JP2856606B2 - ドラム式衣類乾燥機 - Google Patents
ドラム式衣類乾燥機Info
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- JP2856606B2 JP2856606B2 JP4206643A JP20664392A JP2856606B2 JP 2856606 B2 JP2856606 B2 JP 2856606B2 JP 4206643 A JP4206643 A JP 4206643A JP 20664392 A JP20664392 A JP 20664392A JP 2856606 B2 JP2856606 B2 JP 2856606B2
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- Japan
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- drum
- duct
- air
- drying
- guide plate
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- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ドラム式衣類乾燥機
に関し、さらに詳しくは、吸気口および排気口を有する
衣類収納用ドラムと、ドラムの外側に設けられた空気循
環用ダクトと、このダクトの内部に設けられた空気加熱
用ヒータとを備えたドラム式衣類乾燥機の構造に関す
る。
に関し、さらに詳しくは、吸気口および排気口を有する
衣類収納用ドラムと、ドラムの外側に設けられた空気循
環用ダクトと、このダクトの内部に設けられた空気加熱
用ヒータとを備えたドラム式衣類乾燥機の構造に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、ドラム式衣類乾燥機としては、一
般的に、図３および図４に示すようなものが知られてい
る。以下、その衣類乾燥機について、図３の全体構成説
明図および図４の斜視図に基づいて説明する。
般的に、図３および図４に示すようなものが知られてい
る。以下、その衣類乾燥機について、図３の全体構成説
明図および図４の斜視図に基づいて説明する。
【０００３】１は外箱である。この外箱１の前面側に
は、衣類を投入するための円形の衣類投入口２と、この
衣類投入口２を開閉する扉３が設けられている。さら
に、衣類投入口２の周縁部には、衣類投入口２と扉３と
の隙間をシールするために、弾力性を有する扉パッキン
４が取り付けられている。５は投入口パッキンであり、
これは外箱１とドラム支持板６との隙間をシールするた
めのものである。
は、衣類を投入するための円形の衣類投入口２と、この
衣類投入口２を開閉する扉３が設けられている。さら
に、衣類投入口２の周縁部には、衣類投入口２と扉３と
の隙間をシールするために、弾力性を有する扉パッキン
４が取り付けられている。５は投入口パッキンであり、
これは外箱１とドラム支持板６との隙間をシールするた
めのものである。
【０００４】７は外箱１内に設けられた衣類収納用ドラ
ムである。このドラム７は、その背面側に設けられた水
平なドラム軸８によって回転可能に支持されており、外
周に巻回されたベルト９によって回転駆動される。１０
はドラム７を駆動するためのモータである。
ムである。このドラム７は、その背面側に設けられた水
平なドラム軸８によって回転可能に支持されており、外
周に巻回されたベルト９によって回転駆動される。１０
はドラム７を駆動するためのモータである。
【０００５】ドラム７の背面側側壁の後方には、ドラム
７内の空気を排出するための排気口１１が形成されてお
り、また、ドラム７内から発生する糸屑や綿ボコリを集
めるための集塵フィルタ１２が設けられている。
７内の空気を排出するための排気口１１が形成されてお
り、また、ドラム７内から発生する糸屑や綿ボコリを集
めるための集塵フィルタ１２が設けられている。
【０００６】１３はドラム軸８と同軸に設けられた熱交
換用ファンである。この熱交換用ファン１３は、ドラム
７内の空気を排気口１１から排出するとともに、この排
出した空気と機外の空気とを熱交換させて、排出空気の
冷却除湿を行うものである。熱交換用ファン１３の周囲
には、ファンケーシング１４が設けられている。
換用ファンである。この熱交換用ファン１３は、ドラム
７内の空気を排気口１１から排出するとともに、この排
出した空気と機外の空気とを熱交換させて、排出空気の
冷却除湿を行うものである。熱交換用ファン１３の周囲
