JP2854842B2 - キャッシュレス交通システムおよび該システムを用いた利用料金集計方法 - Google Patents

キャッシュレス交通システムおよび該システムを用いた利用料金集計方法

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JP2854842B2 JP23739296A JP23739296A JP2854842B2 JP 2854842 B2 JP2854842 B2 JP 2854842B2 JP 23739296 A JP23739296 A JP 23739296A JP 23739296 A JP23739296 A JP 23739296A JP 2854842 B2 JP2854842 B2 JP 2854842B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交通システムにお
ける利用料金の支払いを自動化するシステムに関し、特
に現金による清算を不要とするシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より多くの企業では近距離圏内の交
通費は利用者自身が立替え、一定期間毎の申請に基づく
現金精算処理が行われてきた。近年、交通機関への自動
改札機の普及に伴い、さまざまなデータ記録媒体が開発
されつつある。しかし利用時の利便性は向上し、媒体に
よる乗車履歴の記録や出力が可能になっているにも拘わ
らず、交通機関の利用金額を利用者自身が現金またはク
レジットで立替え、後で個人単位に精算する方式である
ため、企業・団体内の煩雑な現金精算業務の発生は避け
られない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】企業・団体に所属する
人々があらゆる交通手段を1個のデータ記録媒体で利用
でき、交通費の立替えとそれに伴う精算業務、更には媒
体の金額発行時にも現金を一切不要にする与信型キャッ
シュレス決済システムを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
は、特許請求の範囲に記載のとおり、自動改札機におい
て利用可能情報を読み出しかつ利用済情報を記録可能な
媒体と、発行可能金額情報を蓄積し前記媒体に利用可能
情報を記録しかつ利用済情報を読み出して個別管理デー
タベースに連結する第1のシステムと、第1のシステム
に発行可能金額情報を送出しかつ第1のシステムから利
用済情報を受信して発行機関別に集計する第2のシステ
ムを有するキャッシュレス交通システム、並びに自動改
札機において利用可能情報を読み出しかつ利用済情報を
記録可能な媒体と、発行可能金額情報を蓄積し前記媒体
に利用可能情報を記録しかつ利用済情報を読み出して集
計する第1のシステムによって、自動改札機において利
用可能な情報を媒体に記録し、かつ自動改札機によって
該媒体に記録された利用済情報を読み出して集計し、第
2のシステムは、第1のシステムに発行可能金額情報を
送出しかつ第1のシステムから利用済情報を受信して発
行機関別に集計するキャッシュレス交通システムの利用
料金集計方法、及び媒体に定期券情報を記録してあるキ
ャッシュレス交通システム、キャッシュレス交通システ
ムの利用料金集計方法などを含む。
【0005】
【発明の実施の形態】
【0006】
【実施例】図1〜図8は、本発明の実施例を示す図であ
り、図1はシステムの構成を示す図であり、図2は媒体
のデータフォーマットを示す図、図3〜図8は処理の流
れを示す図である。符号1は媒体、2は第1のシステ
ム、3は第1のシステムに付随するシステム、4は第2
のシステム、5は自動改札機を示す。
【0007】この例で交通券として利用する媒体を発行
するには、第1の発行方法として、交通機関等の交通券
発行機関(以下発行機関という。)が、交通機関を利用
することが可能な価値(以下発行金額という。)を企業
・団体に対し第1のシステムを通してキャッシュレスで
与信する方法がある。第1のシステムを有する企業・団
体では、該企業等に所属する人々(以下利用者とい
う。)が個別に必要な利用可能データを登録した交通券
として利用できる媒体1に許容上限以内の発行金額を設
定する。利用者により該媒体1に設定された発行金額は
