JP2856123B2 - 側突用エアバッグを備えたシート構造 - Google Patents

側突用エアバッグを備えたシート構造

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JP2856123B2
JP2856123B2 JP7262883A JP26288395A JP2856123B2 JP 2856123 B2 JP2856123 B2 JP 2856123B2 JP 7262883 A JP7262883 A JP 7262883A JP 26288395 A JP26288395 A JP 26288395A JP 2856123 B2 JP2856123 B2 JP 2856123B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/207Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in vehicle seats

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  • Air Bags (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は側突用エアバッグを
備えたシート構造に係り、特にシートバックの側部に側
突用エアバッグを備えたシート構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、側突用エアバッグ装置を備えたシ
ート構造の一例としては、特開平4−356246号公
報に示される様な構造が知られている。
【0003】図5に示される如く、この側突用エアバッ
グ装置を備えたシート構造では、シートバック70の側
部に設けられたエアバッグ装置72のエアバッグ袋体7
4が、図示を省略したドアと乗員との間を前後方向に、
後方から前方へ展開するようになっている。この時、エ
アバッグリッド76の開度がガイド手段によって規制さ
れるようになっているため、エアバッグ袋体74をエア
バッグリッド76により乗員側に指向させることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この側
突用エアバッグ装置を備えたシート構造では、エアバッ
グリッド76がシートバック70の側部意匠面70Aの
一部を形成しているため、エアバッグリッド76を意匠
面70Aに沿わせた形状にする必要があり、エアバッグ
リッド76を含むエアバッグ装置72がその車種専用の
ものとなり、大幅なコストアップになる。これを改善す
る構成として、エアバッグリッド76を含むエアバッグ
装置72を共用とし、エアバッグリッド76の外側に、
各車種毎に作られたシート形状出し用チップウレタン等
を配置し、このシート形状出し用チップウレタン等をシ
ートバック70の側部意匠面70Aに合わせることが考
えられるが、この場合には組付け作業性が低下する。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、コスト低減が
可能で、且つ組付け作業性を向上できる側突用エアバッ
グ装置を備えたシート構造を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
側突用エアバッグを備えたシート構造は、側突用エアバ
ッグ袋体をシートバックパッドと一体成形し、他のエア
バッグ装置構成部品と共にシートバックフレームに固定
したことを特徴としている。
【0007】従って、エアバッグ袋体のケースが必要な
くなる。請求項2記載の本発明は、請求項1記載の側突
用エアバッグを備えたシート構造において、前記エアバ
ッグ袋体はその外側面がシートバック意匠面と同一面に
配置して成ることを特徴としている。
【0008】従って、折り畳まれた状態でのエアバッグ
袋体のシートバック意匠面からの厚み寸法が小さくな
る。
【0009】請求項3記載の本発明は、請求項1記載の
側突用エアバッグを備えたシート構造において、前記エ
アバッグ袋体はシートバックパッド内に配置され、エア
バッグ袋体の外側にパッドにて意匠面が構成されてなる
ことを特徴としている。
【0010】従って、エアバッグ袋体の外側のパッドに
て各種シートの意匠面に対応できる。
【0011】請求項4記載の本発明は、請求項1記載の
側突用エアバッグを備えたシート構造において、前記エ
アバッグ袋体は少なくともシートバックの長手方向に沿
って延びる折り畳み端面に発泡材料含浸防止手段が施さ
れていることを特徴としている。