には、ファンケーシング１４が設けられている。
【０００７】１５は、ファンケーシング１４を介してド
ラム７の排気口１１に接続された空気循環用ダクトであ
る。このダクト１５は、ドラム７の背面からドラム７の
下側を通ってドラム７の前面に至るように設けられたも
のであって、その出口はドラム７の前面の温風吸気口１
６に接続されている。
ラム７の排気口１１に接続された空気循環用ダクトであ
る。このダクト１５は、ドラム７の背面からドラム７の
下側を通ってドラム７の前面に至るように設けられたも
のであって、その出口はドラム７の前面の温風吸気口１
６に接続されている。
【０００８】１７はダクト１５内の出口付近に設けられ
た空気加熱用ヒータである。このヒータ１７は、ダクト
１５内を通過した空気を加熱し、ドラム７内に温風を供
給するためのものである。１８は、ファンケーシング１
４とファン１３の摺動部である。
た空気加熱用ヒータである。このヒータ１７は、ダクト
１５内を通過した空気を加熱し、ドラム７内に温風を供
給するためのものである。１８は、ファンケーシング１
４とファン１３の摺動部である。
【０００９】このような構成の衣類乾燥機の動作につい
て説明する。湿った衣類は、扉３を開いて衣類投入口２
からドラム７内に入れられる。ここで、衣類乾燥機を駆
動すると、ドラム７が回転するとともにファン１３も回
転する。すると、ヒータ１７を通過して高温の温風とな
った空気はドラム７内に導入される。すると、衣類は、
ドラム７内でバッフル１９によってタンブリングされ、
供給された温風と接触することにより乾燥される。
て説明する。湿った衣類は、扉３を開いて衣類投入口２
からドラム７内に入れられる。ここで、衣類乾燥機を駆
動すると、ドラム７が回転するとともにファン１３も回
転する。すると、ヒータ１７を通過して高温の温風とな
った空気はドラム７内に導入される。すると、衣類は、
ドラム７内でバッフル１９によってタンブリングされ、
供給された温風と接触することにより乾燥される。
【００１０】乾燥工程で多湿となった空気は、ドラム７
の背面から排出されてダクト１５に導入される。また、
ファン１３に接触することにより冷却除湿され低湿空気
となる。そして、ヒータ１７で再び加熱されてドラム７
内に供給される。以上のサイクルを繰り返して乾燥が行
われる。
の背面から排出されてダクト１５に導入される。また、
ファン１３に接触することにより冷却除湿され低湿空気
となる。そして、ヒータ１７で再び加熱されてドラム７
内に供給される。以上のサイクルを繰り返して乾燥が行
われる。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】空気を加熱するための
ヒータは、上記のように、一般的にドラムの前面下部に
対向する位置に配設されている。このため、図５に示す
ように比較的多くの衣類を乾燥する場合の高温空気は、
熱交換用ファンにより吸引されると、ドラムの回転とバ
ッフルによるタンブリングとによって、矢印で示すよう
に、吸気口付近に滞留しながらドラムの周壁内面を通っ
て排気口へと流れる。また、長時間のタンブリングによ
り、ドラム中央部の衣類は絡み付きが大きく、互いにね
じれ合っている。このため、衣類の乾燥状態は、図５に
おけるドラムの中央部付近（Ａゾーン）が乾きにくく、
乾燥ムラも多かった。
ヒータは、上記のように、一般的にドラムの前面下部に
対向する位置に配設されている。このため、図５に示す
ように比較的多くの衣類を乾燥する場合の高温空気は、
熱交換用ファンにより吸引されると、ドラムの回転とバ
ッフルによるタンブリングとによって、矢印で示すよう
に、吸気口付近に滞留しながらドラムの周壁内面を通っ
て排気口へと流れる。また、長時間のタンブリングによ
り、ドラム中央部の衣類は絡み付きが大きく、互いにね
じれ合っている。このため、衣類の乾燥状態は、図５に
おけるドラムの中央部付近（Ａゾーン）が乾きにくく、
乾燥ムラも多かった。
【００１２】反対に、ドラム内の衣類が比較的少ない場
合におけるドラム内の空気は、ドラム内の中央部から排
気口へ直線状に流れるため、加熱された高温空気の無駄
が多くなり、乾燥効率が低下するばかりか、ランニング
コストが高くなるという問題があった。
合におけるドラム内の空気は、ドラム内の中央部から排
気口へ直線状に流れるため、加熱された高温空気の無駄
が多くなり、乾燥効率が低下するばかりか、ランニング
コストが高くなるという問題があった。
【００１３】このような不都合を解決するには、乾燥す
べき衣類の量の多少によって高温空気の流れをコントロ
ールして循環させればよい。このような考えから、実開