第1のシステム内のメモリ領域27に蓄積される。また
第2の発行方法として、企業・団体が発行機関に対し一
括して前払いした金額を第2のシステムが発行可能金額
データにかえて第1のシステムに送信し、メモリ領域2
7に蓄積することもできる。利用者は企業・団体が前払
いした金額内において該媒体1に許容上限以内の発行金
額を設定する。第1のシステムに蓄積した前払い発行金
額の残高よりも利用者による媒体への発行設定金額の方
が上回った場合は過剰発行分を与信データとして第2の
システムが収集し、ポストペイまたはクレジット決済と
する処理を行う。
【0008】第1のシステムから第1の発行方法または
第2の発行方法等により個別に必要な利用可能データを
登録した交通券として利用できる該媒体1の発行を受け
た利用者は、該媒体1を携帯し交通機関を利用するもの
である。媒体1には交通機関の自動改札機5を利用する
都度利用情報が記録される。利用情報は利用者が企業・
団体内にある第1のシステムにおける読取り機能のある
何れかの機器に媒体1を読み込ませるたびに利用者の意
志なくして自動収集される。自動収集された該利用情報
は、企業・団体内の個別管理データベースシステム3に
連結されると共に、公衆回線を経由して第2のシステム
4に送信される。第2のシステム4は、受信した該利用
情報を蓄積し、集計処理を行い、月締めで企業・団体と
発行機関との間で精算/請求処理、更に発行機関と各交
通機関との間の精算処理が行われる。利用者が更に媒体
1を使用する場合は自身で第1のシステム2から媒体1
へ上限以内の利用可能金額を設定し、比較判定部(2
4)による暗証番号のチェックを経て発行金額の追加を
繰り返す。第2の発行方法で、第1のシステムに蓄積し
た前払い発行金額の残高よりも利用者による媒体への設
定金額の方が上回った場合は、過剰発行分を与信データ
として収集し、ポストペイまたはクレジット決済とする
処理を行う。
【0009】第1のシステム2から入力された発行金額
データ(以下発行データという。)と媒体1に記録され
た乗車金額データ(以下利用データという。)は、第1
のシステム2における発行操作時および利用データ収集
機能を持つ何れかの機器2bを経て自動収集される。利
用データは個別管理データベースシステム3に連結され
ると共に公衆回線を経由し第2のシステム4に自動送信
される。企業コード別に集計された発行金額は、利用残
の有無にかかわらず明細書と共に各企業に月締めで一括
請求される。企業は発行機関からの請求を受けて月次指
定日に振込支払いを行う。
【0010】利用データは収集から交通機関同士の相殺
金額の精算までを第2のシステムで一括処理する。発行
データ/利用データは、媒体1に各識別コードで記録さ
れ、第2のシステム内で区分されるので、媒体1には発
行機関毎に分けてメモリ領域を設ける必要がない。従っ
て同じ仕様の媒体1を複数の発行機関で利用できるもの
である。以下フローチャートおよび図面に沿ってより詳
細に本実施例を説明する。
【0011】1.データ記録媒体の発行 媒体1は、交通機関等の発行機関が与信する各企業/団
体(以下 与信企業という。)に発行され、与信企業の
責任をもって認可した利用者が携帯する。金額の決済方
法は、与信企業から前受けした金額相当の発行可能金額
データを、第2のシステムから企業内に設置した第1の
システムに送信して設定する方法と、初回導入月のみ発
行上限金額を設定済みの媒体を利用者数分だけ与信企業
に納入決済、以後は利用者が追加した発行金額を前受け
していく方法が選択できるようになっている。
【0012】第1のシステムは、上限金額を制御する発
行制御部(26)、キーボードからデータ入力するため
の入力設定部(28)、設定データを記憶し、媒体1に
記録する記憶部(32)と記録部(34)等により構成
され、媒体1は与信企業のオフィス内に設置された第1
のシステムの発行端末機2で利用者の手によって利用可
能金額が記録される。
【0013】媒体1を新規発行する場合、利用者は自身
で発行端末機2に媒体1を挿入し、所属コードと暗証番
号を設定し、初回のみ購入済みの定期券を挿入する。既
存の定期券からは氏名、定期券エリア、有効期限情報が
読み込まれ、そのまま媒体1に転記される。定期券を併
用しない時は、氏名を発行端末機2のキーボードから入
