JP2855577B2 - 掘削機 - Google Patents

掘削機

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JP2855577B2 JP25359990A JP25359990A JP2855577B2 JP 2855577 B2 JP2855577 B2 JP 2855577B2 JP 25359990 A JP25359990 A JP 25359990A JP 25359990 A JP25359990 A JP 25359990A JP 2855577 B2 JP2855577 B2 JP 2855577B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、バケットを支持するブームを2分割した掘
削機に関する。
(ロ)従来技術 従来から掘削機において、ブームを下方ブームと上方
ブームに分割して屈折可能とした技術は公知とされてい
るのである。
例えば、特開昭61−165426号公報に記載の技術の如く
である。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかし、上記従来技術においては、ブームを上下に分
割して、両者の間のブーム間掘削角を変更可能としたこ
とにより、バケットが機体の足元(後方)まで掘削する
ことが可能であるという利点があるが、下方ブームと上
方ブームの間の掘削角を変更可能としただけでは、掘削
作業を行う場合において、バケットが機体側のブームや
ブームシリンダと緩衝してしまうという不具合が有った
のである。
本発明は、このような従来技術の不具合を解消したも
のである。
(ニ)課題を解決する手段 本発明の解決すべき課題は以上の如くであり、次に該
課題を解決する手段を説明する。
ブームを分割して下方ブーム1と上方ブーム4とし、
下方ブーム1の上端のブーム支点1bに上方ブーム4の下
端を枢支し、該下方ブーム1と上方ブーム4が構成する
ブーム間掘削角αを、伸縮シリンダ7の伸縮により変更
自在とした構成において、下方ブーム1の上端に設けた
枢支点1aに、関節バー3の後端を枢支し、上方ブーム4
上で伸縮シリンダ7の一端が枢支された位置の近傍に枢
支点8cを設けて関節リンク8の一端を枢支し、該関節リ
ンク8の他端には前記関節バー3の他端を枢支し、更に
該関節リンク8の他端には、アームシリンダ2の一端を
枢支し、伸縮シリンダ7が縮小してブーム間掘削角αが
小の時には、上方ブーム4とバケットアーム10が構成す
るアーム屈折角βを大とし、伸縮シリンダ7が伸長して
ブーム間掘削角αが大の時には、アーム屈折角βを小と
すべく構成したものである。
(ホ)実施例 本発明の解決すべき課題及び解決する手段は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説明
する。
第1図は本発明の掘削機の全体側面図、第2図は下方
ブーム1と上方ブーム4との間でブーム間掘削角αを小
とした状態の拡大側面図、第3図はブーム間掘削角αを
大とした状態の拡大側面図である。
第1図において、本発明の掘削機の構成について説明
する。
クローラ式走行装置15の前後に、排土ブレード20,21
を配置しており、中央に旋回支持軸受13を配置し、該旋
回支持軸受13の上に機体フレーム16を支持している。
本発明の掘削機構は該機体フレーム16の前部に枢支さ
れている。
下方ブーム1の先端に上方ブーム4を枢支し、該上方
ブーム4の先端にバケットアーム10を枢支し、該バケッ
トアーム10の先端にバケット11を枢支している。
そして、ブームを下方ブーム1と上方ブーム4とに分
割して、その間に伸縮シリンダ7を介装し、ブーム間掘
削角αを変更可能としたことにより、第1図において示
すバケット先端回動軌跡Aの如くに、バケット11を回動
することが可能となったのである。
特に、クローラ式走行装置15の下方までバケット先端
回動軌跡Aが延びており、略クローラ式走行装置15の終
端の位置で通過する軌跡となっている。
本発明は以上のような全体的な構成において、掘削時
はブーム間掘削角αを小として足下(後方)まで掘削可
能とし、同時にアーム屈折角βが必要以上に小とならな
いように、大のままとして、バケット11の先端がブーム
シリンダ6等の機体側に干渉して衝突することのないよ
うに構成したものである。
また、狭い路地で、機体や掘削装置を旋回する場合に
は、ブーム間掘削角αを大とし、アーム屈折角βを更に
小さくして、ブームとブーム間掘削角αを1本の棒に近
い状態として、旋回半径が一層小さくなるように構成し
たものである。
第2図、第3図において、構成を具体的に説明する。
下方ブーム1の下端に水平回動体18が垂直軸により支
持され、該水平回動体18を回動する水平回動シリンダ
も、該部分に設けられているので、バケット11の機体の
中心に対して、左右に振ることが出来るのである。
該水平回動体18に設けた枢支部1aに、下方ブーム1の
下端を枢支しており、また他の枢支部18bにブームシリ
ンダ6の下端を枢支している。
下方ブーム1の上端には、3点の枢支部が設けられて
いる。枢支点1aは関節バー3の下端を枢支しており、枢
支点1cにはブームシリンダ6の上端が枢支されており、
ブーム支点1bには上方ブーム4が枢支されている。
該水平回動体18と下方ブーム1とブームシリンダ6と
の三角形の構成により、ブームシリンダ6が伸縮する