昭５８−７９４号公報に開示された全自動洗濯乾燥機に
おいては、ドアガラスの端面に傾斜を持たせて、高温空
気をドラム内の下部に集中して供給するようになってい
る。
べき衣類の量の多少によって高温空気の流れをコントロ
ールして循環させればよい。このような考えから、実開
昭５８−７９４号公報に開示された全自動洗濯乾燥機に
おいては、ドアガラスの端面に傾斜を持たせて、高温空
気をドラム内の下部に集中して供給するようになってい
る。
【００１４】しかしながら、同公報に示す発明は、全自
動洗濯乾燥機に関するものであり、衣類乾燥機とは循環
空気経路および全体構造の違いもあり、上記問題の解決
には至っていない。
動洗濯乾燥機に関するものであり、衣類乾燥機とは循環
空気経路および全体構造の違いもあり、上記問題の解決
には至っていない。
【００１５】この発明は、上記の実状に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、乾燥すべき衣類の量に左右さ
れずに乾燥ムラが防止できる上、乾燥効率を向上させる
ことができるとともに、ランニングコストを低下させる
ことの可能なドラム式衣類乾燥機を提供することにあ
る。
ものであり、その目的は、乾燥すべき衣類の量に左右さ
れずに乾燥ムラが防止できる上、乾燥効率を向上させる
ことができるとともに、ランニングコストを低下させる
ことの可能なドラム式衣類乾燥機を提供することにあ
る。
【００１６】
【課題を解決するための手段】この発明は、外箱と、こ
の外箱の内部で回転可能に支持され、吸気口および排気
口を有する衣類収納用ドラムと、外箱の内部でドラムの
外側に設けられた空気循環用ダクトと、このダクトの内
部に設けられた空気加熱用ヒータと、このヒータで温め
られた乾燥用空気を前記吸気口からドラムの内部へ導き
入れ、衣類を乾燥させながら前記排気口からドラムの外
部へ排出し、ダクトを通して再びドラムの内部へと循環
させる熱交換用ファンとを備えたドラム式衣類乾燥機に
おいて、ダクト内のヒータとドラムの吸気口との間に、
乾燥用空気をドラム内の下部方向と中央部方向とに分配
して流すためのガイド板が設けられていることを特徴と
するドラム式衣類乾燥機である。
の外箱の内部で回転可能に支持され、吸気口および排気
口を有する衣類収納用ドラムと、外箱の内部でドラムの
外側に設けられた空気循環用ダクトと、このダクトの内
部に設けられた空気加熱用ヒータと、このヒータで温め
られた乾燥用空気を前記吸気口からドラムの内部へ導き
入れ、衣類を乾燥させながら前記排気口からドラムの外
部へ排出し、ダクトを通して再びドラムの内部へと循環
させる熱交換用ファンとを備えたドラム式衣類乾燥機に
おいて、ダクト内のヒータとドラムの吸気口との間に、
乾燥用空気をドラム内の下部方向と中央部方向とに分配
して流すためのガイド板が設けられていることを特徴と
するドラム式衣類乾燥機である。
【００１７】すなわち、この発明に係るドラム式衣類乾
燥機は、ダクト内のヒータとドラムの吸気口との間にガ
イド板を設け、このガイド板により、乾燥用空気をドラ
ム内の下部方向と中央部方向とに分配して流すようにし
たことを要旨とする。
燥機は、ダクト内のヒータとドラムの吸気口との間にガ
イド板を設け、このガイド板により、乾燥用空気をドラ
ム内の下部方向と中央部方向とに分配して流すようにし
たことを要旨とする。
【００１８】ガイド板は、乾燥用空気をドラム内の下部
方向と中央部方向とに任意の流量で流すための位置変動
手段により、その位置を変えるようにされてなるのがよ
り好ましい。この位置変動手段としては、たとえばソレ
ノイドやモータなどが用いられる。
方向と中央部方向とに任意の流量で流すための位置変動
手段により、その位置を変えるようにされてなるのがよ
り好ましい。この位置変動手段としては、たとえばソレ
ノイドやモータなどが用いられる。
【００１９】
【作用】位置変動手段によりガイド板の位置を自由に変
動させる。そして、乾燥量（乾燥すべき衣類の量）を検
出する乾燥量検出手段によって計測された乾燥量が多い
ときは、ドラム内の中央部方向への乾燥用空気を増や
す。逆に、乾燥量が少ないときは、ドラム内の下部方向
への乾燥用空気を増やす。このようにして、乾燥ムラを
少なくし、衣類に最適な乾燥運転を行う。
動させる。そして、乾燥量（乾燥すべき衣類の量）を検
出する乾燥量検出手段によって計測された乾燥量が多い
ときは、ドラム内の中央部方向への乾燥用空気を増や
す。逆に、乾燥量が少ないときは、ドラム内の下部方向
への乾燥用空気を増やす。このようにして、乾燥ムラを
少なくし、衣類に最適な乾燥運転を行う。