【0012】従って、発泡材料のエアバッグ袋体の折り
畳み端面への含浸を発泡材料含浸防止手段が防止する。
【0013】請求項5記載の本発明は、請求項4記載の
側突用エアバッグを備えたシート構造において、前記エ
アバッグ袋体は折り畳まれた状態での上下端面を除きそ
の外周面に前記発泡材料含浸防止手段が施されているこ
とを特徴としている。
【0014】従って、エアバッグ袋体は、折り畳まれた
状態での上下端面に含浸した発泡材料により、折り畳ま
れた状態で安定保持される。
【0015】請求項6記載の本発明は、請求項1記載の
側突用エアバッグを備えたシート構造において、前記エ
アバッグ袋体は容易に破断可能な拘束手段にて折り畳ま
れた状態に保たれていることを特徴としている。
【0016】従って、エアバッグ袋体は、拘束手段にて
折り畳まれた状態に保たれる。
【0017】
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の側突用エアバッグ装置を
備えたシート構造の一実施形態を図1及び図2に従って
説明する。
【0019】図2に示される如く、本第1実施形態の側
突用エアバッグ装置を備えたシート構造では、シート1
0のシートバック12の車幅方向外側に形成されたサイ
ド部12A内に、シートバック12の長手方向に伸びる
エアバッグ装置14が配設されている。
【0020】図1に示される如く、シートバック12の
サイド部12A内には、シートバックフレームの一部を
構成するパイプ状のサイドフレーム18がシートバック
12の長手方向に沿って配設されている。サイドフレー
ム18の外周面18Aには、シートブラケット20が溶
着されており、このシートブラケット20には、エアバ
ッグ装置14を取付けるための貫通孔22がシートバッ
ク12の長手方向に沿って所定の間隔を開けて2個穿設
されている。
【0021】この貫通孔22には、シートバック12の
車幅方向外側後方からスタッドボルト26が挿通されて
いる。このスタッドボルト26は、エアバッグ装置14
の拡散板28の外周部に所定の間隔を開けてカシメられ
ており、ナット27によってシートブラケット20に固
定されている。拡散板28の長さ方向中央部は円筒形状
とされており、シートバック12の長手方向に沿って配
設された円筒形状のガスインフレータ24の外周部にカ
シメにより固定されている。拡散板28の中央部を除く
部位は、断面が略半円状とされシートバック12の内側
方向に配置されている。
【0022】従って、ガスインフレータ24の外周部か
らは半径方向外側へ向けてガスが噴出するが、このうち
シートバック内側方向に噴出されたガスは、拡散板28
により、シートバック外側方向、即ちエアバッグ袋体3
2の方向へ向けられるようになっている。なお、拡散板
28にはスタッドボルト26をカシメるための貫通孔3
0が穿設されている。
【0023】拡散板28とシートブラケット20との間
には、エアバッグ袋体32の開口縁部32A、32Bが
それぞれ挟持されており、開口縁部32Aと開口縁部3
2Bとの間及び開口縁部32Bとシートブラケット20
との間には、それぞれ補強布34、36が挟持されてい
る。なお、補強布34は開口縁部32Aの外面に、補強
布36は開口縁部32Bの外面にそれぞれ縫製されてい
る。従って、エアバッグ袋体32の開口縁部32A、3
2Bは密閉されており、この部位からガスが漏れないよ
うになっている。
【0024】なお、エアバッグ袋体32の開口縁部32
A、32B及び補強布34、36には、スタッドボルト
26が挿通する貫通孔がそれぞれ穿設されている。
【0025】エアバッグ袋体32は折り畳まれており、
この折り畳まれた状態で最も外側の面32Cがシートバ
ックパッド48のシートバック側部の意匠面48Aの一
部を構成している。
【0026】また、本第1実施形態の側突用エアバッグ
装置を備えたシート構造では、シートバックパッド48
を発泡成形する際に、成形型内に、折り畳まれ圧縮され
た状態のエアバッグ袋体32をセットし、成形型内で発
泡材料を発泡して形成する。その後、一体成形したエア
バッグ袋体32の開口縁部32A、32Bを開いて、そ
の中に予め一体化されたガスインフレータ24及び拡散
板28を収納する。次に、2本のスタッドボルト26に
エアバッグ袋体32の一方の開口縁部32A及び補強布
34を挿通すると共に、他方の開口縁部32B及び補強
布36を挿通し、スタッドボルト26をシートブラケッ
ト20の貫通孔22に挿通してナット27によって締め
付けて固定するようになっている。
【0027】次に、本第1実施形態の作用を説明する。
