JP2853510B2 - 画像ノイズ除去装置 - Google Patents

画像ノイズ除去装置

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JP2853510B2
JP2853510B2 JP5085954A JP8595493A JP2853510B2 JP 2853510 B2 JP2853510 B2 JP 2853510B2 JP 5085954 A JP5085954 A JP 5085954A JP 8595493 A JP8595493 A JP 8595493A JP 2853510 B2 JP2853510 B2 JP 2853510B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ等で用い
られる画像の平滑化処理技術に関し、特に2値画像にお
ける孤立した画素を除去するための画像ノイズ除去装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置等に用いられて
いる画像ノイズ除去装置おいては、原稿入力の際の原稿
の汚れ、傾き、歪み、2値化時の量子化誤差等によっ
て、図2のa点、b点に示すような不要な孤立した画素
が生じる。この孤立点は、画像を読みにくくする。
【0003】孤立点除去の技術には、原画像中のj×k
(j,kは正整数)のマスクで形成される局所領域中に
ある画素の多数決をとり、その中央画素を、多数決によ
り決められた画素値に変更することにより、孤立画素を
除去するようにしたものがある。例として、マスクが3
×3の場合に、マスク内の画素が、図3に示すパターン
の場合は、多数決により中央画素を白にする。以上の動
作をした後、図4に示すように、処理対象画素を次に移
し、以下同様の動作を全画素に対して実施する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような従来の画像ノイズ除去装置を用いて、図3
(b),(c),(d),(e),(f)の画像パター
ンを処理した場合は、処理対象画素が黒画素から白画素
に変化し、画像の変形をもたらす。この結果、図2の画
像を処理した場合には、図5の画像のようになる。右上
がりの斜線で示した画素が、除去された画素であり、図
2のa点、b点は除去されるが、領域cの如く水平方向
の線分の長さが6から4に変化したり、画像の角の部分
が消去されたり(d点)、本来の画像が変形する(e点
は除去され、f点は新たに黒画素となる)といった問題
点がある。局所領域を大きくすれば、より太い線までも
消去し、小さくすれば、画像の変形が大きくなるといっ
た課題があった。
【0005】本発明はかかる点に鑑み、孤立画素を、簡
易に除去する画像ノイズ除去装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、処理対象画素
を含む複数個の画素で構成される複数のウインドウを抽
出する複数の抽出手段と、抽出されたウインドウ毎に連
続する同一画素値の個数で定義される画素のランレング
スを計数し、前記計数値が前記抽出されたウインドウサ
イズの半分より大きい場合、前記同一画素値を制御値と
して出力するランレングス計数手段と、前記ランレング
ス計数手段から得られるウインドウ毎の制御値と、前記
処理対象画素の値とに基づいて多数決を取る多数決手段
を備え、前記多数決手段から得られる値をもって、前記
処理対象画素の出力値とする構成である。
【0007】
【作用】本発明は前記の構成により、処理対象画素を含
む複数のウインドウ領域に含まれる画素の各々のランレ
ングスをとり、その複数のランレングス計数手段から得
られるそれぞれの制御値と、処理対象画素とで多数決を
とることにより、処理対象画素の周囲の画像情報を、確
実に処理対象として取り入れることができるので、ウイ
ンドウ内の原画像を保持でき、孤立画素をひずみなく効
果的に除去できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照して詳細に説明する。図1は、本発明に係わる画像ノ
イズ除去装置の一実施例を説明するためのブロック構成
図である。
【0009】図1において、1は入力装置、2は画像メ
モリ、3はアドレス生成部、4、5はウインドウ抽出手
段としてのウインドウ抽出部、6,7はランレングス計
数手段としてのランレングス計数部、8は多数決算出
部、9は画像メモリ、10は出力装置である。
【0010】以上のように構成された本実施例の動作に
ついて説明すると、まず、画像メモリ2は、入力装置1
から読み込まれたデータを蓄えるものである。アドレス
生成部3は、ウインドウのアドレスを画像メモリ2に転
送し、処理対象画素のアドレスを画像メモリ9に転送す
る。ウインドウ抽出部4,5は、アドレス生成部3によ
って参照されたマスク位置よりウインドウを抽出する。
ランレングス計数部6,7は、ウインドウ抽出部4,5
で抽出された図7に示すウインドウA、ウインドウB内
の連続する黒画素の個数を調べ、その個数がウインドウ
サイズの半分より多い場合は黒画素、少ない場合は白画
素をそれぞれの制御値として算出し、出力する。多数決
算出部8は、ランレングス計数部6,7の制御値と処理
対象画素より多数決を算出する。画像メモリ9は、出力
画となるデータを蓄えて出力装置10に送り、出力装置
10でデータが出力される。
【0011】以下、画像メモリ2の内容の1部が、図6
に記された場合について説明する。本実施例では、ウイ
ンドウAの大きさが3×1、ウインドウBの大きさが1
×3として説明する。まず、アドレス生成部3は、図6
(a)に示す処理対象画素gを中心とした、大きさ3×
3のマスク内の画素のアドレスを生成し、それを画像メ
モリ2に転送する。画像メモリ2は、そのアドレスによ
って指し示されるデータを出力する。
【0012】ウインドウ抽出部4,5は、図7に示すよ
うな長方形でウインドウ領域を特定できるような、ある
方向に長い形状、すなわち方向性をもつ形状をもち、か
つ直交するウインドウA、ウインドウBに属する画素デ
ータを画像メモリ2より読みとり、ランレングス計数部
6,7に転送する。ランレングス計数部6,7は、ウイ
ンドウ抽出部4,5から渡されたウインドウA、ウイン
ドウB内の黒画素の連続する個数を調べる。ランレング
ス計数部6は、図6(b)に示される如く連続する黒画