【００２０】乾燥量検出手段の一例としては、乾燥量の
大小によるモータへの負荷電流値変化を計測し、それに
基づいた演算処理により乾燥量を算出する方法がある。
このような方法によって検出された結果に基づいて、ヒ
ータと吸気口との間のガイド板を所定方向へ任意量だけ
移動させる。
大小によるモータへの負荷電流値変化を計測し、それに
基づいた演算処理により乾燥量を算出する方法がある。
このような方法によって検出された結果に基づいて、ヒ
ータと吸気口との間のガイド板を所定方向へ任意量だけ
移動させる。
【００２１】すなわち、乾燥量が多ければ、ソレノイド
やモータなどでガイド板を下げる。すると、ヒータを通
過して加熱された空気はドラム内の中央部へ多く流れ
る。逆に乾燥量が少なければ、ガイド板を上げる。する
と、同空気はドラム内の下方へ多く流れ、ドラムの周壁
内面に沿うように移動する。
やモータなどでガイド板を下げる。すると、ヒータを通
過して加熱された空気はドラム内の中央部へ多く流れ
る。逆に乾燥量が少なければ、ガイド板を上げる。する
と、同空気はドラム内の下方へ多く流れ、ドラムの周壁
内面に沿うように移動する。
【００２２】
【実施例】以下、図１および図２に示す実施例に基づい
てこの発明を説明する。なお、これによってこの発明が
限定されるものではない。この実施例において従来と同
一の部分については、同じ符号を付し、説明を省略また
は簡略化する。
てこの発明を説明する。なお、これによってこの発明が
限定されるものではない。この実施例において従来と同
一の部分については、同じ符号を付し、説明を省略また
は簡略化する。
【００２３】外箱１内には、回転可能に支持され、乾燥
すべき衣類を収納するドラム７が軸支されている。空気
加熱用ヒータ１７で加熱された乾燥用空気の循環経路
は、位置変動手段としてのソレノイド２２により上下移
動される水平なガイド板２０により、２つのダクト中間
部１５ｂ・１５ｄに区分されている。すなわち、ダクト
１５は、ダクト下部１５ａ、ダクト中間部１５ｂ・１５
ｄおよびダクト上部１５ｃを有している。ダクト中間部
１５ｂ・１５ｄはさらに、下側中間部１５ｄと上側中間
部１５ｂとに分けられる。
すべき衣類を収納するドラム７が軸支されている。空気
加熱用ヒータ１７で加熱された乾燥用空気の循環経路
は、位置変動手段としてのソレノイド２２により上下移
動される水平なガイド板２０により、２つのダクト中間
部１５ｂ・１５ｄに区分されている。すなわち、ダクト
１５は、ダクト下部１５ａ、ダクト中間部１５ｂ・１５
ｄおよびダクト上部１５ｃを有している。ダクト中間部
１５ｂ・１５ｄはさらに、下側中間部１５ｄと上側中間
部１５ｂとに分けられる。
【００２４】ダクト下部１５ａは、ドラム７の下側から
前方下部に至る部分である。下側中間部１５ｄは、ダク
ト下部１５ａを上昇してきた空気がヒータ１７により加
熱された後、ガイド板２０により案内されてガイド板２
０の下方からドラム７内へ導入されるための部分であ
る。上側中間部１５ｂは、ダクト下部１５ａを上昇して
きた空気がヒータ１７により加熱された後、ガイド板２
０により案内されて上方へ流れ込むための部分である。
前方下部に至る部分である。下側中間部１５ｄは、ダク
ト下部１５ａを上昇してきた空気がヒータ１７により加
熱された後、ガイド板２０により案内されてガイド板２
０の下方からドラム７内へ導入されるための部分であ
る。上側中間部１５ｂは、ダクト下部１５ａを上昇して
きた空気がヒータ１７により加熱された後、ガイド板２
０により案内されて上方へ流れ込むための部分である。
【００２５】ダクト上部１５ｃは、扉３の内部にその厚
みを利用して設けられている。このダクト上部１５ｃ
は、扉３が閉じられたときに、ダクト上側中間部１５ｂ
を上昇してきた空気が流れ込み、次いでドラム７の内部
へ導入されるための部分である。ダクト１５の上側中間
部１５ｂとダクト上部１５ｃとは、扉３を開閉するため
に分割されているが、扉３を閉じると、ダクトパッキン
２３によってシールされる。
みを利用して設けられている。このダクト上部１５ｃ
は、扉３が閉じられたときに、ダクト上側中間部１５ｂ
を上昇してきた空気が流れ込み、次いでドラム７の内部
へ導入されるための部分である。ダクト１５の上側中間
部１５ｂとダクト上部１５ｃとは、扉３を開閉するため
に分割されているが、扉３を閉じると、ダクトパッキン
２３によってシールされる。
【００２６】ダクト１５の上側中間部１５ｂを流れる空
気は、上側中間部１５ｂからダクト上部１５ｃを通って
ドラム７内の中央部方向へ導入される。そして、ドラム
７内の中央部にある衣類を乾燥させる。一方、ダクト１