本第1実施形態の側突用エアバッグ装置を備えたシート
構造では、側突時にエアバッグ装置14のインフレータ
24が作動すると、ガスインフレータ24からガスが噴
出される。この場合、ガスはガスインフレータ24の半
径方向外側へ向けて噴出するが、このうちシートバック
内側方向に噴出されたガスは、拡散板28により、エア
バッグ袋体32方向へ向けられる。従って、エアバッグ
袋体32に効果的にガスが送り込まれ、エアバッグ袋体
32が瞬時に展開膨張する。この時のエアバッグ袋体3
2の展開膨張力により、エアバッグ袋体32は、シート
バックパッド48から分離し、乗員の側部に展開する。
【0028】また、本第1実施形態の側突用エアバッグ
装置を備えたシート構造では、シートバックパッド48
を発泡成形する際に、成形型内に、折り畳まれた状態と
されたエアバッグ袋体32をセットし、発泡材料を発泡
してシートバックパッド48とエアバッグ袋体32とを
一体成形するため、エアバッグカバーを有するエアバッ
グケースを廃止することができる。このため、大幅なコ
スト低減が可能になると共に組付け作業性が向上する。
【0029】また、本第1実施形態の側突用エアバッグ
装置を備えたシート構造では、折り畳まれた状態で、エ
アバッグ袋体32の最も外側の面32Cがシートバック
パッド48のシートバック側部の意匠面48Aの一部を
構成しているため、折り畳まれた状態でのエアバッグ袋
体32のシートバック意匠面48Aからの厚み寸法Lが
小さくなる。
【0030】次に、本発明の側突用エアバッグ装置を備
えたシート構造の第2実施形態を図3に従って説明す
る。
【0031】なお、第1実施形態と同一部材に付いて
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0032】図3に示される如く、本第2実施形態の側
突用エアバッグ装置を備えたシート構造では、折り畳ま
れた状態で、エアバッグ袋体32がシートバックパッド
48内に配置されており、エアバッグ袋体32の最も外
側の面32Cの外側をシートバックパッド48の側部4
8Bが覆い、この側部48Bが意匠面を構成している。
従って、エアバッグ袋体32はシートバックパッド48
の側部48Bを破って展開するようになっている。
【0033】また、シートバックパッド48を発泡成形
する場合に、発泡材料の含浸による過度の固着がエアバ
ッグ袋体32の展開に不利になると考えられるエアバッ
グ袋体32の部位、例えば、エアバッグ袋体32の展開
方向前側となるシートバック12の長手方向に沿って延
びる前側端面部32Dにおいては、発泡成形前に発泡材
料含浸防止手段としての離型剤が塗布されている。
【0034】なお、折り畳まれた状態でエアバッグ袋体
32の長手方向端面部、即ち前側端面部32Dの上端及
び下端に連続する上下両端面部には、離型剤は塗布され
ておらず、これらの長手方向端面部に発泡材料が含浸す
ることにより、エアバッグ袋体32を折り畳まれた状態
で安定保持できるようになっている。
【0035】次に、本第2実施形態の作用を説明する。
本第2実施形態の側突用エアバッグ装置を備えたシート
構造では、側突時にエアバッグ装置14のインフレータ
24が作動すると、ガスインフレータ24からガスが噴
出される。この場合、ガスはガスインフレータ24の半
径方向外側へ向けて噴出するが、このうちシートバック
内側方向に噴出されたガスは、拡散板28により、エア
バッグ袋体32方向へ向けられる。従って、エアバッグ
袋体32に効果的にガスが送り込まれ、エアバッグ袋体
32が展開膨張する。このエアバッグ袋体32の展開膨
張力により、エアバッグ袋体32は、シートバックパッ
ド48の側部48Bを破り、且つシートバックパッド4
8から分離し、乗員の側部に展開する。
【0036】また、本第2実施形態の側突用エアバッグ
装置を備えたシート構造では、シートバックパッド48
を発泡成形する際に、成形型内に、折り畳まれた状態と
されたエアバッグ袋体32をセットし、発泡材料を発泡
してシートバックパッド48とエアバッグ袋体32とを
一体成形するため、エアバッグカバーを有するエアバッ
グケースを廃止することができる。このため、大幅なコ
スト低減が可能になると共に組付け作業性が向上する。
【0037】また、本第2実施形態の側突用エアバッグ
装置を備えたシート構造では、折り畳まれた状態で、エ
アバッグ袋体32がシートバックパッド48内に配置さ
れており、エアバッグ袋体32の最も外側の面32Cの
外側をシートバックパッド48の側部48Bが覆い、側
部48Bが意匠面を構成しているため、シートバックパ