素の個数1という結果より、制御値として白画素を、ラ
ンレングス計数部7は、図6(c)に示される如く連続
する黒画素の個数1という結果より、制御値として白画
素を算出し、その結果値を多数決算出部8に転送する。
【0013】アドレス生成部3は、画像メモリ9に処理
対象画素gのアドレスを転送しており、多数決算出部8
は、ウインドウAの算出した白画素、ウインドウBの算
出した白画素、処理対象画素gの黒画素という結果から
多数決をとり、白画素を処理対象画素gの出力として、
画像メモリ9に出力する。
【0014】以上の動作をした後、処理対象画素を次に
移し、以下同様の動作を全画素に対して実施する。図6
に示すデータを有する画像メモリ2に対して、本実施例
から得られる画像メモリ9のデータ内容は、図8に示す
ようになり、斜線で示す孤立点を、原画像を保持したま
ま除去している。また、図3(a)に示したマスク内の
画素パターン例は、孤立画素であるので除去されるべき
ものであるが、図3(b),(c),(d),(e),
(f)に示した画素パターン例は画像の一部と考えら
れ、本来変形してはならないものである。
【0015】前記従来例では、図3(b),(c)、
(d),(e)、(f)に示した画素パターン例の場合
でも、本来黒画素である処理対象画素を白画素として出
力したが、本実施例では黒画素を出力することができ
る。本実施例は、これらの画素パターンを正確に保持で
きるので、線分等の原画像を変形させず、孤立画素を除
去できる。
【0016】なお、本実施例において、マスクの大きさ
を3×3、ウインドウの大きさを各々3×1、1×3、
ウインドウの個数を2個としたが、他のマスクおよびウ
インドウの大きさ、ウインドウの個数を用いても良いこ
とは言うまでもない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
処理対象画素を中心とした、方向性を持つウインドウ領
域内に含まれる、画素のランレングス算出手段より得ら
れる制御値と、処理対象画素との多数決をとることで、
処理対象画素を決定するようにしたので、その結果、原
画像を正確に保持しつつ孤立画素を除去し、画質の向上
ができ、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像ノイズ除去装置一実施例を示すブ
ロック図
【図2】同実施例で使用した入力画像である画像メモリ
の内容を示すパターン図
【図3】従来の画像ノイズ除去装置で、処理対象画素を
白とする場合のマスク内の画素パターンの例を示すパタ
ーン図
【図4】マスクの移動例を示すパターン図
【図5】図2に対して従来用いられてきた画像ノイズ除
去装置の結果を示すパターン図
【図6】図6のうちの処理対象画素とウインドウA・B
の形を説明するパターン図
【図7】同実施例のウインドウA,ウインドウBの構成
を示すパターン図
【図8】図2に対して本発明を施した結果を示すパター
ン図
【符号の説明】
1 入力装置 2,9 画像メモリ 3 アドレス生成部 4,5 ウインドウ抽出部 6,7 ランレングス計数部 8 多数決算出部 10 出力装置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理対象画素を含む複数個の画素で構成
    される複数のウインドウを抽出する複数の抽出手段と、抽出されたウインドウ毎に、連続する同一画素値の個数
    で定義される 画素のランレングスを計数し、前記計数値
    が前記抽出されたウインドウサイズの半分より大きい場
    合、前記同一画素値を制御値として出力するランレング
    ス計数手段と、 前記ランレングス計数手段から得られるウインドウ毎
    制御値と、前記処理対象画素の値とに基づいて多数決を
    取る多数決手段を備え、 前記多数決手段から得られる値をもって、前記処理対象
    画素の出力データとすることを特徴とする画像ノイズ除
    去装置。
  2. 【請求項2】 処理対象画素を含むh×1の画素で構成
    される、第1のウインドウを抽出する第1の抽出手段
    と、 前記第1のウインドウ領域内において、連続する同一画
    素値の個数で定義される画素のランレングスを計数し、
    前記計数値が前記第1のウインドウサイズの半分より大
    きい場合、前記同一画素値を制御値として出力する第1
    のランレングス計数手段と、 前記処理対象画素を含む1×iの画素で構成される、第
    2のウインドウを抽出する第2の抽出手段と、 前記第2のウインドウ領域内において、連続する同一画
    素値の個数で定義される画素のランレングスを計数し、
    前記計数値が前記第2のウインドウサイズの半分より大
    きい場合、前記同一画素値を制御値として出力する第2
    のランレングス計数手段と、 前記第1のランレングス計数手段から得られる制御値
    と、前記第2のランレングス計数手段から得られる制御
    と、前記処理対象画素の値とに基づいて多数決を取る
    多数決手段を備え、 前記多数決手段から得られる値をもって、前記処理対象
    画素の出力データとすることを特徴とする画像ノイズ除
    去装置。
  3. 【請求項3】 第1および第2のウインドウ領域が、処
    理対象画素を中心とする2つの長方形で特定できるとと
    もに、前記第1のウインドウと第2のウインド が直交
    している請求項2記載の画像ノイズ除去装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005196398A (ja) * 2004-01-06 2005-07-21 Ohara Ika Sangyo Kk 小動物の行動解析装置、小動物の行動解析方法および行動診断方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005196398A (ja) * 2004-01-06 2005-07-21 Ohara Ika Sangyo Kk 小動物の行動解析装置、小動物の行動解析方法および行動診断方法
JP4598405B2 (ja) * 2004-01-06 2010-12-15 小原医科産業株式会社 小動物の行動診断方法

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