５の下側中間部１５ｄを流れる空気はドラム７内の下方
に導入される。そして、ドラム７の周壁内面部付近にあ
る衣類を乾燥させる。
気は、上側中間部１５ｂからダクト上部１５ｃを通って
ドラム７内の中央部方向へ導入される。そして、ドラム
７内の中央部にある衣類を乾燥させる。一方、ダクト１
５の下側中間部１５ｄを流れる空気はドラム７内の下方
に導入される。そして、ドラム７の周壁内面部付近にあ
る衣類を乾燥させる。
【００２７】ダクト上部１５ｃおよび下側中間部１５ｄ
からドラム７の内部へ導入されて衣類の除湿を行った多
湿空気は、熱交換用ファン１３の吸引作用によりドラム
７から排出されて排気口１１へ集められる。そして、フ
ァン１３により熱交換されて低湿空気となった後、ダク
ト下部１５ａから再びヒータ１７へ循環するというサイ
クルを繰り返す。
からドラム７の内部へ導入されて衣類の除湿を行った多
湿空気は、熱交換用ファン１３の吸引作用によりドラム
７から排出されて排気口１１へ集められる。そして、フ
ァン１３により熱交換されて低湿空気となった後、ダク
ト下部１５ａから再びヒータ１７へ循環するというサイ
クルを繰り返す。
【００２８】ガイド板２０の作動部は、ドラム支持板６
に固定されガイド板２０の摺動部を備えたガイド板ケー
ス２１の中に設けられている。そして、ガイド板２０を
動作させる位置変動手段としてのソレノイド２２は、ガ
イド板ケース２１に固定されている。
に固定されガイド板２０の摺動部を備えたガイド板ケー
ス２１の中に設けられている。そして、ガイド板２０を
動作させる位置変動手段としてのソレノイド２２は、ガ
イド板ケース２１に固定されている。
【００２９】上記のような乾燥空気循環路において、乾
燥量検出手段によって検出された乾燥量が多いときは、
ソレノイド２２によりガイド板２０を下方に移動させ
る。そして、前述のようにダクト１５の上側中間部１５
ｂおよびダクト上部１５ｃを通ってドラム７内の中央部
へ流れる乾燥用空気の流量を増やす。これにより、衣類
の乾燥ムラを防止する。反対に、乾燥量が少ないとき
は、ガイド板２０を上方に移動させて、ダクト１５の下
側中間部１５ｄからドラム７内へ入る乾燥用空気をドラ
ム７の周壁内面部付近に集中させる。
燥量検出手段によって検出された乾燥量が多いときは、
ソレノイド２２によりガイド板２０を下方に移動させ
る。そして、前述のようにダクト１５の上側中間部１５
ｂおよびダクト上部１５ｃを通ってドラム７内の中央部
へ流れる乾燥用空気の流量を増やす。これにより、衣類
の乾燥ムラを防止する。反対に、乾燥量が少ないとき
は、ガイド板２０を上方に移動させて、ダクト１５の下
側中間部１５ｄからドラム７内へ入る乾燥用空気をドラ
ム７の周壁内面部付近に集中させる。
【００３０】
【発明の効果】この発明のドラム式衣類乾燥機にあって
は、前述のように、ヒータで加熱された高温の乾燥用空
気を乾燥すべき衣類の量の多少によってドラムの中央部
と下方（ドラムの周壁内面方向）に設定流量で振り分け
ることができる。したがって、従来の衣類乾燥機の欠点
であった乾燥ムラの発生を解消できるばかりか、乾燥効
率のアップが計られ、しかもランニングコストの低減も
できる。さらに、各衣類に対してほぼ均等に乾燥用空気
が接触することで、布傷みも少なくなるという効果も奏
する。
は、前述のように、ヒータで加熱された高温の乾燥用空
気を乾燥すべき衣類の量の多少によってドラムの中央部
と下方（ドラムの周壁内面方向）に設定流量で振り分け
ることができる。したがって、従来の衣類乾燥機の欠点
であった乾燥ムラの発生を解消できるばかりか、乾燥効
率のアップが計られ、しかもランニングコストの低減も
できる。さらに、各衣類に対してほぼ均等に乾燥用空気
が接触することで、布傷みも少なくなるという効果も奏
する。
【図１】この発明の１実施例に係るドラム式衣類乾燥機
の全体構成説明図。
の全体構成説明図。
【図２】そのドラム式衣類乾燥機の要部構成説明図。
【図３】従来のドラム式衣類乾燥機の全体構成説明図。
【図４】そのドラム式衣類乾燥機の斜視図。
【図５】そのドラム式衣類乾燥機における衣類大容量時
の循環空気の流れ状態を示す図。
の循環空気の流れ状態を示す図。
１ 外箱 ２ 衣類投入口 ３ 扉 ４ 扉パッキン ５ 投入口パッキン ６ ドラム支持板 ７ ドラム ８ ドラム軸 ９ ベルト １０ モータ １１ 排気口 １３ 熱交換用ファン １４ ファンケーシング １５ ダクト １６ 吸気口 １７ ヒータ １８ 摺動部 １９ バッフル ２０ ガイド板 ２１ ガイド板ケース ２２ ソレノイド（位置変動手段）