と、下方ブーム1が、第1図の如く、上下に回動される
のである。該下方ブーム1とブームシリンダ6と水平回
動体18の構成は従来技術のブーム支持構成と同じであ
る。
本発明の要部は、該下方ブーム1の上端に枢支する上
方ブーム4とアームシリンダ2の関係を改造した点にあ
る。
下方ブーム1の上端にブーム支点1bにより上方ブーム
4を枢支する点は、従来技術と同じであるが、アームシ
リンダ2の後端を移動可能な関節リンク8に枢支し、該
関節リンク8に設けたアームシリンダ枢支点8bが、上方
ブーム4を下方ブーム1に対して枢支したブーム支点1b
に対して位置を変更する点が相違するのである。
即ち、上方ブーム4に対し枢支点8cにおいて関節リン
ク8を枢支しており、該関節リンク8はT字型に構成さ
れており、他端の分岐した部分に一方にアームシリンダ
枢支点8bを設けてアームシリンダ2を枢支している。
他方、後方側は枢支部8bにより関節バー3の前端を枢
支している。該関節バー3の後端は下方ブーム1の上端
の枢支点1aに枢支しているのである。
以上の如く構成したので、伸縮シリンダ7により、下
方ブーム1に対して上方ブーム4を上下に回動すると、
関節リンク8が枢支点8cを中心に前後方向に回動するの
である。これにより、ブーム支点1bとアームシリンダ枢
支点8bの間隔が変化するのである。
(ヘ)発明の作用 次に、第2図、第3図において、本発明の作用を説明
する。
第2図の状態で、ブーム間掘削角αが小の場合には、
アームシリンダ枢支点8bがブーム支点1bに近づいて距離
aの状態となり、この状態ではアームシリンダ2の後端
がブーム支点1bの側に引きつけられるので、バケットア
ーム10を大きく上方ブーム4の側に屈折することが出来
ず、アーム屈折角βが大きくなるのである。
故に、バケット11が下方ブーム1からは遠くなり、バ
ケット11と下方ブーム1との干渉状態を回避することが
出来るのである。
この場合において、バケットアーム10のスイング角は
やや小さくなるが、従来技術の場合の関節固定式より
も、掘削性能は良好となるのである。
また、第3図の状態で、ブーム間掘削角αが大の場
合、旋回を行う場合であるが、アームシリンダ枢支点8b
がブーム支点1bから遠い距離bとなり、アームシリンダ
2の後端がバケットアーム10の側に近くなるので、バケ
ットアーム10の屈折状態が上方ブーム4に近付いて、ア
ーム屈折角βが小となり、掘削機構を旋回する場合に小
旋回を行うことが出来るのである。
(ト)発明の効果 本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を
奏するものである。
第1に、バケット11による土砂の掘削作業時には、下
方ブーム1と上方ブーム4の間のブーム間掘削角αを小
とすることにより、クローラ式走行装置15の足下(後
方)まで掘削可能とすることが出来たのである。
第2に、下方ブーム1と上方ブーム4の間のブーム間
掘削角αを小とした掘削状態において、アーム屈折角β
を大としたので、バケット11がブームシリンダ6の部分
に接近して干渉し、ブームシリンダ6を破壊するのを回
避することが出来たのである。
第3に、旋回支持軸受13の部分により機体フレーム16
と掘削部分を、その場で旋回する場合に、下方ブーム1
と上方ブーム4の間のブーム間掘削角αは大とすること
により、下方ブーム1と上方ブーム4を直線的に伸ばす
ことが出来るので旋回半径を小さくすることができ、更
にこれに加えて、上方ブーム4とバケットアーム10の間
のアーム屈折角βは小にすることが出来るので、上方ブ
ーム4の側方にバケットアーム10を密着させた状態とす
ることができ、この構成によっても旋回半径を小さくす
ることが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の掘削機の全体側面図、第2図は下方ブ
ーム1と上方ブーム4との間でブーム間掘削角αを小と
した状態の拡大側面図、第3図はブーム間掘削角αを大
とした状態の拡大側面図である。 1……下方ブーム 2……アームシリンダ 3……関節バー 4……上方ブーム 6……ブームシリンダ 7……伸縮シリンダ 8……関節リンク 10……バケットアーム 11……バケット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブームを分割して下方ブーム1と上方ブー
    ム4とし、下方ブーム1の上端のブーム支点1bに上方ブ
    ーム4の下端を枢支し、該下方ブーム1と上方ブーム4
    が構成するブーム間掘削角αを、伸縮シリンダ7の伸縮
    により変更自在とした構成において、下方ブーム1の上
    端に設けた枢支点1aに、関節バー3の後端を枢支し、上
    方ブーム4上で伸縮シリンダ7の一端が枢支された位置
    の近傍に枢支点8cを設けて関節リンク8の一端を枢支
    し、該関節リンク8の他端には前記関節バー3の他端を
    枢支し、更に該関節リンク8の他端には、アームシリン
    ダ2の一端を枢支し、伸縮シリンダ7が縮小してブーム
    間掘削角αが小の時には、上方ブーム4とバケットアー
    ム10が構成するアーム屈折角βを大とし、伸縮シリンダ
    7が伸長してブーム間掘削角αが大の時には、アーム屈
    折角βを小とすべく構成したことを特徴とする掘削機。
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