ッド48の側部48Bにて各種シートの意匠面に対応で
きる。
【0038】また、本第2実施形態の側突用エアバッグ
装置を備えたシート構造では、エアバッグ袋体32の少
なくとも前側端面部32Dに離型剤が塗布されているた
め、発泡材料の含浸による過度の固着がエアバッグ袋体
32の展開に不利になると考えられる前側端面部32D
に発泡材料が含浸するのを防止できる。
【0039】また、本第2実施形態の側突用エアバッグ
装置を備えたシート構造では、折り畳まれた状態でエア
バッグ袋体32の長手方向端面部、即ち前側端面部32
Dの上端及び下端に連続する上下両端面部には、離型剤
は塗布されておらず、これらの長手方向端面部に発泡材
料が含浸することにより、エアバッグ袋体32を折り畳
まれた状態に安定保持できる。
【0040】なお、本第2実施形態の側突用エアバッグ
装置を備えたシート構造では、折り畳まれた状態でのエ
アバッグ袋体32の長手方向端面部に発泡材料が含浸す
ることにより、エアバッグ袋体32を折り畳まれた状態
で安定保持する構成としたが、これに代えて、エアバッ
グ袋体32を容易に破断可能な拘束手段、例えば、糸、
ベルト等によって折り畳まれた状態が崩れないようにす
ることによって、エアバッグ袋体32を折り畳まれた状
態で安定保持する構成としても良い。
【0041】また、折り畳まれた状態でのエアバッグ袋
体32のサイドフレーム18側に、図3に想像線で示す
様にシートバックパッド48の延設部48Cを設けても
良い。この場合には、延設部48Cによりエアバッグ袋
体32とサイドフレーム18との干渉を防止することが
できると共に、エアバッグ袋体32のサイドフレーム1
8側への無要な膨張を防ぐことができる。
【0042】次に、本発明の側突用エアバッグ装置を備
えたシート構造の第3実施形態を図4に従って説明す
る。
【0043】なお、第1実施形態と同一部材に付いて
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0044】図4に示される如く、本第3実施形態の側
突用エアバッグ装置を備えたシート構造では、エアバッ
グ装置14が、エアバッグ袋体32が展開する時に、展
開するリッド60と、シートブラケット20を介してサ
イドフレーム18に固定されるベース62とからなるエ
アバッグケース64を備えている。このエアバッグ装置
14はシートバックパッド48内に一体成形されてお
り、リッド60の外側部をシートバックパッド48の側
部48Bが覆っている。
【0045】次に、本第3実施形態の作用を説明する。
本第3実施形態の側突用エアバッグ装置を備えたシート
構造では、側突時にエアバッグ装置14のインフレータ
24が作動すると、ガスインフレータ24からガスが噴
出される。この場合、ガスはガスインフレータ24の半
径方向外側へ向けて噴出するが、このうちシートバック
内側方向に噴出されたガスは、拡散板28により、エア
バッグ袋体32方向へ向けられる。従って、エアバッグ
袋体32に効果的にガスが送り込まれ、エアバッグ袋体
32が展開膨張する。このエアバッグ袋体32の展開膨
張力により、リッド60がシートバックパッド48の側
部48Bを破きながら開き、エアバッグ袋体32が乗員
の側部に展開する。
【0046】また、本第3実施形態の側突用エアバッグ
装置では、リッド60の外側部をシートバックパッド4
8の側部48Bが覆っているため、単一のエアバッグ装
置14をシート意匠の異なる数車種のシートバック12
で共用する場合、リッド60のシートバック外側部に設
けられ意匠面48Aを形成する、所謂、シート形状出し
用チップウレタンが不要となる。
【0047】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、シートバック12の外周部はシート表皮
でカバーリングされていても良い。また、発泡材料含浸
防止手段は離型剤に代えて、紙、ラップ等をエアバッグ
袋体32の必要な部位に被せても良い。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の側突用エアバッ
グを備えたシート構造は、側突用エアバッグ袋体をシー
トバックパッドと一体成形し、他のエアバッグ装置構成
部品と共にシートバックフレームに固定した構成とした
ので、エアバッグ袋体のケースが必要なくなり、コスト
低減が可能で、且つ組付け作業性が向上するという優れ
た効果を有する。
【0049】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
側突用エアバッグを備えたシート構造において、エアバ