フロントページの続き (72)発明者 三好 紀明 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 百鬼 和俊 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 大西 裕二 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平５−317584（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−49498（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−100000（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−94798（ＪＰ，Ａ) 実開 昭60−109595（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) D06F 58/02
Claims (2)
- 【請求項１】 外箱と、この外箱の内部で回転可能に支
持され、吸気口および排気口を有する衣類収納用ドラム
と、外箱の内部でドラムの外側に設けられた空気循環用
ダクトと、このダクトの内部に設けられた空気加熱用ヒ
ータと、このヒータで温められた乾燥用空気を前記吸気
口からドラムの内部へ導き入れ、衣類を乾燥させながら
前記排気口からドラムの外部へ排出し、ダクトを通して
再びドラムの内部へと循環させる熱交換用ファンとを備
えたドラム式衣類乾燥機において、 ダクト内のヒータとドラムの吸気口との間に、乾燥用空
気をドラム内の下部方向と中央部方向とに分配して流す
ためのガイド板が設けられていることを特徴とするドラ
ム式衣類乾燥機。 - 【請求項２】 ガイド板が、乾燥用空気をドラム内の下
部方向と中央部方向とに任意の流量で流すための位置変
動手段により、その位置を変えるようにされてなる請求
項１記載のドラム式衣類乾燥機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4206643A JP2856606B2 (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | ドラム式衣類乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4206643A JP2856606B2 (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | ドラム式衣類乾燥機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0647195A JPH0647195A (ja) | 1994-02-22 |
| JP2856606B2 true JP2856606B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=16526752
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4206643A Expired - Fee Related JP2856606B2 (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | ドラム式衣類乾燥機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2856606B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20050099756A (ko) * | 2004-04-12 | 2005-10-17 | 엘지전자 주식회사 | 드럼 세탁기 |
| CN101831789B (zh) * | 2010-06-02 | 2011-06-15 | 胡杰波 | 一种干衣机的出风棚 |
| CN112941801B (zh) * | 2019-12-10 | 2023-11-17 | 博西华电器（江苏）有限公司 | 衣物处理设备及操作其的方法和装置 |
-
1992
- 1992-08-03 JP JP4206643A patent/JP2856606B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0647195A (ja) | 1994-02-22 |
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