力する。定期券と併用の場合、既存の定期券は情報を読
み取られ媒体1に転記された後で発行端末機2内に吸収
される(ステップ203〜214)。
【0014】媒体1に登録する発行金額については与信
企業が予め定めた1個の媒体における発行限度内の金額
を設定することができ、かつ発行金額は同じ媒体に与信
限度内で繰返し追加することができる(ステップ219
〜225)。
【0015】媒体1を利用するうちに未利用残額が少な
くなり、発行金額を追加しようと第1のシステムの発行
端末機2に媒体1をセットした時に、利用済みデータの
自動収集が行われる。媒体1の収集済み利用データには
収集日付が記録される。併せて前日以前の収集日付のつ
いた利用データ、払い戻し処理の施された定期券情報、
収集する必要のない定期券利用データに対しては消し込
み処理が施される(ステップ201〜202)。
【0016】媒体情報に変更がある場合は、発行端末機
2に暗証番号を入力、金額発行動作が終了した後の画面
から変更項目を選定する。項目「1.定期券の継続」を選
択すると、発行端末機2のディスプレイに媒体に現在記
録されている定期券情報が表示される。利用者が継続す
る定期券エリアと継続期間(例:1/3/6カ月)を選
択入力することで、該当媒体の定期券有効期限がリライ
トされる(ステップ227〜231)。
【0017】人事異動などで利用者が所属を変る時は、
「2.所属コード変更」を選択し、新所属コードをキーボ
ードから入力する。退職等の理由で媒体の携帯権利がな
くなるときは、「3.発行金額取消し」を選択する。媒体
1の未利用残額が払い戻し金額として収集される。「4.
定期券払い戻し」を選択すると定期券の払い戻しを発行
端末機2から申請することができる。媒体1の変更フィ
ールドには定期券払い戻しを意味する“04”が記録され
る。媒体1だけの単独使用の場合は定期券情報を読取
り、払い戻しデータとして収集後、媒体1の定期券機能
を無効とする処理を施す。PET定期券と媒体1を別々
に所持する場合はPET定期券を発行端末機2に挿入、
媒体1側の同じ定期券情報を検索、払い戻しデータとし
て収集、無効とする処理を施した後でPET定期券を吸
収する。媒体1をなくしてしまい第三者に拾われる可能
性がある場合、「5.紛失届出情報」を選択、再発行媒体
に紛失したNoを記録させる(ステップ232〜23
9)。以後再発行媒体で改札を行うと、再発行媒体から
読取られた紛失Noが自動改札機5の記録部にNG情報
として転記され、以後何者かが紛失媒体1を使い改札を
通過しようとすると強制的に紛失媒体1の情報を破壊す
る(ステップ255〜257)。
【0018】第1のシステムの発行端末機2から入力さ
れた発行設定データは、発行処理部(29)からメモリ
領域(27)に蓄積し、送受信部(30)から公衆回線
を経由して定時に第2のシステムに送信し収集される。
また、メモリ(27)の利用データと共に、媒体の個別
情報(No、所属、氏名、定期券経路等)は、データベ
ースとして企業内のパソコンシステム内の個別情報部
(52)にも送信され、以後利用データが順次連結して
いく(ステップ246〜247)。
【0019】2.データ記録媒体の利用 各交通機関の自動改札機5に媒体1を読み込ませると、
受信部(122)と読み込み部(125)により媒体1
の未利用残額が表示部(124)に表示され、かつ紛失
届出情報フィールドの検索が行われる。紛失届出情報が
入力されている場合は自動改札機の記録部に紛失媒体N
oが転記される。読み込まれた設定データの内、媒体N
oが照合判定部(130)によりNGメモリ(126)
に格納された不当媒体Noと一致した場合、データ破壊
部(129)によって紛失媒体の磁気が消去される。不
当と判断されるとゲート開閉部(136)ならびにNG
ブザー(137)の閉鎖機能により改札を通過すること
はできない(ステップ254〜267)。
【0020】媒体1の記録エリアが自動改札機5の改札
情報(128)と比較され、入退場判定部(127)に
より正当媒体と判断されると、改札情報部(128)に
ある入場情報が日付時刻部(131)を伴った記憶部
(132)を経由して記録部(135)により媒体1に
記録される。
【0021】媒体1が定期券エリア内の使用か否かが媒
体1の定期券エリア情報と自動改札機5の改札情報(1