ッグ袋体はその外側面がシートバック意匠面と同一面に
配置して成る構成としたので、請求項1記載の効果に加
えて、折り畳まれた状態でのエアバッグ袋体のシートバ
ック意匠面からの厚み寸法を小さくできるという優れた
効果を有する。
【0050】請求項3記載の本発明は、請求項1記載の
側突用エアバッグを備えたシート構造において、エアバ
ッグ袋体はシートバックパッド内に配置され、エアバッ
グ袋体の外側にパッドにて意匠面が構成されてなる構成
としたので、請求項1記載の効果に加えて、エアバッグ
袋体の外側のパッドにて各種シートの意匠面に対応でき
るという優れた効果を有する。
【0051】請求項4記載の本発明は、請求項1記載の
側突用エアバッグを備えたシート構造において、エアバ
ッグ袋体は少なくともシートバックの長手方向に沿って
延びる折り畳み端面に発泡材料含浸防止手段が施されて
いる構成としたので、請求項1記載の効果に加えて、発
泡材料のエアバッグ袋体の折り畳み端面への含浸を防止
できるという優れた効果を有する。
【0052】請求項5記載の本発明は、請求項4記載の
側突用エアバッグを備えたシート構造において、エアバ
ッグ袋体は折り畳まれた状態での上下端面を除きその外
周面に発泡材料含浸防止手段が施されている構成とした
ので、請求項4記載の効果に加えて、上下端面への発泡
材料の含浸によりエアバッグ袋体を安定保持できるとい
う優れた効果を有する。
【0053】請求項6記載の本発明は、請求項1記載の
側突用エアバッグを備えたシート構造において、エアバ
ッグ袋体は容易に破断可能な拘束手段にて折り畳まれた
状態に保たれている構成としたので、請求項1記載の効
果に加えて、エアバッグ袋体を安定保持できるという優
れた効果を有する。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の1−1線に沿った拡大断面図ある。
【図2】本発明の第1実施形態に係る側突用エアバッグ
を備えたシート構造が適用されたシートを示すシート斜
め前方から見た斜視図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る側突用エアバッグ
を備えたシート構造を示す図1に対応する断面図であ
る。
【図4】本発明の第3実施形態に係る側突用エアバッグ
を備えたシート構造を示す図1に対応する断面図であ
る。
【図5】従来の一実施形態に係る側突用エアバッグを備
えたシート構造が適用されたシートを示すシート斜め側
方から見た斜視図である。
【符号の説明】
12 シートバック 14 エアバッグ装置 18 サイドフレーム 24 ガスインフレータ 26 スタッドボルト 28 拡散板 32 エアバッグ袋体 32C 外側の面 32D 前側端面部 48 シートバックパッド 48A 意匠面 48B 側部 48C 延設部 60 リッド 62 ベース 64 エアバッグケース

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側突用エアバッグ袋体をシートバックパ
    ッドと一体成形し、他のエアバッグ装置構成部品と共に
    シートバックフレームに固定したことを特徴とする側突
    用エアバッグを備えたシート構造。
  2. 【請求項2】 前記エアバッグ袋体はその外側面がシー
    トバック意匠面と同一面に配置して成ることを特徴とす
    る請求項1記載の側突用エアバッグを備えたシート構
    造。
  3. 【請求項3】 前記エアバッグ袋体はシートバックパッ
    ド内に配置され、エアバッグ袋体の外側にパッドにて意
    匠面が構成されてなることを特徴とする請求項1記載の
    側突用エアバッグを備えたシート構造。
  4. 【請求項4】 前記エアバッグ袋体は少なくともシート
    バックの長手方向に沿って延びる折り畳み端面に発泡材
    料含浸防止手段が施されていることを特徴とする請求項
    1記載の側突用エアバッグを備えたシート構造。
  5. 【請求項5】 前記エアバッグ袋体は折り畳まれた状態
    での上下端面を除きその外周面に前記発泡材料含浸防止
    手段が施されていることを特徴とする請求項4記載の側
    突用エアバッグを備えたシート構造。
  6. 【請求項6】 前記エアバッグ袋体は容易に破断可能な
    拘束手段にて折り畳まれた状態に保たれていることを特
    徴とする請求項1記載の側突用エアバッグを備えたシー
    ト構造。
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