を高速段に設定してこの副変速部での
トルクの増大作用を抑制もしくは制限するから、前記摩
擦係合装置にかかるトルクを低減してその過剰な滑りや
摩耗による耐久性の低下を未然に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の制御装置を原理的に示すブロック図
である。
【図2】この発明の一実施例を模式的に示すブロック図
である。
【図3】歯車変速機構の一例を示すスケルトン図であ
る。
【図4】図3に示す自動変速機の作動表である。
【図5】リバース禁止制御を行うための装置の一例を示
す油圧回路図である。
【図6】制御ルーチンを示すフローチャートの一部であ
る。
【図7】制御ルーチンを示すフローチャートの他の部分
である。
【図8】タイマ基準値のマップである。
【図9】トルクの低減を入力トルクの低減と副変速部の
アップシフトとによって行う場合のフェールセーフ制御
の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 制御装置 2 摩擦係合装置 3 自動変速機 4 トルク低減手段 6 トルク低減不可検出手段 7 後進段禁止手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田端 淳 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 早渕 正宏 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 安藤 雅彦 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 塚本 一雅 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−248767(JP,A) 特開 昭61−105228(JP,A) 特開 昭62−149524(JP,A) 特開 昭55−87626(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 59/00 - 61/12,61/16 - 61/2 4,63/40 - 63/48 B60K 41/00 - 41/28 F02D 29/00 - 29/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の摩擦係合装置を係合もしくは解放
    させることにより後進段を含む複数の変速段に設定され
    る歯車変速機構を有する自動変速機について前記摩擦係
    合装置の係合および解放を制御しかつ後進段を設定する
    に、後進段を設定するために係合させる摩擦係合装置
    にかかるトルクを低減させるトルク低減手段を備えた自
    動変速機の制御装置において、 前記トルクを低減できない状態を検出するトルク低減不
    可検出手段と、このトルク低減不可検出手段がトルクを
    低減できないことを検出した場合に、後進段を設定する
    ために係合させられる摩擦係合装置の係合を禁止する後
    進段禁止手段とを具備していることを特徴とする自動変
    速機の制御装置。
  2. 【請求項2】 複数の摩擦係合装置を係合もしくは解放
    させることにより後進段を含む複数の変速段に設定され
    る歯車変速機構を有する自動変速機について前記摩擦係
    合装置の係合および解放を制御しかつ後進段を設定する
    際に、後進段を設定するために係合させる摩擦係合装置
    にかかるトルクを低減させるトルク低減手段を備えた自
    動変速機の制御装置において、 前記トルクを低減できない状態を検出するトルク低減不
    可検出手段と、このトルク低減不可検出手段がトルクを
    低減できないことを検出した場合に、摩擦係合装置を係
    合させるための油圧の元圧であるライン圧を高くするラ
    イン圧昇圧手段とを具備していることを特徴とする自動
    変速機の制御装置。
  3. 【請求項3】 高低の二段に変速可能な副変速部の出力
    側に、後進段および複数の前進段を設定可能な主変速部
    が接続された歯車変速機構を有する自動変速機につい
    て、各変速段を設定するための摩擦係合装置の係合およ
    び解放を制御しかつ後進段を設定する際に、前記歯車変
    速機構に入力されるトルクを低減させる入力トルク低減
    手段を備えた自動変速機の制御装置において、 前記入力トルクを低減できない状態を検出する入力トル
    ク低減不可検出手段と、この入力トルク低減不可検出手
    段が入力トルクを低減できないことを検出した場合に、
    前記副変速部を高速段に設定する副変速部制御手段とを
    具備していることを特徴とする自動変速機の制御装置。
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