28)、比較部(133)により判定される。定期券エ
リア内での利用と判定後は、媒体1の入場定期券情報エ
リアにフラグ“01”を、基本乗車金額フィールドに無償
とする数値“0”を設定、入場改札情報として入場日
付、入場時間、入場改札コード、交通機関入場線名、入
場駅名が記録される(ステップ270)。
【0022】定期券エリア以外の利用と判定後、前利用
データの乗継ぎ識別フィールドに乗継ぎ途中の可能性が
あることを意味するフラグ“01”が設定されている場合
は、媒体1の未利用残額があるなしにかかわらず現利用
との間で乗継ぎ割引が適用されるか否かの照合が行われ
る(ステップ261〜262)。
【0023】乗継ぎか否かの判定は、前退場日付と改札
コード体系の駅名にあたる部分が現利用データと同一
で、改札コード体系の改札設置場所にあたる部分が乗継
ぎ適用グループ内の別の交通機関入場線であれば乗継ぎ
割引対象とし、乗継ぎ割引金額、乗継ぎ識別フィールド
(1)にフラグ“01”が記録される。この時、媒体1の
未利用残額が基本乗車金額未満でも乗継ぎ途中で片道利
用が終了していないとみなされ次の改札を入場すること
ができる。乗り継ぎ途中と判断され、割引が適用される
場合は、改札情報部(128)にある割引適用金額が演
算部(134)により基本乗車金額から減額され、減算
結果を媒体1に記録する。退場時は入場改札情報と退場
改札情報の改札コードから実乗車有料ポイントが抽出さ
れ、演算部(134)により追加乗車金額が算出され、
媒体1の未利用残額が更新される(ステップ267〜2
69)。
【0024】乗継ぎではないと判定されると、媒体1の
未利用残額(1)がこれから乗車する交通機関の基本乗車
金額以上か否かの照合が行われる。未満であると改札を
通過できない。未利用残額(1)が基本乗車金額以上であ
ると判定された媒体1の入場定期券情報エリアフィール
ドにはエリア外を示すフラグ“00”、入場日付、入場時
間、入場改札コード、交通機関入場線名、入場駅名がそ
れぞれのフィールドに記録される。更に基本乗車金額、
乗継ぎ割引金額フィールドに適用外の数値“0”が記録
され、未利用残額(1)数値から基本乗車金額数値を減
算、乗継ぎ割引金額を加えた数値が未利用残額(2)に記
録される(ステップ263〜266)。
【0025】媒体1の利用記録エリアが退場記録エリア
でないと、入場データ抜けとして改札を退場することが
できない。退場改札コードが媒体の定期券エリアコード
と合致しているかが自動改札機5の改札情報部(12
8)により照査され、有効定期券エリア内での利用と判
定されると媒体1の退場定期券情報エリアにフラグ“0
1”を、エリア外であればフラグ“00”を記録する。有
効定期券エリア外と判定され、降車駅構内に乗継ぎ路線
がある場合、媒体1の乗継ぎ識別フィールド(2)に乗
継ぎ途中の可能性があることを意味するフラグ“01”が
設定される。また印字制御情報フィールドには片道内の
乗継ぎ利用として区分出力するためのフラグ“01”が設
定される。媒体1の退場日付、退場時間、退場改札コー
ド、交通機関退場線名、退場駅名がそれぞれのフィール
ドに記録されると、入場と退場定期券エリアフラグの照
査が行われる。「“01”と“01”」即ち入退場とも定期
券を利用したと判定されると、与信企業内で交通費精算
報告の必要ないデータとして利用記録識別フィールドに
フラグ“00”が、実乗車金額フィールドに無償を示す数
値“0”が記録される。利用可能残額(1)はそのまま利
用可能残額(2)、更に次の入場記録エリアの利用可能残
額(1)に繰越し転記される。また、「“01”と“01”以
外」つまり入退場のどちらかまたは両方を定期券エリア
以外で利用し、片方のフラグに“01”が記録されている
と、与信企業内に交通費精算報告を必要とするデータと
して利用記録識別フィールドにフラグ“01”が設定され
る。更に入場改札コードと退場改札コード間から定期券
エリアを除外した有料区間ポイントに相応の実乗車金額
を算出、更に基本乗車金額フィールドの数値を減算した
結果を退場追加乗車金額とし各フィールドに記録する
(ステップ281〜299)。
【0026】媒体1の利用可能残額(2)からは追加乗車
金額が減算され、次の入場記録エリア内の利用可能残額
(1)に転記される(ステップ300)。入場改札コード
と退場改札コード間の1片道利用区間で、乗継ぎ適用グ
ループ外の異なる改札コード体系が存在している場合
は、有料区間ポイント数が算出できない為、不正当な利
用と判断、改札を通過することはできない(ステップ3
02〜303)。
【0027】媒体1の未利用残額(1)がマイナスとなっ
た場合、精算を次回の発行金額追加時まで繰り越す“与
信型マイナス精算繰越し機能”により改札口をそのまま
出ることができる。また片道の乗継ぎ途中と判断された
場合は、媒体1の未利用残額(1)がマイナスでもそのま
ま次の改札を入場することができる。ただし、次の改札
を乗継ぎ以外で通過する時、未利用残額(1)が最短区間
乗車金額に不足する場合は媒体1の与信発行金額を追加
するまで入場できない(ステップ301)。
【0028】3.利用データの収集 媒体1に記録された交通機関の利用データは、第1のシ
ステムにおける利用データ収集機能を持ついずれかの機
器に読み込ませる行為を行った時点で自動収集される。
媒体1に記録された利用データの内、利用記録識別フィ
ールドが“00”、つまり乗降車とも定期券保持エリアで
新たな乗車金額が発生しなかったデータは、利用データ
メモリファイルに収集後、一定期間を経て消込み処理が
施される。利用記録識別フィールドが“01”、つまり入
退場のどちらかまたは両方を定期券エリア外で利用し交
通費精算報告を必要とするデータは、発行端末機2の利
用データメモリファイルに収集され、第1のシステムに
付随する個別管理データベースシステム3と第2のシス
テムに転送される(ステップ311〜335)。
【0029】与信企業事務所内の個別管理データベース
システム3に転送された利用データは媒体No毎にまと
められ、媒体1の新規発行時に設定した利用者の氏名、
所属コードを蓄積したデータベースと結合され、一定期
間毎にプリンタから交通費利用報告書式3bになり出力
される。印字制御情報フィールドが“01”で、次の乗継
ぎ識別フィールド(1)がフラグ“01”であれば、同じ片
道内の利用と判断、同一行内に印字される。ただし、利
用記録識別フィールドが“00”となる入退場とも定期券
のみの利用データは出力しない(ステップ336〜34
2)。
【0030】利用者は一定期間毎にプリンタから出力さ
れた交通費利用報告書を与信企業に提出することで交通
費の精算依頼書作成から開放され、申請もれや誤申請、
自身の現金立替えをなくすことができる。登録企業にと
っても現金精算授受等の事務処理等が合理化される。
【0031】4.発行データの処理 第1のシステム2の設定データメモリ(27)に蓄積さ
れた発行データは、回線を経由して第2のシステム4に
自動送信される。送信収集された発行データは、第2の
システム内で各発行機関、与信企業、交通機関等のコー
ドにより演算処理がなされ、請求金額と払い戻し金額が
相殺され、3者間での交流精算を行い、決済帳票を出力
する(ステップ351〜370)。
【0032】5.利用データの処理 自動送信された利用データは、第2のシステム内で識別
コードにより振り分けられる。発行機関、交通機関別に
分類された利用データは与信企業コード別に演算処理
後、明細確認帳票として出力される(ステップ381〜
392)。
【0033】利用金額は、プリペイド発行金額を与信企
業から前受けしている発行機関から各交通機関へ支払わ
れることにより決済される。また、定期券の継続金額、
払い戻し金額については定期券を発行する交通機関対与
信企業間の決済となる。いずれも利用データの識別コー
ドをもとに第2のシステム内で演算処理後に明細確認帳
票を出力し各交通機関へキャッシュレスで決済が行われ
る(ステップ393〜394)。
【0034】
【発明の効果】本発明のシステムにより公用で外出する
ビジネスマンたちにとっては乗車時の利便性向上と共に
自身の交通費の立替え、精算業務が不要になり、申請洩
れもなくなる。また企業・団体にとっては交通費を全社
一括精算することで毎度の社員数分の精算処理が発生せ
ずキャッシュレス化が促進できる。発行機関にとっては
人的負担なく媒体発行金額を前受けでき、各交通機関の
不正乗車のチェック強化も可能となる。例えば定期券は
利用者が企業に申請した区間のまま継続処理となり現金
で個人に支払われることがなくなることでキセルを排除
する効果を伴う。端末発行機は与信型のため現金の投入
やつり銭等は一切不要となり乗車金額データも持たない
ので、現金管理や交通機関の乗車金額改定時のバージョ
ンアップも不要である。更に利用済情報を集計、精算す
る第2のシステムに適用条件を設定しビジネス回数券に
あるようなプレミアムを与信先に還元するなど様々な演
算処理にも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成例の概略ブロック図。
【図2】本発明に用いる媒体のデータフォーマット例を
示す図。
【図3】第1のシステムの発行端末機2の発行情報設定
処理動作を説明するためのフローチャート。
【図4】自動改札機5の入場処理動作を説明するための
フローチャート。
【図5】自動改札機5の退場処理動作を説明するための
フローチャート。
【図6】第1のシステムの利用データ収集機能を持つ機
器による利用データ収集処理を説明するためのフローチ
ャート。
【図7】第2のシステムによる発行データ処理を説明す
るためのフローチャート。
【図8】第2のシステムによる利用済データ処理を説明
するためのフローチャート。
【符号の説明】
1・・・媒体 2・・・第1のシステム 2b・・・符号2外のデータ収集機器 2c、3d、4b・・・回線機構 2d・・・データ集中収集装置 3・・・個別管理データベースシステム 3b・・・出力帳票 3c・・・PC 4・・・第2のシステム 5・・・自動改札機 20、55、82、121・・・制御部 21、124・・・表示部 22・・・データ収集部 23・・・データ処理部 24・・・比較判定部 25、125・・・読込み部 26・・・発行制御部 27・・・メモリ 28・・・入力設定部 29・・・発行処理部 30、81・・・送受信部 31、51、131・・・日付時刻部 32、53、85、132・・・記憶部 33、57、83、134・・・演算部 34、135・・・記録部 35、58、86、138・・・CPU 52・・・個別情報部 54、84・・・出力部 56・・・データ識別部 87、94・・・マスタファイル 88、89、95、96 ・・・明細ファイル 90、97・・・調整ファイル 91、92、98、99・・・記憶媒体 93・・・請求明細 100・・・支払明細 122・・・受信部 123・・・送信部 126・・・NGメモリ 127・・・入退場判定部 128・・・改札情報部 129・・・データ破壊部 130・・・照合判定部 133・・・比較部 136・・・ゲート開閉部 137・・・NGブザー

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動改札機において利用可能情報を読み出
    しかつ利用済情報を記録可能な媒体と、発行可能金額情
    報を蓄積し前記媒体に利用可能情報を記録しかつ利用済
    情報を読み出す第1のシステムと、第1のシステムに発
    行可能金額情報を送出しかつ第1のシステムから利用済
    情報を受信して発行機関別に集計する第2のシステムを
    有するキャッシュレス交通システム。
  2. 【請求項2】自動改札機において利用可能情報を読み出
    しかつ利用済情報を記録可能な媒体と、発行可能金額情
    報を蓄積し前記媒体に利用可能情報を記録しかつ利用済
    情報を読み出す第1のシステムによって、自動改札機に
    おいて利用可能な情報を媒体に記録し、かつ自動改札機
    によって該媒体に記録された利用済情報を読み出し、第
    2のシステムは、第1のシステムに発行可能金額情報を
    送出しかつ第1のシステムから利用済情報を受信して発
    行機関別に集計するキャッシュレス交通システムの利用
    料金集計方法。
  3. 【請求項3】媒体に定期券情報を記録してある請求項1
    項のキャッシュレス交通システム。
  4. 【請求項4】媒体に定期券情報を記録してある請求項2
    項のキャッシュレス交通システムの利用料金集計方法。
JP23739296A 1996-08-21 1996-08-21 キャッシュレス交通システムおよび該システムを用いた利用料金集計方法 Expired - Fee Related JP2854842B2 (ja)

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